JP3004244B2 - 領域分離装置 - Google Patents

領域分離装置

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JP3004244B2
JP3004244B2 JP10022296A JP2229698A JP3004244B2 JP 3004244 B2 JP3004244 B2 JP 3004244B2 JP 10022296 A JP10022296 A JP 10022296A JP 2229698 A JP2229698 A JP 2229698A JP 3004244 B2 JP3004244 B2 JP 3004244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像中の網点領域と
線画領域とを自動的に判定して分離するための領域分離
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリなどにおいて、網
点で表現した写真や絵などの網点画と文字などの線画と
が混在している画像を再生する場合、再生画像の品質を
向上するために網点写真などの網点領域に対してはモア
レ除去の処理を、また文字などの線画領域に対しては鮮
鋭化処理などを行うことが望ましい。
【0003】また、このような網点画と線画の混在して
いる画像を伝送する場合においても、データ圧縮率の向
上などを図るためにそれぞれの画像領域の特性に応じた
処理を行った後で符号化処理などを施すことが望まし
い。特公平5−33869号公報には、網点画と線画の
混在する画像中から網点領域を分離するための方法が開
示されている。
【0004】この方法は、図8にその処理の流れを示す
ように、ラスタスキャンにより原画の画像データをディ
ジタル多階調信号として取り出し、ラスタ上で前後に隣
接する画素間の明暗の濃度差を算出してその差分信号を
作り、この差分信号から下記(i)〜(iii)のいずれか
の条件を満たす画素を濃度変化の山または谷を示す極点
として図9(A)(B)のように検出する。
【0005】(i)差分の符号が前後で変わったときの
画素(図9(A))を極点とする。 (ii)差分が零の前後で差分値の符号が変わったときの
画素(図9(B))を極点とする。 (iii)前の極点との間隔が予め定めた閾値Lth0 となっ
たときの画素(図示なし)を極点とする。
【0006】上記のようにして得られた極点情報に基づ
き、下記(iv)(v)の条件を同時に満たすときに網点
領域と判定する。 (iv)極点間の区間長L(i)が予め定めた閾値Lth1
とLth2 の範囲内にあるとき。すなわち、 Lth1 <L(i)<Lth2
【0007】(v)現位置の区間長L(i)とその1つ
前の区間長L(i−1)との差が予め定めた閾値Lth3
内にあるとき。すなわち、 |L(i)−L(i−1)|≦Lth3 。 そして、上記判定結果に基づき、それぞれの画素の出力
を線画に対応した信号か、網点に対応した信号にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法は、網点
領域には濃度レベルの山と谷の極点が規則的に現れるこ
とを前提として画像中から網点を分離するものである
が、一般に網点部以外の文字部や連続階調写真部にも多
くの極点が存在するため、上記方法によるときは十分に
高い分離率を望めないという問題があった。
【0009】また、ラスタスキャンライン上に並ぶ前後
の画素の一次元的な比較によって検出を行っているた
め、網点率の低い網点部、あるいは逆に網点率の高い網
点部、原稿が回転するなどしてスクリーン角が水平方向
からずれた網点部などにおいては極点間の区間長L
(i)が長くなってしまい、文字部との分離が困難にな
るという問題もあった。
【0010】本出願人はこれらの問題を解決するため
に、先に、画像中の各画素の山または谷の極点検出およ
び該検出された各極点が網点領域に属するか否かの網点
検出を局所的な二次元の極点検出パターンと網点検出パ
ターンを用いて行うようにした網点領域検出方法につい
て出願した(特願昭63−263884号)。しかし、
この先願発明でも次のような問題が残されていた。
【0011】すなわち、一般に網点には粗いものでは6
5線から細かいものでは200線まで数多くの種類があ
るが、これらすべての網点について同一画素サイズのマ
トリックスを用いて極点検出を行った場合、例えば40
