JPH10241813A - 電気コネクタ及びそれに使用する短絡ばね - Google Patents
電気コネクタ及びそれに使用する短絡ばねInfo
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- JPH10241813A JPH10241813A JP1499298A JP1499298A JPH10241813A JP H10241813 A JPH10241813 A JP H10241813A JP 1499298 A JP1499298 A JP 1499298A JP 1499298 A JP1499298 A JP 1499298A JP H10241813 A JPH10241813 A JP H10241813A
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- Japan
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- short
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- connector
- circuit spring
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/66—Structural association with built-in electrical component
- H01R13/70—Structural association with built-in electrical component with built-in switch
- H01R13/703—Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part
- H01R13/7031—Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity
- H01R13/7032—Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity making use of a separate bridging element directly cooperating with the terminals
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単、高信頼性且つ小型化が可能な短絡機能
付き電気コネクタ及びその短絡ばねを提供すること。 【解決手段】 電気コネクタ1はコンタクト4が挿入固
定される複数のチャンバ3と、所定チャンバ3間の開口
5を有する。この開口5内には自由端側に接触アーム1
1、12、14が形成された1対の脚部9、10が湾曲
部で連結されて略U字状をなす短絡ばね6が移動可能に
配置される。更に、短絡ばね6には1対の脚部9、10
間にストップ13が形成され、相手コネクタ2の嵌合時
に、その一部(アクチュエータ)8がストップ13と当
接して短絡ばね6を開口5内で軸方向へ移動させ、短絡
を解除する。
付き電気コネクタ及びその短絡ばねを提供すること。 【解決手段】 電気コネクタ1はコンタクト4が挿入固
定される複数のチャンバ3と、所定チャンバ3間の開口
5を有する。この開口5内には自由端側に接触アーム1
1、12、14が形成された1対の脚部9、10が湾曲
部で連結されて略U字状をなす短絡ばね6が移動可能に
配置される。更に、短絡ばね6には1対の脚部9、10
間にストップ13が形成され、相手コネクタ2の嵌合時
に、その一部(アクチュエータ)8がストップ13と当
接して短絡ばね6を開口5内で軸方向へ移動させ、短絡
を解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタ、特に
コンタクト間を短絡する短絡ばねを有する電気コネクタ
に関する。
コンタクト間を短絡する短絡ばねを有する電気コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許第4342820A1号公報
は短絡機能を有する2体構造の電気コネクタ及びそれに
使用する短絡ばねを開示している。この電気コネクタ
