JPH10236137A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH10236137A JPH10236137A JP9309002A JP30900297A JPH10236137A JP H10236137 A JPH10236137 A JP H10236137A JP 9309002 A JP9309002 A JP 9309002A JP 30900297 A JP30900297 A JP 30900297A JP H10236137 A JPH10236137 A JP H10236137A
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- heat exchanger
- passage
- door
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00835—Damper doors, e.g. position control
- B60H1/00842—Damper doors, e.g. position control the system comprising a plurality of damper doors; Air distribution between several outlets
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00021—Air flow details of HVAC devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00864—Ventilators and damper doors
-
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- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00021—Air flow details of HVAC devices
- B60H2001/00185—Distribution of conditionned air
- B60H2001/002—Distribution of conditionned air to front and rear part of passenger compartment
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度制御機構を備えないタイプの後部側空調
ユニットにおいて、少風量時における温風吹出温度の過
度な上昇を防止する。 【解決手段】 デュアルエアコンタイプの車両用空調装
置における後部側の空調ユニット20のケース21内
に、送風機22の送風空気を加熱する暖房用熱交換器2
6を設置するとともに、この暖房用熱交換器26をバイ
パスして冷風を流す冷風バイパス通路28を形成する。
この冷風バイパス通路28にはこれを開閉する冷風バイ
パスドア29を備える。そして、暖房用熱交換器26で
加熱された温風をフット吹出通路30から吹き出すフッ
トモードにおいて、送風機22が低速作動モードに設定
されたとき、冷風バイパスドア29を冷風バイパス通路
28の開位置に操作する。これにより、フット吹出通路
30にて冷風と温風とが混合されて、温風温度を低下で
きる。
ユニットにおいて、少風量時における温風吹出温度の過
度な上昇を防止する。 【解決手段】 デュアルエアコンタイプの車両用空調装
置における後部側の空調ユニット20のケース21内
に、送風機22の送風空気を加熱する暖房用熱交換器2
6を設置するとともに、この暖房用熱交換器26をバイ
パスして冷風を流す冷風バイパス通路28を形成する。
この冷風バイパス通路28にはこれを開閉する冷風バイ
パスドア29を備える。そして、暖房用熱交換器26で
加熱された温風をフット吹出通路30から吹き出すフッ
トモードにおいて、送風機22が低速作動モードに設定
されたとき、冷風バイパスドア29を冷風バイパス通路
28の開位置に操作する。これにより、フット吹出通路
30にて冷風と温風とが混合されて、温風温度を低下で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の前後に空
調ユニットを配置するデュアルエアコンタイプの車両用
空調装置において、特に後部側の空調ユニットに関する
もので、例えば、1ボックス車等に用いて好適である。
調ユニットを配置するデュアルエアコンタイプの車両用
空調装置において、特に後部側の空調ユニットに関する
もので、例えば、1ボックス車等に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、1ボックス車等の車両前後方向に
長い車室空間を有する車両においては、車室内前部の計
器盤近傍に前部側の空調ユニットを配置するとともに、
車室内後部にも、後部側の空調ユニットを配置すること
により、車室内全体の快適性の向上を図っている。
長い車室空間を有する車両においては、車室内前部の計
器盤近傍に前部側の空調ユニットを配置するとともに、
車室内後部にも、後部側の空調ユニットを配置すること
により、車室内全体の快適性の向上を図っている。
【0003】この場合、車室内後席側には乗員が常時搭
乗しないので、後部側の空調ユニットは車室内空調に対
して補助的なものでよく、車室内空調の主体は通常、前
部側の空調ユニットで行うようにしている。
乗しないので、後部側の空調ユニットは車室内空調に対
して補助的なものでよく、車室内空調の主体は通常、前
部側の空調ユニットで行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、後部側の空
調ユニットについては、極力、簡素な構成で低コスト化
を図るとともに、車室内後部側の小スペース内への搭載
が可能となるように体格の小型化を図ることが要求され
る。そこで、本発明者らは、後部側の空調ユニットの小
型、簡素化のために、車室内全体としての空調の温度制
御は前部側の空調ユニットで行って、後部側の空調ユニ
ットには温度制御機構(例えば、エアミックスドアによ
る冷温風混合方式の機構等)を備えないタイプのものを
試作して、実験検討してみた。
調ユニットについては、極力、簡素な構成で低コスト化
を図るとともに、車室内後部側の小スペース内への搭載
が可能となるように体格の小型化を図ることが要求され
る。そこで、本発明者らは、後部側の空調ユニットの小
