JPH10239211A - 光ファイバ母材の欠陥検出装置および方法 - Google Patents

光ファイバ母材の欠陥検出装置および方法

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JPH10239211A
JPH10239211A JP35597197A JP35597197A JPH10239211A JP H10239211 A JPH10239211 A JP H10239211A JP 35597197 A JP35597197 A JP 35597197A JP 35597197 A JP35597197 A JP 35597197A JP H10239211 A JPH10239211 A JP H10239211A
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fiber preform
light
detector
light source
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、検出されたそれぞれの欠陥
について3次元的に位置を把握でき、かつ欠陥の見落と
しをより少なくすることができる光ファイバ母材の欠陥
検出装置および方法を提供することにある。 【解決手段】 光ファイバ母材1に、側方から、該光フ
ァイバ母材1長手方向に幅広に形成されたシート状光3
を入射させる光源2と、前記光ファイバ母材1内部にお
いて前記シート状光3が欠陥によって散乱されて生じる
散乱光4を、前記光ファイバ母材1の側方で検出する検
出器5a,5bと、前記光ファイバ母材1と、前記光源
2および前記検出器5a,5bとを、該光ファイバ母材
1の中心軸を中心として相対的に回転させる回転機構6
とを有する光ファイバ母材1の欠陥検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材の
欠陥検出装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材中に異物や気泡など(以
下単に、欠陥、と称する)が存在すると、後に線引きし
て光ファイバを製造する際、断線などの原因となること
が知られている。このため通常、線引き前に、光ファイ
バ母材の欠陥検出装置を用いて、光ファイバ母材内部の
欠陥の個数、位置、大きさなどを検出し(以下単に、欠
陥(または散乱光)を検出する、と称する)、線引きで
きるかどうか判別している。
【0003】従来の光ファイバ母材の欠陥検出装置の一
例を図6(a)に示し、後述する自然光の照射断面の形
状を図6(b)に示す。図6(a)に示すように、従来
の光ファイバ母材1の欠陥検出装置は、光ファイバ母材
1の頭頂部側に配置された例えば白色電球などの光源1
2と、光ファイバ母材1の側方に配置された、例えば光
ファイバ母材1長手方向に移動しながら光ファイバ母材
1内部の散乱光4を検出できる、CCDカメラなどの検
出器5とを有している。尚、符号8は、光源12から発
した照射断面が円形の光(以下単に自然光13と称す
る)を発散光から略平行光にした上で光ファイバ母材1
内部に導くレンズ部である。
【0004】この装置では、光源12からレンズ部8を
介して光ファイバ母材1内部に自然光13を照射し、こ
の自然光13を光ファイバ母材1内部の欠陥で散乱させ
て散乱光4(例えば輝部)を生じさせる。そしてこの散
乱光4を検出器5で撮像することにより、光ファイバ母
材1内部の欠陥を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の光ファイバ母材1の欠陥検出装置は、検出器5の検出
視野の中心軸Mcの方向にある欠陥を全てまとめて検出
してしまうため、検出されたそれぞれの欠陥について、
前記検出器5の検出視野の中心軸Mcの方向での位置を
把握できなかった。すなわち、これら欠陥の位置を3次
元的に特定することができないという欠点があった。
【0006】また上記従来の光ファイバ母材1の欠陥検
出装置においては、光ファイバ母材1の頭頂部から自然
光13を入射させるが、多くの場合この光ファイバ母材
