JPH10244429A - スプライン検査装置 - Google Patents

スプライン検査装置

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JPH10244429A
JPH10244429A JP4746297A JP4746297A JPH10244429A JP H10244429 A JPH10244429 A JP H10244429A JP 4746297 A JP4746297 A JP 4746297A JP 4746297 A JP4746297 A JP 4746297A JP H10244429 A JPH10244429 A JP H10244429A
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inspection jig
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Tokuji Iritani
徳治 入谷
Takuo Misawa
卓夫 三澤
Shoji Kono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプライン検査装置において、スプライン検
査作業を自動化すると共に、検査の効率化と作業性の向
上を図る。 【解決手段】 モータ19によって4つの切欠部23
a,23b,23c,23dを有するガイドプレート2
3を割出回転可能とし、「ワーク検査位置B」にワーク
Wの芯出しを行うワーク芯出ピン59を設けると共に、
エアシリンダ40によって検査治具44を昇降すること
でワークWのスプライン軸Sに嵌脱可能とし、且つ、エ
アシリンダ50によって検査レバー45を介して検査治
具44を往復回動することでスプライン孔44aとスプ
ライン軸Sとの位相合せを可能とし、また、エアシリン
ダ50と検査レバー45との連結部にフローティング手
段46を介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ドライブ
シャフトに装着される等速ジョイントのスプライン軸を
検査するためのスプライン検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に車両のフロントアクスルを表す一
部切欠概略、図8に従来のスプライン検査方法を表す概
略を示す。
【0003】図7に示すように、ドライブシャフト10
1はホイール側の各端部にそれぞれ等速ジョイント10
2,103が装着され、各等速ジョイント102,10
3にはそれぞれ防塵用ブーツ104,105が取付けら
れており、更に、ドライブシャフト101の中間部には
ダイナミックダンパ106が取付けられている。このド
ライブシャフト101の一端の等速ジョイント102の
ジョイントケース107にはスプライン軸108が一体
に形成され、このスプライン軸108にハブ109がス
プライン結合されている。そして、このハブ109は軸
受110を介してナックル111に回転自在に支持され
ている。なお、このハブ109に図示しないホイールが
取付けられる。
【0004】このように構成されたフロントアクスルに
おいて、等速ジョイント102のジョイントケース10
7にはスプライン軸108が一体に形成されており、製
造後、このスプライン軸108の加工精度、即ち、嵌め
合いを検査する必要があった。従来、このスプラインの
検査方法は、図8に示すように、検査治具201を用い
て人手により行っていた。この検査治具201はフラン
ジ部202の内周面にスプライン軸108に係合可能な
スプライン孔203が形成された嵌合部204が一体に
形成されて構成されている。従って、製造されたジョイ
ントケース107のスプライン軸108に対して、スプ
ラインの加工良否を確認するため、作業者が手作業にて
検査治具201のスプライン孔203をスプライン軸1
08に係合し、軸方向に相対移動させて検査を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のスプラインの検査方法にあっては、全てのスプライ
ン軸108に対して作業者が1個ずつ検査治具201を
用いて手作業にて検査を行うため、作業性が良くなく、
検査作業に長時間を要していた。また、製造されたジョ
イントケース107のスプライン軸108には加工時の
切粉などが付着していることもあり、これが原因でスプ
ライン軸108に検査治具201のスプライン孔203
を嵌合するときに嵌めにくく大きな力を必要とする場合
があり、作業者にかかる負担が大きいという問題があっ
た。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、スプライン検査作業を自動化することで検査の
