JPH10236086A - 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材 - Google Patents

画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材

Info

Publication number
JPH10236086A
JPH10236086A JP9037768A JP3776897A JPH10236086A JP H10236086 A JPH10236086 A JP H10236086A JP 9037768 A JP9037768 A JP 9037768A JP 3776897 A JP3776897 A JP 3776897A JP H10236086 A JPH10236086 A JP H10236086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording medium
image forming
intermediate recording
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037768A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Ando
富雄 安藤
Kiyoshi Horie
潔 堀江
Naoaki Shindou
直彰 新藤
Shigeru Fukai
茂 深井
Michio Shinozaki
巳知夫 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9037768A priority Critical patent/JPH10236086A/ja
Publication of JPH10236086A publication Critical patent/JPH10236086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中間記録媒体に形成した画像を被画像形成体に
形成する手法で、被画像形成体に立体的隆起による表現
を可能とし、IDカード等に改ざん予防性や意匠性を付
与可能な画像形成方法、画像形成装置、熱転写記録材を
提供する。 【解決手段】画像情報に基づいて中間記録媒体に書き込
んだ画像を被画像形成体に重ね加熱加圧により該画像を
被画像形成体上に形成する画像形成方法で、熱発泡する
熱発泡材入りの熱溶融転写インク層を使用して熱溶融転
写記録を行った後に、前記加熱加圧により転写又は貼り
付ける際に、熱発泡材入り熱溶融転写インクの画像を発
泡隆起させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が形成されて
いる中間記録媒体を被画像形成体上に加熱加圧する事に
より前記画像を被画像形成体上に形成する画像形成方
法、画像形成装置、及びそれに好適な熱溶融転写記録材
に関わり、中間記録媒体上の画像を被画像形成体上に形
成するには転写でもあるいは貼り付けでもいずれにも対
応し、特には、この場合に被画像形成体上に3次元的な
画像表現を付与することに好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】画像情報に基づいて画像を中間記録媒体
に書込む手段は、本発明に限定されるものではない。現
実に最も多用されている印刷法の他に、本発明とも一部
関係する感熱転写記録法があり、或いは電子写真法やイ
ンクジェット法、光重合記録材、等を用いた各種転写記
録法、等も技術的に実現可能な例として挙げることが出
来る。そして、画像を付与したい最終記録媒体(最終製
品)にこれらの画像形成手段を用いて直接に画像を形成
する事が、もしも、技術的に困難であるとか、量産性が
悪いとか、或いはコスト高になってしまう、等々の何等
かの問題を伴う場合に、前記のように中間記録媒体にひ
とまず画像を形成しておき、しかる後に転写するか、あ
るいは貼り付けることによって、中間記録媒体に記録し
た画像を最終製品(被画像形成体)へ付与する方法が採
用されている。
【0003】さて、画像形成手段が、例えば昇華性染料
を使用した感熱転写記録法による場合であれば、基材フ
ィルム上に昇華性染料が感熱転写可能にコーティングし
てある感熱転写リボンと最終的な記録媒体となり得る被
画像形成体とを重ねあわせて、サーマルヘッド等を使用
して用意した画像データに基づき感熱転写リボンを被画
像形成体とを選択的に加熱し、被画像形成体上に所望の
画像を転写記録する事になるのは公知の事実として広く
一般に知られている。ちなみに、この手段によると、例
えば人間一人一人の顔等を個別に個々の被画像形成体に
記録するような場合に、相互の異なる多数の画像の記録
を階調豊かなカラー画像として手軽に被画像形成体に記
録出来ると言う点で印刷法による場合に見られない利点
が得られる。ここで、もしこの様な個人一人一人の顔、
等の記録を昇華性染料を用いた感熱転写によらず通常の
印刷法によって対応しようとした場合には、製版までの
工程や実際の印刷工程だとか一連の大がかりな工程を必
要とすることから、一般に多大なコストや手間・時間を
要してしまい、大変な不経済となってしまう問題が生じ
てしまう。
【0004】しかしながら、このようなメリットを有す
る昇華性染料を使用した感熱転写記録法にも欠点があ
る。つまり、昇華性材料で染色できる材料は限られてい
ることから、例えば、ポリエステル、アクリル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂等の限られた材料の被画像形成体に対
してしか適応出来ず、それら以外の材料に対して本来は
適応出来ないとされている点である。そこで、被画像形
成体としてこれら染色可能な材料以外のものを使用する
にもかかわらず昇華性染料を使用した感熱転写記録を行
おうとする場合の技術的手段として、例えば特開昭63
−81093号公報に開示されている。これによると、
昇華性染料の転写リボンとサーマルヘッドを用いた画像
書込み部において、まず接着層を有するフィルム状の中
間記録媒体に画像を書き込み、次に、転写部において中
間記録媒体上の画像を転写ローラを用いて前記接着層と
共に被画像形成体に加熱加圧して前記画像を被画像形成
体に転写する方式が提案されている。
【0005】ところでこの方法は、あくまでも昇華性染
料についての例であったが、前述した事柄は、熱溶融転
写による感熱転写記録法でも同様な事が云いことが出
来、対応できる最終的な記録媒体には制限があり、材質
の他にも記録媒体上に微細な凹凸があったりする等、形
状的な制約も非常に多い。この様に、様々な理由から直
接的には被画像形成体上に画像形成が出来ない画像書込
み手段であっても、まずその画像書込み手段を用いて画
像形成が可能な中間記録媒体上にいったん画像を形成し