型、簡素化のために、車室内全体としての空調の温度制
御は前部側の空調ユニットで行って、後部側の空調ユニ
ットには温度制御機構(例えば、エアミックスドアによ
る冷温風混合方式の機構等)を備えないタイプのものを
試作して、実験検討してみた。
【0005】その結果、このタイプのものでは、フット
モードにおいて、風量をLoモード(低速モード)に設
定すると、風量が少ないとともに内気吸込であるため、
温風の吹出温度が非常に高温となり、この高温の温風が
車室内上方へ吹き上がり、乗員の顔部が火照るという現
象が発生し、暖房フィーリングを悪化させることが分か
った。
モードにおいて、風量をLoモード(低速モード)に設
定すると、風量が少ないとともに内気吸込であるため、
温風の吹出温度が非常に高温となり、この高温の温風が
車室内上方へ吹き上がり、乗員の顔部が火照るという現
象が発生し、暖房フィーリングを悪化させることが分か
った。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
温度制御機構を備えないタイプの後部側空調ユニットに
おいて、少風量時における温風の吹出温度の過度な上昇
を防止することを目的とする。
温度制御機構を備えないタイプの後部側空調ユニットに
おいて、少風量時における温風の吹出温度の過度な上昇
を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜4記載の発明では、デュアルエアコンタ
イプの車両用空調装置における後部側の空調ユニット
(20)のケース(21)内に、送風機(22)の送風
空気を加熱する暖房用熱交換器(26)を設置するとと
もに、この暖房用熱交換器(26)をバイパスして冷風
を流す冷風バイパス通路(28)を形成し、さらに、こ
の冷風バイパス通路(28)を開閉する冷風バイパスド
ア(29)を備え、暖房用熱交換器(26)で加熱され
た温風をフット吹出通路(30)から吹き出すフットモ
ードにおいて、送風機(22)が低速作動モードに設定
されたとき、冷風バイパスドア(29)を冷風バイパス
通路(28)の開位置に操作することを特徴としてい
る。
め、請求項1〜4記載の発明では、デュアルエアコンタ
イプの車両用空調装置における後部側の空調ユニット
(20)のケース(21)内に、送風機(22)の送風
空気を加熱する暖房用熱交換器(26)を設置するとと
もに、この暖房用熱交換器(26)をバイパスして冷風
を流す冷風バイパス通路(28)を形成し、さらに、こ
の冷風バイパス通路(28)を開閉する冷風バイパスド
ア(29)を備え、暖房用熱交換器(26)で加熱され
た温風をフット吹出通路(30)から吹き出すフットモ
ードにおいて、送風機(22)が低速作動モードに設定
されたとき、冷風バイパスドア(29)を冷風バイパス
通路(28)の開位置に操作することを特徴としてい
る。
【0008】これにより、フットモードで、少風量の設
定時においても、送風空気の一部が冷風バイパス通路
(28)を通って加熱されることなく、フット吹出通路
(30)に流入するので、フット吹出通路(30)にて
冷風と温風とが混合されて、温風温度を低下できるの
で、フット吹出モードの少風量時に温風温度の過度な上
昇を未然に防止できる。
定時においても、送風空気の一部が冷風バイパス通路
(28)を通って加熱されることなく、フット吹出通路
(30)に流入するので、フット吹出通路(30)にて
冷風と温風とが混合されて、温風温度を低下できるの
で、フット吹出モードの少風量時に温風温度の過度な上
昇を未然に防止できる。
【0009】しかも、冷風バイパスドア(29)は冷風
バイパス通路(28)を開閉するだけであり、暖房用熱
交換器(26)の流路を閉じる必要はないので、通常の
エアミックスドアに比して大幅に小さなものでよく、空
調ユニットの体格を小型化できる。また、暖房初期のよ
うに、暖房能力を高めたいときは、送風機(22)を
中、高速の作動モードに設定することにより、冷風バイ
パスドア(29)を冷風バイパス通路(28)の閉位置
に操作して、送風空気の全量を暖房用熱交換器(26)
で加熱することができるので、後席側の車室温度を急速
に立ち上げることができる。
バイパス通路(28)を開閉するだけであり、暖房用熱
交換器(26)の流路を閉じる必要はないので、通常の
エアミックスドアに比して大幅に小さなものでよく、空
調ユニットの体格を小型化できる。また、暖房初期のよ
うに、暖房能力を高めたいときは、送風機(22)を
中、高速の作動モードに設定することにより、冷風バイ
パスドア(29)を冷風バイパス通路(28)の閉位置
に操作して、送風空気の全量を暖房用熱交換器(26)
で加熱することができるので、後席側の車室温度を急速
に立ち上げることができる。
【0010】また、請求項2記載の発明のように、後部
側の空調ユニット(20)のケース(21)内に空気を
冷却する冷房用熱交換器(24)を設置するとともに、
この冷房用熱交換器(24)で冷却された冷風を後席側
乗員の頭部に吹き出すフェイス吹出通路(25)を備え
ることにより、冷房機能を発揮できる。また、請求項3
記載の発明では、冷房用熱交換器(24)を、ケース
(21)内において暖房用熱交換器(26)よりも上流
側に設置し、冷房用熱交換器(24)と暖房用熱交換器
(26)との間の部位に、フェイス吹出通路(25)へ
の空気流れと暖房用熱交換器(26)への空気流れを切
り替える吹出モードドア(27)を設置し、この吹出モ
ードドア(27)と冷風バイパスドア(29)とを、リ
ンク機構(32)を介して共通のアクチュエータ(3
1)により作動させることを特徴としている。
側の空調ユニット(20)のケース(21)内に空気を
冷却する冷房用熱交換器(24)を設置するとともに、
この冷房用熱交換器(24)で冷却された冷風を後席側
乗員の頭部に吹き出すフェイス吹出通路(25)を備え
ることにより、冷房機能を発揮できる。また、請求項3
記載の発明では、冷房用熱交換器(24)を、ケース
(21)内において暖房用熱交換器(26)よりも上流
側に設置し、冷房用熱交換器(24)と暖房用熱交換器
(26)との間の部位に、フェイス吹出通路(25)へ
の空気流れと暖房用熱交換器(26)への空気流れを切
り替える吹出モードドア(27)を設置し、この吹出モ
ードドア(27)と冷風バイパスドア(29)とを、リ
ンク機構(32)を介して共通のアクチュエータ(3
1)により作動させることを特徴としている。
【0011】これによると、吹出モードドア(27)と
冷風バイパスドア(29)とを、共通のアクチュエータ
