JP3336418B2 - 記録媒体 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に関し、詳しく
は、プリペートカード、その他のカード類の表示機能に
すぐれ、ファクシミリの記録シートやワープロシートの
代替にも使用しうる記録媒体に関する。
は、プリペートカード、その他のカード類の表示機能に
すぐれ、ファクシミリの記録シートやワープロシートの
代替にも使用しうる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録紙、熱転写シートなどに印字に
よって得られた画像等はそのまま保存できるものの、こ
れら感熱記録紙や熱転写シートなどは繰返し使用するこ
とはできない。近時、省資源化が叫ばれており、可逆性
のある材料及びそれを用いた記録媒体の開発が進められ
ている。その具体的なものとして、例えば実開平1−1
65286号公報にみられるように、熱可逆性材料を利
用したカードが知られている。しかし、このカードは書
替え可能な情報表示部のコントラスト不足が指摘されて
おり、その改良として、例えば特開平4−220400
号公報では情報表示部の背景部上に空気層を設け、空気
層において全反射された光により情報表示部の文字が強
調され表示される工夫が採用されている。
よって得られた画像等はそのまま保存できるものの、こ
れら感熱記録紙や熱転写シートなどは繰返し使用するこ
とはできない。近時、省資源化が叫ばれており、可逆性
のある材料及びそれを用いた記録媒体の開発が進められ
ている。その具体的なものとして、例えば実開平1−1
65286号公報にみられるように、熱可逆性材料を利
用したカードが知られている。しかし、このカードは書
替え可能な情報表示部のコントラスト不足が指摘されて
おり、その改良として、例えば特開平4−220400
号公報では情報表示部の背景部上に空気層を設け、空気
層において全反射された光により情報表示部の文字が強
調され表示される工夫が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この空
気層を情報表示部に設けたカードは、繰り返し使用に供
した場合、カードに皺が生じたり、カードの構成基材に
ズレが生じたりして、多数回の繰り返し使用は行なえな
いのが実状である。殊に、このカードが大きくしてファ
クシミリ、ワープロ用の記録媒体として採用された際に
は、その傾向は一層顕著なものとなる。本発明の目的
は、上記のような不都合が生じることなく、多数回の繰
り返し使用が行なえる記録媒体を提供するものである。
気層を情報表示部に設けたカードは、繰り返し使用に供
した場合、カードに皺が生じたり、カードの構成基材に
ズレが生じたりして、多数回の繰り返し使用は行なえな
いのが実状である。殊に、このカードが大きくしてファ
クシミリ、ワープロ用の記録媒体として採用された際に
は、その傾向は一層顕著なものとなる。本発明の目的
は、上記のような不都合が生じることなく、多数回の繰
り返し使用が行なえる記録媒体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体は、表
面の全体又は一部に着色或いは印刷を施した基材のその
表面と、温度に依存して透明度又は色調が可逆的に変化
するフィルム状感熱性材料とを、それら周辺を貼着して
非貼着の表示部に空気層を形成し、その空気層から自由
表面に通じる孔を設けたことを特徴としている。
面の全体又は一部に着色或いは印刷を施した基材のその
表面と、温度に依存して透明度又は色調が可逆的に変化
するフィルム状感熱性材料とを、それら周辺を貼着して
非貼着の表示部に空気層を形成し、その空気層から自由
表面に通じる孔を設けたことを特徴としている。
【0005】本発明の記録媒体にあっては、前記のフ
ィルム状感熱性材料は感熱層が透明フィルム上に形成さ
れているのが有利であり、前記の空気層から外部に通
じる孔が経時的に印字又は印字の消去がなされる方向に
そって複数個設けられているのが有利であり、また基
材1′の厚さは基材2の厚さよりも厚い方が有利であ
る。
ィルム状感熱性材料は感熱層が透明フィルム上に形成さ
れているのが有利であり、前記の空気層から外部に通
じる孔が経時的に印字又は印字の消去がなされる方向に
そって複数個設けられているのが有利であり、また基
材1′の厚さは基材2の厚さよりも厚い方が有利であ
る。
【0006】以下に本発明を図面を参照しながらさらに
詳細に説明する。図3(a)は従来における先に触れた
カード状記録媒体の断面図を表している。図中、1は熱
可逆性材料層、1′は熱可逆性材料層1側の基材、2は
1′とは別個の基材、3は接着層、4は着色又は印刷で
構成される表示部、5は空気層を表している。
詳細に説明する。図3(a)は従来における先に触れた
カード状記録媒体の断面図を表している。図中、1は熱
