JPH10244179A - 剪断破砕機の回転刃 - Google Patents

剪断破砕機の回転刃

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JPH10244179A
JPH10244179A JP5022997A JP5022997A JPH10244179A JP H10244179 A JPH10244179 A JP H10244179A JP 5022997 A JP5022997 A JP 5022997A JP 5022997 A JP5022997 A JP 5022997A JP H10244179 A JPH10244179 A JP H10244179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周方向に分割された回転刃の各刃体周面に取
付ボルトを設ける方式では、刃体の板厚が薄い場合に対
応できない。 【解決手段】 回転軸3に装着される回転刃1を2つの
刃体2から構成し、この分割された2つの刃体2を、回
転軸3に互いに反対方向から着脱できるようにし、回転
刃1を挟んで設けられたスペーサ5との間に係着手段
(係着孔9、10とこれに嵌入する係着ピン14とで構
成)を設けて分割された刃体2を固定する。これによ
り、2つの刃体2の回転軸3への着脱が容易になり、刃
体2の板厚を必要以上に大きく設定する必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、剪断
作用により各種の固形処理物を連続的に破砕する剪断破
砕機における回転刃であって、回転軸に直交する方向に
接離可能な2分割構成の回転刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、剪断破砕機の代表例である二
軸剪断式破砕機は、図10の水平断面図及び図11の横
断面図に示すように駆動軸01と従動軸02とが一定間
隔をおいて並設され、互いに内向回転するように構成さ
れ、この駆動軸01及び従動軸02上には、多数の回転
刃03がスペーサ04を密着状態に挟んで交互に、その
側面同士が互いに微小隙間をもって密接ラップした状態
で列設されている。そして、ケーシング05側から大小
のスクレーパ06が交互に突出し、この大小のスクレー
パ06先端にそれぞれスペーサ04及び回転刃03が近
接して回転するようになっている。剪断破砕機の回転刃
03は、金属片、プラスチック、木材等の雑多な被破砕
物を破砕するので摩耗が激しく頻繁に交換が必要となる
が、通常は全体が一体物であるため、一部欠損した場合
であっても全体を交換しなければならないという問題が
あった。
【0003】そこで、これを解消するため実公昭57−
31953号公報や実公平7−53712号公報には、
駆動軸や従動軸に嵌着される刃受台とこれを取り囲む刃
体とから構成され、この刃体は周方向に分割され、刃受
台に着脱自在な複数の刃体片からなる二軸剪断式破砕機
の回転刃が記載されている。この刃体片は、外周上に径
方向外方から2本の取付ボルトを刃受台に螺入すること
により固定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実公昭57−31
953号公報や実公平7−53712号公報のように刃
体の径方向外方から取付ボルトを螺入埋設する構成であ
ると、刃体の外周面に大きなボルト穴を設けるために一
定以上の厚さを必要とする。つまり、破砕時には刃体の
刃部には大きな負荷がかかるのでこれに対抗するため強
度上取付ボルトの径は大きく設定されるから、これに比
例してボルト穴も大きくならざるを得ず、そのために刃
体の板厚も必要以上に厚く設定せざるを得なかった。従
って、破砕時の外力が小さい小容量の破砕機であっても
刃体の板厚を薄くできなかった。
【0005】また、被破砕物を幅の狭い小片に破砕する
のが目的の破砕機では(通常、小容量破砕機の場合が多
い)、刃体の板厚は所定の小片に破砕できるように本来
小さく設定すべきであるが、ボルト穴を設けるために必
要以上に大きな刃体厚さとならざるを得ず、このような
破砕機には対応が困難であった。
【0006】なお、図10に示すように回転刃03はケ
ーシング05に固定されたスクレーパ06に挟まれた形
になっているため回転刃03を軸方向にずらして取り外
すことはできない。従って、例えば全体を2分割した回