0ドット/インチで画像を読み込んで3×3画素サイズ
のマトリックスにより極点の検出を行うと、200線な
どの高線数の網点では、網点部の頂部が図10(A)に
示すように1画素サイズの鋭い円錐状になり、周囲画素
との濃度差から極点画素(ハッチングした画素)を抽出
することができるが、65線や85線などの低線数の網
点では、網点部の頂部が図10(B)に示すように複数
画素からなる台形状に形成されてしまい、周囲画素との
濃度差を用いて極点画素を抽出することができなかっ
た。このため、網点部の網点率に応じて最適画素サイズ
のマトリックスを選択しなければならないという問題が
あった。
【0012】本発明は正確に網点領域を検出できるよう
にした領域分離装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、ディジタル多階調入力画像信号から所定の画素領域
からなるマトリックスを適用し、マトリックスの中心画
素とその他の画素との階調レベルの差より中心画素が極
点画素であるか否かを検出する第1の極点検出部と、デ
ィジタル多階調入力画像信号に平滑化処理を施す平滑化
処理部と、前記平滑化されたディジタル多階調入力画像
信号から所定の画素領域からなるマトリックスを適用
し、マトリックスの中心画素とその他の画素との階調レ
ベルの差より中心画素が極点画素であるか否かを検出す
る第2の極点検出部と、前記第1および第2の極点検出
部で検出した極点画素の画像を合成し、該合成された画
像の極点画素を所定の2次元領域単位で計数し、注目の
2次元領域の極点画素数とその周囲の2次元領域の極点
画素数との関係から当該注目の2次元領域の中心画素ま
たは全ての画素を網点部として検出する網点領域検出部
と、を備える。
【0014】前記平滑化処理部が、前記ディジタル多階
調入力画像信号に所定の重み係数の平滑化処理を施す。
【0015】
【作用】一般に、網点写真などの網点部では極点が規則
的に出現するが、文字などの線画部では極点の出現に規
則性がない。したがって、網点画とそれ以外の部分とが
混在するディジタル多階調入力画像を平滑化処理するこ
とにより、網点部以外の極点濃度は平均化されて小さく
なる。このため、網点部とそれ以外の部分との差がより
大きくなり、網点率の大小に拘らず網点部の極点検出を
正確に行い得る。
【0016】さらに、この平滑化した画像から得られた
極点検出結果と、元のディジタル多階調入力画像から得
られた極点検出結果の論理和を採ることにより合成画像
を得ているので、網点部の極点画素数とそれ以外の部分
の極点画素数との差はさらに大きなものとなる。したが
って、この合成された画像の極点画素数を用いて入力画
像の各画素が網点領域に属するか否かを判定することに
より、網点部とそれ以外の部分とをより正確に分離でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例の構成図を
示す。なお、説明を簡単にするため、処理画像として白
黒画像を用いた場合を例にとって述べる。カラー画像に
適用したい場合には、CRT表示、印刷表示など、再生
画像の表示形式に応じてカラー原画をRGBあるいはY
MCなどの三原色に分解し、各色ごとに本発明による網
点分離処理を行えばよい。
【0018】図2において、入力画像信号部1は、網点
写真などの網点画と文字などの線画とが混在する原画像
をラスタスキャンして濃度レベルに対応した輝度信号か
らなるディジタル多階調入力画像信号に変換し、少なく
とも以後の分離処理に必要なスキャンライン分、例えば
N×3スキャンライン分(Nは後述する網点検出のため
のN×N画素からなる単位ブロックの画素サイズ)をラ
インメモリなどに格納する回路である。
【0019】平滑化処理部2は、入力画像信号部1から
送られてくるディジタル多階調入力画像信号に対して所
定の重み係数からなる平滑フィルターをかけ、画像の輝
度レベルを平均化する回路である。この平均化フィルタ
ーとしては、例えば、各画素の重み係数を1とした下記
のような3×3画素サイズのフィルターなどが採用され
る。
【0020】 ディレー部3は、入力画像信号部1から送られてくるデ
ィジタル多階調入力画像信号に上記平滑化処理部2の平
滑化処理に要する時間に等しいだけの遅延時間を与え、
平滑化画像との同期をとるための回路である。
【0021】極点検出部4,5は、上記平滑化処理部2
から送られてくる平滑化画像とディレー部3から送られ
