JPH10240053A - 画像形成装置における定着装置 - Google Patents
画像形成装置における定着装置Info
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- JPH10240053A JPH10240053A JP9045388A JP4538897A JPH10240053A JP H10240053 A JPH10240053 A JP H10240053A JP 9045388 A JP9045388 A JP 9045388A JP 4538897 A JP4538897 A JP 4538897A JP H10240053 A JPH10240053 A JP H10240053A
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Abstract
向かってスムーズに変更しつつトナー画像の定着に際し
て定着装置内で用紙に発生するカールを除去することが
可能な画像形成装置における定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ユニット8において加熱ローラ3
4、押圧ローラ35と排紙ローラ15a、15bとの間
には、加熱ローラ34及び押圧ローラ35の接点と各排
紙ローラ15a、15bの接点とを結ぶ直線Bを横切っ
て突出配置された湾曲面45Aを有するアンチカールリ
ブ45を設け、また、第2番目の排紙ローラ15b、排
紙ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組を、それぞれ前記各アンチカ
ールリブ45に対応して配置し、更に、2つの各アンチ
カールリブ45を用紙Pの幅方向における両側部に対応
して設けるとともに、第2番目の排紙ローラ15b、排
紙ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組に対応する第2誘導リブ48
Bの両側に湾曲状のガイドフィルム51を配置する。
Description
感光ドラム上に形成された静電潜像に従いトナーを供給
して形成された画像が転写されてなる用紙を加熱して用
紙上に転写されたトナー画像を定着する画像形成装置に
おける定着装置に関し、特に、定着装置内で用紙の送り
方向を排紙ローラに向かってスムーズに変更しつつトナ
ー画像の定着に際して定着装置内で用紙に発生するカー
ルを除去することが可能な定着装置に関するものであ
る。
たレーザプリンタ等の各種の画像形成装置が提案されて
いる。例えば、特願平8−132139号の明細書及び
図面には、大別して用紙搬送装置、レーザスキャニング
装置、トナー供給装置、現像装置、定着装置等を有する
画像形成装置が記載されており、かかる画像形成装置で
は、レーザスキャニング装置により画像データに従って
現像装置における感光ドラムの表面に静電潜像を形成す
るとともに、トナー供給装置から静電潜像に従ってトナ
ーを供給して感光ドラム上にトナー画像を形成し、用紙
搬送装置から現像装置内に搬送された用紙に対して転写
ローラと感光ドラムの協働によりトナー画像を転写した
後、定着装置により用紙を加熱してトナー画像の定着を
行うものである。
に加熱ローラを介して用紙を加熱する関係上、定着処理
後の用紙にはカールが発生してしまうことから、かかる
用紙に発生したカールを除去すべく種々のカール除去手
段が施されている。このカール除去手段では、一般に、
用紙の発生するカール方向とは逆の方向に用紙を扱いて
カールを除去する方法が採用されている。
び加熱ローラに押圧される押圧ローラに対して用紙搬送
方向の下流側に排紙ローラを配設するとともに、この排
紙ローラに対して2つの補助用コロを圧接し、排紙ロー
ラと各補助用コロとの協働作用に基づき用紙に対して逆
カールを付与することにより用紙のカールを除去するの
が一般的方法である。
来の定着装置では、用紙のカール除去手段を構成するに
つき排紙ローラに圧接される2つの補助用コロを必要と
し、更に、各補助用コロを排紙ローラに圧接するための
バネ等の付属部品を別に必要とする。この結果、定着装
置のコストがアップしてしまい、画像形成装置全体のコ
