JPH10237414A - ポリイミド系接着フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
ポリイミド系接着フィルムおよびその製造方法Info
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- JPH10237414A JPH10237414A JP4416797A JP4416797A JPH10237414A JP H10237414 A JPH10237414 A JP H10237414A JP 4416797 A JP4416797 A JP 4416797A JP 4416797 A JP4416797 A JP 4416797A JP H10237414 A JPH10237414 A JP H10237414A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
- H05K3/386—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive
Landscapes
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリイミド系の接着剤テープは一般に保存性
が悪く数日経つと著しく接着力が低下するが、常に安定
した接着強度の得られるポリイミド系接着フィルムを提
供する。 【解決手段】 その重量平均分子量がポリスチレン換算
で10000〜100000で且つ10000以下の低
分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以
下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分とし
て含有することを特徴とするポリイミド系接着フィルム
及びその製造方法。
が悪く数日経つと著しく接着力が低下するが、常に安定
した接着強度の得られるポリイミド系接着フィルムを提
供する。 【解決手段】 その重量平均分子量がポリスチレン換算
で10000〜100000で且つ10000以下の低
分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以
下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分とし
て含有することを特徴とするポリイミド系接着フィルム
及びその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板同
士の張り合わせ用接着剤シート(いわゆるボンディング
シート)やカバーレイフィルムあるいは半導体チップと
リードフレームの張り合わせ用接着テープ(いわゆるL
OCテープ)等に用いられるポリイミド系接着フィルム
およびその製造方法に関するものである。
士の張り合わせ用接着剤シート(いわゆるボンディング
シート)やカバーレイフィルムあるいは半導体チップと
リードフレームの張り合わせ用接着テープ(いわゆるL
OCテープ)等に用いられるポリイミド系接着フィルム
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド系接着フィルムはリジッドフ
レキシブルプリント配線板あるいは多層フレキシブルプ
リント配線板用のボンディングシートやカバーレイフィ
ルムとして、あるいは半導体チップとリードフレームを
張り合わせるためのLOCテープなど、電気・電子機器
の小型軽量化に伴い信頼性の求められる用途に盛んに用
いられるようになっているが、これらポリイミド系の接
着剤テープは一般に保存性が悪く数日経つと著しく接着
力が低下するといった現象が見られた。
レキシブルプリント配線板あるいは多層フレキシブルプ
リント配線板用のボンディングシートやカバーレイフィ
ルムとして、あるいは半導体チップとリードフレームを
張り合わせるためのLOCテープなど、電気・電子機器
の小型軽量化に伴い信頼性の求められる用途に盛んに用
いられるようになっているが、これらポリイミド系の接
着剤テープは一般に保存性が悪く数日経つと著しく接着
力が低下するといった現象が見られた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、常に安定した接着強度の得られるポリイミド系
接着フィルムを提供するものである。
ころは、常に安定した接着強度の得られるポリイミド系
接着フィルムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、その重量平均
分子量がポリスチレン換算で10000〜100000
で且つ10000以下の低分子量成分の重量分率がポリ
イミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド
樹脂をポリイミド成分として含有することを特徴とする
ポリイミド系接着フィルムであり、本フィルムは以下の
方法で製造することができる。すなわちポリアミック酸
溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性のポリイミド溶液を
得た後、貧溶媒を滴下して高分子量成分だけを沈殿させ
た成分を濾別した後、濾別した成分のみを再び良溶媒中
に溶解させて得られる10000以下の低分子量成分の
重量分率がポリイミド成分全体の10%以下である高分
子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使うことを
特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方法、ポリ
アミック酸溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性のポリイ
ミド溶液を得た後、過剰な貧溶媒中に滴下して高分子量
成分だけを沈殿させた成分を濾別した後、濾別した成分
のみを再び良溶媒中に溶解させて得られる10000以
下の低分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の1
