JPH10243775A - 自動巻寿司製造装置 - Google Patents

自動巻寿司製造装置

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Publication number
JPH10243775A
JPH10243775A JP9049326A JP4932697A JPH10243775A JP H10243775 A JPH10243775 A JP H10243775A JP 9049326 A JP9049326 A JP 9049326A JP 4932697 A JP4932697 A JP 4932697A JP H10243775 A JPH10243775 A JP H10243775A
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JP
Japan
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cooked rice
rice
cooked
wrapping
sushi
Prior art date
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Pending
Application number
JP9049326A
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English (en)
Inventor
Muraichi Ishino
邑一 石野
Yasushi Kamaya
康司 釜谷
Toshio Yoshida
外茂雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHINO SANGYO KK
Original Assignee
ISHINO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻寿司の製造能力を高めつつ、装置のコンパ
クト化及び低コスト化等を図る。 【解決手段】 ホッパーと、ホッパーから供給される米
飯を所定厚さの略板状に成形しつつ搬出する米飯搬出装
置と、搬出された米飯を所定長さに切り分ける米飯カッ
ターと、矩形状のプレート14c〜14fが筒型に屈折
可能に連接される成形ユニット14及びその駆動機構と
からなり所定長さに切り分けられた米飯を巻包して略柱
状に成形する米飯巻包装置5と、を含んで構成される自
動巻寿司製造装置であって、成形ユニット14の駆動機
構は、成形ユニット14の固定側プレート14aが米飯
巻包装置14本体に固定され、その移動側プレート14
bが米飯巻包装置5本体に摺動自由に設けられたスライ
ダーブラケット17に固定され、スライダーブラケット
17が電動モータによって駆動されるラックアンドピニ
オンにより摺動することで、成形ユニットを屈折又は展
開させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動巻寿司製造装
置に関し、特に、巻寿司の製造能力を高めつつ、装置の
コンパクト化及び低コスト化等を促進する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、寿司屋、そば屋、弁当屋、仕出し
屋、旅館、給食センター等で使用されている自動巻寿司
製造装置は、米飯を一時的に貯溜する米飯ホッパーと、
米飯ホッパーから供給される米飯を所定厚さの略板状に
成形しつつ搬出する米飯搬出装置と、搬出された米飯を
太巻、中巻、細巻の巻寿司に成形するキャタピラ状或い
はベルト状の成形ユニットと、を含んで構成されてい
る。キャタピラ状の成形ユニット(以下「キャタピラ式
成形ユニット」という)により巻寿司を成形する装置
は、太巻、中巻、細巻専用の成形ユニットを交換して、
カムによりキャタピラを装置内部に押し込んだり、また
は、装置内部から持ち上げたりして巻寿司を自動成形す
る(実開平4−82983号明細書、特開平8−891
92号公報等参照)。一方、ベルト状の成形ユニット
(以下「ベルト式成形ユニット」という)により巻寿司
を成形する装置は、ベルトの絞り量を変化させて太巻、
中巻、細巻を自動成形する(特開平4−252146号
公報、特開平7−246069号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャタ
ピラ式成形ユニットを使用する自動巻寿司製造装置にあ
っては、成形ユニットを駆動させる機構が複雑であり、
かつ、その機構が成形ユニットの下方に位置していたた
め、装置をコンパクトにすることができなかった。ま
た、板状に成形された米飯を成形ユニットにセットする
ための機構が、成形ユニット及びその駆動機構全体が移
動するものであるため、大きな動力が必要となり迅速性
に欠け、製造能力の向上にも自ずから限界を有してい
た。従って、高い製造能力を望めないのに、大きくかつ
高価な装置となっていた。
【0004】一方、ベルト式成形ユニットを使用する自
動巻寿司製造装置にあっては、ベルトを装置から取り外
