JPH10244401A - フェーシング装置における工具スライダのクランプ装置 - Google Patents

フェーシング装置における工具スライダのクランプ装置

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JPH10244401A
JPH10244401A JP6179297A JP6179297A JPH10244401A JP H10244401 A JPH10244401 A JP H10244401A JP 6179297 A JP6179297 A JP 6179297A JP 6179297 A JP6179297 A JP 6179297A JP H10244401 A JPH10244401 A JP H10244401A
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clamping
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tool slider
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削加工時におけるフェーシング装置の剛性
を高めてその振動を防止するとともに重切削加工を可能
にするフェーシング装置における工具スライダのクラン
プ装置が求められていた。 【解決手段】 主軸支持体に回転自在に支持された主軸
2に取付けられた面板6と、この面板6に対して主軸2
の径方向に移動自在に設けられ、且つ工具装着部5aに
工具4が装着される工具スライダ5とを有するフェーシ
ング装置3におけるクランプ装置30であって、面板6
に設けられ、工具スライダ5の摺動部21bを押圧して
工具スライダ5を任意の位置にクランプするクランプ機
構31を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェーシング加工等
を行うためのフェーシング装置に係り、特に、工具が装
着される工具スライダをクランプするためのクランプ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】主軸に装着された工具を回転させて加工
を行う中ぐり盤やマシニングセンタなど工作機械では、
例えばボーリング加工を行う場合には、各加工径に関し
てそれぞれ異なる工具が必要である。また、前記工作機
械では、回転する工具を半径方向に移動させることがで
きないので、主軸に直角な端面の連続的な切削加工等は
困難である。
【0003】これらの切削加工を行う場合には、回転駆
動される主軸にフェーシング装置が取付けられたフェー
シングマシンを使用することが多い。フェーシング装置
の面板には、工具スライダが面板の径方向に往復移動可
能に設けられている。そして、工具が装着された工具ス
ライダを面板に対して所定量移動させることにより、上
述の任意の加工径に関するボーリング加工や主軸に直角
な端面の連続的な切削加工などを行う。
【0004】ところで、所定の加工位置に移動させた工
具スライダをクランプしないで、この工具スライダに装
着された工具でボーリング加工を行う場合、重切削を行
う時には振動が発生して切削ができない場合がある。実
開昭62−42901号公報には、スライダで工具を支
持し、この工具を主軸にロックするツールロック手段を
介してスライダの位置決め固定を行うサーフェシング装
置が開示されている。即ち、クランプ部材にプルスタッ
ドが取付けられ、ツールロック手段と係合・係合解除す
ることにより、スライダの固定・非固定を行うようにし
ている。しかしながら、この実開昭62−42901号
公報に記載の技術では、スライダの固定のためにツール
ロック手段を使用しているので、自動工具交換装置によ
る工具の自動交換ができず、本当の意味での自動化,無
人化を実現することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、工具スライ
ダを面板に対して任意の位置でクランプして、切削加工
時における工具スライダの駆動系の剛性を高めることの
できる工具スライダのクランプ装置が求められている。
また、フェーシング装置及びフェーシングマシンにおい
ても、自動工具交換機能や工具スライダクランプ・アン
クランプ機能を付加して、切削性能の向上,自動化及び
無人化を図ることが求められている。
【0006】更に、工具スライダをクランプするための
クランプ装置の全体を面板又は工具スライダに取付けた
場合には、回転運動するこれら面板や工具スライダの構
造が複雑になるとともにその重量も大きくなるので、回
転時のアンバランスの原因にもなり好ましくない。
【0007】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、切削加工時におけるフェーシング装置の
剛性を高めてその振動を防止するとともに重切削加工を
可能にするフェーシング装置における工具スライダのク