ストアップを招来してしまう問題がある。
になされたものであり、定着装置内で用紙の送り方向を
排紙ローラに向かってスムーズに変更しつつトナー画像
の定着に際して定着装置内で用紙に発生するカールを除
去することが可能な定着装置を提供することを目的とす
る。
請求項1に係る画像形成装置における定着装置は、用紙
上にトナー画像を形成し、このトナー画像を加熱して定
着する画像形成装置における定着装置において、回転可
能な加熱、定着用の定着ローラ対と、前記用紙の搬送方
向における前記定着ローラ対の下流側に回転可能に設け
られ、かつ前記用紙を排出するため排紙ローラ対と、前
記定着ローラ対の接点と前記排紙ローラ対の接点とを結
ぶ直線を横切って突出配置され、かつ前記定着ローラ対
の作用を受けた前記用紙に発生するカールを除去するた
めのカール除去片とを備えたことを特徴とする。
成されたトナー画像の定着を行う際、用紙は定着装置内
に送られ、定着ローラ対を介してトナー画像の加熱定着
が行われる。かかるトナー画像の加熱定着後、用紙は排
紙ローラ対を介して定着装置の外方に送り出される。こ
のとき、定着ローラ対と排紙ローラ対との間には、定着
ローラ対と排紙ローラ対の接点を結ぶ直線を横切って突
出配置されたカール除去片が設けられているので、用紙
はカール除去片を介して扱かれることとなり、これによ
り定着ローラ対によりトナー画像の加熱定着の際に用紙
に発生するカールは、カール除去片を介して除去され
る。このように、請求項1の定着装置では、補助用コロ
等を必要とすることなく除去片を配置することによって
用紙に発生するカールを除去することが可能となり、定
着装置のコストを低減することが可能となる。
1の定着装置において、前記排紙ローラ対を少なくとも
2組備え、その各排紙ローラ対に対応させてそれぞれ前
記カール除去片を備えたことを特徴とする。請求項2の
定着装置では、各組の排紙ローラ対に対応してカール除
去片が設けられていることから、各カール除去片と排紙
ローラ対とにより用紙に対して効率的にテンションを付
与することが可能となり、これにより用紙のカールを効
率的に除去することが可能となる。
2の定着装置において、前記カール除去片は、前記用紙
の幅方向における両側部に対応してそれぞれ設けたこと
を特徴とする。請求項3の定着装置では、各カール除去
片が用紙の幅方向における両側部に対応して設けられて
いることから、用紙の両側部にて発生するカールを効率
的に除去しつつ定着装置の外方へ排出することが可能と
なる。
1乃至請求項3のいずれかの定着装置において、前記定
着ローラ対は、前記用紙を加熱する加熱ローラと、その
加熱ローラに圧接される押圧ローラとによって構成さ
れ、前記カール除去片は、前記押圧ローラ側から前記直
線を横切って突出するように配置したことを特徴とす
る。
と同様、用紙上に形成されたトナー画像の定着を行う
際、用紙は定着装置内に送られ、加熱ローラと押圧ロー
ラとを介してトナー画像の加熱定着か行われる。かかる
トナー画像の加熱定着後、用紙は排紙ローラ対を介して
定着装置の外方に送り出される。このとき、カール除去
片は、加熱ローラ及び押圧ローラと排紙ローラ対の接点
を結ぶ直線を横切って押圧ローラ側から突出するように
配置されているので、用紙はカール除去片を介して扱か
れることとなり、これにより加熱ローラ、押圧ローラに
よりトナー画像の加熱定着の際に用紙に発生するカール
は、カール除去片を介して除去される。
1乃至請求項4のいずれかの定着装置において、前記カ
ール除去片における前記定着ローラ対と対向する部分
に、湾曲面を設けたことを特徴とする。請求項5の定着
装置では、カール除去片における前記定着ローラ対と対
向する部分に湾曲面が設けられているので、定着ローラ
対から送られた用紙の先端部が湾曲面にて案内され、用
紙の送り方向を排紙ローラに向かってスムーズに変更し
つつ無理なくカールの除去を行うことが可能となる。
1乃至請求項5のいずれかの定着装置において、前記カ
ール除去片は、前記押圧ローラ対及び排紙ローラ対の少
なくとも一方を覆うカバーの内面に形成されたカール除
去用リブであることを特徴とする。請求項6の定着装置
では、押圧ローラ対及び排紙ローラ対の少なくとも一方
