JPH10243991A - 錠剤分配装置 - Google Patents

錠剤分配装置

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JPH10243991A
JPH10243991A JP4941197A JP4941197A JPH10243991A JP H10243991 A JPH10243991 A JP H10243991A JP 4941197 A JP4941197 A JP 4941197A JP 4941197 A JP4941197 A JP 4941197A JP H10243991 A JPH10243991 A JP H10243991A
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JP
Japan
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tablet
gear
tablet cassette
cassette
outer peripheral
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Application number
JP4941197A
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English (en)
Inventor
Susumu Ueno
植野  進
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Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、左右方向のブレを確実に防
止し、正確に錠剤カセッターを支持台に収納可能な錠剤
分配装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明に係る錠剤分配装置は、分配ロー
ター33を具備した錠剤カセッター30が支持台10に着脱自
在に載置され、該支持台10には分配ローター33を駆動す
るためのギヤ12が突設された錠剤分配装置であって、ギ
ヤ12は支持台10のギヤケース14によって少なくとも左右
が覆われ、且つ前記錠剤カセッター30の下部には錠剤カ
セッター30を収納又は取り出す際にギヤケース14と当接
しつつ回転する少なくとも左右一対の回転ローラー41が
突設され、該回転ローラー41は外周面に弾性体42が捲回
されてなる点にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤分配装置に関
するものであり、より詳しくはモーター等の駆動手段の
駆動により、錠剤カセッター内に収容された錠剤を分配
ローターによって所定数ずつ取り出すための錠剤分配装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の錠剤分配装置として
は、種々のものが提案されており、例えば実公昭54−
102397号公報、実開平3−75106号公報所載
のものが公知である。
【0003】これらの公報所載の装置は何れも、錠剤カ
セッターのみを支持台より取り出すことができ、カセッ
ターを取り出した状態で錠剤の詰め替え等ができ、その
作業性が極めて簡便であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記何
れの従来例所載の錠剤分配装置にあっても、支持台及び
カセッターに夫々設けられた凸部と溝部とのスライドに
より支持台に対してカセッターの左右方向の位置決めを
して収納させるものであり、このスライドの為には凸部
と溝部との間に若干の隙間(遊び)を持たせておく必要
があった。
【0005】しかるに、錠剤カセッター及び支持台は一
般的に夫々プラスチック等により一体成形されるもので
あり、成形時の誤差等を考慮して、錠剤カセッター及び
支持台に夫々誤差が生じても凸部と溝部との間に隙間が
生ずるように設計されている。
【0006】このため、成形時の誤差によって凸部が小
さくなり溝部が広くなったものについては、両者の隙間