ランプ装置を提供することを目的とする。また、本発明
の別の目的は、工具スライダクランプ・アンクランプ動
作と自動工具交換動作とを共存させて、フェーシング装
置の自動化,無人化を可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係るフェーシング装置における工具スライ
ダのクランプ装置は、主軸支持体に回転自在に支持され
た主軸に取付けられた面板と、この面板に対して前記主
軸の径方向に移動自在に設けられ、且つ工具装着部に工
具が装着される工具スライダとを有するフェーシング装
置におけるクランプ装置であって、前記面板に設けら
れ、前記工具スライダの摺動部を押圧して前記工具スラ
イダを任意の位置にクランプするクランプ機構を有して
いる。
【0009】一つの好ましい態様に係るクランプ装置
は、主軸支持体に回転自在に支持された主軸に取付けら
れた面板と、この面板に対して前記主軸の径方向に移動
自在に設けられ、且つ工具装着部に工具が装着される工
具スライダとを有するフェーシング装置におけるクラン
プ装置であって、回転運動する前記面板に設けられ、前
記工具スライダを前記面板に対して任意の位置でクラン
プ可能なクランプ機構と、前記主軸支持体又はこの主軸
支持体を固定している基体に設けられ、前記クランプ機
構をクランプ状態及びアンクランプ状態のいずれかの状
態に切換え可能に操作する工具スライダクランプ・アン
クランプ操作用駆動装置とを備えている。
【0010】前記クランプ機構は、前記工具スライダの
移動方向と平行な方向に往復移動可能に前記面板に設け
られ、前記操作用駆動装置の進退移動により操作される
クランプロッドと、前記操作用駆動装置が前記クランプ
ロッドを操作して前記工具スライダの移動方向に進退移
動させることにより、移動部材を前記工具スライダの移
動方向と直交する方向に進退移動させる動作伝達手段
と、前記面板に移動自在に設けられ、前記移動部材の進
退移動動作により前記工具スライダの摺動部を押圧して
クランプするクランプ部材とを備えているのが好まし
い。
【0011】前記動作伝達手段は、前記クランプロッド
に取付けられてこのクランプロッドの中心軸線方向に傾
斜する傾斜面が形成された傾斜部材と、一方の端面が前
記傾斜部材の前記傾斜面に摺接し、他方の端面が前記ク
ランプ部材の一端部に当接して前記クランプ部材を移動
させる前記移動部材とを備えているのが好ましい。
【0012】前記工具スライダクランプ・アンクランプ
操作用駆動装置は、前記面板の方向に向けて前記主軸支
持体又は前記基体に取付けられたクランプ用シリンダ装
置及びアンクランプ用シリンダ装置を備え、前記クラン
プ用シリンダ装置を操作して前記クランプロッドを一方
の方向に押圧移動させたとき前記クランプ機構をクラン
プ状態にし、前記アンクランプ用シリンダ装置を操作し
て前記クランプロッドを他方の方向に押圧移動させたと
き前記クランプ機構をアンクランプ状態にするのが好ま
しい。
【0013】また、前記クランプ用シリンダ装置と前記
アンクランプ用シリンダ装置は互いに平行に取付けら
れ、前記面板をクランプ用所定位置に位置決めした時に
は、前記クランプ用シリンダ装置に操作されて前記クラ
ンプロッドを押圧して前記クランプ機構をクランプ状態
にし、前記面板を前記クランプ用所定位置より180度
回転したアンクランプ用所定位置に位置決めした時に
は、前記アンクランプ用シリンダ装置に操作されて前記
クランプロッドを押圧して前記クランプ機構をアンクラ
ンプ状態にするのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1乃至図7を参照して説明する。図1は、本
発明に係る工具スライダのクランプ装置を有するフェー
シングマシンのフェーシング装置の概略構成図で一部を
断面で示している。図2は前記フェーシング装置の一部
を示す正面図、図3は図2のIII−III線側面図である。
図4は前記フェーシング装置の部分拡大正面図、図5は
図4のV−V線拡大断面図、図6は図4のVI−VI線断面
図、図7は前記工具スライダに設けられたツールクラン
プ・アンクランプ機構を示す断面図である。
【0015】本実施形態のフェーシングマシンは、横形
のマシニングセンタ等とほぼ同じ構成になっている。即
ち、ベッド上にはコラムが移動可能に立設され、コラム
には主軸頭が移動可能に取付けられ、ベッド上には工作
物を載置するためのテーブルが移動可能に設けられてい
る。なお、この構成に限定されることはなく、主軸を回
転自在に支持する主軸頭が、工作物を載置したテーブル
に対して相対的に三軸方向に移動可能なフェーシングマ
シンであればよい。
【0016】図1乃至図3に示すように、フェーシング
マシン1の主軸2にはフェーシング装置3が取付けられ
ている。主軸2は、主軸頭の基体をなす主軸支持体8な
ど非回転部に回転自在に支持されて、メインモータ(図
示せず)により回転駆動される。フェーシング装置3に