(31)により作動させることにより、ドア操作機構の
簡素化を図ることができる。また、請求項5記載の発明
のように、暖房用熱交換器(26)を車両エンジンから
の温水を熱源として空気を加熱するものとし、暖房用熱
交換器(26)に温水を循環する温水回路を、車両エン
ジンの運転時に常時温水が循環するウォータバルブレス
システムに構成すれば、暖房用熱交換器(26)の温水
回路をウォータバルブを持たない簡素な低コストの構成
にすることができる。
冷風バイパスドア(29)とを、共通のアクチュエータ
(31)により作動させることにより、ドア操作機構の
簡素化を図ることができる。また、請求項5記載の発明
のように、暖房用熱交換器(26)を車両エンジンから
の温水を熱源として空気を加熱するものとし、暖房用熱
交換器(26)に温水を循環する温水回路を、車両エン
ジンの運転時に常時温水が循環するウォータバルブレス
システムに構成すれば、暖房用熱交換器(26)の温水
回路をウォータバルブを持たない簡素な低コストの構成
にすることができる。
【0012】さらに、請求項6記載の発明のように、冷
風バイパスドア(29)を暖房用熱交換器(26)の後
面側に配置し、冷風バイパスドア(29)を冷風バイパ
ス通路(28)の開位置に操作するとき、暖房用熱交換
器(26)の一部を冷風バイパスドア(29)により閉
塞するようにすれば、冷風バイパスに加えて、暖房用熱
交換器(26)を通過する温風量を減らすことよって
も、フット吹出モードの少風量時における温風温度の過
度な上昇を防止できる。
風バイパスドア(29)を暖房用熱交換器(26)の後
面側に配置し、冷風バイパスドア(29)を冷風バイパ
ス通路(28)の開位置に操作するとき、暖房用熱交換
器(26)の一部を冷風バイパスドア(29)により閉
塞するようにすれば、冷風バイパスに加えて、暖房用熱
交換器(26)を通過する温風量を減らすことよって
も、フット吹出モードの少風量時における温風温度の過
度な上昇を防止できる。
【0013】従って、請求項6記載の発明によると、所
定温度の温風を得るために、冷風バイパス通路(28)
の開口面積を減少できるので、後部側空調ユニット(2
0)のより一層の小型化のために有利である。なお、上
記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
定温度の温風を得るために、冷風バイパス通路(28)
の開口面積を減少できるので、後部側空調ユニット(2
0)のより一層の小型化のために有利である。なお、上
記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図9は本発明の第1実施形態を
示すもので、図1は本発明を適用するデュアルエアコン
タイプの車両用空調装置の配置レイアウトを示すもので
あり、前部側の空調ユニット10は車室内前部の計器盤
近傍に配置されている。
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図9は本発明の第1実施形態を
示すもので、図1は本発明を適用するデュアルエアコン
タイプの車両用空調装置の配置レイアウトを示すもので
あり、前部側の空調ユニット10は車室内前部の計器盤
近傍に配置されている。
【0015】この前部側の空調ユニット10は車室内を
主に空調するものであって、周知のごとく内気と外気を
切替導入する内外気切替箱とこの内外気切替箱を通して
導入された内気と外気を送風する送風機とを一体化した
送風機ユニット11、送風空気を冷却する冷房用の蒸発
器(冷房用熱交換器)を有するクーラユニット12、お
よびこの蒸発器で冷却された空気を所定温度まで再加熱
するヒータユニット13からなる。
主に空調するものであって、周知のごとく内気と外気を
切替導入する内外気切替箱とこの内外気切替箱を通して
導入された内気と外気を送風する送風機とを一体化した
送風機ユニット11、送風空気を冷却する冷房用の蒸発
器(冷房用熱交換器)を有するクーラユニット12、お
よびこの蒸発器で冷却された空気を所定温度まで再加熱
するヒータユニット13からなる。
【0016】このヒータユニット13は、車両エンジン
からの冷却水(温水)を熱源として空気を加熱するヒー
タコア、このヒータコアによる加熱量を調整して吹出空
気温度を制御する温度制御機構、フェイス・フット・デ
フロスタの各吹出口への空気流路を切り替える吹出モー
ド切替機構等を有している。温度制御機構は、ヒータコ
アで加熱される温風とヒータコアをバイパスする冷風と
の風量割合を制御するエアミックス式のもの、あるいは
ヒータコアに循環する温水流量・温水温度を制御するリ
ヒート式のもの等、いずれでもよい。
からの冷却水(温水)を熱源として空気を加熱するヒー
タコア、このヒータコアによる加熱量を調整して吹出空
気温度を制御する温度制御機構、フェイス・フット・デ
フロスタの各吹出口への空気流路を切り替える吹出モー
ド切替機構等を有している。温度制御機構は、ヒータコ
アで加熱される温風とヒータコアをバイパスする冷風と
の風量割合を制御するエアミックス式のもの、あるいは
ヒータコアに循環する温水流量・温水温度を制御するリ
ヒート式のもの等、いずれでもよい。
【0017】一方、後部側の空調ユニット20は車室内
後部、具体的には、車室内後部の車体側壁部の下側、あ
るいは車室内後部の床上面等に配置されており、車室内
後席側に乗員が搭乗しているとき運転されて車室内後部
側を補助的に空調するものである。図2は後部側の空調
ユニット20を示すもので、空気通路を形成するケース
21を有しており、このケース21はポリプロピレンの
ようなある程度の弾性を有し、かつ強度的にも優れた樹
脂の成形品からなる。このケース21は例えば、図2の
紙面と平行な方向に分割面を持つ複数の分割ケース体を
金属クリップ、ねじ等の締結手段を用いて一体に結合し
たものである。
後部、具体的には、車室内後部の車体側壁部の下側、あ
るいは車室内後部の床上面等に配置されており、車室内
後席側に乗員が搭乗しているとき運転されて車室内後部
側を補助的に空調するものである。図2は後部側の空調
ユニット20を示すもので、空気通路を形成するケース
21を有しており、このケース21はポリプロピレンの
ようなある程度の弾性を有し、かつ強度的にも優れた樹
脂の成形品からなる。このケース21は例えば、図2の
紙面と平行な方向に分割面を持つ複数の分割ケース体を
金属クリップ、ねじ等の締結手段を用いて一体に結合し
たものである。
【0018】このケース21のうち、最も車両後方側の