可逆性材料層、1′は熱可逆性材料層1側の基材、2は
1′とは別個の基材、3は接着層、4は着色又は印刷で
構成される表示部、5は空気層を表している。
【0007】図3(a)に示した従来のタイプの記録媒
体の概要は既述のとおりである。この記録媒体に繰り返
し記録(印字)を行なうには、残されている記録を一旦
消去しなければならない。図3(b)はその記録消去の
様子の一例を表している。加熱ローラ10、11で熱可
塑性材料層1が加熱されると空気層5が中の空気が片寄
って何れかのところが膨らみ、その結果、熱可逆性材料
層1や基材1′が伸びたり、それに皺が発生したり、さ
らには各構成部材にズレが生じたりするようになる。図
3(b)の例では加熱ローラ10、11が用いられてい
るが、加熱手段は加熱ローラ10のみのときもあり、ま
た、ヒートブロックが使用されることもあるが、いずれ
も上記と同様な傾向がみられる。
体の概要は既述のとおりである。この記録媒体に繰り返
し記録(印字)を行なうには、残されている記録を一旦
消去しなければならない。図3(b)はその記録消去の
様子の一例を表している。加熱ローラ10、11で熱可
塑性材料層1が加熱されると空気層5が中の空気が片寄
って何れかのところが膨らみ、その結果、熱可逆性材料
層1や基材1′が伸びたり、それに皺が発生したり、さ
らには各構成部材にズレが生じたりするようになる。図
3(b)の例では加熱ローラ10、11が用いられてい
るが、加熱手段は加熱ローラ10のみのときもあり、ま
た、ヒートブロックが使用されることもあるが、いずれ
も上記と同様な傾向がみられる。
【0008】これに対して、本発明の記録媒体は図1
(a)に示したように、空気層5から外部に通じる孔6
が設けられている。この孔6は熱可逆性材料層1側でも
基材2側でも、またその両方の側に設けられていてもか
まわない。従って、図1(b)に示したように、ヒート
ロール、ヒートブロックなどの加熱手段10、11によ
って、熱可塑性材料層1の表面に加熱ローラが相対的に
接触しながら移動しても、空気層5の空気は孔6から外
部へと抜け、図3で説明したような不都合は生じない。
まず、加熱手段が図中10で示したものだけでもよいこ
とは前記と同様である。孔6の大きさは一概にいえない
が、概ね0.2〜5.0mmくらいが適当である。孔6
は一つに限らず個々の径が小さくて複数ある方が望まし
い。殊に、加熱装置10の移動する方向であって端部に
位置して並べられているのが効果的である(図2)。ま
た、表示部4が大きい記録媒体においても効果的であ
る。
(a)に示したように、空気層5から外部に通じる孔6
が設けられている。この孔6は熱可逆性材料層1側でも
基材2側でも、またその両方の側に設けられていてもか
まわない。従って、図1(b)に示したように、ヒート
ロール、ヒートブロックなどの加熱手段10、11によ
って、熱可塑性材料層1の表面に加熱ローラが相対的に
接触しながら移動しても、空気層5の空気は孔6から外
部へと抜け、図3で説明したような不都合は生じない。
まず、加熱手段が図中10で示したものだけでもよいこ
とは前記と同様である。孔6の大きさは一概にいえない
が、概ね0.2〜5.0mmくらいが適当である。孔6
は一つに限らず個々の径が小さくて複数ある方が望まし
い。殊に、加熱装置10の移動する方向であって端部に
位置して並べられているのが効果的である(図2)。ま
た、表示部4が大きい記録媒体においても効果的であ
る。
【0009】本発明で用いられる“熱可逆性材料”は温
度に依存して透明度又は色調が可逆的に変化する一般に
フィルム状の感熱性材料であり、このものは特開昭55
−154198号、特開平2−188293号、特開平
2−188294号、特開平3−169590号などの
公報その他などで一般に知られている。
度に依存して透明度又は色調が可逆的に変化する一般に
フィルム状の感熱性材料であり、このものは特開昭55
−154198号、特開平2−188293号、特開平
2−188294号、特開平3−169590号などの
公報その他などで一般に知られている。
【0010】基材2表面で表示部4になるところには着
色又は印刷が施されている。基材2にはポリエステル、
ポリアミド、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムや、紙に各種樹
脂を含浸したフィルムが用いられる。基材2の厚さは可
撓性のあるレベルであればよく、一般には50μm以上
0.5mm以下が望ましい。基材2には、必要に応じ
て、他の機能例えば磁気、バーコード、光記録、感熱材
料などの二次的な機能をもたせることができる。
色又は印刷が施されている。基材2にはポリエステル、
ポリアミド、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムや、紙に各種樹