は、受容電気コネクタ部(第1コネクタ又はプラグ半
体)とプラグ状電気コネクタ部(第2コネクタ又はプラ
グ半体)との2体構造である。複数の電気コンタクト用
の適当なチャンバ(空洞)の他に受容電気コネクタ部は
短絡ばねが挿入される開口を有する。この短絡ばねは、
受容電気コネクタ部内にロックされる。それは少なくと
も1個の弾性アームを有し、この弾性アームはプラグ状
電気コネクタ部のアクチュエータにより作動される。こ
の作動は、コンタクトと短絡ばね間に絶縁部材を挿入す
ることにより行われ、これにより短絡ばねの接触アーム
が曲げられる。両プラグ半体を分離することにより絶縁
部材が除去され、弾性アームは相手コンタクトに向けて
弾性的に移動してコンタクト間を再度短絡する。
は短絡機能を有する2体構造の電気コネクタ及びそれに
使用する短絡ばねを開示している。この電気コネクタ
は、受容電気コネクタ部(第1コネクタ又はプラグ半
体)とプラグ状電気コネクタ部(第2コネクタ又はプラ
グ半体)との2体構造である。複数の電気コンタクト用
の適当なチャンバ(空洞)の他に受容電気コネクタ部は
短絡ばねが挿入される開口を有する。この短絡ばねは、
受容電気コネクタ部内にロックされる。それは少なくと
も1個の弾性アームを有し、この弾性アームはプラグ状
電気コネクタ部のアクチュエータにより作動される。こ
の作動は、コンタクトと短絡ばね間に絶縁部材を挿入す
ることにより行われ、これにより短絡ばねの接触アーム
が曲げられる。両プラグ半体を分離することにより絶縁
部材が除去され、弾性アームは相手コンタクトに向けて
弾性的に移動してコンタクト間を再度短絡する。
【0003】
【発明の解決課題】しかし、上述した如き従来の電気コ
ネクタにあっては短絡ばねによるコンタクト間の短絡機
能の信頼性に欠けるという欠点があった。即ち、短絡ば
ねの接触アームとコンタクト間に直接絶縁部材を挿入又
は抜去するので、接触アームが不当に変形したり、或い
は接触面に絶縁部材の削りカスが付着する等により接触
が不完全となる慮れがあった。また、電気コネクタ自体
も小型化が困難となるという欠点があった。
ネクタにあっては短絡ばねによるコンタクト間の短絡機
能の信頼性に欠けるという欠点があった。即ち、短絡ば
ねの接触アームとコンタクト間に直接絶縁部材を挿入又
は抜去するので、接触アームが不当に変形したり、或い
は接触面に絶縁部材の削りカスが付着する等により接触
が不完全となる慮れがあった。また、電気コネクタ自体
も小型化が困難となるという欠点があった。
【0004】従って、本発明の目的は斯る従来の電気コ
ネクタの欠点乃至課題を解決する高信頼性且つ小型化可
能な電気コネクタを提供することである。
ネクタの欠点乃至課題を解決する高信頼性且つ小型化可
能な電気コネクタを提供することである。
【0005】
【課題解決の為の手段】本発明の電気コネクタによる
と、コンタクトを挿入する複数のチャンバの近傍に開口
を形成し、この開口内に移動可能に略U字状の短絡ばね
を挿入配置する。この短絡ばねには1対の脚部の少なく
とも一方の自由端側に接触アームが形成されると共に1
対の脚部間にストップが形成され、相手コネクタとの嵌
合時にその一部であるアクチュエータが短絡ばねのスト
ップに当接して、短絡ばねを開口内で軸方向相手コネク
タの(嵌合方向)へ移動することを特徴とする。
と、コンタクトを挿入する複数のチャンバの近傍に開口
を形成し、この開口内に移動可能に略U字状の短絡ばね
を挿入配置する。この短絡ばねには1対の脚部の少なく
とも一方の自由端側に接触アームが形成されると共に1
対の脚部間にストップが形成され、相手コネクタとの嵌
合時にその一部であるアクチュエータが短絡ばねのスト
ップに当接して、短絡ばねを開口内で軸方向相手コネク
タの(嵌合方向)へ移動することを特徴とする。
【0006】また、本発明の短絡コンタクトは、自由端
側に夫々接触アームが形成された1対の脚部の他端を湾
曲部で連結して全体を略U字状とすると共に1対の脚部
間にストップを形成して、相手コネクタの嵌合時にその
一部(アクチュエータ)がストップと当接して電気コネ
クタの開口内で嵌合方向へ移動するよう構成することを
特徴とする。
側に夫々接触アームが形成された1対の脚部の他端を湾
曲部で連結して全体を略U字状とすると共に1対の脚部
間にストップを形成して、相手コネクタの嵌合時にその
