JPH10243901A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH10243901A
JPH10243901A JP5278997A JP5278997A JPH10243901A JP H10243901 A JPH10243901 A JP H10243901A JP 5278997 A JP5278997 A JP 5278997A JP 5278997 A JP5278997 A JP 5278997A JP H10243901 A JPH10243901 A JP H10243901A
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JP
Japan
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dust
floor
electric blower
suction tool
traveling motor
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JP5278997A
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English (en)
Inventor
Masakazu Fukushima
雅一 福嶋
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床用吸い込み具の操作性がよく、かつ確実に
掃除を行える電気掃除機を提供する。 【解決手段】 床用吸い込み具に走行用モータ34と、
前記吸い込み具の底部に設けられて走行用モータ34に
より回転されるローラと、前記床用吸い込み具の押し方
向により極性を切り替える反転スイッチ33とを備え、
使用者がパワー選択スイッチ8を押して電気掃除機を作
動させたとき、信号処理手段11は、ゴミセンサ10が
ゴミを検知しなかった場合には走行モータ駆動手段Bに
より走行用モータ34を駆動して前記ローラを回転さ
せ、その回転により前記床用吸い込み具を、押された方
向に自走させて操作性をよくし、また、ゴミセンサ10
がゴミを検知した場合には走行用モータ34の回転を停
止させて確実に掃除を行えるようにする。なお、走行用
モータ34の回転方向は反転スイッチ33により押され
た方向に切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強い吸い込み力を
備えた電気掃除機における床用吸い込み具の自走制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機は絨毯などの掃除対象
の多様化に対応して多機能化し、たとえば手元操作部に
おける塵埃通過経路に設けたゴミセンサにより検知した
床面などの塵埃(以下、ゴミと称す)の有無や量に応じ
て吸い込み力を制御したり、ゴミの有無を表示するもの
などがある。
【0003】以下、従来の電気掃除機について図面を参
照しながら説明する。図13は電気掃除機の従来例の構
成を示す外観図である。図において、1は電気掃除機本
体、2は電気掃除機本体1内に設けられた集塵室、3は
集塵室2にゴミを吸い込む電動送風機、4はホース、5
は手元操作部、6は延長管、7は床用吸い込み具であ
る。手元操作部5には、使用者が起動および吸い込み力
を選択するパワー選択スイッチ8、使用者が床面の種類
を選択する床面選択スイッチ9、塵埃通過経路を通過す
るゴミを検知するゴミセンサ10、および全体の動作を
制御する信号処理手段11を備えている。また、床用吸
い込み具7にはゴミをかき揚げる回転ブラシを回転させ
る回転ブラシモータ12と、ゴミの有無を表示する表示
手段13とを備えている。なお、回転ブラシモータ12
はホース4および延長管6を介して供給される電力によ
り駆動される。
【0004】図14は従来の電気掃除機の構成を示す回
路図である。なお、図13と同じ構成要素には同一番号
を付与して説明を省略する。図において、14は交流電
源、15は交流電源14の交流電力を直流電力に変換す
る直流電源装置、16は位相制御用の同期信号を発生す
る交流同期信号発生手段である。交流電源14には直流
電源装置15が接続されるとともに、第1の双方向性サ
イリスタ17を介して電動送風機3、第2の双方向性サ
イリスタ18を介して回転ブラシモータ12が接続され
る。直流電源装置15にはパワー選択スイッチ8と抵抗
19との直列回路、床面選択スイッチ9と抵抗20との
直列回路、ゴミセンサ10、および信号処理手段11が
接続される。
【0005】信号処理手段11の入力端には抵抗21を
介してパワー選択スイッチ8と抵抗19との共通接続
点、抵抗22を介して床面選択スイッチ9と抵抗20と
の共通接続点、交流同期信号発生手段16の出力、およ
びゴミセンサ10の出力が接続され、出力端には抵抗2
3と第1のフォトトライアックカプラ24の1次側との
直列回路、抵抗25と第2のフォトトライアックカプラ
26の1次側との直列回路とが接続されるとともに、直
流電源装置15から抵抗27を介して表示手段13が接
続される。第1の双方向性サイリスタ17のゲートは、
第1のフォトトライアックカプラ24の2次側と抵抗2
8とを介して電動送風機3に接続され、また、第2の双
方向性サイリスタ18のゲートは第2のフォトトライア
ックカプラ26の2次側と抵抗29とを介して回転ブラ
シモータ12に接続される。
【0006】上記構成において、その動作を説明する。
使用者がパワー選択スイッチ8を押すと、信号処理手段