を覆うカバーの内面に形成されたカール除去用リブから
構成されていることから、カール除去用リブをカバーと
一体に形成可能となってコストの低減を図ることが可能
となる。
1乃至請求項6のいずれかの定着装置において、搬送さ
れる前記用紙を挟んで前記カール除去片の反対側には、
前記用紙の端部を前記排紙ローラ対に誘導するための複
数の誘導片を設け、前記誘導片の間であって、前記カー
ル除去片と対応する位置には、湾曲状のガイドフィルム
を備えたことを特徴とする。請求項7の定着装置では、
カール除去片と反対側に複数の誘導片及び各誘導片の間
でカール除去片に対応する位置に湾曲状のガイドフィル
ムを備えているので、加熱定着後における用紙の端部が
各誘導片及びガイドフィルムを介してスムーズに排紙ロ
ーラ対に対して誘導案内することが可能となる。
における定着装置について、本発明をレーザプリンタに
つき具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るレーザプリンタの
概略構成について図1に基づき説明する。図1はレーザ
プリンタの側断面である。
ケース2、本体ケース2の後部の上面側に設けられた第
1給紙トレイ3、第2給紙トレイ4、本体ケース2内に
設けられた用紙搬送機構5、スキャナユニット6、プロ
セスユニット7、定着ユニット8、その他各第1、第2
給紙トレイ3、4、用紙搬送機構5等を駆動する駆動ユ
ニット(図示せず。本体ケース2の左端側部分に収容さ
れる)等を有する。本体ケース2の前部上面側には、プ
リント機構部の上面側を開放可能なトップカバー10、
及び、排紙トレイ11が設けられている。この排紙トレ
イ11は、閉位置と開位置へ切換自在であり、開位置に
てプリント済の用紙を受けるトレイとして機能する。
ニット7及び定着ユニット8等がプリント機構部に相当
する。プロセスユニット7は、ケーシング24内に感光
ドラム25、帯電器26、現像ローラ27、転写ローラ
28、クリーニングローラ29等を収容して本体ケース
2内の所定部位に着脱可能なカートリッジ構造になって
いる。
付近部分の上面部に固定的に設けられており、第2給紙
トレイ4は、本体ケース2のうちの第1給紙トレイ3の
前側の上面部に着脱可能に設けられている。前記用紙搬
送機構5は、第1給紙トレイ3、第2給紙トレイ4から
択一的に給紙された用紙Pをプロセスユニット7へ搬送
するためのものであり、第1給紙トレイ3の下端側に設
けられた一対の送りローラ12a、12bと、第2給紙
トレイ4の下端側に設けられた一対のレジストローラ1
3a、13bとを有する。送りローラ12aは駆動側ロ
ーラ、送りローラ12bは従動ローラである。レジスト
ローラ13aは駆動側ローラ、レジストローラ13bは
従動ローラである。第1給紙トレイ3からレジストロー
ラ13a、13bに至る用紙搬送経路14は、第2給紙
トレイ4の下面に沿って延びる下面側搬送路14aを含
み、第2給紙トレイ4を本体ケース2から取り外した状
態では、下面側搬送路14aが外部に開放状態になる。
36を介して給紙された用紙Pは、一対の送りローラ1
2a、12bで送り駆動されて下面側搬送路14aを通
ってレジストローラ13a、13bに達し、レジスト後
に送り駆動されてプロセスユニット7へ搬送される。第
2給紙トレイ4からピックアップローラ36を介して給
紙された用紙Pは、レジストローラ13a、13bに達
し、レジスト後に送り駆動されてプロセスユニット7に
搬送される。
ット7の下側に配設され、レーザ発光部(図示せず)、
ポリゴンミラー20、反射鏡21、23、レンズ22等
を有し、レーザ発光部からのレーザビームを、鎖線で示
すようにポリゴンミラー20、反射鏡21、レンズ2
2、反射鏡23を介してプロセスユニット7の帯電され
た回転中の感光ドラム25の外周部に高速走査にて照射
し露光することにより感光ドラム25の表面に静電潜像
が形成される。
4内に感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26、現
像ローラ27、転写ローラ28、クリーニングローラ2
9、トナーボックス30、トナー供給ローラ31等を内
蔵したものであり、このプロセスユニット7を本体ケー
