JPH10314277A - 薬剤カセッター - Google Patents

薬剤カセッター

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JPH10314277A
JPH10314277A JP12864497A JP12864497A JPH10314277A JP H10314277 A JPH10314277 A JP H10314277A JP 12864497 A JP12864497 A JP 12864497A JP 12864497 A JP12864497 A JP 12864497A JP H10314277 A JPH10314277 A JP H10314277A
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JP
Japan
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medicine
cassette
locking
distribution rotor
gear
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JP12864497A
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English (en)
Inventor
Susumu Ueno
植野  進
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Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、支持台から取外した状態のみなら
ず、支持台への着脱時に於いても確実に分配ローターの
回転を阻止して不用意に薬剤を排出させない薬剤カセッ
ターを提供することを課題とする。 【解決手段】 薬剤分配装置を構成する支持台2 に装着
脱自在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排
出する回転自在な分配ローター11が設けられてなる薬剤
カセッターであって、カセッター本体3 には、該カセッ
ター本体3 を前記支持台2 から取外した際に分配ロータ
ー11の周壁11a を係止し、且つカセッター本体3 を支持
台2 に装着した際に前記分配ローター11の係止を解除す
る係止手段が設けられていることをその手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収容した錠
剤・カプセル等の薬剤を所定数ずつ排出する薬剤カセッ
ターに関し、更に詳しくは、支持台に着脱時に収容され
た薬剤を不用意に排出させないように改良した薬剤カセ
ッターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、薬剤カセッターは、内部に錠剤
等の薬剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部内に回
転自在に設けられた分配ローターと、該分配ローターの
回転軸に固着された従属ギヤとを具備してなり、薬剤分
配装置を構成する支持台に着脱自在な構成からなる。
【0003】かかる薬剤カセッターを支持台に装着する
と、支持台に具備された駆動手段に連結された主動ギヤ
に薬剤カセッターの従属ギヤが噛合し、駆動手段を作動
させることにより分配ローターが回転し、薬剤整列路か
ら排出孔に所定数ずつ薬剤が排出されるととなる。
【0004】ところで、薬剤を補給したり、薬剤の種類
を交換したり等する際には、薬剤カセッターを支持台か
ら取り外すのであるが、薬剤カセッターに設けられた分
配ローターは回転自在であるため、薬剤カセッターの着
脱時や薬剤カセッターの交換・薬剤補給時等に、分配ロ
ーターが不用意に回転し、収納された薬剤が排出される
ことがある。
【0005】かかる薬剤の排出を防止するため、例え
ば、図6に示すように、薬剤カセッター40を支持台(図
示せず)から取外すとバネ付勢により従属ギヤ41を係止
し、且つ薬剤カセッター40を装着すると従属ギヤ41の係
止を解除する係止部材43を設けるという手段が考えられ
る。かかる係止部材43によれば、従属ギヤ41の歯41a と
歯41a の間(歯溝41b )に係止山部43a が嵌合すること
となるから従属ギヤ41はしっかり係止されて回転するこ
とはなく、従って、薬剤カセッター40を取外した状態で
は分配ローター44が回転しないから薬剤の不用意な排出
を防止する有効な手段と考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
段にあっては、薬剤カセッター40を取外す際に、係止部
