JPH10237795A - グラビア印刷用塗被紙 - Google Patents

グラビア印刷用塗被紙

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JPH10237795A
JPH10237795A JP3507497A JP3507497A JPH10237795A JP H10237795 A JPH10237795 A JP H10237795A JP 3507497 A JP3507497 A JP 3507497A JP 3507497 A JP3507497 A JP 3507497A JP H10237795 A JPH10237795 A JP H10237795A
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JP
Japan
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meth
paper
acrylate
coated paper
vinyl
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Application number
JP3507497A
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English (en)
Inventor
Masao Suginaga
正雄 杉長
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造時にスーパーカレンダーロール等の汚れに
よる生産効率の低下を招くことなく、白紙光沢に優れ、
紙腰があり、不透明度も高い、且つグラビア印刷におけ
るミスドットの発生が少なく、網点再現性に優れたグラ
ビア印刷用塗被紙を提供する。 【解決手段】デラミネーテッドクレー(A)を少なくと
も50重量%以上含む顔料組成物を用い、バインダーと
して、水相の乳化剤量が、0.01mmol/g以下で
ある樹脂ラテックス(B)と一定の温度を境界にして親
水性と疎水性が可逆的に変化するビニル重合体(C)を
用いた紙塗工用塗料を原紙に塗工して塗被紙を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷用塗
被紙に関する。さらに詳しく述べるならば、本発明は、
グラビア印刷において、ミスドットの発生が少なく、良
好な網点再現性を与えるグラビア印刷用塗被紙に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】グラビア印刷は、凸版印刷や平版印刷に
比べて優れた階調再現性を有し、大量印刷が可能なこと
から、近年、高級な印刷分野を中心に広く使用されてき
ている。
【0003】しかしながら、グラビア印刷は、インキを
金属ロールの凹面から直接紙面に転移させる方式である
ために、ミスドットの発生や網点の再現性不良が生じや
すく、グラビア印刷適性すなわち印刷物の美観を損ね、
大きな欠陥となる。
【0004】ミスドットの発生は、金属版面の凹部のセ
ルからインキが紙に転移しない現象であり、印刷時の圧
力下での版面と紙面の密着性が不足していることが原因
となる。
【0005】また、網点の再現性不良は、インキが紙面
に転移された際に、紙面のインキの吸収性の低さからイ
ンキが紙面の表面で広がり、個々の網点の形状に歪みを
生じることである。
【0006】これらのグラビア印刷時に発生する印刷物
の美観的欠陥を防止するために、様々な対応が塗工用原
紙、塗工液組成物等で検討されている。
【0007】従来、グラビア印刷におけるミスドットの
発生を防止することは、塗被紙の平滑性を良好にする方
法と、塗被紙に圧縮性を付与する方法により、塗被紙が
印刷時に版材で加圧された状態で版材表面と塗被紙表面
の密着性を良好にし、効果的にインキを転移させること
によって改善が図られてきた。
【0008】例えば、原紙に用いるパルプとして化学パ
ルプの他に砕木パルプ、サーモメカニカルパルプ等の機
械パルプを配合した原紙を用いる方法が古くから実用化
されている。しかしながら、機械パルプに比率を増せば
原紙の表面性を悪化させるので、ミスドットの発生増加
を促すことが付随的に伴うものである。従って、原紙の
物性のみでミスドットを完全に消去することは難しく、
塗被層の物性も含めて適正化を図ることが不可欠であ
る。このため、塗被層の組成に関して種々の検討が行わ
れている。
【0009】従来から、グラビア印刷用紙の塗被組成物
として使用される顔料としては、一般的に、カオリン、
炭酸カルシウム等の無機顔料が主体であるが、カオリン
は、塗被紙に平滑性と光沢性を付与する点で優れてお
り、一級クレー、二級クレー、デラミネーテッドクレー
等が知られている。
【0010】一方、ミスドットの発生防止と白色度及び
不透明度の増加を狙って、焼成クレーやプラスチックピ
グメントのような有機顔料が用いられる。しかしなが
ら、焼成クレー、プラスチックピグメントは塗被液の粘
性を顕著に高くする性質を有しており、操業性を悪化さ
せ、しかも高価なものであるため大量に使用することは
できないという欠点がある。
【0011】塗被紙の平滑性を良好にするためマシンカ
レンダーやスーパーカレンダー等の設備により、表面を
金属ロールに圧接して仕上げを強化すると当然平滑性は
向上するが、逆に圧縮性は損なわれ、一方、圧縮性を重
視して仕上げ処理の程度を軽減すれば、逆に表面の平滑
性が損なわれるという結果となり、塗被紙の平滑性と圧
縮性の両方を満足させることは非常に難しい。
【0012】このようなの理由で、一般的には表面の平
滑性を最重視し、圧縮性を犠牲にして表面の仕上げ処理
を強化する手段がとられている。この場合、仕上げ処理
を強化することにより塗被紙の嵩高さの減少を招き、剛
度及び不透明度の低下等の様々な欠点も付随して発生す
る。
【0013】塗被紙組成物中のバインダーとしては、ス
チレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、酢ビ・
アクリル系、エチレン・酢ビ系、ブタジエン・メチルメ
タクリレート系、酢ビ・ブチルアクリレート系等の各種
スチレン・ブタジエン系共重合体が主体であり、ミスド
ットの発生を防止するためにTgの低い軟質のものを用
いる場合が多い。
【0014】しかしながら、軟質のバインダーは、同時
にフィルム形成後にかなりのベタ付きを有し、たとえ顔
料およびその他のバインダーと混合してもそのベタ付き
は塗被紙表面にも出現し、その結果、スーパーカレンダ
ーロールとの接着性を高めるために、スーパーカレンダ
ーロール側に塗被紙表面が剥離し、スーパーカレンダー
を汚すこととなり、ミスドットの発生防止とスーパーカ
レンダー汚れ防止の両方を満足することが出来ないのが
実情である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
時にスーパーカレンダーロール等の汚れによる生産効率
の低下を招くことなく、白紙光沢に優れ、紙腰があり、
不透明度も高い、且つグラビア印刷におけるミスドット