てくる元のディジタル多階調入力画像の各画素に対して
予め定めたM×M画素からなるマトリックス、例えば、
図3(A)〜(C)に示す如き3×3画素サイズのマト
リックス(M=3)、4×4画素サイズのマトリックス
(M=4)あるいは5×5画素サイズのマトリックス
(M=5)を順次適用し、当該マトリックスの中心画素
0 が濃度変化の山または谷を示す極点であるか否かを
周囲の画素m1 〜mi との濃度関係から検出する回路で
ある。
【0022】網点領域検出部6は、上記極点検出部4,
5で得られた極点検出結果の論理和(OR)を採って合
成画像を作成し、この合成画像の極点画素情報に基づい
てN×N画素(但し、N>M)からなるブロックB、例
えば図5に示すような9×9画素サイズ(N=9)から
なるブロックBを単位として画像を分割し、各ブロック
ごとに山を示す極点画素数と谷を示す極点画素数をそれ
ぞれ計数し、計数値の大きい側の極点画素数を当該ブロ
ックの極点画素として決定した後、図6に示す注目ブロ
ックB0 の極点画素数P0 と、これを囲む上下左右斜め
の各周囲ブロックB1 〜B8 の各極点画素数Pとの関係
から当該注目ブロックB0 の中心画素n 0 (図5参
照)、あるいは当該ブロックB0 内の全ての画素n0
80が網点領域に属するか否かを判定する回路である。
【0023】領域判定信号出力部7は、上記網点領域検
出部6の検出結果に基づき各画素が網点部であるか、ま
たは線画部であるかの判定信号を出力する回路である。
上記極点検出部4,5における濃度変化の山または谷を
与える極点の検出条件としては、下記(I)(II)をA
ND条件とする二次元的な極点検出パターンが採用され
る。 (I)M×M画素のマトリックス内において、中心画素
0 の濃度レベルがその周囲の他の画素m1 〜mi の濃
度レベルに比べて最大か、または最小であるとき。すな
わち、 m0 >m1 〜mi または m0 <m1 〜mi
【0024】前述したように、一般には文字部にも網点
同様の極点が数多く存在するため、上記条件(I)だけ
では網点部の極点だけを検出することは難しい。そこ
で、次の条件(II)を極点検出のAND条件とする。 (II)図4(A)〜(C)に示すように、M×M画素の
マトリックス内において、中心画素m0 の濃度レベル
と、矢印線で示すように該中心画素m0 を通り、特定の
方向につながる各画素m1 〜mi との間のそれぞれの濃
度差Δmの絶対値が所定の閾値ΔmTH以上であるとき。
すなわち、 |Δm|>ΔmTH
【0025】また、上記の網点領域検出部3における網
点領域の検出条件としては、下記(IIIa)(IIIb)(IV
a)(IVb)のいずれかの二次元的な網点検出パターン
がその再生目的に応じて採用される。上記N×N画素のブロックBを1画素ずつ移動しながら
処理を実行する場合 (IIIa)図6に示すように、注目ブロックB0 と周囲ブ
ロックB1 〜B8 において、極点画素数Pが所定の閾値
TH以上であるブロックの数ΣBが所定の閾値BTH以上
であるときに、当該注目ブロックB0 の中心画素n
0 (図5参照)を網点部とする。すなわち、 〔P>PTHのブロックの数ΣB〕>BTH
【0026】(IIIb)注目ブロックB0 と周囲ブロック
1 〜B8 において、注目ブロックB0 と各周囲ブロッ
クB1 〜B8 との間の極点画素数の差ΔPの絶対値の総
和Σ|ΔP|が所定の閾値ΔPTH以下であるときに、当
該注目ブロックB0 内の中心画素n0 を網点部とする。
すなわち、 Σ|ΔP|<ΔPTH
【0027】上記N×N画素のブロックBを1ブロック
ずつ移動しながら処理を実行する場合 (IVa)注目ブロックB0 と周囲ブロックB1 〜B8
おいて、極点画素数Pが所定の閾値PTH以上であるブロ
ックの数ΣBが所定の閾値BTH以上であるときに、当該
注目ブロックB0 内のすべての画素n0 〜n80(図5参
照)を網点部とする。
【0028】(IVb)注目ブロックB0 と周囲ブロック
1 〜B8 において、注目ブロックB0 と各周囲ブロッ
クB1 〜B8 との間の極点画素数の差ΔPの絶対値の総
和が所定の閾値ΔPTH以下であるときに、当該注目ブロ
ックB0 内のすべての画素n0 〜n80を網点部とする。
【0029】進んで、上記構成になる実施例の動作を図
1のフローチャートを参照して説明する。なお、網点領
域検出部6における網点領域の検出条件としては上記(I
