JP2779610B2 - 熱可逆的増粘性バインダー組成物 - Google Patents

熱可逆的増粘性バインダー組成物

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JP2779610B2
JP2779610B2 JP15765096A JP15765096A JP2779610B2 JP 2779610 B2 JP2779610 B2 JP 2779610B2 JP 15765096 A JP15765096 A JP 15765096A JP 15765096 A JP15765096 A JP 15765096A JP 2779610 B2 JP2779610 B2 JP 2779610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバインダー組成物に
関し、さらに詳しくは、特に塗工紙の製造に供すれば、
高い光沢と印刷適性を付与する感温ゲル化性を有するバ
インダー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、エチレン性不飽和基含有重合性界
面活性剤を乳化剤に用いて乳化重合してなる樹脂のガラ
ス転移温度が−30〜50℃のラテックスに、感熱ゲル
化剤を配合した感温ゲル化性ラテックス組成物(特開平
6−299000号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記組成物は
加熱によってゲル化するものの、例示されている感熱ゲ
ル化剤はいずれもノニオン性であり、塗工紙の製造に供
した場合に光沢あるいは印刷適性の向上効果が低いとい
う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、塗工紙の製
造に供した場合に光沢あるいは印刷適性の向上効果が高
い感温ゲル化性バインダー組成物について鋭意検討した
結果、イオンコンプレックスを形成する感温ゲル化剤と
樹脂ラテックスとを組合せることにより、加熱によって
速やかに強固なゲルを形成させることができ、塗工紙の
製造に供した場合に光沢あるいは印刷適性の向上効果が
顕著に高くなることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、アニオン性樹脂ラテッ
クス(A)と、一定の温度を境界にして親水性と疎水性
が可逆的に変化し、かつカチオン性基を含有する増粘性
化合物(B)とを含有してなることを特徴とする熱可逆
的増粘性バインダー組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるアニオン性樹脂ラ
テックス(A)としては、樹脂の種類には特に制限は無
く、例えば、ビニル重合体(アクリル系樹脂、スチレン
−アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、ブタ
ジエン−アクリロニトリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル系樹脂、エチレン/プロピレン系
樹脂、ポリブタジエン系樹脂等)、ポリウレタン樹脂、
ポリウレタンウレア樹脂等の樹脂のアニオン性樹脂ラテ
ックスが挙げられる。該(A)はアニオン性であること
が必要であり、それにより、一定の温度を境界にして親
水性と疎水性が可逆的に変化しかつカチオン性基を含有
する増粘性化合物(B)と組み合わせた場合にイオンコ
ンプレックスを形成し、高い感温ゲル化性を与えること
ができる。
【0007】(A)のうち、ビニル重合体のアニオン性
樹脂ラテックスを構成する樹脂は、各種ラジカル重合性
モノマーの(共)重合体であり、ラジカル重合性モノマ
ーとしては、例えば、アクリル系モノマー[メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロイルオキシポリグリセロール、N,N−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル
アミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジブチル(メタ)アクリルアミ
ド、シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド、N−メチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、2−シアノエチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルスルホン
酸、(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エ
ステル、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリ
ルイミド、1,1−ジメチル−1−エチルアミン(メ
タ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−(2’−
フェニル−2’−ヒドロキシエチル)アミン(メタ)ア
クリルイミド、及び、1,1,1−トリメチルアミン