して洗浄することが困難であり、衛生上から問題を指摘
されていた。また、ベルトを使用して巻寿司を成形する
と、巻寿司が全て丸く成形されるため、現在主流になっ
ている見栄えの良い角巻ができないという欠点も有して
いた。
【0005】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、キャタピラ式成形ユニットの駆動機構を簡素
なものとし、巻寿司の製造能力を高めつつ、装置のコン
パクト化及び低コスト化等を図った自動巻寿司製造装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、米飯ホッパーと、該米飯ホッパーから供給さ
れる米飯を所定厚さの略板状に成形しつつ搬出する米飯
搬出装置と、搬出された米飯を所定長さに切り分ける米
飯カッターと、複数枚の矩形状板が筒型に屈折可能に連
接される米飯包板、及び、その駆動機構とからなり所定
長さに切り分けられた米飯を巻包して略柱状に成形する
米飯巻包装置と、を含んで構成される自動巻寿司製造装
置であって、前記米飯包板の駆動機構は、展開状態の米
飯包板と略同一面上で、かつ、米飯包板の屈折軸に対し
て略直角方向に米飯包板を押し又は引くことで、前記米
飯包板を屈折又は展開させる構成とした。
【0007】このようにすれば、米飯ホッパーに投入さ
れた米飯は、米飯搬出装置により所定厚さの略板状に成
形されながら米飯巻包装置に供給され、所定長さ供給さ
れた時点で、米飯カッターにより切り分けられる。米飯
巻包装置を構成する米飯包板は、駆動機構により屈折さ
せられ、ここに供給された米飯が米飯包板の屈折形状に
合わせて巻包され、略板状に成形される。そして、米飯
包板がその駆動機構により展開され、完成した巻寿司が
米飯包板上に出現する。
【0008】ここで、米飯包板を屈折又は展開する駆動
機構は、米飯包板を一方向に押し又は引く簡素なもので
あるため、米飯巻包装置の高さは、巻寿司1個分の高さ
程度あれば十分であり、従来よりも自動巻寿司製造装置
自体をコンパクトにすることができる。また、かかる駆
動機構が簡素であり軽量であることから、例えば、動力
源としての電動モータ等が小型のもので済み、コストの
低減を図ることができる。さらに、稼動部分が軽量であ
るため慣性重量が軽く、装置を高速で作動させることが
でき、巻寿司の製造能力を従来よりも高めることができ
る。
【0009】請求項2記載の発明は、前記米飯包板の駆
動機構を、前記米飯巻包装置に摺動自由に設けられたス
ライド部材と、該スライド部材を摺動させる摺動装置
と、を含んで構成し、前記米飯包板を、その一端が前記
米飯巻包装置に固定され、その他端が前記スライド部材
に固定された構成とした。このようにすれば、米飯包板
は、その一端が摺動装置によって摺動し、その他端が固
定されているので、結果として米飯包板が一方向に押し
又は引きされて屈折又は展開される。即ち、駆動機構が
極めて簡素な機構で実現されるので、装置の軽量化が促
進される。
【0010】請求項3記載の発明は、前記摺動装置を、
前記スライド部材に一体的に取り付けられたラックと、
該ラックと噛み合うピニオンと、該ピニオンを回転駆動
するモータと、を含んで構成した。このようにすれば、
スライド部材は、モータと一体的に回転するピニオンと
噛み合うラックによって、一方向に摺動する。従って、
摺動装置は、一般的な機械要素であるモータ、ピニオン
及びラックで構成されるため、信頼性が高く、故障発生
率の低減が図られる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記米飯包板を、
前記米飯巻包装置に着脱自由に取り付けられる構成とし
た。このようにすれば、製造する巻寿司の種類、例え
ば、太巻、中巻、細巻に応じた専用の米飯包板を複数用
意すれば、1台の自動巻寿司製造装置で多種類の巻寿司
の製造が行われる。従って、巻寿司の種類に応じた専用
機を複数揃えなくとも、本発明に係る自動巻寿司製造装
置1台で済み、大変経済的でもある。
【0012】請求項5記載の発明は、前記米飯包板に
は、製造される巻寿司の種類に応じた孔が穿設され、前
記米飯巻包装置には、前記米飯包板の孔の有無を検出す
ることで巻寿司の種類を自動判別する種類判別手段が備
えられた構成とした。このようにすれば、米飯包板を交
換するだけで、製造しようとする巻寿司の種類が自動判
別されるので、作業者は巻寿司の種類の設定を行う必要
がない。従って、製造する巻寿司の種類の誤設定によ
る、装置の誤動作が防止され、作業者の安全性が向上す
る。
【0013】請求項6記載の発明は、前記米飯包板の上
面には、巻包される米飯周りに巻かれる海苔を挟み込ん
で位置決めする海苔位置決め手段が設けられている構成
とした。このようにすれば、米飯を包み込む海苔の位置
が略同位置となるので、製造される巻寿司の品質が向上
する。
【0014】請求項7記載の発明は、前記米飯搬出装置
を、前記米飯ホッパーから供給される米飯を解す攪拌翼
と、解された米飯を搬出するベルトコンベアと、搬出さ
れる米飯を所定厚さの略板状に成形する成形ローラー