11は第1のフォトトライアックカプラ24の1次側に
位相制御信号を出力する。第1のフォトトライアックカ
プラ24の2次側は、その位相制御信号が与えるタイミ
ングでスイッチング動作を行い、抵抗28に発生する信
号をトリガとして第1の双方向性サイリスタ17のゲー
トに出力する。第1の双方向性サイリスタ17は、その
トリガが与える導通期間の交流電圧により電動送風機3
を回転させる。また、信号処理手段11は、ゴミセンサ
10からゴミを検知した信号を入力すると表示手段13
を点灯させる。また、信号処理手段11は、使用者によ
り床面選択スイッチ9が押されて絨毯が選択されると、
第2のフォトトライアックカプラ26の1次側に位相制
御信号を出力する。第2のフォトトライアックカプラ2
6の2次側は、その位相制御信号が与えるタイミングで
スイッチング動作を行い、抵抗29に発生する信号をト
リガとして第2の双方向性サイリスタ18のゲートに出
力する。第2の双方向性サイリスタ18は、そのトリガ
が与える導通期間の交流電圧により回転ブラシモータ1
2を回転させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機では、絨毯面を強い吸い込み力で掃除する時、床
用吸い込み具7が絨毯面に吸い付くので操作性が悪く、
毛足の長い絨毯では過剰な力を要していた。また、絨毯
の隅を掃除する時には吸い付いた絨毯を離すために電気
掃除機を一旦停止したり、手で絨毯を離しに行くなどの
不具合があった。
【0008】本発明は上記の課題を解決するもので、床
用吸い込み具の操作性がよく、かつ確実に掃除ができる
電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、床用吸い込み具に走行用モータと、前記走行用モー
タで回転されるローラと、前記床用吸い込み具の押し方
向により前記ローラの回転方向を切り替える反転スイッ
チとを設け、床用吸い込み具を前記ローラにより押し方
向に自走させる動作を、ゴミセンサの出力に対応して制
御するようにした電気掃除機である。
【0010】これにより、床用吸い込み具を軽快に操作
できるとともに、ゴミを検知した時には、たとえばロー
ラの回転を停止させて確実に掃除することができる。
【0011】請求項2に係わる本発明は、電動送風機の
吸い込み力をゴミセンサの出力に対応して制御するよう
にした請求項1に係わる電気掃除機である。
【0012】これにより、床用吸い込み具を軽快に操作
できるとともに、ゴミを検知した時には吸い込み力を増
大させて確実に掃除を行うことができる。
【0013】請求項3に係わる本発明は、床面の種類を
使用者が選択する床面選択スイッチと、床用吸い込み具
においてゴミをかき揚げる回転ブラシと、前記回転ブラ
シを回転させる回転ブラシモータとを設け、床面として
絨毯を選択した時には前記回転ブラシを回転させるとと
もに、床用吸い込み具の自走速度を絨毯に対応して制御
するようにした請求項1ないし請求項2のいずれかに係
わる電気掃除機である。
【0014】これにより、絨毯を選択した時には回転ブ
ラシを回転させるとともに、床用吸い込み具をさらに高
速に自走させて吸い付き易い絨毯の吸い付きを抑えなが
ら、確実に掃除を行うことができる。
【0015】請求項4に係わる本発明は、パワー選択手
段の出力とゴミセンサの出力とに対応して電動送風機の
吸い込み力と床用吸い込み具の自走速度とを連動してリ
ニヤに変えるようにした電気掃除機である。
【0016】これにより、吸い込み力に見合った床用吸
い込み具の自走速度が設定され、パワー選択手段で選択
した吸い込み力とゴミセンサの出力とに対応した自走速
度により操作性をさらに向上させることができる。
【0017】請求項5に係わる本発明は、床用吸い込み
具のローラを上下させる上下移動手段と、前記上下移動
手段を駆動する上下駆動手段とを設け、電動送風機の吸
い込み力に対応して、ローラを上下させるようにした電
気掃除機である。
【0018】これにより、電動送風機の吸い込み力が大
きい時にはローラを下げて床用吸い込み具を床面から離
して吸い付きをなくし、吸い込み力が小さい時にはロー
ラを上げて床用吸い込み具を床面に近づけて、操作性よ
く確実に掃除を行うことができる。
【0019】請求項6に係わる本発明は、ローラを電動
送風機の吸い込み力に対応して段階的に上下させ、床面
からの距離を段階的に変えるようにした請求項5に係わ
る電気掃除機である。
【0020】これにより、電動送風機の吸い込み力が大
きい時には床用吸い込み具を床面から大きく離し、小さ
い時には少なく離すように段階的に設定でき、絨毯上で
も吸い付きをなくしながら確実に掃除を行うことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、ゴミセンサはホースなどの塵埃通過経路を通過する
塵埃を検知する手段を意味し、実施例では発光素子と受
光素子とを対向してホースの手元操作部近傍に設け、ゴ
ミが発光素子と受光素子との間を通過することによる受
光量の微小変化を増幅し、その振幅を所定電圧と比較す
ることにより検知することができる。走行用のローラは
床用吸い込み具を自走させる手段を意味し、床用吸い込
み具の底部に設けられ、走行用モータに連結されて回転
することにより床用吸い込み具を自走させる。
【0022】送風機駆動手段は電動送風機を駆動する手
段を意味し、交流電圧を位相制御で前記電動送風機に印
加する双方向性サイリスタと、前記双方向性サイリスタ
に位相制御のトリガを与えるフォトトライアックカプラ
とで実現できる。前記フォトトライアックカプラの1次
側には信号処理手段から位相制御信号を与え、位相制御