(メタ)アクリルイミド、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロニトリル等]、スチレン系モ
ノマー(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、p−アミノスチレン、スチレンスルホン酸、ビニル
安息香酸、ジビニルベンゼン等)、ジエン系モノマー
(ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等)、ビニル
エステル系モノマー(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等)およびその他のモノマー[エチレン、プロピレン、
ビニルアルコール、塩化ビニル、ビニルアルコール、ア
リルアルコール、N−ビニル−2−ピロリドン、ビニル
イミダゾール、N−メチロール−ε−カプロラクタム、
N−メチロールマレイミド、N−ビニルスクシンイミ
ド、N−ビニルカルバゾール、2−ビニルピリジン、
(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルス
ルホン酸、アルキルアリルスルホコハク酸等]等ならび
にこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
【0008】ビニル重合体のアニオン性樹脂ラテックス
は、前記ラジカル重合性モノマーをアニオン性乳化剤あ
るいはアニオン性水溶性ポリマー[(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリルスルホン酸、(メタ)アクリロイ
ルポリオキシアルキレン硫酸エステル、スチレンスルホ
ン酸、ビニル安息香酸、(無水)マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、アルキルアリルス
ルホコハク酸等を50重量%以上含有するビニルポリマ
ーの塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリ、、アンモニア、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ミン類)による(部分)中和塩等]を用いて公知の条件
で乳化重合する方法、有機溶剤中でアニオン性官能基
(カルボキシル基、スルホキシル基等)を有するポリマ
ーを公知の方法で合成し必要により塩基で中和し水を加
えて乳化後に溶剤を除去する方法等によって得られる。
乳化重合する場合にはラジカル重合性基を有するアニオ
ン性乳化剤(a)またはアニオン性水溶性ポリマーを使
用すると、ラテックス中の水相の乳化剤量が少なくなる
結果、本発明のバインダー組成物の感温ゲル化性がさら
に良好となるので好ましく、水相の乳化剤量が0.01
mmol/g(樹脂)以下である場合が特に好ましい。
【0009】水相の乳化剤量は、樹脂ラテックスから樹
脂分を除いて得た水相を、液体クロマトグラフィー等で
分析し定量することによって求められる。樹脂ラテック
スから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテッ
クスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて除
く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて除
く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固化
させて除く方法等が挙げられる。
【0010】ラジカル重合性基を有するアニオン性乳化
剤(a)としては、例えば、下記一般式(1)〜(1
5)で示される、 (a1)アニオン性(メタ)アクリル酸エステル類[ CH2=C(R1)CO2(CH2)mSO3M (1) CH2=C(R1)CO2CH2C(R2)(OCOR3)CH2SO3M (2) CH2=C(R1)CO2CH2C(R2)(CH2OCOR3)SO3M (3) CH2=C(R1)CO224OCOAr(R4)CO224OSO3M (4) CH2=C(R1)CO(AO)pOSO3M (5) CH2=C(R1)CO(AO)pOCH2CO2M (6) で示されるもの等]、 (a2)アニオン性(メタ)アクリルアミド類[ CH2=C(R1)CONH(CH2)mSO3M (7) CH2=C(R1)CONHCH2C(R2)(OCOR3)CH2SO3M (8) CH2=C(R1)CONHCH2C(R2)(CH2OCOR3)SO3M (9) CH2=C(R1)CONHC24OCOAr(R4)CO224OSO3M(10) CH2=C(R1)CONHCH2(AO)pOSO3M (11) CH2=C(R1)CONHCH2(AO)pOCH2CO2M (12) で示されるもの等]、 (a3)アニオン性スチレン誘導体類[ CH2=CHAr(CH2)rSO3M (13) CH2=CHAr(AO)pSO3M (14) CH2=CHAr(AO)pOCH2CO2M (15) で示されるもの等]等が挙げられる。 上記の一般式(1)〜(15)において、R1は水素原
子またはメチル基、R2、R3、R4はそれぞれ独立に水
