JPH10244867A - レッカー車における牽引装置 - Google Patents

レッカー車における牽引装置

Info

Publication number
JPH10244867A
JPH10244867A JP4909297A JP4909297A JPH10244867A JP H10244867 A JPH10244867 A JP H10244867A JP 4909297 A JP4909297 A JP 4909297A JP 4909297 A JP4909297 A JP 4909297A JP H10244867 A JPH10244867 A JP H10244867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
arm
locking member
extension arm
tilting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4909297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Nagashima
保 長嶋
Masahiko Takeuchi
正彦 竹内
Katsunobu Ikeda
克伸 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP4909297A priority Critical patent/JPH10244867A/ja
Publication of JPH10244867A publication Critical patent/JPH10244867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 牽引準備に要する時間を短縮することのでき
るレッカー車における牽引装置を提供する。 【解決手段】 レッカー車後部の延在アーム先端にはア
クスル14を連結するための連結機構58が設けられて
いる。この連結機構58は、固定係止部材60、可動係
止部材61及びロックピン70を有する。固定係止部材
60は、水平支承部62と起立係合部63とからなる。
可動係止部材61は、水平支承部62の先端に回動自在
に設けられ、連結時に、アクスル14の側面に係合して
傾倒しアクスル14の底面側を水平支承部62と協働し
て支持する傾倒部66と、前記傾倒に連動して起立しア
クスル14の側面を起立係合部63と協働して挟持する
起立係止部67とからなる。ロックピン70は、延在ア
ームの長手方向に移動自在で、傾倒部66が傾倒したと
きは一方向に移動して傾倒部66をロックすると共に、
被牽引車の前側から操作されて他方向に移動したときは
ロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被牽引車の前輪を
路面から浮かしてその被牽引車を牽引するレッカー車に
おける牽引装置に係り、特に、レッカー車後部に設けら
れた延在アームの先端を被牽引車のフロントアクスルに
連結するためのアクスル連結機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レッカー車には、車体1の後
部に図1に示す牽引装置2を備えたものが知られてい
る。その牽引装置2は外筒3と内筒4と延在アーム5と
を備えている。その外筒3は車体1の後部に固定され、
内筒4は外筒3に昇降動可能に設けられている。
【0003】延在アーム5はここでは三段式とされ、ア
ーム5a、アーム5b、アーム5cから構成されてい
る。アーム5aは内筒4の下端部4aにその基端部が支
軸6を支点にして回動可能に取り付けられている。アー
ム5bはアーム5aにスライド可能に保持され、アーム
5cはアーム5bにスライド可能に保持されている。ア
ーム5aには図示を略す駆動シリンダが設けられ、延在
アーム5はこの駆動シリンダを駆動することによりアー
ム5b,5cがスライドされて伸縮される。
【0004】アーム5cの先端には、連結部材7が設け
られている。この連結部材7はサポート部8と回動アー
ム部9と連結機構10とから概略構成される。アーム5
cの先端には回動軸11が設けられ、サポート部8は回
動軸11を介してアーム5cに連結され、この回動軸1
1を中心に水平方向に揺動可能とされている。サポート
部8には回動アーム部9の基部が支軸12を中心に回動
可能に取り付けられ、回動アーム部9はサポート部8に
設けられた駆動シリンダ(図示を略す)により回動され
る。回動アーム部9の先端には連結機構10が取り付け
られている。この連結機構10は被牽引車13のフロン
トアクスル14を連結するためのものである。
【0005】この従来のレッカー車における牽引装置
は、その延在アーム5の格納状態では、図2に示すよう
