JPH07266589A - 間接転写方法 - Google Patents
間接転写方法Info
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- JPH07266589A JPH07266589A JP6060899A JP6089994A JPH07266589A JP H07266589 A JPH07266589 A JP H07266589A JP 6060899 A JP6060899 A JP 6060899A JP 6089994 A JP6089994 A JP 6089994A JP H07266589 A JPH07266589 A JP H07266589A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工対象物に画像を転写するにあたり，転写
層非転写部位を避けて画像を形成し，容易にその転写層
非転写部位の形状を変えることが可能な画像転写装置の
開示。 【構成】 間接転写フィル１ムの転写層１ｂ上にインク
リボン２を介してサーマルヘッド３を当て，このサーマ
ルヘッド３の発熱制御により画像６ａを転写層１ｂ上に
描出し，転写層１ｂをプラスチックカード６上に当て間
接転写フィルム１を介して加熱加圧して画像６ａをプラ
スチックカード６に転写する間接転写方法において，イ
ンクリボン２は間接転写フィルム１の転写層１ｂを剥離
接着可能な接着層Ａｄ領域を有するものを用い，画像描
出の工程時にサーマルヘッド３により，間接転写フィル
ム１の転写層１ｂの非転写部位８に当接する部位から，
インクリボン２の接着層Ａｄに転写層１ｂを転移させる
画像転写方法。
層非転写部位を避けて画像を形成し，容易にその転写層
非転写部位の形状を変えることが可能な画像転写装置の
開示。 【構成】 間接転写フィル１ムの転写層１ｂ上にインク
リボン２を介してサーマルヘッド３を当て，このサーマ
ルヘッド３の発熱制御により画像６ａを転写層１ｂ上に
描出し，転写層１ｂをプラスチックカード６上に当て間
接転写フィルム１を介して加熱加圧して画像６ａをプラ
スチックカード６に転写する間接転写方法において，イ
ンクリボン２は間接転写フィルム１の転写層１ｂを剥離
接着可能な接着層Ａｄ領域を有するものを用い，画像描
出の工程時にサーマルヘッド３により，間接転写フィル
ム１の転写層１ｂの非転写部位８に当接する部位から，
インクリボン２の接着層Ａｄに転写層１ｂを転移させる
画像転写方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカード，小冊
子，帳票類，成形品，紙製品等の加工対象物に画像を転
写する間接転写方法に関するものである。
子，帳票類，成形品，紙製品等の加工対象物に画像を転
写する間接転写方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、間接転写方法としては，最終的に
プラスチックカードや小冊子等の加工対象物に画像を転
写する場合，転写する画像の多様性や加工対象物の転写
面の形状に対応するために，間接転写フィルムに転写層
を形成し，この転写層上にインクリボンとサーマルヘッ
ドにより画像を描出し，間接転写フィルムを加工対象物
の転写面に当てて加熱加圧することにより，画像の転写
を行う方法が知られている。
プラスチックカードや小冊子等の加工対象物に画像を転
写する場合，転写する画像の多様性や加工対象物の転写
面の形状に対応するために，間接転写フィルムに転写層
を形成し，この転写層上にインクリボンとサーマルヘッ
ドにより画像を描出し，間接転写フィルムを加工対象物
の転写面に当てて加熱加圧することにより，画像の転写
を行う方法が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時のプラ
スチックカード或いは小冊子等の加工対象物には，表面
にサイン用の粗面部・磁気ストライプ・ＩＣチップ或い
はホログラムシール等を形成しているものがある。しか
し，このようなサイン用の粗面部や磁気ストライプ・Ｉ
Ｃチップ或いはホログラム画像を形成している部分を転
写層で覆ってしまうと，サイン用粗面部にインク文字が
定着しなかったり，磁気ストライプと磁気ヘッドとの接
触性が悪くなったり，ＩＣチップの場合にはＩＣチップ
の端子部分の接触性が悪化する問題がある。また，ホロ
グラム画像の上にラミネートがなされると，ホログラム
画像が劣化するという問題がある。
スチックカード或いは小冊子等の加工対象物には，表面