部分が大きくなり過ぎ、収納された錠剤カセッターにガ
タツキが生じるという問題点を有していた。
【0007】また、このように凸部と溝部との隙間部分
が大きい場合には、錠剤カセッターを取付ける際に、収
容時に係合しあう歯車同士或いはコネクター同士が不用
意に接触してしまい、これらの部位が破損するおそれも
存在した。
【0008】そこで、本発明はこのような問題を解決す
べくなされたものであり、左右方向のブレを確実に防止
しつつ、正確に錠剤カセッターを支持台に収納せしめる
ことのできる錠剤分配装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべくなされたものであり、本発明に係る錠剤分配装置
は、躯体1 から突設された支持台10に、錠剤を所定数だ
け取り出すための分配ローター33を具備した錠剤カセッ
ター30が、着脱自在に載置されてなり、且つ支持台10に
は分配ローター33を駆動するためのギヤ12が突設されて
なる錠剤分配装置であって、前記ギヤ12は、支持台10の
ギヤケース14によって少なくとも左右が覆われてなり、
且つ前記錠剤カセッター30の下部には錠剤カセッター30
を収納又は取り出す際にギヤケース14と当接しつつ回転
する少なくとも左右一対の回転ローラー41が突設され、
該回転ローラー41は外周面に弾性体42が捲回されてなる
ことを特徴とする。
【0010】該構成からなる錠剤分配装置にあっては、
支持台10に錠剤カセッター30を収納せしめる際には、錠
剤カセッター30の回転ローラー41の弾性体42が支持台10
のギヤケース14と当接して回転しつつ、錠剤カセッター
30が収納される。
【0011】このように収納された錠剤カセッター30
は、回転ローラー41の弾性体42がギヤケース14と当接し
圧接した状態で、載置されることとなる。
【0012】また、本発明に係る錠剤分配装置は、請求
項2記載の如く、錠剤カセッター30の下部より突設され
前記支持台10のギヤ12と噛合可能な従属ギヤ35が、板バ
ネ37によって回転が係止され、且つギヤケース14が、錠
剤カセッター30を収納した際に板バネ37の自由端部37b
と当接して従属ギヤ35の係止を解除すべく設けられた構
成を採用することもできる。
【0013】該構成からなる請求項2記載の錠剤分配装
置にあっては、錠剤を詰め替えるために錠剤カセッター
30を取り出している時などは、板バネ37の係止により従
属ギヤ35が回転することがない。
【0014】一方、錠剤カセッター30を収納せしめた際
には、板バネ37の自由端部37b がギヤケース14と当接し
て、板バネ37による従属ギヤ35の係止が解除されて、該
従属ギヤ35は支持台10のギヤ12と噛合い、該ギヤ12の回
転により従属ギヤ35も的確に回転する。このように、請
求項2記載の錠剤分配装置にあっては、弾性体42が当接
し圧接するギヤケース14を利用して板バネ37の係止、解
除を行うことができる。
【0015】また、本発明に係る錠剤分配装置にあって
は、請求項3記載の如く、回転ローラー41の外周面に凹
溝41a を形成して、該凹溝41a に、外周面が回転ローラ
ー41の外周面よりも突出した状態で、リング状のゴム部
材42を介在することにより、前記回転ローラー41への弾
性体42の捲回を行うことができる。
【0016】該構成からなる請求項3記載の錠剤分配装
置にあっては、回転ローラー41の凹溝41a にリング状の
ゴム部材42を介在せしめることによって、極めて容易に
回転ローラー41に弾性体42を捲回することができ、また
必要に応じて適宜弾性体42の取替等も容易に行い得る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1乃至図4を参酌しつつ、説明する。
【0018】本実施形態における錠剤分配装置は、図1
に示すように、円柱形の躯体1 と、該躯体1 から放射状
に多数突設された扇状の支持台10, …と、各支持台10上
に収納可能な錠剤カセッター30, …とから構成されてな
る。なお、前記支持台10, …は、躯体1 から他段で突設
されてなる。
【0019】ここで、躯体1 、支持台10、錠剤カセッタ
ー30は、夫々硬質のプラスチックにより一体成形されて
