JPH10236938A - 香料の固定及び／またはその放出を持続させるためのオルガノポリシロキサンの使用 - Google Patents

香料の固定及び／またはその放出を持続させるためのオルガノポリシロキサンの使用

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JPH10236938A JP10019536A JP1953698A JPH10236938A JP H10236938 A JPH10236938 A JP H10236938A JP 10019536 A JP10019536 A JP 10019536A JP 1953698 A JP1953698 A JP 1953698A JP H10236938 A JPH10236938 A JP H10236938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 香料を含有し、望ましい嗅覚効果を維持する
芳香組成物を提供する。 【解決手段】 香料を含有する組成物において、少なく
とも部分的に架橋した固形で弾性のオルガノポリシロキ
サンを、香料を含有する脂肪相と併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、香料の固定及び／
または持続的な放出のための組成物において脂肪相と併
用する、部分的に架橋した、固形で弾性の、少なくとも
一のオルガノポリシロキサンの使用に関する。本発明は
また、得られる組成物の適用により、顔の皮膚及び身体
の皮膚の双方の皮膚及び／または髪の手入れの方法にも
関する。この組成物は化粧品組成物、皮膚科用組成物の
いずれとしてもよい。
【０００２】
【従来の技術】香水は、時間的に異なる時期に蒸発する
様々な臭気物質の組合せであることが既知である。各香
水は、“ヘッド・ノート”として知られ、香水が適用さ
れた際あるいはその実装されてなる容器が開かれた際に
拡散する香り、香水全体に相当する“センター・ノート
またはボディー・ノート”（“ヘッド・ノート”の数時
間後に発散される）及び最も持続する香りである“ベー
ス・ノート”（“ボディー・ノート”の数時間後に発散
される）を有する。
【０００３】遠い昔より、人類は自分たち及び周囲のも
のあるいは自分たちの居場所に香り付けしようとしてき
た。このことは、強烈及び／または不快な臭気のマスク
と、良い香りを付けることの双方にあたる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ある種の製品または組
成物、特に、化粧品及び皮膚科用組成物には、香料を混
入することが一般的である。しかしながら、これらの製
品または組成物の性質によって、与えられる香料を混入
すること及び／または望ましい嗅覚効果を保持すること
は、必ずしも容易でない。これらの短所を解決するため
に数種の解決法が既に提案されている。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】こ
のように、石鹸の様々な使用の過程で徐々に放出される
香料を含有する固形石鹸は、日本国特許出願公開０１，
１０１，３９９号に記載されている。この芳香石鹸は、
まず、有機複合体鉱物粘土に香料を混入した後、芳香粘
土を石鹸組成物と混合することにより得られる。残念な
がら、この石鹸中で香料を保持するために粘土を使用す
ることにより、熱または該組成物中に存在するアルカリ
性剤と接触した際に、香料が分解しがちである。
【０００６】さらにまた、香料を錯合させ、その放出を
制御するためには、環状の分子であるシクロデキストリ
ンを使用することが既知である。こうした組成物は、例
えば、欧州特許出願１３，６８８号及び米国特許５，２
３８，９１５号に記載されている。残念ながら、シクロ
デキストリン中に香水を含有させる方法は複雑である。
さらに、シクロデキストリンは化粧品としての感触に劣
った生成物である。
【０００７】したがって、芳香組成物、特に化粧品及び
／または皮膚科用組成物に対する要求は依然としてあ
り、これらは、上記の欠点を有しない、特に容易に調製