素原子または炭素数1〜24の、アルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、Arは芳香族環、AOは炭素
数2〜4のオキシアルキレン基、pは2〜200の整
数、Mはカチオン性対イオン(アルカリ金属イオン、ア
ンモニウムイオンまたはアミニウムイオン)である。
【0011】アニオン性乳化剤としては、上記ラジカル
重合性基を有するものが好ましいが、公知のラジカル重
合性基を有さないアニオン性乳化剤(ラウリル硫酸ナト
リウム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アル
キルジフェニルエーテルジスルホンサンナトリウム等)
も使用できる。上記のラジカル重合性基を有するアニオ
ン性乳化剤(a)のうちでは、重合安定性が良好である
という点で(a1)が好ましく、アニオン基とポリオキ
シプロピレン鎖とを有する(メタ)アクリレートが特に
好ましい。
【0012】該乳化剤(a)の使用量は、(a)と樹脂
分の合計重量に対して通常0.1〜20重量%である。
【0013】ビニル重合体のアニオン性樹脂ラテックス
の製造に際しては、公知の重合開始剤が使用される。重
合開始剤としては、有機系重合開始剤[パーオキシド類
(クメンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキシド、パラメンタンハイドロパーオ
キシド、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキ
シド等)、アゾ化合物類(アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリル等)]、無機系重合開
始剤[過硫酸塩(過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム等)等]等が挙げられる。重合開始
剤の使用量は、単量体混合物に対して通常0.01〜5
重量%である。
【0014】樹脂の分子量、ラテックスのゲル含有量等
を調整する目的で公知の連鎖移動剤を用いることができ
る。連鎖移動剤としては、α−メチルスチレンダイマー
(2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン
等)、ターピノーレン、テルピネン、ジペンテン、炭素
数8〜18のアルキルメルカプタン、炭素数8〜18の
アルキレンジチオール、チオグリコール酸アルキル、ジ
アルキルキサントゲンジスルフィド、テトラアルキルチ
ウラムジスルフィド、四塩化炭素等が挙げられる。これ
らは、単独あるいは2種以上を組み合わせて使用でき
る。連鎖移動剤の使用量は、単量体混合物に対して通常
0〜15重量%である。
【0015】また、還元剤[ピロ重亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸第一鉄、
グルコース、ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシレ
ート、L−アスコルビン酸(塩)]、キレート剤(グリ
シン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
等)、pH緩衝剤(トリポリリン酸ナトリウム、テトラ
ポリリン酸カリウム等)等の添加剤を(A)の製造中に
含有させてもよい。
【0016】(A)のうち、ポリウレタン樹脂またはポ
リウレタンウレア樹脂のアニオン性ラテックスとして
は、例えば特公昭43−9076号公報に記載のものが
使用できる。ポリウレタン樹脂のアニオン性ラテックス
の例としてはアニオン性のポリオール(ジメチロールプ
ロピオン酸、2,3−ジヒドロキシプロピルオキシエテ
タール硫酸エステルナトリウム塩等)を含むポリオール
成分とジイソシアネート化合物の付加重合体のラテック
スが挙げられる。
【0017】また、ポリウレタンウレア樹脂のアニオン
性ラテックスの例としては、上記ポリオール成分にポリ
アミン成分を併用したものが挙げられる。該ポリアミン
成分としては、例えば芳香族ポリアミン(ジアミノトル
エン等)、脂肪族または脂環族ポリアミン(エチレンジ
アミン、イソホロンジアミン等)およびジイソシアネー
ト化合物と水との反応によって得られるアミノ基含有化
合物が挙げられる。
【0018】上記に例示したアニオン性樹脂ラテックス
(A)のうちでは、ビニル重合体のアニオン性樹脂ラテ
ックスが好ましく、特に、接着力が良好であるという点
でスチレン−ブタジエン系樹脂のアニオン性樹脂ラテッ
クスが好ましい。
【0019】(A)中のアニオン性基含量は、(A)中
の樹脂分100g当り、通常0.01〜100meq、
好ましくは0.5〜50meqである。0.01meq
未満では高い感温ゲル化性が得にくく、100meqを
越えるとラテックスの安定性が低下することがある。樹
脂分濃度は、通常20〜75重量%、好ましくは40〜
60重量%である。また、樹脂ラテックス(A)の粒子
径は、通常10〜500nm、好ましくは50〜300
nmであり、pHは、通常3〜12、好ましくは6〜1
0である。粒子径が500nmを越える場合あるいはp
Hが3未満または12を越える場合には、感温ゲル化性