に、延在アーム5が短縮されて起立姿勢とされ、牽引作
業の際には、延在アーム5を矢印方向に倒してほぼ水平
状態にし、次に、内筒4を下降させて延在アーム5を伸
張させることにより被牽引車13の前部と路面15との
間に連結部材7を挿入する。
【0006】そして、内筒4を上昇させることにより延
在アーム14を平行に上昇させる。これにより、その連
結機構10をアクスル14の下方に位置させ、手作業に
より連結機構10をアクスル14に係合させる。次に、
サポート部8に設置の駆動シリンダ(図示を略す)を駆
動することにより、回動アーム部9が起仰されて、被牽
引車13の前部が持ち上げられ、図1に示すようにその
前輪16が路面15から浮き上がった牽引状態とされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、連結機構にはロックピンが設けられており、
このロックピンを挿入することによって、牽引時にアク
スルが連結機構から不用意に外れないよう構成されてい
る。
【0008】しかしながら、上記ロックピンは挿入方向
が被牽引車の車幅方向であるために、連結機構をロック
したりアンロックしたりするのに手間が掛かるという問
題がある。すなわち、ロックピンの挿入方向が車幅方向
であると、作業員は体全体が被牽引車の前部下側にもぐ
り込んだ姿勢でロックピンを操作しなければならず、そ
の上、頭等をぶつけないよう常に注意をしていなければ
ならないので、ロックしたりアンロックしたりするのに
非常に手間が掛かる。特に、ロックに手間が掛かると、
牽引作業が開始できるまでの牽引準備の時間が長くなっ
てしまう。高速道路等での事故処理においては、交通渋
滞や二次災害を回避するために、事故車を速やかに撤去
する必要があり、牽引準備に要する時間は短い方が望ま
しい。
【0009】本発明の目的は、牽引準備に要する時間を
短縮することのできるレッカー車における牽引装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レッカー車後部に設けられた延在アーム
の先端を被牽引車のフロントアクスルに連結し、前記延
在アーム先端を持ち上げることにより前記被牽引車の前
輪を路面から浮き上がらせて、当該被牽引車を牽引する
牽引装置であって、前記延在アーム先端には該延在アー
ム先端を前記フロントアクスルに連結するためのアクス
ル連結機構が設けられ、そのアクスル連結機構は、前記
延在アーム先端に取り付けられ、水平方向に配置された
水平支承部と該水平支承部に立設された起立係合部とか
らなる固定係止部材と、前記水平支承部の先端に設けら
れ前記延在アームの中心軸を含む垂直面内で回動自在で
あると共に、連結時に、前記フロントアクスルの側面に
係合して傾倒しフロントアクスルの底面側に位置する傾
倒部と、前記傾倒に連動して起立し前記フロントアクス
ルの側面を前記起立係合部と協働して挟持する起立係止
部とからなる可動係止部材と、前記固定係止部材に設け
られ前記延在アームの長手方向に移動自在にであると共
に、前記傾倒部が傾倒したときは一方向に移動して傾倒
部をロックする一方、前記被牽引車の前側から操作され
て他方向に移動したときは前記ロックを解除するロック
部材と、を備えていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、ロック部材は延在アームの
長手方向に移動自在であるから、アクスル連結機構をロ
ックしたりアンロックしたりする際に、作業員は被牽引
車の前部下側にわざわざもぐり込むことなく、被牽引車
の前側からロック部材を操作することができる。その結
果、牽引準備に要する時間を短縮することが可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図3は本発明に係るレッカー車にお
ける牽引装置の要部側面図を示し、この図において、2
0はレッカー車の車体後部を示している。その車体後部
20にはブラケット21が取り付けられている。このブ
ラケット21には駆動シリンダ22の一端部が支軸23
を支点に揺動可能に取り付けられている。その駆動シリ
ンダ22は外筒24を傾動駆動するのに用いられる。そ
の外筒24の上端と下端とにはそれぞれブラケット2
5,26が固定されている。そのブラケット25には支
軸27が固定され、この支軸27には駆動シリンダ22
のシリンダロッド22aが回動可能に連結されている。
【0013】車体後部20の下部にはブラケット28が
固定され、このブラケット28には支軸29が固定さ
れ、この支軸29にブラケット26が回動可能に連結さ
れている。外筒24には内筒30が昇降動可能に挿通さ
れている。その内筒30にはその下端部31に延在アー
ム32が設けられている。この延在アーム32はアーム