材43の係止山部43a が、従属ギア41の歯41a と当接して
干渉し合う虞れも否定できず、かかる状態では、その
後、従属ギヤ41が僅かに回転して係止山部43a と従属ギ
ヤ41の歯溝41b とが嵌合することとなる。
【0007】このように僅かに従属ギヤ41が回転する
と、それに伴い分配ローター44も回転するから薬剤が排
出される虞れがある。例えば、分配ローター44の薬剤整
列路45の数が従属ギヤ41の歯41a の数の約2倍であれ
ば、上記歯41a から歯溝41b に従属ギヤ41が回転する
と、分配ローター44にあっては、取外し時に排出孔46に
位置する薬剤整列路45' (既に薬剤が排出されて空にな
った部位、換言すると排出済の薬剤整列路45' )が移動
し、排出孔46にその隣の薬剤整列路45" が位置すること
になって薬剤が排出されることとなる。
【0008】また、従属ギヤ41の歯41a と薬剤整列路45
の数が略同じであっても、装置停止時に僅かに分配ロー
ター44が回転し過ぎた結果、排出孔46に排出済の薬剤整
列路45' が位置せずに排出済の薬剤整列路45' と隣の薬
剤整列路45" との中間部分が位置していた場合には、係
止山部43a と従属ギヤ41の歯溝41b の干渉し合った後に
従属ギヤ41が僅かに回転して嵌合すると、隣の薬剤整列
路45" が排出孔46に位置することになって薬剤が排出さ
れることとなる。
【0009】そこで、本発明はこのような問題を解決す
べくなされたものであり、ギヤの歯数等に拘らず、支持
台から取外した状態のみならず、支持台への着脱時に於
いても確実に分配ローターの回転を阻止して不用意に薬
剤を排出させない薬剤カセッターを提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべくなされたものであり、その薬剤カセッターに関す
る手段は、薬剤分配装置を構成する支持台2 に装着脱自
在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排出す
る回転自在な分配ローター11が設けられてなる薬剤カセ
ッターであって、カセッター本体3 には、該カセッター
本体3 を前記支持台2 から取外した際に分配ローター11
の周壁11a を係止し、且つカセッター本体3 を支持台2
に装着した際に前記分配ローター11の係止を解除する係
止手段が設けられていることにある。
【0011】上記構成からなる薬剤カセッターは、支持
台2 から取外した際に、係止手段によって分配ローター
11が係止されるので、カセッター本体3 の運搬時や薬剤
の詰め替え時等に不用意に分配ローター11が回転するこ
とはなく、従って、収容された薬剤が排出孔17から不用
意に排出されることはない。かかる係止手段であれば、
回転すると薬剤が排出される分配ローター11を係止する
ものであるため、回転を阻止する手段として直接的であ
り、又、例えば、分配ローターの従属ギヤを係止すると
した場合に考えられる、従属ギヤの歯と係止部材とが干
渉し且つ取外し後に分配ローターが僅かに回転するとい
う虞れもなく、確実に分配ローター11を係止することが
できるのである。
【0012】特に、請求項2記載の手段のように、前記
分配ローター11の周壁11a には、薬剤を整列させる複数
の薬剤整列路16が設けられ、前記係止手段が、薬剤排出
位置B にある薬剤整列路16に嵌入しうる係止部23を具備
していれば、薬剤を排出する出口の部分に係止具本体22
が嵌入することとなるから、薬剤を不用意に排出させな
いという効果を最も確実に達成できる。ここで、薬剤排
出位置とは、分配ローター11に設けられた複数の薬剤整
列路16のうちで、既に薬剤が排出されて空になった部位
をいう。尚、薬剤排出位置にある薬剤整列路16は、既に
薬剤が排出されているので薬剤が存在することはなく空
の状態であるから、係止具本体22は確実に嵌入できるこ
ととなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。本実施形態における薬剤
分配装置は、図1及び図2に示すように、円柱形の躯体
1 から放射状に多数多段に突設された扇状の支持台2,…
と、該支持台2 に着脱自在で、且つ内部に錠剤、カプセ
ル等の薬剤を収容可能なカセッター本体3 とから構成さ
れている。
【0014】尚、躯体1 、支持台2 及びカセッター本体
3 は、硬質のプラスチックによりそれぞれ一体成形され
て製造される。
【0015】支持台2 には、躯体側の底部に錠剤を落下
させるための薬剤通過孔5 が穿設され、該薬剤通過孔5
の内面には、薬剤の通過を検出可能な検出手段たるセン
サー(図示せず)が設けられてなる。
【0016】また、該薬剤通過孔5 よりも前方側(躯体