部位には送風機22が配置されている。この送風機22
は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)からなる送
風ファン22aを図示しない電動モータにより回転駆動
するものである。送風ファン22aはスクロールケース
22b内に収納されている。スクロールケース22bの
側面の中心部には、送風ファン22aと同心円状に吸入
口22cが設けてあり、この吸入口22cは車室内に直
接開口している。従って、この吸入口22cを通して内
気(車室内空気)がスクロールケース22b内に吸入さ
れる。
部位には送風機22が配置されている。この送風機22
は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)からなる送
風ファン22aを図示しない電動モータにより回転駆動
するものである。送風ファン22aはスクロールケース
22b内に収納されている。スクロールケース22bの
側面の中心部には、送風ファン22aと同心円状に吸入
口22cが設けてあり、この吸入口22cは車室内に直
接開口している。従って、この吸入口22cを通して内
気(車室内空気)がスクロールケース22b内に吸入さ
れる。
【0019】23は送風ファン22aの駆動用電動モー
タの速度制御用抵抗器であり、送風ファン22aの送風
空気により冷却するためにスクロールケース22bの出
口側空気流路内に設置されている。24は冷房用の蒸発
器(冷房用熱交換器)で、ケース21内部において送風
ファン22aの空気出口部に設置されている。この蒸発
器24は冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を送風空気から
吸熱することにより、送風空気を冷却する。
タの速度制御用抵抗器であり、送風ファン22aの送風
空気により冷却するためにスクロールケース22bの出
口側空気流路内に設置されている。24は冷房用の蒸発
器(冷房用熱交換器)で、ケース21内部において送風
ファン22aの空気出口部に設置されている。この蒸発
器24は冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を送風空気から
吸熱することにより、送風空気を冷却する。
【0020】ケース21において、蒸発器24の下流側
部位で、かつ上方へ向かってフエイス吹出通路25が分
岐されており、このフエイス吹出通路25は図示しない
フエイスダクトを介して図示しないフエイス吹出口に接
続されている。このフエイス吹出口は後席側の乗員の頭
部に向けて冷風を吹き出すものである。ケース21内に
おいて、フエイス吹出通路25の分岐点より下流側の部
位に暖房用のヒータコア(暖房用熱交換器)26が配置
されている。このヒータコア26は車両エンジンからの
冷却水(温水)を熱源として送風空気を加熱するもので
あり、本例では、車両エンジンが運転されると、車両エ
ンジンのウォータポンプにて温水が常時ヒータコア26
に循環する、いわゆるウォータバルブレスのシステム
に、ヒータコア26の温水回路が構成されている。
部位で、かつ上方へ向かってフエイス吹出通路25が分
岐されており、このフエイス吹出通路25は図示しない
フエイスダクトを介して図示しないフエイス吹出口に接
続されている。このフエイス吹出口は後席側の乗員の頭
部に向けて冷風を吹き出すものである。ケース21内に
おいて、フエイス吹出通路25の分岐点より下流側の部
位に暖房用のヒータコア(暖房用熱交換器)26が配置
されている。このヒータコア26は車両エンジンからの
冷却水(温水)を熱源として送風空気を加熱するもので
あり、本例では、車両エンジンが運転されると、車両エ
ンジンのウォータポンプにて温水が常時ヒータコア26
に循環する、いわゆるウォータバルブレスのシステム
に、ヒータコア26の温水回路が構成されている。
【0021】フエイス吹出通路25の分岐点には、吹出
モードドア27が回転軸27aを中心として回動可能に
配置されており、この吹出モードドア27によりフエイ
ス吹出通路25とヒータコア26への入口空気通路26
aを切替開閉する。このヒータコア26の底部と、ケー
ス21の底部との間に所定の間隙を開けて、冷風バイパ
ス通路28が形成され、この冷風バイパス通路28は冷
風バイパスドア29により開閉される。この冷風バイパ
スドア29は回転軸29aを中心として回動可能になっ
ている。
モードドア27が回転軸27aを中心として回動可能に
配置されており、この吹出モードドア27によりフエイ
ス吹出通路25とヒータコア26への入口空気通路26
aを切替開閉する。このヒータコア26の底部と、ケー
ス21の底部との間に所定の間隙を開けて、冷風バイパ
ス通路28が形成され、この冷風バイパス通路28は冷
風バイパスドア29により開閉される。この冷風バイパ
スドア29は回転軸29aを中心として回動可能になっ
ている。
【0022】ヒータコア26の下流側には、ヒータコア
26を通過した温風と冷風バイパス通路28を通過した
冷風とを合流させて流すフット吹出通路30が形成され
ており、このフット吹出通路30は図示しないフットダ
クトを介してフット吹出口に接続されている。このフッ
ト吹出口は車室内後席の下方部に配置されて後席側の乗
員の足元に温風を吹き出すものである。
26を通過した温風と冷風バイパス通路28を通過した
冷風とを合流させて流すフット吹出通路30が形成され
ており、このフット吹出通路30は図示しないフットダ
クトを介してフット吹出口に接続されている。このフッ
ト吹出口は車室内後席の下方部に配置されて後席側の乗
員の足元に温風を吹き出すものである。
【0023】31はドア駆動用のアクチュエータをなす
サーボモータであり、ケース21の外部において吹出モ
ードドア27の近傍に配置されている。このサーボモー
タ31は、後述する図5〜7に示すリンク機構32を介
して、吹出モードドア27および冷風バイパスドア29
を駆動する。このサーボモータ31は、図3に示すよう
に、制御回路33によって通電が制御されるようになっ
ており、この制御回路33には、後席側の空調ユニット
20の操作パネルに設けられた吹出モードスイッチ34
とファンスイッチ35の信号が入力される。そして、制
御回路33はこの両スイッチ34、35の信号(すなわ
ち、吹出モードとファン速度)に応じて、サーボモータ
31の駆動角度を図4に示すように制御する。
サーボモータであり、ケース21の外部において吹出モ
ードドア27の近傍に配置されている。このサーボモー