おいては、工具4が装着される工具スライダ5が、主軸
2に取付けられたほぼ円形状の面板6に、面板6の直径
方向(本実施形態ではU軸方向と記載しており、図2に
おける矢印B方向である)に往復移動可能に設けられて
いる。
【0017】工具スライダ5に工具4が装着された状態
で、工具スライダ5がU軸方向に移動するとともに、主
軸2が主軸支持体8内で回転して、フェーシング装置3
によるフェーシング加工等が行われる。なお、工具スラ
イダ5に装着された工具4の方向(例えば、図1の上
方)を前方として説明する。
【0018】フェーシング装置3において、工具スライ
ダ5の前端部には、工具4を装着するための工具装着部
5aが設けられている。工具装着部5aの後部には、工
具4の工具ホルダ(ツールシャンク)を工具装着部5a
に装着してクランプ・アンクランプするためのツールク
ランプ・アンクランプ機構9が配設されている。
【0019】図7に示すように、工具装着部5aの後部
に配設されたツール装着用の流体圧シリンダ装置10
と、付勢部材である複数の皿ばね11(又は、コイルば
ね等)とにより、工具4の工具ホルダが工具装着部5a
に着脱自在に装着される。工具装着部5aの後方に位置
して工具装着部5aに連通する小径部12と、小径部1
2より後方に位置して流体圧シリンダ装置10の圧力室
15を構成するための大径部13とが、工具スライダ5
内に形成されている。大径部13には、流体圧シリンダ
装置10のピストン14が中心軸線C1 方向に進退移動
自在に嵌合しており、ピストン14の後側は、圧油,圧
縮空気など圧力流体が供給される圧力室15になってい
る。
【0020】ピストン14の中心部には、工具4の工具
ホルダをコレット16と係合させるための係合軸17
が、前方に向けて一体的に取付けられている。ピストン
14は、複数の皿ばね11の強い付勢力により常時後方
に付勢されている。皿ばね11の付勢力でピストン14
が後方に付勢されて、係合軸17がコレット16を介し
て工具4のプルスタッド18を後方に引っ張ることによ
り、工具ホルダが工具装着部5aにクランプされるよう
になっている。
【0021】ツールクランプ・アンクランプ機構9は、
流体圧シリンダ装置10等によりクランプ・アンクラン
プ動作をする。アンクランプ動作の場合には、流体圧シ
リンダ装置10の圧力室15に圧力流体を供給する。す
ると、皿ばね11により後方に付勢されているピストン
14は、皿ばね11の付勢力に抗して前方に移動する。
ピストン14と一体的な係合軸17が、皿ばね11の付
勢力に抗して中心軸線C1 方向に前進移動するので、ツ
ールクランプ・アンクランプ機構9がアンクランプ状態
になる。
【0022】一方、クランプ動作の場合には、圧力室1
5から圧力流体を排出する。すると、ピストン14は皿
ばね11の付勢力により後方に強く押されるので、係合
軸17もピストン14と一体的に後方に移動する。その
結果、ツールクランプ・アンクランプ機構9がクランプ
状態になる。このようなツールクランプ・アンクランプ
機構9は公知なものであり、これ以上詳しくは説明しな
い。なお、コレット式引っ張り機構方式のツールクラン
プ・アンクランプ機構9で説明を行っているが、ボール
式引っ張り機構方式のもの等であってもよい。したがっ
て、上述のクランプ・アンクランプ動作が可能なフェー
シングマシン1は、図示しない自動工具交換装置によっ
て自動工具交換動作を行うことができる。
【0023】図1乃至図3において、主軸2の内部に
は、工具スライダ5をU軸方向に往復移動させるための
送り軸が配設されている。送り軸は、主軸2に対して相
対的に回動自在に挿通され、且つ、主軸軸線方向には移
動しないようにその動作が規制されており、サーボモー
タにより回転駆動される。送り軸は、工具スライダ5を
移動させない時には主軸2と一体的に回転するが、工具
スライダ5をU軸方向に移動させる時には、主軸2に対
して相対的に正逆方向に回転する。
【0024】主軸2の前方端部に固定された面板6の反
主軸側の面(即ち、前面)には、工具スライダ5を移動
自在に案内保持するための案内部20が、図2における
上下方向に形成されている。面板6の案内部20には、
後側の摺動面22bと、この摺動面22bの両端から直
角に前方に向けて形成された両側の摺動面22a,22
cが形成されており、面板6の前面側には、押え板20
a,20bがボルトで固定されている。工具スライダ5
は、図2における上下方向に所定長さ延びている摺動部
21a,21bを有している。この摺動部21a,21
bが、面板6の案内部20と押え板20a,20bに摺
動可能に嵌合しているので、工具スライダ5は、図2に
おける矢印B方向(U軸方向)に自在に往復移動する。
【0025】面板6の前面の中央部には、送り軸に直交
して図2における上下方向を向いているねじ軸24が取
付けられている。ねじ軸24は、案内部20の内方に配
設されて面板6に回転自在に軸支されている。送り軸と
ねじ軸24は、かさ歯車機構により連結されている。送