1 から離反する側)には、駆動手段たる回転モーター
(図示せず)の駆動軸7 に連結された主動ギヤ8 が、表
出して設けられてなる。ここで主動ギヤ8 は、図2に示
すように、支持台2 の前後方向の中心線よりも平面視左
側に設けられている。かかる駆動軸7 は、回転モーター
に双方向に相対回転不能に連結され、一方、主動ギヤ8
は、駆動軸5 に一方向(図2に示すX方向)のみに相対
回転不能で、且つ反対方向(図2に示すY方向)に相対
回転自在に連結されている。尚、駆動軸7 と主動ギヤ8
との間には、ワンウェイクラッチが採用され、位置方向
のみに回転不能に連結されている。
【0017】次に、図3〜図5にも示すように、薬剤カ
セッターを構成するカセッター本体3 は、上方が蓋9 に
よって開閉される薬剤収納部10の内部に、回転しながら
薬剤を所定数ずつ排出する回転自在な分配ローター11が
設けられた構成からなる。分配ローター11は、カセッタ
ー本体3 の前後方向の中心線上に設けられた回転軸12の
上端に一体的に設けられ、該回転軸12の下端は、薬剤収
納部10の底面10aより下方に突出されており、該回転軸1
2の下端には、従属ギヤ14が固定されている。尚、分配
ローター11と回転軸12及び回転軸12と従属ギヤ14は、何
れも双方向に相対回転不能である。
【0018】かかるカセッター本体3 を支持台2 に装着
すると、カセッター本体3 の従属ギヤ14が、支持台2 の
左側(一方側)に設けられた主動ギヤ8 の平面視右側に
噛合する。また、上記カセッター本体3 の円筒状の分配
ローター11の周壁11a には、薬剤が個々に整列しうる凹
状の薬剤整列路16が所定間隔を置いて形成されている。
【0019】さらに、カセッター本体3 の薬剤収納部10
の底面10a の後方側(カセッター本体3 を支持台2 に装
着した際、薬剤通過孔5 の上方となる位置)には、収容
された薬剤を支持台2 の薬剤通過孔5 へと排出するため
の排出孔17が形成されている。
【0020】また、薬剤収納部10の周面10b の後方側
(排出孔17の上方位置)には、薬剤整列路16に整列した
薬剤を排出孔17に所定数ずつ排出させるための仕切板18
が設けられている。かかる分配ローター11が回転すると
薬剤収納部10内に収容された薬剤は薬剤整列路16に整列
し、且つ該薬剤整列路16が排出孔17の上方に位置した
際、仕切板18により区画された最下段の薬剤が排出され
薬剤通過孔5 に落下する。
【0021】また、薬剤カセッター1 には、該薬剤カセ
ッター1 を支持台2 から取外した際に分配ローター11の
周壁11a を係止し、且つ該薬剤カセッター1 を支持台2
に装着した際に分配ローター11の周壁11a の係止を解除
する係止手段が設けられている。
【0022】より具体的には、係止手段は、薬剤収納部
10の底面10a から突設された軸部21に回転自在に軸支さ
れた平面視略ヘの字状の係止具本体22からなり、該係止
具本体22の一端側には、薬剤収納部10の周面10b の後方
側(排出孔17の上方位置)に穿設された窓部20を通過し
て分配ローター11の薬剤整列路16に嵌入可能な平面視略
三角形状の突起からなる係止部23が形成され、且つ係止
具本体22の他端側には、薬剤収納部10の後方端面よりも
後方に突出されてカセッター本体3 を支持台2に装着し
た際に躯体1 に押圧される作用部24が形成されている。
さらに、係止具本体22は、軸部21に挿嵌されたバネ等の
付勢体25によって、その係止部23が薬剤整列路16に嵌入
する方向に付勢されている。
【0023】かかる付勢体25によって付勢された係止具
本体22は、カセッター本体3 を支持台2 から取外す際に
カセッター本体3 を引き出すと、係止具本体22が付勢体
25によって付勢され、複数の薬剤整列路16うちで排出孔
17の上方に位置する薬剤整列路16、即ち、既に薬剤が排
出されて空になった部位(薬剤排出位置B )の薬剤整列
路16に係止具本体22の係止部23が嵌入して分配ローター
11を係止する。一方、カセッター本体3 を支持台2 に装
着する時には、躯体1 に係止具本体22の作用部24が押圧
され、係止具本体22は付勢体25の付勢力に抗して軸部21
を中心として回動し、その係止部23が薬剤整列路16から
離反することとなるから分配ローター11の係止が解除さ
れる。
【0024】尚、27は、支持台2 から突設された主動ギ
ヤ8 の側方を覆うギヤケースを示し、28は、カセッター
本体3 の薬剤収納部10の底面10a から下方に突設された
ケース用リブを示す。
【0025】また、躯体1 には、永久磁石からなるキャ
ッチ金具(図示せず)が設けられ、カセッター本体3 の
周面10b の後方端部には、該キャッチ金具と対向する位
置に磁石板(図示せず)が取付けられている。