32a,32b,32cからなる三段式とされている。
【0014】内筒30には延在アーム32を起立傾倒さ
せるための駆動シリンダ33が図4に示すように設けら
れている。この駆動シリンダ33のシリンダチューブ3
3aの上端部はブラケット34を介して内筒30に固定
されている。アーム32aにはその基端部にブラケット
35が固定され、このブラケット35には駆動シリンダ
33のシリンダロッド36が支軸37を支点に回動可能
に連結されている。そのアーム32aにはブラケット3
5の取付箇所に隣接してブラケット38が設けられてい
る。内筒30の下端部31には支軸39が設けられ、ブ
ラケット38は支軸39に回動可能に挿通されている。
【0015】アーム32bはアーム32aにスライド可
能に保持され、アーム32cはアーム32bにスライド
可能に保持されている。アーム32aとアーム32bと
は駆動シリンダ40によって連結され、アーム32bと
アーム32cとは駆動シリンダ41によって連結され、
各駆動シリンダ40,41の各シリンダロッドを進出さ
せることにより、延在アーム32は車体後部20から被
牽引車13に向かって伸張される。
【0016】図4は延在アーム32を縮小させた状態が
示されており、この状態で駆動シリンダ33を駆動させ
て、シリンダロッド36を進出させると、延在アーム3
2が支軸39を中心に矢印方向に回動され、延在アーム
32が起立されて格納状態とされる。
【0017】その内筒30には、図5に示すように、駆
動シリンダ33と並列にこの内筒30を昇降駆動させる
ための駆動シリンダ42が設けられている。この駆動シ
リンダ42のシリンダチューブ42aは外筒24に支持
ロッド43を介して固定されている。内筒30にはこの
支持ロッド43が昇降の邪魔とならないように長孔44
が形成されている。駆動シリンダ42のシリンダロッド
45はその上端部46が内筒30の上端部に固定されて
いる。この駆動シリンダ42を駆動してシリンダロッド
45をシリンダチューブ42aから進出させると内筒3
0が上昇され、シリンダロッド45をシリンダチューブ
42aに侵入させると内筒30が下降される。
【0018】アーム32cの先端部には、図6(a)、
図6(b)に示すように、ボス47が取り付けられてい
る。このボス47には回動軸48が回動可能に挿通され
ている。このボス47はアーム32の延びる方向に対し
て垂直な直線G1に対してその中心軸線G2がθだけ傾
斜されている。従って、回動軸48はその軸線が直線G
1に対してθだけ傾けられている。
【0019】その回動軸48には例えば図7に示す形状
の連結部材49が取り付けられる。この連結部材49は
連結サポート部50を有する。連結サポート部50には
挿通孔51が形成され、この挿通孔51に回動軸48が
挿通され、連結サポート部50は回動軸48を中心に水
平方向に揺動可能とされている。連結サポート部50の
先端側には車幅方向に延びる支持フレーム52が固定さ
れている。
【0020】その支持フレーム52には一対の連係部材
53,53が設けられている。この連係部材53は取付
枠54を有する。この取付枠54は支持フレーム52に
挿通されて、その長手方向にスライド可能とされ、締結
部材55により適宜位置に固定される。
【0021】取付枠54には支持ブラケット56が固定
されている。この支持ブラケット56にはボス57が設
けられている。この支持ブラケット56には、アクスル
14を連結するためのアクスル連結機構58が断面L字
形のロックプレート58´により設けられる。このロッ
クプレート58´は後述する円盤状フランジを軽く挟持
する挟持部58´bを有し、アクスル連結機構58は挟
持部58´bが円盤状フランジを軽く挟持することによ
り支持ブラケット56の上端にセットされる。
【0022】このアクスル連結機構58は図9(a)、
図9(b)に示すように、支軸59と一対のL字形の固
定係止部材60とL字形の可動係止部材61とから大略
構成されている。その支軸59はボス57に嵌合され、
アクスル連結機構58は支持ブラケット56に対して若
干回動可能である。固定係止部材60は水平支承部62
と起立係合部63とを有する。支軸59の上端には円盤
状フランジ64が形成され、円盤状フランジ64には一
対の固定係止部材60が間隔を開けて溶接固定されてい
る。その一対の固定係止部材60には支軸65が掛け渡
されている。
【0023】可動係止部材61は、連結時にアクスル1
4に係合して傾倒し、アクスル14の底面側に位置する
傾倒部66と、傾倒部66の傾倒と同時に起立して、起
立係合部63と協働してアクスル14を挟持する起立係
止部67とからなっている。その可動係止部材61はそ
のL字形の屈曲部が支軸65に支持され、固定係止部材
60に対して回動可能とされている。