製造される。
【0020】支持台10には、躯体側の底部に錠剤を落下
させるための錠剤通過孔11が穿設されてなる。なお、該
錠剤通過孔11の内面には、錠剤の通過を検出可能な検出
手段たるセンサー(図示せず)が設けられてなる。
【0021】また、該錠剤通過孔11よりも前方(躯体に
対して反対側)には、駆動手段たる回転モーター(図示
せず)に連結されたギヤ12が、表出して設けられてな
る。
【0022】さらに、該ギヤ12の側方を覆うべく支持台
10からギヤケース14が突設されてなる。該ギヤケース14
は、図2に示すように、ギヤ12の両側面を覆うべく設け
られた左右一対の側板14a,14a と、該側板14a の一方か
ら他方側に向けて僅かに伸びた前板14b とから構成され
てなる。
【0023】前記錠剤カセッター30は、図1に示すよう
に、上方で蓋31によって開閉自在に設けられたカセッタ
ー本体32の内部には、分配ローター33が内在されてな
る。
【0024】該カセッター本体32には、後方側の底部に
錠剤を排出するための排出孔(図示せず)が穿設されて
なり、前記分配ローター33は、回転することによりカセ
ッター本体32内に収容された錠剤を一錠ずつ排出孔より
排出して、該錠剤を支持台10の錠剤通過孔11より取り出
せるよう構成されてなる。尚、このようにして取り出さ
れた錠剤は、躯体1 に設けられた錠剤通路を介して、分
包機等に送られることとなる。
【0025】また、分配ローター33の回転軸33a はカセ
ッター本体32の下方より突設され、従属ギヤ35に連結さ
れてなる。
【0026】このカセッター本体32の下方より突設され
た従属ギヤ35は、錠剤カセッター30を収納せしめた際に
は、前記支持台10のギヤ12と噛合可能に設けられてな
る。そして、前記支持台10のギヤ12の回転に従属して該
従属ギヤ35も回転するように構成されてなる。
【0027】さらに、カセッター本体32の下面には、図
3に示すように従属ギヤ35の回転を係止するための板バ
ネ37が取付けられている。
【0028】該板バネ37は、一端側37a でカセッター本
体32にネジ38によって固定されてなり、他端側37b が自
由端とされている。また、両端37a,37b の間には、従属
ギヤ35の歯に係入すべく躯体側に屈曲した屈曲部37c が
形成されてなる。
【0029】ここで、該板バネ37は、自由端部37b が錠
剤カセッター30を躯体側に収納せしめた際に前記ギヤケ
ース14の前板14b と当接して、図3の一点鎖線で示すよ
うに、従属ギヤ35との噛合を解除すべく設けられてい
る。
【0030】また、図3に於いて、39は、カセッター本
体32の下面周縁部より下方に突設されたケース用リブで
あり、該ケース用リブ39には、錠剤カセッター30収納時
にギヤケース14と当接する当接部39a を具備してなる。
該当接部39a には、前方側に突設された補強リブ39b が
形成されてなり、ギヤケース14が当接する当接部39a の
強度が保たれてなる。
【0031】さらに、該カセッター本体32には、下面よ
り従属ギヤ35よりも後方側(躯体側)で両側に一対の突
出軸40,40 が突設されてなる。
【0032】該突出軸40には、図4に示すように、外周
面に凹溝41a が形成された回転ローラー41が回転自在に
軸支されてなり、該回転ローラー41の凹溝41a にはリン
グ状のゴム部材42が介在されてなり、これにより回転ロ
ーラー41には弾性体42が捲回されてなる。
【0033】ここで、該ゴム部材42は、外周面が回転ロ
ーラー41の外周面よりも突出した状態で回転ローラー41
に取付けられてなる。
【0034】また、前記躯体1 には、永久磁石からなる
キャッチ金具(図示せず)が取付けられてなり、前記錠
剤カセッター30の背面には、該キャッチ金具と対向する
位置に、磁石板(図示せず)が取付けられている。な
お、該キャッチ金具の構成は、実公昭54−10239
号公報所載のものと略同様である。
【0035】本実施形態の錠剤分配装置は上記構成から
なるので、錠剤カセッター30を取り出して蓋31を開放し
て錠剤の詰め替え等を行うことができ、この際、錠剤カ
セッター30の従属ギヤ35は、板バネ37によって係止され