一部(アクチュエータ)がストップと当接して電気コネ
クタの開口内で嵌合方向へ移動するよう構成することを
特徴とする。
【0007】
【実施形態】以下、本発明の電気コネクタの好適実施形
態を添付図を参照して詳細に説明する。但し、これら実
施形態は単なる例示にすぎず、何ら本発明を制限するも
のではないことに留意されたい。
態を添付図を参照して詳細に説明する。但し、これら実
施形態は単なる例示にすぎず、何ら本発明を制限するも
のではないことに留意されたい。
【0008】先ず、図1は相互に嵌合する第1プラグ半
体(第1コネクタ)1と第2プラグ半体(第2コネク
タ)2を示す。両コネクタ1、2は相互に分離した状態
(未嵌合)である。第1コネクタ1には電気コンタクト
(以下単にコンタクトという)4が挿入される2個のチ
ャンバ(空洞)3が図示されている。コンタクト4は上
側チャンバには挿入済であるが、他方のコンタクト4は
下側のチャンバに部分的に挿入されている状態を示す。
上下両チャンバ4間に開口5が形成され、この開口5内
に短絡ばね6が挿入される。この短絡ばね6は、下側コ
ンタクト4が挿入されると同時に、上下コンタクト4、
4間を短絡する。
体(第1コネクタ)1と第2プラグ半体(第2コネク
タ)2を示す。両コネクタ1、2は相互に分離した状態
(未嵌合)である。第1コネクタ1には電気コンタクト
(以下単にコンタクトという)4が挿入される2個のチ
ャンバ(空洞)3が図示されている。コンタクト4は上
側チャンバには挿入済であるが、他方のコンタクト4は
下側のチャンバに部分的に挿入されている状態を示す。
上下両チャンバ4間に開口5が形成され、この開口5内
に短絡ばね6が挿入される。この短絡ばね6は、下側コ
ンタクト4が挿入されると同時に、上下コンタクト4、
4間を短絡する。
【0009】第1コネクタ1のコンタクト4はソケット
(リセプタクル)コンタクトである。対応するピンコン
タクト1が第2コネクタ2内に配列されている。更に、
短絡ばね6を作動(アクチュエート)するアクチュエー
タ8が第2コネクタ2内に設けられている。このアクチ
ュエータ8はピンコンタクト1間に絶縁(非導電性)材
料で形成された指状部材である。
(リセプタクル)コンタクトである。対応するピンコン
タクト1が第2コネクタ2内に配列されている。更に、
短絡ばね6を作動(アクチュエート)するアクチュエー
タ8が第2コネクタ2内に設けられている。このアクチ
ュエータ8はピンコンタクト1間に絶縁(非導電性)材
料で形成された指状部材である。
【0010】この特定実施例の短絡コンタクト6は全体
が略U字状に形成され、湾曲部で連結される1対の脚部
9、10を有し、先端(自由端)に夫々接触アーム1
1、12が形成されている(図3参照)。接触アーム1
1、12の領域において、脚部9、10は相互に外方に
拡がっている。一方の脚部10に沿ってストップ(又は
ストッパ)13が形成されている。この短絡ばね6は図
2に示す如く3個のコンタクトを相互接続(短絡)する
よう構成されている。その為に、脚部9は2個の接触ア
ーム11、14を有し、脚部10は脚部9と対向して1
個の接触アーム12のみを有する。
が略U字状に形成され、湾曲部で連結される1対の脚部
9、10を有し、先端(自由端)に夫々接触アーム1
1、12が形成されている(図3参照)。接触アーム1
1、12の領域において、脚部9、10は相互に外方に
拡がっている。一方の脚部10に沿ってストップ(又は
ストッパ)13が形成されている。この短絡ばね6は図
2に示す如く3個のコンタクトを相互接続(短絡)する
よう構成されている。その為に、脚部9は2個の接触ア
ーム11、14を有し、脚部10は脚部9と対向して1
個の接触アーム12のみを有する。
【0011】本発明による短絡ばね6は図6乃至図9に
も詳細に図示される。図3及び図6の短絡ばねを比較す
ると、図6の短絡ばね6の1対の脚部9、10は幾分拡
がっていることが判る。これに対し、図3の短絡ばね6
は図1の通常(又は短絡)状態の短絡ばねを示し、脚部
9、10は内方に撓まされていない。
も詳細に図示される。図3及び図6の短絡ばねを比較す
ると、図6の短絡ばね6の1対の脚部9、10は幾分拡
がっていることが判る。これに対し、図3の短絡ばね6
は図1の通常(又は短絡)状態の短絡ばねを示し、脚部