と、該成形ローラーに供給される米飯を所定量に制限す
る供給量制限手段と、を含んで構成した。このようにす
れば、攪拌翼が、米飯ホッパーから供給される米飯を解
してベルトコンベアに供給し、ベルトコンベアによって
搬出される米飯が、成形ローラーによって所定厚さの略
板状に成形される。この場合、供給量制限手段によって
成形ローラーに供給される米飯が所定量に制限されるの
で、成形ローラーによって所定厚さの略板状に成形され
る米飯の密度が略均一化され、製造される巻寿司の品質
が向上する。
【0015】請求項8記載の発明は、前記供給量制限手
段を、横断面が4つの凹状の円弧から構成された略十字
形状をなし、長手方向の全長に亘って略同一の横断面を
有する回転するカムであって、前記ベルトコンベアの上
方に配設され、前記凹状の円弧とベルトコンベアとから
なる空間によって米飯の供給量が制限される構成とし
た。
【0016】このようにすれば、供給量制限手段は、機
械的なカムによって実現されるので、堅牢性及び信頼性
が高くなり、装置の故障発生率が低下する。請求項9記
載の発明は、前記米飯搬出装置を、前記米飯ポッパーか
ら米飯搬出装置に供給された米飯の有無を検出する第1
米飯検出手段と、米飯有りが検出されたときに前記攪拌
翼を停止し、米飯無しが検出されたときに前記攪拌翼を
駆動させる第2駆動制御手段と、を含んで構成した。
【0017】このようにすれば、米飯搬出装置に供給さ
れた米飯が無いときのみ攪拌翼が駆動し、ホッパー内の
米飯が解されながら米飯搬出装置に供給される。従っ
て、米飯搬出装置に供給される米飯の供給量が略一定量
となるため、供給量制御手段の動作がより安定し、製造
される巻寿司の品質が向上する。請求項10記載の発明
は、前記米飯搬出装置を、前記成形ローラーに供給され
た米飯の有無を検出する第2米飯検出手段と、米飯有り
が検出されたときに前記供給量制限手段の駆動を停止
し、米飯無しが検出されたときに前記供給量制限手段を
駆動する第2駆動制御手段と、を含んで構成した。
【0018】このようにすれば、成形ローラーに供給さ
れた米飯が無いときのみ供給量制限手段が駆動し、成形
ローラーに所定量の米飯が供給される。従って、成形ロ
ーラーに供給される米飯の供給量が常に略一定量となる
ため、成形ローラーによって板状に成形される米飯の密
度が略均一化され、製造される巻寿司の品質が向上す
る。
【0019】請求項11記載の発明は、前記米飯ホッパ
ー、米飯搬出装置、米飯カッター、米飯巻包装置の少な
くとも米飯が接触する面には、フッ化炭素樹脂のコーテ
ィングが夫々施されている構成とした。このようにすれ
ば、フッ化炭素樹脂がコーティングされた面に米飯がへ
ばりつくことが低減するため、装置の作動がより安定
し、また、装置の使用後の手入れが簡単になる。
【0020】請求項12記載の発明は、前記米飯ホッパ
ーの上面開口部には、透明部材からなる蓋が着脱自由に
載置される構成とした。このようにすれば、米飯ホッパ
ー内の米飯内に埃等の異物が混入することが防止される
と共に、蓋を取り外さなくとも、作業者が米飯ホッパー
内の米飯の残量を一目で確認することができ、米飯の補
給が効率的に行われる。
【0021】請求項13記載の発明は、前記米飯カッタ
ーの刃物部を、着脱自由に取り付けられている構成とし
た。このようにすれば、米飯カッターの刃物部だけを取
り外して洗浄することができるので、大変衛生的であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1〜図8は、本発明に係る自動巻
寿司製造装置の一実施形態を示している。図1におい
て、自動巻寿司製造装置1は、大別して、米飯を一時的
に貯溜するホッパー(米飯ホッパー)2と、ホッパー2
内の米飯を所定厚さの略板状に成形しつつ搬出する米飯
搬出装置3と、搬出された米飯を所定長さに切り分ける
米飯カッター4と、所定長さに切り分けられた米飯を太
巻、中巻、細巻の巻寿司に巻包する米飯巻包装置5と、
を含んで構成される。
【0023】ホッパー2は、上面及び下面が夫々開口す
ると共に、上面から下面に向かうにつれてその横断面積
が徐々に減少する漏斗状に形成される。また、ポッパー
2の上面開口部には、ホッパー2内の米飯に埃等の異物
が混入することを防止するために、プラスチック等の透
明部材からなる蓋6が着脱自由に載置される。このよう
に透明部材からなる蓋6を載置すれば、ホッパー2内の
米飯の残量を一目で確認することができ、米飯の補給を
効率良く行うことができる。
【0024】なお、ホッパー2の少なくとも米飯が接触
する面には、米飯のこびりつきを低減するために、フッ
化炭素樹脂のコーティングが施される。米飯搬出装置3
は、図2及び図3に示すように、ホッパー2下面から供
給される米飯Aを解す攪拌翼7と、解された米飯Aを搬
出するベルトコンベア8と、搬出される米飯Aを所定厚
さの略板状に成形する成形ローラー9と、成形ローラー
9に供給される米飯Aを所定量に制限する米飯定量送り
カム(供給量制限手段)10と、を含んで構成される。
【0025】攪拌翼7は、略十字形に形成された複数の
翼7aが、ギアを介して電動モータ7bにより駆動され
