JPS584616A

JPS584616A - 車両の換気装置

Info

Publication number: JPS584616A
Application number: JP10216581A
Authority: JP
Inventors: Shinji Takami; 高見　信二; Tadashi Fukuda; 正福田; Yoshiharu Kuratani; 倉谷　義治
Original assignee: Mazda Motor Corp; Toyo Kogyo Co Ltd
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1981-06-29
Filing date: 1981-06-29
Publication date: 1983-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は車両の換気装置の改良に関する。

車両、特に自動車の換気装置においては、暖房時は車室
前部の下部給風口から床面後方に向って温風を吹き出し
、冷房時は上部給風口から天井面に向って冷風を吹き出
すものであるが、換気口は単室後部のピラ一部等に設け
てあったために、特に暖房時、温風が後席に至る前に天
井側に上昇してしまい、後席の者の足元が十分に暖めら
れない上、頭部側が過度に暖められるという問題があっ
た。

本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、車
室前方より後方に向って流れる車室内の空気の流れを、
空気調和装置の作動モードに応じて前席、後席とも、最
も好ましい頭寒足熱型に維持することを基本的な目的と
するものである。

上記目的を達成するため、この発明は、室内空気の換気
口を後席部分の上部と下部に設ける一方、車外と上記下
部換気口を連通ずる第１換気通路及び上記上部換気口を
連通する第２換気通路と、上記下部換気口と上部換気口
を選択的に開閉する弁とを設け、抜弁を空気調和装置の
作動モードに応じて作動させるようにしたことを特徴と
する特許の換気装置を提供するものである。

以下、この発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。

第１図及び第２図に示すように、単室１内には前席２、
後席３が配列されており、車′室１の後部には隔壁４を
介してトランクルーム５が設けられている。上記隔壁４
は後席３のシートバック３ａの背面上部よりリヤウィン
ド６の下端へ水平方向に延びる土壁部（リヤパッケージ
トレイ）　４ａと、シートバンク３ａの背面に沿って土
壁部４ａの前端より下方へ延びる前壁部４ｂとよりなる
。上記土壁部４ａには上部換気ロアを開口すると共に、
前壁部４ｂに下部換気口８を開口し、該下部換気口８は
、後席３のシートバンク３ａ及びシートクッション３ｂ
の中を通ってシートクッション３ｂの前端下部に設けた
空気導入口１６に連通ずる。リヤフェンダ９の後端部に
は排気口（エキストラクタ）１０を設けており、上部及
び下部換気ロア、８はトランクルーム５を通じて連通ず
る。即ち、該排気口１０と上記下部換気口８とを連通ず
る第１排気通路１１、排気口１０と上部換気ロアとを連
通ずる第２換気通路１２が形成されている。上記上部換
気ロアと下部換気口８は、弁１３により選択的に開閉す
るようにしており、上部換気ロアか開の時は下部換気口
８は閉、上部換気ロアが閉の時は下部換気口８は開とし
ている。上記弁１３は、車室１の前部に設けられる空気
調和装置１４の作動モードに応じて開閉するようにして
いる。該空気調和装置１４のモードレバー１５を第４図
（Ｉ）に示す如く、暖房（ＨＥＡＴ）　　に作動すると
、温風は床面に向けて送られると共に、弁１３は下部換
気口８を開くと共に上部換気ロアを閉じる方向に作動さ
れ、図中矢印Ａで示す如く、車室１の床面吟沿って流れ
る気流は、後席３の下部に設けられた空気導通人口１６
を経て、下部換気口８を通り、第１換気通路１１を経て
排気口１０より車外に放出されるようにしている。一方
、モードレバー１５を第４図（６）に示す如く、冷房（
ＶＥＮＴ）及びＢＩ、ＤＦＦ位置に作動すると、冷風は
天井に向けて送られると共に、弁１３は上部換気ロアを
開くと共に下部換気口８を閉じる方向に作動され、図中
矢印Ｂで示す如く、車室１の上方を流れる気流は上部換
気口１より第２換気通路１２を経て排気口１０より車外
へ放出されるようにしている。

