JPH10243226A - 網点領域検出方法 - Google Patents

網点領域検出方法

Info

Publication number
JPH10243226A
JPH10243226A JP10022298A JP2229898A JPH10243226A JP H10243226 A JPH10243226 A JP H10243226A JP 10022298 A JP10022298 A JP 10022298A JP 2229898 A JP2229898 A JP 2229898A JP H10243226 A JPH10243226 A JP H10243226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
pixel
pole
area
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10022298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3004245B2 (ja
Inventor
Satoshi Ouchi
敏 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10022298A priority Critical patent/JP3004245B2/ja
Publication of JPH10243226A publication Critical patent/JPH10243226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3004245B2 publication Critical patent/JP3004245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に網点領域を検出できるようにした網点
領域検出方法を提供する。 【解決手段】 入力画像から得られるディジタル多階調
入力信号にM×M画素サイズのマトリックスを適用し、
該マトリックス毎に異なる極点検出条件を適用して中心
画素が極点画素であるか否かを検出し、前記異なる条件
で検出された極点画素を所定の2次元領域単位で計数
し、注目の2次元領域の極点画素数とその周囲の2次元
領域の極点画素数の関係より当該注目の2次元領域の中
心画素または全ての画素を網点部として判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像中の網点領域と
線画領域とを自動的に判定して分離するための網点領域
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリなどにおいて、網
点で表現した写真や絵などの網点画と文字などの線画と
が混在している画像を再生する場合、再生画像の品質を
向上するために網点写真などの網点領域に対してはモア
レ除去の処理を、また文字などの線画領域に対しては鮮
鋭化処理などを行うことが望ましい。
【0003】また、このような網点画と線画の混在して
いる画像を伝送する場合においても、データ圧縮率の向
上などを図るためにそれぞれの画像領域の特性に応じた
処理を行った後で符号化処理などを施すことが望まし
い。特公平5−33869号公報には、網点画と線画の
混在する画像中から網点領域を分離するための方法が開
示されている。
【0004】この方法は、図8にその処理の流れを示す
ように、ラスタスキャンにより原画の画像データをディ
ジタル多階調信号として取り出し、ラスタ上で前後に隣
接する画素間の明暗の濃度差を算出してその差分信号を
作り、この差分信号から下記(i)〜(iii)のいずれか
の条件を満たす画素を濃度変化の山または谷を示す極点
として図9(A)(B)のように検出する。
【0005】(i)差分の符号が前後で変わったときの
画素(図9(A))を極点とする。 (ii)差分が零の前後で差分値の符号が変わったときの
画素(図9(B))を極点とする。 (iii)前の極点との間隔が予め定めた閾値Lth0 となっ
たときの画素(図示なし)を極点とする。
【0006】上記のようにして得られた極点情報に基づ
き、下記(iv)(v)の条件を同時に満たすときに網点
領域と判定する。 (iv)極点間の区間長L(i)が予め定めた閾値Lth1
とLth2 の範囲内にあるとき。すなわち、 Lth1 <L(i)<Lth2
【0007】(v)現位置の区間長L(i)とその1つ
前の区間長L(i−1)との差が予め定めた閾値Lth3
内にあるとき。すなわち、 |L(i)−L(i−1)|≦Lth3 。 そして、上記判定結果に基づき、それぞれの画素の出力
を線画に対応した信号か、網点に対応した信号にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法は、網点
領域には濃度レベルの山と谷の極点が規則的に現れるこ
とを前提として画像中から網点を分離するものである
が、一般に網点部以外の文字部や連続階調写真部にも多
