JPH10240505A - プログラミング支援装置およびそのタスク作成方法およびその記録媒体 - Google Patents

プログラミング支援装置およびそのタスク作成方法およびその記録媒体

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JPH10240505A
JPH10240505A JP4394197A JP4394197A JPH10240505A JP H10240505 A JPH10240505 A JP H10240505A JP 4394197 A JP4394197 A JP 4394197A JP 4394197 A JP4394197 A JP 4394197A JP H10240505 A JPH10240505 A JP H10240505A
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JP
Japan
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task
support device
processes
programming support
data
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JP4394197A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Yoshizawa
隆一 吉澤
Masataka Bessho
正隆 別所
Junji Yamada
潤二 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムダイヤフローの作成労力を緩和す
る。 【解決手段】 作成したプロセス単位のダイヤフローの
中のプロセスの相互関係をMPU100に与え、この相
互関係に基づき単独で動作可能なプロセスを1つのタス
クとしてMPU100によりプロセス単位のプログラム
ダイヤフローの中から抽出していくことによりタスク単
位のプログラムダイヤフローの作成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上で複数
のプロセスを図形形態で結合することによりプログラム
の内容を示すデータフローダイヤグラムを作成する場合
に好適なプログラミング支援装置およびそのタスク作成
方法およびその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラムダイヤフローと呼ば
れ、プログラムの結合状態を示す図を作成するプログラ
ミング支援装置たとえば、CASE TOOLと呼ばれ
るプログラミング支援装置が知られている。プログラム
ダイヤフローの一例を図1に示す。図1において、10
はプロセスを表し、円形の図形で表される。11は矢印
図形であり、情報の出力先を示す。12は外界に対する
入出力インタフェースを表す。13はデータストアであ
り、プロセス10の間のデータ転送の同期をとるために
情報を一時的にメモリに保存する。このように複数のプ
ロセスを図形表示することで、プロセスの間の相互の接
続関係をユーザが理解できるようにしている。
【0003】なお、プロセスとは複数のプログラムによ
り1つの機能を実行する処理の一単位を指す。複数のプ
ロセスが集まって、タスクと呼ばれる1つの処理を行う
ことができる。タスクは並列的に実行可能な最大のプロ
グラム集合ともいえる。なお、プロセスを構成するプロ
グラムを図形表示したものがフローチャートである。コ
ンピュータで実行するプログラムコードを作成する場
合、ユーザは予めこのようなプログラムの処理機能を表
すプログラムダイヤーフローを作成した後、詳細のフロ
ーチャートを作成し、次にプログラムコードを作成す
る。大規模のプログラムを作成する場合にはユーザはタ
スク単位のプログラムダイヤフローとプロセス単位のダ
イヤフローを作成しなければならない。
【0004】この時ユーザは次のような処理を行う。ま
ず、プロセスについてのプログラムダイヤフローを作成
し、その作成結果を印刷する。その印刷結果を見て、ユ
ーザは1つのタスクとして統合するプロセスを目視確認
し、これらの集合体(タスク)を表す1つの図形をプロ
グラム作成装置の表示画面上で作画する。以下、タスク
として統合できるプロセスを選択し、表示画面上に作画
した後、タスク図形間を矢印で結合する。このように作
成されたプログラムダイヤフローは、処理の内容(図形
の種類に対応)を示す識別コードおよびその描画位置を
示すデータの形態で1つのファイルにまとめられて記憶
装置に記憶される。プログラミング支援装置に対して表
示の指示を与えると、プログラミング支援装置では、上