の発生が少なく、網点再現性に優れたグラビア印刷用塗
被紙を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は、高度の光沢
を有する塗被紙を製造する方法について鋭意検討した結
果、顔料としてデラミネーテッドクレー(A)を含有す
るものを用い、バインダーとして、バインダーマイグレ
ーションが起こりにくい、いわゆる感温ゲル化性ラテッ
クスを用いることによって、光沢に優れる塗被紙が得ら
れることを見いだし本発明に到達した。
【0017】すなわち本発明は、原紙の上に顔料及びバ
インダーを主成分とする塗被層が形成されてなるグラビ
ア印刷用塗被紙において、該塗被層が、顔料としてデラ
ミネーテッドクレー(A)が絶乾全顔料の重量当たり5
0〜100重量%および、バインダーとして、水相の乳
化剤量が、0.01mmol/g以下である樹脂ラテッ
クス(B)と一定の温度を境界にして親水性と疎水性が
可逆的に変化するビニル重合体(C)を含有することを
特徴とするグラビア印刷用塗被紙である。
【0018】また、好ましくは樹脂ラテックス(B)
が、(メタ)アクリロイルオキシ基を有する乳化剤を用
いて製造されたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のグラビア印刷用塗
被紙について、詳細に説明する。本発明におけるデラミ
ネーテッドクレー(A)としては、アスペクト比が10
以上のものが好ましい。
【0020】本発明における顔料組成物中のデラミネー
テッドクレー(A)以外の顔料としては、特に制限はな
く、各種クレー、カオリン、炭酸カルシウム、サチンホ
ワイト、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、硫酸カルシウム、タルク等の紙塗工用塗
料に使用される公知の顔料1種以上が挙げられる。
【0021】顔料組成物中のデラミネーテッドクレー
(A)の含有量は、該組成物に対して通常少なくとも5
0重量%、好ましくは、60〜80重量%である。50
重量%未満では、印刷適性が不十分になる。
【0022】本発明におけるバインダーを構成する樹脂
ラテックス(B)における水相の乳化剤量は、0.01
mmol(ミリモル)/g(樹脂)以下、好ましくは、
0.002mmol/g以下であることが必要である。
水相の乳化剤量が0.01mmol/gを越えると、ビ
ニル重合体(C)の「一定の温度を境界にして親水性と
疎水性が可逆的に変化する」という作用が阻害され、そ
の結果光沢が高く、印刷適正が良好な塗被紙を与える塗
被紙用バインダー組成物が得られ難くなる。なお、水相
の乳化剤量は樹脂ラテックス(B)中の樹脂分の重量に
対して表される。
【0023】水相の乳化剤量は、樹脂ラテックスから樹
脂分を除いて得た水相を、液体クロマトグラフィー等で
分析し定量することによって求められる。樹脂ラテック
スから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテッ
クスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて除
く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて除
く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固化
させて除く方法等が挙げられる。
【0024】水相の乳化剤量が0.01mmol/g以
下の樹脂ラテックスを製造する方法としては、例えば、
水への溶解度が低い乳化剤を用いてモノマーを乳化重合
する方法、ラジカル重合性基を有する乳化剤を使用して
乳化重合する方法、水溶性ポリマーを保護コロイドとし
て使用して乳化重合する方法、有機溶剤中でイオン形成
性モノマーを(共)重合したポリマーを合成した後、得
られたポリマーを酸またはアルカリで中和し水を加えて
乳化し、該溶剤を除去する方法等が挙げられる。
【0025】これらの方法の中では、高分子量の樹脂か
らなるラテックスが得られる点で乳化重合する方法が好
ましく、SBRラテックスが通常の条件で容易に得られ
る点でラジカル重合性基を有する乳化剤(a)を使用し
て乳化重合する方法が特に好ましい。
【0026】水への溶解度が低い乳化剤としては、HL
B値が3〜9のもの、例えば、炭素数22以上の脂肪酸
のアミンまたはアルカリ金属の塩、炭素数15以上の脂
肪族または芳香族アルコールのエチレンオキシド1〜6
モル付加物等が挙げられる。
【0027】ラジカル重合性基を有する乳化剤(a)と
しては、以下に具体例を挙げる。(1)アニオン系(メ
タ)アクリル酸エステル類[CH2=C(R3)CO
2(CH2mSO3M(式中R3は水素原子またはメチル
基、mは1〜4の整数、Mはアルカリ金属イオン、アン
モニウムイオンまたはアミニウムイオンを示す。)で示
されるもの、CH2=C(R3)CO2CH2C(R4
(OCOR5)CH2SO3M(式中R3及びR4は水素原
子またはメチル基、R5は炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基、Mはアルカリイオン、アンモニウ
ムイオンまたはアミニウムイオンを示す。)で示される
もの、CH2=C(R3)CO2CH2CH2OCOArC
2CH2CH2OSO3M(式中R3は水素原子またはメ
チル基、Arは芳香族環または脂肪族環、Mはアルカリ
金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミニウムイオ
ンを示す。)で示されるもの、CH2=C(R3)CO2
(AO)pSO3M(式中R3は水素原子またはメチル
基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、pは2
〜30の整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオンまたはアミニウムイオンを示す。)で示されるも
の等]、
【0028】(2)アニオン系アリル化合物類[CH2
=CHCH2OCOCH(SO3M)CH2CO25(式
中Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたは
アミニウムイオン、R5は炭素数7〜21のアルキル基
またはアルケニル基を示す。)で示されるもの、CH2
=CHCH2OCH2CH(OH)CH2OCOCH(S
3M)CH2CO25(式中Mはアルカリ金属イオン、
アンモニウムイオンまたはアミニウムイオン、R5は炭
素数7〜21のアルキル基またはアルケニル基を示
す。)で示されるもの、(R6)(R7)Ar(CH2
H=CH2)O(AO)qSO3M(式中R6は炭素数4〜
18のアルキル基、アルケニル基、またはアラルキル
基、R7は水素原子または炭素数4〜18のアルキル
基、アルケニル基、またはアラルキル基、Arは芳香族
環、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、qは2