くの極点が存在するため、上記方法によるときは十分に
高い分離率を望めないという問題があった。
【0009】また、ラスタスキャンライン上に並ぶ前後
の画素の一次元的な比較によって検出を行っているた
め、網点率の低い網点部、あるいは逆に網点率の高い網
点部、原稿が回転するなどしてスクリーン角が水平方向
からずれた網点部などにおいては極点間の区間長L
(i)が長くなってしまい、文字部との分離が困難にな
るという問題もあった。
【0010】本出願人はこれらの問題を解決するため
に、先に、画像中の各画素の山または谷の極点検出およ
び該検出された各極点が網点領域に属するか否かの網点
検出を局所的な二次元の極点検出パターンと網点検出パ
ターンを用いて行うようにした網点領域分離方式につい
て出願(特願昭63−263884号)した。しかし、
この先願発明でも次のような問題が残されていた。
【0011】すなわち、一般に網点には粗いものでは6
5線から細かいものでは200線まで数多くの種類があ
るが、これらすべての網点について同一画素サイズのマ
トリックスを用いて極点検出を行った場合、例えば40
0ドット/インチで画像を読み込んで3×3画素サイズ
のマトリックスにより極点の検出を行うと、200線な
どの高線数の網点では、網点部の頂部が図10(A)に
示すように1画素サイズの鋭い円錐状になり、周囲画素
との濃度差から極点画素(ハッチングした画素)を抽出
することができるが、65線や85線などの低線数の網
点では、網点部の頂部が図10(B)に示すように複数
画素からなる台形状に形成されてしまい、極点画素を抽
出することができなかった。
【0012】本発明は正確に網点領域を検出できるよう
にした網点領域検出方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、入力画像から得られるディジタル多階調入力信号に
M×M画素サイズのマトリックスを適用し、該マトリッ
クス毎に異なる極点検出条件を適用して中心画素が極点
画素であるか否かを検出し、前記異なる条件で検出され
た極点画素を所定の2次元領域単位で計数し、注目の2
次元領域の極点画素数とその周囲の2次元領域の極点画
素数の関係より当該注目の2次元領域の中心画素または
全ての画素を網点部として判定する。
【0014】また、第1の極点検出条件として、前記マ
トリックスの中心画素の濃度レベルが当該M×M画素領
域の他の全ての画素の濃度レベルよりも所定の閾値以上
大きいかまたは小さいときに当該中心画素を極点として
検出し、第2の極点検出条件として、前記マトリックス
の中心画素の濃度レベルが該中心画素を含むN×Nマト
リックス内(N<M)の他のすべての画素の濃度レベル
よりも大きいかまたは等しく、かつN×Nマトリックス
外でM×Mマトリックス内に存在する他の全ての画素の
濃度レベルよりも所定の閾値以上大きいときに当該中心
画素を極点として検出する。
【0015】
【作用】第1の極点検出条件と第2の極点検出条件によ
りそれぞれ独立に極点検出を行うので、それぞれの検出
条件を適当に設定することにより細かい網点と大きな網
点とをそれぞれ独立かつ同時に検出することができる。
そして、この2つの検出結果の論理和を採って両者の合
成画像を作り、この合成画像に基づいて網点検出を行う
のであらゆる網点率の網点を正確に領域分離できる。
【0016】第1の極点検出条件によれば、85線以上
の細かい網点が検出可能であり、また第2の極点検出条
件によれば、85線以下の大きな網点が可能である。し
たがって、この両者の論理和、すなわち2つの極点検出
結果の合成画像を作ることにより、細かい網点から大き
い網点まで、全ての網点について正確に網点領域の分離
を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の方法を適用して構
成した網点領域分離装置の実施例を示す。図2におい
て、1は画像信号をディジタル多階調入力信号に変換す
る入力画像信号部、2および3はM×M画素サイズから
なるマトリックスを順次適用し、異なる検出条件を適用
して中心画素が極点画素であるか否かを検出する第1お
よび第2の極点検出部、4は極点検出部2および3で検
出された極点画素を所定の2次元領域単位で計数し、注
目の2次元領域の極点画素数とその周囲の2次元領域の
極点画素数との関係から当該注目の2次元領域の中心画
素または全ての画素を網点部として検出する網点領域検
出部、5は網点領域検出部4での検出結果に基づく領域
判定信号を出力する領域判定信号出力部である。
【0018】極点の検出においては、ディジタル多階調
入力信号に対してM×M画素からなるマトリックスを適
用して中心画素が極点であるか否かを、異なる検出条件
を適用してそれぞれ極点検出を行わせる。このように2
次元のマトリックスを適用して、2つの異なる検出条件
を適用して極点検出を行わせることによって極点率の大
小に拘わらず確実に極点を検出することができる。
【0019】また網点領域の検出においては、N×N画