1の頭頂部の形状は一様な曲面ではないため、前記自然
光13は光ファイバ母材1の頭頂部表面での複雑な屈折
の影響を受け、入射位置によって光の強度が大きく異な
ってしまう。
【0007】従って、欠陥を示す散乱光4の輝度が大き
くバラつき、散乱光4の輝度が検出器5の検出強度限界
に満たないほど弱いものは検出器5において検出でき
ず、光ファイバ母材1内部の欠陥を見落とす危険性が大
きい、という欠点があった。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、その目的は、検出されたそれぞれの欠陥につ
いて3次元的に位置を把握でき、かつ欠陥の見落としを
より少なくすることができる光ファイバ母材の欠陥検出
装置および方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願特許請求項1記載の
発明の光ファイバ母材の欠陥検出装置は、光ファイバ母
材に、側方から、該光ファイバ母材長手方向に幅広に形
成されたシート状光を入射させる光源と、前記光ファイ
バ母材内部において前記シート状光が異物や気泡等の欠
陥によって散乱されて生じる散乱光を、前記光ファイバ
母材の側方で検出する検出器と、前記光ファイバ母材
と、前記光源および前記検出器とを、該光ファイバ母材
の中心軸を中心として相対的に回転させる回転機構とを
有することを特徴とする。
【0010】本願請求項2記載の発明の光ファイバ母材
の欠陥検出装置は、本願特許請求項1記載のものであっ
て、光ファイバ母材と、光源または検出器とを、該光フ
ァイバ母材長手方向に相対的に移動させる移動機構を有
することを特徴とする。
【0011】本願特許請求項3記載の発明の光ファイバ
母材の欠陥検出装置は、本願特許請求項1または2記載
のものであって、光ファイバ母材と光源との間に、発散
光を略平行光に変えるレンズ部が設けられていることを
特徴とする。
【0012】本願特許請求項4記載の発明の光ファイバ
母材の欠陥検出方法は、光ファイバ母材に、側方から、
該光ファイバ母材長手方向に幅広に形成されたシート状
光を入射させる光源と、前記光ファイバ母材内部におい
て前記シート状光が欠陥によって散乱されて生じる散乱
光を、前記光ファイバ母材の側方で検出する検出器と、
前記光ファイバ母材と、前記光源および前記検出器と
を、該光ファイバ母材の中心軸を中心として相対的に回
転させる回転機構とを有する光ファイバ母材の欠陥検出
装置を用い、シート状光の光軸と光ファイバ母材の中心
軸が直交するように、光源から前記シート状光を光ファ
イバ母材に照射し、シート状光によって光ファイバ母材
内部に散乱光を生じさせ、前記回転機構を連続してまた
は所定回転角度ずつ駆動させながら、前記散乱光を検出
器によって検出する光ファイバ母材の欠陥検出方法であ
って、検出器の検出視野の中心軸と前記シート状光の光
軸とが交差する角度θおよび検出器の焦点位置を固定し
た状態で、散乱光のうち該検出器の不感帯とならない位
置にくるものを検出し、かつ散乱光のうち前記検出器の
不感帯となる位置にくるものは、前記角度θを変えた状
態で検出することを特徴とする。
【0013】上記本願特許請求項1記載の発明の光ファ
イバ母材の欠陥検出装置について説明する。この光ファ
イバ母材の欠陥検出装置では、光ファイバ母材の側方
に、それぞれ光源と、例えばCCDカメラなどの検出器
が配置されている。この光源は、光ファイバ母材長手方
向に幅広に形成されたシート状光を、光ファイバ母材に
照射するものである。このシート状光が光ファイバ母材
内部の欠陥によって散乱されると、散乱光を生じる。こ
の散乱光を、光ファイバ母材の側方に配置された検出器
によって検出する。
【0014】このように光ファイバ母材の側面部は頭頂
部に比べて表面の凸凹が少なく略一定曲率の湾曲面であ
ることに着目し、検出光を光ファイバ母材の側面部から
入射させ、しかも検出光としては自然光ではなくシート
状光を用いているので、検出光を、光の強度を一定に保
ったまま光ファイバ母材内部に送り込むことができる。
従って、欠陥を示す散乱光の輝度をより均一にすること
ができるため、欠陥の見落としをより少なくすることが