記ファイルに記載された識別コードと描画位置データに
基づき、プログラムダイヤフローの各図形を再表示す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来この種のプログラ
ミング支援装置では、タスクの作成に関しては統合すべ
きプロセスをユーザが目視で確認しなければならにの
で、タスク単位のプログラムダイヤフローを作成するの
に多大な労力と時間を必要としていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、従来、人手に頼っていた作業を可能な範囲で自動化
し、プログラムダイヤフローの作成労力を緩和すること
のできるプログラミング支援装置、そのタスク作成方法
およびその記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、複数のプロセスの中の1
以上のプロセスを選択的に統合して1つのタスクを作成
するプログラミング支援装置において、前記複数のプロ
セスの中の各々のプロセスについて他のプロセスに対す
るデータ依存関係の種類内容を指示する指示手段(入力
装置101)と、1つのタスクとして1以上のプロセス
を統合するデータ依存関係の条件を予め定めておき、前
記指示手段が指示するデータ依存関係の種類内容が該条
件に合致する1以上のプロセスを統合して1つのタスク
を作成する情報処理手段(MPU100)とを具えたこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のプロ
グラミング支援装置において、作成した前記タスクを図
形形態で表示する表示手段(MPU100,ディスプレ
イ102)をさらに具えたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記表示手段は、タスク
を作成する前の前記複数のプロセスおよびその接続関係
を図形形態(プロセス単位のプログラムダイヤフロー、
図1)で表示可能とすることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記情報処理手段は、図
形形態で表示される接続関係の中の他のプロセスと接続
関係がない単独のプロセス(たとえば、→記号で接続さ
れないプロセス)を検出し、当該検出した単独のプロセ
スを単独のタスクとすることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項3に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記情報処理手段は、前
記図形形態で表示された接続関係の中の互いに接続関係
がある複数のプロセスを検出し、当該検出した複数のプ
ロセスについて、前記指示手段からデータ依存関係の種
類内容の指示を受け付けることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記表示手段は、前記情
報処理手段により検出され、接続関係のあるプロセスを
テーブルの形態(図7)で表示し、前記指示手段は該テ
ーブルに関連付けて前記データ依存関係を指示すること
を特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記条件はデータを受け
るプロセスが処理中に該データを送るプロセスが動作不
可であって、前記情報処理手段は該条件に合致するデー
タ依存関係を持つ複数のプロセスを統合して1つのタス
クを作成することを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項7に記載のプロ
グラミング支援装置において、前記データを受けるプロ
セスが処理中に、該データを送るプロセスが動作可の場
合には前記情報処理手段は前記データを受けるプロセス
および該データを送るプロセスをそれぞれ単独のタスク
とすることを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、複数のプロセスの中の
1以上のプロセスを選択的に統合して1つのタスクを作
成するプログラミング支援装置のタスク作成方法におい
て、前記複数のプロセスの中の各々のプロセスについて
他のプロセスに対するデータ依存関係の種類内容を前記
プログラミング支援装置に対して指示し、1つのタスク
として1以上のプロセスを統合するデータ依存関係の条
件を予め定め前記プログラミング支援装置内に記憶して
おき、該プログラミング支援装置は指示された前記デー
タ依存関係の種類内容が前記条件に合致する1以上のプ
ロセスを統合して1つのタスクを作成することを特徴と
する。
【0016】請求項10の発明は、請求項9に記載のプ
ログラミング支援装置のタスク作成方法において、前記