可能であり、特に当該組成物の他の構成成分と接触した
際に香料が分解することなく香料の残留磁気の増大を可
能にすることのできるものとする。
【０００８】出願人は、驚くべきことに、部分的に架橋
した固形の弾性オルガノポリシロキサンを芳香組成物に
導入することにより、香料の分解を回避し、香り付けし
ようとするヒトまたはものにおいて、この香料を数時間
持続させることができることを見出した。
【０００９】したがって本発明は、香料を含有する組成
物における、この香料の固定及び／またはその放出を持
続させるための、脂肪相と併用する、部分的に架橋した
固形で弾性の少なくとも一のオルガノポリシロキサンの
使用である。
【００１０】“弾性の”との用語は、特にスポンジまた
はしなやかな球と共通するような粘弾特性を有するしな
やかで変形可能な物質を意味するものと理解される。
【００１１】確かに、欧州特許出願１１８，６２５号に
よって、揮発性シリコーンオイルであるヘキサメチルシ
クロトリシロキサンの、室内空気の消臭剤のための臭気
物質の支持体としての使用は既知である。しかしなが
ら、この文献では、ヘキサメチルシクロトリシロキサン
を使用する目的は、その含有されてなる組成物中に香料
を固定することでなく、このオイルの揮発性によって香
料の空中への浮遊を促進することである。
【００１２】しかしながら、本発明のオルガノポリシロ
キサンは揮発性化合物でなく、逆に適用後に香料の放出
を持続させるものである。
【００１３】本発明の弾性オルガノポリシロキサンは、
部分的または完全に架橋している。脂肪相に含有されて
いる場合、これらは、使用される脂肪相の濃度によっ
て、少量の脂肪相の存在下で使用される場合のスポンジ
状の外観の生成物から多量の脂肪相の存在下での均一な
ゲルにまで変化する。これらのエラストマーによる脂肪
相は、完全にゲル化されていても部分的にゲル化されて
いても良い。
【００１４】本発明のエラストマーは、少なくとも一の
炭化水素オイル及び／またはシリコーンオイルを含む弾
性オルガノポリシロキサンからなるゲルの形態とするこ
とも可能である。また、弾性オルガノポリシロキサンと
混合される脂肪相としては、単数または複数のこうした
オイルからなるものが可能である。
【００１５】本発明の弾性オルガノポリシロキサンは、
欧州特許出願０，２９５，８８６号に記載の架橋ポリマ
ーより選択することができる。この出願によれば、これ
らは、混合及び白金タイプの触媒の存在下で、各々少な
くとも一の： （a）１分子当たりに、少なくとも二の低級アルケニル
基を有し、これらのアルケニル基が２から６の炭素原子
を含むオルガノポリシロキサン；及び（b）１分子当た
りに、ケイ素原子に結合した少なくとも二の水素原子を
有するオルガノポリシロキサン；の付加及び架橋反応に
より得られる。
【００１６】本発明の弾性オルガノポリシロキサンは、
米国特許５，２６６，３２１号に記載のものより選択可
能である。この特許によれば、これらは特に、 ・i）Ｒ2ＳｉＯ及びＲＳｉＯ1.5及び任意にＲ3ＳｉＯ
0.5及び／またはＳｉＯ2単位を含むオルガノポリシロキ
サンであって、Ｒ基が互いに独立に水素、メチル、エチ
ルまたはプロピル等のアルキル、フェニルまたはトリイ
ル等のアリール、ビニル等の不飽和脂肪族基を示し、Ｒ
2ＳｉＯ単位対ＲＳｉＯ1.5単位の重量比が１／１から３
０／１であるもの； ・ii）シリコーンオイルに不溶で膨潤可能な（swellabl
e）オルガノポリシロキサンであって、オルガノヒドロ
ゲノポリシロキサン（１）及び不飽和脂肪族基を有する
オルガノポリシロキサン（２）を、（１）及び（２）の
それぞれの水素原子または不飽和脂肪族基の量が、オル
ガノポリシロキサンが環状でない場合に１から２０mol
％、オルガノポリシロキサンが環状である場合に１から
５０mol％となるように混合することによって得られる
もの；より選択可能である。
【００１７】本発明の組成物中のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば商品名で、Shin-Etsu社製のＫＳＧ６、Dow
Corning社製のＴｒｅｆｉｌ Ｅ-５０５ＣまたはＴｒ