信号が与えるタイミングで2次側がスイッチング動作
し、抵抗負荷に発生する信号とトリガとして前記双方向
性サイリスタに出力するように構成する。
【0023】走行モータ駆動手段は走行用モータを駆動
する手段を意味し、床用吸い込み具の押し方向に対応し
て正回転と逆回転とが可能なように単方向の駆動電圧を
切り替えて与える。送風機駆動手段と同様にフォトトラ
イアックカプラと双方向性サイリスタとにより整流回路
に交流電圧を位相制御で供給し、前記整流回路の出力を
走行用モータに供給するように構成する。なお、前記正
回転と逆回転とを切り替えるために、整流回路と走行用
モータとの間に極性切り替え用の反転スイッチを挿入し
て設ける。
【0024】信号処理手段はゴミセンサの出力に対応し
て前記送風機駆動手段および前記走行モータ駆動手段を
位相制御する手段を意味し、マイクロコンピュータによ
り実現できる。位相制御は交流電源から生成した同期信
号を基にして位相制御信号を生成し、そのタイミングを
ゴミセンサの出力に対応して変える。
【0025】請求項2に係わる本発明において、信号処
理手段は、ゴミセンサの出力に対応して走行用モータの
回転と電動送風機の回転との両方を制御する。
【0026】請求項3に係わる本発明において、床面選
択手段は床面の種類を使用者が選択する手段を意味し、
床面選択スイッチのオンオフで信号処理手段への信号を
生成できる。実施例では直流電源装置に接続した抵抗と
前記床面選択スイッチとの直列回路の共通接続点の電圧
を出力とする。
【0027】請求項4に係わる本発明において、パワー
選択手段は、電動送風機の吸い込み力を使用者が切り替
え選択する手段を意味し、前記床面選択手段と同様の手
段で実現できるが、1個のパワー選択スイッチで複数の
選択を実現することもでき、たとえばパワー選択スイッ
チの押し方などと対応して信号処理手段に判断させるこ
とが可能である。ただし、この手段に限定するものでは
ない。電動送風機の回転と走行用モータの回転とを連動
してリニヤに制御する手段は、両者の回転を比例して変
える手段を意味し、たとえば、送風機駆動手段への位相
制御信号と走行モータ駆動手段への位相制御信号との間
に比例関係を与えることで実現できる。
【0028】請求項5に係わる本発明において、上下移
動手段は、床用吸い込み具の底面を床面から浮かせるロ
ーラを上下する手段を意味し、実施例ではソレノイドと
マグネット芯とで構成し、前記ソレノイドに電圧を印加
した時のマグネット芯の吸引力でローラを上下移動させ
る手段とする。
【0029】請求項6に係わる本発明において、段階的
にローラの位置を切り替える手段については特に限定す
るものではない。
【0030】以下、実施例について説明する。
【0031】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の電気掃除機の実施例1につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は本実施例における床用吸い込み具7
の構成を示す平面図である。図において、30は上部部
材、31は下部部材、32は前縁部に設けたバンパ、3
3は床用吸い込み具7を押す方向の前後に対応して極性
を切り替える反転スイッチ、34は内部に備えた走行用
モータ、35は底部に備えたローラである。
【0033】図2は本実施例の構成を示す回路図であ
る。なお、図1および図14と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が図14
に示した従来例と異なる点は、回転ブラシモータ12に
代えて整流回路36を接続し、その出力に反転スイッチ
33と抵抗37とを介して走行用モータ34を接続して
いることにある。なお、本実施例の構成では床面選択ス
イッチ9、抵抗20、および抵抗22を備えていない。
他の構成は図14と同じである。なお、図2においてA
は送風機駆動手段を、Bは走行モータ駆動手段を示す。
【0034】図3(a)はゴミセンサ10の構成を示す
断面図である。図3(a)に示したように、ゴミセンサ
10は手元操作部5の塵埃通過経路の一部に発光素子3
8と受光素子39とを対向して設け、直流電源装置15
から電力が供給されると、発光素子38からの光が受光
素子39に到達する。塵埃40が発光素子38と受光素
子39との間を通過すると、一時的に光が遮断されて受
光素子39に到達しないことから塵埃40を検知でき
る。なお、本実施例では、発光素子38として発光ダイ
オード、受光素子39としてフォトトランジスタを用い
ている。図3(b)はゴミ検知回路の構成を示す回路図
である。塵埃40が発光素子38の光を遮ると、受光素
子39のコレクタ電位が微小変化し、その微小変化がコ
ンデンサ41を介してオペアンプ42に入力される。オ
ペアンプ42はその微小変化を増幅し、コンパレータ4
3はオペアンプ42の出力を所定電圧と比較してゴミを
検知し、ゴミを検知しなかった時にはHigh信号、ゴ
ミを検知した時にはLow信号を出力する。
【0035】上記構成において、その動作を説明する。
使用者がパワー選択スイッチ8を押して電気掃除機を起
動すると、信号処理手段11は第1のフォトトライアッ
クカプラ24の1次側に位相制御信号を出力する。第1
のフォトトライアックカプラ24の2次側はその位相制
御信号が与えるタイミングでスイッチング動作を行い、
抵抗28に発生する信号を第1の双方向性サイリスタ1
7のゲートにトリガとして入力する。第1の双方向性サ
イリスタ17は、そのトリガが与える導通期間の交流電
圧で電動送風機3を回転させる。