ておき、その画像を被画像形成体へ形成する方法が考え
られている。この場合は、画像が形成されている中間記
録媒体を被画像形成体へ貼り付ける場合と、又は、少な
くとも画像が形成される層を基材から剥離可能に予め設
けてある中間記録媒体を用いて、そこへ画像を形成して
おき、しかる後に画像が形成される層を少なくとも被画
像形成体側に残して基材側は剥離する場合(いわゆる
「転写」)と、両方が考えられる。前者の場合には、中
間記録媒体の画像側を被画像形成体に面するように配す
るケースと、被画像形成体とは反対側に配するケースと
の両方のケースがあるが、中間記録媒体の画像側を被画
像形成体に面するように配するケースの方が中間記録媒
体の基材側が外側に配置されるので、これにより画像を
機械的又は化学的に保護する役目を課すことも出来る。
尚、特に、中間記録媒体上の該画像が形成されてある層
ごと被画像形成体へ転写する方法のことを、以下では間
接転写法と称することにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記のような、
中間記録媒体にいったん画像を形成しておき、その画像
を被画像形成体に形成する手法であって従来の技術のも
のでは、ただ単に、予め中間記録媒体に形成した画像を
被画像形成体に転写するものであるが、被画像形成体上
に画像を転写した最終的な記録媒体(最終画像記録媒
体)の画像表現は2次元的であって、最終画像記録媒体
の1部や記録した画像そのものに、点字や3次元的形状
をなすに立体的画像、あるいはエンボス状の立体的隆起
等の立体表現を行うことは出来なかった。
【0007】本発明はかかる従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたものであり、前記の最終画像記録媒体
が立体表現を備えるようにすべく、特には、IDカー
ド、ライセンスカード、キャッシュカード、クレジット
カード、あるいは身分証明書とかのカード類や、また
は、パスポートや預金通帳等の各種の冊子類のように、
所有者の識別に際しての便利さや高いセキュリティ性を
持つことにより高付加価値が見出され且つ画像が記録さ
れてある画像記録媒体がそのような立体表現を備えるよ
うにして、高い意匠性を付与し、また改ざん予防性を付
与することが出来るようにするべく、中間記録媒体に熱
発泡性を持つインクを用いた画像を少なくとも記録して
おくか、又は中間記録媒体に熱発泡性を持つインキの画
像を記録出来る熱溶融転写インク層を使用した熱溶融転
写による感熱転写記録方法により画像情報に基づき画像
を少なくとも記録し、その中間記録媒体上の前記画像を
被画像形成体に形成する際の加熱により前記インキの画
像を熱発泡させてやることにより、前記の最終画像記録
媒体に立体表現を付与させるが出来る画像形成方法、画
像形成装置、並びにそれらに好適に用いることが出来る
熱溶融転写記録材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明が提供する手段とは、まず請求項1に示すよう
に、画像情報に基づいて画像が書き込まれてある中間記
録媒体を、該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成
体に面するように向けて該被画像形成体に重ねて加熱加
圧することにより、該中間記録媒体に設けた画像を被画
像形成体上に形成する画像形成方法において、前記中間
記録媒体に書き込まれてある画像には少なくとも一部
に、加熱により発泡する熱発泡材を含んだインキによる
画像があり、該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形
成体に重ねて加熱加圧することにより該画像を被画像形
成体上に転写又は貼り付けることにより形成することを
特徴とする画像形成方法である。
【0009】これによると、中間記録媒体に前記熱発泡
性のインキで画像を記録するには、画像情報による必要
が無く場合によっては手描きの画像や、既製品あるいは
手造りのスタンプによる記録、またコスト、設備、所要
時間を気にしないならば印刷法でこのインキを使用して
画像記録することも可能であって、中間記録媒体上に熱
発泡可能な画像を予め形成しておく手段が感熱転写記録
に限定されず、適宜選択することが出来る。そして、こ
の熱発泡可能なインキによる画像以外にも、昇華転写記
録あるいは熱溶融転写記録のような感熱転写記録に代表
される手段により、別の画像を形成しておくことが可能
であり、このような感熱転写記録であれば、顔写真や指
紋に代表される画像や、(広い意味では画像に含まれ
る)文字や記号である氏名、所属、あるいは生年月日、
等々を、画像情報に基づいて記録しておくことが勿論出
来る。
【0010】または、請求項2に示すように、画像情報
に基づいて画像を中間記録媒体に書き込み、該中間記録
媒体の該画像の面側を被画像形成体に面するように向け
て中間記録媒体を該被画像形成体に重ねて加熱加圧する
ことにより、該中間記録媒体に設けた画像を被画像形成
体上に形成する画像形成方法において、前記画像の書込
みには、加熱により発泡する熱発泡材を含有する熱溶融
転写インク層を使用した熱溶融転写による感熱転写記録
方法を含み、少なくとも1種類以上の書込み方法を用い
て前記中間記録媒体へ画像を書き込み、しかる後に、前
記中間記録媒体の前記画像の面側を被画像形成体に重ね
て加熱加圧することにより該画像を被画像形成体上に転
写又は貼り付けることにより形成することを特徴とする
画像形成方法である。これによると、中間記録媒体に前
記熱発泡性のインキで画像を記録するには、画像情報に
よる必要が無く、また記録段も適宜選択することが出来
る。
【0011】さらに好ましくは、請求項3に示すよう
に、請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成方法を
基本構成とし、前記熱発泡材の発泡開始温度が、前記加
熱加圧する場合の加熱温度よりも低温であることを特徴
とする画像形成方法である。発泡開始温度が加熱加圧の
加熱温度と同等かやや高い場合には、ほとんど発泡によ
り隆起することはない。しかし、請求項3によると、熱
発泡材が発泡するのに必要な温度上昇となり、その結
果、前記インキ画像部分の熱発泡する感度が良くなる。
【0012】さらに好ましくは、請求項4に示すよう
に、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方法を
基本構成とし、前記加熱加圧の圧力が、前記熱発泡材の
発泡圧力よりも低圧であることを特徴とする画像形成方
法である。
【0013】もし、発泡開始材の発泡圧力よりも、加熱
加圧の加圧力の方が同等かやや高い場合には、発泡しに
くく、加熱加圧手段が被画像形成体上の中間記録媒体か
ら退避した後にやや隆起する程度になる。しかし、請求
項4によると、熱発泡時の圧力によりインキ画像が隆起
し、加熱加圧中に加熱加圧手段を局部的に押し返し、好
