JP2001260579A - カード製造方法及びカード製造装置 - Google Patents

カード製造方法及びカード製造装置

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JP2001260579A
JP2001260579A JP2000075162A JP2000075162A JP2001260579A JP 2001260579 A JP2001260579 A JP 2001260579A JP 2000075162 A JP2000075162 A JP 2000075162A JP 2000075162 A JP2000075162 A JP 2000075162A JP 2001260579 A JP2001260579 A JP 2001260579A
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card core
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JP2000075162A
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Katsuyuki Oshima
克之 大嶋
Kozo Odamura
耕造 小田村
Takayuki Imai
貴之 今井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用や過酷な使用条件で、転写された
印字部を読取機や人が判読する際に、不都合になること
なく、画像形成された印字部に保護層を設け、保護層と
の接着性が良好であるカードの製造方法及び製造装置を
提供する。 【解決手段】 カードコアと透明性を有するオーバーシ
ートから構成されるカードの製造方法で、該オーバーシ
ートのカードコアと接着させる面に、基材上に色材層を
有する熱転写シートを用いて、可変情報を記録し、その
後に、前記のカードコアとオーバーシートを積層して一
体化し、所定サイズに切断してカードを製造するもので
あり、該オーバーシートが熱転写シートとの記録時には
適度な離型性を有し、カードコアとの積層一体化の熱プ
レス時には適度な接着性を有し、転写された印字部が読
取機等の判読性に優れ、印字部に、オーバーシートの保
護層が強固に接着して設けられ、耐久性に優れたカード
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、クレ
ジットカード、キャッシュカード等のカードを製造する
カード製造方法及びカード製造装置に関し、特に、長期
間使用や過酷な条件でのカード使用において、転写され
た印字部を読取機や人が判読しやすく、形成された印字
部に保護層を設け、保護層との接着性が良好であるカー
ド製造方法及びカード製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基材シートの一方の面に色材層が
設けられた熱転写シートと、必要に応じて画像受容層が
設けられた被転写体とを、サーマルヘッド等の加熱デバ
イスとプラテンローラとの間に圧接し、画像情報に応じ
て加熱デバイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写
シート上の色材層に含まれる色材を被転写体に移行させ
て画像を記録する感熱転写方式が種々提案されている。
中でも感熱溶融転写方式と感熱昇華転写方式が広く用い
られている。
【0003】感熱溶融転写方式は、顔料等の色材を熱溶
融性のワックスや樹脂等のバインダに分散させた熱溶融
インキ層をプラスチックフィルム等の基材シートに担持
させた熱転写シートを用いて、サーマルヘッド等の加熱
デバイスの画像情報に応じたエネルギーを印加すること
により、紙やプラスチックシート等の被転写体上に色材
をバインダと共に転写する画像形成方法である。この感
熱溶融転写方式によって形成される画像は、高濃度で鮮
鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適してい
る。また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)等の熱転写シートを用いて被
転写体上に重ねて記録することにより、多色あるいはカ
ラー画像の形成も可能である。
【0004】感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇
華性染料をバインダ樹脂に溶融あるいは分散させた染料
層をプラスチックフィルム等の基材シートに担持させた
熱転写シートと、紙やプラスチックシート等の支持体上
に画像受容層を設けた被転写体とを用いて、サーマルヘ