できる。
【0015】また光ファイバ母材の形状が長手方向で一
様になっていることを利用し、検出光として、単なるス
ポット光ではなく光ファイバ母材長手方向に幅広のシー
ト状光を使用しているので、光ファイバ母材長手方向の
ある程度の長さ分の欠陥を、1回の光照射によってまと
めて検出することができる。
【0016】ここで光ファイバ母材に対するシート状光
の照射方位は、回転機構を使用して、前記光源および前
記検出器と、前記光ファイバ母材とを、該光ファイバ母
材中心軸を中心に回転させることにより、変えることが
できる。従って、例えば光ファイバ母材の回転角度等、
シート状光の照射方位を示すデータと、この各照射方位
に対応した検出器の2次元データから、3次元的に欠陥
の位置を特定することができる。
【0017】このように本願特許請求項1記載の発明の
光ファイバ母材の欠陥検出装置では、欠陥の位置を3次
元的に特定し、欠陥の見落としをより少なくすることが
できる。
【0018】上記本願特許請求項2記載の発明の光ファ
イバ母材の欠陥検出装置では、移動機構によって光ファ
イバ母材と、光源または検出器とを、該光ファイバ母材
長手方向に相対的に移動できる。
【0019】従って光源や検出器が光ファイバ母材の長
手方向全体を一度にカバーできないような場合であって
も、移動機構で光ファイバ母材と、光源および検出器と
を適宜相対移動させることにより、光ファイバ母材全体
の欠陥検出を行うことができる。
【0020】尚、本願特許請求項2の発明において、光
源または検出器、という意味は、光源または検出器のい
ずれか一方、光源と検出器の両方それぞれ、光源と検出
器の両方一緒、のどれであってもよい、という意味であ
る。
【0021】上記本願特許請求項3記載の発明の光ファ
イバ母材の欠陥検出装置では、光ファイバ母材と光源と
の間に、光源から発したシート状光を発散光から略平行
光に変えるレンズ部が設けられている。図7に示すよう
に、この略平行光は、発散光に比べて光の進行方向に対
する単位体積当たりの光の強度劣化が小さい。従って上
記レンズ部によってシート状光を発散光から略平行光に
変えることにより、より均一な強度の検出光で光ファイ
バ母材の欠陥の検出を行うことができる。
【0022】上記本願特許請求項4記載の発明について
説明する。光源を、該光源から照射されるシート状光の
光軸と光ファイバ母材の中心軸とが直交するように、配
置すると、シート状光が光ファイバ母材の屈折の影響を
受けず、光ファイバ母材内部を真っ直ぐに進行し、光フ
ァイバ母材の中心軸やその近傍の欠陥を検出することが
できるようになる。
【0023】そして検出器の検出視野の中心軸とシート
状光の光軸とが交差する角度θが、例えば90°程度に
なるように光源と検出器とを配置すると、検出器におい
てはシート状光の光面を真横から見ることになるので、
焦点位置を変えずに欠陥検出を行うことができるので便
利である。
【0024】このように角度θおよび検出器の焦点位置
を固定した状態で、散乱光を検出した場合、焦点面にお
ける光ファイバ母材両側部近傍は光の全反射効果によっ
て不感帯になってしまい、欠陥を検出することはできな
い。
【0025】このような条件であっても、光ファイバ母
材における欠陥の形成位置がこの不感帯にないことが予
め(例えば経験的に)分かっている場合や、光ファイバ
母材中心付近などの特定位置の欠陥を探す場合などは問
題ないが、上記不感帯に位置する欠陥をも含めて欠陥検
出を行う場合には不都合を生じる。
【0026】従って本願特許請求項4記載の発明の光フ
ァイバ母材の欠陥検出方法では、角度θおよび検出器の
焦点位置を固定した状態で、散乱光のうち前記検出器の
不感帯にならない位置にくるものを検出し、散乱光のう
ち前記検出器の不感帯となる位置にくるものは角度θを
変えた状態で検出する。ここでこの光ファイバ母材の欠
陥検出方法は、前記回転機構を連続してまたは所定回転
角度ずつ駆動させながら、欠陥検出を行うものである。
従って両方の角度θにおける欠陥検出の結果から光ファ
イバ母材全体について欠陥の数や位置などを把握するこ
とができる。
【0027】具体的には、例えば散乱光のうち検出器の