プログラミング支援装置は作成した前記タスクを図形形
態で表示することを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項10に記載の
プログラミング支援装置のタスク作成方法において、前
記プログラミング支援装置は、タスクを作成する前の前
記複数のプロセスおよびその接続関係を図形形態で表示
可能とすることを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項11に記載の
プログラミング支援装置のタスク作成方法において、前
記プログラミング支援装置は、図形形態で表示される接
続関係の中の他のプロセスと接続関係がない単独のプロ
セスを検出し、当該検出した単独のプロセスを単独のタ
スクとすることを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項11に記載の
プログラミング支援装置のタスク作成方法において、前
記プログラミング支援装置は、前記図形形態で表示され
た接続関係の中の互いに接続関係がある複数のプロセス
を検出し、当該検出した複数のプロセスについて、前記
データ依存関係の種類内容の指示を受け付けることを特
徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項13に記載の
プログラミング支援装置のタスク作成方法において、前
記プログラミング支援装置は、前記接続関係のあるプロ
セスをテーブルの形態で表示し、該テーブルに関連付け
て前記データ依存関係の指示を受け付けることを特徴と
する。
【0021】請求項15の発明は、請求項9に記載のプ
ログラミング支援装置のタスク作成方法において、前記
条件はデータを受けるプロセスが処理中に該データを送
るプロセスが動作不可であって、前記プログラミング支
援装置は該条件に合致するデータ依存関係を持つ複数の
プロセスを統合して1つのタスクを作成することを特徴
とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項15に記載の
プログラミング支援装置のタスク作成方法において、前
記データを受けるプロセスが処理中に、該データを送る
プロセスが動作可の場合には前記プログラミング支援装
置は前記データを受けるプロセスおよび該データを送る
プロセスをそれぞれ単独のタスクすることを特徴とす
る。
【0023】請求項17の発明は、プログラミング支援
装置に搭載され、該プログラミング支援装置内の情報処
理装置により読み取られ実行されるプログラムコード手
段を記録した記録媒体であって、複数のプロセスの中の
1以上のプロセスを選択的に統合して1つのタスクを作
成するプログラミング支援装置の記録媒体において、前
記プログラムコード手段は、前記複数のプロセスの中の
各々のプロセスについて他のプロセスに対するデータ依
存関係の種類内容の指示を受け付けるステップと、1つ
のタスクとして1以上のプロセスを統合するデータ依存
関係の条件が予め定められており、指示された前記デー
タ依存関係の種類内容が前記条件に合致する1以上のプ
ロセスを統合して1つのタスクを作成するステップとを
具えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、本発明に係るタスク
作成方法を図2により説明する。図2において、符号1
00はデータ依存関係のあるプロセス構造を示す。この
構造ではプロセスAがデータストア(符号13)を介し
てデータをプロセスBに送ることを示している。このよ
うなプロセス構造ではプロセスBが処理を実行中にプロ
セスAでは待ち状態が発生する。ただし、プロセスBが
送信データを受け取るとプロセスAは自由に動作できる
という特徴を有している。
【0025】符号101はデータ依存関係のないプロセ
ス構造を示す。プロセスAとプロセスBとはデータのや
り取りがなく各々のプロセスは独自に動作することがで
きる。また、プロセスBのようにデータストア13に対
してデータを単に読み書きする場合にもプロセスBは他
のプロセスとデータ依存関係がない。
【0026】本実施の形態ではこの点に着目し、第1に
はデータの依存関係のない複数のプロセスの各々を単独
のタスクとすることに特徴がある。第2にはデータ依存
関係があってデータを受け取るのプロセス(基準プロセ
スと称する)が待ち状態であるときにデータを送る側の
プロセス(対象プロセスと称する)のプロセスが自由に
動けないないときは基準プロセスと対象プロセスとは依
存関係ありとして1つのタスクに統合することに特徴が
ある。
【0027】第3にはデータ依存関係があってデータを
受け取るプロセス(基準プロセス)が待ち状態であると
