JP4212674B2 - 錠剤分配装置及び錠剤カセッター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤分配装置及び錠剤カセッター に関する。更に詳しくは、内部に収容した錠剤を排出手段により排出可能な錠剤カセッター及び錠剤分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、錠剤分配装置として種々のものが提案されており、例えば実公昭57−9295号公報、実開平3−75106号公報所載のものが公知である。
【0003】
これらの公報所載の装置においては、回転モータを内蔵し、該回転モータに回転される主動ギヤが表面より突設された支持台と、該支持台に着脱自在に載置される錠剤カセッターとからなり、錠剤カセッターには、支持台の所定位置に取り付けられた際に、主動ギヤに噛合可能な従属ギヤが底部より突設され、該従属ギヤにより回転される分配ローターが内蔵されてなるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の錠剤分配装置においては、錠剤が錠剤収容部に一杯に入っている時には、錠剤収容部が重くなるため、錠剤排出手段にかかる負荷が大きくなり、従って主動ギヤ、従属ギヤ及びモータにかかる負荷も大きくなり、主動ギヤ、従属ギヤ及びモータの寿命が短くなるばかりでなく、分配ローターが摩耗するという問題がある。
【0005】
また、錠剤カセッター内に収容している錠剤が少なくなり、錠剤収容部が軽くなると、分配ローターが不用意に回転し、従って不要な錠剤まで排出部から排出されてしまうという問題がある。
【0006】
更に、錠剤収容部の回転部の底面が本体に接触することにより、回転部の回転の障害となるばかりでなく、底面の摩耗が激しくなるという問題もある。
【0007】
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、ローターの摩耗を防止することができる錠剤分配装置を提供することを課題とする。
【0008】
また、本発明の他の課題は、錠剤収容部の重さに関わらず、適切な量の錠剤が正確に排出される錠剤分配装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の錠剤分配装置は、カセッター本体30を装着する支持具本体10と、該支持具本体10の上面に着脱自在に支持されるカセッター本体30とからなり、支持具本体10の上面には駆動手段19により回転させる主動ギヤ12が突設され、カセッター本体30は、上下方向の回転軸33a回りに回転可能な錠剤排出手段33を内蔵してなり、前記回転軸33aはカセッター本体30の底面39aより突設され、カセッター本体30を支持具本体10へ装着するに際して前記主動ギヤ12に噛合可能な従属ギヤ35が、回転軸33aのカセッター本体30の底面39aより突設された部分に取付けられ、カセッター本体30は、錠剤を排出するための排出部を有して、前記錠剤排出手段33が回転することでカセッター本体30内に収容された錠剤を排出部から排出させるよう構成され、前記錠剤排出手段33を弾性的に上方向に持ち上げることで、前記従属ギヤ35とカセッター本体30の底面39aとの間の摩擦による負荷トルクを発生させることが可能なトルク調整手段1を設けていることを特徴としている。
【0010】
本発明の錠剤分配装置では、錠剤排出手段33の下部に凹部33aが形成され、該凹部33aにトルク調整手段1としてのコイル状のばねが収納されていることを特徴としている。
【0011】
本発明の錠剤分配装置は、錠剤排出手段33の重量と錠剤の重量を加えた重量よりもばねの付勢力が大きい場合には、ばねによって錠剤排出手段33の凹部33aが押されることで錠剤排出手段33が上方向に持ち上げられるよう構成されていることを特徴としている。
【0012】
本発明の錠剤分配装置は、コイル状のばねとカセッター本体30とが接触する部分に、ばねとは別体のリング状の接触部2が設けられていることを特徴としている。
【0013】
本発明の錠剤カセッターは、支持具本体10の上面に着脱自在に支持されるカセッター本体30を有し、カセッター本体30は、上下方向の回転軸33a回りに回転可能な錠剤排出手段33を内蔵してなり、前記回転軸33aはカセッター本体30の底面39aより突設され、カセッター本体30を支持具本体10へ装着するに際して、支持具本体10の上面に突設されて駆動手段19により回転させる主動ギヤ12に噛合可能な従属ギヤ35が、回転軸33aのカセッター本体30の底面39aより突設された部分に取付けられ、カセッター本体30は、錠剤を排出するための排出部を有して、前記錠剤排出手段33が回転することでカセッター本体30内に収容された錠剤を排出部から排出させるよう構成され、前記錠剤排出手段33を弾性的に上方向に持ち上げることで、前記従属ギヤ35とカセッター本体30の底面39aとの間の摩擦による負荷トルクを発生させることが可能なトルク調整手段1を設けていることを特徴としている。