が十分に発揮できない。
【0020】本発明における、一定の温度を境界にして
親水性と疎水性が可逆的に変化しかつカチオン性基を含
有する増粘性化合物(B)としては、ポリオキシエチレ
ン基とカチオン性基を有する化合物(B1)、N−アル
キル−,N−アルキレン−またはN−アルコキシアルキ
ル(メタ)アクリルアミドとカチオン性基を有するビニ
ル単量体の共重合体(B2)のほか、カチオン性基を有
するエチレンオキシド変性ポリシロキサン、カチオン性
基を有するアルキルフェノールホルマリン縮合物のアル
キレンオキシド付加物、カチオン性基を有する水溶性セ
ルロース類、カチオン性基を有するポリビニルメチルエ
ーテル等が挙げられる。
【0021】ポリオキシエチレン基とカチオン性基を有
する化合物(B1)としては、ポリオキシエチレン基を
有するビニル単量体(b1)とカチオン性基を有するビ
ニル単量体(b2)を含む共重合体(B1−1);ポリ
オキシエチレン化合物のカチオン性誘導体(B1−
2);ポリエチレングリコール、カチオン性基を有する
ポリオールおよび二塩基酸との反応によって得られるポ
リエステル(B1−3);ポリエチレングリコール、カ
チオン性基を有するポリオールおよびジイソシアネート
化合物との反応によって得られるポリウレタン(B1−
4)等のうち、ポリオキシエチレン基を50重量%以
上、好ましくは70重量%以上含有するものが挙げられ
る。
【0022】(B1−1)を構成するポリオキシエチレ
ン基を有するビニル単量体(b1)としては、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリ
エチレングリコールモノメチルエーテルモノ(メタ)ア
クリル酸エステル、ポリエチレングリコールモノブチル
エーテルモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエチレ
ングリコールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ヒドロキシスチレンのエチレンオキシド
(2〜50モル)付加物、アリルアルコールのエチレン
オキシド(2〜50モル)付加物等が挙げられる。エチ
レンオキシドの重合度は通常2〜50モル、好ましくは
3〜25モルである。
【0023】(B1−1)を構成するカチオン性基を有
するビニル単量体(b2)としては、N,N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル
アミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジブ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
メチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ビニル
アニリン、モルホリノエチル(メタ)アクリレート、モ
ルホリノプロピル(メタ)アクリレート、ピペリジノエ
チル(メタ)アクリレート、N−メチルピペラジノエチ
ル(メタ)アクリレート、ピロリジノエチル(メタ)ア
クリレート、ビニルイミダゾール、p−アミノスチレ
ン、N−ビニルカルバゾール、2−ビニルピリジン等お
よびこれらの塩[塩酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、4級化剤
(メチルクロリド、ベンジルクロリド、エピクロルヒド
リン、エチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸
等)による4級アンモニウム塩等]が挙げられる。
【0024】(B1−1)は、ビニル単量体(b1)と
(b2)の共重合体でも、(b1)、(b2)と他のビ
ニル系モノマー(c)との共重合体でもよい。
【0025】他のビニル系モノマー(c)としては、
(c−1)親水性のもの[(b1)、(b2)を除く]
でも(c−2)親油性のものでもよい。
【0026】(c−1)としては、ノニオン性の化合物
[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリロイルオキシポリグリセロール、ビニルアルコー
ル、アリルアルコール、(メタ)アクリルアミド、N−
メチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、N
−メチロールマレイミド、N−ビニルスクシンイミド、
2−シアノエチル(メタ)アクリレート等];アニオン
性の化合物[(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、(メ
タ)アクリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニル
安息香酸、アルキルアリルスルホコハク酸、(メタ)ア
クリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステル等の酸及
びこれらの塩];アミンイミド基を有する化合物[1,
1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリルイミド、
