JPWO2011049168A1 - 散薬分配装置及び軸受カバー - Google Patents

散薬分配装置及び軸受カバー Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011049168A1
JPWO2011049168A1 JP2011537302A JP2011537302A JPWO2011049168A1 JP WO2011049168 A1 JPWO2011049168 A1 JP WO2011049168A1 JP 2011537302 A JP2011537302 A JP 2011537302A JP 2011537302 A JP2011537302 A JP 2011537302A JP WO2011049168 A1 JPWO2011049168 A1 JP WO2011049168A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
support ring
powder distribution
bearing roller
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011537302A
Other languages
English (en)
Inventor
山下 浩司
浩司 山下
横山 景介
景介 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuyama Manufacturing Co Ltd filed Critical Yuyama Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2011049168A1 publication Critical patent/JPWO2011049168A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/02Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms into the form of powders
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F17/00Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
    • G07F17/0092Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for assembling and dispensing of pharmaceutical articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B37/00Supplying or feeding fluent-solid, plastic, or liquid material, or loose masses of small articles, to be packaged
    • B65B37/08Supplying or feeding fluent-solid, plastic, or liquid material, or loose masses of small articles, to be packaged by rotary feeders

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

断面円弧状の環状溝3を備えたドーナツ状の散薬分配皿2を所定のピッチ角度で回転し、掻出装置12により環状溝3に供給した散薬を1包分ずつ掻き出し可能とする。散薬分配皿2は、底面側に一体的に形成され、内縁部又は外縁部を有する支持リング4を備える。支持リング4の内縁部又は外縁部をガイドするガイド溝6を有する。散薬分配皿2を回転可能に支持する軸受ローラ5と、軸受ローラ5に着脱可能で、少なくともガイド溝6から上方部分を覆う軸受カバー7とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、散薬分配装置及び軸受カバーに関するものである。
従来、散薬分配装置として、ドーナツ状で、断面円弧状の窪みである環状溝を備えた散薬分配皿を所定のピッチ角度で回転させ、環状溝に堆積した散薬を掻出装置により1包分ずつ掻き出し可能としたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
前記散薬分配装置では、散薬分配皿に供給された散薬を内側に掻き出すことにより、装置の小型化を可能としている。このため、散薬分配皿は、その一部から延在させた支持リングの内周縁を軸受ローラによって回転可能に支持した構成が採用されている。
しかしながら、前記従来の散薬分配装置では、散薬を掻き出す際、この散薬が飛散して軸受ローラに付着することがある。軸受ローラに付着した散薬は、支持リングとの間で異音を発生させたり、支持リングすなわち散薬分配皿のスムーズな回転を妨げたりする原因となる恐れがある。