り軸が、サーボモータにより主軸2に対して相対的に正
逆方向に回転駆動されると、その回転力は、かさ歯車機
構を介してねじ軸24に伝達されて、ねじ軸24が正逆
方向に回転する。ねじ軸24に形成された雄ねじが、工
具スライダ5に取付けられたナット24a(図2,図5
参照)に螺合しているので、ねじ軸24が回転運動する
と、工具スライダ5はナット24aを介して、図2にお
ける上下方向即ちU軸方向に直線運動する。
【0026】工具スライダ5のU軸方向への移動に伴う
フェーシング装置3全体のバランスをとるために、バラ
ンスウエイト23が案内部25(図2,図5参照)に往
復移動自在に嵌合している。符号23aは面板6に固定
された押え板である。バランスウエイト23は工具スラ
イダ5に対向配置されており、工具スライダ5及びバラ
ンスウエイト23にそれぞれ取付けられたラック91,
93が、面板6に回転自在に取付けられた中間歯車92
に噛み合っている。
【0027】したがって、ねじ軸24が回転して、工具
スライダ5が移動すると、ラック91,中間歯車92,
ラック93を介して、バランスウエイト23が逆方向に
同期して移動することになる。これにより、フェーシン
グ装置3の全体の回転バランスが良好に保たれているの
で好ましいが、図1のようにバランスウエイト23は必
ずしもなくてもよい。面板6と工具スライダ5との摺動
部,及び面板6とバランスウエイト23との摺動部に
は、図示しない潤滑装置より潤滑油がそれぞれ供給され
て、工具スライダ5とバランスウエイト23がスムーズ
に移動できるようになっている。
【0028】フェーシングマシン1は、工具スライダ5
を面板6に対して任意の位置でクランプ可能にするため
のクランプ装置30を備えている。クランプ装置30
は、回転運動するフェーシング装置3の面板6に設けら
れ工具スライダ5を面板6に対して任意の位置でクラン
プ可能なクランプ機構31と、主軸2を回転自在に支持
する非回転部である主軸支持体8(又は、主軸支持体8
を固定している基体など)に設けられた工具スライダク
ランプ・アンクランプ操作用駆動装置(以下、駆動装置
と記載)32とを備えている。駆動装置32は、クラン
プ機構31をクランプ状態及びアンクランプ状態のいず
れかの状態に切換え可能なように、面板6の近傍に配設
されている。
【0029】クランプ機構31のクランプロッド36
a,クランプロッド36b(図2,図6参照)が、面板
6に設けられている。クランプロッド36a,36b
は、面板6の内部に中心軸線D方向に形成された断面円
形の貫通孔50内に、中心軸線D方向に往復移動自在に
嵌合している。駆動装置32の進退移動により操作され
るクランプロッド36a,36bは、工具スライダ5の
移動方向と平行な方向に往復移動可能になっており、一
方の端部33と他方の端部34が、同時に又は交互に面
板6からそれぞれ突出可能になっている。クランプロッ
ド36a,36bの中心軸線Dは、面板6の案内部20
の中心線Cと平行で、且つ所定距離Eだけ離れている。
【0030】クランプ機構31は動作伝達手段38を備
えている。動作伝達手段38は、駆動装置32がクラン
プロッド36a,36bの端部33又は34を操作して
クランプロッド36a,36bをその中心軸線D方向に
移動させると、このクランプロッド36a,36bの移
動動作に連動して移動部材37を工具スライダ5の移動
方向と直交する方向に進退移動させる。さらに、クラン
プ機構31は、クランプ部材としてのクランプレバー3
9を備えている。クランプレバー39は、移動部材37
の進退移動動作に連動して、矢印Hに示す如く揺動する
ように面板6に移動自在に支持されている。揺動したク
ランプレバー39が、工具スライダ5の摺動部21bを
面板6の摺動面22bに押し付けることにより、工具ス
ライダ5がクランプされるようになっている。
【0031】工具スライダ5の摺動部21a,21b
は、工具スライダ5の往復移動ストロークに渡って中心
軸線Dと平行な方向に長く形成されている。工具スライ
ダ5がU軸方向のいずれの場所に移動しても、クランプ
レバー39が配設されている位置では、面板6の摺動面
22bと、工具スライダ5の摺動部21bとが常に接触
しているように、摺動部21a,21bと摺動面22
a,22b,22cの長さ寸法が定められている。した
がって、工具スライダ5がどの位置に移動していても、
クランプレバー39が摺動部21bを摺動面22bに押
付けることができるので、工具スライダ5はクランプ装
置30により任意の位置でクランプされる。
【0032】図4乃至図6に示すように、動作伝達手段
38は、クランプロッド36a,36bに挟まれるよう
に設けられてクランプロッド36a,36bの中心軸線
D方向に傾斜する傾斜面40が形成された傾斜部材41
と、一方の端面42が傾斜部材41の傾斜面40に摺接
し、他方の端面43がクランプレバー39の一端部44
に当接してクランプレバー39を移動させる移動部材3
7とを備えている。移動部材37は、矢印J方向及びこ