ｅｆｉｌ Ｅ-５０６Ｃ、Grant Industries社製のＧｒ
ａｎｓｉｌ（ＳＲ-ＣＹＣ、ＳＲ ＤＭＦ１０、ＳＲ-Ｄ
Ｃ５５６）、あるいは予め構成したゲルの形態で市販の
下記のものなどである：Shin-Etsu社製のＫＳＧ１５、
ＫＳＧ１７、ＫＳＧ１６、ＫＳＧ１８、ＫＳＧ２６Ａ、
及びＫＳＧ２６Ｂ、Ｇｒａｎｓｉｌ ＳＲ ５ＣＹＣゲ
ル、Ｇｒａｎｓｉｌ ＳＲ ＤＭＦ １０ ゲル及びＧ
ｒａｎｓｉｌ ＳＲ ＤＣ５５６ゲル、及びGeneral El
ectric社製の１２２９-０２-１６７及び１２２９-０２-
１６８等である。これら市販の製品の混合物もまた使用
可能である。
【００１８】本発明により使用される弾性オルガノポリ
シロキサンは、皮膚を乾燥させず、優れた化粧品特性を
与える。これらにより適用時の感触が快適で、触れても
柔軟でべたつかない組成物が得られる。この柔軟性は特
に、オルガノポリシロキサンのきめ（texture）による
ものである。さらに、これらにより香料を固定すること
が可能になり、特にゲルの形態の組成物である場合に、
該組成物に非常に優れた残留特性を与えることができ
る。
【００１９】弾性オルガノポリシロキサンと混合される
脂肪相は、一以上の炭化水素及び／またはシリコーンオ
イル及び／またはフッ化物オイルを含むことが好まし
い。これらのオイルは、それ自体が香料抽出物からなる
ものであってもよく、この場合は、香料が脂肪物質を含
むこととする。脂肪相中のオイルは、揮発性であっても
不揮発性であってもよく、その溶解度パラメータ及び化
学構造によって選択される。使用されるオイルまたはオ
イル混合物は、２５℃での平均ハンセン溶解度パラメー
タdD、dP及びdHが、下記の三条件を満たすものとする。 （１）ｄＤ≦２０（J/cm3）1/2 （２）ｄＰ≦１０（J/cm3）1/2 （３）ｄＨ≦１５（J/cm3）1/2
【００２０】ハンセンによる三次元溶解度空間における
溶媒の定義は、C.M. Hansenによる文献、“The three-d
imentional solubility parameters”J. Paint Techno
l.39, 105 (1967)に記載されている。この空間は、パラ
メータdD、dP、dHによって定義され、（J/cm3）1/2で表
現される： ・dDは、分子衝突の際に起きる双極子の形成によって生
じるロンドンの分散力を表し； ・dPは、永久双極子と、生じた双極子と永久双極子の間
のキーザム（Keesom）相互作用力との間のデバイの相互
作用力を表し； ・dHは、相互作用（水素結合、酸／塩基、供与体／受容
体等のタイプ）の特定の力を表す。
【００２１】炭化水素オイルは、動物起源のオイル、植
物起源のオイル、水素化イソパラフィン等の合成オイ
ル、合成エステル及び合成エーテル、及びこれらの混合
物より選択可能である。
【００２２】シリコーンオイルは、室温で液体またはペ
ースト状である、アルキルポリシロキサン、アルキルフ
ェニルポリシロキサン、アルキルポリジメチルシロキサ
ン等の直鎖状ポリシロキサン及びオクタメチルシクロペ
ンタシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサン
等の環状ポリシロキサン、及びこれらの混合物より選択
される。
【００２３】シリコーンオイルもまた、弾性オルガノポ
リシロキサンと香料の共通溶媒として適切なオイルから
選択可能である。
【００２４】これらの共通溶媒として適切なオイルは、
例えば、直鎖状シリコーン構造及び、ペンダントアルキ
ル鎖及び／またはアルキル鎖をシリコーン構造の端部に
含む単位を含む揮発性シリコーンであって、これらのア
ルキル鎖は、直鎖状または分枝状で３から１０の炭素原
子を含むものである。アルキル鎖を含む揮発性シリコー
ンは、特に下記の構造（１）： R1(CH3)2Si-O-{-Si-(CH3)R2-O-}n-{-Si-(CH3)2-O-}m-Si(CH3)2R1…(1) ［上記式中、Ｒ1及びＲ2は、独立にＨ、メチルまたは、
３から１０の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のア
ルキル鎖であり、ｎ及びｍは０から１０の整数であっ
