JPH10238888A - 吸収冷凍機の制御方法 - Google Patents

吸収冷凍機の制御方法

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JPH10238888A
JPH10238888A JP9041748A JP4174897A JPH10238888A JP H10238888 A JPH10238888 A JP H10238888A JP 9041748 A JP9041748 A JP 9041748A JP 4174897 A JP4174897 A JP 4174897A JP H10238888 A JPH10238888 A JP H10238888A
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JP
Japan
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temperature
solution
absorber
temperature regenerator
measured
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JP9041748A
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Akira Yamauchi
朗 山内
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収冷凍機の立上り時間を短縮する。 【解決手段】 起動時に、高温再生器10の温度Tgが
予め設定した温度T1(通常運転時の高温再生器の温
度)になるまで、溶液バイパス弁39を開いた状態で高
温再生器10の加熱源12の燃焼を行い、高温再生器1
0の温度Tgが予め設定した温度T1になったら溶液バイ
パス弁39を閉じて、蒸発器34の温度Teに基づいて
溶液バイパス弁39の開閉制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収冷凍機の制御
方法に係り、特に吸収冷凍機の運転開始時の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機の例を図3を参照して説明す
る。図示の吸収冷温水機は、作動流体として、吸収剤で
あるリチウムブロマイド(LiBr)に冷媒である水を吸
収させた吸収溶液を用いている。吸収溶液のLiBr濃度
は、作動流体が装置内を循環するにつれて変動するが、
この変動はほぼ3段階に分けることができ、濃度レベル
の低い方から、希溶液、中間濃溶液、濃溶液と呼ぶ。
【0003】図示の吸収冷凍機は、内包する吸収溶液
(希溶液)を加熱する手段を備えた高温再生器10と、
高温再生器10の上方に配置され該高温再生器10に上
昇管14で接続された分離器16と、該分離器16の気
相部分に一端を接続された冷媒蒸気コイル23を内装し
た低温再生器22と、該低温再生器22に二次冷媒蒸気
管28で連通され前記冷媒蒸気コイル24の他端が接続
されるとともに冷却水コイル50を内装した凝縮器26
と、該凝縮器26に流量調整弁31を介装した液冷媒管
30で接続され蒸発コイル32を内装した蒸発器34
と、該蒸発器34に蒸発冷媒蒸気通路で連通され冷却水
コイル46を内装した吸収器44と、吸収器44の底部
に希溶液吸入管52で吸入側を接続された溶液循環ポン
プ54と、溶液循環ポンプ54の吐出側に被加熱流体入
り口側を接続させた低温溶液熱交換器42と、低温溶液
熱交換器42の被加熱流体出側に被加熱流体入り口側を
接続させ被加熱流体出側を前記高温再生器10の希溶液
入り口に接続させた高温溶液熱交換器36と、前記分離
器16の液相部と高温溶液熱交換器36の加熱流体入り
口を接続する中間濃溶液管20と、高温溶液熱交換器3
6の加熱流体出側と低温再生器22を接続する中間濃溶
液管38と、低温再生器22の底部と低温溶液熱交換器