れと反対方向に往復移動自在になっている。
【0033】面板6の内部に形成された貫通孔50の長
手方向のほぼ中央部は、他の部分より直径が大きい横断
面円形で且つ長手方向が所定寸法Fの大径孔部51にな
っている。横断面が円形状の傾斜部材41は、クランプ
ロッド36a,36bのほぼ中央部に固定されており、
大径孔部51内に往復移動自在に嵌合している。傾斜部
材41には、その外周面の一部が斜めに平面状に加工さ
れた傾斜面40が形成されている。傾斜部材41の外周
面には、中心軸線Dと平行な方向に長い所定寸法の凹部
52が形成されている。面板6に取付けられた回り止め
のための係止片53の先端部が、凹部52内に相対移動
自在に係合している。これにより、大径孔部51内の傾
斜部材41は、回転方向に回転するのを規制されて往復
移動する。
【0034】面板6及び押え板20aの内部には、大径
孔部51に連通する嵌合孔54が形成されており、この
嵌合孔54には移動部材37が移動自在に嵌合してい
る。嵌合孔54の中心軸線Gは、クランプロッド36
a,36bの中心軸線Dと直交し且つ面板6の前方側平
面に直交した方向を向いている。移動部材37の側面に
は、中心軸線G方向に長い長円形の長孔55が形成され
ている。押え板20aに取付けられた係止片57の先端
部が長孔55内に相対移動自在に係合しているので、移
動部材37は、中心軸線G方向に所定のストロークで往
復移動し且つ回転運動をしないように規制されている。
【0035】押え板20aの内部には、嵌合孔54と連
通するスペース58が形成されている。スペース58の
内部には、クランプレバー39が、矢印H(図1)に示
すように、クランプロッド36a,36bの中心軸線D
に直交する平面に沿ってのみ揺動可能なように嵌合して
いる。クランプレバー39のほぼ中央部には、突起59
が一体的に突出形成されている。突起59は、クランプ
レバー39の揺動動作の際の支点になるように、押え板
20aの蓋部材60の内側の面に当接可能になってい
る。
【0036】クランプレバー39の一端部44は、移動
部材37の端面43に接触する。クランプレバー39
は、突起59を挟んで一端部44の反対側に押圧部61
を備えている。押圧部61は、工具スライダ5の摺動部
21bの一方の面62を、当て板21cを介して押し付
け可能になっている。クランプレバー39が、突起59
を支点として一方向(例えば、図5の反時計回り方向)
に揺動することにより、摺動部21bが面板6の摺動面
22bに押し付けられる。
【0037】一方のクランプロッド36aには、他の部
分より直径の小さい所定長さの小径部68が一体的に形
成されている。小径部68には、面板6に取付けられた
ストローク動作規制用のピン69が相対移動自在に係合
している。これにより、クランプロッド36a,36b
のストローク動作が規制されるとともに、クランプロッ
ド36a,36bが貫通孔50から外方に抜け出ないよ
うにしている。
【0038】図2乃至図4に示すように、駆動装置32
は、主軸支持体8に固定された駆動装置ベース32a
と、面板6の方向に向けて非回転部即ち主軸支持体8
(又は、主軸支持体8を固定している基体)に互いに平
行に駆動装置ベース32aに取付けられたクランプ用シ
リンダ装置80及びアンクランプ用シリンダ装置81
と、互いに平行なクランプ用押圧部材82及びアンクラ
ンプ用押圧部材83とを備えている。主軸支持体8に取
付けられたカバー部材32bは、クランプ用シリンダ装
置80,アンクランプ用シリンダ装置81,クランプ用
押圧部材82及びアンクランプ用押圧部材83をカバー
している。クランプ用押圧部材82は、連結部材84を
介してクランプ用シリンダ装置80に連結され、アンク
ランプ用押圧部材83は、連結部材85を介してアンク
ランプ用シリンダ装置81に連結されている。
【0039】両方の押圧部材82,83は、両方のシリ
ンダ装置80,81に各々駆動されてそれぞれ進退移動
することにより、面板6から突出しているクランプロッ
ド36a,36bの一方の端部33及び他方の端部34
をそれぞれ押して、クランプロッド36a,36bを中
心軸線D方向に移動させる。面板6がクランプ用所定位
置に位置決めされている時には、クランプロッド36
a,36bの中心軸線Dが、クランプ用押圧部材82の
中心軸線H1 と一致する。一方、面板6をクランプ用所
定位置から180度回転したアンクランプ用所定位置に
位置決めした時は、クランプロッド36a,36bの中
心軸線Dが、アンクランプ用押圧部材83の中心軸線H
2 と一致するようになっている。
【0040】クランプ状態にするには、クランプロッド
36a,36bの一方の端部33がクランプ用押圧部材
82に対向するように、面板6をクランプ用所定位置
(例えば、面板0度位置決め位置(正立位置))に位置
決めする。次いで、クランプ用シリンダ装置80に駆動
されて、連結部材84を介してクランプ用押圧部材82
がクランプロッド36a,36bの突出状態の一方の端