て、Ｒ1がＨまたはメチルであるならば、ｎが０でなく
Ｒ2が３から１０の炭素原子のアルキル鎖であることを
条件とする］を有する。
【００２５】構造式（１）の揮発性シリコーンは、２９
０から３０００の分子量を有し、一般的に１５０から５
００秒（相対湿度５０％の安定な環境中、２３℃におい
て揮発性シリコーンが０．２ml蒸発する時間に相当す
る）の揮発性または蒸発率Ｎｖを有する。
【００２６】アルキル鎖を含む、本発明に使用可能な揮
発性シリコーンとしては、４から８の炭素原子を含むア
ルキル基を有するアルキルヘプタメチルトリシロキサ
ン、例えば下式のヘキシルヘプタメチルトリシロキサ
ン： (CH3)3-Si-O-Si(CH3)(C6H13)-O-Si(CH3)3； 下式のオクチルヘプタメチルトリシロキサン： (CH3)3-Si-O-Si(CH3)(C8H15)-O-Si(CH3)3； 及びこれらの混合物を挙げることができる。
【００２７】共通溶媒として使用されるオイルは、ヘキ
シルヘプタメチルトリシロキサンであることが好まし
い。共通溶媒は、特に、組成物をゲル形態で得るために
用いる。
【００２８】香料としては、天然または合成起源のあら
ゆる香料または香料混合物を含有可能であり、これには
精油も含まれる。組成物中、香料は、組成物全重量の
０．００１から５０％、望ましくは０．１から３０％の
量で存在することが好ましい。脂肪相は０．１から８０
％の量で存在する。
【００２９】本発明に使用される弾性オルガノポリシロ
キサンは、組成物全重量の０．１から５０％の活性物質
濃度で存在することが好ましい。しかしながら、これら
のオルガノポリシロキサンの濃度及び脂肪相の濃度は、
得ようとする製薬形態によって多岐に渡ってよい。
【００３０】本発明の組成物は、ゲル形態で、組成物全
重量に対して０．００１から５０％、より望ましくは
０．０１から５０％の香料を含み、１から５０％、より
望ましくは２０から５０％のオルガノポリシロキサン、
及び１０から８０％、より望ましくは２０から７０％の
脂肪相を含むことが好ましい。
【００３１】本発明の組成物は、特に局所への使用に特
に適当であり、特に化粧品及び／または皮膚科用組成物
を構成可能である。この場合は、該組成物は生理学的に
許容される媒体を含有する。“生理学的に許容される”
との用語は、ヒトの皮膚、目及びケラチン繊維に適合す
る媒体を意味するものと理解される。
【００３２】上記の通り、本発明の組成物はゲルの形態
であることが好ましい。既知の方法によって、本発明の
組成物は、化粧品及び皮膚科の分野における通常の添加
剤、例えば脂肪物質、親水性または親油性の活性剤、保
存料、スクリーニング剤、顔料（例えばパール剤）及び
染料等を、さらに含有可能である。これらの様々な補助
剤の量は、懸かる分野で通常使用される通りであり、例
えば、組成物全重量の０．０１から２０％である。言う
までもないが、これらの補助剤としては、本発明の組成
物を分裂させることのない性質のものを、こうした恐れ
のない量で使用せねばならない。
【００３３】本発明に使用可能な脂肪物質としては、上
記のオイルに加えてワックス、特に炭化水素ワックスま
たはシリコーンワックスを挙げることができる。
【００３４】該組成物は、特に、皮膚及び／または髪
の、香り付けのための及び／または洗浄、手入れ用製品
として、及び／またはメイクアップ製品である一方、確
実に皮膚及び／または髪への香り付けを行う製品として
使用可能である。該組成物はまた、単に芳香製品として
も使用可能である。
【００３５】したがって、本発明はまた、皮膚及び／ま
たは髪の、香り付け及び／または洗浄及び／または手入
れのための美容方法にも関し、この方法は、生理学的に
許容される媒体中に、少なくとも一の部分的に架橋した
固形の弾性オルガノポリシロキサンを、少なくとも一の
香料を含む脂肪相と共に含む組成物を、皮膚及び／また
は髪に適用することからなる。
【００３６】下記の合成例は、非限定的な実施例として
与えるものである。量は重量％で表記した。
【００３７】