効率化を図ったスプライン検査装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のスプライン検査装置は、スプラインを有す
るワークを位置決めし、該スプラインに検査治具を嵌合
して検査を行うスプライン検査装置において、所定の位
置で前記ワークを保持するワーク保持手段と、該ワーク
保持手段によって保持されたワークの芯出しを行うワー
ク芯出し手段と、前記検査治具を周方向に回動自在に支
持すると共に、前記ワークのスプラインとほぼ同心上を
軸方向に移動することで該検査治具を該スプラインに嵌
脱させる検査治具移動手段と、前記検査治具に連結され
て外方に延設された検査レバーと、該検査レバーを介し
て前記検査治具を回動させる検査治具回動手段と、該検
査治具回動手段と前記検査レバーとの連結部に介装され
たフローティング手段とを具えたことを特徴とするもの
である。
【0008】従って、ワーク保持手段がワークを所定の
位置でその外周部を保持することで位置保持すると共
に、所定の検査位置でワーク芯出し手段がこのワークの
芯出しを行い、この状態で、検査治具移動手段は検査治
具をワークのスプラインとほぼ同心上を軸方向に移動し
てこの検査治具をスプラインに嵌合しようとするが、こ
のとき、スプラインと検査治具の位相が合っていない場
合には嵌合しないので、次に、検査治具回動手段により
検査レバーを往復動して検査治具を回動させると、両者
の位相が合ったときにフローティング手段が作用して両
者は嵌合し、検査治具は検査治具移動手段によってスプ
ラインの根元まで嵌合して検査が完了し、良品として処
理される。一方、両者の位相が合っても嵌合しないとき
は、ワークが不良品として処理される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1に本発明の一実施形態に係るスプライ
ン検査装置の平面視、図2に本実施形態のスプライン検
査装置の正面視、図3にスプライン検査装置部材の側面
視、図4に図2のIV−IV断面、図5に検査レバーのフロ
ーティング機構を表す平面視、図6に検査レバーのフロ
ーティング機構を表す正面視を示す。
【0011】本実施形態では、等速ジョイントを構成す
るジョイントケースのスプライン軸をワークとして、こ
のスプライン検査を行うものである。
【0012】図1乃至図4に示すように、フレーム11
に沿って水平方向にスプライン軸Sを有するワークWを
随時搬送する搬送コンベヤ12が配設されており、この
搬送コンベヤ12の中途部にスプライン検査装置13が
配設されている。即ち、フレーム11の両側にはスプラ
イン検査装置13を取付ける取付ブラケット14,15
が固定されており、一方の取付ブラケット15上には支
持テーブル16が固定されている。また、支持テーブル
16の上方に対向して支持ブラケット17が取付軸18
によって取付けられている。この支持ブラケット17に
は割出回転可能なモータ19が固定されており、その出
力軸20が下方に延出され、この出力軸20の先端外周
部にキー21によって連結筒22が一体回転可能に固結
され、この連結筒22にワークWを保持して回転させる
ためのガイドプレート23が固定されている。
【0013】このガイドプレート23の外周部にはワー
クWが入り込む切欠部23a,23b,23c,23d
が等間隔、つまり、90度ごとに形成されており、この
各切欠部23a,23b,23c,23dにはワークW
の下部を支持するガイド片24が固定されている。従っ
て、ガイドプレート23の各切欠部23a,23b,2
3c,23dにワークWを保持した状態で、モータ19
によってガイドプレート23を90度づつ割出回転する
ことで、このワークWは「ワーク受取位置A」と「ワー
ク検査位置B」と「良品ワーク排出位置C」と「不良品
ワーク排出位置D」との位置に移動することができる。
また、支持テーブル16にはワークWの下部を支持する
ガイドブラケット25が固定されている。更に、取付ブ
ラケット14,15にはワークWのスプライン軸Sを回
転中心内方から支持するガイド円盤26が固定される一
方、ガイドブラケット25には「ワーク検査位置B」に
てワークWのスプライン軸Sを外方から支持するガイド
板27が固定されている。
【0014】なお、ガイドプレート23には4本の位置
決めピン28が固定される一方、支持テーブル16には
エアシリンダ29によって駆動する先端が二又形状をな
す係止部材30が設けられており、各割出位置で係止部
材30が位置決めピン28のいずれかに係止すること
で、ガイドプレート23を位置保持することができる。
また、支持ブラケット17には「ワーク受取位置A」近
傍に位置して、前後一対のストッパピン31,32がエ
アシリンダ33,34によって昇降自在に取付けられて
おり、このストッパピン31,32によって搬送コンベ
ヤ12上を連続して搬送されるワークWを1つずつガイ