ッド等の加熱デバイスの画像情報に応じたエネルギーを
印加することにより、熱転写シート上の染料層中に含ま
れる昇華性染料を被転写体上の画像受容層中に移行させ
て画像を記録する方法である。この感熱昇華転写方式
は、熱転写シートに印加するエネルギー量によってドッ
ト単位で染料の移行量を制御できるため、濃度階調によ
る階調再現が可能である。また、使用する色材が染料で
あるため、形成される画像は透明性があり、複数の染料
層を用いて色を重ねた際の中間色の再現性に優れてい
る。したがって、イエロー、マゼンタ、シアンの3色あ
るいはこれにブラックを加えた4色の熱転写シートを用
いて被転写体上にこれらの3色あるいは4色を重ねて記
録することにより、高画質のフルカラー画像の形成が可
能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの熱転写による
画像形成方式を利用して、各種カード上に顔写真、名
前、住所、識別コードやバーコード等の可変情報を記録
することが多く行われている。カード上に強固に接着す
るような熱溶融インキ層を設けた熱転写シートを用い
て、熱転写により、カード上に記録を行って実用はされ
ている。しかし、カード読取機で繰り返し読み取り時
に、カードが擦られたり、カードを取扱中に爪等で引掻
いたりして、長期間使用や過酷な条件での使用におい
て、転写された印字部が判読しにくくなるという問題が
ある。
【0006】また、カード上に感熱昇華転写型の熱転写
シートを用いて、顔写真等の階調性画像を形成すること
が出来るが、形成された画像は通常の印刷インキとは異
なり、ビヒクルが無いために耐摩耗性等の各種耐久性に
劣るものである。そこで、その対策として、形成された
画像面に透明フィルムをラミネートして保護膜を形成し
たり、透明塗料から形成した保護層を転写したり、直接
塗布したり、行っている。しかし、上記昇華転写型の熱
転写シートの色材である染料を受容する受容層には、画
像形成時に熱転写シートと融着を防ぐために、離型剤が
添加されていて、保護層との接着性が悪いという問題が
ある。
【0007】したがって、本発明は、上記のような問題
点に鑑みてなされたものであり、長期間使用や過酷な条
件での使用において、転写された印字部を読取機や人が
判読する際に、不都合になることなく、画像形成された
印字部に保護層を設け、保護層との接着性が良好である
カードの製造方法及び製造装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、カードコアとオーバーシートから構成
されるカードの製造方法において、該オーバーシートの
カードコアと接着させる面に、基材上に色材層を有する
熱転写シートを用いて、可変情報記録手段により記録
し、その後に、前記のカードコアとオーバーシートを積
層して一体化し、所定サイズに切断してカードを製造す
ることを特徴とする。また、前記のオーバーシートが透
明基材上に樹脂層を設け、該樹脂層とカードコアとを接
着させることが好ましい。また、前記のカードコアが枚
葉で供給され、かつオーバーシートが巻取りで供給され
ることが好ましい。
【0009】また、本発明はカードコアとオーバーシー
トから構成されるカードの製造装置において、該オーバ
ーシートのカードコアと接着させる面と、基材上に色材
層を有する熱転写シートの色材層面とを重ね合わせて、
記録する可変情報記録手段と、前記のカードコアとオー
バーシートを積層して一体化させる熱プレス手段と、該
一体化されたオーバーシートを所定サイズに切断する手
段を有し、それらの手段を順次行って、カードを製造す
ることを特徴とする。さらに、前記のカードコアが枚葉
で供給され、かつオーバーシートが巻取りで供給される
ことが好ましい。また、前記のカードコアが枚葉で供給
され、かつオーバーシートが巻取りで供給されることが
好ましい。
【0010】
【作用】上述の構成からなる本発明のカード製造方法及
び製造装置では、カードコアと透明性を有するオーバー
シートから構成されるカードの製造方法において、該オ
ーバーシートのカードコアと接着させる面に、基材上に
色材層を有する熱転写シートを用いて、可変情報記録手
段により記録し、その後に、前記のカードコアとオーバ
ーシートを積層して一体化し、所定サイズに切断してカ
ードを製造するものであり、該オーバーシートが透明基
材と樹脂層から構成することが好ましく、該樹脂層が熱
転写シートとの記録時には適度な離型性を有し、カード
コアとの積層一体化の熱プレス時には適度な接着性を有
し、転写された印字部が読取機や人による判読性に優
れ、形成された印字部に、オーバーシートの保護層が設
けられ、カードコアと保護層との接着性が良好である、
耐久性に優れたカードが得られる。本発明の保護層は、