タ31は、後述する図5〜7に示すリンク機構32を介
して、吹出モードドア27および冷風バイパスドア29
を駆動する。このサーボモータ31は、図3に示すよう
に、制御回路33によって通電が制御されるようになっ
ており、この制御回路33には、後席側の空調ユニット
20の操作パネルに設けられた吹出モードスイッチ34
とファンスイッチ35の信号が入力される。そして、制
御回路33はこの両スイッチ34、35の信号(すなわ
ち、吹出モードとファン速度)に応じて、サーボモータ
31の駆動角度を図4に示すように制御する。
【0024】図5〜7は上記したリンク機構32の具体
的構成を例示するものであり、図4に示すサーボモータ
駆動角度に対するドア作動角度を実現するためのもので
ある。サーボモータ31の出力軸31aに第1リンク3
6を連結し、この第1リンク36を出力軸31aととも
に回転させる。この第1リンク36の先端部に設けたピ
ン37を第2リンク38の一端部に設けた係止溝39内
に摺動可能に嵌入して、第1リンク36と第2リンク3
8とを連結する。
的構成を例示するものであり、図4に示すサーボモータ
駆動角度に対するドア作動角度を実現するためのもので
ある。サーボモータ31の出力軸31aに第1リンク3
6を連結し、この第1リンク36を出力軸31aととも
に回転させる。この第1リンク36の先端部に設けたピ
ン37を第2リンク38の一端部に設けた係止溝39内
に摺動可能に嵌入して、第1リンク36と第2リンク3
8とを連結する。
【0025】第2リンク38は回転軸40を中心として
回転可能に設置されるものであって、回転軸40を間に
して係止溝39とは反対側に延びるレバー部41と、こ
のレバー部41に対して斜め方向に交差するように延び
るレバー部42が一体成形されている。そして、このレ
バー部42の両端部にそれぞれピン43、44が設けら
れている。
回転可能に設置されるものであって、回転軸40を間に
して係止溝39とは反対側に延びるレバー部41と、こ
のレバー部41に対して斜め方向に交差するように延び
るレバー部42が一体成形されている。そして、このレ
バー部42の両端部にそれぞれピン43、44が設けら
れている。
【0026】一方、吹出モードドア27の回転軸27a
には第3リンク45を連結し、この第3リンク45の先
端側には、ピン43が摺動可能に嵌入されるカム溝46
が形成されている。このカム溝46は、図6、7に示す
ようにピン43の回動軌跡に沿った円弧状になっている
アイドル溝部46aと、ドア駆動溝部46bとから構成
されている。
には第3リンク45を連結し、この第3リンク45の先
端側には、ピン43が摺動可能に嵌入されるカム溝46
が形成されている。このカム溝46は、図6、7に示す
ようにピン43の回動軌跡に沿った円弧状になっている
アイドル溝部46aと、ドア駆動溝部46bとから構成
されている。
【0027】また、冷風バイパスドア29の回転軸29
aには第4リンク47を連結し、この第4リンク47の
先端側には、ピン44が摺動可能に嵌入されるカム溝4
8が形成されている。このカム溝48は、図6、7に示
すようにピン44の回動軌跡に沿った円弧状になってい
るアイドル溝部48aと、ドア駆動溝部48bとから構
成されている。レバー部41の先端部にはピン49が設
けられている。
aには第4リンク47を連結し、この第4リンク47の
先端側には、ピン44が摺動可能に嵌入されるカム溝4
8が形成されている。このカム溝48は、図6、7に示
すようにピン44の回動軌跡に沿った円弧状になってい
るアイドル溝部48aと、ドア駆動溝部48bとから構
成されている。レバー部41の先端部にはピン49が設
けられている。
【0028】次に、上記構成において作動を説明する。
いま、吹出モードスイッチ34よりフェイス(FAC
E)吹出モードが設定されると、制御回路33はファン
スイッチ35の信号と無関係にサーボモータ31の駆動
角度を図4に示す105°に制御する。これにより、リ
ンク機構32を介して、吹出モードドア27および冷風
バイパスドア29の作動角度をいずれも0°とする。
いま、吹出モードスイッチ34よりフェイス(FAC
E)吹出モードが設定されると、制御回路33はファン
スイッチ35の信号と無関係にサーボモータ31の駆動
角度を図4に示す105°に制御する。これにより、リ
ンク機構32を介して、吹出モードドア27および冷風
バイパスドア29の作動角度をいずれも0°とする。
【0029】すなわち、リンク機構32は図5に示す状
態となり、吹出モードドア27は図2の1点鎖線位置A
に操作されて、フエイス吹出通路25を全開し、ヒータ
コア26への入口空気通路26aを全閉する。また、冷
風バイパスドア29は図2の1点鎖線位置Bに操作され
て、冷風バイパス通路28を全閉する。このとき、リン
ク機構32においてピン44が図5に示すように第4リ
ンク47のカム溝48の外部へ出ているので、ピン49
が第4リンク47の外側面の円弧状部に当接して、第4
リンク47の位置を冷風バイパスドア29が冷風バイパ
ス通路28を全閉する位置に保持する。
態となり、吹出モードドア27は図2の1点鎖線位置A
に操作されて、フエイス吹出通路25を全開し、ヒータ
コア26への入口空気通路26aを全閉する。また、冷
風バイパスドア29は図2の1点鎖線位置Bに操作され
て、冷風バイパス通路28を全閉する。このとき、リン
ク機構32においてピン44が図5に示すように第4リ
ンク47のカム溝48の外部へ出ているので、ピン49
が第4リンク47の外側面の円弧状部に当接して、第4
リンク47の位置を冷風バイパスドア29が冷風バイパ
ス通路28を全閉する位置に保持する。
【0030】図8(a)はこのフェイス吹出モードにお
けるドア位置を示しており、送風機22の送風空気は蒸
発器24により冷却されて冷風となった後に、すべてフ
エイス吹出通路25側へ流入し、図示しないフエイスダ
クトを介してフエイス吹出口から、後席側の乗員の頭部
に向けて冷風を吹き出し、後席側の冷房を行う。このと
き、ファンスイッチ35により送風機22の速度をLo
(低速)、Me(中速)、Hi(高速)の3段階に切り
替えることより、冷風の吹出風量を変えて、冷房能力を
調整できる。
けるドア位置を示しており、送風機22の送風空気は蒸
発器24により冷却されて冷風となった後に、すべてフ
エイス吹出通路25側へ流入し、図示しないフエイスダ
クトを介してフエイス吹出口から、後席側の乗員の頭部
に向けて冷風を吹き出し、後席側の冷房を行う。このと
き、ファンスイッチ35により送風機22の速度をLo