にサイン用の粗面部・磁気ストライプ・ＩＣチップ或い
はホログラムシール等を形成しているものがある。しか
し，このようなサイン用の粗面部や磁気ストライプ・Ｉ
Ｃチップ或いはホログラム画像を形成している部分を転
写層で覆ってしまうと，サイン用粗面部にインク文字が
定着しなかったり，磁気ストライプと磁気ヘッドとの接
触性が悪くなったり，ＩＣチップの場合にはＩＣチップ
の端子部分の接触性が悪化する問題がある。また，ホロ
グラム画像の上にラミネートがなされると，ホログラム
画像が劣化するという問題がある。
【０００４】そこで，例えば間接転写フィルムからプラ
スチックカード等に転写層を転写する場合には，プラス
チックカードの磁気ストライプやＩＣチップ等の端子の
ある部位には当たらない押圧面形状を有する熱ローラを
複数準備することが考えられるが，このような方法で
は，プラスチックカードのカラー画像に応じて対応する
熱ローラを交換する必要がある。このため，被加工物で
あるプラスチックカード或いは小冊子の非ラミネート部
分がさまざまな形状を有する場合には，多数の熱ローラ
を必要とすると共に，ラミネートを施すものが多品種小
量物である場合には，熱ローラの交換に多大な手間がか
かる問題がある。
スチックカード等に転写層を転写する場合には，プラス
チックカードの磁気ストライプやＩＣチップ等の端子の
ある部位には当たらない押圧面形状を有する熱ローラを
複数準備することが考えられるが，このような方法で
は，プラスチックカードのカラー画像に応じて対応する
熱ローラを交換する必要がある。このため，被加工物で
あるプラスチックカード或いは小冊子の非ラミネート部
分がさまざまな形状を有する場合には，多数の熱ローラ
を必要とすると共に，ラミネートを施すものが多品種小
量物である場合には，熱ローラの交換に多大な手間がか
かる問題がある。
【０００５】
【発明の目的】本発明にかかる間接転写方法は，このよ
うな問題に着目してなされたものであり，間接転写フィ
ルムにより加工対象物に画像転写層を転写するにあた
り，間接転写フィルムの転写層非形成部位の該当部位か
ら転写層を除去すると共に，容易にその転写層非形成部
位の形状を変えることが可能な間接転写方法を提供する
ことを目的とする。
うな問題に着目してなされたものであり，間接転写フィ
ルムにより加工対象物に画像転写層を転写するにあた
り，間接転写フィルムの転写層非形成部位の該当部位か
ら転写層を除去すると共に，容易にその転写層非形成部
位の形状を変えることが可能な間接転写方法を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の間接転写方法は，間接転写フィルムの転写
層上に転写インクを有するインクリボンを介してサーマ
ルヘッドを当て，このサーマルヘッドの発熱制御により
転写インクからなる画像を前記間接転写フィルムの転写
層上に描出した後，前記間接転写フィルムの転写層を加
工対象物上に当て前記間接転写フィルムを介して前記加
工対象物を加熱加圧して前記画像を有する転写層を前記
加工対象物に転写する間接転写方法において，前記イン
クリボンは前記転写インク領域のほかに前記間接転写フ
ィルムの転写層を剥離接着可能な接着層領域を有するも
のを用いると共に，前記画像描出工程において，前記サ
ーマルヘッドにより，前記間接転写フィルムの前記加工
対象物の転写層非転写部位に当接する部位から，前記イ
ンクリボンの接着層領域に前記転写層を転移させること
を特徴とする。
に、本発明の間接転写方法は，間接転写フィルムの転写
層上に転写インクを有するインクリボンを介してサーマ
ルヘッドを当て，このサーマルヘッドの発熱制御により
転写インクからなる画像を前記間接転写フィルムの転写
層上に描出した後，前記間接転写フィルムの転写層を加
工対象物上に当て前記間接転写フィルムを介して前記加
工対象物を加熱加圧して前記画像を有する転写層を前記
加工対象物に転写する間接転写方法において，前記イン
クリボンは前記転写インク領域のほかに前記間接転写フ
ィルムの転写層を剥離接着可能な接着層領域を有するも
のを用いると共に，前記画像描出工程において，前記サ
ーマルヘッドにより，前記間接転写フィルムの前記加工
対象物の転写層非転写部位に当接する部位から，前記イ
ンクリボンの接着層領域に前記転写層を転移させること
を特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の間接転写方法によれば，インクリボン
に転写層を剥離する接着層領域が設けられ，サーマルヘ