部33を強制的に押して一方の方向に押圧移動させる
と、クランプ機構31がクランプ状態になる。
【0041】クランプ状態からアンクランプ状態に変更
するには、クランプロッド36a,36bの他方の端部
34がアンクランプ用押圧部材83に対向するように、
面板6をクランプ用所定位置から180度回転したアン
クランプ用所定位置(例えば、面板180度位置決め位
置(倒立位置))に位置決めする。次いで、アンクラン
プ用シリンダ装置81に駆動されて、連結部材85を介
してアンクランプ用押圧部材83がクランプロッド36
a,36bの突出状態の他方の端部34を強制的に押し
て他方の方向に押圧移動させると、クランプ機構31が
クランプ状態からアンクランプ状態になる。
【0042】次に、本発明に係るフェーシングマシン1
のフェーシング装置3におけるクランプ装置30の動作
を図1乃至図6により説明する。例えば、ボーリング加
工やミーリング加工等を行うなど、工具スライダ5をU
軸方向に動かさないで切削加工する場合には、工具スラ
イダ5をクランプ装置30によりクランプする必要があ
る。
【0043】当初、クランプ装置30がアンクランプ状
態になっている時には、加工開始前に、アンクランプ状
態をクランプ状態に変更する操作を行う。先ず最初に、
クランプロッド36a,36bの中心軸線Dが図2の左
側に位置するように、面板6を回してクランプ用所定位
置に位置決めする。このクランプ用所定位置では、クラ
ンプロッド36a,36bの中心軸線Dがクランプ用押
圧部材82と一致するので、クランプロッド36a,3
6bの一方の端部33がクランプ用押圧部材82に対向
する。
【0044】次いで、クランプ用シリンダ装置80を駆
動して、クランプ用押圧部材82を前進させることによ
り、一方の端部33を所定の押圧力P1 (図6)で強制
的に押して、クランプロッド36a,36bを前進させ
る。すると、傾斜部材41の傾斜面40が、移動部材3
7の一方の端面42に摺接しながら前進する。これによ
り、移動部材37が、矢印J(図6)に示すようにクラ
ンプレバー39側に移動する。
【0045】移動部材37によりクランプレバー39の
一端部44が押されると、クランプレバー39は、移動
部材37の移動動作に連動して、突起59を支点として
図5の反時計回り方向に揺動する。その結果、クランプ
レバー39の押圧部61が、当て板21cを介して工具
スライダ5の摺動部21bを押し付ける。したがって、
摺動部21bが面板6の摺動面22bに強く押圧されて
大きな摩擦抵抗が生じるので、工具スライダ5は面板6
に対してクランプされる。このクランプ力は、傾斜面4
0と移動部材37の一方の端面42との間の摩擦力によ
り保持される。
【0046】次いで、クランプ用シリンダ装置80を逆
方向に駆動して、クランプ用押圧部材82を後退させ
る。こうして、クランプ装置30により工具スライダ5
が面板6にクランプされた状態で主軸2を回転させれ
ば、面板6及び工具スライダ5が一体的に回転する。そ
して、工具4と工作物を相対移動させて、工具4により
工作物に対してボーリング加工などの切削加工を行う。
【0047】次に、工具スライダ5をU軸方向に移動さ
せる場合、又は工具スライダ5を移動させながらフェー
シング加工を行う場合には、工具スライダ5をクランプ
状態からアンクランプ状態に変更する操作を行う必要が
ある。この場合には、一旦、主軸2の回転を停止する。
次いで、面板6を、クランプ用所定位置から180度回
転したアンクランプ用所定位置に位置決めする。即ち、
図2の右側にクランプロッド36a,36bの中心軸線
Dが来るように、面板6を180度回して位置決めす
る。
【0048】すると、クランプロッド36a,36bの
中心軸線Dがアンクランプ用押圧部材83と一致するの
で、クランプロッド36a,36bの他方の端部34
が、アンクランプ用押圧部材83に対向する。この状態
で、アンクランプ用シリンダ装置81を駆動して、アン
クランプ用押圧部材83を前進させて、クランプロッド
36a,36bを所定の押圧力P2 (図6)で強制的に
押して所定のストロークだけ後退させる。
【0049】クランプロッド36a,36bと一緒に傾
斜部材41が後退すると、傾斜部材41の移動動作に連
動して、移動部材37が矢印Jとは反対方向に移動す
る。クランプレバー39は、移動部材37の移動動作に
連動して、突起59を支点として図5の時計回り方向に
揺動するので、押圧部61による摺動部21bへの押し
付け動作は解除される。その結果、クランプ装置30は
クランプ状態からアンクランプ状態になり、工具スライ
ダ5の摺動部21bは、面板6の摺動面22bに対して
摺動自在になる。
【0050】次いで、アンクランプ用シリンダ装置81
を逆方向に駆動して、アンクランプ用押圧部材83を後
退させる。これら面板の位置決め指令,クランプ動作指
令,アンクランプ動作指令は、NC装置の補助機能等
(例えば、Mコード指令,Gコード指令等)で指令する
ことができる。フェーシングマシン1がNC装置により
