JP2014140615A - 自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ - Google Patents

Abstract

【課題】自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジを提供する。
【解決手段】内部に収容された薬剤が排出されるように、下側に開放された排出口１１０を形成するカートリッジケース１００と、排出口を選択的に開閉するように、カートリッジケースの内部に設けられるドラム２００と、カートリッジケースが搭載されるカートリッジベースと、ドラムと連結されてドラムを回転させる駆動手段４００と、を含む薬剤包装装置用カートリッジであって、ドラムの中心下方には、締結溝２２０が打孔された中空のシリンダー２１０が延設され、シリンダーの内部には、締結溝に弾力的に引っ掛かる弾性突起５１１が形成された昇降体が係止されるが、駆動手段の回転軸が、シリンダーに係止されれば、昇降体が上昇しながら、弾性突起が締結溝から分離され、駆動手段の回転軸とシリンダーとが分離されれば、昇降体が下降しながら、弾性突起が締結溝に係止される。
【選択図】図１

Description

本発明は、カートリッジケースの排出口を開閉するドラムの回転を自動で断続することができる薬剤包装装置用カートリッジに関する。

最近、薬師の手作業による薬剤包装による問題点を解消するために、薬剤包装装置が提案されている。薬剤包装装置は、医師がコンピュータ操作によって処方を入力すれば、その処方によって薬剤を１回服用分量ずつ自動で分配して包装する。このような薬剤包装装置は、各種の薬剤が種類別に分類されて収納される薬剤キャビネットと、薬剤キャビネットの下側で、薬剤キャビネットから供給される薬剤を包装する包装ユニットと、を含んで構成される。

薬剤キャビネットは、多数の薬剤カートリッジを収容できるように構成される。薬剤カートリッジは、一種ずつ薬剤が分けられて収納され、該収納された薬剤を処方信号によって包装ユニットに排出する。薬剤カートリッジのケースは、内部に収容された薬剤が排出されるように、下側に開放された排出口を形成するカートリッジケースと、前記排出口を選択的に開閉するように、前記カートリッジケースの内部に設けられるドラムと、前記カートリッジケースが搭載されるカートリッジベースと、前記ドラムと連結されてドラムを回転させる駆動手段と、を含む。

ところが、前記カートリッジケースをカートリッジベースから分離する時、排出口を選択的に開閉するドラムの任意の回転によって、任意に開放された排出口を通じてカートリッジケースに残存している薬剤が容易に流出されてしまい、薬剤の損失問題と、外部の異物がカートリッジの内部に流入する問題があった。

本発明は、カートリッジケースを移動する場合やカートリッジケースに薬剤を補充する場合、カートリッジケースの排出口を自動でロックするロック手段が備えられた薬剤包装装置用カートリッジを提供するところにその目的がある。

前記の課題を果たすための本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジは、内部に収容された薬剤が排出されるように、下側に開放された排出口を形成するカートリッジケースと、前記排出口を選択的に開閉するように、前記カートリッジケースの内部に設けられるドラムと、前記カートリッジケースが搭載されるカートリッジベースと、前記ドラムと連結されてドラムを回転させる駆動手段と、を含む薬剤包装装置用カートリッジであって、前記ドラムの中心下方には、締結溝が打孔された中空のシリンダーが延設され、前記シリンダーの内部には、前記締結溝に弾力的に引っ掛かる弾性突起が形成された昇降体が係止されるが、前記駆動手段の回転軸が、前記シリンダーに係止されれば、前記昇降体が上昇しながら、前記弾性突起が締結溝から分離され、前記駆動手段の回転軸と前記シリンダーとが分離されれば、前記昇降体が下降しながら、弾性突起が締結溝に係止される。

本発明によれば、作業者がカートリッジケースを移動する場合、あるいはカートリッジケースに薬剤を補充する場合に、カートリッジケースに内挿されたドラムのシリンダーから駆動手段の回転軸が分離されれば、ドラムが任意に回転しないように、ドラムの回転を自動で断続することができる。したがって、カートリッジケースの排出口を塞ぐための別途の後作業が必要ではなく、排出口が自動で遮蔽されて、カートリッジ内部の薬剤が外部に流出されず、薬剤の浪費を減らし、薬剤を保護することができる。