る構成である。そして、翼7aが米飯A中で回転するこ
とで、米飯Aを解す。ベルトコンベア8は、2つのロー
ラー8a,8b間に掛け回されたベルト8cと、成形ロ
ーラー9と対面する位置に設けられた複数のガイドロー
ラー8dと、ベルト8cの張力を調整する張力調整ロー
ラー8eと、を含んで構成される。ガイドローラー8d
は、成形ローラー9によって米飯Aが所定厚さの略板状
に成形されるときに、ベルト8cが撓んで米飯Aの厚さ
が不均一になることを防止するためのものである。
【0026】成形ローラー9は、略円筒形状の筒部の外
周面に、軸方向に沿って延び、かつ、外周面から略直角
に突出する凸部が形成されたものであり、ベルトコンベ
ア8のベルト8c表面から所定間隔を隔てて取り付けら
れる。この所定間隔は、製造される巻寿司や使用される
具材の種類等に応じて米飯Aの厚さを自由に変更できる
ように、図示しない調整機構によって調整可能となって
いる。
【0027】ベルトコンベア8及び成形ローラー9は、
スプロケット及びチェーンを介して共通する電動モータ
11によって駆動される。即ち、ベルトコンベア8と成
形ローラー9とは、同期して駆動し、米飯Aを略板状に
成形する。米飯定量送りカム10は、横断面が4つの凹
状の円弧から構成された略十字形状をなし、長手方向の
全長に亘って略同一の横断面を有する回転するカムであ
って、ギアを介して電動モータ10aによって回転駆動
される。そして、凹状の円弧とベルトコンベア8のベル
ト8cとからなる空間によって、米飯Aの供給量が制限
される。
【0028】攪拌翼7の下方には、ホッパー2から供給
された米飯Aの有無を検出するセンサー(第1米飯検出
手段)12が設けられ、また、米飯定量送りカム10と
成形ローラー9との間には、成形ローラー9に供給され
る米飯Aの有無を検出するセンサー(第2米飯検出手
段)13が設けられる。センサー12及び13は、同一
の構成からなり、具体的には、米飯搬出装置3の両側壁
に透明窓12a,13aを夫々設け、ここに図示しない
一対の光電スイッチを取り付けた構成である。即ち、一
対の光電スイッチ間に米飯Aが存在する場合には、光電
スイッチの光を遮断することで、米飯Aの存在が検出さ
れる。
【0029】そして、センサー12の出力により攪拌翼
7が駆動制御される。即ち、ホッパー2から米飯搬出装
置3に供給された米飯Aが所定量以下になったときに
は、攪拌翼7を駆動して米飯Aを解し、米飯搬出装置3
への米飯Aの供給を行う。一方、供給された米飯Aが所
定量より多くなったときには、攪拌翼7を停止して米飯
搬出装置3への米飯Aの供給を停止する。従って、米飯
定量送りカム10の前には、常に所定量の米飯Aが存在
する状態となる。
【0030】また、センサー13の出力により米飯定量
送りカム10が駆動制御される。即ち、成形ローラー9
に供給された米飯Aが所定量以上になったときは、米飯
定量送りカム10を停止し、成形ローラー9への米飯A
の供給を停止する。一方、供給された米飯Aが所定量未
満になったときは、米飯定量送りカム10を駆動し、成
形ローラー9への米飯Aの供給を再開する。従って、米
飯定量送りカム10により、成形ローラー9の前には、
常に所定量の米飯Aが存在する状態となる。
【0031】このようにすれば、米飯搬出装置3のベル
トコンベア8が駆動していても、米飯Aの供給状態に応
じてホッパー2から供給される米飯Aの供給量、及び、
成形ローラー9に供給する米飯Aの供給量を略一定量に
維持することができるので、成形ローラー9によって成
形される米飯Aの密度が略一定になり、最終的に製造さ
れる巻寿司の品質を向上することができる。
【0032】なお、米飯搬出装置3の少なくとも米飯A
が接触する面、具体的には、攪拌翼7、ベルトコンベア
8、成形ローラー9、米飯定量送りカム10及び装置の
内壁(透明窓12a,13aを含む)には、米飯Aのこ
びりつきを低減するために、フッ化炭素樹脂のコーティ
ングが施される。米飯カッター4は、カムを介して電動
モータ4aによって、刃物部4bが上下に移動し、板状
の米飯Aを所定長さに切り分ける。この所定長さは、巻
寿司の種類に応じて変更され、ベルトコンベア8及び成
形ローラー9と連動したタイマーによって駆動制御され
る。また、米飯カッター4の刃物部4aは、取付ノブ4
cを介して着脱自由に取り付けられており、刃物部4b
の洗浄を容易にしている。
【0033】米飯巻包装置5は、図4に示すように、こ
こに供給された板状の米飯Aを太巻、中巻、細巻の巻寿
司に成形する成形ユニット(米飯包板)14と、成形ユ
ニット14を駆動するための駆動機構部15(図2参
照)と、米飯巻包装置5本体に対して、成形ユニット1
4及び駆動機構部15とを米飯Aの供給方向に摺動させ
る摺動機構部16と、を含んで構成される。
【0034】成形ユニット14は、図5及び図6に示す
ように、米飯巻包装置5本体に固定される矩形状の固定
側プレート14aと、駆動機構部15を構成するスライ
ダーブラケット17(スライド部材;詳細は後述する)
に固定される矩形状の移動側プレート14bと、固定側