〜200の整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオンまたはアミニウムイオンを示す。)で示される
もの等]、
【0029】(3)アニオン系マレイン酸エステル類
[R8OCOCH=CHCO2CH2CH(OH)CH2
3M(式中R8は炭素数5〜21のアルキル基、アルケ
ニル基またはアラルキル基、Mはアルカリ金属イオン、
アンモニウムイオンまたはアミニウムイオンを示す。)
で示されるもの、R9O(AO)qCOCH=CHCO2
(CH2rCH(R10)SO3M(式中R9及びR10は炭
素数1〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラル
キル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、q
は2〜200の整数、rは0〜3の整数、Mはアルカリ
金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミニウムイオ
ンを示す。)で示されるもの、R9(AO)qOCOCH
=CHCO2M(式中R9は炭素数1〜21のアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基、AOは炭素数2
〜4のオキシアルキレン基、qは2〜200の整数、M
はアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミ
ニウムイオンを示す。)で示されるもの等]、
【0030】(4)アニオン系イタコン酸エステル類
[CH2=C(CH2CO28)CO2(CH2mSO3
(式中R8は炭素数5〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、mは1〜4の整数、Mはアルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミニウムイ
オンを示す。)で示されるもの、CH2=C(CH2CO
28)CO2CH2CH(OH)CH2SO3M(式中R8
は炭素数5〜21のアルキル基、アルケニル基またはア
ラルキル基、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイ
オンまたはアミニウムイオンを示す。)で示されるもの
等]、
【0031】(5)非イオン系(メタ)アクリル酸エス
テル類[CH2=C(R3)CO(AO)qOR8(式中R
3は水素原子またはメチル基、R8は炭素数5〜21のア
ルキル基、アルケニル基またはアラルキル基、AOは炭
素数2〜4のオキシアルキレン基、qは2〜200の整
数を示す。)で示されるもの、CH2=C(R3)CO
(PO)q(EO)sOHまたはCH2=C(R3)CO
(EO)q(PO)sOH(式中R3は水素原子またはメ
チル基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチ
レン基、q及びsは2〜200の整数を示す。)で示さ
れるもの等]、
【0032】(6)非イオン系アリル化合物類
[(R6)(R7)Ar(CH2CH=CH2)O(AO)
qH(式中R6は炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
ル基、またはアラルキル基、R7は水素原子または炭素
数4〜18のアルキル基、アルケニル基、またはアラル
キル基、Arは芳香族環、AOは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基、qは2〜200の整数を示す。)で示さ
れるもの等]、
【0033】(7)非イオン系マレイン酸エステル類
[R6(AO)qOCOCH=CHCO2(AO)s
7(式中R6は炭素数4〜18のアルキル基、アルケニル
基、またはアラルキル基、R7は水素原子または炭素数
4〜18のアルキル基、アルケニル基、またはアラルキ
ル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、q及
びsは2〜200の整数を示す。)で示されるもの
等]、
【0034】(8)非イオン系イタコン酸エステル類
{CH2=C[CH2CO2(AO)q6]CO2(AO)
s7(式中R6は炭素数4〜18のアルキル基、アルケ
ニル基、またはアラルキル基、R7は水素原子または炭
素数4〜18のアルキル基、アルケニル基、またはアラ
ルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、
q及びsは2〜200の整数を示す。)で示されるもの
等}、
【0035】(9)カチオン系(メタ)アクリル酸エス
テル類{[CH2=C(R3)COOCH2CH(OH)
CH2N(R113]X(式中R3は水素原子またはメチ
ル基、R11は炭素数4〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、Xはハロゲン原子を示す。)で
示されるもの等}、(10)カチオン系アリル化合物類
{[CH2=CHCH2CH(OH)CH2N(CH32
11]X(式中R11は炭素数4〜21のアルキル基、ア
ルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン原子を示
す。)で示されるもの、[CH2=CHCH2N(C
3211]X(式中R11は炭素数4〜21のアルキル
基、アルケニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン原
子を示す。)で示されるもの等}等が挙げられる。
【0036】これらの中では、各種モノマー、特にスチ
レンとの共重合性が良好である点で、(1)、(5)及
び(9)のものが好ましく、通常の紙塗工用塗料に用い
られる顔料分散剤[例えば、ポリ(メタ)アクリル酸ナ
トリウム]によって凝集しにくいという点で、(1)〜
(4)のものが好ましい。(1)のうち、アニオン基と
ポリオキシプロピレン鎖とを有する(メタ)アクリレー
トが特に好ましい。
【0037】樹脂ラテックスを製造する時の乳化剤
(a)の使用量は、通常、樹脂分に対して0.1〜20
重量%である。
【0038】本発明における樹脂ラテックス(B)を構
成する樹脂は、各種モノマーの(共)重合体である。モ
ノマーとしては特に制限はなく、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等、N,N−ジブチル(メタ)アクリルアミド、N
−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド、(メタ)ア
クリロニトリル、スチレン、1−メチルスチレン、酢酸
ビニル、ビニルアルコール、ブタジエン、塩化ビニル、
イソプレン、クロロプレン、ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロイルオキシポリグリセロー
ル、ビニルアルコール、アリルアルコール、(メタ)ア
クリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ビニル−2