【0026】上記構成からなる薬剤カセッターは、支持
台2 から取外した際に、係止手段によって分配ローター
11の周壁11a が係止されるので、カセッター本体3 の運
搬時や薬剤の詰め替え時等のみならず、装着時に於いて
不用意に分配ローター11が回転することはなく、従っ
て、収容された薬剤が排出孔17から不用意に排出される
ことはない。
【0027】このように直接分配ローターを係止する係
止手段であれば、例えば、従属ギヤを直接係止する手段
のように、薬剤カセッターを取外した時に係止部材と従
属ギヤの歯とが当接し、その後係止部材が従属ギヤの歯
溝に嵌合することによって分配ローターが回転する虞れ
もなく、薬剤カセッターの着脱及び運搬時等に薬剤の排
出を確実に防止することができることとなる。これによ
って従属ギヤと分配ローターの薬剤整列路の数の関係に
よって不用意に薬剤を排出させる虞れも解消され、従っ
て、薬剤カセッターの分配ローターのみを交換した場合
であっても確実に薬剤の不用意な排出を防止できる。
【0028】また、係止手段は、その係止具本体22の係
止部23が、凹状の薬剤整列路16に嵌入する構成であるた
め、係止部23と薬剤整列路16とは十分に係合し、更に、
係止部23は、平面視三角形状に形成された突起からなる
ので、凹状の薬剤整列路16に嵌入し易い。従って、例え
ば、装置停止時に分配ローター11が僅かに回転し過ぎて
いて薬剤排出位置B から僅かに位置ズレしている状態で
あっても、その突起の先端が位置ズレした薬剤整列路16
に嵌入し、且つ突起の斜辺部23a が分配ローター11の周
壁11a を構成する凸条面32の隅部32(図4参照)を押圧
することとなるので、分配ローター11が僅かに戻されて
係止部23が薬剤整列路16に嵌入し分配ローター11を係止
することができるという利点がある。
【0029】さらに、薬剤排出位置B にある薬剤整列路
16には、既に薬剤が排出されているので薬剤が存在する
ことはなく空の状態であるから(勿論、仕切板18が設け
られているカセッター本体3 にあっては、排出孔17から
仕切板18までの間の薬剤整列路16を意味する)、カセッ
ター本体3 を取り外すと係止具本体22の係止部23が、薬
剤に邪魔されることもなく確実に薬剤整列路16に嵌入し
て分配ローター11を係止することができる。加えて、薬
剤排出位置B は、薬剤整列路16が排出孔17に連通する位
置で、カセッター本体3 から支持台2 へ薬剤が排出され
る出口の部分であるから、その部分に係止部23を嵌入す
ることは薬剤の出口を直接塞ぐことになるので、薬剤を
排出させない手段として非常に効果的である。
【0030】また、かかる係止手段が具備されたカセッ
ター本体3 と上記構成からなる支持台2 とからなる薬剤
分配装置は、カセッター本体3 を支持台2 に装着した時
に、仮に、カセッター本体3 の従属ギヤ14の歯と支持台
2 の主動ギヤ8 との歯とが当接した場合であっても、主
動ギヤ8 はY方向(支持台2 の前方から後方向)に回転
自在であるため、主動ギヤ8 が自転して歯同士の干渉を
解消することととなるから、従属ギヤ14が回転すること
なく主動ギヤ8 と従属ギヤ14とは噛合することとなる。
【0031】即ち、主動ギヤ8 は従属ギヤ14の挿入方向
(支持台2 の前方から後方向)に対して左側(一方側)
に位置ズレして設けられ、且つ主動ギヤ8 は右側(他方
側)がY方向に相対回転自在に駆動軸7 に連結されてい
るので、主動ギヤ8 と従属ギヤ14とが接触した際には、
主動ギヤ8 のみが回転することとなる。従って、カセッ
ター本体3 を支持台2 に装着した時に、ギヤ同士の噛み
合わせの不備(歯同士の干渉)が生じず、更には、従属
ギヤ14は回転しないので、装着時に分配ローター11が回
転しないので薬剤を不用意に排出させることはない。
【0032】尚、上記実施形態の薬剤カセッターは、上
記構成から上述の利点を有してなるが、薬剤カセッター
に設けられた係止手段は、分配ローター11の薬剤整列路
16に嵌入脱可能な係止具本体22に限定されず、例えば、
分配ローター11の周壁11a を構成する凸条面32を押圧す
ることにより分配ローター11を係止する構成でもよく、
又、該凸条面32に窪みを設け、該窪みに係止具本体22の
係止部23が嵌入脱しうる構成であってもよい。また、係
止具本体22は、必ずしも薬剤排出位置B にて薬剤整列路
16を係止する構成に限定されるものではない。要は、カ
セッター本体3 を支持台2 から取外した際に分配ロータ
ー11の周壁11a を係止し、且つカセッター本体3 を支持
台2 に装着した際に前記分配ローター11の係止を解除す
る係止手段であればその具体的な構成は問わない。
【0033】さらに、上記実施形態に於いて、係止部23
