JPH01183301A

JPH01183301A - 数値制御自動旋盤

Info

Publication number: JPH01183301A
Application number: JP482188A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kishi; 岸　博
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-01-14
Filing date: 1988-01-14
Publication date: 1989-07-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ　産業上の利用分野本発明は、主軸台装置、タレット刃物台装置、対向主軸
台装置及び二重摺動機構と二次加工装置を発明の構成主
体として構造簡素で加工能率良くかつ安価な数値制御自
動旋盤に関する。

ｂ　従来の技術近年、数値制御旋盤は、著しく進歩して自動化が進みか
つ数値制御軸数を増すことによって二次加工や同時加工
を行うことが可能となった。しかし、軸数を増加する毎
に機械の製造コストは上がることになる０例えば、主軸
台装置、タレット刃物台装置及び対向主軸台装置から成
る旋盤において、タレット刃物台装置は一つの摺動台上
に固定して主軸中心線に平行方向の動きと直角方向の動
きをさせ、対向主軸台装置は別の摺動台上に固定して主
軸の中心線に平行方向の動きと直角方向の動きをさせて
いるが、装置の軸数は４軸となり更に機械構造も複雑と
なるため、非常に高価となっているのが現状である。

Ｃ発明が解決しようとする問題点タレット刃物台装置で一次加工完了後対向主軸台装置の
主軸によって加工物を把持し切落とし後の二次加工等を
も通常必要な４軸数値制御装置を必要とせず２軸数値制
御装置で可能とし、機電装置機構を簡素化して製造原価
を著しく低減しかつ簡便で能率良く精度が高い安価な旋
盤が強く要望される。

ｄ　問題点を解決するための手段本発明者は、以上の問題点にかんがみ検討の結果本発明
を得た。

本発明は、主軸台装置、タレット刃物台装置及び対向主
軸装置並びに二次加工装置から成り、該主軸の中心線に
平行方向の水平移動と中心線に直角かつ水平又は水平面
に傾斜する方向の移動を行うことができる横送り台上の
一端にタレット刃物台装置を固定し他端に対向主軸台装
置を取付け、対向主軸台装置は横送り台上面に設けた別
の摺動機構を介して横送り台上面を該主軸と直角方向に
摺動し、対向主軸台装置における対向主軸は該主軸の回
転と同調回転その他ができかつその先端で加工物を把持
することができるとともに、該主軸と平行方向の動きを
シリンダーにてできるようにし、二次加工装置により把
持された加工物の二次加工をも可能とした数値制御自動
旋盤である。

前記横送り台の上面を水平面に対して一定の傾斜角とす
る目的は、旋盤加工の作業を容易にするためであるが、
この傾斜の角度は種々変えることができ、ゼロすなわち
水平とすることもできる。

ｅ　実施例次に本発明の実施例を図によって説明する。

第１図は本発明に係る旋盤の正面図、第２図は平面図（
図示の都合によってサドルの傾斜角をゼロとした時の平
面図）、第３図は左側面図である。

第４図はサドル関係の斜視図である。

水平位にある主軸１は、旋盤本体上に固定された主軸台
２に水平に取付けられ、モータ５の駆動によってベルト
４を介して回転し、その内部構造は通常のものとし、先
端で材料６を把持し得る。

横送り台７の長手方向は、主軸１の方向と直角をなし、
かつ水平面に対して一定の傾角をなし、その上面は主軸
１と平行な斜面を形成する。さらに、横送り台７は、サ
ドル８（第４図参照）上に摺動機構８′を介して接合し
、主軸１と直角かつ傾斜方向の移動をするが、その駆動
はサドル８に固定するサーボモータ９及びボールネジ１
０と横送り台７に固定するナツト１１による。また横送
り台７は、その一定の傾斜角を保持しながら主軸ｌと平
行方向の水平動をすることができるが、その駆動はサー
ボモータ３、ボールネジ１２により、旋盤本体に固定す
るガイド棒１３．１４を介して、サドル８に固定するナ
ツト１５及びガイド筒１６との摺動による。