きにデータを送る側のプロセス(対象プロセス)のプロ
セスが自由に動けるときは、基準プロセスおよび対象プ
ロセスをそれぞれ単独のタスクとすることに特徴があ
る。
【0028】この統合条件を図2の符号102に示し
た。統合条件に合致しない個々のプロセスはプロセス自
体をタスクとして取り扱うことになる。このようなタス
ク作成方法を使用すると、プロセス間のデータ依存関係
がわかっていれば、このデータ依存関係に基づきコンピ
ュータ処理によりプロセスの統合が可能となる。
【0029】以上のタスク作成方法を使用して、タスク
単位のダイヤフローを作成するプログラミング支援装置
を説明する。プログラミング支援装置には汎用のパーソ
ナルコンピュータやワークステーションを使用できる
が、発明に係るので、このプログラミング支援装置のシ
ステム構成を図3に示す。
【0030】図3において、100はマイクロプロセッ
サ(MPUと略記する)であり、CPU、ROMを有し
ている。MPU100はHDD(ハードディスク記憶装
置)104に記憶されたオペレーティングシステム(O
S)に従って、システム全体を制御する。このため、シ
ステムメモリ103、ハードディスク記憶装置(HD
D)104のような情報記録媒体に対する情報の読み書
き、ディスプレイ102等の情報の表示制御処理等、従
来から周知のシステム制御処理については詳細な説明を
省略する。101は入力装置であり、キーボードと、マ
ウスのようなポインティングデバイスを有する。102
はディスプレイであり、プロセス単位のプログラムダイ
ヤフローおよびプロセスを統合したタスク単位のプログ
ラムダイヤフローを表示する。本実施の形態では、プロ
グラムダイヤフローを作画するためのメニューがディス
プレイ102に表示され、ユーザはメニューにしたがっ
て、ポインティングデバイスにより所望の図形形状を指
示して、プロセス単位のプログラムダイヤフローを作成
する。このプロセス単位のダイヤフローを作成するため
のソフトウェアプログラムは従来と同様のものを使用す
ることができる。
【0031】システムメモリ103は、システム制御に
使用するデータおよび、プログラムダイヤフローの作成
に使用するデータを記憶する。ディスプレイ102に表
示する情報もイメージ形態で記憶される。HDD104
には上記OSやプロセス単位およびタスク単位のプログ
ラムダイヤフローを作成するためのソフトウェアプログ
ラム、後述のデータ依存関係テーブル(図6および図7
参照)およびプログラムダイヤフローの作画のために使
用する図形データを記憶する。プログラミング支援装置
としてはその他、フロッピーディスクドライブ、LAN
との通信インタフェースを有するが本発明に関連しない
ので、その説明を省略する。
【0032】このようなシステムで実行されるプロセス
統合処理、すなわち、タスク単位のプログラムダイヤフ
ローの作成処理(タスク作成処理)を図4および図5を
参照しながら説明する。図4はタスク作成処理のメイン
処理フローを示し、図5はプロセス統合処理の詳細処理
手順を示す。
【0033】ユーザは予めプロセス単位のプログラムダ
イヤフローを作成し、システムメモリ103に記憶して
おくものとする。次に、ユーザは入力装置101により
図4の処理手順の起動を指示する。この指示に応じてM
PU100は図4の処理手順をHDD104から読み出
してシステムメモリ103にローディングし、実行を開
始する。MPU100はシステムメモリ103中に格納
されているプロセス単位のプログラムダイヤフロー、た
とえば、図1のプログラムダイヤフローを検索し、プロ
セスを示す識別コードを計数する。その計数結果に基づ
いてデータ依存関係テーブルをシステムメモリ103上
に作成する。また、ユーザが各プロセス間のデータ依存
関係を入力するための図6に示すような表示用のデータ
依存関係テーブル(テンプレート)を作成し、ディスプ
レイ102に表示する(ステップS10→S20)。図
1の例では8個のプロセスがあるので、データ依存関係
テーブルは8個のマトリクス構造となる。
【0034】データ依存関係テーブルは基準プロセスが
処理中に待ちが発生するか否かを示す記載欄(図6の7
2の領域を含む記載欄)と基準プロセスが待ち状態のと
き対象プロセスが動けるか否かを示す記載欄(図6の符
号71、73の領域を含む記載欄)を有する。
【0035】本実施の形態では、プロセスの個数を計数
する際に、さらに、 矢印図形による他のプロセスへの接
続の有無をMPU100が調べる。接続がないプロセス
については(図1の例ではプロセス番号1と8のプロセ
スについて)表示用のテンプレートにはユーザが入力し
なくてもよいように入力用の記載欄を設けない(図6の
符号71で示すハッチング部分)。ただしシステムメモ