【実施例】 （実施例１：芳香ゲル） ・架橋オルガノポリシロキサン、 不揮発性ＰＤＭＳ（ＫＳＧ６）中、６０％ ３５％ ・香料 １０％ ・ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン （Dow Corning社製、DC2-1731 Volatile Fluid） ５５％
【００３８】適用の際に柔軟で、経時的に高レベルの残
留特性を保つ芳香ゲルが得られた。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 香料を含有する組成物における、この香
    料の固定及び／またはその放出を持続させるための、脂
    肪相と併用する、少なくとも部分的に架橋した、固形で
    弾性の少なくとも一のオルガノポリシロキサンの使用。
  2. 【請求項２】 弾性のオルガノポリシロキサンが、触媒
    存在下で各々少なくとも一の： （a）１分子当たりに、少なくとも二の低級アルケニル
    基を有するオルガノポリシロキサン； （b）１分子当たりに、ケイ素原子に結合した少なくと
    も二の水素原子を有するオルガノポリシロキサン；の付
    加及び架橋反応によって得られることを特徴とする請求
    項１に記載の使用。
  3. 【請求項３】 オルガノポリシロキサンが、 ・i）Ｒ2ＳｉＯ及びＲＳｉＯ1.5及び任意にＲ3ＳｉＯ
    0.5及び／またはＳｉＯ2単位を含むオルガノポリシロキ
    サンであって、Ｒ基が互いに独立に水素、アルキル、ア
    リール、不飽和脂肪族基を示し、Ｒ2ＳｉＯ単位対ＲＳ
    ｉＯ1.5単位の重量比が１／１から３０／１であるも
    の； ・ii）シリコーンオイルに不溶のオルガノポリシロキサ
    ンであって、オルガノヒドロゲノポリシロキサン（１）
    及び不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサン
    （２）を、（１）及び（２）のそれぞれの水素原子また
    は不飽和脂肪族基の量が、オルガノポリシロキサンが環
    状でない場合に１から２０mol％、オルガノポリシロキ
    サンが環状である場合に１から５０mol％となるように
    混合する事によって得られるもの；より選択されること
    を特徴とする請求項１または２に記載の使用。
  4. 【請求項４】 固形の弾性オルガノポリシロキサンが、
    組成物全重量に対して０．１から５０％の濃度で活性剤
    として存在することを特徴とする請求項１から３のいず
    れか一項に記載の使用。
  5. 【請求項５】 脂肪相が、炭化水素オイル、シリコーン
    オイル及びフッ化物オイル、及びこれらの混合物より選
    択される少なくとも一のオイルを含むことを特徴とする
    請求項１から４のいずれか一項に記載の使用。
  6. 【請求項６】 炭化水素オイルが、動物起源のオイル、
    植物起源のオイル及び合成オイル、及びこれらの混合物
    より選択されることを特徴とする請求項５に記載の使
    用。
  7. 【請求項７】 シリコーンオイルが、室温で液体または
    ペースト状である直鎖状ポリシロキサン及び環状ポリシ
    ロキサン、及びこれらの混合物より選択されることを特
    徴とする請求項５に記載の使用。
  8. 【請求項８】 脂肪相が、香料及び弾性オルガノポリシ
    ロキサンの共通溶媒として適切な少なくとも一のオイル
    を含有することを特徴とする請求項１から７のいずれか
    一項に記載の使用。
  9. 【請求項９】 共通溶媒が、下記の構造： R1(CH3)2Si-O-{-Si-(CH3)R2-O-}n-{-Si-(CH3)2-O-}m-Si
    (CH3)2R1 ［上記式中、Ｒ1及びＲ2は、独立にＨ、メチルまたは、
    ３から１０の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のア
    ルキル鎖であり、ｎ及びｍは０から１０の整数であっ
    て、Ｒ1がＨまたはメチルであるならば、ｎが０でなく
    Ｒ2が３から１０の炭素原子のアルキル鎖であることを
    条件とする］を有することを特徴とする請求項８に記載
    の使用。