また、カートリッジケースをカートリッジベースに搭載して、カートリッジケースに内挿されたドラムのシリンダーに駆動手段の回転軸が係止されれば、自動的にドラムのロックが解除されて、ドラムの回転が可能であるために、排出口を開放するための別途の作業がなされなくても、排出口が開放されて薬剤包装装置の駆動が可能である。

本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジのロック状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジのロックが解除された状態を示す断面図である。 図１において、ドラムを抜粋して示した斜視図である。 図１において、ドラムと昇降部材とを抜粋して示した分解斜視図である。

本発明を添付図面を参照して詳しく説明すれば、次の通りである。ここで、同じ構成に対しては同じ符号を使い、反復される説明、本発明の要旨を不明にする恐れがある公知機能及び構成についての詳細な説明は省略する。本発明の実施形態は、当業者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために誇張されうる。

図１は、本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジのロック状態を示す断面図であり、図２は、本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジのロックが解除された状態を示す断面図である。

本発明の一実施形態による自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジは、内部に収容された薬剤が排出されるように、下側に開放された排出口１１０を形成するカートリッジケース１００と、前記排出口１１０を選択的に開閉するように、前記カートリッジケース１００の内部に設けられるドラム２００と、前記カートリッジケース１００が搭載されるカートリッジベース（図示せず）と、前記ドラム２００と連結されてドラム２００を回転させる駆動手段４００と、を含む。この際、前記ドラム２００の中心下方には、締結溝２２０が打孔された中空のシリンダー２１０が延設され、前記シリンダー２１０の内部には、前記締結溝２２０に弾力的に引っ掛かる弾性突起５１１が形成された昇降体５００が係止されるが、前記駆動手段４００の回転軸４１０が、前記シリンダー２１０に係止されれば、前記昇降体５００が上昇しながら、前記弾性突起５１１が締結溝２２０から分離され、前記駆動手段４００の回転軸４１０と前記シリンダー２１０とが分離されれば、前記昇降体５００が下降しながら、前記弾性突起５１１が前記締結溝２２０に係止される。

カートリッジケース１００は、内部空間を有し、上部が開口された構造からなる。これにより、カートリッジケース１００の上部開口を通じて内部空間に薬剤が収納されうる。ここで、カートリッジケース１００に収納される薬剤は、錠剤や散剤のような多様な形態の薬剤であり得る。前記カートリッジケース１００の下側には、内部に収容された薬剤が排出されるように開放された排出口１１０を形成する。

ドラム２００は、前記排出口１１０を選択的に開閉するように、前記カートリッジケース１００の内部に設けられる。前記ドラム２００は、前記カートリッジケース１００が搭載されるカートリッジベースに固定された駆動手段４００と連結されて、処方信号によって排出口１１０を開閉するように回転する。前記ドラム２００と駆動手段４００は、ドラム２００の下端に延設されたシリンダー２１０を通じて連結される。具体的には、前記駆動手段４００の回転軸４１０が、前記シリンダー２１０に係止される方式で連結されて、前記駆動手段４００が回転する時、ドラム２００が回転することができる。前記駆動手段４００は、薬剤包装装置の全般的な作動を制御する制御部によって制御される。

前記シリンダー２１０は、前記ドラム２００の中下端から下方に延設された中空の管状を有し、締結溝２２０が打孔される。前記締結溝２２０は、長手方向に長い長空の形態を取り、後述する弾性突起５１１が係止されるように作用する。前記シリンダー２１０の内部には、昇降体５００が収容されるが、前記昇降体５００は、シリンダー２１０の内部に係止されて昇降する。前記昇降体５００には、弾力的に膨張／収縮される弾性突起５１１が形成され、前記弾性突起５１１は、前記締結溝２２０に弾力的に係止される。

したがって、前記駆動手段４００の回転軸４１０が、前記シリンダー２１０に係止されれば、前記回転軸４１０が昇降体５００を上部に加圧し、前記昇降体５００が上昇しながら、締結溝２２０に係止された弾性突起５１１が締結溝２２０から分離されながら、前記シリンダー２１０のロックが解除されて、ドラム２００の回転が可能である。逆に、前記駆動手段４００の回転軸４１０が、前記シリンダー２１０から分離されれば、前記昇降体５００が下降しながら、前記弾性突起５１１が前記締結溝２２０に係止され、前記シリンダー２１０がロック状態に変わるために、結果的に、ドラム２００の回転が不可能に断続される。この際、前記弾性突起５１１が、より確実に前記ドラム２００の回転を断続できるように、前記弾性突起５１１が締結溝２２０に係止されれば、弾性突起５１１の端部は、前記締結溝２２０の外側に一部突出する。

