JPH10236949A - 経皮吸収性薬剤被覆膜 - Google Patents

経皮吸収性薬剤被覆膜

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JPH10236949A
JPH10236949A JP5862597A JP5862597A JPH10236949A JP H10236949 A JPH10236949 A JP H10236949A JP 5862597 A JP5862597 A JP 5862597A JP 5862597 A JP5862597 A JP 5862597A JP H10236949 A JPH10236949 A JP H10236949A
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定司 山下
Shigeki Harada
成喜 原田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気性を有し、長期間使用しても皮膚に弊害
を生じるおそれがない素材を皮膚に密着させ、皮膚を通
過して薬剤を緩徐に吸収させることにより、薬剤を局所
に高濃度で作用させたり、皮膚の炎症や鎮痛の緩解、皮
膚内部の炎症等に有効に作用させる薬剤を提供する。 【構成】 多価アルコール、糖アルコール、単糖類、二
糖類及びオリゴ糖から選ばれた少なくとも1種の原液或
いは濃厚溶液中で、カラギーナン、アルギン酸、アルギ
ン酸塩、アルギン酸誘導体、寒天、ローカストビーンガ
ム、グアーガム、グルコマンナン、キチン質及びプルラ
ンから選ばれた少なくとも1種の天然多糖類を均一に混
練して得られた天然多糖類・多価アルコール組成物を、
製膜してなる半透膜と通気性基材層との間に、経皮吸収
性薬剤を介在させ、或いは半透膜及び/又は通気性基材
層に経皮吸収性薬剤を含有させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、経皮吸収性の薬剤
を半透膜を介して皮膚に貼布し、薬剤の皮膚への到達速
度を調整して薬剤を徐々に体内に吸収させる経皮吸収性
薬剤被覆膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、局所的に鎮痛剤や消炎剤を適用す
る場合には、患部に直接塗布する方法が採用されてい
る。この場合には、薬剤が衣服等と擦れて大量に塗布す
ることができず、効果は一過性であった。作用を持続さ
せるべく薬剤を織布、不織布、紙等のシート状物に塗布
して直接患部に貼布する方法も行われているが、薬理的
効果よりも、物理的効果が優先する湿布薬等に適用され
ているに過ぎなかった。薬剤を高濃度で直接皮膚と接触
させる方法は、しばしば皮膚に強い刺激を与えるばかり
でなく、高濃度の薬剤が体内に吸収されて負の効果を生
じることがあった。
【0003】一方、本出願人は広義の多価アルコールの
系の中で、天然多糖類を混練させることにより特殊の天
然多糖類・多価アルコール組成物を開発した。この組成
物により形成される膜は、高強度で半透性を有し、人体
皮膚との親和性が特に優れ、直接皮膚に貼布してもアレ
ルギー等の症状を発現しないばかりでなく、積極的にビ
ランや火傷等の皮膚の損傷を治癒させる効果を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】皮膚の痒み、疼痛、炎
症等を、皮膚に塗布することにより緩解する薬剤は存在
する。しかしながら、これらの薬剤を少量ずつ長期間に
わたって皮膚に負担をかけることなく皮膚面に供給し続
ける手段は存在しなかった。そこで、通気性を有する皮
膜で皮膚を覆い、何ら皮膚に負担を加えることなく薬剤
を少量ずつ皮膚に供給し続ける治療法が求められてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その構成は、多価アルコール、糖
アルコール、単糖類、二糖類及びオリゴ糖から選ばれた