−ピロリドン、ビニルイミダゾール、N−メチロール−
ε−カプロラクタム、N−メチロールマレイミド、N−
ビニルスクシンイミド、p−アミノスチレン、N−ビニ
ルカルバゾール、2−ビニルピリジン、2−シアノエチ
ル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(無
水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホ
ン酸、(メタ)アクリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、ビニル安息香酸、アルキルアリルスルホコハク酸、
(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステ
ル、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、ビニルアニリン、1,1,1−トリメチルア
ミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−
エチルアミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチ
ル−1−(2’−フェニル−2’−ヒドロキシエチル)
アミン(メタ)アクリルイミド、及び、1,1,1−ト
リメチルアミン(メタ)アクリルイミド等、ならびにこ
れらの組合せが挙げられる。
【0039】樹脂ラテックス(B)としては、スチレン
−ブタジエン系樹脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂あるいはエチレン−酢酸ビ
ニル系樹脂のラテックスが好ましく、特に、スチレン−
ブタジエン系樹脂ラテックスが好ましい。
【0040】樹脂ラテックス(B)の樹脂分は、通常2
0〜75%であり、好ましくは、40〜60%である。
【0041】樹脂ラテックス(B)の製造に際しては、
公知の重合開始剤や連鎖移動剤が使用される。重合開始
剤としては、有機系重合開始剤[パーオキシド類(クメ
ンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキシド、パラメンタンハイドロパーオキシ
ド、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド
等)、アゾ化合物類(アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソバレロニトリル等)]、無機系重合開始剤
[過硫酸塩(過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウム等)等]等が挙げられる。重合開始剤の
使用量は、通常、樹脂分に対して0.01〜5重量%で
ある。
【0042】樹脂ラテックス(B)の製造において、樹
脂の分子量、ラテックスのゲル含有量等を調整する目的
で公知の連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤
としては、α−メチルスチレンダイマー(2,4−ジフ
ェニル−4−メチル−1−ペンテン等)、ターピノーレ
ン、テルピネン、ジペンテン、炭素数8〜18のアルキ
ルメルカプタン、炭素数8〜18のアルキレンジチオー
ル、チオグリコール酸アルキル、ジアルキルキサントゲ
ンジスルフィド、テトラアルキルチウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、等が挙げられる。これらは、単独ある
いは2種以上を組み合わせて使用できる。連鎖移動剤の
使用量は、通常、樹脂ラテックス(B)中の樹脂を構成
する単量体100重量部に対して0〜15重量部であ
る。
【0043】なお、還元剤[ピロ重亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸第一鉄、
グルコース、ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシレ
ート、L−アスコルビン酸(塩)]、キレート剤(グリ
シン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
等)、pH緩衝剤(トリポリリン酸ナトリウム、テトラ
ポリリン酸カリウム等)等の添加剤を樹脂ラテックス
(B)の製造中に含有させてもよい。
【0044】本発明における一定の温度を境界にして親
水性と疎水性が可逆的に変化するビニル重合体(C)と
しては、その水溶液または水懸濁液を加熱するとシャー
プにゲル化に至るものが好ましく、例えば、環状アミン
または炭素数5以上の非環状アミンのアルキレンオキシ
ド付加物のビニルカルボン酸エステル(b)からなる重
合体(C1)、N−アルキルまたはN−アルキレン(メ
タ)アクリルアミドからなる重合体(C2)、ポリアル
キレングリコールモノアルキルエーテルモノ(メタ)ア
クリレートまたはポリアルキレングリコールモノフェニ
ルエーテルモノ(メタ)アクリレートからなる重合体
(C3)、ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルエーテルからなる重合体(C4)およびポリエチレ
ングリコールモノフェニルモノビニルエーテルからなる
重合体(C5)などが挙げられる。これらのうち、加熱
乾燥中に紙塗工用塗料中の樹脂ラテックス粒子の表面へ
の移行を抑制する効果が高く、透気度が高く耐ブリスタ
ーが良好な塗被紙が得られるという点で、重合体(C
1)が好ましい。
【0045】ビニルカルボン酸エステル(b)における
環状アミンとしては、アルキレンオキシドが付加するた
めの活性水素を有する環状アミンであれば特に制限はな
く、従って、環の内外にアミン性窒素を有していればよ
い。活性水素基は、アミノ基から由来してもよいし、ま
た水酸基、カルボキシル基など、アルキレンオキシドが
付加し得る基であればいずれから由来していてもよい。
【0046】このような環状アミンとしては、例えば、
非芳香族性ヘテロサイクリックアミン[アジリジン環を
有するもの(アジリジン、2−メチルアジリジン、2−
エチルアジリジンなど)、ピロリジン環を有するもの
(ピロリジン、2−メチルピロリジン、2−エチルピロ
リジン、2−ピロリドン、スクシンイミド、1,2−シ
クロヘキサンジカルボキシイミドなど)、ピペリジン環
を有するもの(ピペリジン、2−メチルピペリジン、
3,5−ジメチルピペリジン、2−エチルピペリジン、
4−ピペリジノピペリジン、2−メチル−4−ピロリジ
ノピペリジン、エチルピコリコネートなど)、ピペラジ
ン環を有するもの(1−メチルピペラジン、1−メチル
−3−エチルピペラジンなど)、モルフォリン環を有す
るもの(モルフォリン、2−メチルモルフォリン、3,
5−ジメチルモルフォリン、チオモルフォリンなど)、
ピロリン類(3−ピロリン、2,5−ジメチル−3−ピ
ロリン、2−フェニル−2−ピロリンなど)、ピラゾリ
ン類(ピラゾリンなど)、イミダゾール類(2−メチル
イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾールなど)、ピラゾール類(ピラ
ゾール、ピラゾールカルボン酸など)、ピリドン類(α
−ピリドン、γ−ピリドンなど)、およびε−カプロラ
クタム、ピリダジノン、ピリダリン、ピリドインな
ど];芳香族ヘテロサイクリックアミン[2−ヒドロキ
シピリジン、2−ヒドロキシ−3,5−ジターシャリブ
チルピリジン、2−カルボキシルピリジン、4−ピリジ
ルカルビノール、2−ヒドロキシピリミジン、ピロー
ル、2−フェニルピロールなど];芳香族アミン[アニ
リン、3−メチルアニリン、N−メチルアニリン、N−
イソプロピルアニリンなど]などが挙げられる。
【0047】これらの環状アミンのうち、好ましいの
は、非芳香族性サイクリックアミンである。なかでも好
ましいのは、ピペリジン環を有するもの及びモルフォリ
ン環を有するもの、最も好ましいのは、モルフォリン環
を有するものである。
【0048】ビニルカルボン酸エステル(b)における
炭素数5以上の非環状アミンは、アルキレンオキシドが
付加するための活性水素を有する炭素数5以上の非環状
アミンであれば特に制限はない。例えば、炭素数5以上
の1級の脂肪族非環状アミン(ジメチルプロピルアミ
ン、2−エチルブチルアミン、ペンチルアミン、2,2
−ジメチルブチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキ
シルアミン、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミ
ン、イソデシルアミン、ラウリルアミンなど)、炭素数
5以上の2級の脂肪族非環状アミン[メチルブチルアミ
ン、メチルイソブチルアミン、メチルターシャリブチル
アミン、メチルペンチルアミン、メチルヘキシルアミ
ン、メチル(2−エチルヘキシル)アミン、メチルオク
チルアミン、メチルノニルアミン、メチルイソデシルア
ミン、エチルプロピルアミン、エチルイソプロピルアミ
ン、エチルブチルアミン、エチルイソブチルアミン、エ
チルターシャリブチルアミン、エチルペンチルアミン、
エチルヘキシルアミン、エチル(2−エチルヘキシル)
アミン、エチルオクチルアミン、ジプロピルアミン、ジ
イソプロピルアミン、プロピルブチルアミン、プロピル
イソブチルアミン、プロピルターシャリブチルアミン、
プロピルペンチルアミン、プロピルヘキシルアミン、プ
ロピル(2−エチルヘキシル)アミン、プロピルオクチ
ルアミン、イソプロピルブチルアミン、イソプロピルイ
ソブチルアミン、イソプロピルターシャリブチルアミ
ン、イソプロピルペンチルアミン、イソプロピルヘキシ
ルアミン、イソプロピル(2−エチルヘキシル)アミ
ン、イソプロピルオクチルアミン、ジブチルアミン、ジ
イソブチルアミン、ジターシャリブチルアミン、ブチル
ペンチルアミン、ジペンチルアミン、ジシクロヘキシル
アミンなど]、が挙げられる。
【0049】炭素数5以上の非環状アミンのうち好まし
いのは、炭素数5〜8の1級の脂肪族非環状アミンであ
る。
【0050】アルキレンオキシドとしては、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどが
挙げられる。これらのうち好ましいものは、エチレンオ
キシドまたはプロピレンオキシド、及びこの両者の組合
せである。
【0051】アルキレンオキシドの付加モル数は、通常
1〜50モル、好ましくは1〜5モルである。
【0052】ビニルカルボン酸エステル(b)は、前記
環状アミンまたは炭素数5以上の非環状アミンのアルキ
レンオキシド付加物とビニルカルボン酸とのエステルで
ある。このビニルカルボン酸は、ビニル基とカルボキシ
ル基が直結している必要はなく、例えば、(メタ)アク
リル酸、(イソ)クロトン酸、マレイン酸、フマル酸及
びイタコン酸などのラジカル重合性不飽和脂肪族カルボ
ン酸;ビニル安息香酸および2−カルボキシ−4−イソ
プロペニル−3−ピロリジン酢酸などのラジカル重合性
芳香族カルボン酸;ならびにこれらのエステル形成性誘
導体(酸無水物あるいは酸ハロゲン化物)が挙げられ
る。
【0053】これらのうち、(メタ)アクリル酸、マレ
イン酸、ビニル安息香酸、及びこれらのエステル形成性
誘導体が好ましく、(メタ)アクリル酸、及び(メタ)
アクリル酸のエステル形成性誘導体が特に好ましい。
【0054】重合体(C1)は、ビニルカルボン酸エス
テル(b)の重合体でも、ビニルカルボン酸エステル
(b)と他のビニル系モノマー(c)との共重合体でも
よいが、(b)を構成単位として50重量%以上含有す
る必要がある。好ましくは、70重量%以上含有するこ
とである。
【0055】他のビニル系モノマー(c)としては、
(c−1)親水性のもの[ビニルカルボン酸エステル
(b)を除く]、(c−2)親油性ビニルモノマーのも
のでもよい。
【0056】(c−1)としては、ノニオン性の化合物
[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
イルオキシポリグリセロール、ビニルアルコール、アリ
ルアルコール、(メタ)アクリルアミド、N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、ビニルイミ
ダゾール、N−メチロール−ε−カプロラクタム、N−
メチロールマレイミド、N−ビニルスクシンイミド、p
−アミノスチレン、N−ビニルカルバゾール、2−ビニ
ルピリジン、2−シアノエチル(メタ)アクリレート
等];アニオン性の化合物[(メタ)アクリル酸、(無
水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホ
ン酸、(メタ)アクリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、ビニル安息香酸、アルキルアリルスルホコハク酸、
(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステ
ル等の酸及びこれらの塩];カチオン性の化合物[N,
N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,
N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、ビニルアニリン及びこれらの酸塩];アミンイミ
ド基を有する化合物[1,1,1−トリメチルアミン
(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−エチ
ルアミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−
1−(2’−フェニル−2’−ヒドロキシエチル)アミ
ン(メタ)アクリルイミド、1,1,1−トリメチルア
ミン(メタ)アクリルイミド等]が挙げられる。
【0057】(c−2)としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリレート誘導体、N,N−ジブチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド等のN−アルキル(メタ)アクリル
