JPH10245154A - チョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置 - Google Patents

チョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置

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JPH10245154A
JPH10245154A JP5306397A JP5306397A JPH10245154A JP H10245154 A JPH10245154 A JP H10245154A JP 5306397 A JP5306397 A JP 5306397A JP 5306397 A JP5306397 A JP 5306397A JP H10245154 A JPH10245154 A JP H10245154A
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JP
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chopper
roller
roller member
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JP5306397A
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Tsunetoshi Tejima
恒利 手島
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョッパ装置に折丁を搬送する搬送ベルトの
蛇行を防止し、チョッパ折精度の向上を図れるようにな
るチョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置を提供す
る。 【解決手段】 折丁100を折丁搬送ベルト70でチョ
ッパ装置75に送出し、チョッパブレード78でチョッ
パ折りするチョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置
1とし、チョッパ装置75に、折丁ストッパ77とベル
ト部材の横方向への移動を規制するベルト規制手段を設
けた。従って、折丁ストッパの溝と、規制手段とにより
ベルト部材の横方向への移動を防止でき、折丁をチョッ
パブレードでチョッパ折りしても、折丁に連れてベルト
部材が内側にずれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折丁をチョッパ折
りするチョッパ装置に折丁を搬送する折丁搬送ベルトの
蛇行を防止するチョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止
装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、オフセット輪転印刷機やグラビ
ア輪転印刷機等の輪転印刷機に書籍、出版用等として備
え付けられる折機として、例えば、チョッパ折機が知ら
れており、このチョッパ折機で折られた折丁は、例えば
羽根車方式等の折丁排紙装置を介して排紙台に送出され
るようになっている。
【0003】図5に示すように、一般的なチョッパ折機
60は、折導入部に設けられたフォーマ61により、上
流の印刷装置(図略)から送られてくる絵柄印刷済みの
ウェブ(連続用紙)Wの縦折り(フォーマ折り)を行
い、この縦折りされたウェブWを上部のニッピングロー
ラ62、縦ミシン装置63、下部のニッピングローラ6
4に通した後、裁断胴65の刃で横方向(流れと直交す
る方向)に裁断し、この裁断した折丁100を突込み胴
66の針で保持しながら下流の咬え胴(くわえどう)6
7に送り込むようになっている。そして、突込み胴66
の突込みへら66Aと咬え胴67の咬え板67Aとが合
致した時点で、突込みへら66Aを突出させるとともに
咬え板67Aで折丁100の送り方向中央位置を咬える
ことにより折丁100の咬え折り(流れ方向と直交する
方向に折る横折り)を行い、さらに咬え折りされた折丁
100を搬送ベルト70によりチョッパ装置75に送っ
てチョッパ折り(縦折)を行う構成となっている。
【0004】搬送ベルト70は、図5〜7に示すよう
に、チョッパ折機を構成する各胴のうちチョッパ装置7
5の直前に配置された咬え胴67に巻かれ、かつ、プー
リローラ74を介して周回する複数本のベルト部材71
で構成された上側搬送ベルト72と、この上側搬送ベル
ト72の下側に設けられ複数本の上記ベルト部材71
(図6、7参照)で構成された下側搬送ベルト73とを
備えて構成されている。これらの下側搬送ベルト73お
よび上側搬送ベルト72は、互いの間に咬え胴67で横
折りされた各折丁100を挟み込みながら、各折丁10