【0024】一対の固定係止部材60の起立係合部63
には、可動係止部材61の回動を阻止(ロック)する回
動阻止機構68が固定されている。この回動阻止機構6
8は、図10に示すように、固定筒69とロック部材と
してのロックピン70とから大略構成されている。ロッ
クピン70は固定筒69に摺動可能に挿通されている。
ロックピン70の摺動方向は、延在アーム32を伸長さ
せたときの、その長手方向と平行となっている。固定筒
69はその後端が斜めに切断され、ロックピン70の後
端部は固定筒69の後端から突出され、この後端部に操
作部71が固定されている。ロックピン70の先端には
可動係止部材61の傾倒部66の頂部73に係合する係
合頭部72が形成されている。その固定筒69にはロッ
クピン70の係合頭部72を突出させる方向に付勢する
スプリング73´が設けられている。
【0025】操作部71には操作棒74が取り付けら
れ、この操作棒74を掴んで矢印方向に180度回動さ
せると、係合頭部72が固定筒69内に引き込まれ、可
動係止部材61の傾倒部66の頂部73と係合頭部72
との係合が解除される。操作棒74は、被牽引車13の
前側から操作することができる。固定係止部材60には
ストッパー板75が一体に溶接され、このストッパー板
75は可動係止部材61の起立係止部67を倒して傾倒
部66を起立させた際に、その起立係止部67に係合す
ることにより傾倒部66を起立状態に維持する役割を有
する。
【0026】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。牽引装置が格納状態にあるとき、図11に示すよう
に外筒24、内筒30が路面15に対して鉛直状態に維
持され、かつ、内筒30は上昇位置にあって、しかも、
延在アーム32は縮小された状態で二点鎖線で示すよう
に起立姿勢に維持されている。牽引作業に入る際には、
延在アーム32が縮小状態のまま支軸39を支点に矢印
X1方向に回動されて水平姿勢とされる。
【0027】そして、駆動シリンダ22を駆動してシリ
ンダロッド22aを進出させる。すると、外筒24が支
軸29を支点にして矢印X2方向に回動されて、延在ア
ーム32はその先端側の路面15からの高さが基端側の
路面15からの高さよりも低い下方傾斜姿勢となる。必
要に応じて、内筒30を下降させ、延在アーム32をこ
の下方傾斜姿勢を維持させつつ被牽引車13に向かって
若干延長させ、図12に示すように、連結部材49の連
結用組立体60をバンパー13aの下方近傍に位置させ
る。
【0028】ここで、作業員が操作棒74を操作してロ
ックピン70を延在アーム32側に摺動させ、係合頭部
72を固定筒69内に引き込ませる。これにより可動係
止部材61に対するロックが解除されるので、作業員は
手で傾倒部66を起立させる。そして、操作棒74を逆
方向に回してロックピン70を可動係止部材61側に摺
動させ、係合頭部72を固定筒69から突出させる。
【0029】次に、アーム32b,32cを更に進出さ
せて、可動係止部材61がアクスル14の下方でかつそ
の前方に位置させ、アクスル14が図8に示すように傾
倒部66に当接可能の状態にする。この状態でアーム3
2cを更に進出させると、アクスル14が傾倒部66に
当接し、可動係止部材61が支軸65を支点に回動さ
れ、アクスル14が起立係合部63と起立係止部67と
の間に位置される。
【0030】その可動係止部材61の回動の際、傾倒部
66の湾曲部66aがロックピン70の係合頭部72に
当接し、係合頭部72が固定筒69内にスプリング73
´の付勢力に抗して退避される。そして、傾倒部66は
その起立係止部67が起立された状態で、その湾曲部6
6aと係合頭部72との当接状態が解除され、係合頭部
72がスプリング73´の付勢力によって固定筒69か
ら突出されて傾倒部66の頂部73に係合する。
【0031】次に、駆動シリンダ22を駆動してそのシ
リンダロッド22aをそのシリンダチューブ内に侵入す
る方向に駆動する。すると、外筒24が支軸29を支点
にして図3に示すように矢印X3方向に回動される。こ
れにより、延在アーム32はその先端側の路面15から
の高さが基端側の路面15からの高さよりも高い上方傾
斜姿勢とされる。そして、この上方傾斜姿勢に維持した
状態で、レッカー車は被牽引車13を牽引する。なお、
図には示してないが、アクスル14にはチェーンが巻き
付けられ、これによりアクスル14はアクスル連結機構
58に固定される。
【0032】目的地に達し、被牽引車13と牽引装置と
の連係を解除するには、延材アーム32の先端を下方に
下げて被牽引車13の前輪16を路面15に接地させ、
その後、被牽引車13の前部下部に作業員がもぐり、操
作部材74を操作してロックピン70と傾倒部66の頂
