JP2566439Y2 - 情報カード用基材 - Google Patents

情報カード用基材

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JP2566439Y2
JP2566439Y2 JP1991001296U JP129691U JP2566439Y2 JP 2566439 Y2 JP2566439 Y2 JP 2566439Y2 JP 1991001296 U JP1991001296 U JP 1991001296U JP 129691 U JP129691 U JP 129691U JP 2566439 Y2 JP2566439 Y2 JP 2566439Y2
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利郎 小林
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株式会社小林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、会社、学校、銀行、病
院等で広く利用されている身分証カード、銀行カード、
診察カード、会員証カード等情報カードに係り、特に、
顔写真やICチップ等が組込まれた情報カードを迅速
に、かつ、簡便に提供できる情報カード用基材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の情報カードとしては、図13に
示すように各種固有情報が記入されかつ顔写真p等が貼
着されたカード本体aと、このカード本体aの情報記入
面等を保護する透明フィルムbとでその主要部が構成さ
れ、ラミネータ機と称される加熱装置により作成された
カードが一般的に知られている。
【0003】そして、この種の情報カードによれば、上
記顔写真p等が組込まれているためカード使用者の識別
を確実にかつ簡便にできる利点を有しており、かつ、情
報記入面等が透明フィルムbにより覆われているため改
ざんされ難い利点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この情報カー
ドを発行するに際しては各種固有情報が記入されたカー
ド本体aの所定面上に顔写真p等を貼着する手間を必要
とし、かつ、上記ラミネータ機を使用してカード本体a
面を透明フィルムbで被覆する等の工程が必要になるた
め、簡便さに欠け迅速に情報カードを提供できない問題
点があった。
【0005】本考案は以上のような問題点に着目してな
されたもので、その課題とするところは、上記ラミネー
タ機等を必要とせず、しかも、情報カードを迅速にかつ
簡便に提供できる情報カード用基材を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、剥離
性を有するベースシートと、このベースシート上に接着
剤層を介して積層されかつ折目部を挟んで連設された表
面カード基材並びに裏面カード基材と、上記表面カード
基材に設けられた開口部と、この開口部に嵌込まれその
表面に剥離剤層を有する嵌合部材と、上記表面カード基
材並びに裏面カード基材面上に接着剤を介して積層され
た透明シートとで構成されていることを特徴とするもの
である。
【0007】そして、本考案に係る情報カード用基材を
用いて情報カードを作成するには、まず、上記ベースシ
ートから表面カード基材並びに裏面カード基材を剥離
し、かつ、表面カード基材の開口部より嵌合部材を取出
すと共に、この開放された開口部内に顔写真やICチッ
プ等を嵌込み、更に、上記表面カード基材と裏面カード
基材とを折目部を介して折畳み、かつ、各基材の裏面側
に設けられた接着剤層により表面カード基材と裏面カー
ド基材の裏面側を貼合わせて情報カードを求めるもので
ある。
【0008】この様な技術的手段において剥離性を有す
るベースシートとしては表面にシリコン等の剥離剤がコ
ートされた普通紙、合成紙、プラスチックフィルム等が
適用でき、一方、上記表面カード基材や裏面カード基材
に適用できる材料としては、例えば、普通紙や合成紙、
及び、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等のプラスチック
フィルムがある。また、上記表面カード基材や裏面カー
ド基材の裏面側に設けられる接着剤層としては感圧接着
剤と感熱接着剤の両者の適用が可能である。この場合、
圧力を加えただけで接着する感圧接着剤が操作性の面で
優れている。
【0009】次に、上記開口部に嵌込まれその表面にシ
リコン等の剥離層を有する嵌合部材としては、表面カー
ド基材と別体の部材によりこれを構成してもよいし、あ
るいは、表面カード基材の開口部形成部位に剥離剤層を
形成し、かつ、この部位に切込みを設けて開口部を形成
すると共に、開口部内の表面カード基材を残してこれを
嵌合部材としてもよい。
【0010】更に、上記表面カード基材と裏面カード基
材面上に積層される透明シートとしては、ポリエステル
フィルムやポリ塩化ビニルフィルム等の透明プラスチッ
クフィルムが適用できる。
【0011】尚、本考案に係る情報カード用基材におい
ては、上記透明シート又は表面カード基材若しくは裏面