素からなる2次元領域を単位として検出された極点を計
数し、注目の2次元領域の極点画素数とその周囲の2次
元領域の極点画素数との関係より注目の2次元領域の中
心画素または全ての画素を網点部として検出する。
【0020】このように2次元領域の極点画素数より網
点領域を検出させることによって原稿のスキャンが傾斜
していても正確に網点部を検出させることができる。以
下、本発明の実施例について詳細に説明する。なお、説
明を簡単にするため、処理画像として白黒画像を用いた
場合を例にとって述べる。カラー画像に適用したい場合
には、CRT表示、印刷表示など、再生画像の表示形式
に応じてカラー原画をRGBあるいはYMCなどの三原
色に分解し、各色ごとに本発明による網点分離処理を行
えばよい。
【0021】図2において、入力画像信号部1は、網点
写真などの網点画と文字などの線画とが混在する原画像
をラスタスキャンして濃度レベルに対応した輝度信号か
らなるディジタル多階調入力画像信号に変換し、少なく
とも以後の分離処理に必要なスキャンライン分、例えば
L×3スキャンライン分(Lは後述する網点検出のため
のL×L画素からなる単位ブロックBの画素サイズ)を
ラインメモリなどに格納する回路である。
【0022】極点検出部2,3は、上記入力画像信号部
1から送られてくるディジタル多階調入力画像の各画素
に対して予め定めたM×M画素からなるマトリックスを
順次適用し、当該マトリックスの中心画素m0 が濃度変
化の山または谷を示す極点であるか否かを周囲の画素と
の濃度関係から検出する回路である。
【0023】上記第1の極点検出部2には、下記第1の
極点検出条件(I)が設定され、局所的な二次元の極点
検出パターンによる極点検出が行われる。極点検出条件(I) 図3に示すように、M×M画素からなるマトリックス
(図示例はM=3)の中心画素m0 の濃度レベルが当該
M×M画素領域内の他のすべての画素mi (i=1,2
…)の濃度レベルより所定の閾値αまたはβ以上大きい
かまたは小さいとき、当該中心画素m0 を極点として検
出する。すなわち、 m0 >mi +α,(i=1,2,…) または m0 <mi −β,(i=1,2,…)。
【0024】さらに、上記第2の極点検出部3には、下
記第2の極点検出条件(IIa)または(IIb)のいずれ
かが設定され、局所的な二次元の極点検出パターンによ
る極点検出が行われる。極点検出条件(IIa) 図4(A)(B)に示すように、M×M画素からなるマ
トリックスの中心画素m0 の濃度レベルが、該中心画素
を含むN×N画素領域内(N<M)の他のすべての画素
(図4(A)(B)中の×印の画素)の濃度レベルより
も大きいかまたは等しく、かつN×N画素領域外でM×
M画素領域内に存在する他のすべての画素(図4(A)
(B)中の○印の画素)の濃度レベルよりも所定の閾値
ΔmTH1 以上大きいときに、当該中心画素m0 を極点と
して検出する。
【0025】極点検出条件(IIb) 図4(A)(B)に示すように、M×M画素からなるマ
トリックスの中心画素m0 の濃度レベルが、該中心画素
を含むN×N画素領域内(N<M)の他のすべての画素
(図4(A)(B)中の×印の画素)の濃度レベルより
も小さいかまたは等しく、かつN×N画素領域外でM×
M画素領域内に存在する他のすべての画素(図4(A)
(B)中の○印の画素)の濃度レベルよりも所定の閾値
ΔmTH2 以上小さいときに、当該中心画素m0 を極点と
して検出する。
【0026】網点領域検出部4は、上記極点検出部2,
3で得られた極点検出結果の論理和(OR)を採って合
成画像を作成し、この合成画像の極点画素情報に基づい
てL×L画素(但し、L>M)を単位とするブロック
B、例えば、図5に示すような9×9画素サイズ(L=
9)からなるブロックBを単位として合成画像を分割
し、各ブロックごとに山を示す極点画素数と谷を示す極
点画素数をそれぞれ計数し、計数値の大きい側の極点画
素数を当該ブロックBの極点画素として決定した後、図
6に示すように、注目ブロックB0 の極点画素数とその
周囲ブロックB1 〜B8 の極点画素数の関係から当該注
目ブロックB0 内の所定の画素が網点領域に属するか否
かを判定する回路である。
【0027】この網点領域検出部4の網点検出条件とし
ては、1画素ずつ処理を実行するか、あるいは1ブロッ
クずつ処理を実行するかにより、下記条件(IIIa)〜(I
IId)のいずれかが採用され、局所的な二次元の網点検
出パターンによる網点検出が行われる。
【0028】L×L画素のブロックBを1画素ずつ移動
しながら網点分離処理を実行する場合網点検出条件(IIIa) 図6に示すように、注目ブロックB0 と周囲ブロックB
1 〜B8 において、極点画素数Pが所定の閾値PTH以上
であるブロックBが所定の閾値BTH以上存在するとき
に、当該注目ブロックB0 の中心画素l0 (図5参照)
を網点部として検出する。すなわち、 〔P>PTHのブロックの数ΣB〕>BTH
【0029】網点検出条件(IIIb) 図6に示すように、注目ブロックB0 と周囲ブロックB