ドプレート23の各切欠部23a,23b,23c,2
3dに送給することができる。
【0015】取付ブラケット14には「ワーク検査位置
B」に対応してブラケット35が立設され、このブラケ
ット35には上下方向にガイドレール36が固定される
と共に、上部に取付板37が固定されている。そして、
このガイドレール36にはガイド部材38によって昇降
体39が移動自在に支持され、この昇降体39は取付板
37に装着されたエアシリンダ40によって昇降できる
ようになっている。この昇降体39の支持筒41には上
下方向を軸中心として軸受42によって回転筒43が回
転自在に支持され、この回転筒43の下部にスプライン
軸Sに嵌合するスプライン孔44aを有する検査治具4
4が固定されている。なお、回転筒43は軸受42によ
って支持筒41に対して軸方向及び径方向若干遊動でき
るようになっている。そして、この回転筒43の下部に
は検査レバー45が一体に設けられており、この検査レ
バー45の端部はフローティング機構46に支持されて
いる。
【0016】このフローティング機構46において、図
5及び図6に詳細に示すように、昇降体39の側部には
水平なレール47が形成され、このレール47にはガイ
ド片48によって移動体49が移動自在に支持され、エ
アシリンダ50によって水平移動できるようになってい
る。この移動体49には下部に一対の取付部51,52
が一体に形成され、各取付部51,52にそれぞれ位置
保持ピン53,54が軸方向移動自在に貫通し、一端に
頭部53a,54aが形成される一方、他端にナット5
5,56が螺合している。この位置保持ピン53,54
には取付部51,52と頭部53a,54aとの間に位
置して圧縮ばね57,58が装着され、各位置保持ピン
53,54は頭部53a,54aが接近当接する方向に
付勢支持されている。そして、この頭部53aと54a
との間に検査レバー45の端部が挿入されている。
【0017】従って、検査治具44は回転筒43及びこ
の検査レバー45を介してフローティング機構46によ
って位置保持されており、エアシリンダ50を作動する
ことで、検査レバー45を水平方向に往復動し、フロー
ティング機構46を介して回転筒43と検査治具44と
検査レバー45とが一体となって回動することができ
る。そして、検査レバー45がフローティング機構46
における圧縮ばね57,58に付勢された各位置保持ピ
ン53,54の頭部53a,54aによって位置保持さ
れているため、検査レバー45はこの圧縮ばね57,5
8の付勢力に抗して単独で移動することで、検査治具4
4はエアシリンダ50の作動に拘らず、微小角度だけ回
動できるようになっている。
【0018】また、取付ブラケット15には「ワーク検
査位置B」に対応して芯出しピン59が支持筒60内を
上下移動自在に支持されており、芯出しピン59は支持
筒60の下部に装着されたエアシリンダ61によって昇
降できるようになっている。この芯出しピン59はワー
クWの中心部に係合して芯出しすることができる。
【0019】ここで、上述した本実施形態のスプライン
検査装置13によるワークW(ジョイントケース)のス
プライン軸Sの検査作業について説明する。
【0020】図1及び図2に示すように、ワークWは搬
送コンベヤ12によって連続して搬送されるようになっ
ており、下降したストッパピン31、及びストッパピン
32によってスプライン検査装置13の手前で停止され
ている。この状態から、例えば、ガイドプレート23の
切欠部23aを「ワーク受取位置A」に位置して、エア
シリンダ34によってストッパピン32を上昇させる
と、ワークWは搬送コンベヤ12によって移動し、ガイ
ドプレート23の切欠部23aに入る。図示しない検出
センサはワークWがガイドプレート23の切欠部23a
に入ったことを検知し、モータ19を駆動してガイドプ
レート23を図1にて時計回り方向に回動する。一方、
ガイドプレート23の切欠部23aにワークWが入る
と、エアシリンダ34によってストッパピン32を下降
すると共に、エアシリンダ33によってストッパピン3
1を上昇させ、ワークWを搬送コンベヤ12上を連続し
て搬送してストッパピン32に当接して位置保持させ、
再び、エアシリンダ33によってストッパピン31を下
降する。
【0021】ガイドプレート23の切欠部23aにワー
クWが入った状態で、このガイドプレート23は所定角
度、つまり、90度割出回転し、ワークWを「ワーク検
査位置B」に移動する。このとき、ワークWは外周部が
ガイド片24及びガイドブラケット25の端面によって
ガイドされながら移動することとなり、円滑な搬送が可
能となる。そして、ガイドプレート23が90度回転し
てワークWを「ワーク検査位置B」に移動すると、ここ
で、ワークWはスプライン軸Sがガイド円盤26及びガ
イド板27の端面によってガイドされ、所定位置に停止
すると、次に、エアシリンダ29によって係止部材30