9、10は内方に撓まされていない。
【0012】図4は第1コネクタ1と第2コネクタ2と
を嵌合(接続)した状態を示す断面図である。両コネク
タ1、2が嵌合すると、第2コネクタ2のピンコンタク
ト7は、第1コネクタ1の対応するソケットコンタクト
4に挿入され、アクチュエータ8はストップ13に当接
するまで通過し、この当接により短絡ばね6を軸方向、
即ち第2コネクタ2の第1コネクタ1への嵌合(挿入)
方向へ移動させる。このように、短絡ばね6を第1コネ
クタ1内で軸方向に移動させることにより、接触アーム
11、12を第1コネクタ1のハウジングの開口5に沿
って形成された傾斜面15、16に沿って押込むことと
なる。このように短絡ばね6の接触アーム11、12と
傾斜面15、16(図4参照)との相互作用により、短
絡ばね6の1対の脚部9、10は内方に撓められて相互
に近づき、コンタクト4から離れるので、これらコンタ
クト4間の接続(短絡)は開放される。
を嵌合(接続)した状態を示す断面図である。両コネク
タ1、2が嵌合すると、第2コネクタ2のピンコンタク
ト7は、第1コネクタ1の対応するソケットコンタクト
4に挿入され、アクチュエータ8はストップ13に当接
するまで通過し、この当接により短絡ばね6を軸方向、
即ち第2コネクタ2の第1コネクタ1への嵌合(挿入)
方向へ移動させる。このように、短絡ばね6を第1コネ
クタ1内で軸方向に移動させることにより、接触アーム
11、12を第1コネクタ1のハウジングの開口5に沿
って形成された傾斜面15、16に沿って押込むことと
なる。このように短絡ばね6の接触アーム11、12と
傾斜面15、16(図4参照)との相互作用により、短
絡ばね6の1対の脚部9、10は内方に撓められて相互
に近づき、コンタクト4から離れるので、これらコンタ
クト4間の接続(短絡)は開放される。
【0013】両コネクタ1、2の嵌合状態下での短絡ば
ね6は図5にも詳細に示す。同図から明らかな如く、短
絡ばね6を作動するアクチュエータ8の先端はストップ
13に当接していることが判る(換言すると、アクチュ
エータ8は短絡ばね6の接触アーム11、12、特にそ
れらの接触面には接触しない)。接触アーム11、12
が形斜面15、16に沿って移動すると、短絡ばね6は
全体として高緊張(テンション)状態となる(即ち、通
常状態下では低テンション状態であり、短絡ばねのへた
りの問題は生じない)。これにより、1対の脚部9、1
0は相互に近づくように移動する。
ね6は図5にも詳細に示す。同図から明らかな如く、短
絡ばね6を作動するアクチュエータ8の先端はストップ
13に当接していることが判る(換言すると、アクチュ
エータ8は短絡ばね6の接触アーム11、12、特にそ
れらの接触面には接触しない)。接触アーム11、12
が形斜面15、16に沿って移動すると、短絡ばね6は
全体として高緊張(テンション)状態となる(即ち、通
常状態下では低テンション状態であり、短絡ばねのへた
りの問題は生じない)。これにより、1対の脚部9、1
0は相互に近づくように移動する。
【0014】もし、短絡ばね6を作動するアクチュエー
タ8がストップ13から離れると、即ち第1及び第2コ
ネクタ1、2の嵌合を解除すると、短絡ばね6の接触ア
ーム11、12は相互に外方へ広がり、軸方向に押圧さ
れたテンション状態(第2状態)から非(又は低テンシ
ョン状態)へ復帰する。これにより、短絡ばね6の接触
アーム11、12はコンタクト4と接触して上述した短
絡状態を再度確立することとなる。
タ8がストップ13から離れると、即ち第1及び第2コ
ネクタ1、2の嵌合を解除すると、短絡ばね6の接触ア
ーム11、12は相互に外方へ広がり、軸方向に押圧さ
れたテンション状態(第2状態)から非(又は低テンシ
ョン状態)へ復帰する。これにより、短絡ばね6の接触
アーム11、12はコンタクト4と接触して上述した短
絡状態を再度確立することとなる。
【0015】図10には第1コネクタ1の平面図を示
し、図11には対応する断面図を示す。コンタクト4が
挿入されるチャンバ3及び短絡ばね用開口5が、この短
絡ばね用開口5に挿入された短絡ばね6と共に図示され
ている。但し、便宜上コンタクト4は省略してチャンバ
3のみを示す。図10及び図11から明らかな如く、多
数のコンタクト用チャンバ3が上下2列に配列形成され