制御されていれば、一連のクランプ動作,アンクランプ
動作をNCプログラム内で指令することができる。な
お、本実施形態ではクランプ部材としてクランプレバー
39を使用し、これを揺動させて工具スライダ5をクラ
ンプしているが、クランプ部材を傾斜により直動させて
工具スライダ5をクランプしてもよい。
【0051】以上説明したように、工具スライダ5は、
クランプ時にはクランプ機構31と面板6との間に強い
力で挟まれるので、面板6に対して大きな摩擦抵抗でク
ランプされる。したがって、工具スライダ5をクランプ
装置30によりクランプして切削加工を行えば、工具ス
ライダ5は、工具スライダ5の駆動系で支持されている
のではなく、クランプ装置30のクランプ力でクランプ
されて面板6と工具スライダ5とが一体化するため剛性
が高められることになる。これにより、フェーシング装
置3が切削加工中に切削力によって振動することはな
く、重切削加工が可能になる。
【0052】本発明では、回転運動するフェーシング装
置3には最小限のクランプ機構31のみが設けられ、ク
ランプ機構31を操作するための操作用駆動装置32は
非回転部側に設けられている。したがって、フェーシン
グ装置3にはクランプ用の駆動部分や操作機構等を設け
る必要がないので、回転側のクランプ機構31は軽量且
つシンプルでコンパクトな構成になり、回転時のフェー
シング装置3のバランスなどに悪影響を及ぼすことがな
い。また、非回転部側にある駆動装置32を操作するこ
とにより、工具スライダ5をクランプ状態又はアンクラ
ンプ状態に容易且つ安全に自在に切換えて切削加工する
ことができる。
【0053】更に、工具スライダ5をクランプするクラ
ンプ装置30と、工具4の工具ホルダを工具装着部5a
に装着してクランプするツールクランプ・アンクランプ
機構9との共存ができるので、工具スライダクランプ・
アンクランプ動作と自動工具交換動作とが共存できるこ
とになり、フェーシング装置3及びフェーシングマシン
1の自動化,無人化が可能になる。
【0054】なお、本実施形態ではクランプ機構を一方
の摺動部に設けているが、クランプ機構を両側の摺動部
にそれぞれ設けてもよい。この場合には、両方の操作用
駆動装置で同時に工具スライダクランプ・アンクランプ
動作を行うことになる。また、本実施形態では、工具ス
ライダと面板の案内面等がすべり案内面を構成して、ク
ランプ機構が工具スライダの摺動部を押圧して工具スラ
イダを面板に対して任意の位置でクランプしているが、
工具スライダと面板の案内面等がころがり案内面であっ
てもよい。この場合には、クランプ機構が、工具スライ
ダの摺動部例えばころがり案内面近傍を押圧して、工具
スライダを面板に対して任意の位置でクランプすればよ
い。なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、工
具スライダをクランプして切削加工する時に、工具スラ
イダ駆動系の剛性を高めてその振動を防止できることに
なり重切削加工が可能になる。その結果、フェーシング
装置の加工能力が向上する。また、工具スライダクラン
プ・アンクランプ動作と自動工具交換動作とが共存で
き、フェーシング装置の自動化,無人化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図7は本発明の実施形態の一例を示す
図で、図1は、工具スライダのクランプ装置を有するフ
ェーシングマシンのフェーシング装置の概略構成図であ
る。
【図2】前記フェーシング装置の一部を示す正面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線側面図である。
【図4】前記フェーシング装置の部分拡大正面図であ
る。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】工具スライダに設けられたツールクランプ・ア
ンクランプ機構を示す断面図である。
【符号の説明】
2 主軸 3 フェーシング装置 4 工具 5 工具スライダ 5a 工具装着部 6 面板 8 主軸支持体 21b 摺動部 30 クランプ装置 31 クランプ機構 32 工具スライダクランプ・アンクランプ操作用駆
動装置 36a,36b クランプロッド 37 移動部材 38 動作伝達手段 39 クランプレバー(クランプ部材) 40 傾斜面 41 傾斜部材 42 移動部材の一方の端面 43 移動部材の他方の端面 44 クランプレバーの一端部 80 クランプ用シリンダ装置 81 アンクランプ用シリンダ装置 D クランプロッドの中心軸線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸支持体に回転自在に支持された主軸
    に取付けられた面板と、 この面板に対して前記主軸の径方向に移動自在に設けら
    れ、且つ工具装着部に工具が装着される工具スライダと
    を有するフェーシング装置におけるクランプ装置であっ