を移動してガイドプレート23の位置決めピン28に係
止することで、このガイドプレート23によりワークW
を位置決めする。一方、ガイドプレート23が90度回
転してワークWを保持した切欠部23aが「ワーク検査
位置B」に移動すると、切欠部23dは「ワーク受取位
置A」に移動し、前述と同様な動作によって切欠部23
dにワークWが入る。
【0022】この「ワーク検査位置B」において、ま
ず、エアシリンダ61によって芯出しピン59を上昇
し、先端をワークWの中心部に当接することで芯出しす
る。次に、ワークWのスプライン軸Sに向かってエアシ
リンダ40によって昇降体39を下降し、この昇降体3
9に支持筒41及び回転筒43を介して支持された検査
治具44を下降することで、ワークWのスプライン軸S
に検査治具44のスプライン孔44aを嵌合させる。こ
のとき、ワークWが良品であって、スプライン軸Sと検
査治具44のスプライン孔44aとの位相が合っていれ
ば、検査治具44はスプライン軸Sの下端まで下降し、
嵌合する。従って、このスプライン検査装置13によっ
てワークWの良品が確認され、エアシリンダ40によっ
て昇降体39を介して検査治具44を上昇することで、
スプライン軸Sから検査治具44を抜き取ると共に、エ
アシリンダ61によって芯出しピン59を下降する。そ
の後、エアシリンダ29によって係止部材30による位
置決めピン28の係止を解除し、モータ19を駆動して
ガイドプレート23を図1にて時計回り方向に回動す
る。
【0023】そして、ガイドプレート23の切欠部23
aに良品のワークWが入った状態で、このガイドプレー
ト23は所定角度、つまり、90度割出回転し、ワーク
Wを「良品ワーク排出位置C」に移動する。ここで、ワ
ークWはガイドプレート23の切欠部23aから搬送コ
ンベヤ12に排出され、所定位置に搬送される。
【0024】また、前述した「ワーク検査位置B」に
て、エアシリンダ40によって昇降体39を動かし、検
査治具44を下降したときに、ワークWが不良品であっ
たり、良品であっても、スプライン軸Sと検査治具44
のスプライン孔44aとの位相が合っていない場合に
は、検査治具44はスプライン軸Sの上端で当接停止
し、両者は嵌合しない。このとき、エアシリンダ40に
は当接反力が作用することとなり、図示しない検出セン
サがこの当接反力を検知し、この当接反力が所定圧(例
えば、7kg/mm )になると、エアシリンダ50を作動さ
せる。即ち、図5及び図6に示すように、エアシリンダ
50を駆動して検査レバー45の端末を挾持した移動体
49を2往復移動させることで、検査レバー45を介し
て検査治具44を所定角度θの角度範囲内で回動させ
る。この動作中に、スプライン軸Sと検査治具44のス
プライン孔44aとの位相が合えば、この検査治具44
にはエアシリンダ40によって下方への加圧力が作用し
ているので、検査治具44はスプライン軸Sの下端まで
移動して嵌合する。
【0025】この場合、スプライン軸Sと検査治具44
のスプライン孔44aとの位相を合わせるために、エア
シリンダ50によってこの検査治具44を所定角度θの
角度範囲内で2往復回動している。そのため、通常、ワ
ークWが良品であれば、検査治具44の回動動作途中
で、スプライン軸Sと検査治具44のスプライン孔44
aとは位相が合い、検査治具44はエアシリンダ50に
よる押圧力によってスプライン軸Sに嵌合して下降す
る。この場合、検査治具44が嵌合した後、このエアシ
リンダ50による操作力はフローティング機構46によ
って吸収される。即ち、検査治具44に回転筒43と連
結された検査レバー45は、圧縮ばね57,58によっ
て互いに接近する方向に付勢された一対の位置保持ピン
53,54の頭部53a,54aによって保持されてお
り、検査レバー45、つまり、検査治具44はこの圧縮
ばね57,58の圧縮量だけ自由に回動することができ
る。そのため、エアシリンダ50の操作力は圧縮ばね5
7,58によって吸収されることとなり、検査治具44
は回動せずにエアシリンダ40によってスプライン軸S
に嵌合した状態で下降することができる。
【0026】このようにしてこのスプライン検査装置1
3によってワークWの良品が確認されると、前述と同様
に、エアシリンダ40によって検査治具44を上昇して
スプライン軸Sから抜き取ると共に芯出しピン59を下
降する。そして、係止部材29による位置決めピン28
の係止を解除し、モータ19を駆動してガイドプレート
23を図1にて時計回り方向に回動し、ワークWを「良
品ワーク排出位置C」に移動して搬送コンベヤ12に排
出する。
【0027】更に、前述した「ワーク検査位置B」に
て、エアシリンダ50を駆動して検査レバー45を介し
て検査治具44を所定角度θの角度範囲内を2往復回動
させても、スプライン軸Sに検査治具44のスプライン