また、支持リングの外周縁を軸受ローラによって回転可能に支持する場合であっても、散薬を掻き出す際、特に外周側に掻き出す際、同様に、飛散した散薬が軸受ローラに付着する恐れがある。
特許第3344840号公報 特許第4057159号公報
本発明は、ドーナツ状の散薬分配皿から散薬を掻き出す構成であっても、飛散した散薬が軸受ローラに付着することによって不具合を発生させることのない散薬分配装置及び軸受カバーを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、断面円弧状の環状溝を備えたドーナツ状の散薬分配皿を所定のピッチ角度で回転し、掻出装置により前記環状溝に供給した散薬を1包分ずつ掻き出し可能とする散薬分配装置であって、前記散薬分配皿に形成され、内縁部又は外縁部を有する支持リングを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部をガイドするガイド溝を有し、前記散薬分配皿を回転可能に支持する軸受ローラと、前記軸受ローラに着脱可能で、少なくともガイド溝から上方部分を覆う軸受カバーと、をさらに備えたものである。
この構成により、たとえ散薬が飛散したとしても、軸受カバーによって飛散した散薬が軸受ローラに至ることを防止することができる。したがって、軸受ローラに散薬が付着して、異音の発生原因となったり、場合によっては散薬分配皿の回転動作に支障を来したりするといった不具合の発生を防止することができる。
前記軸受カバーは、前記支持リングの内縁部に摺接する清掃部材を備えるのが好ましい。
この構成により、たとえ軸受カバー以外の位置で、支持リングの内縁部又は外縁部に散薬が付着したとしても、清掃部材によって除去することができる。したがって、軸受ローラに付着した散薬が至ることがない。
前記軸受ローラのガイド溝に摺接する第2の清掃部材を備えるのが好ましい。
この構成により、たとえ清掃部材によって支持リングの内縁部又は外縁部に付着した散薬を除去し切れずに、軸受ローラのガイド溝に散薬が至った場合であっても、第2の清掃部材によってこれを除去することができる。
前記第2の清掃部材は、前記軸受カバーに設けるようにすればよい。
前記軸受カバーは、前記軸受ローラの上面を覆う上面部と、前記軸受ローラの外周面のうち、支持リングのガイドに際して邪魔にならない位置を覆う側面部とを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部に摺接する清掃部材は、側面部の両端にそれぞれ設けるようにすればよい。
なお、軸受ローラの外周面のうち、支持リングのガイドに際して邪魔にならない位置とは、少なくとも軸受ローラにより支持リングを回転可能に支持可能な領域を除く意味であり、できるだけ広い範囲で軸受ローラの外周面を覆うことができる位置であるのが好ましい。
また、前記第2の清掃部材は、側面部の内面に形成すればよい。
前記清掃部材は、軸受カバーに着脱可能であるのが好ましい。
この構成により、最も摩耗しやすいと考えられる清掃部材のみを交換することができ、長期に亘って使用することが可能となる。
前記軸受カバーは、散薬分配皿の下方で内周縁部又は外周縁部に沿って配置される散薬侵入防止壁を備えるのが好ましい。
この構成により、より一層、飛散した散薬が軸受ローラに至ることを防止することが可能となる。
前記軸受カバーは、外面に係止受部を備え、前記軸受ローラの近傍には、前記軸受カバーの装着時、前記係止受部が係止されることにより装着状態を構成する係止部を設けるのが好ましい。
この構成により、軸受カバーの装着状態で、軸受ローラの回転が軸受カバーから抵抗を受けにくくなり、散薬分配皿のスムーズな回転を確保することが可能となる。
前記支持リングの内縁部又は外縁部に摺接する清掃部材は、先端がV字状に切り欠かれることにより、上方側傾斜面と下方側傾斜面とを形成され、各傾斜面は、両側から徐々に幅が狭くなるように形成されているのが好ましい。
この構成により、支持リングの内縁部又は外縁部に対して清掃部材を適切に摺接させることができる。すなわち、各傾斜面は、両側から徐々に幅が狭くなるように形成されているので、多少変形しても、支持リングの内縁部又は外縁部への過度の干渉が回避される。また、支持リングの内縁部に接触するのは、幅の狭くなった中央部分のみであるので、接触抵抗が小さい。したがって、散薬分配皿の回転が妨げられたり、清掃部材が損傷したりといった不具合の発生を防止することができる。
前記支持リングの内縁部又は外縁部は、断面矩形状であるのが好ましい。
この構成により、清掃部材の各傾斜面への接触面積を大幅に抑制することができるので、たとえ散薬が付着したとしても、影響が少なく、散薬分配皿をスムーズに回転させることができる。