ッドの発熱制御によりインクリボンの転写インクで間接
転写フィルムの転写層上に画像を形成するときに，転写
層の非転写部位の位置及び形状に応じて転写層を剥離し
てインクリボンの接着層領域に転移させるので，間接転
写フィルムを加工対象物に導いてヒートローラ等により
加熱加圧しても加工対象物の転写層非転写部位には転写
層が転移しない。また，サーマルヘッドの発熱制御によ
り間接転写フィルムの転写層の剥離形状を自由に変更で
きるので，加工対象物が多様な種類を有しており，その
非被覆部位が多様な形状を有していても，転写層の除去
形状及び除去位置を容易に変更することができる。
に転写層を剥離する接着層領域が設けられ，サーマルヘ
ッドの発熱制御によりインクリボンの転写インクで間接
転写フィルムの転写層上に画像を形成するときに，転写
層の非転写部位の位置及び形状に応じて転写層を剥離し
てインクリボンの接着層領域に転移させるので，間接転
写フィルムを加工対象物に導いてヒートローラ等により
加熱加圧しても加工対象物の転写層非転写部位には転写
層が転移しない。また，サーマルヘッドの発熱制御によ
り間接転写フィルムの転写層の剥離形状を自由に変更で
きるので，加工対象物が多様な種類を有しており，その
非被覆部位が多様な形状を有していても，転写層の除去
形状及び除去位置を容易に変更することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる間接転写方法
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【０００９】図１は本実施例の間接転写方法を行うサー
マルヘッドと間接転写フィルムとインクリボンの当接状
態を示す。
マルヘッドと間接転写フィルムとインクリボンの当接状
態を示す。
【００１０】なお，図１おいて符号１は間接転写フィル
ム，符号２は転写インクを有するインクリボン，符号３
はサーマルヘッド，符号４はプラテンローラ，符号５は
ガイドローラを示す。
ム，符号２は転写インクを有するインクリボン，符号３
はサーマルヘッド，符号４はプラテンローラ，符号５は
ガイドローラを示す。
【００１１】本実施例の間接転写方法の適用対象とし
て，図３，図４に示すようにプラスチックカード６が用
いられているが，個人識別用のパスポートやノート等の
小冊子，カルテや紙カード等のデータを記入する帳票
類，或いは曲面を有するプラスチック成形品や紙製品等
にも画像が描出され得るので，本発明の間接転写方法の
適用用途がある。プラスチックカード６の表面にはＩＣ
チップ７を除いた部位が非転写部位８とされており，プ
ラスチックカード６の表面には絵，文字等が画像６ａと
して描出される。又，非転写部位８に設けられるものと
してはＩＣチップ７のほかに磁気ストライプやホログラ
ム画像を描出したシール，或いはサイン用の粗面部等な
どもある。
て，図３，図４に示すようにプラスチックカード６が用
いられているが，個人識別用のパスポートやノート等の
小冊子，カルテや紙カード等のデータを記入する帳票
類，或いは曲面を有するプラスチック成形品や紙製品等
にも画像が描出され得るので，本発明の間接転写方法の
適用用途がある。プラスチックカード６の表面にはＩＣ
チップ７を除いた部位が非転写部位８とされており，プ
ラスチックカード６の表面には絵，文字等が画像６ａと
して描出される。又，非転写部位８に設けられるものと
してはＩＣチップ７のほかに磁気ストライプやホログラ
ム画像を描出したシール，或いはサイン用の粗面部等な
どもある。
【００１２】間接転写フィルム１はベースフィルム１ａ
の上にプラスチックカード６に付着可能な材質からなる
転写層１ｂが形成されている。転写層１ｂは，図３に示
す加熱加圧手段としてのヒートローラ９とホルダープレ
ート１０により，ベースフィルム１ａからプラスチック
カード６上に転移される。
の上にプラスチックカード６に付着可能な材質からなる
転写層１ｂが形成されている。転写層１ｂは，図３に示
す加熱加圧手段としてのヒートローラ９とホルダープレ
ート１０により，ベースフィルム１ａからプラスチック
カード６上に転移される。
【００１３】間接転写フィルム１の転写層１ｂに画像を
描出するインクリボン２は，サーマルヘッド３により転
写層１ｂ上に熱昇華転写される熱昇華性インクがイエロ
ーＹ，マゼンタＭ，シアンＣ，ブラックＢｋが形成さ
れ，さらにブラックＢｋの隣に間接転写フィルム１の転
写層１ｂに接着可能な接着層Ａｄが形成されている。な
お，この実施例では転写インクを熱昇華性インクにより