0%以下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成
分として使うことを特徴とするポリイミド系接着フィル
ムの製造方法、ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化
して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、貧溶媒を滴
下して高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾別した
後、濾別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させて得ら
れる10000以下の低分子量成分の重量分率がポリイ
ミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド樹
脂をポリイミド成分として使うことを特徴とするポリイ
ミド系接着フィルムの製造方法、ポリアミック酸溶液を
化学的にイミド化して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得
た後、過剰な貧溶媒中に滴下して高分子量成分だけを沈
殿させた成分を濾別した後、濾別した成分のみを再び良
溶媒中に溶解させて得られる10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
る高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使う
ことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方
法、ポリアミック酸溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性
のポリイミド溶液を得た後、高速液体クロマトグラフィ
ーあるいはカラムクロマトグラフィーを用いて高分子量
成分のみを分取して得られる10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
る高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使う
ことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方
法、ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化して溶剤可
溶性のポリイミド溶液を得た後、高速液体クロマトグラ
フィーあるいはカラムクロマトグラフィーを用いて高分
子量成分のみを分取して得られる10000以下の低分
子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下
である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として
使うことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造
方法である。
分子量がポリスチレン換算で10000〜100000
で且つ10000以下の低分子量成分の重量分率がポリ
イミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド
樹脂をポリイミド成分として含有することを特徴とする
ポリイミド系接着フィルムであり、本フィルムは以下の
方法で製造することができる。すなわちポリアミック酸
溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性のポリイミド溶液を
得た後、貧溶媒を滴下して高分子量成分だけを沈殿させ
た成分を濾別した後、濾別した成分のみを再び良溶媒中
に溶解させて得られる10000以下の低分子量成分の
重量分率がポリイミド成分全体の10%以下である高分
子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使うことを
特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方法、ポリ
アミック酸溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性のポリイ
ミド溶液を得た後、過剰な貧溶媒中に滴下して高分子量
成分だけを沈殿させた成分を濾別した後、濾別した成分
のみを再び良溶媒中に溶解させて得られる10000以
下の低分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の1
0%以下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成
分として使うことを特徴とするポリイミド系接着フィル
ムの製造方法、ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化
して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、貧溶媒を滴
下して高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾別した
後、濾別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させて得ら
れる10000以下の低分子量成分の重量分率がポリイ
ミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド樹
脂をポリイミド成分として使うことを特徴とするポリイ
ミド系接着フィルムの製造方法、ポリアミック酸溶液を
化学的にイミド化して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得
た後、過剰な貧溶媒中に滴下して高分子量成分だけを沈
殿させた成分を濾別した後、濾別した成分のみを再び良
溶媒中に溶解させて得られる10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