不感帯にならない位置にくるものを検出する際には、角
度θを90°にできるだけ近づけるのが好ましい。ただ
し装置構成によって上限値、下限値は異なってくるの
で、θ≦90°±30°であればよい。そしてこのよう
に角度θを90°にした検出器の不感帯となる位置にく
るものを検出する際には、光ファイバ母材の屈折率nに
対して角度θ≦sin-1(1/n)を満たした状態で、
検出するのが好ましい。通常、角度θ≦sin-1(1/
n)という位置関係で欠陥を検出するにはそれぞれの欠
陥を示す散乱光に合わせて検出器の焦点位置を変える必
要があるが、上記不感帯がそれほど広い領域ではないこ
とから、角度θ≦sin-1(1/n)の検出器も、角度
θが90°の検出器と同様に焦点位置を一箇所に合わせ
たままで欠陥検出を行うことができるという利点があ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。 (実施形態例1)図1(a),(b)に、本発明の実施
の形態の一例となる光ファイバ母材1の欠陥検出装置
(測定系)を示す。また図1(c)にシート状光3の断
面形状を示す。ここでサンプルとなる光ファイバ母材1
は、直径6cm、高さ(長手方向長さ)60cmのもの
である。
【0029】図1(a),(b)において、符号2は例
えば半導体レーザなどの光源であり、検出光として光フ
ァイバ母材1の長手方向に幅広であってかつ発散性のシ
ート状光3(厚さ1mm。照射断面の形状については図
1(c)を参照)を発するものである。この光源2は、
該光源2から照射されるシート状光3の光軸(中心軸)
と光ファイバ母材1の長手方向中心軸Oとが直交するよ
うに配置が調整されている。したがってシート状光3
は、光ファイバ母材1表面に対し垂直に入射するので、
光ファイバ母材1表面の屈折の影響を受けることなく光
ファイバ母材1内部を真っ直ぐ通過することができる。
【0030】尚、符号8は上記光源2から出た発散性の
シート状光3を、厚さ1mm、幅100mmの略平行光
に変えるレンズ部である。
【0031】図1(a)において、符号5a,5bは、
シート状光3が欠陥に当たった際の散乱によって生じた
散乱光4(ここでは輝部)を検出する、例えばCCDカ
メラなどの検出器である(図1(b)においては簡単の
ため図示省略)。両検出器5a,5bは、それぞれ、光
ファイバ母材1の長手方向中心軸Oから300mm離れ
た位置に配置されている。
【0032】これら検出器5a,5bのうち、一方の検
出器5aは、その検出視野の中心軸Maと前記シート状
光3の光軸とが交差する角度θaがθa=90°となる
ように、配置され、かつこの光軸の位置に焦点が合わせ
られており、光ファイバ母材1内部の欠陥を、図1
(a)に示す不感帯X1,X2に位置しない範囲内で、
検出することができる。
【0033】またもう一方の検出器5bは、その検出視
野の中心軸Mbと前記シート状光3の光軸とが交差する
角度θbが光ファイバ母材1の屈折率nに対してθb≦
sin-1(1/n)を満たすように、この例では角度θ
b=43°で配置され、かつこのシート状光3のうち前
記検出器5aの不感帯X1,X2のうち一方X1に位置
する部分に焦点が合わせられていて、その部分に位置す
る散乱光4を補助的に検出することができる。
【0034】この不感帯X1の幅は0.9cmであり、
検出器5bの検出視野の中心軸Mbの方向に換算する
と、0.6cmである。これに対し検出器5bの検出視
野の中心軸Mbの方向の焦点範囲は0.8cmである。
そのため検出器5bでは、焦点位置を変えることなく、
前記不感帯全体を十分検出視野内に収めることができ
る。
【0035】図1(b)において、符号6は、光ファイ
バ母材1をその頭頂部で固定し、かつこの光ファイバ母
材1を長手方向中心軸Oを中心に所定回転速度で回転さ
せる回転駆動部(本発明では回転機構に該当する)であ
る(図1(a)においては簡単のため図示省略)。
【0036】図1(a),(b)において、符号7a,
7b,7cは、スライド駆動部(本発明では移動機構に
該当する)である。このスライド駆動部7a,7b,7
cにはそれぞれ検出器5a,5b、光源2が取り付けら