1,1−ジメチル−1−エチルアミン(メタ)アクリル
イミド、1,1−ジメチル−1−(2’−フェニル−
2’−ヒドロキシエチル)アミン(メタ)アクリルイミ
ド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリルイ
ミド等]が挙げられる。
【0027】(c−2)としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリレート誘導体、N,N−ジブチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド等のN−アルキル(メタ)アクリル
アミド誘導体、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、
1−メチルスチレン、酢酸ビニル、ブタジエン、塩化ビ
ニル、イソプレン等が挙げられる。
【0028】ビニル重合体(B1−1)は、例えば、特
開平6−9848号公報に記載の方法と同様の方法によ
って得られる。
【0029】ポリオキシエチレン化合物のカチオン性誘
導体(B1−2)としては、アミノ化合物(アルキルア
ミン、環状アミン、芳香族アミン、アルカノールアミン
等)のエチレンオキシド付加物、アンモニアまたはアミ
ノ化合物のプロピレンオキシド付加物のエチレンオキシ
ド付加物等及びこれらの塩もしくは4級化物が挙げられ
る。
【0030】ポリエチレングリコール、カチオン性基を
有するポリオールおよび二塩基酸との反応によって得ら
れるポリエステル(B1−3)およびポリエチレングリ
コール、カチオン性基を有するポリオールおよびジイソ
シアネート化合物との反応によって得られるポリウレタ
ン(B1−4)を構成するカチオン性基を有するポリオ
ールとしては、モノアルキルまたは芳香族アミンのアル
キレンオキシド付加物、ジアルキルまたは芳香族アミノ
エチルグリシジルエーテル加水開環物、ポリ(メチルエ
チレンイミン)のアルキレンオキシド付加物等及びこれ
らの塩もしくは4級化物が挙げられる。
【0031】N−アルキル−,N−アルキレン−または
N−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドとカチ
オン性基を有するビニル単量体の共重合体(B2)を構
成するN−アルキル−,N−アルキレン−またはN−ア
ルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドとしては、N
−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)
アクリロイルピペリジン、(メタ)アクリロイルモルホ
リン、N−イソプロポキシプロピル(メタ)アクリルア
ミド、N−エトキシエチル(メタ)アクリルアミド等が
挙げられる。
【0032】上記に例示した熱可逆性増粘性化合物
(B)のうちでは、塗工紙用バインダーとして用いた場
合に加熱乾燥中に紙塗工用塗料中の樹脂ラテックス粒子
の表面への移行を抑制し高い光沢と印刷適性を付与する
という点で、ポリオキシエチレン基とカチオン性基とを
有する化合物(B1)が好ましく、(B1)のうち、ポ
リオキシエチレン基を有するビニル単量体(b1)とカ
チオン性基を有するビニル単量体(b2)を含む共重合
体(B1−1)が特に好ましい。
【0033】(B)のカチオン性基1個当りの分子量は
通常300〜100,000であり、感温ゲル化性が特
に優れるという点で、500〜50,000である場合
が好ましく、700〜50,000である場合が特に好
ましい。カチオン性基1個当りの分子量が300未満で
は組成物の安定性が低下し、100,000を越えると
感温ゲル化性付与効果が不十分となる。
【0034】(B)の重量平均分子量は、通常1,00
0〜5,000,000、好ましくは5,000〜50
0,000である。
【0035】本発明のアニオン性樹脂ラテックス(A)
と化合物(B)とからなるバインダー組成物において、
(A)と(B)の固形分合計100重量部に対する
(B)の重量割合は、通常0.01〜30重量部、好ま
しくは0.05〜20重量部である。(B)の割合が
0.01重量部未満では、塗工紙の塗工カラー用バイン
ダーに用いた場合得られる塗工紙の白紙光沢が不十分と
なり、30重量部を越えると組成物の粘度が高くなりす
ぎ作業性が低下する。
【0036】また、(A)と(B)を含有してなる本発
明の組成物において、(A)のアニオン性基量に対する
(B)のカチオン性基量の当量比は、通常0.001〜
10、好ましくは0.01〜1.0、特に好ましくは
0.05〜0.5である。(B)のカチオン基量の当量
比が0.001重量%未満であると、得られる塗工紙の
白紙光沢が不十分となる。
【0037】化合物(B)は、一定の温度を境界にして
親水性と疎水性とが可逆的に変化するが、この親水性か
ら疎水性に変化する温度(転移温度)は、通常15〜1
00℃、好ましくは40〜80℃である。なお、転移温
度は、(B)の1%水溶液を徐々に加温してゆき、その
水溶液が白濁またはゲル化し始める温度を測定すること
によって求められる。
【0038】本発明のバインダー組成物は、樹脂ラテッ
クス(A)と化合物(B)単独あるいは(B)を水で希