【0014】
本発明の錠剤カセッターでは、錠剤排出手段33の下部に凹部33aが形成され、該凹部33aにトルク調整手段1としてのコイル状のばねが収納されていることを特徴としている。
【0015】
本発明の錠剤カセッターは、錠剤排出手段33の重量と錠剤の重量を加えた重量よりもばねの付勢力が大きい場合には、ばねによって錠剤排出手段33の凹部33aが押されることで錠剤排出手段33が上方向に持ち上げられるよう構成されていることを特徴としている。
【0016】
本発明の錠剤カセッターは、コイル状のばねとカセッター本体30とが接触する部分に、ばねとは別体のリング状の接触部2が設けられていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る錠剤分配装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。本実施の形態における錠剤分配装置は、図1に示すように、円柱形の躯体1と、該躯体1から放射状に多数突設された扇状の支持体本体(支持具本体)10,…と、各支持台本体10上に前後方向に移動させることにより収納可能なカセッター本体30,…とから構成されている。尚、前記支持体本体10,…は。躯体1から他段で突設されている。該躯体1、支持台本体10、カセッター本体30は、各々硬質のプラスチックにより一体成形されて製造される。
【0020】
支持台本体10は、躯体側の底部に錠剤を落下させるための錠剤通過孔11が穿設され、該錠剤通過孔11の内面には、錠剤の通過を検出可能な検出手段たるセンサ(図示せず)が設けられている。
【0021】
また、該錠剤通過孔11よりも前方(躯体に対して反対側)には、駆動手段19としての回転モータの駆動軸19aに連結された主動ギヤ12が表出して設けられている。ここで主動ギヤ12は、支持台本体10の前後方向の中心線よりも平面視左側に設けられている。
【0022】
さらに、回転モータ19と駆動軸19aとは双方向に相対回転不能に連結され、駆動軸19aに対して、主動ギヤ12は一方向(X方向)のみに相対回転不能で、反対方向(図4で示すY方向)に相対回転自在に連結されている。具体的に本実施の形態において、駆動軸19aに対して主動ギヤ12は時計回り(X方向)、即ち従属ギヤ35との噛合箇所が前方側に移動する方向に相対回転不能である。このため、駆動軸19aが反時計回り(Y方向)に回転すると、該駆動軸19aに対して時計回り(X方向)に相対回転不能な主動ギヤ12が回転せしめられることになる。
【0023】
一方、駆動軸19aに対して主動ギヤ12は反時計回り(Y方向)、即ち従属ギヤ35との噛合箇所が後方側に移動する方向に相対回転自在である。このため主動ギヤ12が反時計回り(Y方向)に回転しても、該主動ギヤ12は駆動軸19aに反時計回り(Y方向)に相対回転自在に連結されてなるので、該主動ギヤ12の反時計回り(Y方向)の回転は駆動軸19aにより阻害されることがないこととなる。
【0024】
なお、図2及び図3において、14は、該ギヤ12の側方を覆うべく支持台本体10から突設されたギヤケースで、該ギヤケース14は、左右一対の側板14a,14aと、該側板14aの一方から他方側に向けて僅かに伸びた前板14bとから構成されてなる。
【0025】
前記カセッター本体30は、図1に示すように、上方で蓋31によって開閉自在に設けられた収容部32の内部に、分配ローター33が内在されてなる。該収容部32には、後方側の底部に錠剤を排出するための排出孔(図示せず)が穿設されてなり、前記分配ローター33は、回転することにより収容部32内に収容された錠剤を一錠ずつ排出孔より排出して、該錠剤を支持台本体10の錠剤通過孔11より取り出せるよう構成されてなる。尚、このようにして取り出された錠剤は、躯体1に設けられた錠剤通路を介して、分包機等に送られることとなる。
【0026】
また、分配ローター33の回転軸33aは、カセッター本体30(支持台本体10)の前後方向の中心線上で、カセッター本体30の下部より突設されてなり、該回転軸33aには、従属ギヤ35が取り付けられてなる。ここで、分配ローター33、回転軸33a、従属ギヤ35は、何れも正転・逆転の双方向に相対回転不能に連結されてなる。なお、上記従属ギヤは、カセッター本体30を支持台本体10に装着するに際して、主動ギヤ12の平面視右側と噛み合うように構成されてなる。
【0027】