アミド誘導体、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、
1−メチルスチレン、酢酸ビニル、ブタジエン、塩化ビ
ニル、イソプレン等が挙げられる。
【0058】ビニル重合体(C1)は、例えば、特開平
6−9848号公報に記載の方法によって得られる。
【0059】重合体(C2)としては、N−アルキルま
たはN−アルキレン(メタ)アクリルアミドモノマーの
(共)重合体及び該モノマーと前記の他のビニルモノマ
ー(c)との共重合体が挙げられる。
【0060】重合体(C2)を構成するN−アルキルま
たはN−アルキレン(メタ)アクリルアミドモノマーの
具体例としては、N−エチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−シクロプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−(メタ)アクリロイルピペリジン、N−(メ
タ)アクリロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイ
ルヘキサヒドロアゼン、(メタ)アクリロイルモルホリ
ン、N−テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N
−エトキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソ
プロポキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−エト
キシエチル(メタ)アクリルアミド、N−(2,2−ジ
メトキシエチル)−N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−1−メチル−2−メトキシエチル(メタ)アク
リルアミド、N−1−メトキシメチルプロピル(メタ)
アクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン−2−イ
ル)−N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−8−ア
クリロイル−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ
[4,5]デカン、あるいはN−メトキシエチル−N−
n−プロピル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
【0061】重合体(C2)は、例えば、特開平1−1
4276号公報に記載の方法によって得られる。
【0062】重合体(C3)を構成するω−アルコキシ
ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートま
たはω−フェノキシポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートとしては、1価アルコールのエチレン
オキシド付加物の(メタ)アクリル酸エステル[ω−メ
トキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−エトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、ω−プロポキシポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ω−ブトキシポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ω−シクロヘキ
シルポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−フェノキシポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのプロピレンオ
キシド付加物のエチレンオキシド付加物[ω−メトキシ
(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのエチレンオキ
シド付加物のプロピレンオキシド付加物[ω−メトキシ
ポリオキシエチレン(ポリ)オキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのプロピレンオ
キシド付加物のエチレンオキシド付加物のプロピレンオ
キシド付加物[ω−メトキシ(ポリ)オキシプロピレン
ポリオキシエチレン(ポリ)オキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、あるいは1価アルコールのエチ
レンオキシド付加物のプロピレンオキシド付加物のエチ
レンオキシド付加物[ω−メトキシポリオキシエチレン
(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレンモノ(メ
タ)アクリレート等]等が挙げられる。前記ポリアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート中のポリオキ
シアルキレン重合度は2〜50である。重合体(C3)
としては、これらのモノ(メタ)アクリレート1種以上
の(共)重合体及びコモノマーとの共重合体が挙げられ
る。コモノマーとしては、前記ビニルモノマー(c)と
同一のものが使用できる。
【0063】重合体(C3)は、例えば、特開平6−2
3375号公報に記載の方法によって得られる。
【0064】重合体(C4)を構成するポリアルキレン
グリコールモノアルキルモノビニルエーテルとしては、
1価アルコールのエチレンオキシド付加物と塩化ビニル
とから得られるビニルエーテル(ポリエチレングリコー
ルモノエチルモノビニルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノプロピルモノビニルエーテル、ポリエチレング
リコールモノブチルモノビニルエーテル等)、1価アル
コールのプロピレンオキシド/エチレンオキシド付加物
と塩化ビニルとから得られるビニルエーテル[(ポリ)
オキシプロピレンポリオキシエチレングリコールモノメ
チルモノビニルエーテル等]、(ポリ)オキシエチレン
(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレングリコー
ルモノメチルモノビニルエーテル等]等が挙げられる。
重合体(C5)を構成するポリアルキレングリコールモ
ノフェニルモノビニルエーテルとしては、フェノール類
のエチレンオキシド付加物と塩化ビニルとから得られる
ビニルエーテル(ポリエチレングリコールモノフェニル
モノビニルエーテル等)が挙げられる。前記ポリアルキ
レングリコールモノビニルエーテル中のポリオキシアル
キレン重合度は2〜50である。
【0065】重合体(C4)または(C5)としては、
これらのモノビニルエーテル1種以上の(共)重合体及
びコモノマーとの共重合体が挙げられる。コモノマーと
しては、前記ビニル系モノマー(c)と同一のものが使