プレート14aと移動側プレート14bとの間に位置
し、製造される巻寿司の種類に応じた幅を夫々有する4
枚の矩形状のプレート14c〜14fと、が蝶番14g
を介して回動自由に相互連結される。
【0035】また、移動側プレート14bの上面には、
図6に示すように、海苔を挟み込んで所定位置に位置決
めする海苔セットガイド(海苔位置決め手段)14hが
夫々取り付けられている。さらに、固定側プレート14
aと移動側プレート14bには、米飯巻包装置5本体に
対して、成形ユニット14の位置決めを行う位置決めピ
ン差し込み穴14i、及び、成形ユニット14を締結す
る固定ノブ18が貫通する切欠き状の固定ノブ差し込み
穴14jが夫々穿設される。固定側プレート14aに
は、巻寿司の種類、即ち、太巻、中巻、細巻の別を自動
判別するためのセンサー認識穴(孔)14kが異なった
位置に穿設される。
【0036】従って、成形ユニット14を米飯巻包装置
5本体に取り付けたときに、センサー認識穴14kと対
向する位置に、例えば、図示しない近接スイッチ等を設
けておけば、近接スイッチの出力に基づき巻寿司の種類
を自動判別することができる。そして、自動判別された
巻寿司の種類に基づいて、米飯搬出装置3の駆動制御が
行われる。即ち、作業者は、製造する巻寿司の種類に応
じた各種設定を行う必要がなく、単に、製造する巻寿司
の種類に合致した成形ユニット14を取付けるだけでよ
い。
【0037】駆動機構部15は、図7及び図8に示すよ
うに、成形ユニット14の移動側プレート14bが固定
されるスライダーブラケット17と、スライダーブラケ
ット17の一端部に取り付けられたガイドローラー19
と、ガイドローラー19が走行するガイドローラーレー
ル20と、スライダーブラケット17の他端部に取り付
けられたスライダー21と、スライダー21が摺動自由
に取り付けられるスライダーシャフト22と、スライダ
ー21と一体的に固定されるスライダーラック(ラッ
ク)23と、スライダーラック23と噛み合うピニオン
24と、ギアを介してピニオン24を駆動する電動モー
タ(モータ)25と、を含んで構成される。スライダー
ブラケット17には、成形ユニット14の移動側プレー
ト14bの位置決めを行う位置決めピン17aと固定ノ
ブ18が締結されるねじ部17bとが形成され、米飯巻
包装置5本体の一端部には、成形ユニット14の固定側
プレート14aの位置決めを行う位置決めピンと固定ノ
ブが締結されるねじ部とが形成される(図示せず)。
【0038】駆動機構部15の駆動制御を行うためのセ
ンサー類としては、図4に示すように、スライダー21
が定位置(成形ユニット14の非作動時の位置をいう。
以下同様)にあることを検出する定位置検出センサー2
6、スライダー21が太巻、中巻、細巻の巻寿司の成形
完了位置に来たことを夫々検出する太巻停止センサー2
7、中巻停止センサー28、細巻停止センサー29を備
えている。定位置検出センサー26、太巻停止センサー
27、中巻停止センサー28及び細巻停止センサー29
(以下「位置検出センサー」と略記する)としては、近
接スイッチが使用されており、これらはスライダー21
と略平行して、略同一線上に取り付けられる。そして、
スライダー21の側面にセンサー検出板30が取り付け
られ、センサー検出板30が近接したことを位置検出セ
ンサーが検出し、スライダー21の位置を判断する。
【0039】摺動機構部16は、図7に示すように、米
飯巻包装置5本体が摺動自由に載置されるスライドレー
ル31と、自動巻寿司製造装置1本体の底部に取り付け
られる駆動ラック32と、ラック32と噛み合うピニオ
ン33と、ピニオン33を駆動する電動モータ34と、
を含んで構成される。摺動機構部16の駆動制御を行う
ためのセンサー類としては、図4に示すように、米飯巻
包装置5本体が定位置にあることを検出する定位置セン
サー35、及び、米飯巻包装置5本体が米飯搬出装置3
から米飯Aを受け取る位置に来たことを検出する行き限
停止センサー36を備えている。定位置センサー35及
び行き限停止センサー36としては、近接スイッチが使
用されており、米飯巻包装置5本体の一側面に取り付け
られたセンサー検出板37によって、米飯巻包装置5本
体の位置が判断される。
【0040】なお、以上説明しなかった図1における符
号38は、自動巻寿司製造装置1の各部を制御するマイ
クロコンピュータ内蔵の制御装置が収納される制御盤、
符号39は、自動巻寿司製造装置1の主電源のON/O
FFを行う電源スイッチ、符号40は、自動巻寿司製造
装置1の操作を行うスタートスイッチ等が配設される操
作パネルである。ここで、制御盤38に収納されるマイ
クロコンピュータは、種類判別手段、第1駆動制御手段
及び第2駆動制御手段としての機能を有している。
【0041】次に、かかる構成からなる自動巻寿司製造
装置1の動作について、太巻、中巻、細巻の巻寿司を製
造する過程を通して時系列的に説明する。 (1) 製造しようとする巻寿司の種類(太巻、中巻、細
巻)に対応する成形ユニット14を米飯巻包装置5に取
付ける。即ち、図4に示すように、成形ユニット14の
固定側プレート14a及び移動側プレート14bに夫々