ス2から取り外した状態でトナーボックス30にトナー
を補給するようになっている。前記トナーボックス30
内のトナーは撹拌体32で撹拌されてトナーボックス3
0の開口30Aから放出された後、トナー供給ローラ3
1を介して現像ローラ27に供給され、ブレード33に
より一定厚さのトナー層として現像ローラ27に担持さ
れて、感光ドラム25に供給される。尚、トナーボック
ス30の開口30Aの近傍位置には、2つのオーガ部材
37、38が回転可能に配設されており、各オーガ部材
37、38は、開口30Aから放出されたトナーをケー
シング24内で均一に分散させる作用を行う。
電潜像は、現像ローラ27からトナーを付着させて顕像
化され、用紙が感光ドラム25と転写ローラ28との間
を通る間に用紙に転写され、その用紙は定着ユニット8
内へ送られて定着される。尚、感光ドラム25の表面に
残ったトナーは、クリーニングローラ29で一時的に回
収された後、所定のタイミングで感光ドラム25を介し
て現像ローラ27により回収される。定着ユニット8
は、用紙にトナーを熱定着させるものであり、加熱ロー
ラ34、その加熱ローラ34に押圧された押圧ローラ3
5、これらの各ローラ34、35の下流側に設けられ用
紙を本体ケース2の外部へ排出する一対の排紙ローラ1
5a、15bを有する。
7の感光ドラム25及び転写ローラ28を介して用紙P
が送り出される搬送速度は、定着ユニット8の加熱ロー
ラ34、押圧ローラ35、各排紙ローラ15a、15b
を介して用紙Pが送り出される搬送速度と等しいか又は
その搬送速度よりも大きくなるように設定されている。
これは、加熱ローラ34、押圧ローラ35、各排紙ロー
ラ15a、15bを介して用紙Pが送り出される搬送速
度が感光ドラム25及び転写ローラ28を介して用紙P
が送り出される搬送速度よりも大きい場合には、トナー
画像が感光ドラム25から用紙Pに転写される点、つま
り、感光ドラム25と転写ローラ28とのニップ点にお
いて、用紙Pが引っ張られ、用紙Pに形成される画像の
形成位置にずれが生じてしまって画像が乱れてしまう虞
があるからである。
て図2に基づき説明する。図2は定着ユニット8を拡大
して示す側断面図である。図2において、定着ユニット
8は上カバー40と下カバー41を有しており、各上カ
バー40と下カバー41とにより定着室42が構成され
る。定着室42内には、下方に加熱ローラ34が回転可
能に配置され、また、上方には押圧ローラ35が加熱ロ
ーラ34に押圧されつつ回転可能に配置されている。
0の上端部(図2中、左側端部)には、案内リブ43が
用紙Pの搬送経路A(二点鎖線にて示す)と直交する方
向(押圧ローラ35及び加熱ローラ34の長さ方向)に
渡って複数形成されており、かかる案内リブ43はプロ
セスユニット7から送り出されて用紙搬入口8Aから搬
入される用紙Pを定着室42内にスムーズに案内するた
めのものである。この案内作用を容易にすべく案内リブ
43には、用紙Pの搬送経路Aに沿って徐々に下方に向
かって傾斜する傾斜面44が設けられている。用紙Pの
先端部は先ず案内リブ43の傾斜面44に当接した後、
傾斜面44に沿って下方に案内されつつ押圧ローラ35
と加熱ローラ34とのニップ点に送り出される。
の下流側において、上カバー40の内上壁からはアンチ
カールリブ45が形成されており、アンチカールリブ4
5は、用紙P上のトナー画像が加熱ローラ34と押圧ロ
ーラ35との協働により加熱定着される際に用紙Pに発
生するカールを除去する作用を行う。更に、定着室42
の下流側には、加熱定着後の用紙Pを外部に排出する一
対の排紙ローラ15a、15bが回転可能に配置されて
いる。
ーラ34及び押圧ローラ35の接点と各排紙ローラ15
a及び15bの接点とを結ぶ直線B(一点鎖線にて示
す)を横切るように、上カバー40の内上壁から突出形
成されており、これによりアンチカールリブ45の下端
は直線Bよりも下側に配置されることとなって用紙Pを
下方に扱く作用を行い、この結果、アンチカールリブ4
5は、加熱ローラ34と押圧ローラ35とによる加熱定
着時に用紙Pに発生するカールを除去するものである。
また、アンチカールリブ45には、各加熱ローラ34、