る高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使う
ことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方
法、ポリアミック酸溶液を加熱イミド化して溶剤可溶性
のポリイミド溶液を得た後、高速液体クロマトグラフィ
ーあるいはカラムクロマトグラフィーを用いて高分子量
成分のみを分取して得られる10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
る高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として使う
ことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造方
法、ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化して溶剤可
溶性のポリイミド溶液を得た後、高速液体クロマトグラ
フィーあるいはカラムクロマトグラフィーを用いて高分
子量成分のみを分取して得られる10000以下の低分
子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下
である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分として
使うことを特徴とするポリイミド系接着フィルムの製造
方法である。
【0005】ポリイミド系接着フィルムは一般に保存性
が悪く数日経つと著しく接着力が低下するといった現象
が見られた。本問題を解決するために鋭意研究した結
果、これらの現象の原因はポリイミド樹脂中の低分子量
成分であることが判明した。その詳細な原因については
現在さらに調査中であるが、すなわち加工温度の低下や
接着性の向上などを図るためにエポキシなどポリイミド
の原料であるアミンや酸無水物と反応する成分を添加し
たポリイミド系の接着剤では低分子量成分末端のアミン
や酸とエポキシなど保存中に反応してしまい接着性を著
しく低下させる、あるいは極性官能基数の増大により素
材の吸水性が増大することがある。上述の知見に基づき
検討を重ねたところポリイミド系接着フィルム中のポリ
イミド成分の重量平均分子量がポリスチレン換算で10
000〜100000で且つ10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
るときには接着強度がほとんど低下しないことを見いだ
した。
が悪く数日経つと著しく接着力が低下するといった現象
が見られた。本問題を解決するために鋭意研究した結
果、これらの現象の原因はポリイミド樹脂中の低分子量
成分であることが判明した。その詳細な原因については
現在さらに調査中であるが、すなわち加工温度の低下や
接着性の向上などを図るためにエポキシなどポリイミド
の原料であるアミンや酸無水物と反応する成分を添加し
たポリイミド系の接着剤では低分子量成分末端のアミン
や酸とエポキシなど保存中に反応してしまい接着性を著
しく低下させる、あるいは極性官能基数の増大により素
材の吸水性が増大することがある。上述の知見に基づき
検討を重ねたところポリイミド系接着フィルム中のポリ
イミド成分の重量平均分子量がポリスチレン換算で10
000〜100000で且つ10000以下の低分子量
成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以下であ
るときには接着強度がほとんど低下しないことを見いだ
した。
【0006】本発明におけるポリイミド系接着フィルム
は離型フィルムもしくは離型ドラム上にポリイミド系接
着剤溶液を塗布し、溶剤が十分に揮散するまで乾燥させ
ることにより得ることができる。
は離型フィルムもしくは離型ドラム上にポリイミド系接
着剤溶液を塗布し、溶剤が十分に揮散するまで乾燥させ
ることにより得ることができる。
【0007】本発明におけるポリイミド系接着剤とは一
般に熱可塑性ポリイミドを主成分とし加工温度の低減、
接着性の向上を目的としてエポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂など他の樹
脂を添加する。本接着剤樹脂溶液は一般に通常熱可塑性
ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸溶液あるいは
これらを熱的もしくは化学的に閉環イミド化したポリイ
ミド溶液中に他の樹脂を添加することによって得られる
が、ポリイミドを主成分とした接着剤であれば特に限定
はされない。本発明で用いられる熱可塑性ポリイミドの
前駆体であるポリアミック酸は、ポリイミドとなったと
き熱可塑性を示すもなら特に限定されない。即ち通常ジ
アミンと酸無水物とを反応させることにより得られる。
ジアミンとしては、フェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノ
ジフェニルエ−テル、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン、1,3-ビス(3-アミノフェノキ
シ)ベンゼン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、3,3'-
ジメチルベンジジン、4,4'-ジアミノ-P-テルフェニル、
4,4'-ジアミノ-P-クォーターフェニル、2,8-ジアミノジ
フェニレンオキサイドあるいはα,ω−ビス(3−アミ
ノプロピル)ポリジメチルシロキサンなどのシロキサン
ジアミンを、酸無水物としては、トリメリット酸無水
物、ピロメリット酸二無水物、ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、オキシジフタル酸二無水物などを使用することがで
きるがこれらに限定されるわけではない。またそれぞれ
1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ
る。