穿設された位置決めピン固定穴14iを、米飯巻包装置
5本体の位置決めピン及びスライダーブラケット17の
位置決めピン17aに差し込み、成形ユニット14の位
置決めを行った後、固定ノブ18によって成形ユニット
14を固定する。
【0042】(2) ホッパー2に米飯Aを所定量投入す
る。 (3) 電源スイッチ39をONにする。成形ユニット14
の固定側プレート14aに穿設されたセンサー認識穴1
4kによって、成形ユニット14の種類(太巻用、中巻
用、細巻用)が自動判別され、米飯搬出装置3のベルト
コンベア8、成形ローラー9、及び米飯カッター4の制
御を行うタイマー値が設定される。この自動判別処理
が、種類判別手段に相当する。
【0043】(4) 操作パネル40の準備ボタンを押す。
図2に示すように、米飯搬出装置3を構成する攪拌翼
7、米飯定量送りカム10、成形ローラー9及びベルト
コンベア8が夫々駆動し、ホッパー2内の米飯Aが、所
定厚さの略板状に成形され米飯巻包装置5に供給され
る。即ち、攪拌翼7が回転することで、ホッパー2内の
米飯Aが解されて米飯搬出装置3に供給される。そし
て、米飯定量送りカム10によって、米飯Aの供給量が
制限されつつ米飯Aが成形ローラー9に供給される。供
給された米飯Aは、成形ローラー9とベルトコンベア8
のベルト8cとの間を通過することで、所定厚さの略板
状に成形される。
【0044】(5) 米飯Aの供給が安定したところで、準
備ボタンから手を放す。駆動していた攪拌翼7、米飯定
量送りカム10、成形ローラー9及びベルトコンベア8
が全て停止した後、米飯カッター4が板状の米飯Aを切
り分け、形状や重量がばらついている米飯Aを切り離
す。なお、切り離した米飯Aは、無駄にしないためホッ
パー2に戻す。
【0045】(6) 成形ユニット14の海苔セットガイド
14hに、海苔を挟み込み位置決めする。 (7) 操作パネル40のスタートボタンを押す。摺動機構
部16の電動モータ34が駆動してピニオン33が回転
し、ピニオン33と噛み合っているラック32に対して
米飯巻包装置5が移動する(図7参照)。このため、米
飯巻包装置5が、米飯搬出装置3に向かってスライドレ
ール31上を移動する。米飯巻包装置5の側面に取り付
けられたセンサー検出板37が行き限停止センサー36
の位置に来ると、行き限停止センサー36がONとな
り、電動モータ34が停止して米飯巻包装置5の移動が
停止する。即ち、この位置が米飯搬出装置3から米飯A
を受け取る位置となる。
【0046】そして、図9に示すように、製造する巻寿
司の種類に応じた所定時間だけ、ベルトコンベア8及び
成形ローラー9が駆動すると共に、これと同期して米飯
巻包装置5の摺動機構部16が駆動し、米飯巻包装置5
が定位置方向に移動する。なお、ベルトコンベア8等が
駆動する所定時間は、成形ユニット14を米飯巻包装置
5に取り付けたときに自動設定されたタイマー値であ
る。
【0047】ここで、攪拌翼7は、センサー12によっ
て米飯A無しが検出されたときのみ駆動し(第1駆動制
御手段)、ホッパー2内の米飯Aを解しつつ米飯搬出装
置3に供給する。また、米飯定量送りカム10は、セン
サー13によって米飯A無しが検出されたときのみ駆動
し(第2駆動制御手段)、成形ローラー9に供給される
米飯Aの供給量を略一定量に制限する。従って、米飯定
量送りカム10及び成形ローラー9に供給される米飯A
の量が常に略一定量となり、成形ローラー9によって成
形される米飯Aの密度が略一定となり、製造される巻寿
司の品質が向上する。
【0048】(8) 所定時間が経過すると、図10に示す
ように、米飯カッター4が下降して米飯Aを切り分け、
米飯巻包装置5が定位置まで戻る。即ち、工程(7) 及び
(8)では、タイマー値に基づく時間制御によって、海苔
の上に米飯Aが所定長さ供給されることになる。 (9) 板状に供給された米飯Aの上に、椎茸、干瓢、たま
ご、紅しょうが、高野とうふ等の具材Bを載せる(図1
1参照)。
【0049】(10)再び操作パネル40のスタートボタン
を押す。駆動機構部15の電動モータ25が駆動し、ギ
アを介してピニオン24が回転する。ピニオン24が回
転すると、これと噛み合っているラック23が移動す
る。このため、スライダー21が定位置から離れる方向
に移動し、製造する巻寿司の種類に応じた所定位置まで
移動する。この所定位置は、成形ユニット14を取り付
けた際に、自動判別された巻寿司の種類に基づいて設定
され、スライダー21に取り付けられたセンサー検出板
30が、太巻停止センサー27、中巻停止センサー2
8、細巻停止センサー29の位置に来たときに、電動モ
ータ25が停止する(図4及び図8参照)。
【0050】スライダー21の移動に伴い、図12〜図
14に示すように、成形ユニット14のプレート14c
〜14fが装置内部方向に折りたたまれ、スライダー2
1が所定位置に来たときには、成形ユニット14の固定
側プレート14aと移動側プレート14bとが当接し
て、略正方形断面の空間が形成される。従って、海苔C
の上に供給された米飯Aが具材Bを包み込むように成形