ましい機を得易くなる。尚、加熱加圧手段は被画像形成
体をなるだけ均質に押すべく、基本的に少なくとも表層
部分には弾性材を使用しており、ある程度の変形が許さ
れている。
【0014】さらに好ましくは、請求項5に示すよう
に、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成方法を
基本構成とし、画像情報に基づいて画像が書き込まれて
ある中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成体に重ね
て加熱加圧することにより該画像を被画像形成体上に貼
り付けることを特徴とする画像形成方法である。
【0015】貼り付けた後は、中間記録媒体の不要部分
を適宜にカットしたり、被画像形成体と共に、又は被画
像形成体の外形に沿って打ち抜いたりする事が可能であ
る。打ち抜きの場合には、被画像形成体の全面に中間記
録媒体がぞの基材ごと残ることから、記録された画像の
擦り等に対する機械的強度や薬品類等に対する化学的強
度(化学的耐久性)を高め易くなる。また、中間記録媒
体の前記画像よりも外側の位置する層部材に紫外線吸収
剤等を含ませておくと、例えば昇華性染料による画像の
ような紫外線により画像が褪色しやすい場合でも耐光性
の高い画像を被画像形成体上に形成することが出来る。
【0016】また、好ましくは請求項6に示すように、
請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成方法を基本
構成とし、基材から少なくとも受像層が剥離可能に設け
てある中間記録媒体を使用し、該受像層に画像が書き込
まれてある該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成
体に重ねて加熱加圧することにより、少なくとも該受像
層側を被画像形成体側に貼り付けて残し、前記基材は剥
離することにより転写することを特徴とする画像形成方
法である。これにより、画像が形成された層をいわゆる
転写によって、中間記録媒体上から被画像形成体上に移
し、被画像形成体上に画像を形成することが出来る。
【0017】あるいは、請求項7に示すように、画像が
画像情報に基づいて書き込まれてある中間記録媒体を、
該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成体に面する
ように向けて該被画像形成体に重ねて加熱加圧すること
により、該中間記録媒体の画像を被画像形成体上に転写
又は貼り付けることにより形成する加熱加圧手段を備え
た画像形成装置において、前記中間記録媒体に書き込ま
れてある画像には少なくとも一部に、加熱により発泡す
る熱発泡材を含んだインキによる画像があり、前記加熱
加圧手段は、その加熱温度が前記熱発泡材の発泡開始温
度よりも高温であることを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0018】発泡開始温度が加熱加圧の加熱温度と同等
かやや高い場合には、ほとんど発泡により隆起すること
はない。しかし、請求項7によると、熱発泡材が発泡す
るのに必要な温度上昇となり、その結果、前記インキ画
像部分の熱発泡による隆起を高感度で行なわせ易くな
る。
【0019】または、請求項8に示すように、画像情報
に基づいて画像を中間記録媒体に書込む書込み手段と、
該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成体に面する
ように向けて中間記録媒体を該被画像形成体に重ねて加
熱加圧することにより、該中間記録媒体に設けた画像を
被画像形成体上に転写又は貼り付けることにより形成す
る加熱加圧手段とを備えた画像形成装置において、前記
画像の書込み手段は、加熱により発泡する熱発泡材を内
添させた熱溶融転写インク層を使用した熱溶融転写によ
る感熱転写記録手段を含み、少なくとも1種類以上の書
込み手段からなり、前記加熱加圧手段は、その加熱温度
が前記熱発泡材の発泡開始温度よりも高温であることを
特徴とする画像形成装置である。
【0020】発泡開始温度が加熱加圧の加熱温度と同等
かやや高い場合には、ほとんど発泡により隆起すること
はない。しかし、請求項8によると、熱発泡材が発泡す
るのに必要な温度上昇となり、その結果、前記インキ画
像部分の熱発泡による隆起を高感度で行なわせ易くな
る。さらにこれによると、中間記録媒体への画像の書き
込み手段をこの装置自体が備えており、被画像形成体上
に形成すべき画像をその場で手軽に用意することが出来
る。
【0021】さらに好ましくは、請求項9に示すよう
に、請求項7又は8のいずれかに記載の画像形成装置を
基本構成とし、前記加熱加圧手段が、少なくともヒート
ローラ若しくはヒートベルトのいずれかを用いており、
前記ヒートローラ若しくはヒートベルトの表面温度が前
記熱発泡材の発泡開始温度よりも高温であることを特徴
とする画像形成装置である。
【0022】加熱加圧手段の例としては、ヒートロー
ラ、ヒートベルトの他にも、熱板等を使用するものが考
えられる。しかし、この請求項9のように、ヒートロー
ラやヒートベルトを使用する場合は、加熱時間(ニップ
幅,ニップ時間と同義)と加圧圧力をコントロールを容
易に出来ることから、まず加熱温度、つまりヒートロー
ラ若しくはヒートベルトの表面温度を熱発泡材の発泡開
始温度以上に制御することが容易になる。また、ヒート
ローラやヒートベルトであれば、装置の大きさの観点か
ら比較的小さい装置に設計する事が出来る点や、ヒート
ローラやヒートベルトの表層部分に加熱加圧の際に適度
な変形や弾性を呈する弾性材層を設けることも容易であ
ることから好ましい。
【0023】さらに好ましくは、請求項10に示すよう
に、請求項7乃至9のいずれかに記載の画像形成装置を
基本構成とし、前記加熱加圧手段が、前記熱発泡材の発
泡圧力よりも低圧で加圧することを特徴とする画像形成
装置である。
【0024】もし、発泡開始材の発泡圧力よりも、加熱
加圧の加圧力の方が同等かやや高い場合には、発泡しに
くく、加熱加圧手段が被画像形成体うえの中間記録媒体
から退避した後にやや隆起する程度になる。しかし、請
求項10によると、熱発泡時の圧力によりインキ画像が
隆起し、加熱加圧中に加熱加圧手段を局部的に押し返
し、好ましい隆起を得ることが容易になる。尚、加熱加
圧手段は被画像形成体をなるだけ均質に押すべく、基本
的に少なくとも表層部分には弾性材を使用しており、あ
る程度の変形が許されている。尚、加熱加圧手段の例と
して、例えばヒートローラやヒートベルトを使用する場
合は、加熱時間(ニップ幅,ニップ時間と同義)と加圧
圧力のコントロールを容易に行なうことが出来る為に、
加圧圧力を熱発泡材の発泡圧力よりも低圧で加圧するこ
とも容易であり、熱発泡材の発泡による隆起を円滑に行
なうことが出来る。このとき、加熱温度を熱発泡開始温
度よりも高く、しかも加圧圧力を熱発泡圧力よりも低く