般に熱可塑性ポリイミドを主成分とし加工温度の低減、
接着性の向上を目的としてエポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂など他の樹
脂を添加する。本接着剤樹脂溶液は一般に通常熱可塑性
ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸溶液あるいは
これらを熱的もしくは化学的に閉環イミド化したポリイ
ミド溶液中に他の樹脂を添加することによって得られる
が、ポリイミドを主成分とした接着剤であれば特に限定
はされない。本発明で用いられる熱可塑性ポリイミドの
前駆体であるポリアミック酸は、ポリイミドとなったと
き熱可塑性を示すもなら特に限定されない。即ち通常ジ
アミンと酸無水物とを反応させることにより得られる。
ジアミンとしては、フェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノ
ジフェニルエ−テル、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン、1,3-ビス(3-アミノフェノキ
シ)ベンゼン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、3,3'-
ジメチルベンジジン、4,4'-ジアミノ-P-テルフェニル、
4,4'-ジアミノ-P-クォーターフェニル、2,8-ジアミノジ
フェニレンオキサイドあるいはα,ω−ビス(3−アミ
ノプロピル)ポリジメチルシロキサンなどのシロキサン
ジアミンを、酸無水物としては、トリメリット酸無水
物、ピロメリット酸二無水物、ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、オキシジフタル酸二無水物などを使用することがで
きるがこれらに限定されるわけではない。またそれぞれ
1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ
る。
【0008】離型フィルムとして用いることのできる材
料としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエー
テルサルフォン、ポリイミド、ポリエチレン等のプラス
チックフィルムあるいはアルミ箔、銅箔、ステンレス箔
などの金属箔があげられる。またポリイミド系接着フィ
ルムとの離型性を向上させる目的でフッ素系やシリコン
系の離型剤で処理したフィルムを用いることもできる。
料としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエー
テルサルフォン、ポリイミド、ポリエチレン等のプラス
チックフィルムあるいはアルミ箔、銅箔、ステンレス箔
などの金属箔があげられる。またポリイミド系接着フィ
ルムとの離型性を向上させる目的でフッ素系やシリコン
系の離型剤で処理したフィルムを用いることもできる。
【0009】本発明のポリイミド系接着フィルムの各種
特性の測定方法、条件を以下に記載する。 (1)分子量分布 ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)
を使用して測定した。高速液体クロマトグラム(ウォー
ターズ社製)にポリスチレンカラム(日立化成工業 製
GL−S300MDT−5型)を接続し、移動相にはテ
トラヒドロフラン/N,N−ジメチルホルムアミド/リ
ン酸(重量比:100/100/1)を使用した。検出
は270nmの吸光度を測定し(吸光計:ウォーターズ
社製484型)、分子量及び分子量分布はポリスチレン
換算で算出した。 (2)接着強度 測定装置:引張試験機(STOROGRAPH−M1:
東洋精機製) 条件 :50mm/分の速度で180゜方向 サンプル:幅10mm、長さ100mmを厚さ2mmのステン
レス板に両面テープで固定
特性の測定方法、条件を以下に記載する。 (1)分子量分布 ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)
を使用して測定した。高速液体クロマトグラム(ウォー
ターズ社製)にポリスチレンカラム(日立化成工業 製
GL−S300MDT−5型)を接続し、移動相にはテ
トラヒドロフラン/N,N−ジメチルホルムアミド/リ
ン酸(重量比:100/100/1)を使用した。検出
は270nmの吸光度を測定し(吸光計:ウォーターズ
社製484型)、分子量及び分子量分布はポリスチレン
換算で算出した。 (2)接着強度 測定装置:引張試験機(STOROGRAPH−M1:
東洋精機製) 条件 :50mm/分の速度で180゜方向 サンプル:幅10mm、長さ100mmを厚さ2mmのステン
レス板に両面テープで固定
【0010】
(合成例1)乾燥窒素ガス導入管、冷却器、温度計、撹
拌機を備えた四口フラスコに、脱水精製したN−メチル
−2−ピロリドン(NMP)1428gを入れ、窒素ガ
スを流し系中をかき混ぜながら2,2−ビス(4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(BAPP)
82.1g(0.10モル)、1,3-ビス(3-アミノフェ
ノキシ)ベンゼン(APB)38.7g(0.20モ
ル)、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ジメチルジ
シロキサン(APDS)24.9g(0.10モル)を
投入し、均一になるまでかき混ぜる。均一に溶解後、系
を20℃に保ちながら、3,3’,4,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)82.4g
(0.28モル)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)38.7g
(0.12モル)を粉末状のまま15分間かけて添加
し、その後8時間撹拌を続けた。この間フラスコは20
℃に保った。その後、窒素ガス導入管と冷却器を外し、
トルエンを満たしたディーン・スターク管をフラスコに
装着し、系にトルエン612gを添加した。油浴に代え
て系を175℃に加熱し発生する水を系外に除いた。6