前記支持リングは、前記散薬分配皿から外径方向に延びる外縁部又は内径方向に延びる内縁部で構成し、前記外縁部又は前記内縁部を、前記軸受ローラによって回転可能に支持するようにしてもよい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、断面円弧状の環状溝を備えたドーナツ状の散薬分配皿を所定のピッチ角度で回転し、掻出装置により前記環状溝に供給した散薬を1包分ずつ掻き出し可能とする散薬分配装置に使用される軸受カバーであって、前記散薬分配皿は、底面側に一体的に形成され、内縁部又は外縁部を有する支持リングを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部をガイドするガイド溝を有し、前記散薬分配皿を回転可能に支持する軸受ローラに着脱可能で、少なくともガイド溝から上方部分を覆うようにしたものである。
本発明によれば、軸受ローラを軸受カバーで覆うようにしたので、飛散した散薬が軸受ローラに至って、異音の発生や散薬分配皿の回転不良をもたらすことがない。
本実施形態に係る散薬分配装置の部分斜視図である。 (a)は本実施形態に係る軸受ローラ及び軸受カバーの分解斜視図、(b)はその装着状態を示す斜視図である。 (a)は図2(b)の軸受ローラ及び軸受カバーと支持リングとの関係を示す斜視図、(b)はその支持リングの破断状態を示す図である。 (a)は軸受カバーの平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は第1清掃片の斜視図である。 (a)は支持リングの内縁部と、そこに摺接する軸受カバーの第1清掃片との関係を示す部分斜視図、(b)は支持リングの内縁部の他の形態を示す図である。 (a)は軸受カバーの他の実施形態を示す散薬分配皿、支持リング、軸受ローラ、軸受カバーの部分斜視図、(b)はその平面図、(c)は支持リング、軸受ローラ、軸受カバーの斜視図である。 (a)は他の実施形態に係る突出部と第1清掃片の分解斜視図、(b)はその組立状態を示す図である。 (a)は他の実施形態に係る軸受カバーの平面図、(b)は軸受カバーの装着前の状態を示す平面図、(c)はその側面図、(d)は軸受カバーの装着後の状態を示す平面図、(e)はその側面図である。 (a)は散薬分配皿から散薬を掻き出す際の散薬分配皿の回転方向を示す図、(b)は散薬分配皿に散薬を供給する際の散薬分配皿の回転方向を示す図である。 他の実施形態に係る軸受ローラによる支持リングの支持状態を示す部分斜視図である。 (a)は他の実施形態に係る軸受ローラによる支持リングの支持状態を示す平面図、(b)はその部分側面図である。 (a)は散薬を内径方向に掻き出す場合の軸受ローラによる支持リングの支持状態を示す平面図、(b)は散薬を外径方向に掻き出す場合の軸受ローラによる支持リングの支持状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の散薬分配装置を示す。この散薬分配装置では、支持プレート1に散薬分配皿2が回転可能に支持されている。
散薬分配皿2は、金属製の薄板をドーナツ状にプレス加工し、その上面に断面円弧状の環状溝3を形成したものである。散薬分配皿2の下面には、支持リング4が一体化されている。支持リング4は、内周側に突出する内縁部4aを有する。内縁部は、先端に向かうに従って厚さ方向の中央に向かって徐々に薄くなる断面三角形状に形成されている。支持リング4の内縁部は、支持プレート1に回転可能に3箇所等分で取り付けた軸受ローラ5によって回転可能に支持されている。また、図示しないが、支持リング4の外縁部には従動ギアが形成され、モータの回転軸に設けた駆動ギアが噛合し、モータの駆動力により散薬分配皿2が回転するようになっている。なお、支持リング4は散薬分配皿2の下面に形成されているので、散薬が進入しにくい。
軸受ローラ5は、円筒状で、その外周面には、全周に亘って、内縁部の上下傾斜面に当接する略V字形のガイド溝6が形成されている。
各軸受ローラ5は軸受カバー7によって覆われている。軸受カバー7は、図2〜4に示すように、平面視略半円状の上面部8と、この上面部8の前縁を除く外縁に沿って形成される側面部9とを備え、合成樹脂材料を成形加工することにより得られる。軸受カバー7は、軸受ローラ5の上半部(ガイド溝6によって分離された上方側の部位)に装着される。そして、この装着状態で、上面部8は軸受ローラ5の上面部分を覆い、側面部9は軸受ローラ5の外周面を覆う。これにより、飛散した散薬等の軸受ローラ5への付着が防止される。
側面部9の両端部(前端側の端部)には、上面部8の前端から突出する突出部9aが形成されている。突出部9aには第1清掃片10が設けられている。また、側面部9の内周面中央部には第2清掃片11が設けられている。各清掃片は、ウレタンゴム等の可撓性を有する材料からなる。第1清掃片10の上下傾斜面10a、10bは、支持リング4の内縁部4aの上下傾斜面に摺接し、支持リング4の内縁部に付着した散薬等を除去する。ここでは、各清掃片10、11は接着剤等により側面部9に固定されている。