42の加熱流体入り側を接続する濃溶液管40と、低温
溶液熱交換器42の加熱流体出側と吸収器44の上部を
接続する濃溶液管41と、前記分離器16の液相部と前
記吸収器44を冷暖房切換弁56を介して接続する冷暖
房切換連絡管58と、冷却水コイル46の出側と冷却水
コイル50の入り側を接続する冷却水管48と、濃溶液
管41の途中に分岐して設けられ濃溶液管41を溶液バ
イパス弁39を介して吸収器44の下部に連通する溶液
バイパス管43と、含んで構成されている。
【0004】冷却水コイル50の出側は、図示されてい
ないクーリングタワーに接続され、冷却水コイル46の
入り側は、図示されていない冷却水ポンプを介して前記
クーリングタワーに接続されている。また、高温再生器
10の温度を計測出力する温度検出器11、蒸発器34
の温度を計測出力する温度検出器11A、蒸発コイル3
2出口の熱媒体温度を計測出力する図示されていない温
度検出器11Bが設けられている。
【0005】上記構成の吸収冷凍機の通常冷房運転時の
動作を以下に説明する。高温再生器10内の希溶液は加
熱源12に加熱されて気液2相状態で上昇管14内を上
昇し、分離器16に流入する。分離器16に流入した気
液2相状態の希溶液は冷媒蒸気と中間濃溶液に分離さ
れ、冷媒蒸気は低温再生器22に内装された冷媒蒸気コ
イル23を経て凝縮器26に流入し、中間濃溶液は中間
濃溶液管20を経て高温溶液熱交換器36の加熱流体側
に流入する。高温溶液熱交換器36に流入した中間濃溶
液は、被加熱流体側を流れる希溶液を加熱しつつ高温溶
液熱交換器36を通過し、中間濃溶液管38を経て低温
再生器22に流入し、冷媒蒸気コイル23上に散布され
る。冷媒蒸気コイル23内を流れる冷媒蒸気は、周囲の
中間濃溶液を加熱して冷媒を蒸発させて二次冷媒蒸気を
生成し、自身は冷却されて凝縮し気液2相となって凝縮
器26に流入する。低温再生器22で生成された二次冷
媒蒸気も、二次冷媒蒸気管28を経て凝縮器26に流入
し、冷媒蒸気コイル23を経て流入した冷媒とともに、
冷却水コイル50内を流れる冷却水に冷却されて凝縮
し、液冷媒となる。
【0006】凝縮器で生成された液冷媒は、液冷媒管3
0を経て蒸発器34に流入し、蒸発器に内装された蒸発
コイル32上に散布され、蒸発コイル32内を流れる熱
媒体の熱を奪って蒸発し、再び冷媒蒸気となり、蒸発冷
媒蒸気通路を経て吸収器44に流入する。熱を奪われて
冷却された熱媒体は、冷房負荷に導かれ、冷房を行った
のち再び蒸発コイル32に還流する。低温再生器22で
二次冷媒蒸気として冷媒を蒸発させた中間濃溶液は、濃
溶液となり、濃溶液管40を経て低温溶液熱交換器42
の加熱流体入り側に流入する。低温溶液熱交換器42に
流入した濃溶液は、被加熱流体側を流れる希溶液を加熱
しつつ低温溶液熱交換器42を通過し、濃溶液管41を
経て吸収器44に流入する。溶液バイパス弁39は通常
運転状態では閉じられている。吸収器44に流入した濃
溶液は、冷却水コイル46上に散布され、蒸発器34か
ら流入する冷媒蒸気を吸収して希溶液となる。濃溶液が
冷媒蒸気を吸収するときに発生する吸収熱は、冷却水コ
イル46内を流れる冷却水に移され、クーリングタワー
に運ばれる。
【0007】吸収器44で生成された希溶液は、希溶液
吸入管52を経て溶液循環ポンプ54に吸入され、加圧
されて低温溶液熱交換器42の被加熱流体側に流入す
る。低温溶液熱交換器42に流入した希溶液は加熱流体
側を流れる濃溶液に加熱されつつ低温溶液熱交換器42
を通過し、高温溶液熱交換器36の被加熱流体側に流入
する。高温溶液熱交換器36に流入した希溶液は、加熱
流体側を流れる中間濃溶液に加熱されつつ高温溶液熱交
換器36を通過し、高温再生器10に流入する。高温再
生器10に流入した希溶液は、再び上述のサイクルを繰
り返す。
【0008】冷却水コイル46で吸収熱を取り出し、冷
却水コイル50で凝縮熱を取り出した冷却水は、クーリ
ングタワーに流入し、運んできた吸収熱及び凝縮熱を大