脂を含浸したフィルムが用いられる。基材2の厚さは可
撓性のあるレベルであればよく、一般には50μm以上
0.5mm以下が望ましい。基材2には、必要に応じ
て、他の機能例えば磁気、バーコード、光記録、感熱材
料などの二次的な機能をもたせることができる。
【0011】接着層3に用いられる材料としては、アク
リル系、シアノアクリレート系、ポリウレタン系、ポリ
エステル系、シリア系、メラミン系、フェノール系、エ
ポキシ系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、合
成ゴム、天然ゴム、シリコーン系などの接着剤が挙げら
れる。
リル系、シアノアクリレート系、ポリウレタン系、ポリ
エステル系、シリア系、メラミン系、フェノール系、エ
ポキシ系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、合
成ゴム、天然ゴム、シリコーン系などの接着剤が挙げら
れる。
【0012】本発明の記録材料はフレキシブルであるこ
とが望まれることから、熱可逆性材料層1は基材1′に
貼り合せる。基材1′は材質は一般に基材2にあげた樹
脂フィルムと同様なものが用いられる。この場合、熱可
逆性材料層1及び/又は基材1′は確実にそれが折れた
り皺にならないように、基材1′は基材2より厚くして
おくのがよい。
とが望まれることから、熱可逆性材料層1は基材1′に
貼り合せる。基材1′は材質は一般に基材2にあげた樹
脂フィルムと同様なものが用いられる。この場合、熱可
逆性材料層1及び/又は基材1′は確実にそれが折れた
り皺にならないように、基材1′は基材2より厚くして
おくのがよい。
【0013】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0014】実施例1 白色ポリエステルフィルム(厚さ約100μm)上に印
刷を施して表示部を形成した。一方、厚さ約50μmの
ポリエステルフィルム上に、加熱により透明状態と白濁
状態とが可逆的に変化しかつ常温でそれぞれの状態が維
持される熱可逆性材料層(厚さ約15μm)を設けた。
続いて、前記表示部を形成したポリエステルフィルムの
周囲に接着剤を塗布した後、これに熱可逆性材料層を設
けたフィルムを貼着し、さらに、表示部の隅に約1mm
φの孔を空気層と通じるようにして設けて、図1(a)
に示したような本発明の記録媒体(縦29.7cm×横
21cmの大きさ)をつくった。これを、サーマルヘッ
ドで印字(エネルギー0.16mj/dot)し、一
方、消去として消去温度85℃、スピード0.4mm/
secで処理できるセラミックヒーターブロックの間を
通すと、印字及びその消去が良好に行なえ皺のない記録
媒体が得られた。そして、この記録媒体は繰り返し使用
が可能なものであった。
刷を施して表示部を形成した。一方、厚さ約50μmの
ポリエステルフィルム上に、加熱により透明状態と白濁
状態とが可逆的に変化しかつ常温でそれぞれの状態が維
持される熱可逆性材料層(厚さ約15μm)を設けた。
続いて、前記表示部を形成したポリエステルフィルムの
周囲に接着剤を塗布した後、これに熱可逆性材料層を設
けたフィルムを貼着し、さらに、表示部の隅に約1mm
φの孔を空気層と通じるようにして設けて、図1(a)
に示したような本発明の記録媒体(縦29.7cm×横
21cmの大きさ)をつくった。これを、サーマルヘッ
ドで印字(エネルギー0.16mj/dot)し、一
方、消去として消去温度85℃、スピード0.4mm/
secで処理できるセラミックヒーターブロックの間を
通すと、印字及びその消去が良好に行なえ皺のない記録
媒体が得られた。そして、この記録媒体は繰り返し使用
が可能なものであった。
【0015】実施例2 記録材料の大きさをA−4判とし、表示部の隅に経時的
に印字又はその消去が施される方向に連続して約1mm
φの孔を2cmおきに14個あけて、図2に示したよう
な本発明の記録媒体をつくった。これをサーマルヘッド
で印字(エネルギー0.16mj/dot)し、消去と
して消去温度85℃、スピード0.4mm/secで処
理できるセラミックヒーターブロックの間を通すると、
皺が生じない良好な印字、及びその消去が行なえた。
に印字又はその消去が施される方向に連続して約1mm
φの孔を2cmおきに14個あけて、図2に示したよう
な本発明の記録媒体をつくった。これをサーマルヘッド
で印字(エネルギー0.16mj/dot)し、消去と
して消去温度85℃、スピード0.4mm/secで処
理できるセラミックヒーターブロックの間を通すると、
皺が生じない良好な印字、及びその消去が行なえた。
【0016】実施例3 印刷を施した白色ポリエステルの厚さを約188μmと
し、熱可逆性材料層を塗工したポリエステルフィルムの
厚さを約250μmとした以外は実施例2と同様にし