時間加熱したところ、系からの水の発生は認められなく
なった。系を冷却することによりポリイミド樹脂溶液が
得られた。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均
分子量は68300、分子量10000未満の成分の存
在比は14.5%であった。
拌機を備えた四口フラスコに、脱水精製したN−メチル
−2−ピロリドン(NMP)1428gを入れ、窒素ガ
スを流し系中をかき混ぜながら2,2−ビス(4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(BAPP)
82.1g(0.10モル)、1,3-ビス(3-アミノフェ
ノキシ)ベンゼン(APB)38.7g(0.20モ
ル)、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ジメチルジ
シロキサン(APDS)24.9g(0.10モル)を
投入し、均一になるまでかき混ぜる。均一に溶解後、系
を20℃に保ちながら、3,3’,4,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)82.4g
(0.28モル)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)38.7g
(0.12モル)を粉末状のまま15分間かけて添加
し、その後8時間撹拌を続けた。この間フラスコは20
℃に保った。その後、窒素ガス導入管と冷却器を外し、
トルエンを満たしたディーン・スターク管をフラスコに
装着し、系にトルエン612gを添加した。油浴に代え
て系を175℃に加熱し発生する水を系外に除いた。6
時間加熱したところ、系からの水の発生は認められなく
なった。系を冷却することによりポリイミド樹脂溶液が
得られた。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均
分子量は68300、分子量10000未満の成分の存
在比は14.5%であった。
【0011】(合成例2)ガラス製フラスコに合成例1
の樹脂を500g入れ、室温でビスフェノールA型エポ
キシ化合物(エピコート828、油化シェルエポキシ
(株)製)20g、キシレノール樹脂(商品名:ザイロ
ック)10gを系を撹拌しながら徐々に加え、引き続き
2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。
の樹脂を500g入れ、室温でビスフェノールA型エポ
キシ化合物(エピコート828、油化シェルエポキシ
(株)製)20g、キシレノール樹脂(商品名:ザイロ
ック)10gを系を撹拌しながら徐々に加え、引き続き
2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。
【0012】(合成例3)合成例1の樹脂を冷却後この
反応溶液を15kgのメタノール中に滴下し、高分子量
成分のポリイミド樹脂を析出させた。固形分を濾過後、
80℃で12時間減圧乾燥し溶剤を除き、206.31
g(収率83.4%)の固形ポリイミド樹脂を得た。こ
の樹脂の分子量を測定したところ重量平均分子量は99
200、分子量10000未満の成分の存在比は8.9
%であった。ガラス製フラスコに得られた固形ポリイミ
ド樹脂100gとNMP280g、トルエン120gを
入れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解させ
る。均一に溶解した後、ビスフェノールA型エポキシ化
合物(エピコート828)20g、キシレノール樹脂
(ザイロック)10gを系を撹拌しながら徐々に加え
た。引き続き2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。
反応溶液を15kgのメタノール中に滴下し、高分子量
成分のポリイミド樹脂を析出させた。固形分を濾過後、
80℃で12時間減圧乾燥し溶剤を除き、206.31
g(収率83.4%)の固形ポリイミド樹脂を得た。こ
の樹脂の分子量を測定したところ重量平均分子量は99
200、分子量10000未満の成分の存在比は8.9
%であった。ガラス製フラスコに得られた固形ポリイミ
ド樹脂100gとNMP280g、トルエン120gを
入れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解させ
る。均一に溶解した後、ビスフェノールA型エポキシ化
合物(エピコート828)20g、キシレノール樹脂
(ザイロック)10gを系を撹拌しながら徐々に加え
た。引き続き2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。
【0013】(合成例4)合成例1の樹脂を冷却後、分
子量測定と同一のポリスチレンカラムを装着した高速液
体クロマトグラフィー装置を用い溶出体積20cm2
(ポリスチレン換算分子量:約12000)以下の成分
を分取した。得られた溶液中の溶媒をロータリーエバポ
レーターにより100℃に加熱減圧して除いたのち、得
られた固形樹脂10gにNMP28g、トルエン12g
を入れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解さ
せた。均一に溶解した後、ビスフェノールA型エポキシ
化合物(エピコート828)2g、キシレノール樹脂
(ザイロック)1gを系を撹拌しながら徐々に加えた。
引き続き2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。10
0gとジメチルホルムアミド(DMF)355gを入
れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解させ
る。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均分子量
は99200、分子量10000未満の成分の存在比は
4.5%であった。
子量測定と同一のポリスチレンカラムを装着した高速液
体クロマトグラフィー装置を用い溶出体積20cm2