0を咬え胴67からチョッパ装置75へ送る構成となっ
ている。また、咬え胴67の針のリリース(折丁保持解
除)は、各折丁100が完全に上下のベルト72、73
間に挟まれた状態で行われるようになっている。
【0005】チョッパ装置75は、図6、7に示すよう
に、折丁100の流れの上流側に流れと直交する方向に
フレーム68間に架け渡されて配置されたガイド部材7
6と、このガイド部材76と所定距離離れて流れの下流
側に流れと直交する方向に架け渡されて配置された折丁
ストッパ77と、両者76、77の間に長さ方向をベル
トの走行方向に沿わせて設けられるとともに、下方に下
ろされたとき折丁100の幅(流れに直交する方向)の
中央を流れに沿ってチョッパ折り(縦折)するチョッパ
ブレード78とを備えている。
【0006】ガイド部材76の下面には、図示しないが
折丁100がスムーズに流れるようにガイドプレート等
が取りつけられている。また、折丁ストッパ77は、横
架材79と、この横架材79にシリンダ80で昇降自在
に設けられたストッパ部材81とを備えており、ストッ
パ部材81はチョッパブレード78を挟んで左右対称位
置に2個設けられている。各ストッパ部材81は板状部
材で形成され、その下部には各ベルト部材71の幅寸法
よりやや広くなった溝81Aが形成されており、この溝
81Aにガイドされて各ベルト部材71が走行するよう
になっている。
【0007】そして、上下の搬送ベルト72、73間に
挟まれて送られてきた各折丁100は、折丁ストッパ7
7のストッパ部材81に突き当てられ位置決めされた後
チョッパブレード78によりチョッパ折りされ、このチ
ョッパ折りされた折丁100は、チョッパブレード78
の下方に配置されたチョッパローラ82により下方に引
きずり込まれ、さらに、チョッパ装置75の下方の図示
されない排紙台等に排出されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の折丁搬
送ベルト70では、送られてきた折丁100をチョッパ
ブレード78で縦折する際、各ベルト部材71は、折丁
100の流れの下流側では、折丁ストッパ77における
ストッパ部材81の溝81Aにガイドされていることか
ら蛇行が防止される。しかし、流れの上流側ではベルト
とプーリローラ74とが係合しているのみで押さえるも
のがなく、いわばフリーなため、チョッパ折りされる折
丁100に連れて内側に寄ってしまい、その結果、折丁
100の姿勢が不安定となり、チョッパ折り時に折丁1
00に曲がり等の問題が生じ、チョッパ折精度に悪影響
を与えるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、チョッパ装置に折丁を搬
送する搬送ベルトの蛇行を防止し、チョッパ折精度の向
上を図れるようになるチョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇
行防止装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明のチョ
ッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置は、フォーマ折
りされた連続用紙を裁断しかつ横折りして形成された折
丁を複数本のベルト部材を含んで形成された折丁搬送ベ
ルトでチョッパ折機のチョッパ装置に送出し、このチョ
ッパ装置の昇降自在なチョッパブレードを下方に移動さ
せて前記折丁をその流れ方向に沿ってチョッパ折りする
チョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置であって、
チョッパ装置は折丁の流れの下方側に折丁の流れを所定
位置で停止する折丁ストッパを有するとともに、この折
丁ストッパには搬送ベルトの幅寸法より広い幅寸法の溝
部が形成され、チョッパ装置の折丁の流れの上方側かつ
搬送ベルトの少なくともチョッパブレードを挟んだ2本
のベルト部材の上方に設けられ、これらのベルト部材の
当該ベルト部材の走行方向と直交する方向への移動を規
制してベルトのずれを防止するベルト規制手段を備えて
構成されていることを特徴とするものである。
【0011】以上において、折丁搬送ベルトは上下に対
向して走行し一方は上側に戻る上側搬送ベルトおよび他
方は下方に戻る下側搬送ベルトを含むものであり、折丁
は上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの上下に対向する
ベルト部材間に挟まれて搬送されるものである。そし
て、ベルト規制手段は上側搬送ベルトおよび下側搬送ベ
ルトと上下に対向するベルト部材の上方に設けられるこ
とが好ましいが、下側搬送ベルト側に設け、この搬送ベ
ルトのベルト部材を上側搬送ベルトのベルト部材側に押
圧するようにしてもよい。また、規制手段はチョッパブ
レードで折丁をチョッパ折りする際に最も影響を受ける