て、本発明の記録媒体をつくった。これを実施例2と同
じ条件で印字・消去の繰り返し操作に供したところ、記
録媒体が折れたり皺の発生が200回の印字・消去の操
作が初めてみられた。
し、熱可逆性材料層を塗工したポリエステルフィルムの
厚さを約250μmとした以外は実施例2と同様にし
て、本発明の記録媒体をつくった。これを実施例2と同
じ条件で印字・消去の繰り返し操作に供したところ、記
録媒体が折れたり皺の発生が200回の印字・消去の操
作が初めてみられた。
【0017】比較例1 孔を設けなかった以外は実施例1とまったく同様にして
記録媒体を作成した。このものは5回の印字・消去の繰
り返しで皺が発生した。
記録媒体を作成した。このものは5回の印字・消去の繰
り返しで皺が発生した。
【0018】
【発明の効果】請求項1又は2の記録媒体によれば、印
字・消去の繰返しによる皺の発生が極力阻止され、耐久
性が向上する。請求項3の記録媒体によれば、皺の発生
が著しく少なくなり取扱いが更に良好なものになる。請
求項4の記録媒体によれば、表示部を大きくとることが
できる。
字・消去の繰返しによる皺の発生が極力阻止され、耐久
性が向上する。請求項3の記録媒体によれば、皺の発生
が著しく少なくなり取扱いが更に良好なものになる。請
求項4の記録媒体によれば、表示部を大きくとることが
できる。
【図1】(a)は本発明に係る代表的な記録媒体の断面
図であり、(b)はこの記録媒体における印字の消去方
法を説明するための図である。
図であり、(b)はこの記録媒体における印字の消去方
法を説明するための図である。
【図2】自由表面から空気層に通じる孔が複数設けられ
た記録媒体と、加熱装置との移動関係を説明するための
図である。
た記録媒体と、加熱装置との移動関係を説明するための
図である。
【図3】(a)及び(b)は従来の記録媒体及びその印
字の消去方法を説明するための図である。
字の消去方法を説明するための図である。
1 熱可逆性材料層 1′、2 基材 3 接着層 4 表示部 5 空気層 6 孔 10、11 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−124382(JP,A) 特開 平4−220400(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/10 G06K 19/06 B41M 5/26
Claims (4)
- 【請求項1】 表面の全体又は一部に着色或いは印刷を
施した基材のその表面と、温度に依存して透明度又は色
調が可逆的に変化するフィルム状感熱性材料とを、それ
ら周辺を貼着して非貼着の表示部に空気層を形成し、そ
の空気層から自由表面に通じる孔を設けたことを特徴と
する記録媒体。 - 【請求項2】 前記温度に依存して透明度又は色調が可
逆的に変化するフィルム状感熱性材料は、熱可逆性感熱
層が透明フィルム上に形成されたものである請求項1記
載の記録媒体。 - 【請求項3】 前記の熱可逆性感熱層を設けた透明フィ
ルムの厚さが、表示部を設けた基材の厚さよりも厚い請
求項2の記録媒体。 - 【請求項4】 前記空気層から自由表面に通じる孔が印
字又は印字の消去が経時的になされる方向にそって複数
個設けられる請求項1、2又は3記載の記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23749993A JP3336418B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23749993A JP3336418B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761182A JPH0761182A (ja) | 1995-03-07 |
JP3336418B2 true JP3336418B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=17016228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23749993A Expired - Fee Related JP3336418B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3336418B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23749993A patent/JP3336418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761182A (ja) | 1995-03-07 |
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