リ10103のデータ依存関係テーブルにはデータ依存
関係が無い旨の情報が格納される。ユーザはディスプレ
イ102に表示された図6のテンプレートの記載欄に上
述のデータ依存関係を入力装置101を使用して入力す
る(ステップS30)。
【0036】図1のプロセス構造に対応する入力例を図
7に示す。図6の領域72に記載されたデータ依存関係
を図7では符号81で示している。図6の領域73のデ
ータ依存関係を図7では符号82で示している。なお、
本実施の形態では基準プロセスに待ちが発生しない場合
(図1のプロセス番号2、7のプロセスのようにデータ
ストア13が間に介在しない外界プロセスからデータを
受け取る場合)プロセス単位のプログラムダイヤフロー
から直接データ依存関係を取得できるので、ユーザはそ
のデータ依存関係を図7の符号83のように記入しなく
てよい。
【0037】ユーザは必要な記載項目にY/Nを記入
し、入力の確定を指示する。この指示に応じてMPU1
00は上記統合条件に合致するプロセスあるいはプロセ
スの組み合わせを検出する。データ依存関係が無く単独
でタスクとなるプロセスは自動的に検出される(プロセ
ス番号1、8)。より具体的にはシステムメモリ103
のデータ依存関係テーブルにデータ依存関係がない旨を
示す情報が記載されているので、この情報を検出するこ
とで該当のプロセスを検出することができる。
【0038】また、ユーザから指示されたデータ依存関
係を使用してMPU100は図5の処理手順(後述)に
よりプロセスが統合条件に合致しているかの判定を行
い、統合規則に合致している複数のプロセスを1つのタ
スク(並列機能)に統合する。上述の統合条件に合致し
ないプロセスは1つのタスクとして作画される(ステッ
プS40)。
【0039】統合されたタスクはタスクに対して予め割
り当てられた図形により表示画面上に表示される(ステ
ップS50,図8の(a)参照)。
【0040】図4のステップS40のタスク作成処理の
詳細を図5を使用して説明する。図5において、MPU
100はシステムメモリ103に格納されたデータ依存
関係の基準プロセスの先頭(この場合図1のプロセス番
号1のプロセス)が選択され、データの受け渡しがある
か否かを判定する(ステップS20)。プロセス番号1
のプロセスは上述したようにプロセス単位のプログラム
ダイヤフローにおいて矢印記号により他のプロセスと接
続関係がないことが自動検出され、その旨を示す情報が
データ依存関係テーブルに記載されている。このため、
MPU100のステップS20判定結果はNOとなり、
プロセス番号1のプロセスに対して、タスク番号1が割
り当てられる。このプロセス番号とタスク番号はテーブ
ル形態でシステムメモリ103に格納される(ステップ
S115)。
【0041】手順はステップS100に戻り、次にプロ
セス番号2のプロセスが基準プロセスとして選択される
(ステップS100)。
【0042】プロセス番号2のプロセスについては外界
からのデータの受け渡しがあるのみで他のプロセスから
はデータが送られない(対象プロセスがない)ので、
(図1参照)データのやり取り無しと判定される(ステ
ップS110のNO判定)。これによりMPU100
は、プロセス番号2のプロセスを単独のタスクと決定
し、タスク番号2(タスク番号を記憶するタスク番号テ
ーブルでは現在、タスク番号1が記憶されている)を割
り当てる(ステップS115)。
【0043】次に基準プロセスとしてプロセス番号3の
プロセスが選択される(ステップS100)。プロセス
番号3のプロセスはプロセス番号2および4のプロセス
が対象プロセスとなる(図1参照)。また、ユーザによ
り待ち有りが指示されているので(図7の符号81参
照)、図5の実行手順はステップS120→S130→
S140へと進む。
【0044】ステップS140の判定処理において、対
象プロセス(プロセス番号2、4)は動けないの判定
(図7の符号82の該当項目参照)が得られる。この結
果、プロセス番号2、3、4のプロセスは1つのタスク
として統合可能となる(ステップS140のNO判
定)。ただし、プロセス番号2のプロセスは単独のプロ
セスとしてタスク番号テーブルに登録済みであるので、
統合対象から外され、プロセス3、4が1つのタスクと
して統合され、タスク番号3が割り当てられる(ステッ
プS160)。
【0045】以下、順次に基準プロセスが選択され、上
述した図5の処理手順に従って、システムメモリ103
のデータ依存関係に基づき、統合のプロセスが決定され
る。なお、1つのタスク内に組み込まれたプロセス(対
象プロセス)と後のプロセス番号のプロセス(基準プロ
セス)の組み合わせによる判定処理によりステップS1
60の1つのタスクにする処理に移行する場合には、1
つのタスクに統合する処理として上記基準プロセスを上