構成したが，熱融着性インクにより画像を形成すること
も有り得る。
描出するインクリボン２は，サーマルヘッド３により転
写層１ｂ上に熱昇華転写される熱昇華性インクがイエロ
ーＹ，マゼンタＭ，シアンＣ，ブラックＢｋが形成さ
れ，さらにブラックＢｋの隣に間接転写フィルム１の転
写層１ｂに接着可能な接着層Ａｄが形成されている。な
お，この実施例では転写インクを熱昇華性インクにより
構成したが，熱融着性インクにより画像を形成すること
も有り得る。
【００１４】インクリボン２に形成される接着層Ａｄの
材質としては転写層１ｂを構成する材料との接着性を考
慮する。転写層１ｂを構成する材料としては，ポリエス
テル系樹脂，塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が代表
的であり，具体的にはポリエステル系樹脂としては，Ｕ
Ｅ−３２００（ユニチカ製），バイロン２００（東洋紡
製）等があり，塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体として
はエスレックＡ（積水化学製），ＶＡＧＨ（ユニオンカ
ーバイト社製）等がある。
材質としては転写層１ｂを構成する材料との接着性を考
慮する。転写層１ｂを構成する材料としては，ポリエス
テル系樹脂，塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が代表
的であり，具体的にはポリエステル系樹脂としては，Ｕ
Ｅ−３２００（ユニチカ製），バイロン２００（東洋紡
製）等があり，塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体として
はエスレックＡ（積水化学製），ＶＡＧＨ（ユニオンカ
ーバイト社製）等がある。
【００１５】ポリエステル系樹脂からなる転写層に対す
る接着層Ａｄの構成としては，同じポリエステル系樹脂
のほか，ポリエステルウレタン系樹脂，具体的にはＵＲ
１４００（東洋紡製），または２液硬化型のウレタン系
樹脂，例えばアクリルポリオールとキシレンジイソシア
ネートの硬化物などを用いることが出来る。
る接着層Ａｄの構成としては，同じポリエステル系樹脂
のほか，ポリエステルウレタン系樹脂，具体的にはＵＲ
１４００（東洋紡製），または２液硬化型のウレタン系
樹脂，例えばアクリルポリオールとキシレンジイソシア
ネートの硬化物などを用いることが出来る。
【００１６】塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる
転写層１ｂに対する接着層Ａｄに対する材料としては，
同じ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のほか，アクリル
系樹脂，具体的には，ＢＲ６４，ＢＲ８０（共に三菱レ
ーヨン製）または前記のウレタン系樹脂等を用いること
が出来る。これらの接着層Ａｄの材料は適宜溶解または
分散その他の手法でインキ化され，厚さ０．１〜１０ミ
クロンに塗工して作成できる。
転写層１ｂに対する接着層Ａｄに対する材料としては，
同じ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のほか，アクリル
系樹脂，具体的には，ＢＲ６４，ＢＲ８０（共に三菱レ
ーヨン製）または前記のウレタン系樹脂等を用いること
が出来る。これらの接着層Ａｄの材料は適宜溶解または
分散その他の手法でインキ化され，厚さ０．１〜１０ミ
クロンに塗工して作成できる。
【００１７】サーマルヘッド３は間接転写フィルム１の
送りと画像描出とを制御する図示しない制御装置により
発熱制御される。この制御装置は現在周知のカラープリ
ンターの制御装置と同様な構成からなるものであり，コ
ンピュータ等によって制御されるものである。間接転写
フィルム１及びインクリボン２並びにプラテンローラ４
は画像６ａを描出するために，図１の矢印に示すように
長手方向の往復動可能になっている。この往復動作は，
カラー画像６ａを形成するイエローＹ，マゼンタＭ，シ
アンＣ，ブラックＢｋの描出位置に基づいて図示しない
コンピュータからの制御命令により行われる。また，サ
ーマルヘッド３の発熱制御は同様に描出すべき画像デー
タ及びプラスチックカード６の形状に基づいてコンピュ
ータからの出力により制御される。
送りと画像描出とを制御する図示しない制御装置により
発熱制御される。この制御装置は現在周知のカラープリ
ンターの制御装置と同様な構成からなるものであり，コ
ンピュータ等によって制御されるものである。間接転写