チョッパブレードを挟んだチョッパブレードの両側の2
本のベルト部材の上方に設けることが好ましいが、全部
のベルト部材に設けてもよい。また、規制手段は折丁搬
送ベルトのベルト部材の内側横方向への移動を防止でき
ればどのような構成のものでもよい。例えば、ベルト部
材の走行方向と同一方向に回転するローラ部材でベルト
部材を押しつけることによる摩擦力で折丁の横方向への
移動を防止することでもよく、折丁ストッパ部材と同様
に、ベルト部材を挿通させることができる溝を形成した
板状部材を折丁の搬送方向と直交させて設け、この溝で
折丁の横方向への移動を防止してもよい。
【0012】このような本発明では、少なくとも折丁搬
送ベルトのチョッパブレードを挟んだ2本のベルト部材
は、チョッパ装置における折丁の流れの下流側では折丁
ストッパの溝により、流れの上流側では規制手段により
ベルト部材の走行方向と直交する方向への移動を規制さ
れるので、送られてくる折丁をチョッパブレードでチョ
ッパ折りしても、折られた折丁に連れてベルト部材が内
側にずれることがない。従って、ベルト部材は蛇行せず
に走行し、これにより、折丁の姿勢は安定し、チョッパ
折り時に折丁に曲がり等が生ぜず、チョッパ折精度の向
上が図れるようになる。
【0013】本発明の第2発明のチョッパ折機の折丁搬
送ベルト蛇行防止装置は、第1発明におけるベルト規制
手段を、折丁搬送ベルトのベルト部材の走行方向に沿っ
た方向に回転させるとともに、ベルト部材を下方側に押
し付けるローラ部材を含んで構成し、このローラ部材は
ベアリングを内蔵していることを特徴とするものであ
る。以上において、ローラ部材の幅寸法とベルト部材の
幅寸法とは、ほぼ等しいことが好ましい。このような本
発明では、ローラ部材がベアリングを備えているので回
転がスムーズとなり、これにより、折丁搬送ベルトのベ
ルト部材の正常な走行状態を妨げることがない。
【0014】本発明の第3発明のチョッパ折機の折丁搬
送ベルト蛇行防止装置は、第2発明におけるローラ部材
の外周表面に当該ローラ部材の回転方向に沿った溝を形
成したことを特徴とするものである。以上において、溝
は凹状の形状で2、3条形成されていることが好まし
い。このような本発明では、ローラ部材の溝以外の複数
の表面がベルト部材と密着しているので、横方向に移動
しようとしてもそれぞれの密着部位の摩擦力で独立して
抵抗することになり、横方向へのずれを防止できる。
【0015】本発明の第4発明のチョッパ折機の折丁搬
送ベルト蛇行防止装置は、第2発明におけるローラ部材
のベルト部材に対する押圧力を、ローラ部材をベルト部
材側に押し付ける付勢部材により強弱の調整を可能とし
たことを特徴とするものである。
【0016】以上において、付勢部材としてはばねが好
ましいが、例えばゴム等の弾性部材を使用してもよい。
このような本発明では、規制手段のローラ部材を付勢部
材で押圧力の調整をできるので、折丁搬送ベルトの正常
な走行状態を維持しつつ、ベルト部材の内側へのずれを
防止できるとともに、チョッパ装置に送られてくる折丁
の紙質、紙厚等の関係で紙詰まりとなるような場合で
も、ローラ部材がばねの付勢力に抗して逃げるので、紙
詰まりを回避できる。
【0017】本発明の第5発明のチョッパ折機の折丁搬
送ベルト蛇行防止装置は、第2発明から第4発明におけ
るローラ部材を高さ調整手段によりベルト部材上面に対
して高さ調整可能としたことを特徴とするものである。
このような本発明では、高さ調整手段でローラ部材の高
さを調整できるので、最適の押圧状態を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。この実施形態において、前記従
来のチョッパ装置および折丁搬送ベルト等と同一構造あ
るいは同一部材のものには同一符号を付し、その説明は
省略または簡略化する。図1に示すように、本実施形態
のチョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置1(以
下、単に蛇行防止装置という)は、折丁ストッパ77
と、折丁搬送ベルト70の上側ベルト部材72の複数
(4本)のベルト部材71のうちの、チョッパブレード
78を挟んだ2本のベルト部材71A、71Bの上面を
下側ベルト73側に押圧する規制手段10とで構成され
ている。なお、ベルト部材71A、71Bはまったく同
じものであるが、後に詳細を述べるクランプ部材43の
取りつけ位置に応じて区別するだけである。従って、以
後の説明は、ベルト部材71Aで行うものとする。
【0019】すなわち、規制手段10は、図示しないフ
レームに水平軸11を介して取り付けられ、図1に示す
ように、前記チョッパ装置75のガイド部材76より折
丁100の流れの上流側に設けられている。このような
規制手段10は、上記軸11に取り付けられるブラケッ
ト12を備えており、このブラケット12は側面T字形
状に形成され、T字の両端はベルト部材71の走行方向