記対象プロセスが組み込まれたタスクに組み込む。より
具体的にはタスク番号テーブルの該当のタスク番号のプ
ロセス番号記載欄に基準プロセスのプロセス番号を追加
登録する。加えて、タスク間を接続する→記号やデータ
ストア記号等の位置関係を記憶することは言うまでもな
い。この手法はプロセス単位のプログラムダイヤフロー
ト同じ手法を使用すればよく、詳細な説明は要しないで
あろう。
【0046】このような処理を行うことによって、図1
のプログラムダイヤフローは図8(a)に示すようなタ
スクが作成され。その接続関係がタスク番号テーブルに
記載される。また、タスク番号テーブルの示す接続関係
により図8の(b)に示すようなタスク単位のプログラ
ムダイヤフローが作成される。
【0047】以下、MPU100は順次に基準プロセス
となるプロセスを選択し、対象プロセスとの間のデータ
依存関係を調べ、基準プロセスと対象プロセスを1つに
統合すかを決定していく。
【0048】以上述べた実施の形態に対して次の形態を
適用できる。
【0049】1)上述の実施の形態ではプロセスを図形
形態でタスクに統合する例を述べたが、プログラム形態
でも統合処理を実行することができる。この場合には、
プロセス単位のプログラムダイヤフローに記載されてい
る構成要素、この場合、プロセス、インタフェース(デ
ータストア)等のプログラムファイル名についてのデー
タ依存関係テーブルを作成する。このデータ依存関係テ
ーブルに基づきプロセスのプログラムファイルを統合す
ることでタスク単位のプログラムファイルを作成するこ
とができる。さらに、データベースの形態で、データ依
存関係テーブル、プロセス単位のプログラムダイヤフロ
ー、タスク単位のプログラムダイヤフロー、プロセス単
位のプログラムファイル、タスク単位のプログラムファ
イルを管理しておくと、ユーザは必要に応じて所望のプ
ログラムダイヤフローやプログラムファイルを取り出す
ことができ、作成したプログラムのメンテナンスが容易
となる。これはオブジェクト指向プログラムのようにカ
プセル化されたプログラムの内容を把握するために非常
に有益である。
【0050】2)上述の実施形態では、プロセス間のデ
ータ依存関係の一部をプロセスダイヤフローから取得
し、プロセスダイヤフローからは取得できないものにつ
いては、ユーザが図6のテーブル記載欄に記入すること
で指示している。しかしながら。基準プロセスに処理待
ちがあること、その処理待ちの間の対象プロセスの動作
の可否を図形形態でユーザが指示し、プロセス単位のプ
ログラムダイヤフローに記載しておくこともできる。こ
の場合にはMPU100がプログラムダイヤフローの図
形を識別して、タスクを作成することになる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、9、
17の発明では、ユーザはプロセス間のデータ依存関係
を指示するのみで、以後は自動的にプロセスが統合され
る。このため、プロセスの統合処理の分だけ、タスク作
成労力が緩和される。
【0052】請求項2、10の発明では、タスクを図形
表示することでタスク単位のデータダイヤフローダイヤ
グラムを作成することができる。
【0053】請求項3、11の発明では、タスク統合前
の状態も図形表現することで、統合されたプロセスの対
応関係を容易に確認することができる。
【0054】請求項4、12の発明では、プログラムダ
イヤフローのような図からデータ依存関係の一部を自動
検出してユーザの指示操作を低減することができる。
【0055】請求項5、13の発明では、プログラムダ
イヤフローのような図から接続関係のあるプロセスを自
動検出し、検出したプロセスについてのデータ依存関係
の種類内容の指示を受け付けることでユーザのデータ依
存関係に関する指示操作を簡素化する。
【0056】請求項6、14の発明では、ユーザはテー
ブルに依存関係を記入するというような指示操作をする
ので、2つのプロセス間の対応関係が明確となり、誤入
力が少なくなる。
【0057】請求項7、15の発明では、統合条件をデ
ータ転送に同期が必要となること(データを送るプロセ
スが動作不可となること)と定め、このような条件につ
いての合致判定を行うことにより表処理装置によるプロ
セスの統合処理が実現可能となる。
【0058】請求項8、16の発明では、データ転送中
にデータを送るプロセスが動作可となるプロセスを検出
することにより、作成されたタスクの情報転送機能を正
確に捕捉でき、実際にプログラムを作成した場合に、デ
ータ転送に係るトラブルを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データフローダイヤグラムの内容を示す説明図
である。
【図2】データフローダイヤグラムの内容を示す説明図