1 〜B8 において、注目ブロックB0 と各周囲ブロック
1 〜B8 との間の極点画素数の差ΔPの絶対値の総和
Σ|ΔP|が所定の閾値ΔPTH以下であるときに、当該
注目ブロックB0 内の中心画素l0 を網点部とする。す
なわち、 Σ|ΔP|<ΔPTH
【0030】上記N×N画素のブロックBを1ブロック
ずつ移動しながら処理を実行する場合。網点検出条件(IIIc) 図6に示すように、(IVa)注目ブロックB0 と周囲ブ
ロックB1 〜B8 において、極点画素数Pが所定の閾値
TH以上であるブロックBが所定の閾値BTH以上存在す
るときに、当該注目ブロックB0 内のすべての画素l0
〜l80を網点部として検出する。
【0031】網点検出条件(IIId) 図6に示すように、注目ブロックB0 と周囲ブロックB
1 〜B8 において、注目ブロックB0 と各周囲ブロック
1 〜B8 との間の極点画素数の差ΔPの絶対値の総和
Σ|ΔP|が所定の閾値ΔPTH以下であるときに、当該
注目ブロックB0 内のすべての画素l0 〜l80を網点部
とする。
【0032】領域判定信号出力部5は、上記網点領域検
出部4の検出結果に基づき、各画素が網点部であるか、
または線画部であるかの判定信号を出力する回路であ
る。進んで、上記構成になる実施例の動作を図1のフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、第1の極点検出
部2には上記極点検出条件(I)が、第2の極点検出部
3には上記極点検出条件(IIa)が、また網点領域検出
部4には上記検出条件(IIIa)がそれぞれ設定されてい
るものとする。
【0033】さらに、入力画像は網点部と線画部とから
なり、連続階調写真などの連続階調部を含まないものと
する。入力画像信号部1は原画像をラスタスキャンして
輝度信号からなるディジタル多階調入力画像信号に変換
し、この画像信号を後の網点分離処理に必要なL×3ス
キャンライン分格納する(ステップ〔1〕)。例えば、
図5に示すように、L×L画素のブロックBの画素サイ
ズとしてL=9を採用した場合には、L×3=9×3=
27スキャンライン分の画像データが格納される。
【0034】第1の極点検出部2は、ディジタル多階調
入力画像の各画素に対して図3に示す3×3画素からな
るマトリックスを順次適用し、上記極点検出条件(I)
に基づいて当該マトリックスの中心画素m0 が濃度変化
の極点であるか否かをL×3スキャンラインの全画素に
ついて判定する(ステップ〔2〕)。この第1の極点検
出部2の極点検出処理により、入力画像中の85線以上
の細かい網点の極点が検出される。
【0035】他方、第2の極点検出部3は、ディジタル
多階調入力画像の各画素に対して例えば図4(B)に示
す5×5画素からなるマトリックスを順次適用し、上記
極点検出条件(IIa)に基づいて当該マトリックスの中
心画素m0 が濃度変化の極点であるか否かをL×3スキ
ャンラインの全画素について判定する(ステップ
〔3〕)。この第2の極点検出部3の極点検出処理によ
り、入力画像中の85線以下の大きな網点の極点が検出
される。
【0036】上記ステップ〔2〕〔3〕においてそれぞ
れ極点検出が終了すると、処理はステップ〔4〕へ移行
し、網点領域検出部4は、上記2つの極点検出部2,3
で得られたそれぞれの山と谷の極点画素数を論理和を採
り、2つの極点検出結果の合成画像を作る。なお、この
とき、山を与える極点画素は山を与える極点画素同士、
また谷を与える極点画素は谷を与える極点画素同士で論
理和(OR)を採る。そして、この合成画像に上記網点
検出条件(IIIa)を適用し、ステップ〔5〕〜
〔9〕に
おいて合成画像中の各画素が網点部であるか否かを検出
する。
【0037】すなわち、先ずステップ〔5〕において、
合成画像を図5に示す9×9画素サイズのブロックBを
単位として分割し、各ブロックごとに山を与える極点画
素数と谷を与える極点画素数を計数し、いずれか計数値
の大きい側の極点画素数をそのブロックの極点画素数P
として設定する。
【0038】次いで、ステップ〔6〕において、図6に
示す注目ブロックB0 とその周囲のブロックB1 〜B8
についてその極点画素数Pが所定の閾値PTH以上である
ブロックの数ΣBを求め、ステップ〔7〕においてその
ブロック数ΣBが所定の閾値BTH以上であるか否かを判
定する。
【0039】上記ステップ〔7〕において、ブロック数
ΣBが閾値BTHよりも大きいと判定されたときは当該注
目ブロックl0 の中心画素n0 (図5参照)を網点部で
あると判定し、ステップ〔8〕へ移行する。他方、ブロ
ック数ΣBが閾値BTHよりも小さいと判定されたときは
当該注目ブロックB0 の中心画素l0 は網点部でないと
し、ステップ
〔9〕へ移行する。
【0040】網点領域検出部4から上記検出結果を受け
た領域判定信号出力部5は、その判定結果に従って当該
中心画素l0 が網点部であるか否かの判定信号を出力す
る(ステップ〔8〕
〔9〕)。上記のようにして、網点