押圧ローラ35と対向する部分にて湾曲面45Aが設け
られており、かかる湾曲面45Aは、加熱ローラ34、
押圧ローラ35送られた用紙Pの先端部を下側に案内す
る作用を行い、搬送経路Aに沿うように用紙Pの送り方
向を各排紙ローラ15a、15bに向かってスムーズに
変更しつつ無理なくカールの除去を行うことを可能とす
るものである。
すように、上カバー40の幅方向(図3中、左右方向)
の両側部にて2つ形成されており、これにより各アンチ
カールリブ45は、用紙Pの幅方向における両側部に対
応して設けられることとなる。このようにアンチカール
リブ45を用紙Pの幅方向における両側部に対応して配
置することにより、用紙Pの両側部にて発生するカール
を効率的に除去することが可能となる。更に、上カバー
40において、各アンチカールリブ45の上側には複数
個の蒸気排出孔46が形成されている。各蒸気排出孔4
6は、加熱ローラ34、押圧ローラ35を介して用紙P
上のトナー画像を加熱定着する際に、用紙Pに吸湿され
ている水分に基づき発生する蒸気を外方に排出するため
の孔である。尚、図3は上カバー40の背面図である。
34の下流側にてそのローラ面に近接した位置には壁部
47が形成されており、この壁部47からは複数の誘導
リブ48が搬送経路Aの下流側に向かって一体に形成さ
れている。ここに、各誘導リブ48の内には、下側排紙
ローラ15aの近傍位置まで延設された第1誘導リブ4
8Aと第1誘導リブ48Aよりも短い第2誘導リブ48
Bとが存在する。
誘導リブ48Bの配置関係、及び、これらと各排紙ロー
ラ15a、15bとの関係について図4に基づき説明す
る。図4は、定着ユニット8の上カバー40を取り外し
て示す下カバー41の平面図である。
2誘導リブ48Bは、略均等な間隔をもって下カバー4
1の下流側(図4中、下側)に4つ設けられており、ま
た、各第2誘導リブ48Bの外側及び間に適宜の数の第
1誘導リブ48Aが配置されている。また、上側排紙ロ
ーラ15Bは、その複数個(本実施形態では10個)が
ローラ軸49に設けられており、各排紙ローラ15bの
内左側から第2番目、第4番目、第7番目、第9番目の
排紙ローラ15bは、4つの下側排紙ローラ15aに圧
接されている。尚、各排紙ローラ15aは、それぞれ別
個にスプリングからなるローラ軸50に回転可能に支持
されている。
紙ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組は、それぞれ前記各アンチカ
ールリブ45に対応して配置されている(図3参照)。
これにより、各組の排紙ローラ15b、15aに対応し
てアンチカールリブ45が設けられていることから、各
アンチカールリブ45と各組の排紙ローラ15b、15
aとにより用紙Pに対して効率的にテンションを付与す
ることが可能となり、これにより用紙Pのカールを効率
的に除去することができる。
目、第9番目の排紙ローラ15bと排紙ローラ15aと
の組は、前記4つの各第2誘導リブ48Bに対応して配
置されており、この内、前記第2番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ロー
ラ15b、排紙ローラ15aの組に対応する第2誘導リ
ブ48Bの両側には、湾曲状のガイドフィルム51が配
置されている。各ガイドフィルム51は、各誘導リブ4
8間で下カバー41における底壁52の上面に載置され
ており、また、その先端部は排紙ローラ15bのローラ
面に接触されている(図2参照)。かかる構成では、ア
ンチカールリブ45と反対側に複数の第1、第2誘導リ
ブ48A、48B、及び、各誘導リブ48A、48Bの
間でアンチカールリブ45に対応する位置に湾曲状のガ
イドフィルム51を備えることとなり、これより加熱定
着後における用紙Pの先端部を各第1、第2誘導リブ4
8A、48B及びガイドフィルム51を介してスムーズ
に各排紙ローラ15a、15bに対して誘導案内するこ
とができる。
レーザプリンタ1では、定着ユニット8において加熱ロ
ーラ34、押圧ローラ35と排紙ローラ15a、15b
との間には、加熱ローラ34及び押圧ローラ35の接点
と各排紙ローラ15a、15bの接点とを結ぶ直線Bを
横切って突出配置されたアンチカールリブ45が設けら