少なくとも1種の原液或いは濃厚溶液中で、カラギーナ
ン、アルギン酸、アルギン酸塩、アルギン酸誘導体、寒
天、ローカストビーンガム、グアーガム、グルコマンナ
ン、キチン質及びプルランから選ばれた少なくとも1種
の天然多糖類を均一に混練して得られた天然多糖類・多
価アルコール組成物を、製膜してなる半透膜と通気性基
材層との間に、経皮吸収性薬剤を介在させたことを特徴
とし、或いは半透膜及び/又は通気性基材層に経皮吸収
性薬剤が含有され、或いは半透膜に界面活性剤が配合さ
れていることを特徴とする。
【0006】本発明は、上記の天然多糖類・多価アルコ
ール組成物からなる皮膜が、皮膚面を直接被覆して皮膚
のビランや欠損を治癒する作用を有すると共に、比較的
低分子量の物質を通過させる機能が存在することに着目
し、この皮膜を介して薬剤を緩徐に皮膚に供給するもの
である。その結果、薬剤は長期にわたって少量ずつ皮膚
面に供給されて有効な治療効果を発現する。皮膚呼吸を
妨げることなく、むしろ皮膚の欠損を治癒する効果を有
する皮膜に覆われているため皮膚に何ら悪影響がない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用する薬剤は、天然多
糖類・多価アルコール組成物からなる皮膜を透過するこ
とができる化合物であればよく、具体的には水溶性で分
子量のあまり大きくない化合物である。分子量のみで適
否を決定することはできないが、一般には分子量500
0以下、好ましくは3000以下、より好ましくは10
00以下である。
【0008】薬剤の種類は特に限定はなく、局所的に作
用させたい薬剤が好ましい。例えば抗ヒスタミン剤は虫
刺されやかぶれ等に使用され、鎮痛剤や消炎剤は打撲、
発赤、疼痛、慢性関節リウマチ、腰痛症、通風発作、発
熱等に使用できる。抗癌剤も皮膚癌に対しては、局所の
みに高濃度で作用するため全身症状を悪化させることな
く効果的に使用することができる。その他、経口投与で
は消化器や肝臓を通過するため使用し難い薬剤を経皮投
与ができれば、簡易な手段で薬剤を有効に作用させるこ
とができる。経皮投与においては、真皮には毛細管が来
ているため、薬剤が真皮まで到達できれば有効に作用す
る。
【0009】本発明に使用する天然多糖類・多価アルコ
ール組成物とは、広義の多価アルコールの系の中で天然
多糖類を混練することにより得られる多少湿り気を有す
る粉体であり、多価アルコールの系の中で混練すること
により、天然多糖類と多価アルコールが反応し、複雑な
三次元構造に変化するものと考えられている。この天然
多糖類・多価アルコール組成物を水に溶解すると粘稠な
水溶液となり、この水溶液から製膜して得られた皮膜は
原料をそのまま溶解して製膜した皮膜とは比較できない
程度に高強度である。
【0010】多価アルコールとしては、プロピレングリ
コール、グリセリン等の狭義の多価アルコール;ソルビ
トール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、
還元澱粉糖化物等の糖アルコール;グルコース、フラク
トース、ガラクトース、キシロース等の単糖類、サッカ
ロース、マルトース、ラクトース等の二糖類;さつま
芋、じゅが芋、とうもろこし等の澱粉の酵素、酸等によ
る分解産物である三糖類、四糖類、五糖類、六糖類等を
含むオリゴ糖等が挙げられる。多価アルコールの系の中
でとは、多価アルコールがグリセリンのように液状の場
合は原液または濃厚溶液であり、多価アルコールがソル
ビトールのように粉体の場合は濃厚溶液として使用す
る。濃厚溶液とは50重量%以上、好ましくは70重量
%以上の溶液である。
【0011】この多価アルコールの濃厚溶液の中で天然
多糖類を混練する。天然多糖類としては、カラギーナ
ン、アルギン酸、アルギン酸塩、アルギン酸誘導体、寒
天、ローカストビーンガム、グアーガム、グルコマンナ
ン、キチン質及びプルランを挙げることができる。天然
多糖類は1種でなく、これらを組合わせて使用すること