(低速)、Me(中速)、Hi(高速)の3段階に切り
替えることより、冷風の吹出風量を変えて、冷房能力を
調整できる。
【0031】次に、吹出モードスイッチ34よりフット
(FOOT)吹出モードが設定されると、制御回路33
はファンスイッチ35の信号に応じてサーボモータ31
の駆動角度を図4に示すように可変制御する。すなわ
ち、フット吹出モードであって、かつファンスイッチ3
5がMe(中速)またはHi(高速)の位置に投入され
ているときは、制御回路33はサーボモータ31の駆動
角度を図4に示す35°に制御する。これにより、リン
ク機構32を介して、吹出モードドア27の作動角度が
45°となり、吹出モードドア27は図2の実線位置に
操作されて、フエイス吹出通路25を全閉し、ヒータコ
ア26への入口空気通路26aを全開する。
(FOOT)吹出モードが設定されると、制御回路33
はファンスイッチ35の信号に応じてサーボモータ31
の駆動角度を図4に示すように可変制御する。すなわ
ち、フット吹出モードであって、かつファンスイッチ3
5がMe(中速)またはHi(高速)の位置に投入され
ているときは、制御回路33はサーボモータ31の駆動
角度を図4に示す35°に制御する。これにより、リン
ク機構32を介して、吹出モードドア27の作動角度が
45°となり、吹出モードドア27は図2の実線位置に
操作されて、フエイス吹出通路25を全閉し、ヒータコ
ア26への入口空気通路26aを全開する。
【0032】これに反し、冷風バイパスドア29の作動
角度は、図6に示すようにリンク機構32の第4リンク
47のアイドル溝部48aの介在により依然として0°
に維持されたままである。その結果、冷風バイパスドア
29は図2の1点鎖線位置Bを維持して、冷風バイパス
通路28の全閉状態を維持する。図8(b)はこのフッ
ト吹出モードにおけるドア位置を示している。
角度は、図6に示すようにリンク機構32の第4リンク
47のアイドル溝部48aの介在により依然として0°
に維持されたままである。その結果、冷風バイパスドア
29は図2の1点鎖線位置Bを維持して、冷風バイパス
通路28の全閉状態を維持する。図8(b)はこのフッ
ト吹出モードにおけるドア位置を示している。
【0033】従って、送風機22の送風空気は蒸発器2
4を通過した後に、すべてヒータコア26への入口空気
通路26aに流入し、ヒータコア26で加熱されて温風
となる。そして、フット吹出通路30、図示しないフッ
トダクトを介してフット吹出口から後席側の乗員の足元
に温風を吹き出して、後席側の暖房を行う。このとき、
ファンスイッチ35により送風機22の速度をMe(中
速)またはHi(高速)に切り替えることより、温風の
吹出風量を変えて、暖房能力を調整できる。
4を通過した後に、すべてヒータコア26への入口空気
通路26aに流入し、ヒータコア26で加熱されて温風
となる。そして、フット吹出通路30、図示しないフッ
トダクトを介してフット吹出口から後席側の乗員の足元
に温風を吹き出して、後席側の暖房を行う。このとき、
ファンスイッチ35により送風機22の速度をMe(中
速)またはHi(高速)に切り替えることより、温風の
吹出風量を変えて、暖房能力を調整できる。
【0034】ところで、後部側の空調ユニット20は内
気を吸入、加熱して吹き出すという、内気再循環による
温風吹出方式であるため、内気温度上昇後に、送風機2
2の速度をLo(低速)にして、風量を少量(例えば、
100m3 /h程度)にすると、温風の温度が過度(例
えば、80°C)に上昇するという不具合が生じる場合
がある。
気を吸入、加熱して吹き出すという、内気再循環による
温風吹出方式であるため、内気温度上昇後に、送風機2
2の速度をLo(低速)にして、風量を少量(例えば、
100m3 /h程度)にすると、温風の温度が過度(例
えば、80°C)に上昇するという不具合が生じる場合
がある。
【0035】しかるに、本実施形態によると、フット吹
出モードであって、かつファンスイッチ35がLo(低
速)の位置に投入されると、この作動条件を制御回路3
3にて判定して、制御回路33はサーボモータ31の駆
動角度を図4に示す0°に制御する。このとき、吹出モ
ードドア27の作動角度は図7に示すようにリンク機構
32の第3リンク45のアイドル溝部46aの介在によ
り依然として45°に維持されたままであり、従って、
吹出モードドア27は図2の実線位置を維持して、フエ
イス吹出通路25を全閉し、ヒータコア26への入口空
気通路26aを全開する状態を維持する。
出モードであって、かつファンスイッチ35がLo(低
速)の位置に投入されると、この作動条件を制御回路3
3にて判定して、制御回路33はサーボモータ31の駆
動角度を図4に示す0°に制御する。このとき、吹出モ
ードドア27の作動角度は図7に示すようにリンク機構
32の第3リンク45のアイドル溝部46aの介在によ
り依然として45°に維持されたままであり、従って、
吹出モードドア27は図2の実線位置を維持して、フエ
イス吹出通路25を全閉し、ヒータコア26への入口空
気通路26aを全開する状態を維持する。
【0036】一方、冷風バイパスドア29の作動角度は
25°となり、冷風バイパスドア29は図2の実線位置
に移行して、冷風バイパス通路28を開放する。このと
き、冷風バイパスドア29はヒータコア26への入口空
気通路26aと略平行な位置に移行するので、ヒータコ
ア26への空気流れを妨げることはない。冷風バイパス
通路28の開放により、送風空気の一部が図8(c)に
示すようにヒータコア26をバイパスして、フット吹出
通路30に流入するので、ヒータコア26を通過して加
熱された温風とヒータコア26をバイパスした冷風がフ
ット吹出通路30にて混合され、温風温度を低下でき
る。その結果、フット吹出モードの少風量時に温風温度
の過度な上昇を未然に防止できる。
25°となり、冷風バイパスドア29は図2の実線位置
に移行して、冷風バイパス通路28を開放する。このと
き、冷風バイパスドア29はヒータコア26への入口空
気通路26aと略平行な位置に移行するので、ヒータコ
ア26への空気流れを妨げることはない。冷風バイパス
通路28の開放により、送風空気の一部が図8(c)に
示すようにヒータコア26をバイパスして、フット吹出
通路30に流入するので、ヒータコア26を通過して加
熱された温風とヒータコア26をバイパスした冷風がフ
ット吹出通路30にて混合され、温風温度を低下でき
る。その結果、フット吹出モードの少風量時に温風温度
の過度な上昇を未然に防止できる。