【0036】また、信号処理手段11は、ゴミセンサ1
0からゴミを検知しなかったLow信号を入力すると、
第2のフォトトライアックカプラ26の1次側に位相制
御信号を出力する。第2のフォトトライアックカプラ2
6の2次側はその位相制御信号が与えるタイミングでス
イッチング動作を行い、抵抗29に発生する信号を第2
の双方向性サイリスタ18のゲートにトリガとして入力
する。第2の双方向性サイリスタ18は、そのトリガが
与える導通期間で整流回路36に交流電源14から交流
電圧を供給し、全波整流された単方向電圧により走行用
モータ34を回転させる。この時、反転スイッチ33は
床用吸い込み具7が押されている方向に対応して回転方
向を正回転または逆回転に切り替える。したがって、ゴ
ミが検知されなかった時にはローラ35の回転により床
用吸い込み具7が自走し、使用者は床用吸い込み具7を
軽快に操作することができる。
【0037】また、信号処理手段11は、ゴミセンサ1
0からゴミを検知したHigh信号を入力すると、表示
手段13を点灯させるとともに、第2のフォトトライア
ックカプラ26の1次側にLow信号を出力し、第2の
双方向性サイリスタ18をオフとして走行用モータ34
の回転を停止させる。したがって、床用吸い込み具7は
自走せず、使用者は床用吸い込み具7を思いのままに操
作して確実に掃除することができる。
【0038】図4は床用吸い込み具7の動作を示す側面
図である。本実施例では反転スイッチ33はノーマルオ
フとし、床用吸い込み具7が押される方向により正回転
オンまたは逆回転オンに切り替える。図4(a)は床用
吸い込み具7が押されておらず、反転スイッチ33がオ
フでローラ35が回転しない状態、図4(b)は床用吸
い込み具7が前方に押されて反転スイッチ33が正回転
オンとなり、床用吸い込み具7が前方に自走する状態、
図4(c)は床用吸い込み具7が後方に引かれて反転ス
イッチ33が逆回転オンとなり、床用吸い込み具7が後
方に自走する状態を示す。
【0039】図5は本実施例の動作を示す波形図であ
る。図5(a)は、パワー選択スイッチ8が押された
時、電動送風機3に第1の双方向性サイリスタ17から
位相制御で供給される交流電圧の波形を示す。また、図
5(b)はパワー選択スイッチ8が押されたのちゴミセ
ンサ10によりゴミが検知されない場合、床用吸い込み
具7を前方に押した時に走行用モータ34に供給される
正回転の単方向電圧を示す。この時、第2の双方向性サ
イリスタ18は全導通の位相制御で整流回路36に交流
電圧を供給し、整流回路36が全波整流した単方向電圧
を走行用モータ34に供給している。図4(c)は図4
(b)の波形を反転スイッチ33により切り替えた逆回
転時の単方向電圧を示す。また、図4(d)はゴミセン
サ10によりゴミが検知された時、走行用モータ34に
電圧が供給されないことを示す。
【0040】以上のように本実施例によれば、床用吸い
込み具7に走行用モータ34で駆動されるローラ35
と、その回転方向を床用吸い込み具7の押し方向に合わ
せて切り替える反転スイッチ33とを設け、信号処理手
段11は、ゴミセンサ10がゴミを検知しない時には走
行用モータ34を駆動してローラ35を回転させ、ゴミ
を検知した時には走行用モータ34の駆動を停止してロ
ーラ35の回転を停止させるように制御することによ
り、ゴミが検知されない場合にはローラ35による自走
で床用吸い込み具7の操作性が向上し、また、ゴミがあ
る場合にはローラ35の回転が停止し、床用吸い込み具
7を思いのままに操作して確実に掃除を行うことができ
る。
【0041】なお、本実施例ではゴミが検知された時に
走行用モータ34を停止させたが、走行用モータ34へ
の入力を小さくしてローラ35による自走力を低減する
ようにしてもよいことは言うまでもない。
【0042】(実施例2)以下、本発明の電気掃除機の
実施例2について図面を参照しながら説明する。なお、
床用吸い込み具7の構成、および回路構成については実
施例1と同じである。本実施例が実施例1と異なる点
は、信号処理手段11が電動送風機3の吸い込み力をゴ
ミセンサ10の出力に対応して変化させるようにしたこ
とにある。
【0043】上記構成において、その動作を説明する。
なお、パワー選択スイッチ8を押したのち、ゴミセンサ
10がゴミを検知しなかった場合の動作は実施例1と同
じであり、説明を省略する。
【0044】ゴミセンサ10がゴミを検知したLow信
号を出力すると、信号処理手段11は表示手段13を点
灯させ、また、ゴミが検知されなかった時の位相制御信
号よりも早い位相角を与える位相制御信号を第1のフォ
トトライアックカプラ24に出力し、電動送風機3の吸
い込み力を増大させるとともに、第2のフォトトライア
ックカプラ26の1次側にはLow信号を出力して走行
用モータ34の回転を停止させる。したがって、床用吸
い込み具7を思いのままに操作しながら、大きい吸い込
み力で、さらに確実に掃除することができる。
【0045】図6(a)および図6(b)は本実施例の
動作を示す波形図である。図6(a)はパワー選択スイ
ッチ8をオンとしたのち、ゴミセンサ10がゴミを検知
しなかった時に電動送風機3に供給される交流電圧の波
形を示す。図6(b)は、ゴミセンサ10がゴミを検知
した時に電動送風機3に供給される交流電圧の波形を示
し、位相制御の位相角を早めて吸い込み力を大きくして
いる。
【0046】以上のように本実施例によれば、ゴミセン
サ10がゴミを検知しなかった場合にはローラ35の回
転により自走させて床用吸い込み具7を軽快に操作しな
がら掃除でき、また、ゴミを検知した時にはローラ35