(ポリスチレン換算分子量:約12000)以下の成分
を分取した。得られた溶液中の溶媒をロータリーエバポ
レーターにより100℃に加熱減圧して除いたのち、得
られた固形樹脂10gにNMP28g、トルエン12g
を入れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解さ
せた。均一に溶解した後、ビスフェノールA型エポキシ
化合物(エピコート828)2g、キシレノール樹脂
(ザイロック)1gを系を撹拌しながら徐々に加えた。
引き続き2時間撹拌し耐熱性樹脂溶液を調製した。10
0gとジメチルホルムアミド(DMF)355gを入
れ、室温で充分に撹拌しポリイミドを完全に溶解させ
る。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均分子量
は99200、分子量10000未満の成分の存在比は
4.5%であった。
【0014】(合成例5)乾燥窒素ガス導入管、冷却
器、温度計、撹拌機を備えた四口フラスコに、脱水精製
したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)1428g
を入れ、窒素ガスを流し系中をかき混ぜながら2,2−
ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパ
ン(BAPP)82.1g(0.10モル)、1,3-ビス
(3-アミノフェノキシ)ベンゼン(APB)38.7g
(0.20モル)、α,ω−ビス(3−アミノプロピ
ル)ジメチルジシロキサン(APDS)24.9g
(0.10モル)を投入し、均一になるまでかき混ぜ
る。均一に溶解後、系を20℃に保ちながら、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
(BPDA)82.4g(0.28モル)、3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
(BTDA)38.7g(0.12モル)を粉末状のま
ま15分間かけて添加し、その後8時間撹拌を続けた。
この間フラスコは20℃に保った。その後、1,3−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド165.1g(0.80
モル)を1時間かけて滴下後、攪拌しながら80℃で1
時間加熱した。系を冷却し、系中に析出している副生成
物を濾紙で濾別することによりポリイミド樹脂溶液が得
られた。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均分
子量は140570、分子量10000未満の成分の存
在比は13.0%であった。
器、温度計、撹拌機を備えた四口フラスコに、脱水精製
したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)1428g
を入れ、窒素ガスを流し系中をかき混ぜながら2,2−
ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパ
ン(BAPP)82.1g(0.10モル)、1,3-ビス
(3-アミノフェノキシ)ベンゼン(APB)38.7g
(0.20モル)、α,ω−ビス(3−アミノプロピ
ル)ジメチルジシロキサン(APDS)24.9g
(0.10モル)を投入し、均一になるまでかき混ぜ
る。均一に溶解後、系を20℃に保ちながら、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
(BPDA)82.4g(0.28モル)、3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
(BTDA)38.7g(0.12モル)を粉末状のま
ま15分間かけて添加し、その後8時間撹拌を続けた。
この間フラスコは20℃に保った。その後、1,3−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド165.1g(0.80
モル)を1時間かけて滴下後、攪拌しながら80℃で1
時間加熱した。系を冷却し、系中に析出している副生成
物を濾紙で濾別することによりポリイミド樹脂溶液が得
られた。この樹脂の分子量を測定したところ重量平均分
子量は140570、分子量10000未満の成分の存
在比は13.0%であった。
【0015】(合成例6)合成例5の樹脂を合成例1の
樹脂の代わりに用い合成例2と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。
樹脂の代わりに用い合成例2と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。
【0016】(合成例7)合成例5の樹脂を合成例1の
樹脂の代わりに用い合成例3と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。ここで使用したポリイミド樹脂の分子
量を測定したところ重量平均分子量は204000、分
子量10000未満の成分の存在比は9.1%であっ
た。
樹脂の代わりに用い合成例3と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。ここで使用したポリイミド樹脂の分子
量を測定したところ重量平均分子量は204000、分
子量10000未満の成分の存在比は9.1%であっ
た。
【0017】(合成例8)合成例5の樹脂を合成例1の
樹脂の代わりに用い合成例4と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。ここで使用したポリイミド樹脂の分子
量を測定したところ重量平均分子量は202500、分
子量10000未満の成分の存在比は4.1%であっ
た。
樹脂の代わりに用い合成例4と同様の手順で耐熱性樹脂
溶液を調整した。ここで使用したポリイミド樹脂の分子
量を測定したところ重量平均分子量は202500、分
子量10000未満の成分の存在比は4.1%であっ
た。
【0018】(実施例1)市販の離型フィルム(ポリエ