れており、これら検出器5a,5b、光源2を光ファイ
バ母材1長手方向に移動させ、所望の位置で固定できる
ようになっている(図1(b)において、スライド駆動
部7a,7bは簡単のため図示省略)。
【0037】また図2は、光ファイバ母材1の欠陥検出
装置の操作・記録系を示す説明図である。符号9は、光
ファイバ母材1の欠陥検出装置を操作するキーボードな
どの端末入力器、符号10はパーソナルコンピュータ本
体などのCPU装置、符号11はハードディスク等の記
憶媒体、符号14はモニターである。
【0038】この端末入力器9を操作することにより、
CPU装置10を介して装置各部を操作する仕組みにな
っている。またCPU装置10には検出器5a,5bか
らそれぞれ画像データとシート状光の照射方位を示す光
ファイバ母材1の回転角データとがそれぞれ送られる。
このうち画像データは画像処理され、各散乱光4の2次
元位置から2次元データが出力され、前記光ファイバ母
材1の回転角データと組み合わせられ、3次元座標系
(測定系および光ファイバ母材1の配置に依存しない絶
対座標系)の位置データに座標変換される。
【0039】そしてこの位置データは記憶媒体11に送
られ、散乱光4の大きさデータとともに記憶媒体11内
に保管される。尚、これらのデータは、作業者が見易い
ように、表作成ソフトによってそれぞれの散乱光4の個
数、位置、大きさが一目で分かるように整理され、モニ
ター14上で確認できるようになっている。
【0040】この光ファイバ母材1の欠陥検出装置によ
る欠陥検出を行った実例を以下に示す。図3は、この実
例の装置操作のフローチャートである。まず図3のに
おいて光源2と検出器5a,5bとを光ファイバ母材1
頭頂部付近の散乱光4を検出できる位置に固定し、その
上で、図3のにおいて光源2からシート状光3を発光
させ、シート状光3が光ファイバ母材1内部に、母材表
面で屈折せずに真っ直ぐに入射していることを確認し
た。その状態でシート状光3によって光ファイバ母材1
内部の欠陥により生じた散乱光4の画像を、検出器5
a,5bによって取り込んだ。
【0041】次に図3のにおいて、上述の画像をCP
U装置10により画像処理し、各散乱光4の位置のデー
タ、大きさのデータを記憶媒体11に記録した。
【0042】ここで前述した通り、図1(a)におい
て、検出器5aで検出可能な領域の散乱光4は、検出器
5aで検出し、検出器5aの不感帯X1に位置する散乱
光4は、検出器5bで検出した。そして、それぞれの検
出器5a,5bで得られた画像データ、および各検出器
5a,5bの配置、光ファイバ母材1の回転角度から、
各散乱光4の3次元位置データを計算し、記憶媒体11
に記録した。
【0043】そして上記図3の,の作業が終了した
ら、図3のに示すように、光ファイバ母材1を回転駆
動部6により所定角度(例えば2°程度)ずつ回転さ
せ、そのそれぞれの回転位置で再び上記,の作業を
行い、光ファイバ母材1が1周回転するまで(この場合
180回)続けた。尚、検出器5aによる欠陥検出は、
光ファイバ母材1を半周回転させた時点で終了してしま
うので、残り半周の欠陥検出は記録しなくともよい。
【0044】ここまで終了したら、図3ので示すよう
に、スライド駆動部7a,7b,7cによって、光ファ
イバ母材1の長手方向に検出器5a,5b、光源2を7
cm(検出器5a,5bの1画像における光ファイバ母
材1長手方向の長さ)だけ下側に移動させ、その上で、
上記図3の,,の作業を再び行った。
【0045】そして図3の,,,の作業を光フ
ァイバ母材1下端まで行い、図3のに示すように、欠
陥検出作業が全部終了した。
【0046】この後、同じ光ファイバ母材1について、
従来の欠陥検出装置でも欠陥検出を行い、表1におい
て、本実施形態例1の欠陥検出装置の結果と比較した。
【0047】
【表1】
【0048】表1において、従来の欠陥検出装置(図6
のもの)によると、検出された光ファイバ母材1内部の
欠陥の個数は2個しか発見できず、各欠陥の位置もよく
分からなかったため、「この光ファイバ母材1は線引き
工程で使用できる」と判定することになる。しかし、本
発明の欠陥検出装置(図1(a),(b)のもの)によ