転刃を簡単に軸に着脱自在にするためには、回転刃はス
クレーパに沿って軸と直交する上下方向にスライドでき
るようにする必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この出願発明は、回転軸に装着される回転刃を2
つの刃体から構成し、この分割された2つの刃体を、回
転軸に互いに反対方向から着脱できるようにし、回転刃
を挟んで設けられたスペーサとの間に係着手段を設けて
分割された刃体を一体化して固定する。これにより、2
つの刃体の回転軸への着脱が容易になるとともに、刃体
の板厚を必要以上に大きく設定する必要もない。従っ
て、小さい切断幅をもつ破砕機が容易に実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】第1実施形態としては、剪断破砕
機のケーシングに軸支された回転軸にスペーサを挟んで
複数の回転刃を装着したものにおいて、該回転刃を回転
軸を挟んで互いに対向する反対方向から回転軸に接離可
能になるよう2つの刃体に分割し、この回転刃の分割境
界線と直交する方向にスペーサを分割し、このスペーサ
の分割境界線上に係着孔を設け、この係着孔と刃体側に
設けた係着孔とにまたがって嵌挿される係着ピンを設け
たものである。
【0009】第2実施形態としては、剪断破砕機のケー
シングに軸支された回転軸にスペーサを挟んで複数の回
転刃を装着したものにおいて、該回転刃を回転軸を挟ん
で互いに反対方向から回転軸に接離可能に2つの刃体に
分割し、この回転刃の分割境界線と平行な方向にスペー
サを分割し、このスペーサの分割境界線上に係着孔を設
け、この係着孔に刃体側面に突設した係着ピンを嵌挿し
たものである。
【0010】上記の場合、各刃体をいずれも同一形状に
なるように分割構成するとよい。また、スペーサを、回
転軸に嵌装されるスペーサ本体部と、この本体部に互い
に反対方向から着脱する2つのスペーサ片とで構成する
とよい。また、各スペーサ片はいずれも同一形状になる
ように分割構成するとよい。
【0011】第1実施形態においては、スペーサ本体部
とスペーサ片との分割境界線上に1対の係着孔を設け、
両係着孔の中間位置に接合ボルトを螺入して両者を接合
するとよい。
【0012】第2実施形態においては、スペーサ本体部
とスペーサ片との分割境界線上に1つの係着孔を設け、
この係着孔の両側位置に接合ボルトを螺入して両者を接
合するとよい。
【0013】上記のような構成では、刃体の板厚を必要
以上に大きく設定する必要もない。また、分割された2
つの刃体が互いに反対方向に接離可能になって、剪断破
砕機のケーシングに突出したスクレーパに干渉しないよ
うに上下方向から各刃体を持ち込んで回転軸に装着した
り、取り外したりできるのでその作業が簡単になる。こ
の点は分割されたスペーサについても同様である。特に
第2実施形態では軸を回転せずとも刃体とスペーサ片を
同じ方向から着脱できるので作業の手間が省ける。
【0014】また、分割された刃体やスペーサ片をいず
れも同一形状になるように構成した場合、部品共通化に
より製造・加工負担も軽減され、また相互に互換性があ
るから組立、交換にも便利となる。
【0015】なお、回転軸を、正方形や正六角形のよう
な正多角形断面軸とすれば、刃体やスペーサ片を同一形
状にするのに都合がよく、回転力の確実な伝達ができる
製作しやすい形状となる。
【0016】
【実施例】以下、この出願発明の実施例を図面を参照し
ながら説明する。
【0017】図1〜図5は、第1実施形態に対応する実
施例である。図1は、回転軸に分割タイプの回転刃とス
ペーサが装着された状態で、スペーサ接合位置における
縦断面図、図2はこの一部分解斜視図であり、図3は回
転刃とスペーサの部品図、図4(a)(b)と図5はそれぞれ
回転刃とスペーサの回転軸への取り付け要領を示す正面
図と側面図である。
【0018】図1〜図3に示すように回転刃1は、分割
された2つの刃体2からなる。通常部品の共通化のため
に2つの刃体2はその形状が同一となるように、回転刃
1は回転軸3の軸芯Oに対して対称形状をなし、この軸
芯Oを通る直線(これが刃体2同士間の分割境界線4と
なる)で2分割されている。従って、両刃体は、一方の
刃体を180度回転すれば他方の刃体に重なり合う、軸
対称となっている。回転軸3も正方形断面のものが通常