れているので、用紙Pはアンチカールリブ45を介して
扱かれることとなり、これにより加熱ローラ34と押圧
ローラ35とによりトナー画像の加熱定着の際に用紙P
に発生するカールは、アンチカールリブ45を介して除
去することができる。このように、本実施形態の定着ユ
ニット8では、従来におけるようにカール除去を行うに
つき補助用コロ等を必要とすることはなく、アンチカー
ルリブ45を上カバー40の内上壁に配置することによ
って用紙Pに発生するカールを除去することができ、定
着ユニット8のコストを低減することができる。
ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組は、それぞれ前記各アンチカ
ールリブ45に対応して配置されており、各組の排紙ロ
ーラ15b、15aに対応してアンチカールリブ45が
設けられているので、各アンチカールリブ45と各組の
排紙ローラ15b、15aとにより用紙Pに対して効率
的にテンションを付与することが可能となり、これによ
り用紙Pのカールを効率的に除去することができる。
紙Pの幅方向における両側部に対応して設けられている
ので、用紙Pの両側部にて発生するカールを効率的に除
去しつつ定着ユニット8の外方へ排出することができ
る。
熱ローラ34、押圧ローラ35と対向する部分にて湾曲
面45Aが設けられており、かかる湾曲面45Aは、加
熱ローラ34、押圧ローラ35送られた用紙Pの先端部
を下側に案内する作用を行うことから、搬送経路Aに沿
うように用紙Pの送り方向を各排紙ローラ15a、15
bに向かってスムーズに変更しつつ無理なくカールの除
去を行うことができるものである。
ー40の内上壁から上カバー40と一体に設けられてい
るので、定着ユニット8のコストを低減することができ
る。
ローラ15aの組、及び、第7番目の排紙ローラ15
b、排紙ローラ15aの組に対応する第2誘導リブ48
Bの両側には、湾曲状のガイドフィルム51が配置され
ており、また、各ガイドフィルム51は、各誘導リブ4
8間で下バー41における底壁52の上面に載置されて
いるとともに、その先端部は排紙ローラ15bのローラ
面に接触されているので、アンチカールリブ45と反対
側に複数の第1、第2誘導リブ48A、48B、及び、
各誘導リブ48A、48Bの間でアンチカールリブ45
に対応する位置に湾曲状のガイドフィルム51を備える
こととなって、加熱定着後における用紙Pの先端部を各
第1、第2誘導リブ48A、48B及びガイドフィルム
51を介してスムーズに各排紙ローラ15a、15bに
対して誘導案内することができる。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
形成装置における定着装置では、用紙上に形成されたト
ナー画像の定着を行う際、用紙は定着装置内に送られ、
定着ローラ対を介してトナー画像の加熱定着か行われ
る。かかるトナー画像の加熱定着後、用紙は排紙ローラ
対を介して定着装置の外方に送り出される。このとき、
定着ローラ対と排紙ローラ対との間には、定着ローラ対
と排紙ローラ対の接点を結ぶ直線を横切って突出配置さ
れたカール除去片が設けられているので、用紙はカール
除去片を介して扱かれることとなり、これにより定着ロ
ーラ対によりトナー画像の加熱定着の際に用紙に発生す
るカールは、カール除去片を介して除去される。このよ
うに、請求項1の定着装置では、補助用コロ等を必要と
することなく除去片を配置することによって用紙に発生
するカールを除去することが可能となり、定着装置のコ
ストを低減することが可能となる。
の排紙ローラ対に対応してカール除去片が設けられてい
ることから、各カール除去片と排紙ローラ対とにより用
紙に対して効率的にテンションを付与することが可能と
なり、これにより用紙のカールを効率的に除去すること
が可能となる。
ール除去片が用紙の幅方向における両側部に対応して設
けられていることから、用紙の両側部にて発生するカー
ルを効率的に除去しつつ定着装置の外方へ排出すること
が可能となる。
項1の場合と同様、用紙上に形成されたトナー画像の定
着を行う際、用紙は定着装置内に送られ、加熱ローラと
押圧ローラとを介してトナー画像の加熱定着か行われ