カード基材上にストライプ状の磁気テープやバーコード
等磁気的若しくは光学的な手段によって記録ができる記
録部を備えていても当然のことながらよく、また、上記
開口部については表面カード基材に加えて裏面カード基
材側にも設ける構成にしてもよい。
【0012】更に、この情報カード用基材については上
記ベースシート上に一対の表面カード基材と裏面カード
基材とが積層された単体構造のものであってもよいし、
ベースシート上に複数対の表面カード基材と裏面カード
基材とが適宜間隔を介して積層された複数連設構造のも
のであってもよく任意である。
【0013】
【作用】このような技術的手段によれば、剥離性を有す
るベースシートと、このベースシート上に接着剤層を介
して積層されかつ折目部を挟んで連設された表面カード
基材並びに裏面カード基材と、上記表面カード基材に設
けられた開口部と、この開口部に嵌込まれその表面に剥
離剤層を有する嵌合部材と、上記表面カード基材並びに
裏面カード基材面上に接着剤を介して積層された透明シ
ートとで情報カード基材が構成されており、情報カード
を作成するに際しては、上記ベースシートから表面カー
ド基材並びに裏面カード基材を剥離し、表面カード基材
の開口部より嵌合部材を取出すと共にこの開放された開
口部内に顔写真やICチップ等を嵌込み、かつ、上記表
面カード基材と裏面カード基材とを折目部を介して折畳
み、各基材の裏面側に設けられた接着剤層により表面カ
ード基材と裏面カード基材の裏面側を貼合わせるだけで
上記情報カードが求められるため、従来における顔写真
等の貼着工程やラミネータ機等を省略することが可能と
なり、一方、この情報カード用基材を保管する場合にお
いても、剥離層を有する嵌合部材が上記開口部内に嵌込
まれていることから開口部における透明シートの接着剤
と上記嵌合部材とが密着状態にあるため、開口部内にお
いて上記接着剤が露出することがなく開口部における接
着剤の経時劣化が起こらないと共に、嵌合部材の存在に
より開口部内に空洞が生じないことから透明シートの経
時的撓み現象等も防止することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0015】すなわち、この実施例に係る情報カード用
基材1は、図1〜図3に示すようにシリコン樹脂がコー
トされたベースシート2(本州製紙社製 商品名SP原
紙)と、このベースシート2上に接着剤層3(FSK社
製 商品名PB接着剤17HD20)を介して積層され
かつ折目部4を挟んで連設された表面カード基材5並び
に裏面カード基材6(日清紡績株式会社製ポリスチレン
合成紙 商品名ピチコートWGA−270)と、上記表
面カード基材5に設けられた矩形状の開口部7と、この
開口部7内に嵌込まれその表面にシリコン製の剥離剤層
80を有する嵌合部材8と、上記表面カード基材5並び
に裏面カード基材6面上に接着剤9(FSK社製 商品
名PB接着剤17HD20)を介して積層された透明シ
ート10(東レ社製ポリエステルフィルム 商品名ルミ
ラーNO.25)とでその主要部が構成されているもの
である。
【0016】そして、この実施例に係る情報カード用基
材1を用いて情報カードを作成するには、まず、図4に
示すように上記ベースシート2から表面カード基材5並
びに裏面カード基材6を剥離し、かつ、表面カード基材
5の開口部7から嵌合部材8を取出すと共に、この開放
された開口部7内に図5に示すように顔写真11を嵌込
み、更に、上記表面カード基材5と裏面カード基材6と
を折目部4を介して折畳み、かつ、各基材5、6の裏面
側に設けられた接着剤層3により表面カード基材5と裏
面カード基材6の裏面側を貼合わせて図6に示すような
情報カード12を求めるものである。
【0017】このように実施例に係る情報カード用基材
1によれば従来における顔写真11等の貼着工程やラミ
ネータ機等を省略することが可能になるため、従来法に
較べ迅速に、かつ、安価に情報カード12を提供できる
利点を有している。
【0018】一方、この情報カード用基材1を保管する
場合においては、図1〜図3に示すように剥離層80を
有する嵌合部材8が上記開口部7内に嵌込まれているこ
とから開口部7における透明シート10の接着剤9と上
記嵌合部材8とが密着状態にあるため、開口部7内にお
いて上記接着剤9が露出することがなく開口部7におけ
る接着剤9の経時劣化が起こらないと共に、嵌合部材8
の存在により開口部7内に空洞が生じないことから透明
シート10の経時的撓み現象等も防止することが可能と
なる。
【0019】従って、長期間保管した場合においても物
性的並びに形状的経時劣化が起こり難い利点を有してい
る。
【0020】更に、上記開口部7内に嵌込まれた嵌合部
材8の表面には剥離層80が設けられているため、開口
部7から嵌合部材8を取出す際に上記透明シート10と
嵌合部材8との剥離操作が容易に行える利点をも有して
いる。
【0021】[情報カード用基材の製造例] 以下、この実施例に係る情報カード用基材の製造工程に
ついて説明すると、まず、図7に示すように接着剤層を
介しベースシート2に積層された基材用シート56面上
に適宜印刷手段により裏面カード基材用画像を印刷する
と共に開口部形成部位にもシリコン製の剥離剤層80を