部73との係合を解除し、延在アーム32を縮小させる
と、アクスル14が起立係止部67に当接することによ
り、可動係止部材61が支軸65を中心に回動し、アク
スル連結機構58によるアクスル14の係止が解除され
る。
【0033】以上、牽引作業について説明したが、本実
施の形態で説明した牽引作業の手順は一例を示すもので
あって、これに限られるものではない。
【0034】なお、本実施の形態では、可動係止部材6
1の傾倒部66を作業員が手で起立させるようにした
が、傾倒部66を常に起立させる方向に付勢する弾性体
(例えばスプリング)をアクスル連結機構58に設けて
おけば、作業員が操作棒74を操作してロックピン70
を摺動させ、係合頭部72を固定筒69内に引き込ませ
たときに、傾倒部66は自動的に起立するようになり操
作が簡略化される。
【0035】また、本実施の形態では、被牽引車13の
アクスル14と連結部材49とを連結するものとして説
明したが、これに限るものではなく、例えば被牽引車1
3のシャーシを連結部材49と連結するように連結部材
49を構成しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクスル連結機構をロックしたりアンロックしたりする
際に、作業員が被牽引車の前部下側にもぐり込まなくて
も、被牽引車の前側からロック部材を操作することが可
能となる。その結果、牽引準備に要する時間が短縮さ
れ、高速道路等での事故処理において、事故車を速やか
に撤去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレッカー車の牽引走行状態を示す説明図
である。
【図2】従来のレッカー車における牽引装置の格納状態
を示す説明図である。
【図3】本発明に係るレッカー車の牽引走行状態を示す
説明図である。
【図4】図3に示す外筒と内筒と延在アームとの内部構
造を示す概略断面図である。
【図5】図3に示す内筒を外筒に対して昇降動させる駆
動シリンダの配設状態を示す概略断面図である。
【図6】図3に示す延在アームの先端側のアームを示し
(a)はその側面図、(b)はそのアームの先端部分を
示す部分平面図である。
【図7】延在アームの先端部に取り付けられる連結部材
の平面図である。
【図8】図7に示す連結部材の要部を側面から目視した
図である。
【図9】図7に示すアクスル連結機構を示し、(a)は
その平面図、(b)はその側面図である。
【図10】図9に示す回動阻止機構の断面図である。
【図11】本発明に係るレッカー車における牽引装置の
作業手順を説明するための説明図であって、延在アーム
を縮小状態のまま起立位置から水平位置に倒したを状態
を示している。
【図12】本発明に係るレッカー車における牽引装置で
の牽引準備のある状態を示す説明図である。
【符号の説明】
13…被牽引車 14…フロントアクスル 20…車体後部 32…延在アーム 58…アクスル連結機構 60…固定係止部材 61…可動係止部材 62…水平支承部 63…起立係合部 66…傾倒部 67…起立係止部 70…ロックピン(ロック部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】目的地に達し、被牽引車13と牽引装置と
の連係を解除するには、延在アーム32の先端を下方に
下げて被牽引車13の前輪16を路面15に接地させ、
その後、作業員が操作棒74を操作してロックピン70
と傾倒部66の頂部73との係合を解除する。この場
合、操作棒74がアクスル連結機構58の延在アーム3
2側に設けられているために、作業員は被牽引車13の
前部下側にもぐり込まなくても、被牽引車13の前側か
ら操作棒74を操作することができる。そして次に、
在アーム32を縮小させると、アクスル14が起立係止
部67に当接することにより、可動係止部材61が支軸
65を中心に回動し、アクスル連結機構58によるアク
スル14の係止が解除される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レッカー車後部に設けられた延在アーム
    の先端を被牽引車のフロントアクスルに連結し、前記延
    在アーム先端を持ち上げることにより前記被牽引車の前
    輪を路面から浮き上がらせて、当該被牽引車を牽引する
    牽引装置であって、 前記延在アーム先端には該延在アーム先端を前記フロン
    トアクスルに連結するためのアクスル連結機構が設けら
    れ、そのアクスル連結機構は、 前記延在アーム先端に取り付けられ、水平方向に配置さ
    れた水平支承部と該水平支承部に立設された起立係合部
    とからなる固定係止部材と、 前記水平支承部の先端に設けられ前記延在アームの中心
    軸を含む垂直面内で回動自在であると共に、連結時に、