により好ましい特性の皮膜を製造することができる。混
練にあたり、アルカリを添加したり、蛋白質、ポリペプ
チッド、アミノ酸等を併用しても差支えない。混練する
にあたっては多少加熱しながら混練すると反応の進行が
早い。常温で混練する場合には混練物を長く保存するこ
とにより充分に反応が進行する。
【0012】天然多糖類・多価アルコール組成物を水に
溶解し2〜4重量%の粘稠な水溶液とし、この水溶液を
ローター引き法、溶剤引き法等の常法により展延し皮膜
を形成する。展延後、熱風或いは温風により容易に皮膜
が得られる。この皮膜は5〜20%の水分を含み、高強
度である。
【0013】基材は通気性であることを要する。空気遮
断性である場合には本発明経皮吸収性薬剤被覆膜に覆わ
れた皮膚は皮膚呼吸を阻害されて、皮膚の健康を害す
る。しかし、薬剤を供給するのであるから雑菌遮断性の
微細な通気孔を有するポーラスフィルムが好ましい。市
販のポーラスフィルムが使用できるが、膜厚が薄いとき
には不織布等で補強して使用することができる。
【0014】本発明被覆膜1は、図1に示すように半透
膜2と基材3との間に経皮吸収性薬剤4が存在すればよ
い。半透膜2が皮膚5に直接接触するように貼布して使
用する。製造法は特に限定はなく、基材3に経皮吸収性
薬剤4の水溶液を含浸させ、乾燥させ、しかる後天然多
糖類・多価アルコール組成物の水溶液を展延する方法で
も製造できる。この場合、半透膜2、経皮吸収性薬剤4
及び基材3の各層は明確に分離されていない。しかしな
がら、経皮吸収性薬剤4は基材3の外方に漏洩せず、半
透膜2の方に移動する傾向がある。また、基材3上に経
皮吸収性薬剤4を散布し、その上に半透膜を形成しても
よい。
【0015】更に、天然多糖類・多価アルコール組成物
を製膜するにあたって、この組成物の水溶液に前もって
経皮吸収性薬剤4を溶解させることも可能である。この
場合には、経皮吸収性薬剤4が半透膜に含有された皮膜
が得られる。経皮吸収性薬剤4の吸収をより促進させる
ためには、半透膜内に界面活性剤を配合することもでき
る。界面活性剤は、カチオン系、ノニオン系、アニオン
系のいずれも使用でき、カチオン系とノニオン系、或い
はノニオン系とアニオン系を併用することもできる。例
えば、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ラウリルジ
メチルアミンオキサイド、ドデシルサルフェート、ツイ
ーン80、セチルピリジニウムクロライド等を挙げるこ
とができる。
【0016】
【実施例】実施例1 グルコマンナン 30重量部、 ローカストビーンガム 10重量部、 カラギーナン 5重量部及び プルラン 5重量部を、グリ
セリン50重量部の中で、約80℃で混練し、やや湿り
気のある粉末状の天然多糖類・多価アルコール組成物を
得た。
【0017】インドメタシン〔和光純薬(株)製〕を苛
性ソーダで中和してインドメタシンナトリウム塩の1%
水溶液を調製し、基材3の表面に塗布した。基材として
は、ポリプロピレン製ポーラスフィルム(ヘキスト・ジ
ャパン製)をポリプロピレン製不織布で補強した厚さ
0.4mmのフィルムを用いた。このポーラスフィルム
にインドメタシンナトリウム塩0.0013g/cm2
割合で塗布した後、35℃で1時間乾燥した。ポリプロ
ピレンフィルムに直径約4cmの円形の孔を穿設し、上
記インドメタシン塗布ポーラスフィルムに重ね、孔の周
囲を円形に融着し、ポーラスフィルムの露出面積を1
2.5cm2 とした。これはインドメタシンナトリウム
塩の塗布面積でもある。
【0018】実施例1で製造した天然多糖類・多価アル
コール組成物3重量部を水97重量部に溶解し、得られ
た粘稠な水溶液をローター引き法で上記基材表面に展延
し、70℃の熱風で1時間乾燥し、天然多糖類・多価ア
ルコール組成物からなる半透膜で被覆された本発明経皮
吸収性薬剤被覆膜を得た。半透膜の厚さ、0.15mm
と0.20mmの2種類を得た。この皮膜の水分含有量