第1清掃片10の先端はV字状に切り欠かれることにより、上方側傾斜面10aと、下方側傾斜面10bとが形成されている。これら傾斜面10a、10bは、両側から徐々に幅が狭くなることにより、中央部傾斜面10a―1、10b−1と、前方側傾斜面10a−2、10b−2と、後方側傾斜面10a−3、10b−3とが形成されている。前方側傾斜面10a−2、10b−2は、支持リング4の内縁部4aの移動方向に対して上流側に位置する。前方側傾斜面10a−2、10b−2の存在により、第1清掃片10が変形したとしても、支持リング4の内縁部4aとの接触状態が悪化して散薬分配皿2の回転不良を引き起こしたり、場合によっては損傷したりするといった不具合の発生を防止する。また、後方側傾斜面10a−3、10b−3の存在により、中央部傾斜面10a―1、10b−1の支持リング4の内縁部4aとの接触面積を小さくして、散薬分配皿2の回転抵抗を抑制することができる。第2清掃片11の先端は三角形状に形成され、軸受ローラ5のガイド溝6の上下傾斜面に摺接し、軸受ローラ5のガイド溝6に付着した散薬等を除去する。
なお、第1清掃片10を側面部9の両端部に設けたのは、散薬分配皿2の回転方向を考慮したものである。すなわち、散薬分配皿2から散薬を掻き出す場合、散薬分配皿2を図9(a)に示す矢印方向に回転させるので、図中、右側の第1清掃片10によって散薬が除去される。また、散薬分配皿2に散薬を供給する場合、散薬の供給方向は、図9(a)又は(b)の矢印で示す散薬掻出装置2の移動方向とは逆方向から斜め下方に向かわせるようにしている。図9(a)の矢印で示す場合は、散薬を掻き出す場合と同様に、図中、右側の第1清掃片10によって散薬が除去され、図9(b)で示す場合は、図中、左側の第1清掃片10によって散薬が除去される。これにより、複数の散薬フィーダ(図示せず)から散薬分配皿2に散薬を供給する場合(異種の散薬を供給する場合及び同種の散薬を供給する場合のいずれも含む)であっても、第1清掃片10により支持リング4の内縁部4aに付着した散薬を除去して、軸受ローラ5への散薬の付着を効果的に防止することができる。
前記構成の軸受カバー7は、軸受ローラ5の上半部を覆うようにして装着される。ここでは、軸受カバー7を装着するための構成については特に記載しないが、軸受ローラ5の回転を妨げないのであれば、いずれの構成でも採用することができる(例えば、後述する図8に示す構成等)。そして、装着状態では、軸受カバー7の各清掃片10、11が支持リング4の内縁部4a、軸受ローラ5がガイド溝6にそれぞれ圧接する。
環状溝3には、図示しない投入ホッパーから散薬を供給する。すなわち、モータを駆動して散薬分配皿2を一定速度で回転させながら、投入ホッパーから環状溝3内に、単位時間当たり一定量の散薬を供給する。これにより、環状溝3内には散薬が均一に供給される。
環状溝3に供給された散薬は、図1に示すように、掻出装置12によって1包分ずつ掻き出され、図示しない包装ユニットにて包装される。掻出装置12は、回転駆動可能に設けた支持台13に、回動可能にアーム部材14を設け、その先端に掻出片15を有する掻寄板16を取り付けた構成である(掻出装置12の詳細については、例えば、特許第4057159号公報参照のこと)。
前記散薬分配皿2の環状溝3は、清掃装置17によって清掃される。清掃装置17は、回転駆動可能なローラブラシ18と、このローラブラシ18を覆うガイドカバー19と、ガイドカバー19内から飛散した散薬を吸引する吸引ポンプ20とを備える(清掃装置17の詳細については、例えば、特開2007−55689号公報を参照のこと)。
前記構成からなる散薬分配装置では、散薬分配皿2を円周方向に所定ピッチ回転させ、掻出装置12を駆動することにより、環状溝3から内側に向かって1包分の散薬を掻き出す。この場合、掻き出した散薬の一部が飛散することがある。飛散した散薬は、支持プレート1に至り、軸受ローラ5にも向かう。軸受ローラ5には軸受カバー7が装着されている。したがって、飛散した散薬が軸受ローラ5に付着することはない。
また、飛散した散薬は、支持リング4の内縁部にも付着する恐れがある。支持リング4の内縁部にした散薬は、散薬分配皿2が回転する際、軸受カバー7に設けた第1清掃片10によって掻き落とされる。したがって、付着した散薬が軸受ローラ5のガイド溝6に至ることがない。万一、第1清掃片10によって除去し切れずに軸受ローラ5のガイド溝6に至った散薬は、第2清掃片11によって掻き落とされる。
このように、軸受ローラ5に軸受カバー7を装着することにより、まず、飛散した散薬が軸受ローラ5に付着することを防止することができる。しかも、支持リング4の内縁部に付着したとしても、第1清掃片10、さらには第2清掃片11によって完全に除去される。したがって、従来問題となっていた、異音や回転不具合の発生を確実に防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、図5(a)に示すように、支持リング4の内縁部4aを断面三角形状に形成したが、図5(b)に示すように、断面矩形状としてもよい。この場合、支持プレート1の内縁部4aの上下角部が軸受ローラ5のガイド溝6を構成する上下傾斜面に線接触することになる。これによれば、支持リング4と軸受ローラ5との間の接触面積を抑制して付着した散薬の影響を受けにくくすることが可能となる点で好ましい。但し、接触部分を面取りすることによりガイド状態を安定させることも可能である。