さらに、図3において、37は、収容部32の下面に取り付けられた従属ギヤ35の回転を係止するための係止手段たる板バネである。該板バネ37は、一端側37aで収容部32にネジ38によって固定され、他端側37bが自由端とされ、両端37a,37bの間に従属ギヤ35の歯に係入すべく躯体側に屈曲した屈曲部37cが形成されてなる。該板バネ37は、自由端部37bがカセッター本体30を躯体側に収納せしめた際に前記ギヤケース14の前板14bと当接して、図3の一点鎖線で示すように、従属ギヤ35との噛合を解除すべく設けられている。
【0028】
また、39は、収容部32の下面周縁部より下方に突設されたケース用リブであり、該ケース用リブ39には、カセッター本体30収納時にギヤケース14と当接する当接部39aを具備してなる。
【0029】
さらに、該収容部32には、下面より従属ギヤ35よりも後方側(躯体側)で両側に一対の突出軸40,40が突設されて、該突出軸40には外周面に弾性体42が捲回された回転ローラー41が回転自在に軸支されてなる。該弾性体42はリング状のゴム部材からなり、該ゴム部材が回転ローラー41の外周面に円周方向に沿って形成された凹溝に介在されて構成されてなる。
【0030】
また、前記躯体1には、永久磁石からなるキャッチ金具(図示せず)が取付けられてなり、前記カセッター本体30の背面には、該キャッチ金具と対向する位置に、磁石板(図示せず)が取付けられている。
【0031】
更に、図4に示すように、錠剤排出手段33の下部に形成されている凹部33aには、錠剤排出手段33のトルクを調整するトルク調整手段として、コイル状のばね1が形成されており、該コイル状のばね1の下端にはケース用リブ39との接触する部分に、コイル状のばね1とは別体で、樹脂等からなるリング状の接触部2が形成されている。尚、前記コイル状のばね1は、錠剤排出手段としての分配ローター33の凹部33a内で外側へ戻ろうとする力が働くように設けられている。
【0032】
ここで、コイル状のばね1は、錠剤排出手段としての分配ローター33に収容する錠剤の量が少ないとき、ばね1が分配ローター33を上方向に持ち上げ、従って従属ギヤ35とケース用リブ39の底面39aとの間の摩擦により、負荷トルクが発生する。即ち、分配ローター33に収容されている錠剤の量が少ない(例えばカセッター本体30に収容可能な錠剤の量の半分以下)と、ばね1が分配ローター33の凹部33aを押し上げる力が分配ローター33の重量と錠剤の重量を加えた重量よりも大きくなるため、ばね1が分配ローター33を上方向に持ち上げるものである。
【0033】
また、分配ローター33に収容されている錠剤の量が多い(例えばカセッター本体30に収容可能な錠剤の量の半分よりも多い)ときには、分配ローター33の重量と錠剤の重量を加えた重量からばね1の押し上げ力を差し引いた力がばね1と分配ローター33の凹部33aの接触する部分に掛かる。このとき、錠剤が多いため錠剤の重量が大きく、分配ローター33の重量と錠剤の重量を加えた重量がばね1の押し上げ力よりも大きいので、ケース用リブ39はカセッターブッシュ3に押しつけられるような下向きの力が加わり、カセッターブッシュ3とケース用リブ39の摩擦による負荷トルクが発生する。
【0034】
よって、分配ローター33に収容されている錠剤の量が多い場合、前記トルク調整手段としてのコイル状のばね1を錠剤排出手段としての分配ローター33の凹部33aに設けることにより、錠剤排出手段としての分配ローター33の凹部33aに加わる重みが軽くなり、従って分配ローター33の回転がスムーズになり、分配ローター33がケース用リブ39に対して及ぼす摩擦も小さくなるという利点がある。
【0035】
更に、ケース用リブ39とトルク調整手段としてのコイル状のばね1との間に、上記接触部2を設けると、分配ローター33とケース用リブ39との接触面積が小さくなり、摩擦が小さくなる。また、接触部2の材質を、上述の実施の形態の如く、樹脂とする等、摩擦係数の小さい材料に選定することにより、分配ローター33とケース用リブ39との摩擦が小さくなるという利点がある。
【0036】
本実施形態の錠剤分配装置は上記構成からなるので、カセッター本体30を取り出して蓋31を開放して錠剤の詰め替え等を行うことができ、この詰め替え等に際して、カセッター本体30の従属ギヤ35は係止手段によって係止されてなるので、不用意に分配ローター33が回転し、排出孔より錠剤が排出されることがない。
【0037】