ステルフィルム)上に、合成例3で得られた耐熱性樹脂
溶液をバーコーターで乾燥後の厚みが25μmになるよう
に塗布し、160℃、20分乾燥を行い、離型フィルムのつ
いたポリイミド系接着フィルムを得た。得られた接着フ
ィルムを直ちに市販の35μm圧延銅箔光沢面上に本ポ
リイミド系接着フィルム面を重ね合わせ、200℃、40kgf
/cm2、60分加熱・圧着を行い銅箔/ポリイミド系接着
フィルムの積層板を得た。得られた積層板は、フィルム
と銅箔光沢面との接着(ピール)強度が1.2kgf/cmであ
った。さらに先に得られた離型フィルムのついたポリイ
ミド系接着フィルムの温度30℃/相対湿度90%の雰
囲気下に96時間放置後、前述と同様の方法で銅箔/ポ
リイミド系接着フィルム積層板を得たのち銅箔光沢面と
の接着強度を測定したところ1.2kgf/cmと変わらなかっ
た。
ステルフィルム)上に、合成例3で得られた耐熱性樹脂
溶液をバーコーターで乾燥後の厚みが25μmになるよう
に塗布し、160℃、20分乾燥を行い、離型フィルムのつ
いたポリイミド系接着フィルムを得た。得られた接着フ
ィルムを直ちに市販の35μm圧延銅箔光沢面上に本ポ
リイミド系接着フィルム面を重ね合わせ、200℃、40kgf
/cm2、60分加熱・圧着を行い銅箔/ポリイミド系接着
フィルムの積層板を得た。得られた積層板は、フィルム
と銅箔光沢面との接着(ピール)強度が1.2kgf/cmであ
った。さらに先に得られた離型フィルムのついたポリイ
ミド系接着フィルムの温度30℃/相対湿度90%の雰
囲気下に96時間放置後、前述と同様の方法で銅箔/ポ
リイミド系接着フィルム積層板を得たのち銅箔光沢面と
の接着強度を測定したところ1.2kgf/cmと変わらなかっ
た。
【0019】(実施例2)合成例4の樹脂を用いる以外
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.5kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.4k
gf/cmであった。
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.5kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.4k
gf/cmであった。
【0020】(実施例3)合成例7の樹脂を用いる以外
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.5kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.5k
gf/cmであった。
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.5kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.5k
gf/cmであった。
【0021】(実施例4)合成例8の樹脂を用いる以外
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.3kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.2k
gf/cmであった。
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.3kgf/cmであった。さらに30℃/相対
湿度90%の処理したフィルムを用いた積層板でも1.2k
gf/cmであった。
【0022】(比較例1)合成例2の樹脂を用いる以外
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.0gf/cmであったが、30℃/相対湿度9
0%の処理したフィルムを用いた積層板でも0.2kgf/cm
に低下してしまった。
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.0gf/cmであったが、30℃/相対湿度9
0%の処理したフィルムを用いた積層板でも0.2kgf/cm
に低下してしまった。
【0023】(比較例2)合成例2の樹脂を用いる以外
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.1gf/cmであったが、30℃/相対湿度9
0%の処理したフィルムを用いた積層板でも0.1kgf/cm
に低下してしまった。
は同様の手順で積層板を得た。塗工直後の接着フィルム
を用いた積層板は、フィルムと銅箔光沢面との接着(ピ
ール)強度が1.1gf/cmであったが、30℃/相対湿度9
0%の処理したフィルムを用いた積層板でも0.1kgf/cm
に低下してしまった。
【0024】
【発明の効果】本発明のポリイミド樹脂の低分子量成分
を特定の方法で減らしたポリイミド系接着フィルムを用
いることによりより湿潤な雰囲気下でも保存中に劣化す
ることのない安定した接着(ピール)強度を常に得るこ
とが可能となった。
を特定の方法で減らしたポリイミド系接着フィルムを用
いることによりより湿潤な雰囲気下でも保存中に劣化す
ることのない安定した接着(ピール)強度を常に得るこ
とが可能となった。
Claims (7)
- 【請求項1】 その重量平均分子量がポリスチレン換算
で10000〜100000で且つ10000以下の低
分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10%以
下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分とし
て含有することを特徴とするポリイミド系接着フィル
ム。 - 【請求項2】 ポリアミック酸溶液を加熱イミド化して
溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、貧溶媒を滴下し
て高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾別した後、濾