され、最終的には略正方形の角巻の巻寿司に成形される
こととなる。
【0051】その後、図15に示すように、電動モータ
25が逆転し、スライダー21が定位置に戻る。定位置
の検出は、定位置センサー26によって行われる。 (11)成形された巻寿司を作業者が取り除く。 (12)以下、工程(6) 〜(11)を繰り返すことで、巻寿司を
迅速かつ容易に大量生産することができる。
【0052】かかる自動巻寿司製造装置1によれば、巻
寿司を成形する成形ユニット14の駆動機構15が、極
めて簡単な機構で実現されるため、米飯巻包装置5の高
さは、巻寿司1個分の高さ程度あれば十分となり、従来
よりも装置自体をコンパクトにすることができる。ま
た、成形ユニット14の駆動機構が簡素であり軽量であ
ることから、動力源としての電動モータ等が小型のもの
で済み、コストの低減を図ることができる。さらに、移
動部分が軽量であるため慣性重量が軽く、装置を高速で
作動させることができ、巻寿司の製造能力を従来よりも
高めることができる。
【0053】この他には、成形ユニット14及び米飯カ
ッター4の刃物部4bの着脱が簡単に行えるため、成形
ユニット14及び刃物部4bの洗浄を容易に行うことが
でき、大変衛生的でもある。また、成形ユニット14の
取付機構が簡単であるため、着脱に際しての成形ユニッ
ト14の破損のおそれが低く、装置の堅牢性が高いもの
となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、自動巻寿司製造装置の製造能力を高めつ
つ、装置のコンパクト化及びコストの低減を図ることが
できる。請求項2記載の発明によれば、装置の軽量化を
促進することができる。請求項3又は8に記載の発明に
よれば、装置の故障発生率を低下することができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、装置の経済
性を向上することができる。請求項5記載の発明によれ
ば、装置の誤動作が防止され、作業者の安全性を向上す
ることができる。請求項6,7,9又は10記載の発明
によれば、製造される巻寿司の品質を向上することがで
きる。
【0056】請求項11記載の発明によれば、装置の作
動をより安定して行うことができると共に、装置の使用
後の手入れを簡単にすることができる。請求項12記載
の発明によれば、米飯内への埃等の異物の混入を防止す
ることができると共に、米飯の補給を効率的に行うこと
ができる。請求項13記載の発明によれば、装置の衛生
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動巻寿司製造装置の一実施形
態を示す斜視図
【図2】 同上の内部構成を示す側面図
【図3】 同上の米飯搬出装置の内部構成を示す平面図
【図4】 同上の米飯巻包装置の内部構成を示す平面図
【図5】 同上の成形ユニットの詳細を示す斜視図
【図6】 同上の各成形ユニットの相違を示し、(a) は
太巻用成形ユニットの斜視図、(b) は中巻用成形ユニッ
トの斜視図、(c) は細巻用成形ユニットの斜視図
【図7】 図4中のX−X矢視断面図
【図8】 図4中のY−Y矢視断面図
【図9】 同上の米飯巻包装置における米飯受け取り動
作の説明図
【図10】 同上の米飯巻包装置における米飯切断動作
の説明図
【図11】 同上の米飯巻包装置における具材供給作業
の説明図
【図12】 同上の米飯巻包動作の初期状態を示し、
(a) は太巻の説明図、(b) は中巻の説明図、(c) は細巻
の説明図
【図13】 同上の米飯巻包動作の途中状態を示し、
(a) は太巻の説明図、(b) は中巻の説明図、(c) は細巻
の説明図
【図14】 同上の米飯巻包動作の最終状態を示し、
(a) は太巻の説明図、(b) は中巻の説明図、(c) は細巻
の説明図
【図15】 同上の米飯巻包動作により製造された巻寿
司の状態を示し、(a) は太巻の説明図、(b) は中巻の説
明図、(c) は細巻の説明図
【符号の説明】
A 米飯 C 海苔 1 自動巻寿司製造装置 2 ホッパー 3 米飯搬出装置 4 米飯カッター 4b 刃物部 5 米飯巻包装置 6 蓋 7 攪拌翼 8 ベルトコンベア 9 成形ローラー 10 米飯定量送りカム 12 センサー 13 センサー 14 成形ユニット 14h 海苔セットガイド 14k センサー認識穴 15 駆動機構部 16 摺動機構部 17 スライダーユニット 23 スライダーラック 24 ピニオン 25 電動モータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米飯ホッパーと、該米飯ホッパーから供給
    される米飯を所定厚さの略板状に成形しつつ搬出する米
    飯搬出装置と、搬出された米飯を所定長さに切り分ける
    米飯カッターと、複数枚の矩形状板が筒型に屈折可能に
    連接される米飯包板、及び、その駆動機構とからなり所
    定長さに切り分けられた米飯を巻包して略柱状に成形す
    る米飯巻包装置と、を含んで構成される自動巻寿司製造
    装置であって、 前記米飯包板の駆動機構は、展開状態の米飯包板と略同