に沿って配置されるようになっている。このブラケット
12の下部は、図2、3に示すように、ベルト部材71
Aの走行方向に沿った板状の2枚の連結部材13で挟み
込まれ、かつ、ブッシュ14を介してボルト、ナット1
5で連結され相互に回動自在となっている。そして、2
枚の連結部材13間の内側の幅、つまりブラケット12
の幅寸法は、べルト部材71Aの幅寸法とほぼ等しい寸
法となっている。
【0020】ブラケット12の長さ方向かつ幅方向中心
には、上下方向にねじ孔12Aが切られ、このねじ孔1
2Aには、上部にハンドル16が取りつけられかつブラ
ケット12と水平軸11とを固定する固定用ねじ部材1
7が螺合されるようになっている。なお、水平軸11の
固定用ねじ部材17が当接する部位はその部分だけが例
えば平らに形成されている。そして、この固定用ねじ部
材17と上記ボルト、ナット15とは上下方向に同一線
上に位置している。
【0021】ブラケット12の長さ方向の固定用ねじ部
材17の両側には、チョッパ装置75のベルト部材71
A上面と接触するローラ部材20と、このローラ部材2
0のベルト部材71Aに対する高さを調整する高さ調整
手段40とが設けられている。
【0022】ローラ部材20は、図3に示すように、2
枚の連結部材13間に取付け軸21を介して取り付けら
れたベアリング22と、このベアリング22の外周に固
着された鉄またはプラスチック等製のリング部材23と
で形成され、ベアリング22はリテナー24によりベル
ト部材71Aの幅方向に対する位置決めがなされてい
る。リング部材23の表面には、所定幅および深さを有
する例えば3条の凹溝23Aが形成されている。そし
て、このようなリング部材23の幅寸法は、ベルト部材
71の幅寸法よりわずかに狭い寸法に形成されている。
【0023】このようなローラ部材20の上方には、図
4に示すように、断面コ字状となった架け渡し部材25
が2枚の連結部材13間にローラ部材20を跨いで架け
わたされている。そして、この架け渡し部材25の上面
かつ長さ及び幅の中心には上方に延びる上突出部材26
が形成されている。また、前記ブラケット12において
上突出部材26の延長上にはねじ孔12Bが切られ、こ
のねじ孔12Bには上部にハンドル27を取りつけたロ
ーラ用ねじ部材28が螺合されており、このねじ部材2
8の下端には下方に延びる下突出部28Aが形成されて
いる。そして、これらの上突出部材26、下突出部28
A間には付勢手段であるばね29が介装されている。従
って、ローラ部材20、架け渡し部材25等はこのばね
29により常時下方に、つまりベルト部材71A側に押
されていることになり、また、ローラ用ねじ部材28の
ねじ込み量により付勢力の調整ができるようになってい
る。なお、ローラ用ねじ部材28にはロックねじ30が
螺合されている。
【0024】ブラケット12の前記高さ調整手段40が
設けられる部位は、べルト部材71Aの走行方向に沿っ
た縦溝を有する2つ割部12Cとされ、この2つ割部1
2Cにねじ孔12Dが上下に明けられている。高さ調整
手段40は、ねじ孔12Dにねじ込まれる高さ調整用ね
じ部材41と、このねじ部材41の先端側の2枚の連結
部材13間にボルト44で挟み込まれた固定部材42と
を含んで形成され、ねじ部材41で固定部材42を押す
ことにより、前記ボルト、ナット15を支点として固定
部材42を揺動させることができるようになっており、
つまり、ローラ部材20の高さを調整できるようになっ
ている。
【0025】また、ねじ部材41の近傍には2つ割部1
2Cの一方に横方向の貫通孔12E、他方に貫通孔12
Eの延長上に切られたねじ孔12F(図2参照)が設け
られ、このねじ孔12Fには、図3に示すように、クラ
ンプ部材43のねじ部43Aがねじ込まれるようになっ
ている。このクランプ部材43は、孔12E、12Fの
方向に沿った軸44とこの軸44とほぼ直交するハンド
ル45を有しており、ハンドル45を回すことにより2
つ割部12Cを締め付け、これにより、高さ調整用ねじ
部材41を所定の位置に固定できるようになっている。
なお、クランプ部材43は図1におけるベルト部材71
A側に設けられ、想像線で示すクランプ部材43’はベ
ルト部材71B側に設けられている。
【0026】ここにおいて、前記ブラケット12、2枚
の連結部材13、ローラ部材20、固定用ねじ部材17
および高さ調整手段40を含み前記規制手段10が構成
され、このような規制手段10は、前述のように、ロー
ラ部材20が折丁100の流れの下流側、かつ、チョッ
パ装置75のガイド部材76に近い位置に配置されてい
る。
【0027】次に、本実施形態の作用を説明する。フォ
ーマ折りされた後、裁断されかつ横折りされた折丁10
0が、咬え胴67からプーリローラ74を介してチョッ
パ装置75側に向けて折丁搬送ベルト70の上下の搬送
ベルト72、73の間に挟まれて送出される。