採用される。この例では2つに分割されていても刃体2
としては同じ形状のものを作ればよいので製造・加工が
容易でその作業負担も軽減され、また相互に互換性があ
るから組立・交換にも便利である。後述するスペーサ5
についても、回転軸3に嵌合するスペーサ本体部6と、
これに接合される2つの同一形状のスペーサ片7とに分
割されている。
【0019】各刃体2は、その外周部に複数の爪状の刃
部8を有し、その内側には正方形断面の回転軸3に嵌合
するコ形の凹部2aを有する。コ形の凹部2aが、回転
軸3に嵌合することで回転軸3の回転力は確実に各刃体
2に伝達され回転刃としての破砕機能が発揮される。コ
形の凹部2aの両側には後述する係着ピン14が嵌入す
る円形の係着孔9が形設されている。これに対応してス
ペーサ5側にも係着孔10が設けてある。
【0020】全体形状が円形のスペーサ5は、上記回転
刃1の分割境界線4と直交する方向で2つの係着孔10
の中央を結ぶ線上から、回転軸3の両側対称位置で分割
されている。11はその分割境界線を示す。従って、ス
ペーサ本体部6側とスペーサ片7とに半円形の一対の係
着溝10aが形設され、両者を合体した場合に刃体2側
の係着孔9と同じ位置に同じ形の係着孔10がスペーサ
5側に形成されるようになっている。従って、回転刃
1、スペーサ5の分割境界線4、11上にそれぞれ係着
孔9、10が形設されていることになる。スペーサ本体
部6およびスペーサ片7ともに一対の係着溝10aの中
央位置には接合用のボルト穴12が形設され、このボル
ト穴12に接合ボルト13を螺入することにより両者は
接合締結される。なお、接合ボルト13の頭部はスペー
サ片7の外周面から突出しないようにボルト穴12に埋
設される。
【0021】上述のように分割された刃体3とスペーサ
片7は、回転軸3と直交する方向に互いに向かい合う方
向から着脱自在に構成されたものであるから、横のケー
シングやスクレーパ(図10参照)に邪魔されることな
く、回転軸3の上下方向からこれを持ち込んで軸に一体
に組み立てることができる。取り外す場合も同様であ
る。
【0022】なお、回転軸2は、軸対称になる形状であ
ればよいから正方形断面に限らず、例えば正六角形の如
きの正多角形断面の軸であればよい。
【0023】上記の構成では、回転刃(刃体)の外周面
には取付ボルトが存在しないため回転刃の板厚が小さい
場合にも対応できる。これは被破砕物の切断幅を小さく
設定したいという要求に応えることができることを意味
する。
【0024】なお、スペーサには破砕時に回転刃に対す
るような大きな負荷がかからないので接合ボルト13の
径は小さくてよい。従って接合ボルト13をスペーサ片
7の外周面に設けても、このためにスペーサ5の板厚を
大きくする必要はない。
【0025】ここで、図4(a)(b)と図5に基づき回転軸
3に2分割された刃体2を装着して回転刃1を形成する
要領について説明する。刃体2とスペーサ片7は、着脱
方向は90度ずれているが、いずれもスクレーパに干渉
しない上下方向から取り付けられる。
【0026】まず、スペーサ本体部6を必要数だけ回転
軸3に嵌装しておき、隣接するスペーサ本体部6の間に
回転軸3の上方又は下方から一つの刃体3を回転軸3に
装着し、係着ピン14をスペーサ本体部6の係着溝10
aにまたがるように半分だけ刃体2の係着孔9に押し込
む。これにより刃体は下方には落下しない。下方又は上
方向からもう一方の刃体2を軸3に装着し、同様に係着
ピン14を半分だけ刃体2の係着孔9に押し込む(図
5)。この状態で、図4(b)の如く軸3を90度回転し
上下方向から2つのスペーサ片7をスペーサ本体部6に
合体させ、接合ボルト14で両者を接合締結する。これ
で、1つの回転刃1とスペーサ5とが回転軸3上に組み
立てられたことになる。かかる要領で順次刃体2やスペ
ーサ片7を回転軸3に装着固定する。回転刃が摩耗して
取り外す場合は、逆の手順で接合ボルト13を取り外し
た後、スペーサ片7を離し係着ピン14を刃体2の係着
孔9から引き抜けばよい。この場合、2分割方式の回転
刃であることもあって回転刃の交換作業が迅速容易にな
る。
【0027】図6〜9は、第2実施形態に対応する実施
例で、回転刃の刃体とスペーサとも同一の方向から着脱
するようにしたものである。上述した実施例では刃体と
スペーサ片との着脱方向が90度ずれているのでケーシ
ングから横方向に突出したスクレーパに邪魔されずこれ
