JP2002288622A - Ic内蔵タグ - Google Patents

Ic内蔵タグ

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JP2002288622A
JP2002288622A JP2001088937A JP2001088937A JP2002288622A JP 2002288622 A JP2002288622 A JP 2002288622A JP 2001088937 A JP2001088937 A JP 2001088937A JP 2001088937 A JP2001088937 A JP 2001088937A JP 2002288622 A JP2002288622 A JP 2002288622A
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JP
Japan
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tag
paper
built
adhesive
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001088937A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kobayashi
一幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
Application filed by Sato Corp filed Critical Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドで印字を行う際にIC回路
の破壊や印字不良を予防できるIC内蔵タグを提供す
る。 【解決手段】 IC内蔵タグ50の上紙51をPETフ
ィルムにより厚く変形しにくく構成し、IC回路5の上
紙51側の接着剤52の厚みを薄く、裏紙54側の接着
剤53の厚みを厚くホットメルト接着剤により構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触方式でデータ
の送受信を行うIC回路を内蔵したタグであって、サー
マルヘッドを用いて印字するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上紙と裏紙の間に薄膜コイルなど
の共振回路とICチップを内蔵し、外部のリーダ・ライ
タ等の機器と非接触(無線)方式にてICチップに読み出
しや書き換え記録を行うと共に、上紙に目視可能な視認
情報を印字できるIC内蔵タグが開発され、身分証・入
場券・搭乗券や商品・荷物管理などに用いられようとし
ている。
【0003】そのようなIC内蔵タグを図2ないし図4
に示す。図中のIC内蔵タグ1は、裏面に接着剤2が塗
られた上紙3を裏紙4上に接着し、前記上紙3と裏紙4
の間にIC回路5が介挿された構成となっている。
【0004】IC回路5は、シート基材6上に薄膜コイ
ル7、ICチップ8などが実装されたもので、フィルム
状に一体形成されたものが、「インレット」等の名称で
市販されている。前記上紙3同様、接着剤2によって裏
紙4に接着されている。
【0005】前記上紙3は加熱により発色する感熱紙や
熱転写リボンからのインキを受容する転写紙からなり、
後述するタグプリンタ30のサーマルヘッド40により
印字記録されるようになっている。
【0006】一方、前記ICチップ8は、薄膜コイル7
が図示しないICリーダ・ライタからの電波を受信する
と、これを電源として内部に書き込まれた情報を読み出
して送信し、あるいは受信した情報を書き込み、書き換
えることができるようになっている。
【0007】そして、各IC内蔵タグ1は図2のように
裏紙4が連続したタグ連続体に形成され、該タグ連続体
には、各IC内蔵タグ1をプリンタの印字部へ移動させ
る搬送距離をカウントする起点となるアイマーク48が
印刷されている。
【0008】次に、前記IC内蔵タグ1に印字を行うタ
グプリンタには、例えば図4に示すようなものがある。
【0009】図中のタグプリンタ30は、タグ供給軸3
2、印字部34、カッター部36および位置検出センサ
38を備えている。印字部34は、印字ヘッド40、プ
ラテンローラ42、リボン供給軸44、リボン巻取り軸
46およびリボンRより構成される。リボンRはリボン
供給軸44に装着し、印字ヘッド40とプラテンローラ
42の間を挿通してリボン巻取り軸46に掛け回され
る。
【0010】また、タグ供給軸32には、前述図1に示
したタグ連続体を装着する。該タグ連続体は、位置検出
センサ38を経由して前記印字部34の印字ヘッド40
およびプラテンローラ42の間に挿通し、カッター部3
6を経てタグプリンタ30の外部へと繰出される。そし
て、モーターなどの図示せぬ駆動源によりリボン巻取り
軸46およびプラテンローラ42を駆動し、印字ヘッド
40とプラテンローラ42の間に挿通されたタグ連続体
に、印字部34にて所望の印字情報(印字データ)を印字
するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IC内蔵タ
グ1は、上紙3と裏紙4が同じ材質、同じ厚みから構成
され、IC回路5が最大の厚み寸法(約270μm)を
有するうえに、タグプリンタ30で印字する都合上、I
C内蔵タグ1のトータルの厚みは所定値内に納めなけれ
ばならない。また、上紙3,裏紙4、シート基材6、薄
膜コイル7等は薄く可撓性に富んだ材料から形成され、
ICチップ8は硬く所定厚寸法を有すると共にシート基
材6,薄膜コイル7等の上に積層して接着形成されるた
め、図3に示す如くICチップ8がIC内蔵タグ1の厚
さ方向に突出した形状となっていた。
【0012】このため、サーマル方式のタグプリンタ3
0で印字する際、印字部34にIC内蔵タグ1が進入す
ると、プラテンローラ42がICチップ8部分を大きく
押し上げ、これをサーマルヘッド40に衝突させる。
【0013】ここで、サーマルヘッド40は発熱してい
るため、衝撃と熱によりIC回路5が断線したりICチ
ップ8が破壊する危険性があり、また、ICチップ8の