用できる。
【0066】重合体(C4)または(C5)は、例え
ば、ジャーナルオブポリマーサイエンス:パートA:ポ
リマーケミストリー、30巻2407頁(1992年)
に記載の方法によって得られる。
【0067】ビニル重合体(C)の重量平均分子量は、
通常1,000〜5,000,000、好ましくは、1
0,000〜2,000,000、特に好ましくは10
0,000〜1,000,000である。
【0068】本発明において、樹脂ラテックス(B)と
ビニル重合体(C)の割合は、重量に基づいて通常70
〜99.99:0.01〜30、好ましくは80〜9
9.5:0.05〜20である。(C)の割合が0.0
1重量%未満であると、得られる光沢が不十分となる。
【0069】本発明において(B)と(C)からなる組
成物は、樹脂ラテックス(B)とビニル重合体(C)単
独あるいは(C)の水溶液とを、ビニル重合体(C)の
親水性から疎水性へと変化する温度よりも低い温度で、
通常の混合装置(櫂型撹拌翼等)で混合することによっ
て得られる。
【0070】本発明において(B)と(C)からなる組
成物は、必要に応じて、紙との接着力を高めるためある
いは紙塗工用塗料の保水力を高めるため等の目的で、カ
チオン化デンプン、酸化デンプン、カゼイン、大豆蛋
白、合成蛋白、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸
系樹脂、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース等紙紙塗工用塗料に使用される公知の水溶
性化合物を含有することができる。
【0071】本発明における紙塗工用塗料を製造する方
法について述べる。まず、デラミネーテッドクレー
(A)を50重量%以上含む顔料組成物を顔料分散剤、
消泡剤の存在下、分散装置を用いて水に分散し、ピグメ
ントスラリーを得る。次いで、水に溶解された水溶性バ
インダーを加え、均一化後、(B)と(C)の混合物及
びその他の添加剤を配合することによって紙塗工用塗料
が得られる。
【0072】前記顔料分散剤としては、ポリ(メタ)ア
クリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム等が挙げられる。消泡剤としては鉱
物油系消泡剤、シリコン系消泡剤等が挙げられる。その
他の添加剤としては、潤滑剤、pH調整剤、防腐剤、耐
水化剤、印刷適性向上剤、離型剤、光沢付与剤、着色
剤、蛍光染料、帯電防止剤等、紙塗工用塗料に用いられ
る公知の添加剤が挙げられる。
【0073】分散装置としては、ハイスピードミキサ
ー、ケディミル、スピードミル、シグマブレードニーダ
ー、モアハウスミル、リードニーダー等が挙げられる。
【0074】前記紙塗工用塗料を用いて塗被紙を製造す
る方法について述べる。塗被紙は、通常、塗工機を用い
て塗工用原紙に紙塗工用塗料を塗工し、乾燥及び処理す
ることによって得られる。塗料の塗工量は、乾燥後の重
量として通常1〜50g/m2、好ましくは5〜25g/
2である。
【0075】塗工用原紙としては、特に制限はなく、坪
量が35〜400g/m2の、酸性紙または中性紙の上質
紙、中質紙または下級紙が使用される。また、必要に応
じて、一般の紙塗工用塗料または本発明における紙塗工
用塗料を予備塗工した塗被紙を塗工用原紙として使用す
ることも可能である。さらに必要に応じてこの予備塗工
した紙を前もって平滑化処理を施したものを原紙として
使用することも可能である。
【0076】塗工は、塗工機によって一層あるいは多層
に分けて行われる。塗工機としては、ロールコーター
(サイズプレス、ゲートロールコーター等)、両面同時
塗工型コーター(ビルブレードコーター、ツインブレー
ドコーター等)、各種ブレードコーター(ベンチ式ブレ
ードコーター、ヘリコーター等)、エアナイフコータ
ー、ロッドコーター、ブラシコーター、カーテンコータ
ー、チャンプレックスコーター、バーコーター、グラビ
アコーター等を設けたオンマシンあるいはオフマシンコ
ーターが挙げられる。
【0077】塗被紙は、塗工して乾燥後、平滑化処理す
ることによって得られる。
【0078】乾燥に用いるドライヤーとしては、赤外線
ドライヤー、ドラムドライヤー、エアキャップドライヤ
ー、エアホイルドライヤー、エアコンベアドライヤー、
及びこれらの組合せが挙げられる。
【0079】乾燥温度はドライヤーの種類によって種々
変化するがドライヤー内部の温度は通常50〜300℃
である。
【0080】平滑化処理は、通常のカレンダー(スーパ
ーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー、
マシンカレンダー等)をオンマシンあるいはオフマシン
で用いることによって行うことができる。処理圧力、温
度は特に制限はなく、ニップ圧は通常20〜500kg/c
m、温度は通常室温20〜150℃で行われる。加圧ニ
ップ数は、通常1〜15である。また、仕上げ後の途工
紙の調湿、加湿のためにロールによる水塗り装置、静電
加湿装置、蒸気加湿装置等を前記カレンダーとともに配
置することもできる。
【0081】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
【0082】製造例1 2−モルホリノエチルメタクリレート(モルホリンのエ
チレンオキシド1モル付加物とメタクリル酸とのエステ
ル)100部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱
気後密閉し、50℃で8時間重合させて、重合体1を得
た。
【0083】製造例2 2−(2−モルホリノエトキシ)エチルメタクリレート
(モルホリンのエチレンオキシド2モル付加物、メタク
リル酸とのエステル)90部と、メチルメタクリレート
10部及び2,2’−アゾ ビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後
密閉し、60℃で8時間重合させて、重合体2を得た。
【0084】製造例3 2−モルホリノプロピルメタクリレート(モルホリンの
プロピレンオキシド1モル付加物とメタクリル酸とのエ
ステル)80部、スチレン5部、メチルメタアクリレー
ト10部、ヒドロキシエチルメタクリレート5部及び
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、5
0℃で8時間重合させて、重合体3を得た。
【0085】製造例4 2−(2−ピペリジノエトキシ)エチルメタクリレート
80部、N,N−ジブチルアクリルアミド10部、スチ
レン10部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)0.5部をアンプルに加え、凍結脱気
後密閉し、50℃で8時間重合させて、重合体4を得
た。
【0086】製造例5 撹拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管、温度計を備えた
加圧反応容器にラジカル重合性基を有する乳化剤として
アクリロイルオキシポリプロピレン(重合度=12)硫