る。かかるトナー画像の加熱定着後、用紙は排紙ローラ
対を介して定着装置の外方に送り出される。このとき、
カール除去片は、加熱ローラ及び押圧ローラと排紙ロー
ラ対の接点を結ぶ直線を横切って押圧ローラ側から突出
するように配置されているので、用紙はカール除去片を
介して扱かれることとなり、これにより加熱ローラ、押
圧ローラによりトナー画像の加熱定着の際に用紙に発生
するカールは、カール除去片を介して除去される。
ル除去片における前記定着ローラ対と対向する部分に湾
曲面が設けられているので、定着ローラ対から送られた
用紙の先端部が湾曲面にて案内され、用紙の送り方向を
排紙ローラに向かってスムーズに変更しつつ無理なくカ
ールの除去を行うことが可能となる。
ローラ対及び排紙ローラ対の少なくとも一方を覆うカバ
ーの内面に形成されたカール除去用リブから構成されて
いることから、カール除去用リブをカバーと一体に形成
可能となってコストの低減を図ることが可能となる。
ル除去片と反対側に複数の誘導片及び各誘導片の間でカ
ール除去片に対応する位置に湾曲状のガイドフィルムを
備えているので、加熱定着後における用紙の端部が各誘
導片及びガイドフィルムを介してスムーズに排紙ローラ
対に対して誘導案内することが可能となる。
送り方向を排紙ローラに向かってスムーズに変更しつつ
トナー画像の定着に際して定着装置内で用紙に発生する
カールを除去することが可能な定着装置を提供すること
ができる。
バーの平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 用紙上にトナー画像を形成し、このトナ
ー画像を加熱して定着する画像形成装置における定着装
置において、 回転可能な加熱、定着用の定着ローラ対と、 前記用紙の搬送方向における前記定着ローラ対の下流側
に回転可能に設けられ、かつ前記用紙を排出するため排
紙ローラ対と、 前記定着ローラ対の接点と前記排紙ローラ対の接点とを
結ぶ直線を横切って突出配置され、かつ前記定着ローラ
対の作用を受けた前記用紙に発生するカールを除去する
ためのカール除去片とを備えたことを特徴とする画像形
成装置における定着装置。 - 【請求項2】 前記排紙ローラ対を少なくとも2組備
え、その各排紙ローラ対に対応させてそれぞれ前記カー
ル除去片を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像
形成装置における定着装置。 - 【請求項3】 前記カール除去片は、前記用紙の幅方向
における両側部に対応してそれぞれ設けたことを特徴と
する請求項2記載の画像形成装置における定着装置。 - 【請求項4】 前記定着ローラ対は、前記用紙を加熱す
る加熱ローラと、その加熱ローラに圧接される押圧ロー
ラとによって構成され、 前記カール除去片は、前記押圧ローラ側から前記直線を
横切って突出するように配置したことを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置にお
ける定着装置。 - 【請求項5】 前記カール除去片における前記定着ロー
ラ対と対向する部分に、湾曲面を設けたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装
置における定着装置。 - 【請求項6】 前記カール除去片は、前記押圧ローラ対
及び排紙ローラ対の少なくとも一方を覆うカバーの内面
に形成されたカール除去用リブであることを特徴とする
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置
における定着装置。 - 【請求項7】 搬送される前記用紙を挟んで前記カール
除去片の反対側には、前記用紙の端部を前記排紙ローラ
対に誘導するための複数の誘導片を設け、前記誘導片の
間であって、前記カール除去片と対応する位置には、湾
曲状のガイドフィルムを備えたことを特徴とする請求項
1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置におけ
る定着装置。
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