【0037】図9は上記した両ドア27、29の作動を
まとめて示す図表である。 (第2実施形態)図10、11は第2実施形態であり、
第1実施形態に対して冷風バイパスドア29の配置形態
を変更している。すなわち、第1実施形態では、冷風バ
イパスドア29をヒータコア26の前面側(空気上流
側)に配置して、冷風バイパスドア29が冷風バイパス
通路28を開放するとき、図8(c)に示すようにヒー
タコア26への入口空気通路26aと略平行な位置に冷
風バイパスドア29を移行させている。そのため、フッ
ト吹出モードの少風量時における温風温度の過度な上昇
を防止するためには、冷風バイパス通路28を通過する
冷風バイパス量の確保が必要となる。そして、このこと
は、冷風バイパス通路28の開口面積の増大を招く。
まとめて示す図表である。 (第2実施形態)図10、11は第2実施形態であり、
第1実施形態に対して冷風バイパスドア29の配置形態
を変更している。すなわち、第1実施形態では、冷風バ
イパスドア29をヒータコア26の前面側(空気上流
側)に配置して、冷風バイパスドア29が冷風バイパス
通路28を開放するとき、図8(c)に示すようにヒー
タコア26への入口空気通路26aと略平行な位置に冷
風バイパスドア29を移行させている。そのため、フッ
ト吹出モードの少風量時における温風温度の過度な上昇
を防止するためには、冷風バイパス通路28を通過する
冷風バイパス量の確保が必要となる。そして、このこと
は、冷風バイパス通路28の開口面積の増大を招く。
【0038】そこで、第2実施形態では、図10に示す
ように、冷風バイパスドア29の配置場所をヒータコア
26の後面側(空気下流側)に変更して、図11(c)
に示すように、冷風バイパスドア29が冷風バイパス通
路28を開放するとき、ヒータコア26の熱交換用コア
部26bの一部を閉塞するようにしている。ここで、ヒ
ータコア26の熱交換用コア部26bは車両エンジンか
らの温水が流れる偏平チューブ(図示せず)とコルゲー
トフィン(図示せず)とを接合して構成される周知のも
のであり、熱交換用コア部26bの両端側には、コア部
26bの偏平チューブへの温水の分配、集合を行うタン
ク部26c、26dが配設されている。このようなコア
部26bの熱交換面積の一部を冷風バイパスドア29に
より閉塞できるようにしてある。
ように、冷風バイパスドア29の配置場所をヒータコア
26の後面側(空気下流側)に変更して、図11(c)
に示すように、冷風バイパスドア29が冷風バイパス通
路28を開放するとき、ヒータコア26の熱交換用コア
部26bの一部を閉塞するようにしている。ここで、ヒ
ータコア26の熱交換用コア部26bは車両エンジンか
らの温水が流れる偏平チューブ(図示せず)とコルゲー
トフィン(図示せず)とを接合して構成される周知のも
のであり、熱交換用コア部26bの両端側には、コア部
26bの偏平チューブへの温水の分配、集合を行うタン
ク部26c、26dが配設されている。このようなコア
部26bの熱交換面積の一部を冷風バイパスドア29に
より閉塞できるようにしてある。
【0039】これにより、フット吹出モードの少風量時
(暖房能力を低下させたいとき)には、冷風バイパス通
路28の開口面積を増大させることなく、車室内後部側
へ吹き出す温風の温度を乗員にとって不快とならないレ
ベルの温度まで引き下げることが可能となる。一方、フ
ット吹出モードの中風量時および大風量時(暖房能力を
増加させたいとき)には、図11(b)に示すように、
冷風バイパスドア29が冷風バイパス通路28を閉塞す
るとともに、ヒータコア26のコア部26bの熱交換面
積を全開するので、最大暖房能力を発揮できる。
(暖房能力を低下させたいとき)には、冷風バイパス通
路28の開口面積を増大させることなく、車室内後部側
へ吹き出す温風の温度を乗員にとって不快とならないレ
ベルの温度まで引き下げることが可能となる。一方、フ
ット吹出モードの中風量時および大風量時(暖房能力を
増加させたいとき)には、図11(b)に示すように、
冷風バイパスドア29が冷風バイパス通路28を閉塞す
るとともに、ヒータコア26のコア部26bの熱交換面
積を全開するので、最大暖房能力を発揮できる。
【0040】図11(a)〜(c)は、第2実施形態に
おける各モードでのドア27、29の作動状態を示すも
ので、この両ドア27、29の駆動機構等はすべて第1
実施形態と同じでよいので、説明は省略する。 (他の実施形態)なお、上記した実施形態では、後部側
の空調ユニット20に暖房用のヒータコア26の他に、
冷房用の蒸発器24を備えるものについて説明したが、
冷房用の蒸発器24を備えないものにおいても、本発明
を同様に実施できることはもちろんである。
おける各モードでのドア27、29の作動状態を示すも
ので、この両ドア27、29の駆動機構等はすべて第1
実施形態と同じでよいので、説明は省略する。 (他の実施形態)なお、上記した実施形態では、後部側
の空調ユニット20に暖房用のヒータコア26の他に、
冷房用の蒸発器24を備えるものについて説明したが、
冷房用の蒸発器24を備えないものにおいても、本発明
を同様に実施できることはもちろんである。
【0041】また、上記した実施形態では、フット吹出
モード時にファンスイッチ35がLo(低速)の位置に
投入されたときのみ、冷風バイパスドア29を冷風バイ
パス通路28の開放位置に操作しているが、フット吹出
モード時にファンスイッチ35がMe(中速)の位置に
投入されたときも、冷風バイパスドア29を冷風バイパ
ス通路28の開放位置に操作してもよい。
モード時にファンスイッチ35がLo(低速)の位置に
投入されたときのみ、冷風バイパスドア29を冷風バイ
パス通路28の開放位置に操作しているが、フット吹出
モード時にファンスイッチ35がMe(中速)の位置に
投入されたときも、冷風バイパスドア29を冷風バイパ
ス通路28の開放位置に操作してもよい。
【0042】つまり、本発明における「送風機22の低
速作動モード」とは、Hi(高速)モードに比して風量
が所定量以上少ない作動モードを言う。また、第1実施
形態において、冷風バイパス通路28の通路面積を十分
確保できない場合に、第2実施形態と同様の効果を得る
ために、冷風バイパス通路28を開放するときに、冷風
バイパスドア29を図2および図8(c)に示す開放位
置よりも上方側へ移行して、ヒータコア26のコア部2
6bを通過する空気を絞るようにしてもよい。
速作動モード」とは、Hi(高速)モードに比して風量
が所定量以上少ない作動モードを言う。また、第1実施