らを着脱するためには軸を回転しながら行う必要がある
が、以下の実施例ではその必要がない。
【0028】図6は回転軸23に回転刃21とスペーサ
25を取り付けた状態で、スペーサ接合位置における縦
断面図、図7はその一部分解斜視図、図8と図9は回転
刃とスペーサの取り付け要領図である。以下、上記実施
例と異なる構成のみ説明する。
【0029】図6〜図7に示すように回転刃21の分割
態様は上記実施例と同じであるが、スペーサ25は、回
転刃21の分割境界線24と平行する方向に軸23を挟
んで両側対称位置で2つに分割されている。従って、ス
ペーサ25の分割境界線31は回転刃21の分割境界線
24に平行である。なお、各刃体22、各スペーサ片2
7は同一形状になっている点は上記実施例と同じであ
る。
【0030】刃体22両側面には円柱状の係着ピン29
が突出している。この係着ピン29は刃体22に固設さ
れている。係着ピン29の突出量はスペーサ25側の係
着孔30の半分の深さ以下である。
【0031】スペーサ25の分割境界線31上、スペー
サ本体部26側とスペーサ片27とに半円形の係着溝3
0aが1つ形設され、両者を合体した場合に刃体22側
の係着ピン29と同じ位置に円形の係着孔30がスペー
サ25側に形成されるようになっている。スペーサ本体
部26およびスペーサ片27ともに中央の係着溝30a
を挟んで両側には一対の接合用のボルト穴32が形設さ
れ、このボルト穴32に接合ボルト33を螺入すること
により両者は接合される。なお、接合ボルト33の頭部
はスペーサ片27の外周から突出しないようにボルト穴
32に埋設される。
【0032】ここで、図8と図9に基づき回転軸23に
2分割された刃体22を装着して回転刃21を形成する
要領について説明する。刃体22やスペーサ片27は、
上下方向から着脱するのは上記実施例と同じである。
【0033】スペーサ本体部26を必要数だけ回転軸2
3に嵌装しておき、隣り合うスペーサ本体部26の間に
軸23の上下方向から刃体22をそのコ形凹部22aを
軸23にはめ込みつつ、係着ピン29をスペーサ本体部
26の係着溝30aに係合させて軸23に装着する。隣
の刃体についても同様に軸に装着しておく。そして、ス
ペーサ本体部26の上方からスペーサ片27を隣接する
刃体22の間に挟装しつつ刃体22の係着ピン29にス
ペーサ片27の係着溝30aが係合するように上からか
ぶせるような恰好でスペーサ本体部26上に合体させ
る。そして、両側のボルト穴32に接合ボルト33を螺
入して両者を接合締結する。これにより隣接する2つの
刃体22、即ち、2つの回転刃21が同時に軸23上に
固定されることになる。かかる要領で隣接する一対の刃
体を1組として順次回転軸に装着固定する。取り外す場
合は、上記と逆な手順で接合ボルト33を取り外して、
スペーサ片27をスペーサ本体部26から引き離せば、
簡単に刃体22が軸23から取り外せる。この場合、回
転軸23は固定したままで刃体22とスペーサ片27を
取り付けられ、また、係着ピン29は刃体22に固定し
てあるので、上記実施例のようにこれを後から係着孔に
嵌入したり、引き抜いたりする必要がないので、回転刃
(刃体)の着脱作業が簡便となる。
【0034】
【発明の効果】 刃体の外周面に取付ボルトを設けていないので、剪
断破砕機の容量が小さく、それに応じて回転刃(刃体)
の板厚が小さくなる場合にも対応できる。被破砕物の切
断幅が小さく指定された場合にも適応できる。
【0035】また、剪断破砕機のケーシングに突出した
スクレーパに干渉しないように上下方向から刃体を回転
軸に着脱でき、その結果回転刃の着脱作業が、2分割方
式の回転刃ということもあって、すこぶる簡単になりそ
の手間も格段に少なくてすむ。
【0036】特に、分割された刃体等をいずれも同一形
状になるように部品共通化した場合、製造・加工が容易
でその作業負担も軽減され、また相互に互換性があるか
ら組立、交換にも便利となる。
【0037】 回転刃の分割境界線と平行な方向にス
ペーサも分割境界線がある場合には、刃体、スペーサと
も同一方向から着脱できることから、刃体の装着・交換
作業の手間が軽減され、作業の迅速化が図れる。
【0038】回転軸を、正方形や正六角形のような正
多角形断面軸とすれば、刃体やスペーサ片を同一形状に
するのに都合がよく、回転力の確実な伝達ができる製作