共に制御すると、いっそう円滑に良好な隆起を得ること
ができる。
【0025】さらに好ましくは、請求項11に示すよう
に、請求項7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置
を基本構成とし、前記加熱加圧手段は、前記画像の面側
を被画像形成体上に貼り付ける手段であることを特徴と
する画像形成装置である。
【0026】貼り付けた後は、中間記録媒体の不要部分
を適宜にカットしたり、被画像形成体と共に、又は被画
像形成体の外形に沿って打ち抜いたりする事が可能であ
る。打ち抜きの場合には、被画像形成体の全面に中間記
録媒体がぞの基材ごと残ることから、記録された画像の
擦り等に対する機械的強度や薬品類等に対する化学的強
度を高め易くなる。また、中間記録媒体の前記画像より
も外側の位置する層部材に紫外線吸収剤等を含ませてお
くと、例えば昇華性染料による画像のような紫外線によ
り画像が褪色しやすい場合でも耐光性の高い画像を被画
像形成体上に形成することが出来る。尚、被画像形成体
上に貼り付けた中間記録媒体のうちの不要部分を取り去
る為の手段は、適宜、本装置中に備えておく。
【0027】また、好ましくは、請求項12に示すよう
に、請求項7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置
を基本構成とし、基材から少なくとも受像層が剥離可能
に設けてある中間記録媒体を使用する画像形成装置であ
って、前記中間記録媒体から少なくとも基材を剥離する
剥離手段を備えており、前記加熱加圧手段が、少なくと
も該受像層を被画像形成体側に貼り付けて残し、前記基
材は剥離することで転写する手段であることを特徴とす
る画像形成装置である。
【0028】これにより、画像が形成された層をいわゆ
る転写によって、中間記録媒体うえから被画像形成体上
に移し、被画像形成体上に画像を形成することが出来
る。
【0029】あるいは、請求項13に示すように、加熱
により発泡する熱発泡材を含有する熱溶融転写インク層
が、基材上に設けてあることを特徴とする熱溶融転写記
録材である。
【0030】これによると、加熱により発泡する熱発泡
材を含有する熱溶融転写インク層を備えていることか
ら、被画像形成体上に設ける立体的表現をなす画像を、
中間記録媒体上に形成しておく際に、画像情報に基づい
て熱溶融転写記録により形成しておくことが出来る。こ
のことから、例えば、被画像形成体上に画像が設けられ
た最終画像記録媒体であるカード類や冊子類の正規の所
有者に関わる情報を(例えば顔写真や指紋、画像、氏
名、所属名、生年月日、等々の色々な情報)、立体的な
表現で被画像形成体上の画像として形成することが出来
る。その為、改ざんの予防能力の面でのセキュリティ
性、意匠性、あるいは所有者の識別の容易性を備えた最
終画像記録媒体を容易に得る為に利用することが出来
る。
【0031】さらに好ましくは、請求項14に示すよう
に、請求項13に記載の熱溶融転写記録材を基本構成と
し、前記熱発泡材の発泡開始温度が、前記熱溶融転写イ
ンク層の樹脂バインダーの熱軟化温度よりも高温である
ことを特徴とする熱溶融転写記録材である。
【0032】これによると、中間記録媒体に熱溶融転写
記録により画像を形成する際には、熱発泡剤が熱発泡し
ないが樹脂バインダーは熱軟化を始める温度範囲で熱溶
融転写記録を行なえば、熱溶融転写記録材の熱溶融転写
インク層もしくは画像が形成された中間記録媒体の表面
に、この熱発泡剤の隆起による凹凸が発生せず、ここで
の熱溶融転写記録の作業を妨げない利点がある。
【0033】さらに好ましくは、請求項15に示すよう
に、請求項13又は14のいずれかに記載の熱溶融転写
記録材を基本構成とし、前記熱発泡材の発泡開始温度
が、前記熱溶融転写記録材を用いて熱溶融転写を行う場
合の熱溶融転写温度よりも高温であることを特徴とする
熱溶融転写記録材である。
【0034】これによると、中間記録媒体に熱溶融転写
記録により画像を形成する際には、熱発泡剤が熱発泡し
ないが樹脂バインダーは熱軟化を始める温度範囲で熱溶
融転写記録を行なえば、熱溶融転写記録材の熱溶融転写
インク層もしくは画像が形成された中間記録媒体の表面
に、この熱発泡剤の隆起による凹凸が発生せず、ここで
の熱溶融転写記録の作業を妨げない利点がある。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1乃至6のいずれ
かに記載の画像形成方法、及び請求項7乃至12のいず
れかに記載の画像形成装置によれば、中間記録媒体に書
込む画像に、加熱によって発泡する熱発泡材を含有する
インキを用いておき、前記中間記録媒体上の画像を被画
像形成体上に形成する場合には、前述の熱溶融転写イン
ク内の熱発泡材が熱発泡するような条件下での加熱加圧
を行う事によって画像形成を行うので、被画像形成体上
に画像が転写され、最終的な画像記録体となった時に、
前記の熱溶融転写で記録した画像が厚さ方向に盛り上が
り、最終的には3次元表現を様々な被画像形成体に行う
事が出来る。
【0036】熱発泡性のインキからなる画像は画像情報
に基づきサーマヘッドやレーザ等の選択的加熱手段を制
御して感熱転写記録によって得られる画像でも良いし、
手描きの絵や文字、あるいは印刷等のような直接的には
画像情報で制御しない画像でもよい。前者のような画像
情報に基づく画像である場合には、最終画像記録媒体が
例えば個人毎に用意され、媒体毎に異なる個別の情報
(個人の顔写真、指紋、等。あるいは氏名、所属、生年
月日、何らかの登録コード、等々。)が記録されるよう
に、熱発泡により隆起して得られる立体的表現も個々に
異なる個別の画像(文字や記号も含む広義の画像)とし
て形成することに応用が出来、セキュリティ性や所有者
個人の識別を容易ならしめる能力を簡便に高めることが
出来る。尚、前記中間記録媒体上の画像を被画像形成体
に形成する場合の好ましい方法は、いわゆる転写か又は
また貼り付けのいずれかである。
【0037】また、請求項13乃至15のいずれかに記
載の熱溶融転写記録材によれば、中間記録媒体へ熱発泡
性を持つインキの画像を記録することに熱溶融転写記録
を使用することが出来る。画像情報に基づきサーマルヘ
ッド等の選択的加熱手段を制御して、熱溶融転写記録材
上の熱溶融転写インクを、中間記録媒体上に転移させて
熱溶融転写記録する。
【0038】また特に、請求項7乃至12のいずれかに
記載の画像形成装置では、中間記録媒体上の画像データ
を被画像形成体に転写する加熱加圧手段にヒートローラ
若しくはヒートベルトであるので、加熱時間(ニップ
幅,ニップ時間と同義)と加圧圧力をコントロール出来
るため、加熱加圧温度、つまりヒートローラ若しくはヒ
ートベルトの表面温度を熱発泡材の発泡開始温度以上に
し、更に加熱加圧圧力を熱発泡材の発泡圧力よりも少な
くしてあるので、熱発泡材を内添した画像層の熱発泡を