孔44aが嵌合しないときには、エアシリンダ40によ
って昇降体39を介して検査治具44を上昇し、再び、
下降し、前述の動作を繰り返す。この繰返動作によって
検査治具44がスプライン軸Sの下端まで嵌合すれば、
ワークWの良品が確認されるので、前述と同様に、検査
治具44をスプライン軸Sから抜き取って係止を解除
し、ワークWを「良品ワーク排出位置C」に移動する。
【0028】一方、2回の検査治具44の下降及び回動
動作によっても、検査治具44がスプライン軸Sに嵌合
しない場合には、スプライン検査装置13はワークWを
不良品と判定し、不良品発生のランプを点灯する。この
場合、検査治具44をスプライン軸Sから抜き取ると共
に芯出しピン59を下降してから、係止部材29による
位置決めピン28の係止を解除し、モータ19を駆動し
てガイドプレート23を図1にて時計回り方向に回動す
る。そして、ガイドプレート23の切欠部23aに不良
品のワークWが入った状態で、このガイドプレート23
を90度割出回転し、ワークWを「良品ワーク排出位置
C」に移動する。しかし、ここではワークWを搬送コン
ベヤ12に排出せず、更に、モータ19によってガイド
プレート23を時計回り方向に回動し、「不良品ワーク
排出位置D」に移動する。ここで、ガイドプレート23
の切欠部23aから不良品のワークWを図示しないシュ
ートに排出する。
【0029】このように本実施形態にあっては、ガイド
プレート23の各切欠部23a,23b,23c,23
dにワークWを保持し、「ワーク受取位置A」、「ワー
ク検査位置B」、「良品ワーク排出位置C」、「不良品
ワーク排出位置D」に移動して各作業を行うことによ
り、ワークWのスプライン軸Sの加工精度の良否を判定
する検査作業を自動的に行うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上、実施形態において説明したように
本発明のスプライン検査装置によれば、所定の位置でワ
ークを保持するワーク保持手段と、所定の位置に保持さ
れたワークの芯出しを行うワーク芯出し手段と、検査治
具を周方向に回動自在に支持してワークのスプラインと
ほぼ同心上を軸方向に移動することで検査治具をスプラ
インに嵌脱させる検査治具移動手段と、検査治具に連結
されて外方に延設された検査レバーと、この検査レバー
を介して検査治具を回動させる検査治具回動手段と、検
査治具回動手段と検査レバーとの連結部に介装されたフ
ローティング手段とを設けたので、スプライン検査作業
を自動化することができると共に、作業者のかかる負担
を軽減して作業性の向上を図ることができ、その結果、
検査の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスプライン検査装置
の平面図である。
【図2】本実施形態のスプライン検査装置の正面図であ
る。
【図3】スプライン検査装置部材の側面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】検査レバーのフローティング機構を表す平面図
である。
【図6】検査レバーのフローティング機構を表す正面図
である。
【図7】車両のフロントアクスルを表す一部切欠斜視図
である。
【図8】従来のスプライン検査方法を表す概略図であ
る。
【符号の説明】
12 搬送コンベヤ 13 スプライン検査装置 16 支持テーブル 23 ガイドプレート(ワーク保持手段) 23a,23b,23c,23d 切欠部 39 昇降体 40 エアシリンダ(検査治具移動手段) 43 回転筒 44 検査治具 44a スプライン孔 45 検査レバー 46 フローティング機構 50 エアシリンダ(検査治具回動手段) 59 芯出しピン(ワーク芯出し手段) W ワーク S スプライン軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプラインを有するワークを位置決め
    し、該スプラインに検査治具を嵌合して検査を行うスプ
    ライン検査装置において、所定の位置で前記ワークを保
    持するワーク保持手段と、該ワーク保持手段によって保
    持されたワークの芯出しを行うワーク芯出し手段と、前
    記検査治具を周方向に回動自在に支持すると共に、前記
    ワークのスプラインとほぼ同心上を軸方向に移動するこ
    とで該検査治具を該スプラインに嵌脱させる検査治具移
    動手段と、前記検査治具に連結されて外方に延設された
    検査レバーと、該検査レバーを介して前記検査治具を回
    動させる検査治具回動手段と、該検査治具回動手段と前
    記検査レバーとの連結部に介装されたフローティング手
    段とを具えたことを特徴とするスプライン検査装置。
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