本発明の一実施形態によれば、前記昇降体５００は、平板状の上面５２０及び下面５３０と、前記上下面５２０、５３０を連結する垂直フレーム５４０と、前記上面５２０から下方に延設された弾力支持台５１０と、を含むが、前記弾性突起５１１は、前記弾力支持台５１０の外側に突設される。前記弾力支持台５１０は、上面５２０の一側から下方に延設され、前記上面５２０と垂直に形成されうるが、外側に傾斜して形成されうる。本発明で、前記弾力支持台５１０を含んだ昇降体５００は、合成樹脂を含めて弾性を有する公知の多様な材質で備えなければならず、弾力支持台５１０は、自体の弾性によって、前記昇降体５００の内部に縮まれるか、外部に開かれる。したがって、前記弾力支持台５１０の外側に突設された弾性突起５１１は、前記弾力支持台５１０の作用で、前記締結溝２２０に弾力的に係止されてから抜け出ることを反復することができる。

一方、図３は、図１において、ドラムを抜粋して示した斜視図であり、図４は、図１において、ドラムと昇降部材とを抜粋して示した分解斜視図である。

本発明の一実施形態によれば、前記弾性突起５１１は、上部に前記締結溝２２０と出入りが容易に傾斜面５１２を形成する。前記弾性突起５１１は、前記締結溝２２０への引き込みと、締結溝２２０での引き出しと、が容易に半円または三角状の断面を有する形態で備えられ、特に、前記締結溝２２０と接触する上部には、直線または曲線状に下向きに傾いた傾斜面５１２を形成することができる。前記のように、傾斜面５１２が形成される場合、前記弾性突起５１１が、傾斜面５１２に沿ってより滑らかに締結溝２２０に係止されるか、締結溝２２０を抜け出ることができて、昇降体５００の昇降動作が引っ掛かることなしに柔らかに進行しうる。

本発明の一実施形態によれば、前記弾力支持台５１０は、前記昇降体５００の中心に形成された垂直フレーム５４０を基準に放射状に２つ以上形成され、前記シリンダー２１０には、前記ドラム２００に形成されたセル２３０の個数と同じか、セル２３０の個数よりも多い、より詳細には、セル２３０の個数の２倍以上の締結溝２２０が放射状に形成される。前記のように、複数の弾性突起５１１が形成されれば、複数の弾性突起５１１が、複数の締結溝２２０に係止されるために、前記シリンダー２１０が、昇降体５００により安定して固定されて、ドラム２００の任意の回転をより確実に遮断し、前記締結溝２２０が複数が形成されれば、前記弾性突起５１１は、より正確に前記締結溝２２０に係止されて、同様に、ドラム２００の任意の回転をより確実に遮断することができる。

本発明の一実施形態によれば、前記シリンダー２１０と昇降体５００との間には、前記昇降体５００を押し出す圧縮バネ６００が介在される。カートリッジケース１００がカートリッジベースに搭載されながら、前記シリンダー２１０に駆動手段４００の回転軸４１０が係止されれば、前記回転軸４１０が、前記昇降体５００を加圧し、前記圧縮バネ６００が圧縮されながら、前記昇降体５００が上昇しながら、ロックが解除される。逆に、前記シリンダー２１０から前記駆動手段４００の回転軸４１０が分離されれば、前記昇降体５００を上部に加圧した回転軸４１０の加圧力が解除されると同時に、前記圧縮バネ６００の弾性復元力によって、前記昇降体５００は下降し、ロック状態になる。この際、前記圧縮バネ６００の引張力は、締結溝２２０に係止された弾性突起５１１が締結溝２２０から分離されないようにする範囲で多様に設定しうる。

参考までに、前記圧縮バネ６００の弾性係数Ｅは、次の数式のように引張応力σと引張変形度εとで表すことができる。弾性係数Ｅの単位は、パスカルであり、Ｆは、作用する荷重、Ａ_０は、断面積、Δｌは、長さの変化量、ｌ_０は、元の長さである。

また、前記圧縮バネ６００の弾性係数Ｅは、次の数式のように、昇降体５００とシリンダー２１０との摩擦力Ｆｓよりは大きく、駆動手段４００の回転軸４１０が、押す力Ｆｍよりは小さくなければならない。