は12%であった。
【0019】実施例2 天然多糖類として、 グルコマンナン 10重量部、 プルラン 20重量部及び グアーガム 20重量部を用いた
以外は実施例1と同様にして天然多糖類・多価アルコー
ル組成物からなる半透膜で被覆された本発明被覆膜を得
た。半透膜の厚さ、0.18mmと0.23mmの2種
類を得た。この被覆膜の水分含有量は11%であった。
【0020】薬剤の半透膜透過試験 図2に示す装置を用いて試験を行った。6は内筒であ
り、下端を実施例1及び実施例2で作成した被覆膜1の
半透膜面を下面にして覆い、内筒6の外周を気密に固定
した。7は固定具である。この内筒6を、超純水400
mlを注入した外筒8に半透膜が水面に接するように装
着し、磁気撹拌機9を用いて外筒8内の水をゆっくりと
撹拌した。10は回転子、11は温度計、12は超純水
である。外筒8を37℃の恒温水槽に浸漬した。20は
恒温水槽である。超純水12は17mΩ-1であり、
(株)ミリポア製、超純水製造装置により製造した。
【0021】基材3に塗布したインドメタシンナトリウ
ム塩は、その下部にある半透膜2を通過して外筒中の超
純水に徐々に移行する。したがって、外筒8中の水中の
インドメタシン濃度は上昇する。所定の時間毎に外筒8
内の水を採取し、吸光光度計を用いて318.5nmの
吸収スペクトルを測定し、内筒水中のインドメタシンナ
トリウム塩の全量を計算した。被覆膜1全体に含まれる
インドメタシンナトリウム塩の全量が溶出したと仮定す
ると、 インドメタシンNa塩=0.0013g/cm2 ×12.5
cm2 =0.0163g であり、半透膜の接水時間と溶出したインドメタシンN
a塩の総量に対する%との関係を図3及び図4に示し
た。
【0022】図3は、実施例1で得られた被覆膜1の測
定結果であり、白丸は半透膜の厚さ0.20mmの場合
であり、黒丸は半透膜の厚さ0.15mmの場合であ
る。図4は、実施例2で得られた被覆膜1の測定結果で
あり、白三角は半透膜の厚さ0.23mmの場合であ
り、黒三角は半透膜の厚さ0.18mmの場合である。
【0023】酸素透過試験 図5に示すような、隔膜を装入することにより左右対称
に最大容量各1リットルの容量を有する容器を用いた。
13は2枚の枠体からなる隔膜支持具であり、枠体間に
本発明被覆膜1を挟んで容器内の所定の箇所に固定す
る。隔膜として実施例1及び実施例2で得られた被覆膜
1を用いた。隔膜により分離された第1室14には空気
吹き込みガラス球15を装入し、このガラス球15をエ
ヤーポンプ16から通気する。エヤーポンプ16はNR
Kエアーポンプup2型・日本理化学器(株)製を使用
し、容器底に回転子10を装入した。第2室17には溶
存酸素計の電極18及び温度計11を挿入し、電極18
とIIJIMA ELECTRONICS MFG Co. LTD. 社製の溶存酸素メ
ーター19を連結した。容器底には第1室14と同様の
回転子10を装入した。
【0024】第1室14及び第2室17に各々0.67
5リットルの20℃の水を装入し、両室共同一速度でゆ
っくりと撹拌した。実験開始と共に、第1室14のガラ
ス球15から一定容量の空気を吹き込み、第2室17内
の溶存酸素量を測定した。溶存酸素透過量(Q)は下記
の式によって求められる。 Q=〔測定時のDO ( ppm )−実験開始時のDO ( ppm
)〕/膜面積(cm2 ) DO=溶存酸素量 実施例1の実験結果を表1に、実施例2の実験結果を表
2にそれぞれ示した。更に、この結果を図6にグラフで
示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】実施例3 打ち身により直径5cm程度に赤く腫れ上がった太股部
位に、インドメタシンの軟膏を塗布し、次いで8cm四
方の実施例1で得られた経皮吸収性薬剤被覆膜を貼布し
た。長時間にわたって薬剤が少量ずつ皮膚に達し、効果
が持続し翌日には腫れがひいていた。
【0028】
【発明の効果】本発明により皮膚を通過して薬剤を緩徐