    前記フロントアクスルの側面に係合して傾倒しフロント
    アクスルの底面側に位置する傾倒部と、前記傾倒に連動
    して起立し前記フロントアクスルの側面を前記起立係合
    部と協働して挟持する起立係止部とからなる可動係止部
    材と、 前記固定係止部材に設けられ前記延在アームの長手方向
    に移動自在にであると共に、前記傾倒部が傾倒したとき
    は一方向に移動して傾倒部をロックする一方、前記被牽
    引車の前側から操作されて他方向に移動したときは前記
    ロックを解除するロック部材と、を備えていることを特
    徴とするレッカー車における牽引装置。
JP4909297A 1997-03-04 1997-03-04 レッカー車における牽引装置 Pending JPH10244867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4909297A JPH10244867A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 レッカー車における牽引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4909297A JPH10244867A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 レッカー車における牽引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10244867A true JPH10244867A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12821466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4909297A Pending JPH10244867A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 レッカー車における牽引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10244867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391210B1 (ko) * 2000-11-16 2003-07-12 기아자동차주식회사 토우윙 디바이스 어댐터 연결구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391210B1 (ko) * 2000-11-16 2003-07-12 기아자동차주식회사 토우윙 디바이스 어댐터 연결구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2306121C (en) Improvements to a carriage for a construction panel
US4793763A (en) Towing apparatus with front stop
US4632629A (en) Wheel lift apparatus for towing vehicles
US4218094A (en) Safety brace
JPH10166873A (ja) フォークリフトトラックの燃料タンク取付装置
JP2008120300A (ja) 昇降装置
JPH10244867A (ja) レッカー車における牽引装置
JP4047233B2 (ja) タイヤ着脱作業台車
JPH10236219A (ja) レッカー車の牽引装置
JPH11198601A (ja) ホイールドーリ
JP4221325B2 (ja) 車輌積付け方法およびその装置
US4264260A (en) Spare wheel carrier for pickup trucks
JP2696349B2 (ja) レツカー車
JP2019073235A (ja) コンテナ荷役車両用のアダプタ
JPH04995Y2 (ja)
JP3271035B2 (ja) クレーン車の釣合錘着脱装置
JPS63141846A (ja) 車両用レツキング装置
JPH08337159A (ja) 車輌移動装置
JP3775821B2 (ja) 積卸車に於けるビームの出張り防止装置
JP4129851B2 (ja) 車両運搬具
JPH045419Y2 (ja)
JPH045420Y2 (ja)
JPH072134U (ja) 貨物自動車等のテ−ルゲ−トリフタ−のゲ−ト板の構造
JPH081273Y2 (ja) オートリフト
JP2570858Y2 (ja) 貨物車等における長尺物荷役装置