【0028】折丁100はチョッパ装置75に到達する
と同時に折丁ストッパ77でそれ以上の移動をストップ
される。折丁100のストップと同時にチョッパブレー
ド78が作動して下方に下ろされ、折丁100をチョッ
パ折りする。このチョッパ折りされた折丁100は、チ
ョッパローラ82により下方に引き込まれるとともに、
そこから図示しない搬送台に送出される。以後、送られ
てくる折丁100は同様の手順によりチョッパ折りされ
る。
【0029】この際、規制手段10のローラ部材20
は、送られてくる折丁100の種類に対応した、つまり
折丁100の紙質、紙厚等に対応した付勢力を有するよ
うに、高さ調整手段40による高さの調整およびねじ部
材28によるばね力の調整がされており、かつ、その状
態での固定用ねじ部材17によるベルト部材71に対す
る幅方向の位置決めが行われている。
【0030】チョッパブレード78による折丁100の
チョッパ折り時、チョッパ装置75の上側搬送ベルト7
2のベルト部材71A、Bは、折丁100の流れの下流
側は折丁ストッパ77のストッパ部材81の溝81Aで
横方向へのずれが防止され、流れの上流側はローラ部材
20の凹溝20A以外の部位とベルト部材71との摩擦
により横方向へのずれが防止され、ベルト部材71は蛇
行せずに走行する。
【0031】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 折丁搬送ベルト70のチョッパブレード78を挟んだ
2本のベルト部材71A、Bは、チョッパ装置75にお
ける折丁100の流れの下流側ではストッパ部材81の
溝81Aで横方向への移動が規制され、流れの上流側で
は、規制手段10のローラ部材20がベルト部材71と
同一方向へ回転していることによるベルトとの摩擦によ
り横方向への移動が規制されているので、送られてくる
折丁100をチョッパブレード78でチョッパ折りして
も、折られた折丁100に連れてベルト部材71が内側
にずれることがなく、ベルトは蛇行せずに走行し、これ
により、折丁100の姿勢は安定し、チョッパ折り時に
折丁100に曲がり等は生ぜず、チョッパ折精度の向上
が図れる。
【0032】規制手段10のローラ部材20とローラ
用ねじ部材28との間にはばね29が介装されており、
ねじ部材28のねじ込み量でばね力を調整できるので、
ローラ部材20のベルト部材71への押圧力を調整でき
る。従って、折丁搬送ベルト70の正常な走行状態を維
持しつつ、ベルト部材71の内側へのずれを防止でき
る。 ローラ部材20とローラ用ねじ部材28との間にはば
ね29が介装されているので、チョッパ装置75に送ら
れてくる折丁100の紙質、紙厚等の関係で紙詰まりと
なるような場合でも、ローラ部材20がばね29の付勢
力に抗して逃げるので、紙詰まりを回避できる。
【0033】ローラ部材20はベアリング22を備え
ているので回転がスムーズとなり、これにより、折丁搬
送ベルト70の正常な走行状態を妨げることがない。 ブラケット12の固定用ねじ部材17を挟んでローラ
部材20の反対側には高さ調整手段40が設けられてお
り、この高さ調整手段40のねじ部材41で固定部材4
2を押すことにより、ボルト、ナット15を支点として
ローラ部材20を揺動させることができるのでローラ部
材20の高さを調整でき、最適の押圧状態を確保でき
る。
【0034】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態を含むものである。すなわち、
前記実施形態では、ローラ部材20は、ベアリング22
とリング部材23とを含んで形成されているが、これに
限らず、例えば2枚の連結部材にスリーブを埋め込み、
このスリーブに軸部材を回転自在に取り付け、軸部材に
円盤部材を取り付けてもよい。また、前記実施形態で
は、規制手段10は折丁ストッパ77を使用する際のみ
ならず、搬送ベルトで折丁ストッパ77を使用しない際
にもそのまま使用してもよいものである。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチョッ
パ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置によれば、少なく
とも折丁搬送ベルトのチョッパブレードを挟んだ2本の
ベルト部材は、チョッパ装置における折丁の流れの下流
側では折丁ストッパの溝により、流れの上流側では規制
手段によりベルト部材の走行方向と直交する方向への移
動を規制されるので、送られてくる折丁をチョッパブレ
ードでチョッパ折りしても、折られた折丁がチョッパロ
ーラ間に吸い込まれるに連れてベルト部材が内側にずれ
ることがない。従って、ベルト部材は蛇行せずに走行
し、これにより、折丁の姿勢は安定し、チョッパ折り時
に折丁に曲がり等は生ぜず、チョッパ折精度の向上が図
れるようになるという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るチョッパ折機の折丁