IIa)の条件を用いるものとする。また、入力画像は網
点部と線画部とからなり、連続階調写真などの連続階調
部を含まないものとする。
【0030】入力画像信号部1は原画像をラスタスキャ
ンして輝度信号からなるディジタル多階調入力画像信号
に変換し、この画像信号を後の網点分離処理に必要なN
×3スキャンライン分格納する(ステップ〔1〕)。例
えば、図5に示すように、N×N画素のブロックBの画
素サイズとしてN=9を採用した場合には、N×3=9
×3=27スキャンライン分の画像データが格納され
る。
【0031】極点検出部4と5は、平滑化処理部2から
出力される平滑化画像とディレー部3から出力される元
のディジタル多階調入力画像の各画素に対してそれぞれ
図3(A)に示す3×3画素からなるマトリックスを順
次適用し、上記極点検出条件(I)および(II)に基づ
いて当該マトリックスの中心画素m0 が濃度変化の極点
であるか否かをN×3スキャンラインの全画素について
判定する(ステップ〔4〕〔5〕)。
【0032】上記ステップ〔4〕〔5〕において平滑化
画像と元のディジタル多階調入力画像のすべての画素に
ついてそれぞれ極点検出が終了すると、処理はそれぞれ
ステップ〔6〕へ移行し、網点領域検出部6は上記極点
検出部4で得られた平滑化画像の極点画素検出結果と、
極点検出部5で得られた元のディジタル多階調入力画像
の極点画素検出結果との論理和を採り、合成画像を作る
(ステップ〔6〕)。
【0033】そして、ステップ〔7〕〜〔11〕におい
て、該合成画像に対して上記した網点検出条件(IIIa)
を適用し、合成画像中の各画素が網点部であるか否かを
検出する。すなわち、先ずステップ〔7〕において、合
成画像を図5に示す9×9画素サイズのブロックBを単
位として分割し、各ブロックごとに山を与える極点画素
数と谷を与える極点画素数を計数し、いずれか計数値の
大きい側の極点画素数をそのブロックの極点画素数Pと
して設定する。
【0034】次いで、ステップ〔8〕において、図6に
示す注目ブロックB0 とその周囲のブロックB1 〜B8
についてその極点画素数Pが所定の閾値PTH以上である
ブロックの数ΣBを求め、ステップ
〔9〕においてその
ブロック数ΣBが所定の閾値BTH以上であるか否かを判
定する。
【0035】上記ステップ
〔9〕において、ブロック数
ΣBが閾値BTHよりも大きいときは当該注目ブロックB
0 の中心画素n0 (図5参照)を網点部であると判定
し、ステップ〔10〕へ移行する。他方、ブロック数Σ
Bが閾値BTHよりも小さいときは当該注目ブロックB0
の中心画素n0 (図5参照)は網点部でないと判定し、
ステップ〔11〕へ移行する。
【0036】網点領域検出部6から上記検出結果を受け
た領域判定信号出力部7は、当該中心画素n0 が網点部
であるか否かの判定信号を出力する(ステップ〔10〕
〔11〕)。上記のようにして、網点の分離処理を入力
画像の全画素についてN×3スキャンラインごとに繰り
返し実行し(ステップ〔12〕〔13〕)、入力画像の
すべての画素について網点部と線画部とに領域分離す
る。
【0037】なお、上記実施例は、極点検出パターンを
与えるM×M画素のマトリックスとして3×3画素サイ
ズのものを用い、また網点検出パターンを与えるN×N
画素のブロックとして9×9画素サイズのものを用いた
が、この画素サイズMおよびNの値はN>Mの関係を保
ちながら任意に採用し得ることは勿論である。
【0038】また、上記実施例は、原画像が網点写真な
どの網点部と文字などの線画部で構成されている場合を
例にとって述べたが、実際には原画像中に連続階調写真
や絵などの連続階調部が混在する場合がある。このよう
な場合には、先ず入力画像信号を微分してそのエッジ密
度から連続階調部を除去(例えば特開昭58−1159
75号参照)した後、本発明を適用すればよい。このよ
うにすることにより、網点部、文字部、連続階調部の三
者の分離も可能となる。
【0039】図7は上記実施例の領域分離装置を用いて
構成した複写機の例を示すもので、図中、符号8で示さ
れるブロック部分が図2に示した領域分離装置である。
図7中、9は文字領域処理用の鮮鋭処理回路、10は文
字などの鮮明化のための解像度を重視したBayer型
のディザ処理回路、11は網点領域処理用の平滑処理回
路、12は網点写真などの中間調を出すための階調性を
重視したうずまき型のディザ処理回路、13は領域分離