である。
【図3】本発明実施の形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】データ依存関係テーブルの内容変化を示す説明
図である。
【図7】データ依存関係テーブルの内容変化を示す説明
図である。
【図8】統合処理内容を示す説明図である。
【符号の説明】
100 MPU 101 入力装置 102 ディスプレイ 103 システムメモリ 104 ハードディスク記憶装置(HDD)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセスの中の1以上のプロセス
    を選択的に統合して1つのタスクを作成するプログラミ
    ング支援装置において、 前記複数のプロセスの中の各々のプロセスについて他の
    プロセスに対するデータ依存関係の種類内容を指示する
    指示手段と、 1つのタスクとして1以上のプロセスを統合するデータ
    依存関係の条件を予め定めておき、前記指示手段が指示
    するデータ依存関係の種類内容が該条件に合致する1以
    上のプロセスを統合して1つのタスクを作成する情報処
    理手段とを具えたことを特徴とするプログラミング支援
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプログラミング支援装
    置において、作成した前記タスクを図形形態で表示する
    表示手段をさらに具えたことを特徴とするプログラミン
    グ支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプログラミング支援装
    置において、前記表示手段は、タスクを作成する前の前
    記複数のプロセスおよびその接続関係を図形形態で表示
    可能とすることを特徴とするプログラミング支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプログラミング支援装
    置において、前記情報処理手段は、図形形態で表示され
    る接続関係の中の他のプロセスと接続関係がない単独の
    プロセスを検出し、当該検出した単独のプロセスを単独
    のタスクとすることを特徴とするプログラミング支援装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のプログラミング支援装
    置において、前記情報処理手段は、前記図形形態で表示
    された接続関係の中の互いに接続関係がある複数のプロ
    セスを検出し、当該検出した複数のプロセスについて、
    前記指示手段からデータ依存関係の種類内容の指示を受
    け付けることを特徴とするプログラミング支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプログラミング支援装
    置において、前記表示手段は、前記情報処理手段により
    検出され、接続関係のあるプロセスをテーブルの形態で
    表示し、前記指示手段は該テーブルに関連付けて前記デ
    ータ依存関係を指示することを特徴とするプログラミン
    グ支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のプログラミング支援装
    置において、前記条件はデータを受けるプロセスが処理
    中に該データを送るプロセスが動作不可であって、前記
    情報処理手段は該条件に合致するデータ依存関係を持つ
    複数のプロセスを統合して1つのタスクを作成すること
    を特徴とするプログラミング支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプログラミング支援装
    置において、前記データを受けるプロセスが処理中に、
    該データを送るプロセスが動作可の場合には前記情報処
    理手段は前記データを受けるプロセスおよび該データを
    送るプロセスをそれぞれ単独のタスクとすることを特徴
    とするプログラミング支援装置。
  9. 【請求項9】 複数のプロセスの中の1以上のプロセス
    を選択的に統合して1つのタスクを作成するプログラミ
    ング支援装置のタスク作成方法において、 前記複数のプロセスの中の各々のプロセスについて他の
    プロセスに対するデータ依存関係の種類内容を前記プロ
    グラミング支援装置に対して指示し、 1つのタスクとして1以上のプロセスを統合するデータ
    依存関係の条件を予め定め前記プログラミング支援装置
    内に記憶しておき、 該プログラミング支援装置は指示された前記データ依存