は、平面視略三角形状に形成された突起からなり、薬剤
整列路16が薬剤排出位置B から僅かに位置ズレしている
状態でも、係止部23の斜辺部23a が分配ローター11の周
壁11a を押圧することにより分配ローター11は斜辺部23
a の傾斜辺によって僅かに戻されることになるので、空
になった薬剤整列路16に係止部23が確実に嵌入し、且つ
分配ローター11を係止するという利点があるが、係止部
23は、平面視略三角形状の突起に限定されるわけではな
い。係止部23に、分配ローター11の凸条面32の隅部32a
に当接する少なくとも一つの傾斜面23a が形成されてい
れば、上記利点を奏するからである。
【0034】さらに、分配ローター11は、薬剤整列路16
が形成された周壁11a と、薬剤を撹拌する撹拌傾斜部33
(図5参照)とが一体的に形成されているが、夫々別体
で形成されて別々に回転自在な構成であってもよい。
【0035】また、上記実施形態の薬剤分配装置は、上
記構成から上述の利点を有してなるが、駆動手段の一方
向の回転を分配ローター11に伝達し、反対方向の回転を
分配ローター11に伝達させない手段として、駆動手段の
駆動軸7 に主動ギヤ8 を一方向のみに相対回転自在に連
結したものを例示したが、例えば、駆動軸7 と主動ギヤ
8 とは回転不能に連結され、且つ従属ギヤ14と分配ロー
ター11とが一方向のみに回転可能な構成であっても上述
の作用効果を奏する。勿論両ギヤが一方向に回転可能に
連結されていてもよく、又、他のギヤを介在させて何れ
かのギヤが一方向に回転可能な構成であってもよい。
【0036】要は、薬剤カセッターを着脱時に、主動ギ
ヤ8 又は/及び従属ギヤ14が何れかの方向に自転して、
両ギヤが嵌入又は離脱せずに互いに干渉することを防止
でき、且つ薬剤分配装置を作動させる際には、主動ギヤ
8 が従属ギヤ14に駆動装置の一方向の回転を伝達して分
配ローター11を回転させて薬剤を排出するという本来の
機能に支障を来さない構成であれば、その意図する範囲
内で自由に設計変更可能である。
【0037】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る薬剤カセッ
ターは、カセッター本体の着脱、運搬時等に薬剤の排出
を防止するための係止手段が、回転を阻止したい分配ロ
ーターの周壁を係止するものであるため、例えば、従属
ギヤを係止する手段に比して、着脱時に確実に分配ロー
ターを係止してその回転を阻止して薬剤を不用意に排出
させないという効果を奏する。さらに、請求項2記載の
薬剤カセッターのように、薬剤排出位置にある薬剤整列
路に係止手段たる係止部を嵌入する構成であれば、係止
部によって薬剤の排出口を塞ぐことになるから、最も効
果的に薬剤の不用意な排出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に於ける薬剤分配装置の概
略を示す側面図。
【図2】同実施形態の支持台の要部拡大断面平面図。
【図3】同実施形態の薬剤カセッターを示す背面図。
【図4】図3のイ−イ線断面図。
【図5】図3のロ−ロ線断面図。
【図6】従属ギヤを係止する係止部材の参考平面図。
【符号の説明】
2 …支持台 3 …カセッター本体 8
…主動ギヤ 11…分配ローター 11a …周壁 14
…従属ギヤ 16…薬剤整列路 23…係止部 B
…薬剤排出位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤分配装置を構成する支持台(2) に着
    脱自在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排
    出する回転自在な分配ローター(11)が設けられてなる薬
    剤カセッターであって、カセッター本体(3) には、該カ
    セッター本体(3) を前記支持台(2) から取外した際に分
    配ローター(11)の周壁(11a) を係止し、且つカセッター
    本体(3) を支持台(2) に装着した際に前記分配ローター
    (11)の係止を解除する係止手段が設けられていることを
    特徴とする薬剤カセッター。
  2. 【請求項2】 前記分配ローター(11)の周壁(11a) に
    は、薬剤を整列させる複数の薬剤整列路(16)が設けら
    れ、前記係止手段は、薬剤排出位置(B) にある薬剤整列
    路(16)に嵌入しうる係止部(23)を具備してなる請求項1
    記載の薬剤カセッター。
JP12864497A 1997-05-19 1997-05-19 薬剤カセッター Pending JPH10314277A (ja)

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