釈したものとを、化合物(B)の転移温度よりも低い温
度で、通常の混合装置(櫂型攪拌翼等)で混合すること
によって得られる。
【0039】本発明のバインダー組成物は、必要に応じ
て、接着力を高めるため等の目的で、カチオン化デンプ
ン、酸化デンプン、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白、ポ
リビニルアルコール、無水マレイン酸系樹脂、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の
公知の水溶性化合物を含有することができる。
【0040】また、必要に応じて、各種クレー、カオリ
ン、炭酸カルシウム、サチンホワイト、酸化チタン、水
酸化アルミニウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫酸カル
シウム、タルク、プラスチックピグメント(ポリスチレ
ン、スチレン/ブタジエン共重合体あるいはスチレン/
アクリル共重合体等のビーズ)等の公知の顔料1種以上
を含有することができる。
【0041】さらに、必要に応じて、顔料分散剤[ポリ
(メタ)アクリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等]、消泡剤(鉱物油
系消泡剤、シリコン系消泡剤等)、その他の添加剤[潤
滑剤、pH調整剤、防腐剤、耐水化剤、印刷適性向上剤
等]の添加剤も含有することができる。
【0042】本発明のバインダー組成物の用途として
は、塗工紙用バインダー、カーペットバッキングバイン
ダー、不織布用バインダー、塗料用バインダー、印刷イ
ンク用バインダー、粘接着剤、セラミックバインダー、
ガラス繊維用バインダー等が挙げられる。これらのう
ち、感温ゲル化性バインダーの特長が十分発揮できる点
で、塗工紙用バインダーが特に好ましい。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
【0044】製造例1 ポリエチレングリコール(重合度=7)モノメチルエー
テルモノメタクリレート9部、N,N−ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド1部及び2,2’−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.01部
をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間
重合させて、重合体1を得た。
【0045】製造例2 テトラエチレングリコールモノメチルエーテルモノメタ
クリルレート8.5部、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート1.5部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)0.01部をアンプルに加え、凍
結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて、重合体2
を得た。
【0046】製造例3 テトラエチレングリコールモノメチルエーテルモノメタ
クリルレート10部及び2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)0.01部をアンプルに加
え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて、重
合体3を得た。
【0047】製造例4 攪拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管、温度計を備えた
加圧反応容器に水102部、スチレン45部、メチルメ
タクリレート9部、メタクリル酸4部、ラジカル重合性
基を有する乳化剤としてアクリロイルオキシポリプロピ
レン(重合度=12)硫酸エステルNa塩5部、過硫酸
ナトリウム1部およびラウリルメルカプタン0.2部を
仕込み、攪拌下、系内を窒素ガスで置換後、滴下ボンベ
からブタジエン37部を圧入し、50℃で30時間、8
5℃で5時間反応させた。減圧下未反応モノマーをスト
リッピングし、水酸化ナトリウム水溶液でpH9.5に
調整することによって、SBR系樹脂ラテックス1(固
形分47.9%、以下SBR1という)を得た。
【0048】製造例5 製造例4と同様にして、スチレン50部、メチルメタク
リレート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル5
部、ブタジエン32部及びメタクリロイルオキシポリオ
キシプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩5部
から、SBR系樹脂ラテックス2(固形分48.3%、
以下SBR2という)を得た。
【0049】実施例1〜4、比較例1 製造例4で得られたSBR1を100部に製造例1で得
られた重合体1の20%水溶液3部を攪拌下配合するこ
とによって、実施例1の組成物1を得た。同様にして、
SBR1と重合体2から実施例2の組成物2を、SBR
2と重合体1から実施例3の組成物3を、SBR2と重
合体2から実施例4の組成物4を、SBR1と重合体3