形態において、冷風バイパス通路28の通路面積を十分
確保できない場合に、第2実施形態と同様の効果を得る
ために、冷風バイパス通路28を開放するときに、冷風
バイパスドア29を図2および図8(c)に示す開放位
置よりも上方側へ移行して、ヒータコア26のコア部2
6bを通過する空気を絞るようにしてもよい。
【図1】本発明を適用するデュアルエアコンタイプの車
両用空調装置の配置レイアウト図である。
両用空調装置の配置レイアウト図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す後部側空調ユニッ
トの断面図である。
トの断面図である。
【図3】図2に示すサーボモータの制御ブロック図であ
る。
る。
【図4】図2に示すサーボモータの駆動特性図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるリンク機構の詳
細説明図で、フェイスモード時の作動状態を示す。
細説明図で、フェイスモード時の作動状態を示す。
【図6】図5のリンク機構の詳細説明図で、フットモー
ドで、かつファン速度が中速または高速時の作動状態を
示す。
ドで、かつファン速度が中速または高速時の作動状態を
示す。
【図7】図5のリンク機構の詳細説明図で、フットモー
ドで、かつファン速度が低速時の作動状態を示す。
ドで、かつファン速度が低速時の作動状態を示す。
【図8】図2に示す後部側空調ユニットの作動説明図で
ある。
ある。
【図9】図2に示す後部側空調ユニットにおけるドアの
作動説明用図表である。
作動説明用図表である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す後部側空調ユニ
ットの断面図である。
ットの断面図である。
【図11】図10に示す第2実施形態の後部側空調ユニ
ットの作動説明図である。
ットの作動説明図である。
10…前部側の空調ユニット、20…後部側の空調ユニ
ット、21…ケース、22…送風機、22c…内気吸入
口、24…蒸発器、25…フェイス吹出通路、26…ヒ
ータコア、27…吹出モードドア、28…冷風バイパス
通路、29…冷風バイパスドア、30…フット吹出通
路、31…サーボモータ、32…リンク機構。
ット、21…ケース、22…送風機、22c…内気吸入
口、24…蒸発器、25…フェイス吹出通路、26…ヒ
ータコア、27…吹出モードドア、28…冷風バイパス
通路、29…冷風バイパスドア、30…フット吹出通
路、31…サーボモータ、32…リンク機構。
Claims (6)
- 【請求項1】 車室内前部に前部側の空調ユニット(1
0)を配置するとともに、車室内後部に後部側の空調ユ
ニット(20)を配置するデュアルエアコンタイプの車
両用空調装置において、 前記後部側の空調ユニット(20)に、空気通路を形成
するケース(21)と、このケース(21)内に空気を
吸入する吸入口(22c)と、この空気吸入口(22
c)を通して吸入された空気を前記ケース(21)内に
送風する送風機(22)と、前記ケース(21)内に設
置され、空気を加熱する暖房用熱交換器(26)と、こ
の暖房用熱交換器(26)で加熱された温風を後席側乗
員の足元に吹き出すフット吹出通路(30)とを備え、 前記ケース(21)内に、前記暖房用熱交換器(26)
をバイパスして冷風を流す冷風バイパス通路(28)を
形成するとともに、この冷風バイパス通路(28)を開
閉する冷風バイパスドア(29)を備え、 前記フット吹出通路(30)から温風を吹き出すフット
モードにおいて、前記送風機(22)が低速作動モード
に設定されたとき、前記冷風バイパスドア(29)を前
記冷風バイパス通路(28)の開位置に操作することを
特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記ケース(21)内に設置され、空気
を冷却する冷房用熱交換器(24)と、この冷房用熱交
換器(24)で冷却された冷風を後席側乗員の頭部に向
けて吹き出すフェイス吹出通路(25)とを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記冷房用熱交換器(24)は、前記ケ
ース(21)内において前記暖房用熱交換器(26)よ
りも上流側に設置され、 前記冷房用熱交換器(24)と前記暖房用熱交換器(2
6)との間の部位に、前記フェイス吹出通路(25)へ
の空気流れと前記暖房用熱交換器(26)への空気流れ
を切り替える吹出モードドア(27)が設置されてお
り、 この吹出モードドア(27)と前記冷風バイパスドア
(29)とを、リンク機構(32)を介して共通のアク
チュエータ(31)により作動させることを特徴とする
請求項2に記載の車両用空調装置。 - 【請求項4】 前記送風機(22)の速度を切り替える
ファンスイッチ(35)と、前記吹出モードドア(2
7)による吹出モードの切替を行う吹出モードスイッチ
(34)と、この両スイッチ(34、35)の信号が入
力され、前記アクチュエータ(31)の作動を制御する
制御回路(33)とを備えることを特徴とする請求項3
に記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 前記暖房用熱交換器(26)は、車両エ
ンジンからの温水を熱源として空気を加熱するものであ
り、 前記暖房用熱交換器(26)に温水を循環する温水回路
は、前記車両エンジンの運転時に常時温水が循環するウ
ォータバルブレスシステムとなっていることを特徴とす
る請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調
装置。 - 【請求項6】 前記冷風バイパスドア(29)を前記暖
房用熱交換器(26)の後面側に配置し、前記冷風バイ
パスドア(29)を前記冷風バイパス通路(28)の開
位置に操作するとき、前記暖房用熱交換器(26)の一
部を前記冷風バイパスドア(29)により閉塞するよう
にしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
つに記載の車両用空調装置。
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JP8-342278 | 1996-12-24 | ||
JP9309002A JPH10236137A (ja) | 1996-12-24 | 1997-11-11 | 車両用空調装置 |
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