横送り台７上の一端にタレット刃物台装置１７を固定し
、他端上面には摺動機構７′　（第４図参照）を設けて
、これに対向主軸台装置本体１８を取付ける。この台１
８は、サドル８に固定板１９を介して固定する油圧シリ
ンダ２０とそのピストン棒２１によらて押しまたは引か
れて摺動機構７′を摺動し、主軸１に直角に横送り台７
上を往復動することができる。

通常の場合対向主軸台装置２２は、タレット刃物台装置
１７と反対側の最もはなれた位置に押付けてあり、シリ
ンダ２０はこの位置で油圧をフリーとし押圧を油圧シリ
ンダ２３に切換えて止板２４に押付けて固定する。又対
向主軸台装置２２を主軸中心線上に移動する場合は、シ
リンダ２３の油圧をフリーとし、シリンダ２０により主
軸中心まで引戻す。

この往復動において、対向主軸の中心線は主軸１の中心
線と一致し得る点があるようにする。

対向主軸台装置本体１８を主軸１に合わせた時、対向主
軸装置に取付けた対向主軸ユニット２９は油圧シリンダ
３０、ピストン棒３１に連なる機構によって主軸１に接
近あるいは離脱の動きが可能である。

対向主軸台装置を第５．６図に示す、対向主軸台装置本
体１８に取付けられた対向主軸台装置２２、回転シリン
ダ２７及び対向主軸２８を主軸１と同調回転させるモー
タ２６、プーリ３２．３３から成る。第５図は対向主軸
台装置本体及び関係装置の正面全体像を示す。摺動機構
７′を介して横送り台７に接合し、上部にモータ３１を
固定してプーリ３２．３３及びベルト３４を介して対向
主軸台装置に取付けた対向主軸２８を回転させる。

第６図は対向主軸台装置本体１８に取付けた対向主軸台
装置２２の構造を説明する断面図を示す。

対向主軸台装置本体１８は、第４図に示すように、これ
に対向主軸ユニット２９を取付ける。その構造及び機能
は、旋盤の通常技術である主軸１と同じである。対向主
軸２８はモータ２６の駆動によってプーリ３３と共に回
転する。その先端に嵌合するコレットチャック３５は、
回転シリンダ２７内のピストン３６が油圧によってコレ
ットチャック側に押されると締まり、逆方向に引かれる
と自体のばねによって開く構造である。

ｆ　作用次に本発明構成の作用を動作例によって説明する。

第７図は、本発明の実施例において、タレット刃物台装
置１７及び対向主軸台装置が加工動作をしない通常状態
を示し、タレット刃物台装置１７はサーボモータ９に近
接し、対向主軸台装置本体１８は横送り台７の末端にあ
り、対向主軸ユニット２９は油圧シリンダ３０によって
後退した状態にある。タレント刃物台３７にはバイト３
８及びきり３９を取付けた状態を示す。

第８図は、タレット刃物台装置１７のバイトを主軸が把
持する加工物に合わせて切削加工を行うなかで、対向主
軸台装置本体を油圧シリンダ２０のピストン棒２１によ
って移動して主軸１と対向主軸の両輪中心線を合わせた
状態を示す。

対向主軸が油圧シリンダ３０によってさらに主軸１に向
かって前進して加工物を掴み、次いでバイトによって突
切り、加工（切断）が始まることを示す。

第９図は、第８図に引続いて、対向主軸台装置本体１８
を油圧シリンダ２０によって横送り台７の末端の止め板
２４に達するまで移動し、油圧シリンダ２０の押圧をゼ
ロとする。同時にタレット刃物台装置壁に固定する油圧
シリンダ２３のピストン棒２３′によって、対向主軸台
装置本体を止め板２４（第８図参照）に押しつけ固定す
る。この時、対向主軸が把持する加工物の中心線と主軸
台ｌの側壁に固定した二次加工装置４０に取付けた３個
の刃工具４１のうち末端位置の中心線とが一致した状態
である。図示する３個の刃工具は横送り台７の斜面と平
行に並列し、横送り台を移動すれば隣接の刃工具と加工
物を合わせることができる。