  10. 【請求項１０】 共通溶媒が、ヘキシルヘプタメチルト
    リシロキサン及びオクチルヘプタメチルトリシロキサ
    ン、及びこれらの混合物より選択されることを特徴とす
    る請求項８または９に記載の使用。
  11. 【請求項１１】 香料が、組成物全重量に対して０．０
    ０１から５０％の量で存在することを特徴とする請求項
    １から１０のいずれか一項に記載の使用。
  12. 【請求項１２】 脂肪相が、０．１から８０％の量で存
    在することを特徴とする請求項１から１１のいずれか一
    項に記載の使用。
  13. 【請求項１３】 組成物が、ゲルの形態であることを特
    徴とする請求項１から１２のいずれか一項に記載の使
    用。
  14. 【請求項１４】 組成物が、組成物全重量に対して０．
    ００１から５０％の香料、１から５０％のオルガノポリ
    シロキサン、１０から８０％の脂肪相を含むことを特徴
    とする請求項１３に記載の使用。
  15. 【請求項１５】 組成物が、組成物全重量に対して０．
    ０１から５０％の香料、２０から５０％のオルガノポリ
    シロキサン、２０から７０％の脂肪相を含むことを特徴
    とする請求項１４に記載の使用。
  16. 【請求項１６】 組成物が、化粧品及び／または皮膚科
    用組成物であることを特徴とする請求項１から１５のい
    ずれか一項に記載の使用。
  17. 【請求項１７】 生理学的に許容しうる媒体を含むこと
    を特徴とする請求項１６に記載の使用。
  18. 【請求項１８】 組成物が、脂肪物質、活性剤、スクリ
    ーニング剤、顔料及び染料、及びこれらの混合物より選
    択される少なくとも一の成分をさらに含むことを特徴と
    する請求項１から１７のいずれか一項に記載の使用。
  19. 【請求項１９】 組成物が、皮膚の洗浄及び／または手
    入れのための組成物であることを特徴とする請求項１か
    ら１８のいずれか一項に記載の使用。
  20. 【請求項２０】 組成物が、皮膚の香り付けのための組
    成物であることを特徴とする請求項１から１９のいずれ
    か一項に記載の使用。
  21. 【請求項２１】 生理学的に許容される媒体中に、少な
    くとも部分的に架橋した、固形の弾性オルガノポリシロ
    キサンを、少なくとも一の香料を含有する脂肪相ととも
    に含む組成物を、皮膚及び／または髪に適用することか
    らなる皮膚及び／または髪の香り付け及び／または洗浄
    及び／または手入れのための美容方法。
  22. 【請求項２２】 少なくとも部分的に架橋した、固形で
    弾性の少なくとも一のオルガノポリシロキサン１％を、
    脂肪相とともにさらに含むことを特徴とする香料を含有
    する芳香組成物。
  23. 【請求項２３】 組成物全重量に対して、０．００１か
    ら５０％の香料、１から５０％のオルガノポリシロキサ
    ン及び１０から８０％の脂肪相を含むことを特徴とする
    請求項２２に記載の組成物。
  24. 【請求項２４】 脂肪相が、香料及び弾性オルガノポリ
    シロキサンの共通溶媒として適切な少なくとも一のオイ
    ルを含有することを特徴とする請求項２２または２３に
    記載の組成物。
  25. 【請求項２５】 共通溶媒が、下記の構造： R1(CH3)2Si-O-{-Si-(CH3)R2-O-}n-{-Si-(CH3)2-O-}m-Si
    (CH3)2R1 ［上記式中、Ｒ1及びＲ2は、独立にＨ、メチルまたは、
    ３から１０の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のア
    ルキル鎖であり、ｎ及びｍは０から１０の整数であっ
    て、Ｒ1がＨまたはメチルであるならば、ｎが０でなく
    Ｒ2が３から１０の炭素原子のアルキル鎖であることを
    条件とする］を有することを特徴とする請求項２４に記
    載の組成物。
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