特に、上記詰め替え作業終了後に、該カセッター本体30を支持台本体10の上面に載置せしめて後方側に移動させて、カセッター本体30の従属ギヤ35と支持台本体10の主動ギヤ12とが山同士で当接した場合であっても、主動ギヤ12が回転するだけで従属ギヤ35は回転することがないので、錠剤が不用意に落下することがない。つまり、主動ギヤ12は、従属ギヤ35の挿入方向に対して左側(一方側)にズレた位置に設けられ、且つ、該主動ギヤ12は右側(他方側)が後方(挿入方向)に相対回転自在に駆動軸19aに連結されてなるので、両ギヤ12,35が当接した際に主動ギヤ12が駆動軸19aに対して回転して、従属ギヤ35が回転しないこととなる。
【0038】
また、このようにカセッター本体30を収納せしめた後には、回転モータ19を時計回り(図4で示すX方向)に回転することにより、これに伴い、時計回り(図4で示すX方向)に相対回転不能に駆動軸19aに連結された主動ギヤ12が回転する。これにより、主動ギヤ12に噛み合わされた従属ギヤ35も回転し、分配ローター33が回転して、錠剤が排出されることとなる。
【0039】
なお、このように収納されたカセッター本体30は、回転ローラー41の弾性体42がギヤケース14の側板14a,14aと当接し圧接した状態であり、弾性体42の弾性によりカセッター本体30の左右方向のブレを防止することができる。また、該カセッター本体30の前方側への移動は、背面に設けられた磁石板と躯体1に設けられたキャッチ金具との磁着によって阻止される。
【0040】
さらに、躯体1は円柱形状で、該躯体1から扇状の支持台本体10が放射状に突設されてなるものゆえ、多数の支持台本体10を躯体1に一定の空間内に配置せしめることができるので、空間の狭い場所等において特に有益である。
【0041】
上記実施形態の錠剤分配装置は、上記構成からなり、上述の利点を有したが、本発明に係る錠剤分配装置は、駆動手段19を有し、該駆動手段19により回転される主動ギヤ12が突設された支持具本体10と、該支持具本体10に着脱自在に支持されたカセッター本体30とからなり、カセッター本体30には、収納時に前記主動ギヤ12に噛合可能な従属ギヤ35が突設され、該従属ギヤ35の回転により錠剤を排出可能な分配ローター33等の錠剤排出手段33を内蔵してなるものであって、駆動手段19による一方向の回転は錠剤排出手段33に伝達し、反対方向の回転は錠剤排出手段に伝達しないよう構成されてなるものであれば、本発明の意図する範囲内である。
【0042】
つまり、駆動手段19による一方向の回転は錠剤排出手段33に伝達し、反対方向の回転は錠剤排出手段に伝達しないよう構成するために、上記実施形態においては駆動手段19の駆動軸19aに一方向のみ相対回転自在に主動ギヤ12を直接取付けたものについて説明したが、他のギヤ等を介して駆動手段19と主動ギヤ12とが間接的に連結されて駆動手段19の正転のみが主動ギヤ12に伝達されるよう構成する場合であっても本発明の意図する範囲内である。例えば、実開平3−75106号公報所載のものの如く、駆動手段の駆動軸に取付けられた他のギヤを介して主動ギヤが連結され、該主動ギヤが分配ローターの軸に取付けられた従動ギヤと噛合可能に設けられてなるものについても、主動ギヤと軸との間にワンウェイクラッチで連結する等することにより、本発明を適用することができる。
【0043】
さらに、駆動手段19と主動ギヤ12とを、又は/及び、錠剤排出手段33と従属ギヤ35とを、一方向のみの回転が伝達されるよう構成する場合にあっても、上記の如くワンウェイクラッチによるものに限定されるものではない。
【0044】
このように、一方向の回転のみが錠剤排出手段に伝達するよう構成することにより、カセッター本体30を出し入れする際に不用意に錠剤が落下する畏れが無く、確実にカセッター本体30から必要な分量の錠剤を取り出すことができる。
【0045】
また、上記実施形態の如く、駆動手段19による一方向の回転のみが伝達され他方向の回転が伝達されないよう駆動手段19と錠剤排出手段33が連結されてなるものについて説明したが、駆動手段による両方向の回転を伝達するものについても適用可能である。
【0046】
尚、上述の実施の形態においては、錠剤排出手段33の凹部33aにトルク調整手段としてコイル状ばねを用いたが、トルク調整手段としては、コイル状ばねを用いなくとも、例えば金属製等の重量がある筒状のものであってもよい。しかし、コイル状ばねを用いれば、上述のように、錠剤排出手段33に対して上向きの力を加えることができ、従って、錠剤排出手段33に凹部33aに加わる重みが軽くなり、従って錠剤排出手段33の回転がスムーズになり、錠剤排出手段33がケース用リブ39に対して及ぼす摩擦も小さくなるという利点がある。
【0047】