    関係の種類内容が前記条件に合致する1以上のプロセス
    を統合して1つのタスクを作成することを特徴とするプ
    ログラミング支援装置のタスク作成方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプログラミング支援
    装置のタスク作成方法において、前記プログラミング支
    援装置は作成した前記タスクを図形形態で表示すること
    を特徴とするプログラミング支援装置のタスク作成方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプログラミング支
    援装置のタスク作成方法において、前記プログラミング
    支援装置は、タスクを作成する前の前記複数のプロセス
    およびその接続関係を図形形態で表示可能とすることを
    特徴とするプログラミング支援装置のタスク作成方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラミング支
    援装置のタスク作成方法において、前記プログラミング
    支援装置は、図形形態で表示される接続関係の中の他の
    プロセスと接続関係がない単独のプロセスを検出し、当
    該検出した単独のプロセスを単独のタスクとすることを
    特徴とするプログラミング支援装置のタスク作成方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のプログラミング支
    援装置のタスク作成方法において、前記プログラミング
    支援装置は、前記図形形態で表示された接続関係の中の
    互いに接続関係がある複数のプロセスを検出し、当該検
    出した複数のプロセスについて、前記データ依存関係の
    種類内容の指示を受け付けることを特徴とするプログラ
    ミング支援装置のタスク作成方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプログラミング支
    援装置のタスク作成方法において、前記プログラミング
    支援装置は、前記接続関係のあるプロセスをテーブルの
    形態で表示し、該テーブルに関連付けて前記データ依存
    関係の指示を受け付けることを特徴とするプログラミン
    グ支援装置のタスク作成方法。
  15. 【請求項15】 請求項9に記載のプログラミング支援
    装置のタスク作成方法において、前記条件はデータを受
    けるプロセスが処理中に該データを送るプロセスが動作
    不可であって、前記プログラミング支援装置は該条件に
    合致するデータ依存関係を持つ複数のプロセスを統合し
    て1つのタスクを作成することを特徴とするプログラミ
    ング支援装置のタスク作成方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプログラミング支
    援装置のタスク作成方法において、前記データを受ける
    プロセスが処理中に、該データを送るプロセスが動作可
    の場合には前記プログラミング支援装置は前記データを
    受けるプロセスおよび該データを送るプロセスをそれぞ
    れ単独のタスクすることを特徴とするプログラミング支
    援装置のタスク作成方法。
  17. 【請求項17】 プログラミング支援装置に搭載され、
    該プログラミング支援装置内の情報処理装置により読み
    取られ実行されるプログラムコード手段を記録した記録
    媒体であって、複数のプロセスの中の1以上のプロセス
    を選択的に統合して1つのタスクを作成するプログラミ
    ング支援装置の記録媒体において、前記プログラムコー
    ド手段は、 前記複数のプロセスの中の各々のプロセスについて他の
    プロセスに対するデータ依存関係の種類内容の指示を受
    け付けるステップと、 1つのタスクとして1以上のプロセスを統合するデータ
    依存関係の条件が予め定められており、指示された前記
    データ依存関係の種類内容が前記条件に合致する1以上
    のプロセスを統合して1つのタスクを作成するステップ
    とを具えたことを特徴とするプログラミング支援装置の
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513847A (ja) * 2009-12-10 2013-04-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 実行可能ガイドラインエンジンに対する強化

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