装置8からの網点判定信号を受けてディザ処理回路10
または12のいずれかの信号を選択する画像信号選択回
路である。
【0040】入力した画像信号は領域分離装置8におい
て各画素につきそれぞれ網点部に属するか否か判定さ
れ、その判定結果が画像信号選択回路13に送られる。
画像信号選択回路13は、該判定信号が網点領域信号で
ない場合にはディザ処理回路10側の画像信号を選択し
て出力し、また判定信号が網点領域信号である場合には
ディザ処理回路12側の画像信号を選択して出力する。
【0041】この結果、線画領域ではディザ処理回路1
0で鮮明処理された文字などの画像信号が選択出力さ
れ、また網点領域ではディザ処理回路13で疑似中間調
処理された網点写真などの画像信号が選択出力される。
したがって、画像信号選択回路13から出力される画像
信号に必要な処理を施した後複写再生すれば、文字など
の線画部は鮮明化され、しかも網点写真などの網点部は
自然な感じに疑似中間調処理された高品質の2値画像が
得られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。網点写真などの網点部では極点が規則
的に出現するが、文字などの線画部では極点の出現に規
則性がない。したがって、網点画とそれ以外の部分とが
混在するディジタル多階調入力画像を平滑化処理するこ
とにより、網点部以外の極点濃度は平均化されて小さく
なる。このため、網点部とそれ以外の部分との差がより
大きくなり、網点率の大小に拘らず網点部の極点検出を
正確に行い得る。
【0043】さらに、この平滑化した画像から得られた
極点検出結果と、元のディジタル多階調入力画像から得
られた極点検出結果の論理和を採ることにより合成画像
を得ているので、網点部の極点画素数とそれ以外の部分
の極点画素数との差はさらに大きなものとなる。したが
って、この合成された画像の極点画素数を用いて入力画
像の各画素が網点領域に属するか否か判定することによ
り、網点部とそれ以外の部分とをより正確に分離でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動作のフローチャート。
【図2】本発明の実施例を示す図。
【図3】本発明に用いるM×M画素からなるマトリック
スの例を示す図。
【図4】上記マトリックスの画素比較方向を示す図。
【図5】N×N画素からなるブロックの例を示す図。
【図6】注目ブロックと周囲ブロックの関係を示す図。
【図7】本発明を適用して構成した複写機の例を示す
図。
【図8】従来方式の説明図。
【図9】従来方式による極点検出の例を説明する図であ
る。
【図10】先出願の網点領域分離方式による極点検出の
例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力画像信号部 2 平滑化処理部 3 ディレー部 4,5 極点検出部 6 網点領域検出部 7 領域判定信号出力部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル多階調入力画像信号から所定
    の画素領域からなるマトリックスを適用し、マトリック
    スの中心画素とその他の画素との階調レベルの差より中
    心画素が極点画素であるか否かを検出する第1の極点検
    出部と、 ディジタル多階調入力画像信号に平滑化処理を施す平滑
    化処理部と、 前記平滑化されたディジタル多階調入力画像信号から所
    定の画素領域からなるマトリックスを適用し、マトリッ
    クスの中心画素とその他の画素との階調レベルの差より
    中心画素が極点画素であるか否かを検出する第2の極点
    検出部と、 前記第1および第2の極点検出部で検出した極点画素
    画像を合成し、該合成された画像の極点画素を所定の2
    次元領域単位で計数し、注目の2次元領域の極点画素数
    とその周囲の2次元領域の極点画素数との関係から当該
    注目の2次元領域の中心画素または全ての画素を網点部
    として検出する網点領域検出部と、 を備えたことを特徴とする領域分離装置。
  2. 【請求項2】 前記平滑化処理部が、前記ディジタル多
    階調入力画像信号に所定の重み係数の平滑化処理を施す
    ものであることを特徴とする請求項1記載の領域分離装
    置。
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