前記実施形態では、支持リング4の内縁部4a及び軸受ローラ5のガイド溝6の清掃に清掃片10、11を使用したが、これに代えてブラシ等の他の形態の清掃部材で構成してもよい。要は、付着した散薬を除去可能な構成であればよい。
前記実施形態では、軸受カバー7を図2〜4に示す構成としたが、図6に示すように、上面部8に散薬侵入防止壁21を備えた構成としてもよい。すなわち、軸受カバー7には、軸受ローラ5に装着した状態で、散薬分配皿2の内周縁部の下面に沿う円弧状の散薬侵入防止壁21が形成されている。これにより、散薬が散薬分配皿2の下方側に侵入し、軸受ローラ5に至ることを防止することができる。したがって、前述の構成とも相俟って、より一層、異音や回転不具合の発生を確実に防止することが可能となる。
前記実施形態では、軸受カバー7に接着剤等により清掃片10、11を取り付けるようにしたが、図7に示すように、清掃片10、11を着脱可能な構成としてもよい。すなわち、軸受カバー7の側面部9に設けた突出部9aに断面略半円状の係合溝9bを形成する。係合溝9bは、先端に向かって徐々に広がるように形成されている。一方、清掃片(ここでは、第1清掃片10のみ図示)の後端側には係合溝9bに着脱可能な略半円柱状の取付部10cを形成する。そして、図7(a)の矢印で示すようにして係合溝9bに取付部10cを圧入することにより装着する。このようにして清掃片10(又は11)を取り付けられた軸受カバー7では、使用により清掃片10(又は11)が摩耗すれば、簡単に取り外して新しいものに交換することができる。したがって、清掃片10(又は11)のみの交換で長期に亘って使用することが可能となる。
また、清掃片10、11は、軸受カバー7以外に設けることも可能である。例えば、支持プレート1に支持部(図示せず)を形成し、この支持部に清掃片10、11を設けることも可能である。この場合、軸受カバー7を取り外した状態であっても、清掃片10、11は軸受ローラ5に摺接可能な状態を維持する。
前記実施形態では、軸受ローラ5に対する軸受カバー7の装着構造については特に触れなかったが、例えば、図8に示す構成とすることができる。すなわち、軸受カバー7には、その側面部9の両端部外周面に係止受部22をそれぞれ形成する一方、支持プレート1から係止ピン23を突出させる。そして、軸受カバー7で軸受ローラ5を覆う際、係止受部22に係止ピン23を係止させて装着する。この場合、係止受部22は先端に向かって徐々に広がるように形成されているので、係止ピン23はスムーズに係止受部22へと侵入する。このため、係止ピン23や係止受部22が損傷しにくくなる。そして、装着状態では、軸受ローラ5には、軸受カバー7の第2清掃片11のみが摺接するだけである。したがって、軸受ローラ5に支持リング4による回転力が付与された場合、その回転の妨げとなるのが第2清掃片11のみとなり、前述のものに比べて軸受ローラ5の回転がスムーズになり、散薬分配皿2の回転状態を安定させることができる。
前記実施形態では、軸受ローラ5で支持リング4の内縁部4aを支持するようにしたが、図10に示すように、支持リング4に外縁部4bを形成し、外周側で支持するように構成することも可能である。
前記実施形態では、散薬分配皿2の底面側に形成した支持リング4の内縁部4a又は外縁部4bを軸受ローラ5で回転可能に支持するようにしたが、支持リング4は、図11及び図12(a)に示すように、散薬分配皿2から外径方向に延在させた外縁部2aで構成してもよいし、図12(b)に示すように、内径方向に延在させた内縁部2bで構成してもよい(図中、矢印は散薬の掻き出し方向を示している。)。これによれば、重量の大きな支持リング4を散薬分配皿2の一部で構成することができるので、全体として軽量化を図ることができ、動力源や回転軸等への負荷を軽減して長期に亘って良好な回転状態を維持することが可能となる。
支持リング4を散薬分配皿2の一部で構成する場合、外縁部2a又は内縁部2bを軸受ローラ5で回転可能に支持するようにすればよい。そして、軸受ローラ5による支持位置は、掻出装置12による散薬の掻出方向とは同じ側でもよいが、反対側とするのが好ましい。図12(a)では、掻出装置12によって散薬分配皿2から散薬を内径方向に掻き出しており、軸受ローラ5による支持位置を外径側としている。また、図12(b)では、散薬を外径方向に掻き出しており、軸受ローラ5による支持位置を内径側としている。これにより、軸受ローラ5への散薬の付着をより一層効果的に防止することが可能となる。
図11及び図12中、24、25は散薬フィーダである。散薬フィーダ24は、図11(a)及び図12(a)、(b)中、右方向に向かって散薬を供給し、散薬フィーダ25は、図11(b)及び図12(a)、(b)中、左方向に向かって散薬を供給するものである。散薬分配皿2の底面には、下方に向かって円筒状の従動ギア2cが形成されている。この従動ギア2cには、図示しないモータの回転軸に設けた駆動ギア2dが噛合し、動力が伝達されるようになっている。
1…支持プレート
2…散薬分配皿
2a…外縁部
2b…内縁部
2c…従動ギア
2d…駆動ギア
3…環状溝
4…支持リング
4a…内縁部
4b…外縁部
5…軸受ローラ
6…ガイド溝
7…軸受カバー
8…上面部
9…側面部
9a…突出部