気中に放出する。通常運転時は以上述べたサイクルが繰
り返される。
【0009】次に、溶液バイパス弁39の制御について
説明する。吸収器44に流入した濃溶液は、冷却水コイ
ル46上に散布され、蒸発器34から流入する冷媒蒸気
を吸収して希溶液となるが、蒸発器34に加わる負荷に
比較して冷却水コイル46上に散布される濃溶液の量が
多いと、蒸発器34における冷媒蒸気の蒸発量に比較し
て吸収器44における冷媒蒸気の吸収力が大きくなり、
蒸発器34の圧力が低下する。蒸発器34の圧力低下は
蒸発器の温度低下を招き、蒸発コイル内を流れる熱媒体
や、蒸発器に供給される冷媒の凍結に至る恐れがある。
このような事態を避けるため、図4に示すように、運転
中、蒸発器の温度を測定し、得られた温度が予め定めら
れた温度、例えば2℃以下に低下したとき、溶液バイパ
ス弁39を開き、濃溶液の一部を吸収器下部にバイパス
させるようになっている。つまり、溶液バイパス弁39
は、蒸発器の温度に応じて濃溶液の一部を吸収器下部に
バイパスさせることにより、吸収器上部から散布される
濃溶液の減少させて吸収器の冷媒蒸気吸収力を低下させ
るように制御される。
【0010】また、図5に示すように、高温再生器10
の加熱源12も、蒸発コイル32出口の熱媒体温度が所
定の温度より高ければ所定の入熱量となる燃焼量で燃焼
(Hi燃焼)し、熱媒体温度が所定の温度より低ければ
燃焼を停止するように制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、吸
収器44には冷却水コイル46が内装されており、冷却
水コイル46上に散布された吸収溶液の持っている熱や
吸収溶液が冷媒蒸気を吸収する際に発生する熱は、冷却
水コイル46内を流れる冷却水により除去される。一
方、吸収冷凍機の運転開始時は、吸収溶液の温度は充分
高くなっていないのに、冷却水コイル46上に散布され
た吸収溶液の持っている熱が冷却水に取り去られ、吸収
溶液の温度上昇が阻害されている。このため、吸収冷凍
機の立上りに要する時間が長くなるという問題があっ
た。
【0012】本発明の課題は、吸収冷凍機の立上り時間
を短縮するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、その第1の手段として、高温再生器、分
離器、低温再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器を配管接
続して冷凍サイクルを形成し、吸収器上部に濃溶液を導
く濃溶液管に分岐管を設け、該分岐管を溶液バイパス弁
を介して吸収器底部に連通した吸収冷凍機を制御する方
法において、運転開始時、高温再生器の温度を計測し、
計測された高温再生器の温度に応じて、前記溶液バイパ
ス弁の開度を制御することを特徴とする。高温再生器の
温度に応じて前記溶液バイパス弁の開度を制御すること
により、高温再生器の温度が十分高くなるまで吸収器で
の放熱を避けることが可能となり、吸収溶液の温度を所
要の温度にまで高める時間、つまりは吸収冷凍機の立上
り時間が短縮される。
【0014】本発明の第2の手段は、高温再生器、分離
器、低温再生器、凝縮器、蒸発器及び吸収器を配管接続
して冷凍サイクルを形成し、吸収器上部に濃溶液を導く
濃溶液管に分岐管を設け、該分岐管を溶液バイパス弁を
介して吸収器底部に連通した吸収冷凍機を制御する方法
において、運転開始時、高温再生器の温度を計測し、計
測された高温再生器の温度に応じて、前記高温再生器で
の入熱量を制御することを特徴とする。高温再生器の温
度に応じて、前記高温再生器での入熱量を制御すること
で、運転開始時のように高温再生器の溶液温度が低い段
階における入熱量を通常運転時に比べて大きくし、冷凍
サイクルの立上り時間を短縮することができる。
【0015】本発明の第3の手段は、上記第1、第2の
手段を組み合わせたものであり、第1、第2の手段それ
ぞれの効果が得られる。
【0016】本発明の第4の手段は、前記第1の手段に
おいて、計測された高温再生器の温度が予め設定された