さらに横送り台７をモータ３の駆動によって主軸ｌに近
接する方向に移動して対向主軸に把持した加工物を回転
しながらその二次加工を行う状態を示す０次いで、加工
終了後は、横送り台を逆に移動し、刃工具から外した加
工物を対向主軸から吐き出す。

ｇ　発明の効果本発明による旋盤は、構造が簡素で安価でしかも加工能
率が極めて良い、これに反して、本発明と等しい機能を
持つ従来の旋盤は、４軸以上を持つ構造であって本発明
に比べて甚しく高価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の正面図、第２図は第１図の平面
図、第３図は第１図の左側面図、第４図は横送り台関係
斜視図、第５図は対向主軸台装置全体図、第６図は対向
主軸ユニット断面図、第７図は本発明実施例の通常状態
平面図、第８図、第９図はそれぞれ動作側説明図、第１
０図はタレント刃物台のバイトで外径切削し、対向主軸
にキリを取付け孔加工を同時に行っている状態図である
。ｌ・・・主軸、２・・・主軸台、３・・・サーボモータ
、４・・・ベルト、５・・・主軸モータ、６・・・材料
、７・・・横送り台、７′・・・摺動機構、８・・・サ
ドル、８′・・・摺動機構、９・・・サーボモータ、１
０・・・ボールネジ、１１・・・ナツト、１２・・・ボ
ールネジ、１３・・・ガイド棒、１４・・・ガイド棒、
１５・・・ナンド、１６・・・ガイド筒、１７・・・タ
レント刃物台装置１．１８・・・対向主軸台装置本体、１９・・・固定板、
２０・・・油圧シリンダ、２１・・・ピストン棒、２２
・・・対向主軸台装置、２３・・・油圧シリンダ、２３
′・・・ピストン棒、２４・・・止板、２５・・・チャ
ックフタ、２６・・・モータ、２７・・・回転シリンダ
、２８・・・対向主軸、２９・・・対向主軸ユニット、
３０・・・油圧シリンダ、３１・・・ピストン棒、３２
・・・プーリ、３３・・・プーリ、３４・・・ベルト、
３５・・・コレットチャック、３６・・・ピストン、３
７・・・タレント刃物台、３８・・・バイト、３９・・
・キリ、４０・・・二次加工装置、４１・・・刃工具、
４２・・・電気制御装置、４３・・・操作盤、４４・・
・キリ。ｙｐ　１　図う２図り１３図背４図傾医・】台＞５図７乙図矛１０　図

Claims

【特許請求の範囲】

主軸台に回転可能に支承された主軸と該主軸台の前方に
あって、主軸中心線に平行に摺動可能なサドルと該サド
ル上に装架され、主軸中心線に直交して摺動可能な横送
り台と該横送り台上の一端に複数の加工工具を保持する
１個のタレット刃物台装置と該横送り台上中央部よりタ
レット刃物台装置反対側にかけて主軸中心線に直交して
摺動可能に重ねて設けた別の摺動機構上に主軸中心線に
平行な対向主軸台装置を装架する。該対向主軸台装置は
サドルの固定板に取り付けてあるシリンダーにてタレッ
ト刃物台装置の数値制御装置の指令による動きには関係
なく主軸中心線に合わせ移動位置決めを可能とし対向主
軸台装置における対向主軸は、一方の主軸と同調回転、
その他が出来、且つシリンダーの作動で主軸と平行方向
の動きが可能で、その先端にて加工物把持中にタレット
刃物台の工具にて切り落とし及び外径加工等が出来対向
主軸の先端にキリその他の工具を取り付け主軸中心線上
任意の位置まで移動位置決めし、タレット刃物台の工具
と対向主軸の工具にて同時加工をも可能とすることが出
来る。又対向主軸の先端で加工物を把持している間に、
タレット刃物台の工具にて突っ切り、素材と分離、タレ
ット刃物台装置の横送り台上に取り付けたシリンダーに
て対向主軸台装置を主軸中心部より他の端へ押し付け固
定、主軸台側面近くに設けた二次加工装置の工具にて切
り落とし部その他二次加工等を数値制御装置の指令に切
り替えて出来る為、通常必要とする数値制御軸数より２
軸少ない数値制御装置の装備にて可能であることを特徴
とする数値制御自動旋盤。