ている。
し、図11には対応する断面図を示す。コンタクト4が
挿入されるチャンバ3及び短絡ばね用開口5が、この短
絡ばね用開口5に挿入された短絡ばね6と共に図示され
ている。但し、便宜上コンタクト4は省略してチャンバ
3のみを示す。図10及び図11から明らかな如く、多
数のコンタクト用チャンバ3が上下2列に配列形成され
ている。
【0016】また、図11には、両コネクタ1、2の嵌
合時に、短絡ばね6が第2コネクタ2の嵌合方向に移動
しずぎるのを阻止するストップ17が短絡ばね開口5内
に形成されているのが判る。これにより、短絡ばね6の
1対の脚部9、10、特に接触アーム11、12が過度
に変形するのを阻止する。
合時に、短絡ばね6が第2コネクタ2の嵌合方向に移動
しずぎるのを阻止するストップ17が短絡ばね開口5内
に形成されているのが判る。これにより、短絡ばね6の
1対の脚部9、10、特に接触アーム11、12が過度
に変形するのを阻止する。
【0017】図10の第1コネクタ1の右端近傍に短絡
ばね用開口5が形成され、短絡ばね6により3個のコン
タクト4が短絡可能であることが同図から容易に理解で
きよう。更に具体的に説明すると、短絡ばね6は第1コ
ネクタ1の番号7、15及び16の3個のチャンバ3に
挿入固定されるコンタクト4間を短絡する。
ばね用開口5が形成され、短絡ばね6により3個のコン
タクト4が短絡可能であることが同図から容易に理解で
きよう。更に具体的に説明すると、短絡ばね6は第1コ
ネクタ1の番号7、15及び16の3個のチャンバ3に
挿入固定されるコンタクト4間を短絡する。
【0018】以上、本発明の電気コネクタ及びそれに使
用する短絡ばねの好適実施形態を詳細に説明したが、特
定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが当業
者には容易に理解できよう。例えば、1対の脚部の一方
の自由端側のみに接触アームを形成し、平並配置されて
いるコンタクト間を短絡するよう変形してもよい。
用する短絡ばねの好適実施形態を詳細に説明したが、特
定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが当業
者には容易に理解できよう。例えば、1対の脚部の一方
の自由端側のみに接触アームを形成し、平並配置されて
いるコンタクト間を短絡するよう変形してもよい。
【0019】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の電気コネクタはコンタクト用チャンバの近傍に開口を
形成し、この開口内に相手コネクタの嵌合動作により移
動可能な短絡ばねを配置したことを特徴とする。相手コ
ネクタは短絡ばねの接触アームとコンタクト間に絶縁部
材(舌片)を挿入することなく、単に短絡ばねの一部分
(ストップ)と当接して短絡ばねを軸方向へ移動するの
みでコンタクト間の短絡を制御可能である。従ってコン
タクト間の短絡が高信頼性である。また、コンタクト
と、短絡ばね間に相手コネクタの絶縁舌片が挿入されな
いので、電気コネクタの小型化が期待できる。
の電気コネクタはコンタクト用チャンバの近傍に開口を
形成し、この開口内に相手コネクタの嵌合動作により移
動可能な短絡ばねを配置したことを特徴とする。相手コ
ネクタは短絡ばねの接触アームとコンタクト間に絶縁部
材(舌片)を挿入することなく、単に短絡ばねの一部分
(ストップ)と当接して短絡ばねを軸方向へ移動するの
みでコンタクト間の短絡を制御可能である。従ってコン
タクト間の短絡が高信頼性である。また、コンタクト
と、短絡ばね間に相手コネクタの絶縁舌片が挿入されな
いので、電気コネクタの小型化が期待できる。
【0020】また、本発明の短絡ばねによると、湾曲部
で連結された1対の脚部を有する略U字状構造とし、相
手コネクタの一部と当接するストップを付加するのみで
あるので、構造が極めて簡単である。更に、相手コネク
タとの未嵌合状態では、短絡ばねは比較的低ストレス状
態であり、短絡ばねの弾性が劣化することなく、確実に
所定コンタクト間を最適接圧で短絡接続可能である。
で連結された1対の脚部を有する略U字状構造とし、相
手コネクタの一部と当接するストップを付加するのみで
あるので、構造が極めて簡単である。更に、相手コネク