温度T1に達するまで、前記溶液バイパス弁を開状態に
維持するようにしたものである。溶液バイパス弁を開、
閉の2位置制御するもので制御が単純化される。
【0017】本発明の第5の手段は、前記第2の手段に
おいて、計測された高温再生器の温度が予め設定された
温度T3に達するまで、前記高温再生器での入熱量を通
常運転状態よりも高レベルに維持するようにしたもので
ある。加熱源の制御が単純化される。
【0018】本発明の第6の手段は、上記第4、第5の
手段を組み合わせたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、本実施例は本発明を前記図3に
示した吸収冷凍機に適用した場合であり、吸収冷凍機の
構成についての説明は省略する。また、本発明が適用さ
れる吸収冷凍機は図3に示した構成のものに限定される
ものではない。
【0020】図1に示す第1の実施例は、高温再生器1
0の温度Tg及び蒸発器34の温度Teを計測し、測定さ
れた温度Tg,Teに応じて溶液バイパス弁39を制御す
る場合の制御手順である。吸収冷凍機の制御電源が投入
されると、温度検出器11が高温再生器10の温度Tg
を検出してコントローラ13に出力する(手順10
1)。コントローラ13は、温度検出器11から入力さ
れた高温再生器10の温度Tgを予め設定された第1の
基準温度T1に比較し(手順102)、Tg<T1であれ
ば高温再生器10の温度がまだ十分に高くないと判断し
て手順103に進んで溶液バイパス弁39を開く。そし
て所定のサンプリング間隔をおいて手順101に戻る。
Tg>T1であれば高温再生器10の温度が十分高くなっ
たと判断し、手順104に進む。コントローラ13は、
手順104で温度検出器11Aが出力する蒸発器34の
温度Teを取り込み、手順105で温度Teを予め設定さ
れた第2の基準温度T2に比較する。
【0021】Te<T2であれば吸収器44の吸収力を高
める必要はないと判断して手順103に進んで溶液バイ
パス弁39を開く。そして所定のサンプリング間隔をお
いて手順101に戻る。Te>T2であれば吸収器44の
吸収力を高める必要ありと判断して手順106に進んで
溶液バイパス弁39を閉じる。そして所定のサンプリン
グ間隔をおいて手順101に戻る。温度T1は、通常運
転状態における高温再生器10の計画温度に、温度T2
は通常運転状態における蒸発器34の計画温度に、それ
ぞれ設定されている。温度T1、T2は、必ずしも通常運
転状態における高温再生器10の計画温度や、通常運転
状態における蒸発器34の計画温度でなくてもよく、そ
れらの温度よりもいくらか低い温度に設定してもよい。
【0022】この手順によれば、停止されていた吸収冷
凍機に電源が投入されると、溶液バイパス弁39は蒸発
器34の温度Teに関係なく自動的に開かれ、高温再生
器10の温度Tgが予め設定された温度T1に達するま
で、開状態に維持される。したがって濃溶液は吸収器4
4の冷却水コイル46上に散布されることなく吸収器4
4下部にバイパスされるから、吸収器44に導かれる吸
収溶液(濃溶液)の熱が冷却水コイル46内を流れる冷
却水によって取り去られることがない。吸収器44下部
にバイパスされた吸収溶液は、溶液循環ポンプ54によ
り、熱を奪われないまま再び高温再生器10に送りこま
れ、高温再生器10で加熱される。すなわち、高温再生
器10への入熱が吸収溶液の加熱に有効に使用され、停
止状態の温度から運転状態の温度への吸収溶液の加熱時
間の短縮、つまり起動時間の短縮が可能となった。
【0023】一旦高温再生器10の温度が予め設定され
た温度T1に達すると、溶液バイパス弁39の開閉制御
は蒸発器34の温度Teに基づいて行われる。起動時に
は、蒸発器34の温度Teは当然温度T2よりも高いか
ら、溶液バイパス弁39は閉じられ、濃溶液は吸収器4
4の上部から冷却水コイル46に散布される。この濃溶
液によって吸収器44及び蒸発器34内の冷媒蒸気が吸
収され蒸発器圧力が低下し、蒸発器34における冷媒蒸