の回転を停止して床用吸い込み具7を思いのままに操作
しながら、かつ増大させた吸い込み力で、より確実に掃
除することができる。
【0047】なお、ゴミを検知した時、走行用モータ3
4を停止とせず、減速してローラ35による自走力を小
さくしてもよいことは言うまでもない。
【0048】(実施例3)以下、本発明の電気掃除機の
実施例3について図面を参照しながら説明する。図7は
本実施例における床用吸い込み具の構成を示す平面図、
図8は本実施例の構成を示す回路図である。なお、実施
例1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明
を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、手元操
作部5には使用者が床面の種類を選択する床面選択スイ
ッチ9を備え、床用吸い込み具7には絨毯上のゴミをか
き揚げる回転ブラシ44と、回転ブラシ44を回転させ
る回転ブラシモータ12とを備える。また、電気回路に
は、回転ブラシモータ12を駆動する第3の双方向性サ
イリスタ45と第3のフォトトライアックカプラ46と
を備え、信号処理手段11が回転ブラシモータ12の回
転も制御するようにしたことにある。
【0049】図8において、交流電源14に第3の双方
向性サイリスタ45を介して回転ブラシモータ12が接
続され、直流電源装置15に床面選択スイッチ9と抵抗
20との直列回路が接続される。信号処理手段11の入
力端には抵抗22を介して床面選択スイッチ9と抵抗2
0との共通接続点が接続され、出力端には第3のフォト
トライアックカプラ46の一次側と抵抗47との直列回
路が接続される。第3の双方向性サイリスタ45のゲー
トは抵抗48を介して回転ブラシモータ12に接続され
る。他の構成は実施例1と同じである。
【0050】上記構成において、その動作を説明する。
パワー選択スイッチ8を押すと、実施例1と同様に、信
号処理手段11は第1のフォトトライアックカプラ24
の1次側に位相制御信号を出力し、第1の双方向性サイ
リスタ17により電動送風機3を回転させる。また、第
2のフォトトライアックカプラ26の1次側に位相制御
信号を出力し、第2の双方向性サイリスタ18により走
行用モータ34を反転スイッチ33の切り替えに対応し
て正回転または逆回転させる。
【0051】いま、使用者が床面選択スイッチ9を押し
て絨毯を選択すると、第3のフォトトライアックカプラ
46に位相制御信号を出力し、第3の双方向性サイリス
タ45により回転ブラシモータ12を回転させ、連結さ
れている回転ブラシ44を回転させるとともに、第2の
フォトトライアックカプラ26には全導通の位相制御信
号を出力することにより、パワー選択スイッチ8をオン
とした時よりもローラ35の回転を速くする。したがっ
て、絨毯上での操作性がさらに向上し、床面に合った掃
除を行えるようになる。他の動作は実施例1ないし実施
例2のいずれかと同じとする。
【0052】図9(a)はパワー選択スイッチ8を押し
た時に走行用モータ34に供給される単方向電圧の波形
を示す。この場合、位相制御により全波整流電圧波形の
半分だけが供給され、全力回転の状態ではない。図9
(b)は床面選択スイッチ9により絨毯が選択された時
に走行用モータ34に供給される単方向電圧の波形を示
す。この場合には全導通の位相制御として、走行用モー
タ34を全力で回転させている。なお、図9(c)は回
転ブラシモータ12に供給される交流電圧波形を示す。
【0053】以上のように本実施例によれば、床用吸い
込み具7に絨毯上のゴミをかき揚げる回転ブラシ44
と、回転ブラシ44を回転させる回転ブラシモータ12
とを設けるとともに、手元操作部5には床面選択スイッ
チ9を設け、床面として絨毯が選択された時、信号処理
手段11は回転ブラシ44を回転させるとともに、ロー
ラ35をさらに速く回転させるように制御することによ
り、絨毯上の操作性と清掃機能とを向上させることがで
きる。
【0054】(実施例4)以下、本発明の電気掃除機の
実施例4について図面を参照しながら説明する。本実施
例の基本構成は実施例3と同じである。本実施例が実施
例3と異なる点は、電動送風機3の吸い込み力を、パワ
ー選択スイッチ8による3段階の選択とゴミセンサ10
の出力とにより決定すること、および走行用モータ34
による床用吸い込み具7の自走力を、吸い込み力にリニ
ヤに対応して変化させることにある。したがって、絨毯
を選択した時にゴミを検知しても走行用モータ34を停
止させることはない。なお、吸い込み力の選択はパワー
選択スイッチ8の押し方などで実現できるが、その手段
について限定するものではない。
【0055】上記構成において、その動作を説明する。
なお、床面選択スイッチ9を押して絨毯を選択した時に
回転ブラシ44が回転する動作は実施例3と同じであ
る。本実施例では、電動送風機3の吸い込み力をパワー
選択スイッチ8により”ハイパワー”、”自動”、”静
か”の3段階に選択する。”ハイパワー”ではゴミセン
サ10の出力に関係なく電動送風機3と走行用モータ3
4とをいずれも全力、すなわち位相制御を全導通として
運転する。また、”自動”では電動送風機3の吸い込み
力と走行用モータ34による自走力とをゴミセンサ10
の出力に対応しながら制御し、吸い込み力と自走力とを
比例的に連動させる。”静か”では”自動”よりもさら
に抑えた吸い込み力と自走力とで運転する。
【0056】図10は本実施例の動作を示す波形図であ
る。図10(a)はパワー選択スイッチ8により”自
動”を選択し、床面選択スイッチ9により絨毯を選択
し、ゴミセンサ10がゴミを検知しなかった場合の電動