フィルム１及びインクリボン２並びにプラテンローラ４
は画像６ａを描出するために，図１の矢印に示すように
長手方向の往復動可能になっている。この往復動作は，
カラー画像６ａを形成するイエローＹ，マゼンタＭ，シ
アンＣ，ブラックＢｋの描出位置に基づいて図示しない
コンピュータからの制御命令により行われる。また，サ
ーマルヘッド３の発熱制御は同様に描出すべき画像デー
タ及びプラスチックカード６の形状に基づいてコンピュ
ータからの出力により制御される。
【００１８】前述のコンピュータには，プラスチックカ
ード６表面を表すドットマトリックスデータにカラー画
像６ａのデータと転写層１ｂを転写しない非転写部位８
のデータを入力しておく。
ード６表面を表すドットマトリックスデータにカラー画
像６ａのデータと転写層１ｂを転写しない非転写部位８
のデータを入力しておく。
【００１９】インクリボン２と間接転写フィルム１は，
イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ，ブラックＢｋの各
々のインクを熱転写するたびに，プラスチックカード６
の形状及びカラー画像６ａの転写位置に合わせるよう
に，間接転写フィルム１の転写開始位置に戻し，各イン
クの描写データに基づいてサーマルヘッド３によってカ
ラー画像６ａを描出する。カラー画像６ａの描写後には
間接転写フィルム１を熱転写開始する位置に再度戻すと
共に，インクリボン２の接着層Ａｄをサーマルヘッド３
の下に位置させる。そして，カラー画像６ａの描写後，
非転写部位８のデータに基づいてサーマルヘッド３を発
熱させ，間接転写フィルム１の転写層１ｂをインクリボ
ン２の接着層Ａｄに接着する。
イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ，ブラックＢｋの各
々のインクを熱転写するたびに，プラスチックカード６
の形状及びカラー画像６ａの転写位置に合わせるよう
に，間接転写フィルム１の転写開始位置に戻し，各イン
クの描写データに基づいてサーマルヘッド３によってカ
ラー画像６ａを描出する。カラー画像６ａの描写後には
間接転写フィルム１を熱転写開始する位置に再度戻すと
共に，インクリボン２の接着層Ａｄをサーマルヘッド３
の下に位置させる。そして，カラー画像６ａの描写後，
非転写部位８のデータに基づいてサーマルヘッド３を発
熱させ，間接転写フィルム１の転写層１ｂをインクリボ
ン２の接着層Ａｄに接着する。
【００２０】間接転写フィルム１のカラー画像６ａとの
描出位置に関連して，インクリボン２の接着層Ａｄに間
接転写フィルム１の転写層１ｂを転移させると，図２に
示すように，間接転写フィルム１の転写層１ｂに非転写
部位８に相当する穴８’が形成される。
描出位置に関連して，インクリボン２の接着層Ａｄに間
接転写フィルム１の転写層１ｂを転移させると，図２に
示すように，間接転写フィルム１の転写層１ｂに非転写
部位８に相当する穴８’が形成される。
【００２１】穴８’が形成されたら，間接転写フィルム
１をヒートローラ９とホルダープレート１０の間に位置
させ，間接転写フィルム１の転写層１ｂのカラー画像６
ａがプラスチックカード６の所定の位置に位置するま
で，間接転写フィルム１を送る。カラー画像６ａがプラ
スチックカード６の所定位置に位置したら，ヒートロー
ラ９を加熱加圧する。これによって，図４に示すように
プラスチックカード６の所定位置にカラー画像６ａが転
写されると共に，非転写部位８には転写層１ｂの穴８’
が形成されてＩＣチップ７が露呈する。
１をヒートローラ９とホルダープレート１０の間に位置
させ，間接転写フィルム１の転写層１ｂのカラー画像６
ａがプラスチックカード６の所定の位置に位置するま
で，間接転写フィルム１を送る。カラー画像６ａがプラ
スチックカード６の所定位置に位置したら，ヒートロー
ラ９を加熱加圧する。これによって，図４に示すように
プラスチックカード６の所定位置にカラー画像６ａが転
写されると共に，非転写部位８には転写層１ｂの穴８’
が形成されてＩＣチップ７が露呈する。
【００２２】本実施例の間接転写方法によれば，インク
リボン２に転写層１ｂを剥離する接着層Ａｄが設けら
れ，コンピュータによるサーマルヘッド３の発熱制御に
より間接転写フィルム１の転写層１ｂ上にカラー画像６
ａを描出するときに，非転写部位８’の領域及び形状に
応じて転写層１ｂを剥離して接着層Ａｄに転移させてし
まうので，間接転写フィルム１をプラスチックカード１
に導いてヒートローラ９により加熱加圧してもプラスチ
ックカード１の非転写部位８には転写層１ｂが転移せ