気の蒸発が誘発され、冷凍作用がスタートする。冷凍運
転中もこの制御は継続され、Te<T2となった場合、コ
ントローラ13は吸収器44の吸収力過剰と判断して手
順103に進んで溶液バイパス弁39を開く。もちろ
ん、冷凍作用が一旦開始されたら、手順102をバイパ
スし、手順101から手順104に進むようにしてもよ
い。
【0024】起動時に図1に示す手順で制御することに
より、吸収器44で無駄に放熱することが避けられ、高
温再生器10における吸収溶液を所要の温度にまで加熱
する時間が短縮されるから、冷凍作用が開始されるまで
の所要時間も短くて済む。
【0025】図2に示す第2の実施例は、高温再生器1
0の温度Tg及び蒸発コイル32出口の冷水温度Twを計
測し、測定された温度Tg,Twに応じて高温再生器10
における入熱量を制御する場合の制御手順である。
【0026】吸収冷凍機の制御電源が投入されると、温
度検出器11が高温再生器10の温度Tgを検出してコ
ントローラ13に出力する(手順201)。コントロー
ラ13は、温度検出器11から入力された高温再生器1
0の温度Tgを予め設定された第3の基準温度T3に比較
し(手順202)、Tg>T3でなければ高温再生器10
の温度がまだ十分に高くないと判断し、手順203に進
んで高温再生器10の燃焼を通常運転時の燃焼制御(H
i燃焼)よりも入熱量が大きいH.H燃焼で燃焼するよ
う燃料弁(図示せず)を開く。そして所定のサンプリン
グ間隔をおいて手順201に戻る。Tg>T3であれば高
温再生器10の温度が十分高くなったと判断し、手順2
04に進む。コントローラ13は、手順204で図示し
ない温度検出器11Bが出力する蒸発コイル32出口の
冷水温度Twを取り込み、手順205で温度Twを予め設
定された第4の基準温度T4に比較する。
【0027】Tw>T4であれば手順207に進んで通常
運転時の燃焼制御(Hi燃焼)とし、所定のサンプリン
グ間隔をおいて手順201に戻る。Tw>T4でなけれ
ば、冷水温度が低くすぎると判断して手順206に進ん
で高温再生器10での燃焼を停止する。そして所定のサ
ンプリング間隔をおいて手順201に戻る。温度T
3は、通常運転状態における高温再生器10の計画温度
に、温度T4は通常運転状態における蒸発コイル32出
口の冷水の計画温度に、それぞれ設定されている。温度
3、T4は、必ずしも通常運転状態における高温再生器
10の計画温度や、通常運転状態における蒸発コイル3
2出口の冷水の計画温度でなくてもよく、それらの温度
よりもいくらか低い温度に設定してもよい。
【0028】この手順によれば、停止されていた吸収冷
凍機に電源が投入されると、高温再生器10の温度Tg
が予め設定された温度T3に達するまで、高温再生器1
0への入熱量が通常運転状態における入熱量よりも高い
レベル(H.H燃焼)に維持される。起動時には、高温
再生器10の温度Tgは当然温度T3よりも低いから、高
温再生器10はH.H燃焼に維持され、高温再生器10
の温度Tgが温度T3に達するまでの時間が短縮される。
【0029】もちろん、冷凍作用が一旦開始されたら、
手順202をバイパスし、手順201から手順204に
進むようにしてもよい。
【0030】起動時に図2に示す手順で制御することに
より、高温再生器10の温度を急速に高めることが可能
になるから、冷凍作用が開始されるまでの所要時間も短
くて済む。
【0031】また、上記図1、図2の制御を併用するこ
とにより、さらに効果的に起動時間を短縮することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、吸収冷凍機の起動時に
おける高温再生器の昇温が促進され、起動に要する時間
が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す制御手順図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す制御手順図であ
る。