しやすい形状となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に対応する実施例を示し、回転軸
に分割タイプの回転刃とスペーサが装着された状態で、
スペーサ接合位置における縦断面図である。
【図2】その一部分解斜視図である。
【図3】回転刃とスペーサの部品図である。
【図4】(a)(b)は回転刃とスペーサの回転軸への取り付
け要領を示す正面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】第2実施形態に対応する実施例を示し、回転軸
に回転刃とスペーサを取り付けた状態で、スペーサ接合
位置における縦断面図である。
【図7】その一部分解斜視図である。
【図8】回転刃とスペーサの回転軸への取り付け要領を
示す正面図である。
【図9】同側面図である。
【図10】二軸剪断破砕機の水平断面図である。
【図11】同横断面図である。
【符号の説明】
1、21…回転刃 2、22…刃体 3,23…回転軸 4,24…(回転刃の)分割境界線 5、25…スペーサ 6,26…スペーサ本体部 7,27…スペーサ片 9…(刃体側の)係着孔 10、30…(スペーサ側の)係着孔 11,31…(スペーサの)分割境界線 12、32…ボルト穴 13,33…接合ボルト 14…係着ピン 29…係着ピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剪断破砕機のケーシングに軸支された回
    転軸にスペーサを挟んで複数の回転刃を装着したものに
    おいて、 該回転刃を回転軸を挟んで互いに反対方向から回転軸に
    接離可能に2つの刃体に分割構成し、この回転刃の分割
    境界線と直交する方向にスペーサを分割し、このスペー
    サの分割境界線上に係着孔を設け、この係着孔と刃体側
    に設けた係着孔とにまたがって嵌挿される係着ピンを設
    けたことを特徴とする剪断破砕機の回転刃。
  2. 【請求項2】 剪断破砕機のケーシングに軸支された回
    転軸にスペーサを挟んで複数の回転刃を装着したものに
    おいて、 該回転刃を回転軸を挟んで互いに反対方向から回転軸に
    接離可能に2つの刃体に分割構成し、この回転刃の分割
    境界線と平行な方向にスペーサを分割し、このスペーサ
    の分割境界線上に係着孔を設け、この係着孔に刃体側面
    に突設した係着ピンを嵌挿したことを特徴とする剪断破
    砕機の回転刃。
  3. 【請求項3】 回転刃を軸芯に対して対称な形状とし、
    軸芯を通る直線で回転刃を2分割して各刃体がいずれも
    同一形状になるようにした請求項1又は2記載の剪断破
    砕機の回転刃。
  4. 【請求項4】 スペーサを、回転軸に嵌着されるスペー
    サ本体部と、このスペーサ本体部に互いに反対方向から
    着脱する2つのスペーサ片とで構成した請求項1〜3い
    ずれか1項に記載の剪断破砕機の回転刃。
  5. 【請求項5】 各スペーサ片がいずれも同一形状になる
    ように分割構成した請求項1〜4いずれか1項に記載の
    剪断破砕機の回転刃。
  6. 【請求項6】 スペーサ本体部とスペーサ片との分割境
    界線上に1対の係着孔を設け、両係着孔の中間位置に接
    合ボルトを螺入して両者を接合した請求項1、3、4,
    5いずれか1項に記載の剪断破砕機の回転刃。
  7. 【請求項7】 スペーサ本体部とスペーサ片との分割境
    界線上に1つの係着孔を設け、この係着孔の両側位置に
    接合ボルトを螺入して両者を接合した請求項2,3,
    4,5いずれか1項に記載の剪断破砕機の回転刃。
  8. 【請求項8】 回転軸を正多角形断面軸とした請求項1
    〜7いずれか1項に記載の剪断破砕機の回転刃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016073913A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 回転刃用のスペーサ及びこれを備えた破砕機
KR20220069841A (ko) 2020-11-20 2022-05-27 스미도모쥬기가이엔바이로멘트 가부시키가이샤 파쇄장치 및 파쇄장치의 제조방법

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