送風機3に供給される交流電圧の波形を示し、図10
(b)はその時に走行用モータ34に供給される単方向
電圧の波形を示す。図10(c)は上記選択時にゴミセ
ンサ10がゴミを検知した場合の電動送風機3に供給さ
れる交流電圧の波形、図10(d)はその時に走行用モ
ータ34に供給される単方向電圧の波形を示す。図から
わかるように、ゴミが検知された時、電動送風機3への
入力と走行用モータ34への入力とを連動して増大させ
ている。”静か”の場合も同様である。また、図10
(e)はゴミが多量に検知された時に走行用モータ34
に供給される単方向電圧の波形を示す。この時には走行
用モータ34は全力で回転している。
【0057】以上のように本実施例によれば、パワー選
択スイッチ8により電動送風機3の吸い込み力を3段階
に切り替え、かつ電動送風機3の吸い込み力と走行用モ
ータ34による自走力とを比例的に連動してゴミセンサ
10の出力に対応して変えるようにしたことにより、ゴ
ミの量に対応した吸い込み力と自走力とで軽快、かつ確
実に掃除を行うことができる。
【0058】なお、本実施例ではゴミセンサ10がゴミ
の量に対応する信号を出力するとしたが、たとえば、図
3(b)に示したゴミ検知回路におけるコンパレータ4
3を複数個設けることにより、ゴミの量に対応して複数
の信号を出力するように構成できる。
【0059】(実施例5)以下、本発明の電気掃除機の
実施例5について図面を参照しながら説明する。図11
は本実施例における床用吸い込み具7の動作を示す側面
図、および上下移動手段49の構成を示す模式図であ
る。本実施例における床用吸い込み具7が実施例1ない
し実施例4と異なる点は、反転スイッチ33および走行
用モータ34に代えてソレノイド50を用いた上下移動
手段49を備え、ローラ35を上下させるようにしたこ
とにある。
【0060】図において、床用吸い込み具7の内部にソ
レノイド50を設け、図11(c)に示したように、ソ
レノイド50の中心にマグネット芯51を挿入し、マグ
ネット芯51には絶縁物52を介してローラ35を連結
する。吸い込み力が所定値より大きくなるとソレノイド
50に電流が流れ、図11(b)に示したように、磁気
によってマグネット芯51が押し下げられ、マグネット
芯51に連結されたローラ35が押し下げられるように
している。この上下移動手段49は一旦押し下げられる
と、その位置で固定され、再度、電流を流すと初期状態
に復帰するロック機構を備えている。
【0061】図12は本実施例の構成を示す回路図であ
る。なお、実施例3と同じ構成要素には同一番号を付与
して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例3と異な
る点は、床用吸い込み具7における反転スイッチ33お
よび走行用モータ34に代えてソレノイド50が第2の
双方向性サイリスタ18に接続されること、および信号
処理手段11の動作にある。なお、図12においてCは
上下移動手段49を駆動する上下駆動手段を示す。
【0062】上記構成において、その動作を説明する。
パワー選択スイッチ8が押されて起動した時の動作、お
よび床面選択スイッチ9により絨毯が選択された時の電
動送風機3の動作は実施例4と同じとする。電気掃除機
を”ハイパワー”で運転すると、信号処理手段11はゴ
ミセンサ10の出力に関係なく電動送風機3を全導通で
回転させる。この時、第2のフォトトライアックカプラ
26に全導通の位相制御信号を一定時間出力し、第2の
双方向性サイリスタ18によりソレノイド50に全導通
の駆動電圧を供給する。その駆動電圧によりソレノイド
50に磁界が発生し、ソレノイド50の中心にあるマグ
ネット芯51が押し下げられ、絶縁物52を介して連結
されたローラ35が押し下げられてその位置でロックさ
れ、絨毯面と床用吸い込み具7との距離を離す。
【0063】パワー選択スイッチ8の操作により、”静
か”を選択すると、信号処理手段11は、電動送風機3
を小さい吸い込み力で運転する。この時、ゴミセンサ1
0の出力に対応して吸い込み力が所定値以下に制御され
ると、第2のフォトトライアックカプラ26に全導通の
位相制御信号を一定時間出力する。その位相制御信号に
よりソレノイド50には、再度、第2の双方向性サイリ
スタ18から全導通の駆動電圧が供給され、ローラ35
の位置が初期状態に戻る。したがって、吸い込み力に応
じて床用吸い込み具7の高さが変えられ、床面に吸い付
くことなく操作性が向上される。
【0064】以上のように本実施例によれば、床用吸い
込み具7にローラ35を上下させる上下移動手段49を
設け、パワー選択スイッチ8により選択した吸い込み力
とゴミセンサ10の出力とに対応して床用吸い込み具7
のローラ35を上下させることにより、吸い込み力が大
きい時には床用吸い込み具7を床面から離し、吸い込み
力が小さい時には床面に近づけることにより、床用吸い
込み具7の床面からの高さを吸い込み力とゴミ状態とに
合わせて自動的に設定することができ、床用吸い込み具
7の操作性を向上させることができる。
【0065】(実施例6)以下、本発明の電気掃除機の
実施例6について図面を参照しながら説明する。基本構
成は実施例5と同様である。本実施例が実施例5と異な
る点は、ローラ35が保持される位置を多段階に設け、
ソレノイド50に電流を流すごとに1段階づつ位置を下
に変えて固定され、最低の位置になってからは1段階づ
つ上に変えて固定されるロック機構と、信号処理手段1
1において吸い込み力に対応してソレノイド50に電流
を流すようにしたことにある。
【0066】上記構成において、その動作を説明する。