    て、 前記面板に設けられ、前記工具スライダの摺動部を押圧
    して前記工具スライダを任意の位置にクランプするクラ
    ンプ機構を有することを特徴とするフェーシング装置に
    おける工具スライダのクランプ装置。
  2. 【請求項2】 主軸支持体に回転自在に支持された主軸
    に取付けられた面板と、 この面板に対して前記主軸の径方向に移動自在に設けら
    れ、且つ工具装着部に工具が装着される工具スライダと
    を有するフェーシング装置におけるクランプ装置であっ
    て、 回転運動する前記面板に設けられ、前記工具スライダを
    前記面板に対して任意の位置でクランプ可能なクランプ
    機構と、 前記主軸支持体又はこの主軸支持体を固定している基体
    に設けられ、前記クランプ機構をクランプ状態及びアン
    クランプ状態のいずれかの状態に切換え可能に操作する
    工具スライダクランプ・アンクランプ操作用駆動装置と
    を備えたことを特徴とするフェーシング装置における工
    具スライダのクランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ機構は、 前記工具スライダの移動方向と平行な方向に往復移動可
    能に前記面板に設けられ、前記操作用駆動装置の進退移
    動により操作されるクランプロッドと、 前記操作用駆動装置が前記クランプロッドを操作して前
    記工具スライダの移動方向に進退移動させることによ
    り、移動部材を前記工具スライダの移動方向と直交する
    方向に進退移動させる動作伝達手段と、 前記面板に移動自在に設けられ、前記移動部材の進退移
    動動作により前記工具スライダの摺動部を押圧してクラ
    ンプするクランプ部材とを備えたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載のフェーシング装置における工具スラ
    イダのクランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記動作伝達手段は、 前記クランプロッドに取付けられてこのクランプロッド
    の中心軸線方向に傾斜する傾斜面が形成された傾斜部材
    と、 一方の端面が前記傾斜部材の前記傾斜面に摺接し、他方
    の端面が前記クランプ部材の一端部に当接して前記クラ
    ンプ部材を移動させる前記移動部材とを備えたことを特
    徴とする請求項3に記載のフェーシング装置における工
    具スライダのクランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記工具スライダクランプ・アンクラン
    プ操作用駆動装置は、 前記面板の方向に向けて前記主軸支持体又は前記基体に
    取付けられたクランプ用シリンダ装置及びアンクランプ
    用シリンダ装置を備え、 前記クランプ用シリンダ装置を操作して前記クランプロ
    ッドを一方の方向に押圧移動させたとき前記クランプ機
    構をクランプ状態にし、 前記アンクランプ用シリンダ装置を操作して前記クラン
    プロッドを他方の方向に押圧移動させたとき前記クラン
    プ機構をアンクランプ状態にすることを特徴とする請求
    項2,3又は4に記載のフェーシング装置における工具
    スライダのクランプ装置。
  6. 【請求項6】 前記クランプ用シリンダ装置と前記アン
    クランプ用シリンダ装置は互いに平行に取付けられ、 前記面板をクランプ用所定位置に位置決めした時には、
    前記クランプ用シリンダ装置に操作されて前記クランプ
    ロッドを押圧して前記クランプ機構をクランプ状態に
    し、 前記面板を前記クランプ用所定位置より180度回転し
    たアンクランプ用所定位置に位置決めした時には、前記
    アンクランプ用シリンダ装置に操作されて前記クランプ
    ロッドを押圧して前記クランプ機構をアンクランプ状態
    にすることを特徴とする請求項5に記載のフェーシング
    装置における工具スライダのクランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140066862A (ko) * 2012-11-22 2014-06-03 두산인프라코어 주식회사 채터링 방지장치를 포함한 공구대
KR20150089406A (ko) * 2014-01-27 2015-08-05 두산인프라코어 주식회사 터렛 공구대 장치

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KR20140066862A (ko) * 2012-11-22 2014-06-03 두산인프라코어 주식회사 채터링 방지장치를 포함한 공구대
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