    一面上で、かつ、米飯包板の屈折軸に対して略直角方向
    に米飯包板を押し又は引くことで、前記米飯包板を屈折
    又は展開させる構成としたことを特徴とする自動巻寿司
    製造装置。
  2. 【請求項2】前記米飯包板の駆動機構は、前記米飯巻包
    装置に摺動自由に設けられたスライド部材と、該スライ
    ド部材を摺動させる摺動装置と、を含んで構成され、前
    記米飯包板は、その一端が前記米飯巻包装置に固定さ
    れ、その他端が前記スライド部材に固定された構成であ
    る請求項1記載の自動巻寿司製造装置。
  3. 【請求項3】前記摺動装置は、前記スライド部材に一体
    的に取り付けられたラックと、該ラックと噛み合うピニ
    オンと、該ピニオンを回転駆動するモータと、を含んで
    構成された請求項2記載の自動巻寿司製造装置。
  4. 【請求項4】前記米飯包板は、前記米飯巻包装置に着脱
    自由に取り付けられる構成である請求項1〜3のいずれ
    か1つに記載の自動巻寿司製造装置。
  5. 【請求項5】前記米飯包板には、製造される巻寿司の種
    類に応じた孔が穿設され、前記米飯巻包装置には、前記
    米飯包板の孔の有無を検出することで巻寿司の種類を自
    動判別する種類判別手段が備えられた構成である請求項
    1〜4のいずれか1つに記載の自動巻寿司製造装置。
  6. 【請求項6】前記米飯包板の上面には、巻包される米飯
    周りに巻かれる海苔を挟み込んで位置決めする海苔位置
    決め手段が設けられている構成である請求項1〜5のい
    ずれか1つに記載の自動巻寿司製造装置。
  7. 【請求項7】前記米飯搬出装置は、前記米飯ホッパーか
    ら供給される米飯を解す攪拌翼と、解された米飯を搬出
    するベルトコンベアと、搬出される米飯を所定厚さの略
    板状に成形する成形ローラーと、該成形ローラーに供給
    される米飯を所定量に制限する供給量制限手段と、を含
    んで構成された請求項1〜6のいずれか1つに記載の自
    動巻寿司製造装置。
  8. 【請求項8】前記供給量制限手段は、横断面が4つの凹
    状の円弧から構成された略十字形状をなし、長手方向の
    全長に亘って略同一の横断面を有する回転するカムであ
    って、前記ベルトコンベアの上方に配設され、前記凹状
    の円弧とベルトコンベアとからなる空間によって米飯の
    供給量が制限される構成である請求項7記載の自動巻寿
    司製造装置。
  9. 【請求項9】前記米飯搬出装置は、前記米飯ポッパーか
    ら米飯搬出装置に供給された米飯の有無を検出する第1
    米飯検出手段と、米飯有りが検出されたときに前記攪拌
    翼を停止し、米飯無しが検出されたときに前記攪拌翼を
    駆動させる第1駆動制御手段と、を含んで構成された請
    求項7又は8に記載の自動巻寿司製造装置。
  10. 【請求項10】前記米飯搬出装置は、前記成形ローラー
    に供給された米飯の有無を検出する第2米飯検出手段
    と、米飯有りが検出されたときに前記供給量制限手段の
    駆動を停止し、米飯無しが検出されたときに前記供給量
    制限手段を駆動する第2駆動制御手段と、を含んで構成
    された請求項7〜9のいずれか1つに記載の自動巻寿司
    製造装置。
  11. 【請求項11】前記米飯ホッパー、米飯搬出装置、米飯
    カッター、米飯巻包装置の少なくとも米飯が接触する面
    には、フッ化炭素樹脂のコーティングが夫々施されてい
    る構成である請求項1〜10のいずれか1つに記載の自
    動巻寿司製造装置。
  12. 【請求項12】前記米飯ホッパーの上面開口部には、透
    明部材からなる蓋が着脱自由に載置される構成である請
    求項1〜11のいずれか1つに記載の自動巻寿司製造装
    置。
  13. 【請求項13】前記米飯カッターの刃物部は、着脱自由
    に取り付けられている構成である請求項1〜12のいず
    れか1つに記載の自動巻寿司製造装置。
JP9049326A 1997-03-04 1997-03-04 自動巻寿司製造装置 Pending JPH10243775A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008211992A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Audio Technica Corp 米飯成形装置
JP2015073526A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社八木厨房機器製作所 米飯供給装置
CN115708563A (zh) * 2022-11-23 2023-02-24 林益星 寿司机和寿司铺饭机

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Effective date: 20040224