パワー選択スイッチ8の操作により、たとえば”自動”
のモードで運転すると、ゴミが検知されていない場合は
所定値以下の吸い込み力の時にローラ35は沈んだ初期
状態、すなわち上がっている状態であるが、少ないゴミ
を検知して多少吸い込み力を大きくするとソレノイド5
0に電流を流して1段階だけローラ35を押し下げる。
ゴミを多く検知して吸い込み力がかなり大きくなると、
その都度に電流を流すことによってローラ35は最低位
置まで押し下げる。その場所のゴミを収集してゴミ検知
がされなくなり、吸い込み力を小さく制御すると、ロー
ラ35を1段階づつ徐々に上げて行き、初期状態に戻
す。そのため、吸い込み力に応じて床用吸い込み具7の
高さを段階的に変えるため、床用吸い込み具7が床面に
吸い付くことなく操作性が向上する。
【0067】以上のように本実施例によれば、ローラ3
5の高さを電動送風機3の吸い込み力に対応して段階的
に変えるようにしたことにより、床用吸い込み具7を吸
い込み力に対応して適切な高さに保ちながら快適な操作
で掃除することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、床用吸い込
み具に走行用モータと、前記走行用モータで回転される
ローラと、前記床用吸い込み具の押し方向により極性を
切り替える反転スイッチとを設け、床用吸い込み具を前
記ローラにより押し方向に自走させる動作をゴミセンサ
の出力に対応して制御するようにした電気掃除機とする
ことにより、走行用モータでローラを回転させて床用吸
い込み具を自走させることにより軽快に操作できるとと
もに、ゴミを検知した時には、たとえばローラの回転を
停止させて確実に掃除でき、使用感にあった掃除を行う
ことができる。
【0069】請求項2に係わる本発明は、電動送風機の
吸い込み力をゴミセンサの出力に対応して制御するよう
にした請求項1に係わる電気掃除機とすることにより、
ローラによる自走で軽快な操作性を実現するとともに、
ゴミを検知した時には吸い込み力を増大させて集塵効率
を向上させ、確実に掃除を行うことができる。
【0070】請求項3に係わる本発明は、床面選択スイ
ッチと、絨毯上のゴミをかき揚げる回転ブラシと、前記
回転ブラシを回転させる回転ブラシモータとを設け、床
面として絨毯を選択した時には前記回転ブラシを回転さ
せるとともに、床用吸い込み具の自走速度を制御するよ
うにした請求項1ないし請求項2のいずれかに係わる電
気掃除機とすることにより、ローラによる自走で軽快な
操作性を実現するとともに、絨毯を選択した時には回転
ブラシを回転させるとともに、たとえば木床面の時より
も床用吸い込み具を高速に自走させて吸い付き易い絨毯
上の操作性をよくし、確実に掃除を行うことができる。
【0071】請求項4に係わる本発明は、パワー選択手
段の出力とゴミセンサの出力とに対応して電動送風機の
吸い込み力と床用吸い込み具の自走速度とをリニヤに連
動して変えるようにした電気掃除機とすることにより、
吸い込み力に見合った床用吸い込み具の自走速度が設定
され、吸い込み力が小さい場合は低速度で自走して掃除
を行うことにより集塵効率を高め、吸い込み力が大きい
場合はゴミが直ちに取れるため高速度で自走して軽快に
操作性よく掃除を行うことができる。
【0072】請求項5に係わる本発明は、床用吸い込み
具のローラを上下させる上下移動手段を設け、電動送風
機の吸い込み力に対応して、ローラを上下させるように
した電気掃除機とすることにより、電動送風機の吸い込
み力が所定値より大きい時にはローラを下げて床用吸い
込み具を床面から離して吸い付きをなくして軽快に、ま
た、吸い込み力が小さい時にはローラを上げて床用吸い
込み具を床面に近づけて集塵効率を高め、確実に掃除を
行うことができる。
【0073】請求項6に係わる本発明は、絨毯を選択し
た時、ローラを電動送風機の吸い込み力に対応して段階
的に上下させ、床面からの距離を段階的に変えるように
した請求項5に係わる電気掃除機とすることにより、電
動送風機の吸い込み力が大きい時には床用吸い込み具を
床面から大きく離し、小さい時には少なく離すように段
階的に設定でき、床用吸い込み具を適切な高さで床面か
ら離しながら快適、かつ確実に掃除を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における床用吸い込み具の構
成を示す平面図
【図2】同実施例の構成を示す回路図
【図3】同実施例におけるゴミセンサの構成を示す断面
図、およびゴミ検知回路の構成を示す回路図
【図4】同実施例における床用吸い込み具の動作を示す
側面図
【図5】同実施例の動作を示す波形図
【図6】本発明の実施例2の動作を示す波形図
【図7】本発明の実施例3における床用吸い込み具の構
成を示す平面図
【図8】同実施例の構成を示す回路図
【図9】同実施例の動作を示す波形図
【図10】本発明の実施例4の動作を示す波形図
【図11】本発明の実施例5における床用吸い込み具の
動作を示す側面図、および上下移動手段の構成を示す模
式図
【図12】同実施例の構成を示す回路図
【図13】電気掃除機の構成を示す外観図
【図14】従来の電気掃除機の構成を示す回路図
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 2 集塵室 3 電動送風機 4 ホース 5 手元操作部 6 延長管 7 床用吸い込み具 8 パワー選択スイッチ(パワー選択手段) 9 床面選択スイッチ(床面選択手段) 10 ゴミセンサ 11 信号処理手段 12 回転ブラシモータ 13 表示手段 14 交流電源 15 直流電源装置 16 交流同期信号発生手段 17 第1の双方向性サイリスタ 18 第2の双方向性サイリスタ 19,20,21,22,23,25,27,28,2