円滑に行う事が出来る。
【0039】また特に、請求項13乃至15のいずれか
に記載の熱溶融転写記録材では、熱溶融転写インクを構
成するバインダー樹脂の軟化温度よりも熱発泡材の発泡
開始温度が高く、且つ、サーマルヘッド等による画像書
込み時の熱溶融転写温度よりも熱発泡材の発泡開始温度
が高く、そして被画像形成体への転写の際の加熱加圧温
度よりも熱発泡材の発泡開始温度が低いので、画像書込
み時には不用意に熱溶融転写記録材が発泡せず、被画像
形成体への転写時にのみ発泡を行うので、画像書込み時
の画像劣化や感熱転写不良(熱溶融転写不良)等が起こ
らない良好な画像形成が可能となる。
【0040】本発明で画像情報に基づき中間記録媒体に
画像を形成する際に、感熱転写記録を行なう場合のイン
キリボンは、例えばカラーインクが複数色塗り分けされ
ているのでもよく、カラーインキが熱溶融転写型でも熱
昇華転写型でもいずれでも良い。得られる画像の品質
や、耐久性などの要求を適宜考慮して、これらのインキ
リボンを選択使用する。
【0041】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を参照しつ
つ説明する。図1は、本発明の実施例を説明するために
用いる画像形成装置の略式断面図であり、大きく分けて
中間記録媒体38に対する画像書込み部と既に書き込ま
れた中間記録媒体上の画像を被画像形成体18上に転写
する転写部とに分ける事が出来る。(尚、中間記録媒体
38は巻出しローラ4から供給され、巻取ローラ5で巻
き取られる。)
【0042】まず、中間記録媒体上に画像を書込む場合
には、プラテンローラ11上に巻だしローラ4に巻かれ
ている中間記録媒体38を搬送ローラ22,23をd方
向に回転させて搬送させるが、本実施例では中間記録媒
体38内に図示しない透明ホログラム層が予め形成され
ているので、透明ホログラム画像と形成すべく画像の位
置合せを行うためにレジマークセンサー8にてその画像
位置合せを行ってプラテンローラ11上に搬送し、クラ
ンパ9,10にて保持する。プラテンローラ11上に保
持された中間記録媒体は、サーマルヘッド12によって
インキリボン37を画像情報に基づき感熱書込みし、中
間記録媒体上に感熱転写を行う。但し、インキリボン3
7は、巻だしローラ27より搬送ローラ35,36を回
転方向gにて回転させて供給するが、本実施例では、イ
ンキリボンには熱溶融転写の他に昇華型のカラーインク
も複数色塗り分けされているので、位置決め用のリボン
センサー25,26にてインキリボンの位置出しを行っ
ている。尚、カラーインクの部分を前記昇華型のカラー
インクであるものに代えて、カラーの熱溶融転写インキ
を複数色塗り分けたインキリボンを使用することも適宜
選択可能である。得られる画像の品質や、耐久性などの
要求を適宜考慮して、これらのインキリボンを選択使用
してよい。
【0043】ところで、本装置には各種クリーニング部
材が配設されており、クリーニングパッド57は、中間
記録媒体の受像部分をクリーニングし、プラテンクリー
ニングローラ24は、プラテンローラ11上のゴミを除
去するための粘着ローラである。また、インキリボンク
リーニングローラ29,30は、インキリボンのサーマ
ルヘッドに接触する側のクリーニングを行うための粘着
ローラである。
【0044】次に、中間記録媒体上に書き込まれた画像
を被画像形成体18に転写する場合は、レール21上に
軸受19,20を介して図示していないアクチュエータ
と駆動伝達部材によって搬送されるトレイ17上に被画
像形成体は予めセットされ、ヒートローラ1によって加
熱加圧される事により転写される。尚、普段のトレイ部
は、例えば破線にて示した17’,18’,19’,2
0’の様に、移動しており、被画像形成体の交換及びセ
ットを行う。
【0045】さて、ヒートローラ1は、内部にハロゲン
ランプヒータ2を持ったローラで、ヒートローラ1の内
部には、ハロゲンランプヒータ2からの熱放射を効率良
く熱変換できるよう耐熱性黒色塗料にて内面黒化処理
(図示せず)を施してある。また、ヒートローラの表面
には温度センサー49が接触されており、図示していな
い温度コントローラによってハロゲンランプヒータ2の
発熱量を制御し、ヒートローラの表面温度を一定に保つ
ようコントロールしている。ちなみに、本実施例では、
ヒートローラの表面温度は160℃に制御している。
【0046】そして、中間記録媒体上に予め形成された
画像は搬送ローラ23,22及び7,6によって被画像
形成体上に運ばれ、ヒートローラ1をb方向に降下させ
て中間記録媒体の背面より加熱加圧させる。尚、ヒート
ローラ1の降下の際には安全シャッター3,3’が方向
c,c’に開いてヒートローラが繰り出してくるように
設計されている。また、ヒートローラ1にはヒートロー
ラ上のゴミを取るためのヒートローラクリーニングロー
ラ58が接触されており、ヒートローラ1上をたえずク
リーニングしている。
【0047】次に、画像書込み部とインキリボンについ
て詳細に説明する。図2は、図1にて呈示したプラテン
ローラ11を中心とする画像書込み部を詳細にした略式
断面図である。プラテンローラ11は、表面部にエラス
トマ層40と表面被覆層41からなり、エラストマ層4
0にはシリコンゴムを、表面被覆層41にはフッ素系高
分子化合物にてそれぞれ形成されている。そして、この
プラテンローラ11は、本図ではh方向に回転する事に
よって中間記録媒体38上に画像を書込んでいく。尚、
中間記録媒体38は、大きく分けて剥離境界Bを境目に
支持体層46と画像層47とに分ける事が出来、支持体
層46にはPET(ポリエチレンテレフタレート)を、
画像層47には複数の層のうち、最表面の接着層には塩
化ビニル・酢酸ビニル・共重合体を主とした材料にて形
成されている複数層である。
【0048】次に、インキリボンで37であるが、イン
キリボンは大きく分けてバックコート層42,支持体4
3,剥離層44,熱溶融転写インク層45から構成さ
れ、その詳細は 支持体43は厚さ5.4μmの易接着
性PET(ポリエチレンテレフタレート)。バックコー
ト層42はポリメチルメタアクリレート基材にシリコン
系高分子化合物をグラフト重合させたものを基本とし、
厚さは約1μmである。そして剥離層44にはニトロセ
ルロースを基本に約0.4μmに形成し、熱溶融転写イ
ンク層45は、バインダー樹脂、フィラー、顔料若しく
は染料と熱発泡材を主構成とした平均厚さ約2μmの層
であり、バインダー樹脂と熱発泡材との混合比率は以下
の通りとした。 熱発泡材(発泡開始温度約70℃) 3重量部 バインダー樹脂 15重量部 本実施例では、バインダー樹脂に塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体とポリエステルとを用い、その比率は 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体:ポリエステル=9:
1 であり、軟化温度は約60℃となった。
【0049】また、熱発泡材しては、外殻層に塩化ビニ
リデン系の熱可塑性樹脂を主体とし、芯物質にイソ−ブ
タンを用いた平均粒径2〜10μmのマイクロカプセル
を用いた。そして、上述の熱発泡材及びバインダー樹脂
にフィラーとしてシリカを内添させ、更に着色が必要な
場合には顔料若しくは染料を内添させた。
【0050】上述のインキリボン37を用いて中間記録
媒体上に画像を書込むと、剥離層44と熱溶融転写イン
ク層45との界面から界面剥離して熱溶融転写画像Aを
中間記録媒体上に形成する事が出来る。また、バインダ
ー樹脂の熱軟化温度は約60℃であるので、内添されて
いる熱発泡材の発泡開始温度70℃以下にて中間記録媒
体上に熱溶融転写画像を感熱転写転写できるので、感熱
転写時に不用意に熱溶融転写インク層45を発泡させて
しまう事が無く、熱溶融転写インク層45の切れが悪く
なる等の画像劣化が発生しない。
【0051】次に、図3以降の図面を用いて、転写部に
ついての説明を行う。被画像形成体18は、シリコンゴ
ムによるベースラバーシート50上に図示していない保
持手段にてセットされている。(図3) そして、中間記録媒体38上に、予め本発明の熱溶融転
写インクを熱溶融転写した画像Aを被画像形成体上の規
定の位置に搬送し、ヒートローラが方向kに降下してく
る。(図4) 中間記録媒体を加熱加圧転写すると、加熱された熱溶融
転写画像Cは、熱発泡を開始する。(図5) このようにして、最終的には被画像形成体上に転写した
先の熱溶融転写画像は、被画像形成体の厚さ方向にふく
らみを持った3次元画像として画像形成される。(図
6) 図7は、被画像形成体上に画像形成された3次元画像の
例である。発明者らは、実際に本画像形成方法及び画像
形成装置並びに熱溶融転写記録材により、10μm〜5
0μmの凹凸差を持った3次元画像が形成出来ることを
確認した。
【0052】ところで、今までは熱発泡材とし極限られ
た物を例に挙げたに過ぎなかったが、実施には以下に示
す様々なものが熱発泡材として挙げられる。例えば、外
殻層に、ビニル系樹脂、或いはアクリル系樹脂ポリエス
テル系樹脂等の樹脂バインダーを使用し、また、芯物質
には、アゾジカルボンアミド、ジアゾアミノベンゼン、
アゾジヘキサヒドロキシベンゾジニトリル、4,4−オ
キシベンゼンスルホニルヒドラジド、アゾイソブチルニ
トリル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、或いは
パラトルエンスルホニルヒドラジド等の有機発泡剤を、
また、不活性ガス、ノルマル−ブタン或いはイソ−ブタ
ンといった活性ガスを、または、気化性液体の1種以上
を内包したものを使用し、以上による平均粒径1〜10
0μmの熱可塑性マイクロカプセル化した熱発泡剤であ
る。
【0053】また、これ以外にも、重炭酸ナトリウム、
炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、或いは亜硝酸
アンモニウム等の無機系材料。DPT、或いはDMDN
TA等のニトロソ化合物。BSH、TSH、DPSDS
H、或いはOBSH等のスルフォン酸ヒドラジット化合
物。また、ADCA(ABFA)、AIBN、DAB、
バリウム−アゾジカルボキレート、トリヒドラジノトリ
アジン、p−トルエンスルホニルセミカルバジド、4,
4−オキシベンゼンスルホニルセミカルバジドのアゾ、
或いはジアゾ系化合物等の有機系高分子化合物、等が熱
発泡材として挙げられる。
【0054】そして、バインダー樹脂としても、熱可塑
性高分子化合物のバインダー樹脂としてポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、セルロー
ス系樹脂、塩素化プロピレン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−共重合体、エポキシ系樹脂、ポリスチレンやポリ
スチレンアクリレート等のスチレン系樹脂、ゴム系樹
脂、或いはポリエチレンやカルナウバ等のワックス系、
等を用いる事が出来る。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によると前記従来
の技術が有した問題点を解決することが出来、中間記録
媒体に熱発泡性を持つインクを用いた画像を少なくとも
記録しておくか、又は中間記録媒体に熱発泡性を持つイ
ンキの画像を記録出来る熱溶融転写インク層を使用した
熱溶融転写による感熱転写記録方法により画像情報に基
づき画像を少なくとも記録し、その中間記録媒体上の前
記画像を被画像形成体に形成する際の加熱により前記イ
ンキの画像を熱発泡させてやることによって、被画像形
成体上に(転写又は貼り付けにより)画像を形成するこ
とが出来、そのうえ、最終記録媒体が作成された場合
に、熱発泡性のインキで形成されていた画像の発泡によ
りその画像が最終記録媒体の厚さ方向に盛り上がってい
る為に、最終的に、被画像形成体上に3次元的な立体表
現を持つ最終記録媒体を得ることが出来るばかりか、特
に、画像形成に関わる前記加熱加圧の際に、加熱は熱発
泡材の発泡開始温度よりも高温に、さらに加圧は熱発泡
材の発泡圧力よりも低圧でおこなうことにより、最終画
像記録媒体にすこぶる良好な立体的表現を付与すること
が出来、特に装置として、加熱加圧手段にヒートローラ
若しくはヒートベルトを採用することによって、加熱時
間(ニップ幅,ニップ時間と同義)と加圧圧力を共に良
好にコントロール出来るため、ヒートローラ若しくはヒ
ートベルトの表面温度を熱発泡材の発泡開始温度よりも
高温にし、更に加圧圧力を熱発泡材の発泡圧力よりも低
圧にしてあるので、熱発泡材を含有するインキ画像の熱
発泡を円滑に行う事が出来、また特に、熱発泡性インキ
からなる画像を形成するのに、熱溶融転写インク層を備
えたを熱溶融転写記録材を使用して熱溶融転写により記
録することによると、前記立体的表現すらも、任意の画
像情報に基づいて適宜に形成することが出来ることか
ら、前記の最終画像記録媒体にすこぶる便利な立体表現
を付与することが出来る。
【0056】そして、このような本発明によると、特に
は、IDカード、ライセンスカード、キャッシュカー
ド、クレジットカード、あるいは身分証明書とかのカー
ド類や、または、パスポートや預金通帳等の各種の冊子
類のように、所有者の識別に際しての便利さや高いセキ
ュリティ性を持つことにより高付加価値が見出され且つ
画像が記録されてある画像記録媒体に、そのような立体
表現を付与することが出来、また、高い意匠性や改ざん
の予防性をも付与することが可能な、画像形成方法、画
像形成装置、並びにそれらに好適に用いることが出来る
熱溶融転写記録材を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる画像形成装置の一実施例につい
て、模式的な概略の断面図による示す説明図である。