酸エステル10部、水102部、スチレン45部、メチ
ルメタクリレート9部、メタクリル酸4部、過硫酸ナト
リウム1部およびラウリルメルカプタン0.2部を仕込
み、撹拌下、系内を窒素ガスで置換後、滴下ボンベから
ブタジエン37部を圧入し、50℃で30時間、85℃
で5時間反応させた。水酸化ナトリウム水溶液でpH
8.5に調整し、減圧下未反応モノマーをストリッピン
グすることによって、SBR系樹脂ラテックス1(固形
分47.9%、以下SBR1という)を得た。SBR1
の水相の乳化剤量は0.0003mmol/g(樹
脂)。
【0087】製造例6 製造例5と同様にして、スチレン50部、メチルメタク
リレート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル5
部、ブタジエン32部及びメタクリロイルオキシポリオ
キシプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩10
部から、SBR系樹脂ラテックス2(固形分48.3
%、以下SBR2という)を得た。SBR2の水相の乳
化剤量は、0.0005mmol/g(樹脂)であっ
た。
【0088】製造例7 乳化剤としてアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
Na[三洋化成工業(株)製エレミノールMON-7]10
部を用いた以外は製造例6と同様にして、比較のための
SBR系樹脂ラテックス3(固形分48.2%、以下S
BR3という)を得た。SBR3の水相の乳化剤量は、
0.1mmol/g(樹脂)であった。
【0089】実施例1〜5、比較例1〜2 水25部、分散剤[アロンT−40/東亜合成社製]
0.4部、水酸化ナトリウム0.1部とともに、デラミ
ネーテッドクレー[NU−CLAY/エンゲルハード社
製]100部からなる顔料組成物をディスパーで、20
00回転で30分間分散混合し、この分散液に、リン酸
エステル化デンプン[MS4600/日本食品社製]2
部、離型剤としてのステアリン酸カルシウム[SN−2
30/サンノプコ社製]0.5部、製造例1で得た重合
体1の40%水溶液0.07部及び製造例6で得たSB
R1を8部を配合して得たバインダー組成物1を8.1
部、及び適量の水を加え均一混合し、濃度62重量%の
紙塗工用塗料1を得た。前記と同様の操作をして、重合
体2及びSBR1とを混合して作成したバインダー組成
物2を用いて紙塗工用塗料2を、重合体3及びSBR2
を用いて紙塗工用塗料組成物3を、重合体4及びSBR
2を用いて紙塗工用塗料4をそれぞれ得た。また、重合
体1とSBR3を用いて比較のための紙塗工用塗料6を
得た。
【0090】また、顔料組成物として、デラミネーテッ
ドクレー[商品名:NU−CLAY/エンゲルハード社
製]50部、1級カオリン[Lustra/エンゲルハ
ード社製]25部、および2級カオリン[HYDRAS
PERSE/J.M.HUBER社製]25部からなる
顔料組成物を用いる以外は紙塗工用塗料1を得た時と同
様の操作をして、紙塗工用塗料5を得た。また、顔料組
成物として、デラミネーテッドクレーを用いないで、1
級クレー50部および2級クレー50部からなる顔料組
成物を用いる以外は紙塗工用塗料1を得た時と同様の操
作をして、比較のための紙塗工用塗料7をそれぞれ得
た。
【0091】坪量50g/m2の塗工原紙に、前記紙塗工
用塗料1〜7を、それぞれブレードコーターで乾燥重量
が12g/m2となるように塗工し、熱風温度150℃の
熱風乾燥機で水分が5%になるまで乾燥後、スーパーカ
レンダーを通して、紙塗工用塗料1〜5から実施例1〜
5の塗被紙1〜5を、紙塗工用塗料6及び7から比較例
6、7の塗被紙6及び7をそれぞれ作成した。得られた
各塗被紙の諸物性を測定した。結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】[評価方法] (1)白紙光沢 村上色彩研究所(株)製グロスメーターで75゜光沢を
測定した。
【0094】(2)塗被紙の剛度 JIS−P−8142に基いてクラーク剛度を測定し
た。
【0095】(3)グラビア印刷適性 印刷局式グラビア印刷適性試験機(熊谷理機工業社製)
を用い、印圧20Kg/cm、印刷速度100m/分の
条件で印刷し、網点面積15%の部分における1平方c
m当たりのミスドットの個数を測定した。
【0096】(4)スーパーカレンダー汚れ 塗被紙通過後のスーパーカレンダーロールを目視観察
し、汚れが全くないものを○、塗工層がロール表面に付
着するなどして汚れがあるものを×で示した。
【0097】
【発明の効果】本発明によって得られる塗被紙は、製造
時のスーパーカレンダー汚れの発生が少なく、白紙光沢
と、紙腰に優れ、且つグラビア印刷適性に優れたグラビ
ア印刷用塗被紙であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙の上に顔料及びバインダーを主成分
    とする塗被層が形成されてなるグラビア印刷用塗被紙に
    おいて、該塗被層が、顔料としてデラミネーテッドクレ
    ー(A)が絶乾全顔料の重量当たり50〜100重量%
    および、バインダーとして、水相の乳化剤量が、0.0
    1mmol/g以下である樹脂ラテックス(B)と一定
    の温度を境界にして親水性と疎水性が可逆的に変化する
    ビニル重合体(C)を含有することを特徴とするグラビ
    ア印刷用塗被紙。
  2. 【請求項2】 樹脂ラテックス(B)が、(メタ)アク
    リロイルオキシ基を有する乳化剤を用いて製造した樹脂
    ラテックスである請求項1記載のグラビア印刷用塗被
    紙。
JP3507497A 1997-02-19 1997-02-19 グラビア印刷用塗被紙 Pending JPH10237795A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002085634A1 (fr) * 2001-04-18 2002-10-31 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Emulsion et liquide de revetement et support d'enregistrement utilisant cette emulsion
US7175892B2 (en) 2001-04-18 2007-02-13 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Emulsion and coating liquid and recording medium using the same
JP2010196217A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Nippon Paper Industries Co Ltd グラビア印刷用塗工紙

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