に吸収させることが可能になり、局所に高濃度で作用さ
せたい場合、皮膚の炎症や鎮痛の緩解、皮膚内部の炎症
等に有効に作用させることができる。更に本発明の半透
膜は通気性があるばかりでなく皮膚の創傷を治癒する作
用を有するため、皮膚との親和性がきわめて高く長期使
用により弊害を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は経皮吸収性薬剤被覆膜と皮膚との関係を
示す模式図である。
【図2】図2は薬剤の透過性試験装置の断面図である。
【図3】図3は実施例1の被覆膜が水と接触している時
間と溶出率との関係を示すグラフである。
【図4】図4は実施例2の被覆膜が水と接触している時
間と溶出率との関係を示すグラフである。
【図5】図5は酸素透過率測定試験装置の断面図であ
る。
【図6】図6は透過した溶存酸素量と時間との関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 被覆膜 2 半透膜 3 基材 4 薬剤 5 皮膚 6 内筒 7 固定具 8 外筒 9 磁気撹拌機 10 回転子 11 温度計 12 超純水 13 隔膜支持具 14 第1室 15 ガラス球 16 エアーポンプ 17 第2室 18 電極 19 溶存酸素メーター 20 恒温水槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコール、糖アルコール、単糖
    類、二糖類及びオリゴ糖から選ばれた少なくとも1種の
    原液或いは濃厚溶液中で、カラギーナン、アルギン酸、
    アルギン酸塩、アルギン酸誘導体、寒天、ローカストビ
    ーンガム、グアーガム、グルコマンナン、キチン質及び
    プルランから選ばれた少なくとも1種の天然多糖類を均
    一に混練して得られた天然多糖類・多価アルコール組成
    物を、製膜してなる半透膜と通気性基材層との間に、経
    皮吸収性薬剤を介在させたことを特徴とする経皮吸収性
    薬剤被覆膜。
  2. 【請求項2】 多価アルコール、糖アルコール、単糖
    類、二糖類及びオリゴ糖から選ばれた少なくとも1種の
    原液或いは濃厚溶液中で、カラギーナン、アルギン酸、
    アルギン酸塩、アルギン酸誘導体、寒天、ローカストビ
    ーンガム、グアーガム、グルコマンナン、キチン質及び
    プルランから選ばれた少なくとも1種の天然多糖類を均
    一に混練して得られた天然多糖類・多価アルコール組成
    物を、製膜してなる半透膜に通気性基材層を積層してな
    り、該半透膜、通気性基材層又は半透膜と通気性基材層
    に、経皮吸収性薬剤が含有されていることを特徴とする
    経皮吸収性薬剤被覆膜。
  3. 【請求項3】 半透膜に、界面活性剤が含有されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の経皮吸収
    性薬剤被覆膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004011032A1 (ja) * 2002-07-26 2004-02-05 Mikasa Seiyaku Co., Ltd. 外用剤
JP2010252995A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Unimedical Inc 創傷被覆剤及びその製造方法
WO2017100878A1 (pt) * 2015-12-18 2017-06-22 Universidade Estadual De Campinas - Unicamp Processo de obtenção de membranas assimétricas, membranas assim obtidas e uso

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