【図2】図1に示した一実施例中の(プラテンローラを
中心とする)画像書込み部を、より詳細に示す説明図で
ある。〔模式的な概略の断面図〕
【図3】図1に示した一実施例中の転写部における転写
の様子を示す説明図である。〔模式的な概略の断面図〕
【図4】図1に示した一実施例中の転写部における転写
の様子を示す説明図である。(模式的な概略の断面図。
図3の後の工程。)
【図5】図1に示した一実施例中の転写部における転写
の様子を示す説明図である。(模式的な概略の断面図。
図4の後の工程。)
【図6】図1に示した一実施例中の転写部における転写
の様子を示す説明図である。(模式的な概略の断面図。
図5の後の工程。)
【図7】本発明に関わる画像形成方法、画像形成装置並
びに熱溶融転写記録材の一実施例により作成された最終
記録媒体の概略を模式的に示す説明である。
【符号の説明】
1・・・・ヒートローラ 2・・・・ハロゲンランプヒータ 3,3’・・・安全シャッター 4・・・・巻出しローラ 5・・・・巻取ローラ 6,7・・・搬送ローラ 8・・・・レジマークセンサー 9.10・・・・クランパ 11・・・プラテンローラ 12・・・・サーマルヘッド 17・・・トレイ 18・・・被画像形成体 17’,18’,19’,20’・・・・トレイ部(被
画像形成体の交換及びセット時) 19,20・・・軸受 21・・・レール 22,23・・・搬送ローラ 24・・・プラテンクリーニングローラ 25,26・・・位置決め用のリボンセンサー 27・・・巻だしローラ 29,30・・・インキリボンクリーニングローラ 35,36・・・搬送ローラ 37・・・インキリボン 38・・・中間記録媒体 40・・・エラストマ層 41・・・表面被覆層41 42・・・バックコート層 43・・・支持体 44・・・剥離層 45・・・熱溶融転写インク層 46・・・支持体層 47・・・画像層 49・・・温度センサー 50・・・ベースラバーシート 57・・・・クリーニングパッド 58・・・ヒートローラクリーニングローラ A・・・・熱溶融転写画像 B・・・・剥離境界 C・・・・熱溶融転写画像 b・・・・ヒートローラ1の降下方向 c,c’・・・・安全シャッターが開く方向 d・・・・搬送ローラの回転方向(搬送時) g・・・・搬送ローラの回転方向 h・・・・プラテンローラ11の回転方向(中間記録媒体
38への画像書込時) k・・・・ヒートローラの降下方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深井 茂 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 篠崎 巳知夫 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報に基づいて画像が書き込まれてあ
    る中間記録媒体を、該中間記録媒体の該画像の面側を被
    画像形成体に面するように向けて該被画像形成体に重ね
    て加熱加圧することにより、該中間記録媒体に設けた画
    像を被画像形成体上に形成する画像形成方法において、 前記中間記録媒体に書き込まれてある画像には少なくと
    も一部に、加熱により発泡する熱発泡材を含んだインキ
    による画像があり、 該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成体に重ねて
    加熱加圧することにより該画像を被画像形成体上に転写
    又は貼り付けることにより形成することを特徴とする画
    像形成方法。
  2. 【請求項2】画像情報に基づいて画像を中間記録媒体に
    書き込み、該中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成
    体に面するように向けて中間記録媒体を該被画像形成体
    に重ねて加熱加圧することにより、該中間記録媒体に設
    けた画像を被画像形成体上に形成する画像形成方法にお
    いて、 前記画像の書込みには、加熱により発泡する熱発泡材を
    内添させた熱溶融転写インク層を使用した熱溶融転写に
    よる感熱転写記録方法を含み、少なくとも1種類以上の
    書込み方法を用いて前記中間記録媒体へ画像を書き込
    み、 しかる後に、前記中間記録媒体の前記画像の面側を被画
    像形成体に重ねて加熱加圧することにより該画像を被画
    像形成体上に転写又は貼り付けることにより形成するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】前記熱発泡材の発泡開始温度が、前記加熱
    加圧する場合の加熱温度よりも低温であることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】前記加熱加圧の圧力が、前記熱発泡材の発
    泡圧力よりも低圧であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】画像情報に基づいて画像が書き込まれてあ
    る中間記録媒体の該画像の面側を被画像形成体に重ねて
    加熱加圧することにより該画像を被画像形成体上に貼り
    付けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】基材から少なくとも受像層が剥離可能に設
    けてある中間記録媒体を使用し、 該受像層に画像が書き込まれてある該中間記録媒体の該
    画像の面側を被画像形成体に重ねて加熱加圧することに
    より、少なくとも該受像層側を被画像形成体側に貼り付
    けて残し、前記基材は剥離することにより転写すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】画像が画像情報に基づいて書き込まれてあ
    る中間記録媒体を、該中間記録媒体の該画像の面側を被
    画像形成体に面するように向けて該被画像形成体に重ね
    て加熱加圧することにより、該中間記録媒体の画像を被
    画像形成体上に転写又は貼り付けることにより形成する
    加熱加圧手段を備えた画像形成装置において、 前記中間記録媒体に書き込まれてある画像には少なくと
    も一部に、加熱により発泡する熱発泡材を含んだインキ
    による画像があり、 前記加熱加圧手段は、その加熱温度が前記熱発泡材の発
    泡開始温度よりも高温であることを特徴とする画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】画像情報に基づいて画像を中間記録媒体に
    書き込む書込み手段と、該中間記録媒体の該画像の面側
    を被画像形成体に面するように向けて中間記録媒体を該
    被画像形成体に重ねて加熱加圧することにより、該中間
    記録媒体に設けた画像を被画像形成体上に転写又は貼り
    付けることにより形成する加熱加圧手段とを備えた画像