てなるので、不用意に分配ローター33が回転して、排出
孔より錠剤が排出されることがない。
【0036】また、上記詰め替え作業終了後に、該錠剤
カセッター30を支持台10の上面に載置せしめて躯体側に
収納せしめる。この際、錠剤カセッター30の回転ローラ
ー41のゴム部材42がギヤケース14と当接して回転しつ
つ、円滑に収納せしめることができる。
【0037】さらに、このように錠剤カセッター30を収
納せしめる際には、板バネ37の自由端部37b はギヤケー
ス14の前板14b と当接して、板バネ37による従属ギヤ35
の係止が解除される。
【0038】そして、支持台10上を移動する錠剤カセッ
ター30は、ゴム部材42の弾性によって的確な位置に修正
されながら、従属ギヤ35は支持台10のギヤ12と噛合う。
このようにギヤ12,35 同士が噛合った後に、支持台10の
ギヤ12を回転することにより従属ギヤ35も的確に回転
し、分配ローター33により一錠ずつ錠剤が排出孔より排
出されることとなる。なお、このように収納された錠剤
カセッター30は、回転ローラー41のゴム部材42がギヤケ
ース14の側板14a,14a と当接し圧接した状態であるの
で、ゴム部材42の弾性により錠剤カセッター30の左右方
向のブレを防止することができる。
【0039】また、該錠剤カセッター30の前方側への移
動は、背面に設けられた磁石板と躯体1 に設けられたキ
ャッチ金具との磁着によって阻止される。
【0040】さらに、本実施形態において、支持台10及
び錠剤カセッター30は、夫々一体成形により容易に製造
できるとともに、成形時において支持台10の側板14a,14
a 又は錠剤カセッター30の突出軸40の位置の誤差(ズ
レ)が生じても、ゴム部材42の弾性により的確に吸収す
ることができるという利点を有する。
【0041】しかも、錠剤カセッター30は支持台10上を
移動する際にもゴム部材42の弾性によって的確な位置に
修正されるので、噛合う際の従属ギヤ35及びギヤ12の歯
同士が不用意に衝突することを防止でき、これらの部材
の破損を防止することができる利点を有する。
【0042】また、回転ローラー41の凹溝41a にリング
状のゴム部材42を介在せしめることにより、極めて容易
に回転ローラー41に弾性体42を捲回することができ、必
要に応じて適宜ゴム部材42の取替等も容易に行い得る。
特に、該回転ローラー41は、躯体1 から適宜離脱できる
錠剤カセッター30側に取付けられているので、ゴム部材
42の交換に際して錠剤カセッター30を離脱せしめること
により、その交換作業は極めて簡便に行いうる。
【0043】さらに、躯体1 は円柱形状で、該躯体1 か
ら扇状の支持台10が放射状に突設されてなるものゆえ、
多数の支持台10を躯体1 に一定の空間内に配置せしめる
ことができるので、空間の狭い場所等において特に有益
である。
【0044】上記実施形態の錠剤分配装置は、上記構成
からなり、上述の利点を有したが、本発明に係る錠剤分
配装置は、支持台10から突設されたギヤ12が支持台10の
ギヤケース14によって少なくとも左右が覆われ、錠剤カ
セッター30の下部には錠剤カセッター30を収納又は取り
出す際にギヤケース14に当接しつつ回転する少なくとも
左右一対の回転ローラー41が突設され、該回転ローラー
41は外周面に弾性体42が捲回されてなるものであれば、
本発明の意図する範囲内である。
【0045】つまり、回転ローラー41は、カセッター本
体32の下面から従属ギヤ35よりも後方側で両側に一対突
設されてなる突出軸40に回転自在に取付けられているも
のに限定されるものではなく、回転ローラー41を前後左
右に四つ設けるものであっても、本発明の意図する範囲
内である。
【0046】さらに、該回転ローラー41も単に突出軸40
に回転自在に取付けられるものに限定されるものではな
く、例えば、錠剤カセッター30の底部に左右方向に揺動
自在で且つ内側に付勢されたアームに、回転自在に取付
けることもできる。つまり、錠剤カセッターの底部の突
出軸にアームの一端部を取付けて、該アームを内側方向
に付勢するためのバネ等の付勢手段を錠剤カセッターに