9b…係合溝
10…第1清掃片
10a、10b…傾斜面
10a−1、10b−1…中央部傾斜面
10a−2、10b−2…前方側傾斜面
10a−3、10b−3…後方側傾斜面
10c…取付部
11…第2清掃片1
2…掻出装置
13…支持台
14…アーム部材
15…掻出片
16…掻寄板
17…清掃装置
18…ローラブラシ
19…ガイドカバー
20…吸引ポンプ
21…散薬侵入防止壁
22…係止受部
23…係止ピン
24、25…散薬フィーダ

Claims (13)

  1. 断面円弧状の環状溝を備えたドーナツ状の散薬分配皿を所定のピッチ角度で回転し、掻出装置により前記環状溝に供給した散薬を1包分ずつ掻き出し可能とする散薬分配装置であって、前記散薬分配皿に一体的に形成され、内縁部又は外縁部を有する支持リングを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部をガイドするガイド溝を有し、前記散薬分配皿を回転可能に支持する軸受ローラと、前記軸受ローラに着脱可能で、少なくともガイド溝から上方部分を覆う軸受カバーと、をさらに備えたことを特徴とする散薬分配装置。
  2. 前記軸受カバーは、前記支持リングの内縁部又は外縁部に摺接する清掃部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の散薬分配装置。
  3. 前記軸受ローラのガイド溝に摺接する第2の清掃部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の散薬分配装置。
  4. 前記第2の清掃部材は、前記軸受カバーに設けたことを特徴とする請求項3に記載の散薬分配装置。
  5. 前記軸受カバーは、前記軸受ローラの上面を覆う上面部と、前記軸受ローラの外周面のうち、支持リングのガイドに際して邪魔にならない位置を覆う側面部とを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部に摺接する清掃部材は、側面部の両端にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  6. 前記軸受カバーは、前記軸受ローラの上面を覆う上面部と、前記軸受ローラの外周面のうち、支持リングのガイドに際して邪魔にならない位置を覆う側面部とを備え、前記第2の清掃部材は、上面部又は側面部の内面に形成したことを特徴とする請求項3に記載の散薬分配装置。
  7. 前記清掃部材は、軸受カバーに着脱可能であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  8. 前記軸受カバーは、散薬分配皿の下方で内周縁部又は外周縁部に沿って配置される散薬侵入防止壁を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  9. 前記軸受カバーは、外面に係止受部を備え、前記軸受ローラの近傍には、前記軸受カバーの装着時、前記係止受部が係止されることにより装着状態を構成する係止部を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  10. 前記支持リングの内縁部又は外縁部に摺接する清掃部材は、先端がV字状に切り欠かれることにより、上方側傾斜面と下方側傾斜面とを形成され、各傾斜面は、両側から徐々に幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  11. 前記支持リングの内縁部又は外縁部は、断面矩形状であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の散薬分配装置。
  12. 前記支持リングは、前記散薬分配皿から外径方向に延びる外縁部又は内径方向に延びる内縁部で構成し、前記外縁部又は前記内縁部を、前記軸受ローラによって回転可能に支持したことを特徴とする請求項1に記載の散薬分配装置。
  13. 断面円弧状の環状溝を備えたドーナツ状の散薬分配皿を所定のピッチ角度で回転し、掻出装置により前記環状溝に供給した散薬を1包分ずつ掻き出し可能とする散薬分配装置に使用される軸受カバーであって、前記散薬分配皿は、底面側に一体的に形成され、内縁部又は外縁部を有する支持リングを備え、前記支持リングの内縁部又は外縁部をガイドするガイド溝を有し、前記散薬分配皿を回転可能に支持する軸受ローラに着脱可能で、少なくともガイド溝から上方部分を覆うことを特徴とする軸受カバー。
JP2011537302A 2009-10-22 2010-10-21 散薬分配装置及び軸受カバー Pending JPWO2011049168A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009243157 2009-10-22
JP2009243157 2009-10-22
PCT/JP2010/068596 WO2011049168A1 (ja) 2009-10-22 2010-10-21 散薬分配装置及び軸受カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2011049168A1 true JPWO2011049168A1 (ja) 2013-03-14