の分離処理を入力画像の全画素についてL×3スキャン
ラインごとに繰り返し実行し(ステップ〔10〕〔1
1〕)、入力画像のすべての画素について網点部と線画
部とに領域分離する。
【0041】なお、上記実施例は、極点検出パターンを
与えるM×M画素のマトリックスとして、第1の極点検
出部2では3×3画素サイズのものを、第2の極点検出
部3では5×5画素サイズのものを、また網点領域検出
部4では、また網点検出パターンを与えるL×L画素の
ブロックとして9×9画素サイズのものをそれぞれ採用
したが、この画素サイズM,L任意に採用し得ることは
勿論である。
【0042】また、上記実施例は、原画像が網点写真な
どの網点部と文字などの線画部で構成されている場合を
例にとって述べたが、実際には原画像中に連続階調写真
や絵などの連続階調部が混在する場合がある。このよう
な場合には、先ず入力画像信号を微分してそのエッジ密
度から連続階調部を除去(例えば特開昭58−1159
75号参照)した後、本発明を適用すればよい。このよ
うにすることにより、網点部、文字部、連続階調部の三
者の分離も可能となる。
【0043】図7は上記実施例の網点領域分離装置を用
いて構成した複写機の例を示すもので、図中、符号6で
示されるブロック部分が図2に示した網点領域分離装置
である。図7中、7は文字領域処理用の鮮鋭処理回路、
8は文字などの鮮明化のための解像度を重視したBay
er型のディザ処理回路、9は網点領域処理用の平滑処
理回路、10は網点写真などの中間調を出すための階調
性を重視したうずまき型のディザ処理回路、11は領域
分離装置5からの網点判定信号を受けてディザ処理回路
8または10のいずれかの信号を選択する画像信号選択
回路である。
【0044】入力した画像信号は網点領域分離装置6に
おいて各画素につきそれぞれ網点部に属するか否か判定
され、その判定結果が画像信号選択回路11に送られ
る。画像信号選択回路11は、該判定信号が網点領域信
号でない場合にはディザ処理回路8側の画像信号を選択
して出力し、また判定信号が網点領域信号である場合に
はディザ処理回路10側の画像信号を選択して出力す
る。
【0045】この結果、線画領域ではディザ処理回路8
で鮮明処理された文字などの画像信号が選択出力され、
また網点領域ではディザ処理回路10で疑似中間調処理
された網点写真などの画像信号が選択出力される。した
がって、画像信号選択回路11から出力される画像信号
に必要な処理を施した後複写再生すれば、文字などの線
画部は鮮明化され、しかも網点写真などの網点部は自然
な感じに疑似中間調処理された高品質の2値画像が得ら
れる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。入力画像から得られるディジタル多階
調入力信号にM×M画素サイズのマトリックスを適用
し、該マトリックス毎に異なる極点検出条件を適用して
中心画素が極点画素であるか否かを検出し、前記異なる
条件で検出された極点画素を所定の2次元領域単位で計
数し、注目の2次元領域の極点画素数とその周囲の2次
元領域の極点画素数の関係より当該注目の2次元領域の
中心画素または全ての画素を網点部として判定するよう
にしたので、どのような網点率の網点であっても正確に
網点領域を検出することができる。
【0047】第1の極点検出条件により85線以上の細
かい網点が検出可能であり、また第2の極点検出条件に
よれば85線以下の大きな網点が可能となり、細かい網
点から大きい網点まで、全ての網点について正確に網点
領域を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動作のフローチャート。
【図2】本発明の実施例を示す図。
【図3】第1の極点検出部で用いるM×M画素からなる
マトリックスの例を示す図。
【図4】第2の極点検出部で用いるM×M画素からなる
マトリックスの例を示す図。
【図5】L×L画素からなるブロックの例を示す図。
【図6】注目ブロックと周囲ブロックの関係を示す図。
【図7】本発明を適用して構成した複写機の例を示す
図。
【図8】従来方式の説明図。
【図9】従来方式による極点検出の例を説明する図であ
る。
【図10】先出願の網点領域分離方式による極点検出の
例を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像から得られるディジタル多階調
    入力信号にM×M画素サイズのマトリックスを適用し、
    該マトリックス毎に異なる極点検出条件を適用して中心
    画素が極点画素であるか否かを検出し、 前記異なる条件で検出された極点画素を所定の2次元領
    域単位で計数し、注目の2次元領域の極点画素数とその
    周囲の2次元領域の極点画素数の関係より当該注目の2
    次元領域の中心画素または全ての画素を網点部として判
    定することを特徴とする網点領域検出方法。
  2. 【請求項2】 第1の極点検出条件として、前記マトリ
    ックスの中心画素の濃度レベルが当該M×M画素領域の