周辺部分には印字不良が引き起こされる可能性が高かっ
た。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、サーマルヘッドにて印字を行う際にそ
の内部のIC回路等の破壊を予防でき、印字不良の発生
率を低減できるIC内蔵タグを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明が採用する構成の特徴は、上紙を75μmないし
125μm厚の、裏紙を25μmないし50μm厚のPE
Tフィルムにて構成し、IC回路一面側の接着剤は10
μmないし20μm厚の、他面側の接着剤は40μmない
し60μm厚のホットメルト接着剤から構成したことに
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を図1を用い説明する。なお、上述の従来技術と同一
の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0017】50は実施形態に係るIC内蔵タグを示
し、該IC内蔵タグ50は従来のIC内蔵タグ1とほぼ
同様IC回路5と、上紙51、接着剤52、53および
裏紙54から構成される。
【0018】上紙51はポリエステル、例えばポリエチ
レンテレフタレート(=PET)製フィルムからなり、そ
の厚み寸法を100μmと厚くすることにより堅さを増
し、サーマルヘッドとプラテンローラに挟まれた際に伸
びたり塑性変形しにくくしている。ここで、PETフィ
ルムとしては透明なものの他に、白色顔料を塗布・混合
等して表面を紙のように着色した、いわゆるPET紙
(合成紙)も好適に使用できる。
【0019】52はIC回路5の上紙51側に設けられ
た接着剤層(一面側接着剤)で、該接着剤層52はIC回
路5と上紙51の接着力を維持できる最小限近くの15
μm厚程度に形成されている。
【0020】53はIC回路5の裏紙54側に設けられ
た接着剤層(他面側接着剤)で、該接着剤層53はIC回
路5と裏紙54を仮着するとともに、IC回路5の薄膜
コイル7やICチップ8の凹凸を間充すべくその厚みを
50μm厚程度と厚く形成している。
【0021】ここで、前記接着剤層52,53は、塗布
工程では加熱により粘度が低減し、常温で硬化するホッ
トメルト接着剤を使用し、上紙51や裏紙54の合わせ
目から接着剤が滲み出るのを阻止している。また、接着
剤層53を厚くすることにより、ICチップ8がプラテ
ンローラでサーマルヘッド側に押し出されるのを防止
し、IC回路5の凹凸を埋め平坦にする作用を担ってい
る。
【0022】54は裏紙で、該裏紙54は上述IC回路
5、上紙51、接着剤52、53を合計した厚み寸法
が、従来のIC内蔵タグと同等となるように、厚みが2
5μm程度に制限されている。このため、十分な強度を
維持するため、PETフィルムが用いられる。
【0023】実施形態のIC内蔵タグ50は以上の構成
を有するもので、従来のIC内蔵タグ1と同様にICチ
ップ8への書き込み・読み出しは図示せぬICリーダ・
ライタを用い、上紙51への視認情報の印字には前述タ
グプリンタ30の如きサーマルプリンタを使用する。
【0024】然るに、上紙51をPETフィルムにより
厚く変形しにくく構成し、裏紙側の接着剤53をホット
メルト接着剤により、IC回路5の凹凸を埋めるように
厚く構成したから、プリンタ30の印字部34に進入し
たとき、プラテンローラ42がICチップ8をサーマル
ヘッド40側に押し出すのを上紙51の強度と接着剤層
53の固さにより防止できる。
【0025】また、PETフィルムが熱の不良導体であ
るのと共に、ホットメルト接着剤がサーマルヘッド40
の熱を吸収して状態変化することにより、ICチップ8
の温度上昇も抑えられる。
【0026】以上のようにして、印字適性が向上し、I
C回路5が破壊される危険性も低減することができる。
【0027】なお、上記の実施形態では、身分証・入場
券・搭乗券用のカード型IC内蔵タグを例示したが、本
発明は粘着シール型のIC内蔵タグにも適用できる。そ
の場合は、上述の「裏紙」を「剥離台紙」と読替え、接
着剤層53を常温でタックのあるものに変更するとよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
IC内蔵タグの上紙をPETフィルムにより厚く変形し
にくく構成し、IC回路の上紙側の接着剤の厚みを薄
く、裏紙側の接着剤の厚みを厚くホットメルト接着剤に
より構成したから、サーマルプリンタによる印字を行う
際に上紙の強度と接着剤の固さによりICチップがサー
マルヘッド側に押されて衝突するのを防止でき、印字品
質を高め、ICチップが故障する可能性を低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるIC内蔵タグを示す断
面図である。
【図2】従来のIC内蔵タグ連続体を示す一部破断の正
面図である。
【図3】同、図2中の矢示III-III方向断面図である。
【図4】タグプリンタの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
8 ICチップ 50 IC内蔵タグ 51 上紙 52 一面側接着剤 53 他面側接着剤 54 裏紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC回路の一面側を接着剤を介してサ
    ーマル印字可能な上紙で覆い、さらに、前記IC回路の
    他面側を接着剤を介して裏紙に接着したIC内蔵タグに
    おいて、前記上紙は75μmないし125μm厚の、前記
    裏紙は25μmないし50μm厚のPETフィルムにて構
    成し、前記IC回路一面側の接着剤は10μmないし2
    0μm厚の、他面側の接着剤は40μmないし60μm厚
    のホットメルト接着剤から構成したことを特徴とするI
    C内蔵タグ。
JP2001088937A 2001-03-27 2001-03-27 Ic内蔵タグ Pending JP2002288622A (ja)

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