また、接触部においても、上述の如きリング状に限定されることなく、錠剤排出手段とケース用リブとの接触面積を小さくする等、ケース用リブと錠剤排出手段(分配ローター)との摩擦を小さくすることができるものであれば、適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明に係る薬剤分配装置は、カセッター本体を着脱する際に薬剤が不用意に排出されることがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における錠剤分配装置の概略を示す側面図。
【図2】 同実施の形態の支持体本体の要部拡大正面図。
【図3】 同実施の形態のカセッター本体の底面図。
【図4】 同実施の形態のカセッター本体の断面図。
【符号の説明】
1…コイル状ばね、2…接触部、10…支持具本体、12…主動ギヤ、19…駆動手段、30…カセッター本体、33…錠剤排出手段、35…従属ギヤ
Claims (8)
- カセッター本体(30)を装着する支持具本体(10)と、該支持具本体(10)の上面に着脱自在に支持されるカセッター本体(30)とからなり、
支持具本体(10)の上面には駆動手段(19)により回転させる主動ギヤ(12)が突設され、カセッター本体(30)は、上下方向の回転軸(33a)回りに回転可能な錠剤排出手段(33)を内蔵してなり、前記回転軸(33a)はカセッター本体(30)の底面(39a)より突設され、カセッター本体(30)を支持具本体(10)へ装着するに際して前記主動ギヤ(12)に噛合可能な従属ギヤ(35)が、回転軸(33a)のカセッター本体(30)の底面(39a)より突設された部分に取付けられ、カセッター本体(30)は、錠剤を排出するための排出部を有して、前記錠剤排出手段(33)が回転することでカセッター本体(30)内に収容された錠剤を排出部から排出させるよう構成された錠剤分配装置であって、
前記錠剤排出手段(33)を弾性的に上方向に持ち上げることで、前記従属ギヤ(35)とカセッター本体(30)の底面(39a)との間の摩擦による負荷トルクを発生させることを可能とするトルク調整手段(1)が設けられてなることを特徴とする錠剤分配装置。 - 錠剤排出手段(33)の下部に凹部(33a)が形成され、該凹部(33a)にトルク調整手段(1)としてのコイル状のばねが収納されていることを特徴とする請求項1記載の錠剤分配装置。
- 錠剤排出手段(33)の重量と錠剤の重量を加えた重量よりもばねの付勢力が大きい場合には、ばねによって錠剤排出手段(33)の凹部(33a)が押されることで錠剤排出手段(33)が上方向に持ち上げられるよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の錠剤分配装置。
- コイル状のばねとカセッター本体(30)とが接触する部分に、ばねとは別体のリング状の接触部(2)が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の錠剤分配装置。
- 支持具本体(10)の上面に着脱自在に支持されるカセッター本体(30)を有し、
カセッター本体(30)は、上下方向の回転軸(33a)回りに回転可能な錠剤排出手段(33)を内蔵してなり、前記回転軸(33a)はカセッター本体(30)の底面(39a)より突設され、カセッター本体(30)を支持具本体(10)へ装着するに際して、支持具本体(10)の上面に突設されて駆動手段(19)により回転させる主動ギヤ(12)に噛合可能な従属ギヤ(35)が、回転軸(33a)のカセッター本体(30)の底面(39a)より突設された部分に取付けられ、カセッター本体(30)は、錠剤を排出するための排出部を有して、前記錠剤排出手段(33)が回転することでカセッター本体(30)内に収容された錠剤を排出部から排出させるよう構成された錠剤カセッターであって、
前記錠剤排出手段(33)を弾性的に上方向に持ち上げることで、前記従属ギヤ(35)とカセッター本体(30)の底面(39a)との間の摩擦による負荷トルクを発生させることを可能とするトルク調整手段(1)が設けてなることを特徴とする錠剤カセッター。 - 錠剤排出手段(33)の下部に凹部(33a)が形成され、該凹部(33a)にトルク調整手段(1)としてのコイル状のばねが収納されていることを特徴とする請求項5記載の錠剤カセッター。
- 錠剤排出手段(33)の重量と錠剤の重量を加えた重量よりもばねの付勢力が大きい場合には、ばねによって錠剤排出手段(33)の凹部(33a)が押されることで錠剤排出手段(33)が上方向に持ち上げられるよう構成されていることを特徴とする請求項6記載の錠剤カセッター。
- コイル状のばねとカセッター本体(30)とが接触する部分に、ばねとは別体のリング状の接触部(2)が設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の錠剤カセッター。
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