設けて、該アームの他端部に上記実施形態の如き回転ロ
ーラーを取付ける構成を採用することもでき、該構成を
採用することにより、ゴム部材42の弾性のみならず付勢
手段による付勢力によっても錠剤カセッター30の左右方
向のブレを防止することができる利点を有する。
【0047】また、本発明において、回転ローラー41の
外周面に弾性体42を捲回する方法についても適宜の方法
を採用することができるが、回転ローラー41の外周面に
凹溝41a を形成して、該凹溝41a にリング状のゴム部材
42を介在する方法が好ましい。
【0048】さらに、上記実施形態においては、錠剤カ
セッター30の前方側への移動を実公昭54−10239
7号公報所載の如く錠剤カセッター30の背面に設けた磁
石板と躯体1 に設けたキャッチ金具との磁着により行う
ものであったが、例えば実開平3−75106号公報所
載の如き支持台の上面及び錠剤カセッターの底面に設け
られた係止手段により錠剤カセッター30の前方側への移
動を阻止することも可能である。
【0049】但し、本発明にあっては、既に回転ローラ
ー41の弾性体41によって左右方向のブレは防止されてな
るものゆえ、実開平3−75106号公報所載の如き係
止手段を採用することを要せず、該係止手段を設けた場
合には却って錠剤カセッターの底部及び支持台の表面の
構造が複雑となるため、上記実施形態の如く躯体1 と錠
剤カセッター30とに設けた磁石により錠剤カセッター30
の前方側への移動を阻止するものであることが好まし
い。
【0050】また、上記実施形態において、ギヤケース
14は、ギヤ12の両側面を覆うべく設けられた左右一対の
側板14a,14a と、該側板14a の一方から他方側に向けて
僅かに伸びた前板14b とから構成されてなるものについ
て説明したが、本発明において該ギヤケース14はギヤ12
の左右を覆うべく左右一対設けられているものであれば
本発明の意図する範囲である。
【0051】しかも、該ギヤケース14として、ギヤ12の
両側を覆う側板14a のみならず、ギヤ12の上面をも覆う
上板を設けることもできる。つまり、ギヤ12の上面を覆
う上板を設けて、該上板を錠剤カセッター30の分配ロー
ター33の回転軸33a の後方側(ギヤ12と従属ギヤ35との
噛合位置)までの移動を許容するように設ける(例え
ば、上板に回転軸33a を挿通可能な溝部を設ける、或い
は、回転軸33a の移動位置の後方側まで上板を設ける
等)ことも可能である。該構成を採用することにより、
支持台10のギヤ12に埃、ゴミ等が入りにくくなり、さら
には支持台10内部の駆動手段等にも埃等の進入を防止で
きるという利点を有する。
【0052】
【発明の効果】叙上の様に、本発明に係る錠剤分配装置
は、錠剤カセッターの下部の回転ローラーには外周面に
弾性体が捲回されてなるため、回転ローラーの弾性体が
ギヤケースと当接し圧接した状態で、錠剤カセッターを
収納せしめることができ、弾性体の弾性によって錠剤カ
セッターの左右方向のブレを防止することができるとい
う効果を有する。
【0053】また、錠剤カセッターは支持台上を移動す
る際にもギヤケースに当接して回転する弾性体の弾性に
よって的確な位置に修正されるので、噛合わせるギヤの
不用意な衝突をも防止でき、これらの部材の破損を防止
することができるとともに、上記弾性体は回転自在な回
転ローラーに捲回されてなるものゆえに、錠剤カセッタ
ーを収納、取り出す際には、弾性体はギヤケースに当接
するものの、回転ローラーの回転によって円滑に収納、
取り出すことができるという効果も奏する。
【0054】しかも、本発明は、錠剤カセッター等をプ
ラスチック等により一体成形する場合であっても、成形
時の誤差等は該弾性体の弾性によって吸収、つまり錠剤
カセッターの回転ローターの位置と、支持台のギヤケー
スの位置とが、成形時に多少のズレ(誤差)を生じて
も、該ズレは弾性体の弾性によって吸収することができ
るという効果も有する。
【0055】また、本発明は、ギヤが支持台のギヤケー
スによって少なくとも左右が覆われて構成されてなるの
で、錠剤カセッターを収納、取出等の際に、不用意にギ
ヤに錠剤カセッター等がぶつかり、ギヤが破損すること