    他の全ての画素の濃度レベルよりも所定の閾値以上大き
    いかまたは小さいときに当該中心画素を極点として検出
    し、第2の極点検出条件として、前記マトリックスの中
    心画素の濃度レベルが該中心画素を含むN×Nマトリッ
    クス内(N<M)の他のすべての画素の濃度レベルより
    も大きいかまたは等しく、かつN×Nマトリックス外で
    M×Mマトリックス内に存在する他の全ての画素の濃度
    レベルよりも所定の閾値以上大きいときに当該中心画素
    を極点として検出することを特徴とする請求項1記載の
    網点領域検出方法。
JP10022298A 1998-02-03 1998-02-03 網点領域検出方法 Expired - Lifetime JP3004245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022298A JP3004245B2 (ja) 1998-02-03 1998-02-03 網点領域検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022298A JP3004245B2 (ja) 1998-02-03 1998-02-03 網点領域検出方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63268311A Division JP2777380B2 (ja) 1988-10-21 1988-10-26 網点領域検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10243226A true JPH10243226A (ja) 1998-09-11
JP3004245B2 JP3004245B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=12078848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10022298A Expired - Lifetime JP3004245B2 (ja) 1998-02-03 1998-02-03 網点領域検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3004245B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009135796A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置、記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009135796A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像形成装置、記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3004245B2 (ja) 2000-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3276985B2 (ja) イメージピクセル処理方法
US5025481A (en) Dot region discriminating method
JPH08228282A (ja) 文書画像の処理方法及びバイナリ画像画素処理装置
JP3514050B2 (ja) 画像処理装置
JPH0336881A (ja) 走査された画素情報のためのしきい値処理システム
JP2972172B2 (ja) 網点領域検出方法
JP3100383B2 (ja) 文字領域分離方法および装置
JP3004245B2 (ja) 網点領域検出方法
JP2777378B2 (ja) 網点領域検出方法
JP2777380B2 (ja) 網点領域検出方法
JP2972171B2 (ja) 網点領域検出方法
JP3004244B2 (ja) 領域分離装置
JP2777379B2 (ja) 領域分離装置
JP2778669B2 (ja) 網点領域検出方法
JPH0775395B2 (ja) 画像処理装置
JP2724177B2 (ja) 網点領域分離方式
JPH02248160A (ja) 網点領域分離方式
JP3245586B2 (ja) 極点画素検出装置
JP2674083B2 (ja) 画像領域識別装置
JP3070174B2 (ja) 画像形成装置
JPS6180964A (ja) 画信号処理方法
JP3183788B2 (ja) 網点領域判定装置
JPH07262351A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JPH05176168A (ja) 適応中間調処理方式
JPH03219774A (ja) 画像処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term