タとの未嵌合状態では、短絡ばねは比較的低ストレス状
態であり、短絡ばねの弾性が劣化することなく、確実に
所定コンタクト間を最適接圧で短絡接続可能である。
【0021】従って、本発明の電気コネクタ及び短絡ば
ねは、エアバッグ付き車両のエアバッグコネクタ等に適
用し、誤作動のない高信頼性が得られるので、実用上の
顕著な効果を有する。
ねは、エアバッグ付き車両のエアバッグコネクタ等に適
用し、誤作動のない高信頼性が得られるので、実用上の
顕著な効果を有する。
【図1】本発明の電気コネクタの好適実施例と相手コネ
クタとの未嵌合状態の縦断面図。
クタとの未嵌合状態の縦断面図。
【図2】図1の電気コネクタに使用される本発明の短絡
ばねの好適実施例の正面図。
ばねの好適実施例の正面図。
【図3】図2の短絡ばねの側面図。
【図4】図1の電気コネクタと相手コネクタの嵌合状態
における縦断面図。
における縦断面図。
【図5】図4の状態における図2の短絡ばね及び関連部
材の関係を示す側面図。
材の関係を示す側面図。
【図6】図2の短絡ばねの未嵌合低ストレス状態を示す
側面図。
側面図。
【図7】図2の短絡ばねの底面図。
【図8】図2の短絡ばねの正面図。
【図9】図2の短絡ばねの上面図。
【図10】図1の電気コネクタの嵌合面から見た図。
【図11】図1の電気コネクタの側面図。
1 電気コネクタ(第1コネクタ) 2 相手コネクタ(第2コネクタ) 3 コンタクト用チャンバ 4 コンタクト 5 開口 6 短絡ばね 8 アクチュエータ 9、10 脚部 11、12、14 接触アーム 13 ストップ(当接部) 15、16 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリック ミュラー ドイツ国 フランケンタル 67227 マル チン ションゴイアストラッセ 6エー (72)発明者 ジョルグ トーマス ドイツ国 ディーツェンバック 63128 ディーフェンバックストラッセ 16
Claims (3)
- 【請求項1】複数のコンタクトと、該コンタクトのうち
選択されたコンタクト間を相手コンタクトと嵌合するま
で短絡する短絡ばねとを有する電気コネクタにおいて、 前記短絡ばねは前記選択されたコンタクトの近傍の開口
内に軸方向移動可能に挿入され少なくとも一方の自由端
側に接触アームが形成された1対の脚部を有する略U字
状であって、更に前記相手コネクタとの嵌合時に当接押
圧されるストップを有することを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項2】前記開口の入口部に傾斜面が形成され、前
記短絡ばねの前記接触アームの基部と弾性接触し、前記
相手コネクタの嵌合を解除すると通常位置に復帰するよ
う構成することを特徴とする請求項1の電気コネクタ。 - 【請求項3】電気コネクタの複数のコンタクト間に挿入
され、予め選択されたコンタクト間を短絡する短絡ばね
において、湾曲部で一端が連結され他端に接触アームが
形成された1対の脚部を有する略U字状に形成され、 前記1対の脚部間にストップが形成され、嵌合相手コネ
クタの嵌合時に該相手コネクタの一部が前記ストップと
当接して嵌合方向へ移動させられることを特徴とする短
絡ばね。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE1997102373 DE19702373B4 (de) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | Elektrischer Steckverbinder mit einer Kurzschlußfeder und Kurzschlußfeder |
DE19702373.8 | 1997-01-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10241813A true JPH10241813A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=7818182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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