Family

ID=43900391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011537302A Pending JPWO2011049168A1 (ja) 2009-10-22 2010-10-21 散薬分配装置及び軸受カバー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2011049168A1 (ja)
WO (1) WO2011049168A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9511945B2 (en) 2012-10-12 2016-12-06 Aesynt Incorporated Apparatuses, systems, and methods for transporting medications from a central pharmacy to a patient in a healthcare facility
US9150119B2 (en) 2013-03-15 2015-10-06 Aesynt Incorporated Apparatuses, systems, and methods for anticipating and delivering medications from a central pharmacy to a patient using a track based transport system
EP2755035A1 (de) * 2013-01-09 2014-07-16 Siemens Healthcare Diagnostics Products GmbH Vorrichtung zum Transport von Reaktionsgefäßen
JP2017214145A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 薬剤包装装置
CN115306246A (zh) * 2022-08-26 2022-11-08 芜湖云从科技有限公司 用于旋转门开关的装置及售货柜

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710683B2 (ja) * 1991-02-06 1995-02-08 園部 尚俊 回転式分包機における粉粒体分割装置
JP2873263B2 (ja) * 1993-03-29 1999-03-24 園部 尚俊 粉粒体分包機における粉粒体の分割方法
JPH09107902A (ja) * 1996-01-19 1997-04-28 Nakai:Kk 包装容器に対する流動餅の自動充填機構
JP4888008B2 (ja) * 2006-09-28 2012-02-29 株式会社ジェイテクト 転がり軸受装置およびハーフリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011049168A1 (ja) 2011-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011049168A1 (ja) 散薬分配装置及び軸受カバー
JP6252136B2 (ja) ボールねじ
WO2011108448A1 (ja) 薬剤払出機の粉除去装置
TWI434770B (zh) 塗佈膜轉印器(2)
JP4465019B2 (ja) 散薬掻出装置及び薬剤包装装置
JP2007271684A (ja) トナーカートリッジおよびこれを備えた画像形成装置
JP2006306430A (ja) 錠剤カセッタ
JP4291473B2 (ja) 掻き出し装置及びこれを備えた分包機
TWI593604B (zh) Powder scraping device
JP2005350146A (ja) 散薬掻出装置
JP2006062079A (ja) ダンボールシート用紙粉除去装置
CN106185434B (zh) 带分配器
JP2010247841A5 (ja)
JP5614359B2 (ja) 繰り出しローラ
JP4451458B2 (ja) 薬剤分配装置
US20120195626A1 (en) Sealing member for use with a toner or developer supply container
CN110934517A (zh) 便于更换的转刀装置
JP4495180B2 (ja) 錠剤分配装置
JP3929960B2 (ja) 給紙ユニット
JP4394696B2 (ja) 錠剤分配装置
JP2015105663A (ja) ボールねじ及びそれに用いられるシール
JP2020069354A (ja) 錠剤カセット
WO2021039070A1 (ja) 薬剤供給装置
JP2007190400A (ja) 錠剤分配装置
JP5440778B2 (ja) シート供給装置