ると、従来装置で見つかった欠陥はもちろん見つかり、
従来装置では見つけられなかった欠陥も新たに3個発見
された。しかもそれらの欠陥は線引き工程の成否に大き
く係わる部分に位置していたので、実際には「この光フ
ァイバ母材1は線引き工程では使用できない」と判定さ
れた。
【0049】以上のように、本実施形態例1の光ファイ
バ母材1の欠陥検出装置によれば、従来装置によって発
見できなかった欠陥を発見することができ、かつ各欠陥
の位置をも確認することができたので、光ファイバ母材
1を線引きなどの後工程に利用できるかどうかの判定を
より正確に行うことができるようになった。
【0050】(実施形態例2)第二の実施形態例となる
光ファイバ母材1の欠陥検出装置として、図4のものを
示す。この装置は図1(a),(b)のものとほぼ同じ
であるが、検出器5aを、光源2とは無関係に、光ファ
イバ母材1の長手方向中心軸Oを中心に回転させること
ができるようになっている。従って検出器5aを回転移
動させることによって光源2となす角度θaを所望の角
度に調節することができるので、検出器5aを複数設け
なくとも光ファイバ母材1全体の欠陥を検出することが
できる。
【0051】またこの例では示さないが、検出器5aだ
けでなく光源2も独立して光ファイバ母材1の長手方向
中心軸Oを中心に回転させる機構を設ければ、光ファイ
バ母材1を回転させる代わりに、これら光源2と検出器
5aとを共に回転させることにより、相対的に光ファイ
バ母材1を回転させたことになるので、光ファイバ母材
1の回転機構を設ける必要がない。
【0052】尚、本実施形態例1では図3に示すフロー
チャートに従って光ファイバ母材1の欠陥検出を行った
が、本発明の光ファイバ母材1の欠陥検出装置および方
法は、この方法で使用される装置およびこの方法だけに
限定されるものではない。例えば本実施形態例では、図
3の,,において、所定角度ごと光ファイバ母材
1を回転させ、そのそれぞれの角度で欠陥検出を行う例
を示したが、光ファイバ母材1を連続して回転させなが
ら連続的にまたは所定角度ごとに検出器5a,5bによ
り画像取り込みを行って散乱光4のデータを得る方法を
とることもできる。
【0053】また本実施形態例1,2の装置には光源2
と検出器5a,5bの移動機構が設けられているが、こ
れらの移動機構は本願特許請求項1記載の発明に必須の
ものではない。例えばシート状光3の幅が光ファイバ母
材1の長手方向長さよりも長い場合などには、光源2の
移動機構は不要になる。同様に、例えば検出器5a,5
bを光ファイバ母材1から遠ざけた上で焦点を該光ファ
イバ母材1に合わせることにより光ファイバ母材1全体
を写し出す場合など、検出器5a,5bの検出視野内に
光ファイバ母材1の長手方向全体を収めることができる
場合などには、検出器5a,5bの移動機構は不要にな
る。
【0054】そして本実施形態例1,2では、レンズ部
8を用いて、光源2から照射されたシート状光3を発散
光から略平行光の検出光に変える例を示したが、このレ
ンズ部8は本願特許請求項1、2記載の発明の装置に必
須のものではなく、例えば光ファイバ母材1奥側の散乱
光4が十分強いものになるならば、レンズ部8を用いず
に発散光のシート状光3をそのまま検出光としてもよ
い。
【0055】さらに本実施形態例1,2では、角度θを
調整するために、検出器5a,5bを複数使用したり、
検出を光ファイバ母材1の周りで回転移動出来るように
したが、本願特許請求項4記載の発明において角度θを
所定の角度に調整するための装置構成は上記装置構成に
限定されず、例えば角度θが所定の角度になるようにビ
ームスプリッタなどにより光源2から発したシート状光
3を導き、光ファイバ母材1内部に入射させる装置構成
としてもよい。
【0056】また本実施形態例1,2では、光ファイバ
母材1表面での光の全反射で生じる検出器5a(θa=
略90°)の不感帯について、角度θ(θaまたはθ
b)を調整した状態で欠陥検出を行うことにより、欠陥
を検出できるようにしたが、光の全反射による悪影響を
なくす方法および装置構成は実施形態例1,2の方法お
よび装置構成以外であってもよい。