を防止できるという効果をも有する。
【0056】さらに、本発明においては、上記回転ロー
ラーが錠剤カセッター側に設けられているので、該回転
ローラー等の取替え作業等を、躯体から錠剤カセッター
を離脱した状態で行うことができるので、その作業が簡
便である。
【0057】また、本願請求項2記載の発明に係る錠剤
カセッターにあっては、錠剤カセッターの下部の従属ギ
ヤが板バネによって回転が係止されてなるので、錠剤を
詰め替えるために錠剤カセッターを取り出している時な
どは、板バネの係止により従属ギヤが回転することがな
く、従属ギヤの回転による不用意な錠剤の落下等を防止
することができるという効果を有するとともに、錠剤カ
セッターが収納されている際には、ギヤケースによって
該板バネの従属ギヤの係止を解除して、該従属ギヤは支
持台のギヤと噛合い、該ギヤの回転により従属ギヤを的
確に回転させることができるという効果を有する。
【0058】さらに、本願請求項3記載の錠剤分配装置
にあっては、請求項3記載の如く、回転ローラーの外周
面には凹溝が形成され、該凹溝にリング状のゴム部材が
介在されてなるものゆえ、回転ローラーの凹溝にリング
状のゴム部材を介在せしめることによって、極めて容易
に回転ローラーに弾性体を捲回することができ、その製
造コストの低減が図れるとともに、必要に応じて適宜弾
性体の取替等も容易に行い得るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に於ける錠剤分配装置の概
略を示す側面図。
【図2】同実施形態の支持台の要部拡大正面図。
【図3】同実施形態の錠剤カセッターの底面図。
【図4】同実施形態の錠剤カセッター収納時の要部拡大
端面図。
【符号の説明】
1…躯体 10…支持台 11
…錠剤通過孔 12…ギヤ 14…ギヤケース 14
a …側板 14b …前板 30…錠剤カセッター 31
…蓋 32…カセッター本体 33…分配ローター 33
a …回転軸 35…従属ギヤ 37…板バネ 37
a …一端 37b …他端(自由端部) 37c …屈曲部 38
…ネジ 39…ケース用リブ 39a …当接部 40
…突出軸 41…回転ローラー 41a …凹溝 42
…ゴム部材(弾性体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体(1) から突設された支持台(10)に、
    錠剤を所定数だけ取り出すための分配ローター(33)を内
    在した錠剤カセッター(30)が、着脱自在に載置されてな
    り、且つ支持台(10)には分配ローター(33)を駆動するた
    めのギヤ(12)が突設されてなる錠剤分配装置であって、
    前記ギヤ(12)は、支持台(10)のギヤケース(14)によって
    少なくとも左右が覆われてなり、且つ前記錠剤カセッタ
    ー(30)の下部には錠剤カセッター(30)を収納又は取り出
    す際にギヤケース(14)と当接しつつ回転する少なくとも
    左右一対の回転ローラー(41)が突設され、該回転ローラ
    ー(41)は外周面に弾性体(42)が捲回されてなることを特
    徴とする錠剤分配装置。
  2. 【請求項2】 前記錠剤カセッター(30)の下部より突設
    され前記支持台(10)のギヤ(12)と噛合可能な従属ギヤ(3
    5)は、板バネ(37)によって回転が係止されてなり、且つ
    前記ギヤケース(14)は、錠剤カセッター(30)を収納した
    際に板バネ(37)の自由端部(37b) と当接して従属ギヤ(3
    5)の係止を解除すべく設けられてなる請求項1記載の錠
    剤分配装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ローラー(41)は外周面に凹溝(4
    1a) が形成されてなり、該凹溝(41a) には、外周面が回
    転ローラー(41)の外周面よりも突出した状態で、リング
    状のゴム部材(42)が介在されてなる請求項1又は2記載
    の錠剤分配装置。
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