本発明の一実施形態によれば、前記シリンダー２１０の内側上端と前記昇降体５００の外側上端とには、それぞれ前記圧縮バネ６００に係止される固定突起２１１、５５０が突設される。前記のように、シリンダー２１０の内側上端と昇降体５００の外側上端とにそれぞれ固定突起２１１、５５０が形成されれば、前記圧縮バネ６００が安定して固定され、前記圧縮バネ６００の伸縮動作がより正確になされることによって、前記昇降体５００を垂直方向に正確に押し出し、結果的に、弾性突起５１１が締結溝２２０に正確に係止させうる。

前記のような本発明によれば、作業者が、カートリッジケース１００を移動する場合、あるいはカートリッジケース１００に薬剤を補充する場合に、カートリッジケース１００に内挿されたドラム２００のシリンダー２１０から駆動手段４００の回転軸４１０が分離されれば、ドラム２００が任意に回転しないように、ドラム２００の回転を自動で断続することができる。したがって、カートリッジケース１００の排出口１１０を塞ぐための別途の後作業が必要ではなく、排出口１１０が自動で遮蔽されて、カートリッジケース１００内部の薬剤が外部に流出されず、薬剤の浪費を減らし、薬剤を保護することができる。一方、カートリッジケース１００をカートリッジベースに搭載して、カートリッジケース１００に内挿されたドラム２００のシリンダー２１０に駆動手段４００の回転軸４１０が係止されれば、自動的にドラム２００のロックが解除されて、ドラム２００の回転が可能であるために、排出口１１０を開放するための別途の作業がなされなくても、排出口１１０が開放される。

以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎないものであって、当業者ならば、本発明の本質的な特性から外れない範囲内で多様な修正、変更及び置き換えが可能であろう。したがって、本発明に開示された実施形態及び添付図面は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態及び添付図面によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、下記の請求範囲によって解析しなければならず、それと同等な範囲内にあるあらゆる技術思想は、本発明の権利範囲に含まれると解析しなければならない。

本発明は、自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ関連の技術分野に適用可能である。

１００：カートリッジケース
１１０：排出口
２００：ドラム
２１０：シリンダー
２１１、５５０：固定突起
２２０：締結溝
２３０：セル
４００：駆動手段
４１０：回転軸
５００：昇降体
５１０：弾力支持台
５１１：弾性突起
６００：圧縮バネ

Claims (6)

1. 内部に収容された薬剤が排出されるように、下側に開放された排出口を形成するカートリッジケースと、
   前記排出口を選択的に開閉するように、前記カートリッジケースの内部に設けられ、中心下方には、締結溝が打孔された中空のシリンダーが延設されたドラムと、
   前記カートリッジケースが搭載されるカートリッジベースと、
   前記ドラムと連結されてドラムを回転させる駆動手段と、
   前記シリンダーの内部に係止され、前記シリンダーの締結溝に弾力的に引っ掛かる弾性突起が形成されて、前記駆動手段の回転軸が、前記シリンダーに係止されれば、上昇しながら前記弾性突起が締結溝から分離され、前記駆動手段の回転軸と前記シリンダーとが分離されれば、下降しながら前記弾性突起が前記締結溝に係止される昇降体と、
   を含むことを特徴とする自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。
2. 前記昇降体は、平板状の上面及び下面と、前記上下面を連結する垂直フレームと、前記上面から下方に延設された弾力支持台と、を含むが、前記弾性突起は、前記弾力支持台の外側に突設されたことを特徴とする請求項１に記載の自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。
3. 前記弾性突起は、上部に前記締結溝で出入りが容易に傾斜面を形成したことを特徴とする請求項２に記載の自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。
4. 前記弾力支持台は、前記昇降体の中心に形成された垂直フレームを基準に放射状に複数個形成され、前記シリンダーには、複数の締結溝が放射状に形成されたことを特徴とする請求項２に記載の自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。
5. 前記シリンダーと昇降体との間には、前記昇降体を押し出す圧縮バネが介在されたことを特徴とする請求項１に記載の自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。
6. 前記シリンダーの内側上端と前記昇降体の外側上端とには、それぞれ前記圧縮バネに係止される固定突起が突設されたことを特徴とする請求項５に記載の自動ロック機能付き薬剤包装装置用カートリッジ。

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