から比較例1の組成物5をそれぞれ得た。
【0050】得られた組成物1〜5を80℃の湯浴中に
15分間密栓下放置し80℃での粘度を測定後、25℃
で2時間冷却し、粘度を測定した。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】実施例5〜8、比較例2〜3 水25部、分散剤[サンノプコ(株)製SNディスパー
サント5040]0.3部、水酸化ナトリウム0.1
部、消泡剤[サンノプコ(株)製ノプコDF122]
0.1部、クレー45部及び炭酸カルシウム5部をディ
スパーで、2000回転で30分間分散混合し、この分
散液に、α化リン酸化デンプン(30%水溶液)8.3
部、組成物1を14.1部加え均一混合し、実施例5の
塗工カラー1を得た。前記と同様の操作をして、組成物
1に代えて組成物2を用いて実施例6の塗工カラー2
を、組成物3を用いて実施例7の塗工カラー3を、組成
物4を用いて実施例8の塗工カラー4を、組成物5を用
いて比較例2の塗工カラー5をそれぞれ得た。また、組
成物1の代わりにSBR1を用いて比較例3の塗工カラ
ー6を得た。
【0053】各塗工カラー1〜6を、58g/m2の中質紙
にドライ塗工量約8g/m2でバーコーターを用いて塗工
し、150℃の循風乾燥機中で30秒間乾燥し、裁断し
た。その後、ミニスーパーカレンダーで、処理(温度6
0℃、ニップ圧90kg/cm、通紙2回)して塗工紙1〜
6をそれぞれ作成し、各塗工紙の諸物性を測定した。結
果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】印刷試験;明製作所(株)製RI印刷機で
オフセット用インキをベタ刷りした。 光沢;東京電色(株)製グロスメーターで75゜光沢を
測定した。
【0056】
【発明の効果】本発明のバインダー組成物は、低温では
低粘度であるが加熱によって急激に増粘し強固なゲルを
形成する熱可逆的感温ゲル化性バインダー組成物であ
る。本発明のバインダー組成物は従来のものに比べ優れ
た感温ゲル化性を有するので、特に塗工紙製造用の塗工
カラーのバインダーに用いた場合、高い光沢と印刷適性
を付与できる。さらに、本発明のバインダー組成物は、
各種の布帛、フィルムあるいはシートの塗布剤あるいは
含浸剤として、さらには接着剤や塗料のバインダーとし
ても有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 26/04 C09D 11/10 C09D 11/10 201/02 201/02 D04H 1/58 D04H 1/58 D06M 15/693 D06M 15/21 D21H 1/28 Z 15/693 D06M 15/21 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 1/00 - 101/14 D21H 19/44 - 19/62 C03C 25/00 - 25/02 C04B 26/00 - 26/32 C09D 11/00 - 11/20 C09D 101/00 - 201/10 D04H 1/58 - 1/68,3/12,5/04 D06M 15/00 - 15/693

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン性樹脂ラテックス(A)と、一
    定の温度を境界にして親水性と疎水性が可逆的に変化
    し、かつカチオン性基を含有する増粘性化合物(B)と
    を含有してなることを特徴とする熱可逆的増粘性バイン
    ダー組成物。
  2. 【請求項2】 (A)が、ラジカル重合性基を有するア
    ニオン性乳化剤(a)を用いて得られる樹脂ラテックス
    である請求項1記載のバインダー組成物。
  3. 【請求項3】 (A)が、アニオン性基とポリオキシプ
    ロピレン鎖とを有する(メタ)アクリレートを乳化剤と
    して用いて乳化重合したスチレン−ブタジエン系樹脂ラ
    テックスである請求項1または2記載のバインダー組成
    物。
  4. 【請求項4】 (B)が、ポリオキシエチレン基を少な
    くとも50重量%含有し、かつカチオン性基を1個以上
    含有する増粘性化合物である請求項1〜3のいずれか記
    載のバインダー組成物。
  5. 【請求項5】 (B)が、ポリオキシエチレン基を有す
    るビニル単量体(b1)とカチオン性基を有するビニル
    単量体(b2)との共重合体である請求項1〜4のいず
    れか記載のバインダー組成物。
  6. 【請求項6】 (B)のカチオン性基1個当りの分子量
    が700〜50,000である請求項1〜5のいずれか
    記載のバインダー組成物。
  7. 【請求項7】 (A)と(B)の固形分合計100重量
    部に対し、(B)を0.01〜30重量部(固形分)の
    割合で含有する請求項1〜6のいずれか記載のバインダ
    ー組成物。
  8. 【請求項8】 塗工紙製造用の塗工カラー用バインダー
    として用いられる請求項1〜7のいずれか記載のバイン
    ダー組成物。
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