【図3】本発明が適用される吸収冷凍機の系統構成の例
を示す系統図である。
【図4】従来技術の例を示す制御手順図である。
【図5】従来技術の他の例を示す制御手順図である。
【符号の説明】
10 高温再生器 11,11A,
11B 温度検出器 12 加熱源 13 コントロ
ーラ 14 上昇管 16 分離器 18 冷媒蒸気管 20 中間濃溶
液管 22 低温再生器 23 冷媒蒸気
コイル 24 凝縮冷媒蒸気管 26 凝縮器 28 二次冷媒蒸気管 30 液冷媒管 31 流量調整弁 32 蒸発コイ
ル 34 蒸発器 36 高温溶液
熱交換器 38 中間濃溶液管 39 溶液バイ
パス弁 40 濃溶液管 41 濃溶液管 42 低温溶液熱交換器 43 溶液バイ
パス管 44 吸収器 46 冷却水コ
イル 48 冷却水管 50 冷却水コ
イル 52 希溶液吸入管 54 溶液循環
ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温再生器、分離器、低温再生器、凝縮
    器、蒸発器及び吸収器を配管接続して冷凍サイクルを形
    成し、吸収器上部に濃溶液を導く濃溶液管に分岐管を設
    け、該分岐管を溶液バイパス弁を介して吸収器底部に連
    通した吸収冷凍機を制御する方法において、運転開始
    時、高温再生器の温度を計測し、計測された高温再生器
    の温度Tgに応じて、前記溶液バイパス弁の開度を制御
    することを特徴とする吸収冷凍機の制御方法。
  2. 【請求項2】 高温再生器、分離器、低温再生器、凝縮
    器、蒸発器及び吸収器を配管接続して冷凍サイクルを形
    成し、吸収器上部に濃溶液を導く濃溶液管に分岐管を設
    け、該分岐管を溶液バイパス弁を介して吸収器底部に連
    通した吸収冷凍機を制御する方法において、運転開始
    時、高温再生器の温度を計測し、計測された高温再生器
    の温度Tgに応じて、前記高温再生器での入熱量を制御
    することを特徴とする吸収冷凍機の制御方法。
  3. 【請求項3】 運転開始時、高温再生器の温度を計測
    し、計測された高温再生器の温度に応じて前記高温再生
    器での入熱量を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の吸収冷凍機の制御方法。
  4. 【請求項4】 高温再生器、分離器、低温再生器、凝縮
    器、蒸発器及び吸収器を配管接続して冷凍サイクルを形
    成し、吸収器上部に濃溶液を導く濃溶液管に分岐管を設
    け、該分岐管を溶液バイパス弁を介して吸収器底部に連
    通した吸収冷凍機を制御する方法において、運転開始
    時、高温再生器の温度を計測し、計測された高温再生器
    の温度Tgが予め設定された第1の温度T1に達するま
    で、前記溶液バイパス弁を開状態に維持することを特徴
    とする吸収冷凍機の制御方法。
  5. 【請求項5】 高温再生器、分離器、低温再生器、凝縮
    器、蒸発器及び吸収器を配管接続して冷凍サイクルを形
    成し、吸収器上部に濃溶液を導く濃溶液管に分岐管を設
    け、該分岐管を溶液バイパス弁を介して吸収器底部に連
    通した吸収冷凍機を制御する方法において、運転開始
    時、高温再生器の温度を計測し、計測された高温再生器
    の温度Tgが予め設定された温度T3に達するまで、前記
    高温再生器での入熱量を通常運転状態よりも高レベルに
    維持することを特徴とする吸収冷凍機の制御方法。
  6. 【請求項6】 運転開始時、高温再生器の温度を計測
    し、計測された高温再生器の温度Tgが予め設定された
    温度T3に達するまで、前記高温再生器での入熱量を通
    常運転状態よりも高レベルに維持することを特徴とする
    請求項4に記載の吸収冷凍機の制御方法。
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