9,37,47,48抵抗 24 第1のフォトトライアックカプラ 26 第2のフォトトライアックカプラ 30 上部部材 31 下部部材 32 バンパ 33 反転スイッチ 34 走行用モータ 35 ローラ 36 整流回路 38 発光素子 39 受光素子 40 塵埃 41 コンデンサ 42 オペアンプ 43 コンパレータ 44 回転ブラシ 45 第3の双方向性サイリスタ 46 第3のフォトトライアックカプラ 49 上下移動手段 50 ソレノイド 51 マグネット芯 52 絶縁物 A 送風機駆動手段 B 走行モータ駆動手段 C 上下駆動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵用の電動送風機と、塵埃を捕集する
    集塵室と、ホースおよび延長管などを介して前記集塵室
    に連通するように接続される床用吸い込み具と、前記床
    用吸い込み具から前記集塵室に至る塵埃通過経路を通過
    する塵埃を検知するゴミセンサと、前記床用吸い込み具
    に内蔵された走行用モータと、前記床用吸い込み具に取
    着され、前記走行用モータによって回転駆動される走行
    用のローラと、前記電動送風機を駆動する送風機駆動手
    段と、前記走行用モータを駆動する走行モータ駆動手段
    と、全体の動作を制御する信号処理手段とを備え、前記
    信号処理手段は、前記送風機駆動手段により前記電動送
    風機を回転させるとともに、前記走行モータ駆動手段に
    より前記ゴミセンサの出力に対応して走行用モータの回
    転を制御するようにした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 信号処理手段は、送風機駆動手段により
    ゴミセンサの出力に対応して電動送風機の回転を制御す
    るようにした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 床面の種類を使用者が選択する床面選択
    手段を備え、信号処理手段は、ゴミセンサの出力と前記
    床面選択手段の出力とに基づいて電動送風機の回転と走
    行用モータの回転とを制御するようにした請求項1ない
    し請求項2のいずれかに記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 集塵用の電動送風機と、塵埃を捕集する
    集塵室と、ホースおよび延長管などを介して前記集塵室
    に連通するように接続される床用吸い込み具と、前記床
    用吸い込み具から前記集塵室に至る塵埃通過経路を通過
    する塵埃を検知するゴミセンサと、床面の種類を使用者
    が選択する床面選択手段と、前記電動送風機を駆動する
    送風機駆動手段と、前記電動送風機の吸い込み力を使用
    者が選択するパワー選択手段と、前記床用吸い込み具に
    内蔵された走行用モータと、前記走行用モータによって
    回転駆動される走行用のローラと、前記走行用モータを
    駆動する走行モータ駆動手段と、全体の動作を制御する
    信号処理手段とを備え、前記信号処理手段は、前記パワ
    ー選択手段の出力と前記ゴミセンサの出力とに対応して
    前記送風機駆動手段と前記走行モータ駆動手段とによ
    り、前記電動送風機の回転と前記走行用モータの回転と
    をリニヤに連動して制御するようにした電気掃除機。
  5. 【請求項5】 集塵用の電動送風機と、塵埃を捕集する
    集塵室と、ホースおよび延長管などを介して前記集塵室
    に連通するように接続される床用吸い込み具と、前記床
    用吸い込み具から前記集塵室に至る塵埃通過経路を通過
    する塵埃を検知するゴミセンサと、床面の種類を使用者
    が選択する床面選択手段と、前記電動送風機の吸い込み
    力を使用者が選択するパワー選択手段と、前記電動送風
    機を駆動する送風機駆動手段と、前記床用吸い込み具の
    底部に取着されたローラと、前記ローラを上下させる上
    下移動手段と、前記上下移動手段を駆動する上下駆動手
    段と、全体の動作を制御する信号処理手段とを備え、前
    記信号処理手段は、前記パワー選択手段の出力と前記床
    面選択手段の出力とに対応して前記送風機駆動手段によ
    り電動送風機の回転を制御するとともに、前記吸い込み
    力に対応して前記上下駆動手段により前記ローラの床用
    吸い込み具の底面からの突出高さを制御するようにした
    電気掃除機。
  6. 【請求項6】 床面選択手段により絨毯を選択した時、
    ローラの床用吸い込み具の底面からの突出高さを電動送
    風機の吸い込み力に対応して段階的に変えて制御するよ
    うにした請求項5記載の電気掃除機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045440A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd 真空掃除機用吸引ブラシ
JP2010213885A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Panasonic Corp 電気掃除機

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