【0057】例えば図5に示すように、光ファイバ母材
1を、該光ファイバ母材1表面と同じ屈折率を有し、か
つ直方体の容器16内に満たされたマッチングオイル1
5内に浸漬すると、容器16の各側面部側から見れば、
光ファイバ母材1とマッチングオイル15との間の屈折
率差がないため、光ファイバ母材1表面における光の全
反射がなくなる。従って図5に示すように、容器16の
一側面部側からシート状光3の照射を行い、これに隣接
する他の側面部側から検出器5aによって欠陥を検出す
れば、角度θaが略90°のままでも光ファイバ母材1
全体の欠陥を検出することができる。
【0058】加えて本実施形態例1,2では、シート状
光3の光源2として半導体レーザを使用したが、本発明
で使用されるシート状光3は実質的にシート状になって
一方向側に進む光であればよいので、光源2として例え
ば自然光の光源12とスリットとを組み合わせて使用
し、光源12から出た自然光13をスリット状の開口部
に通過させることによってシート状光3を作り出しても
よい。
【0059】ここで本実施形態例1,2におけるシート
状光3は、断面がスリット状になった光(図1(a)〜
(c)参照)であるが、本発明のシート状レーザ光3
は、定常的にシート状光となっている必要はない。すな
わち、検出器5a,5bの露光時間(例えば1/30
秒)内でシート状レーザ光3と同様の役割を果たせばよ
く、例えばスポット光をポリゴンミラーで反射させ、一
平面上で連続的に往復移動させたものであってもよい。
【0060】また欠陥を示す散乱光4は輝部であっても
暗部であってもよいので、検出器5a,5bはこれに合
わせたものを使用すればよい。上記実施形態例におい
て、レーザ以外の外乱光を検出器が検出すると、検出精
度が低下することがある。例えば、蛍光灯の光が、光フ
ァイバ母材の表面に映り込んでしまうような場合や、母
材から出たレーザがどこかで反射して映り込んでしまう
ような場合である。その時は装置全体を暗幕等で覆うか
または、適当な光学フィルタを検出器の前に配置すれば
良い。光学フィルタとしては、レーザの波長のみを通過
させるバンドパスフィルタや、反射成分を抑える偏光フ
ィルタ等を用いる。偏光フィルタを用いる場合、光源と
母材の間に1枚配置し、かつ検出器の前に1枚配置すれ
ば、より効果的に外乱光を除去できる。蛍光灯は基本的
に可視光の波長のみなので、使用するレーザの波長によ
っては単なるローパスフィルタや、ハイパスフィルタで
も効果がある。さらに、複数のフィルタを用いると効果
がさらに増す場合もあるので、フィルタの配置と種類と
使用枚数はこの例に限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】本願特許請求項1記載の発明の光ファイ
バ母材の欠陥検出装置によれば、シート状光の照射方位
を示すデータと検出器から得られる2次元データから、
各欠陥の位置を3次元的に検出することができる。また
欠陥を示す各散乱光の輝度がより均一に保たれるため、
欠陥をより正確に検出できる。本願特許請求項2記載の
発明の光ファイバ母材の欠陥検出装置によれば、移動機
構で光ファイバ母材と、光源および検出器とを適宜相対
移動させることにより、光源や検出器が光ファイバ母材
の長手方向全体を一度にカバーできないものであって
も、光ファイバ母材全体の欠陥検出を行うことができ
る。本願特許請求項3記載の発明の光ファイバ母材の欠
陥検出装置によれば、レンズ部によってシート状光を発
散光から略平行光に変えることにより、より均一な強度
の検出光で光ファイバ母材の欠陥の検出を行うことがで
きる。本願特許請求項4記載の発明の光ファイバ母材の
欠陥検出方法によれば、角度θおよび検出器の焦点位置
を固定した状態で、散乱光のうち前記検出器の不感帯に
ならない位置にくるものを検出し、散乱光のうち前記検
出器の不感帯となる位置にくるものは角度θを変えた状
態で検出することにより、これら両方の欠陥検出の結果
から光ファイバ母材全体について欠陥の数や位置などを
把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例となる光ファイバ母