印刷する。
【0022】次に、図8に示すように透過センサー読取
り用の楕円形状開口20を開設した後、図9及び図11に
示すように上記基材用シート56面上に、パーソナルコ
ンピュータ30からの出力信号に基づいて作動するバー
コードプリンタ31により表面カード基材用画像をプリ
ントし、更に、この表面に透明シート10をラミネート
する。
【0023】すなわち、図12に示されたラミネータ手
段と打抜き手段とが組込まれた装置40によりフィルム
供給ローラ41から供給された透明シート10を上記基
材用シート56面上にラミネートし、かつ、この基材用
シート56面に設けられた開口20を透過センサー42
にて検出して基材用シート56の搬送を停止させると共
に、搬送停止中に打抜き手段の刃型43にて不必要領域
の透明シート10に切込みを設け、更に、上記折目部4
と嵌合部材8の切込みを設け、かつ、フィルム回収ロー
ラ44にて不必要領域の透明シート10を回収して図1
0に示すような複数連設構造の情報カード用基材1を求
めた。
【0024】尚、図12中、45は透明シート10の台
紙回収ローラを、また、46は情報カード用基材1の回
収ローラをそれぞれ示している。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、情報カードを作成する
に際しては、ベースシートから表面カード基材並びに裏
面カード基材を剥離し、表面カード基材の開口部より嵌
合部材を取出すと共にこの開放された開口部内に顔写真
やICチップ等を嵌込み、かつ、表面カード基材と裏面
カード基材とを折目部を介して折畳み、各基材の裏面側
に設けられた接着剤層により表面カード基材と裏面カー
ド基材の裏面側を貼合わせるだけで上記情報カードが求
められるため、従来における顔写真等の貼着工程やラミ
ネータ機等を省略することが可能となる。
【0026】従って、従来法に較べて迅速に、かつ、安
価に情報カードを提供できる効果を有している。
【0027】一方、情報カード用基材を保管する場合に
おいても、剥離層を有する嵌合部材が開口部内に嵌込ま
れていることから開口部における透明シートの接着剤と
上記嵌合部材とが密着状態にあるため、開口部内におい
て上記接着剤が露出することがなく開口部における接着
剤の経時劣化が起こらないと共に、嵌合部材の存在によ
り開口部内に空洞が生じないことから透明シートの経時
的撓み現象等も防止することが可能となる。
【0028】従って、長期間保管した場合においても物
性的並びに形状的経時劣化が起こり難い効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る情報カード用基材の斜視
図。
【図2】図1のII−II面断面図。
【図3】図1のIII−III面断面図。
【図4】情報カード用基材から情報カードを作成する工
程途上の斜視図。
【図5】情報カード用基材から情報カードを作成する工
程途上の斜視図。
【図6】求められた情報カードの斜視図。
【図7】情報カード用基材の製造工程途上の斜視図。
【図8】情報カード用基材の製造工程途上の斜視図。
【図9】情報カード用基材の製造工程途上の斜視図。
【図10】求められた情報カード用基材の斜視図。
【図11】表面カード基材用画像をプリントするための
パーソナルコンピュータとバーコードプリンタの説明
図。
【図12】ラミネータ手段と打抜き手段とが組込まれた
装置の説明図。
【図13】従来例に係る情報カードの斜視図。
【符号の説明】
1 情報カード用基材 2 ベースシート 3 接着剤層 4 折目部 5 表面カード基材 6 裏面カード基材 7 開口部 8 嵌合部材 9 接着剤 10 透明シート 80 剥離剤層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性を有するベースシートと、このベ
    ースシート上に接着剤層を介して積層されかつ折目部を
    挟んで連設された表面カード基材並びに裏面カード基材
    と、上記表面カード基材に設けられた開口部と、この開
    口部に嵌込まれその表面に剥離剤層を有する嵌合部材
    と、上記表面カード基材並びに裏面カード基材面上に接
    着剤を介して積層された透明シートとで構成されている
    ことを特徴とする情報カード用基材。
JP1991001296U 1991-01-21 1991-01-21 情報カード用基材 Expired - Fee Related JP2566439Y2 (ja)

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JPH0498184U JPH0498184U (ja) 1992-08-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829929U (ja) * 1971-08-13 1973-04-12
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JPS6321069U (ja) * 1986-07-25 1988-02-12
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