上記モードレバー１５の作動モードに対応して弁１３を
作動させる制御装置として、第３図に示すようにモード
レバー１５の作動を検知するスイッチ１７を設け、該ス
イッチ１７の検知信号により三方ソレノイド１８を作動
し、エンジン１９のマニホルド負圧上、配管２０を介し
て、弁１３を作動するダイヤフラム装置２１に導通する
ようにしている。即ち、モードレバー１５を暖房位置に
操作すると、スイッチ１７はＯＮし、三方ソレノイド１
８を作動してマニホールド負圧を導入する通路２２と配
管２０と連通する通路とを連通し、配管２０を通してダ
イヤフラム装置２１に負圧を導入する。ダイヤフラム装
置２１に負圧が導入されると、作動レバー２３はスプリ
ング２４に抗して回動し、支軸２５を介して弁１３を図
中一点鎖線の方向に回動し、弁１３を上部換気ロアを閉
じる方向に作動する。一方、モードレ／＜−１５を冷房
、ｌＢｌｌＤＥＦ位置に操作すると、スイッチ１７はＯ
ＦＦとなり、三方ツレ／イド１８は通路２２と配管２０
との連通を断って、配管２０、ダイヤフラム装置２１へ
は負圧は導通せず、かつ、配管２０を大気開放管２６と
連通ずることによりしｔ＜　−２３はスプリング２４に
より付勢されて回動し、弁１３は図中実線位置に回動し
、下部換気口８を閉じる。

上記空気調和装置１４は公知の構造であり、第゛５図中
、２８はブロワ、２９はヒータコアである。

また、上記スイッチ１７はイグニッションスイッチ３０
を介して電源と接続しており、イグニッションスイッチ
３０がＯＦＦの時は、三方ソレノイド１８の配管２０を
大気開放管２６と連通し、ダイヤフラム装置２１の残圧
を大気に開放し、作動レバー２３をスプリング２４によ
り戻して、弁１３は下部換気口８を閉じるようにしてい
る。

尚、空気調和装置１４の作動モードに対応して弁１３を
作動する機構は、上記実施例に限定されず、暖房時には
上部換気ロアを閉じ、冷房時には口８を閉じる機構であ
ればよい。

た装置によれば、空気調和装置１４の作に応じて弁１３
を作動し、暖房時には上７を閉じ下部換気口８を開き第
１換気通車室１と連通ずるため、空気調和装置１４きに
送出される温風は車室１内の下方をて後方へ流れ、下部
換気口８より第１換１を経て排出口１０より車外へ排出
され１ように、温風が車室１内の下部を流れる席、後席
とも乗員の足部が十分に暖めら′足熱型の良好な空調性
能が得られる。−、、換気及びデフロスト時には、上部
換気き下部換気口８が閉じて第２換気通路を連通ずるた
め、空気調和装置１４より上、出される冷風及び換気風
は、前席、後席路口を経て排気口１０より排出される。

△ に、冷風が乗員の頭部側を流れるため、なり冷房性能が
良くなり、また、デフ口びデミスト時にはウィンドの晴
れ性能及び曇防止に効果がある。

以上の説明より明らかなように、この発明によれば、車
室内の空気の換気口を後席部分の上と下に設け、空気調
和装置の作動モードに対応して上記換気口の開閉を切換
えているため、”車室内の空調性能は一段と向上する利
点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこρ発明の一実施例を示す全体説明図、第２図
は第１図の要部拡大図、第３図は弁１３の作動機構を示
す説明図、第４図（■）＠は空気調和装置のモードレバ
ーとスイッチの関係を示す図面、第５図は空気調和装置
と弁の制御装置とを示す側面図である。ｌ・・・車室、３・・・後席、４・・・隔壁、５・・・
トランクルーム、７・・・上部換気口、８・・・下部換
気口、１゜・・・排気口、１１・・・ｉＪ１換気通路、
１２・・・第２換気通路、１３・・・弁、１４・・・空
気調和装置、１５・・・モードレノ’ｅ−１１７・・・
スイッチ、１８・・・三方ソレノイド、１９・・・エン
ジン、２ｏ・・・配管、２１・・・ダイヤフラム装置、
２４・・・スプリング。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一端か単室後部の下方に開口し、他端か車外に連
通ずる第１換気通路と、一端が車室後部で、かつ上記第１換気通路の開口よりも
上方に開口し、他端か車外に連通ずる第２換気通路と、空気調和装置の作動モードに応じて上記第１換気通路と
第２換気通路とを選択的に開閉する弁をに第２換気通路
を閉じる一方、冷房時には第１換気通路を閉じると共に
第２換気通路を開くことを特徴とする特許請求の範囲第
（１）項記載の車両の換気装置。