ず，非転写部位８に設けられるＩＣチップ７等の接触不
良やデータの読み書き不良が発生しない。しかも，サー
マルヘッド３の発熱制御により，プラスチックカード６
の非転写部位８の形状及び位置に合わせて，間接転写フ
ィルム１の転写層１ｂの剥離形状を自由に変更できるの
で，加工対象物が多様な種類を有しており，その非被覆
部位が多様な形状を有していても容易に対応することが
できる。
リボン２に転写層１ｂを剥離する接着層Ａｄが設けら
れ，コンピュータによるサーマルヘッド３の発熱制御に
より間接転写フィルム１の転写層１ｂ上にカラー画像６
ａを描出するときに，非転写部位８’の領域及び形状に
応じて転写層１ｂを剥離して接着層Ａｄに転移させてし
まうので，間接転写フィルム１をプラスチックカード１
に導いてヒートローラ９により加熱加圧してもプラスチ
ックカード１の非転写部位８には転写層１ｂが転移せ
ず，非転写部位８に設けられるＩＣチップ７等の接触不
良やデータの読み書き不良が発生しない。しかも，サー
マルヘッド３の発熱制御により，プラスチックカード６
の非転写部位８の形状及び位置に合わせて，間接転写フ
ィルム１の転写層１ｂの剥離形状を自由に変更できるの
で，加工対象物が多様な種類を有しており，その非被覆
部位が多様な形状を有していても容易に対応することが
できる。
【００２３】
【発明の効果】本発明の間接転写方法によれば，インク
リボンに転写層を剥離する接着層領域が設けられ，サー
マルヘッドの発熱制御によりインクリボンのインクで間
接転写フィルムの転写層上に画像を形成するときに，転
写層非転写部位の領域及び形状に応じて転写層を剥離し
てインクリボンの接着層領域に転移させてしまうので，
間接転写フィルムを加工対象物に導いてヒートローラ等
により加熱加圧しても加工対象物の転写層非転写部位に
は転写層が転移しない。
リボンに転写層を剥離する接着層領域が設けられ，サー
マルヘッドの発熱制御によりインクリボンのインクで間
接転写フィルムの転写層上に画像を形成するときに，転
写層非転写部位の領域及び形状に応じて転写層を剥離し
てインクリボンの接着層領域に転移させてしまうので，
間接転写フィルムを加工対象物に導いてヒートローラ等
により加熱加圧しても加工対象物の転写層非転写部位に
は転写層が転移しない。
【００２４】サーマルヘッドの発熱制御により間接転写
フィルムの転写層の剥離形状を自由に変更できるので，
加工対象物が多様な種類を有しており，その非被覆部位
が多様な形状を有していても，転写層の除去形状及び除
去位置を容易に変更することができる。
フィルムの転写層の剥離形状を自由に変更できるので，
加工対象物が多様な種類を有しており，その非被覆部位
が多様な形状を有していても，転写層の除去形状及び除
去位置を容易に変更することができる。
【図１】図１は本実施例にかかる間接転写方法によりカ
ラー画像を描出する概略図
ラー画像を描出する概略図
【図２】図２はインクリボンに間接転写フィルムの転写
層を転移させる説明図
層を転移させる説明図
【図３】間接転写フィルムとヒートローラ及びホルダー
プレートによりプラスチックカードにカラー画像を転写
する説明図
プレートによりプラスチックカードにカラー画像を転写
する説明図
【図４】ホルダープレート上に位置するプラスチックカ
ードの転写状態の説明図
ードの転写状態の説明図
１ 間接転写フィルム ２ インクリボン ３ サーマルヘッド ４ プラテンローラ ５ ガイドローラ ６ プラスチックカード ７ ＩＣチップ ８ 非転写部位 ９ ヒートローラ １０ ホルダープレート
Claims (1)
- 【請求項１】転写層を有する間接転写フィルムの転写層
上に転写インクを有するインクリボンを介してサーマル
ヘッドを当て，このサーマルヘッドの発熱制御により転
写インクからなる画像を前記間接転写フィルムの転写層
上に描出する工程と，前記間接転写フィルムの転写層を
加工対象物上に当て前記間接転写フィルムを介して前記
加工対象物を加熱加圧して前記画像を有する転写層を前
記加工対象物に転写する工程とを有する間接転写方法に
おいて，前記インクリボンは前記転写インク領域のほか
に前記間接転写フィルムの転写層を剥離接着可能な接着
層領域を有するものを用いると共に，前記画像描出工程
において，前記サーマルヘッドにより，前記間接転写フ
ィルムの前記加工対象物の転写層非転写部位に当接する
部位から，前記インクリボンの接着層領域に前記転写層
を転移させることを特徴とする間接転写方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6060899A JPH07266589A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 間接転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6060899A JPH07266589A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 間接転写方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH07266589A true JPH07266589A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13155673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6060899A Pending JPH07266589A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 間接転写方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07266589A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1468831A1 (en) | 2003-04-17 | 2004-10-20 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Retransfer printing method and printing apparatus thereof |
| JP2008030284A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Toppan Printing Co Ltd | 画像形成方法および画像形成体 |
| WO2017154920A1 (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、及び転写箔と熱転写シートの組合せ |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6060899A patent/JPH07266589A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1468831A1 (en) | 2003-04-17 | 2004-10-20 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Retransfer printing method and printing apparatus thereof |
| US7119823B2 (en) | 2003-04-17 | 2006-10-10 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Retransfer printing method and printing apparatus thereof |
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| JPWO2017154920A1 (ja) * | 2016-03-08 | 2018-07-26 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、及び転写箔と組み合わせて用いられる熱転写シートの決定方法 |
| EP3741577A1 (en) * | 2016-03-08 | 2020-11-25 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet and combination of transfer foil and thermal transfer sheet |
| US10953637B2 (en) | 2016-03-08 | 2021-03-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet and combination of transfer foil and thermal transfer sheet |
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