    形成装置において、 前記画像の書込み手段は、加熱により発泡する熱発泡材
    を内添させた熱溶融転写インク層を使用した熱溶融転写
    による感熱転写記録手段を含み、少なくとも1種類以上
    の書込み手段からなり、 前記加熱加圧手段は、その加熱温度が前記熱発泡材の発
    泡開始温度よりも高温であることを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】前記加熱加圧手段が、少なくともヒートロ
    ーラ若しくはヒートベルトのいずれかを用いており、 前記ヒートローラ若しくはヒートベルトの表面温度が前
    記熱発泡材の発泡開始温度よりも高温であることを特徴
    とする請求項7又は8のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】前記加熱加圧手段が、前記熱発泡材の発
    泡圧力よりも低圧で加圧することを特徴とする請求項7
    乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記加熱加圧手段は、前記画像の面側を
    被画像形成体上に貼り付ける手段であることを特徴とす
    る請求項7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】基材から少なくとも受像層が剥離可能に
    設けてある中間記録媒体を使用する画像形成装置であっ
    て、 前記中間記録媒体から少なくとも基材を剥離する剥離手
    段を備えており、 前記加熱加圧手段が、少なくとも該受像層を被画像形成
    体側に貼り付けて残し、前記基材は剥離することで転写
    する手段であることを特徴とする請求項7乃至10のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】加熱により発泡する熱発泡材を含有する
    熱溶融転写インク層が、基材上に設けてあることを特徴
    とする熱溶融転写記録材。
  14. 【請求項14】前記熱発泡材の発泡開始温度が、前記熱
    溶融転写インク層の樹脂バインダーの熱軟化温度よりも
    高温であることを特徴とする請求項12に記載の熱溶融
    転写記録材。
  15. 【請求項15】前記熱発泡材の発泡開始温度が、前記熱
    溶融転写記録材を用いて熱溶融転写を行う場合の熱溶融
    転写温度よりも高温であることを特徴とする請求項12
    又は13のいずれかに記載の熱溶融転写記録材。
JP9037768A 1997-02-21 1997-02-21 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材 Pending JPH10236086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037768A JPH10236086A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037768A JPH10236086A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236086A true JPH10236086A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12506656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9037768A Pending JPH10236086A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10236086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7314365B2 (en) 2003-09-24 2008-01-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Surface treating apparatus and image recording apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7314365B2 (en) 2003-09-24 2008-01-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Surface treating apparatus and image recording apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6223783A (ja) 感熱転写記録方法
US5878668A (en) Process for preparing stamp
JP2001277726A (ja) 可逆性感熱記録転写シート、その製造方法および可逆性感熱記録媒体の製造方法
US6246428B1 (en) Method and system for thermal mass transfer printing
JPS62240588A (ja) 物品の装飾方法
JP3385854B2 (ja) 画像形成品とそれに用いる被画像形成体、画像形成装置ならびに画像形成方法
JP3020416B2 (ja) スタンプの製造法
JPH10114160A (ja) 中間転写シート
JPH10236086A (ja) 画像形成方法および画像形成装置、並びにそれらに用いる熱溶融転写記録材
JPH11291646A (ja) 中間転写フィルム
JP3465963B2 (ja) 画像記録方法
JPH1035157A (ja) 画像表示体及びその製造に用いる転写シート
JP2003341243A (ja) 画像記録方法およびそれに使用する画像記録装置
JP2001162953A (ja) 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法
JP3419908B2 (ja) 熱転写記録方法及び熱転写記録装置
JP3350747B2 (ja) カードプリンター
JPH10151870A (ja) 盛り上げ画像形成用熱転写シート、盛り上げ画像形成方法および盛り上げ画像形成物
JPH10138639A (ja) 盛り上げ画像形成装置、および盛り上げ画像形成方法
JP3336418B2 (ja) 記録媒体
JP2001018545A (ja) 画像形成装置
JPH07266589A (ja) 間接転写方法
JPS60264291A (ja) 熱転写記録装置
JPH0632085A (ja) Idカード、その製造方法及び製造装置
JPH03159792A (ja) 熱転写インクシート及び熱転写記録方法
JP2001260579A (ja) カード製造方法及びカード製造装置