材の欠陥検出装置(測定系)を示す説明図であって、
(a)は上面図であり、(b)は側面図であり、(c)
はシート状光の照射断面の形状を示す正面断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施形態の一例となる光ファイバ母
材の欠陥検出装置の操作・記録系を示す説明図。
【図3】 本発明の実施形態の一例となる光ファイバ母
材の欠陥検出装置の操作手順の一例を示すフローチャー
ト。
【図4】 本発明の実施形態の他の例となる光ファイバ
母材の欠陥検出装置(測定系)を示す上面図。
【図5】 本発明の実施形態のその他の例となる光ファ
イバ母材の欠陥検出装置(測定系)を示す上面図。
【図6】 従来の光ファイバ母材の欠陥検出装置の一例
を示す説明図であり、(a)は欠陥検出装置の側面図で
あり、(b)は自然光の照射断面の形状を示す正面断面
図である。
【図7】 発散光と略平行光とで、光の進行方向に対す
る単位体積当たりの光強度の変化を比較したグラフ。
【符号の説明】
1 光ファイバ母材 2 光源 3 シート状光 4 散乱光 5,5a,5b 検出器 6 回転駆動部(回転機構) 7a,7b,7c スライド駆動部(移動機構) 8 レンズ部 9 端末入力器 10 CPU装置 11 記憶媒体 12 光源 13 自然光 14 モニター 15 マッチングオイル 16 容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材に、側方から、該光ファ
    イバ母材長手方向に幅広に形成されたシート状光を入射
    させる光源と、 前記光ファイバ母材内部において前記シート状光が欠陥
    によって散乱されて生じる散乱光を、前記光ファイバ母
    材の側方で検出する検出器と、 前記光ファイバ母材と、前記光源および前記検出器と
    を、該光ファイバ母材の中心軸を中心として相対的に回
    転させる回転機構とを有することを特徴とする光ファイ
    バ母材の欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバ母材と、光源または検出器と
    を、該光ファイバ母材長手方向に相対的に移動させる移
    動機構を有することを特徴とする請求項1記載の光ファ
    イバ母材の欠陥検出装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバ母材と光源との間に、発散光
    を略平行光に変えるレンズ部が設けられていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の光ファイバ母材
    の欠陥検出装置。
  4. 【請求項4】 光ファイバ母材に、側方から、該光ファ
    イバ母材長手方向に幅広に形成されたシート状光を入射
    させる光源と、 前記光ファイバ母材内部において前記シート状光が欠陥
    によって散乱されて生じる散乱光を、前記光ファイバ母
    材の側方で検出する検出器と、 前記光ファイバ母材と、前記光源および前記検出器と
    を、該光ファイバ母材の中心軸を中心として相対的に回
    転させる回転機構とを有する光ファイバ母材の欠陥検出
    装置を用い、 シート状光の光軸と光ファイバ母材の中心軸が直交する
    ように、光源から前記シート状光を光ファイバ母材に照
    射し、シート状光によって光ファイバ母材内部に散乱光
    を生じさせ、 前記回転機構を連続してまたは所定回転角度ずつ駆動さ
    せながら、前記散乱光を検出器によって検出する光ファ
    イバ母材の欠陥検出方法であって、 検出器の検出視野の中心軸と前記シート状光の光軸とが
    交差する角度θおよび検出器の焦点位置を固定した状態
    で、散乱光のうち該検出器の不感帯とならない位置にく
    るものを検出し、 かつ散乱光のうち前記検出器の不感帯となる位置にくる
    ものは、前記角度θを変えた状態で検出することを特徴
    とする光ファイバ母材の欠陥検出方法。
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