別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させて得られる1
0000以下の低分子量成分の重量分率がポリイミド成
分全体の10%以下である高分子量ポリイミド樹脂をポ
リイミド成分として使うことを特徴とする請求項1に記
載のポリイミド系接着フィルムの製造方法。 - 【請求項3】 ポリアミック酸溶液を加熱イミド化して
溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、過剰な貧溶媒中
に滴下して高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾別し
た後、濾別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させて得
られる10000以下の低分子量成分の重量分率がポリ
イミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド
樹脂をポリイミド成分として使うことを特徴とする請求
項1に記載のポリイミド系接着フィルムの製造方法。 - 【請求項4】 ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化
して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、貧溶媒を滴
下して高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾別した
後、濾別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させて得ら
れる10000以下の低分子量成分の重量分率がポリイ
ミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイミド樹
脂をポリイミド成分として使うことを特徴とする請求項
1に記載のポリイミド系接着フィルムの製造方法。 - 【請求項5】 ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化
して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、過剰な貧溶
媒中に滴下して高分子量成分だけを沈殿させた成分を濾
別した後、濾別した成分のみを再び良溶媒中に溶解させ
て得られる10000以下の低分子量成分の重量分率が
ポリイミド成分全体の10%以下である高分子量ポリイ
ミド樹脂をポリイミド成分として使うことを特徴とする
請求項1に記載のポリイミド系接着フィルムの製造方
法。 - 【請求項6】 ポリアミック酸溶液を加熱イミド化して
溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、高速液体クロマ
トグラフィーあるいはカラムクロマトグラフィーを用い
て高分子量成分のみを分取して得られる10000以下
の低分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の10
%以下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド成分
として使うことを特徴とする請求項1に記載のポリイミ
ド系接着フィルムの製造方法。 - 【請求項7】 ポリアミック酸溶液を化学的にイミド化
して溶剤可溶性のポリイミド溶液を得た後、高速液体ク
ロマトグラフィーあるいはカラムクロマトグラフィーを
用いて高分子量成分のみを分取して得られる10000
以下の低分子量成分の重量分率がポリイミド成分全体の
10%以下である高分子量ポリイミド樹脂をポリイミド
成分として使うことを特徴とする請求項1に記載のポリ
イミド系接着フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4416797A JPH10237414A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリイミド系接着フィルムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4416797A JPH10237414A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリイミド系接着フィルムおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237414A true JPH10237414A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12684044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4416797A Pending JPH10237414A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリイミド系接着フィルムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237414A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336425A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | New Japan Chem Co Ltd | 耐熱性接着剤組成物 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP4416797A patent/JPH10237414A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336425A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | New Japan Chem Co Ltd | 耐熱性接着剤組成物 |
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