搬送ベルト蛇行防止装置を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の規制部材を示す縦断面図である。
【図3】本実施形態の規制部材を示す平断面図である。
【図4】本実施形態の規制部材をベルト部材の走行方向
と直交する方向から見た図である。
【図5】従来の一般的な印刷機のチョッパ折機を示す全
体図である。
【図6】従来の一般的なチョッパ装置と折丁搬送ベルト
を斜視図である。
【図7】従来の折丁ストッパと折丁との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 チョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置 10 規制手段 17 固定用ねじ部材 20 ローラ部材 22 ベアリング 29 付勢手段であるばね 40 高さ調整手段 70 折丁搬送ベルト 71 ベルト部材 72 上側搬送ベルト 73 下側搬送ベルト 75 チョッパ装置 77 折丁ストッパ 81 ストッパ部材 W ウェブ(連続用紙)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーマ折りされた連続用紙を裁断しか
    つ横折りして形成された折丁を複数本のベルト部材を含
    んで形成された折丁搬送ベルトでチョッパ折機のチョッ
    パ装置に送出し、このチョッパ装置の昇降自在なチョッ
    パブレードを下方に移動させて前記折丁をその流れ方向
    に沿ってチョッパ折りするチョッパ折機の折丁搬送ベル
    ト蛇行防止装置であって、 前記チョッパ装置は前記折丁の流れの下方側に前記折丁
    の流れを所定位置で停止する折丁ストッパを有するとと
    もに、この折丁ストッパには前記搬送ベルトの幅寸法よ
    り広い幅寸法の溝部が形成され、 前記チョッパ装置の前記折丁の流れの上方側かつ前記搬
    送ベルトの少なくとも前記チョッパブレードを挟んだ2
    本のベルト部材の上方に設けられ、これらのベルト部材
    の当該ベルト部材の走行方向と直交する方向への移動を
    規制してベルトのずれを防止するベルト規制手段を備え
    て構成されていることを特徴とするチョッパ折機の折丁
    搬送ベルト蛇行防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチョッパ折機の折丁搬
    送ベルト蛇行防止装置において、前記ベルト規制手段
    は、前記折丁搬送ベルト部材の走行方向に沿った方向に
    回転するとともに前記ベルト部材を下方側に押し付ける
    ローラ部材を含んで構成され、このローラ部材はベアリ
    ングを内蔵していることを特徴とするチョッパ折機の折
    丁搬送ベルト蛇行防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のチョッパ折機の折丁搬
    送ベルト蛇行防止装置において、前記ローラ部材の外周
    表面には当該ローラ部材の回転方向に沿った溝が形成さ
    れていることを特徴とするチョッパ折機の折丁搬送ベル
    ト蛇行防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のチョッパ折機
    の折丁搬送ベルト蛇行防止装置において、前記ローラ部
    材の前記ベルト部材に対する押圧力は、前記ローラ部材
    を前記ベルト部材側に押し付ける付勢部材により強弱の
    調整を可能とされていることを特徴とするチョッパ折機
    の折丁搬送ベルト蛇行防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のチョッ
    パ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置において、前記ロ
    ーラ部材は高さ調整手段により前記ベルト部材上面に対
    して高さ調整可能であることを特徴とするチョッパ折機
    の折丁搬送ベルト蛇行防止装置。
JP5306397A 1997-03-07 1997-03-07 チョッパ折機の折丁搬送ベルト蛇行防止装置 Withdrawn JPH10245154A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009020362A1 (de) * 2009-05-07 2010-11-11 Heidelberger Druckmaschinen Ag Vorrichtung zum Positionieren von Bogen in einer Falzmaschine

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