転写層によるもの、塗工層によるもののいずれのもので
もなく、プラスチックの延伸ないし未延伸フィルムの基
材であり、強度や耐熱性の高い材料を使用して、耐久性
に優れ、さらに上記の樹脂層を設けることで、カードコ
アとオーバーシートとの接着性に優れたものが得られ
る。また、上記のカード製造方法及び製造装置では、前
記のカードコアが枚葉で供給され、かつオーバーシート
が巻取りで供給されることで、連続的にカードを製造で
きる、単純な装置が得られる。
【0011】以下、本発明のカード製造方法及び製造装
置について図面を参照しながら説明する。図1に本発明
におけるカード製造装置の一つの実施形態を示す。カー
ドコア3と、透明基材6上に樹脂層7を設けたオーバー
シート4から構成されるカード2の製造装置1におい
て、該オーバーシート4のカードコア3と接着させる面
と、基材8上に色材層9を有する熱転写シート5の色材
層9面とを重ね合わせて、可変情報記録手段10によ
り、オーバーシート4の透明基材6上の樹脂層7に可変
情報の記録部20を形成し、前記のカードコア3とオー
バーシート4を積層して一体化させる熱プレス手段11
と、該一体化されたオーバーシート4を所定サイズに切
断する手段12を有し、それらの手段を順次行って、カ
ード2を製造する。また、カードコア3が供給部13か
ら一枚ずつ、枚葉で供給され、かつオーバーシート4が
供給用巻取り14で連続的に供給され、可変情報記録手
段10、熱プレス手段11、切断手段12と順次行わ
れ、切断された枚葉状のカード2が排出部15に一枚ず
つ排出される。
【0012】図2は、本発明におけるカード製造装置の
別の実施形態であり、カードコア3が供給部13から一
枚ずつ、枚葉で供給され、基材17上に接着層18を加
熱により剥離可能に設けた接着層転写シート16と重ね
合わせて、カードコア3上に接着層18を加熱部19で
熱転写して、転写形成する。その接着層18が転写され
たカードコア3と、供給用巻取り14から連続的に供給
される、透明基材6上に樹脂層7を設けたオーバーシー
ト4から構成されるカード2の製造装置1であり、該オ
ーバーシート4のカードコア3と接着させる面と、基材
8上に色材層9を有する熱転写シート5の色材層9面と
を重ね合わせて、可変情報記録手段10により、オーバ
ーシート4の透明基材6上の樹脂層7に可変情報の記録
部20を形成し、前記のカードコア3とオーバーシート
4を積層して一体化させる熱プレス手段11と、該一体
化されたオーバーシート4を所定サイズに切断する手段
12を有し、それらの手段を順次行って、切断された枚
葉状のカード2が排出部15に一枚ずつ排出される。
【0013】図1及び図2では可変情報記録手段とし
て、サーマルヘッドとプラテンロールの間に熱転写シー
トとオーバーシートを挟み、サーマルヘッドから熱を加
え、オーバーシートに熱転写記録を行うユニットを図示
したが、それだけに限定されず、サーマルヘッドと平板
の間に両者を挟んでも良く、あるいは熱転写シートを用
いて、レーザー照射による加熱の熱転写手段でも良い。
また、インクジェット記録方式でもよい。また、図1、
2で示した熱プレス手段は一対のヒートロールを使用し
た例であるが、それだけに限定されず、加熱した平板と
平板で挟み込んだり、加熱した平板とロールで挟んで、
熱プレスすることができる。さらに、図1、2で示した
切断手段はカッター刃による切断手段を示したが、それ
だけに限定されず、打ち抜き刃を用いて、打ち抜く手段
や、レーザー照射による切断手段でも良い。
【0014】(カードコア)本発明で用いるカードコア
3は、オーバーシートと熱接着してカードを形成する、
カードの構成要素である。カードコアには得られるカー
ドとしての適性、例えば耐熱性、平面性を有し、ある程
度の強度を有するものであり、具体的には紙、各種加工
紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレン
サルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサル
ホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリサルホン、アラミド、ポリカーボネ
ート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)等のプラスチ
ックの延伸或いは未延伸フィルムや、これらの材料を積
層したもの等が挙げられる。このカードコアの厚さは、
強度、耐熱性等が適切になるように材料に応じて適宜選
択することができるが、通常は50〜700μm程度の
ものが好ましく用いられる。このようなカードコアは最
終形態のカードとしての芯材になる材料であり、巻きぐ
せによるカールを防止し、平面性の優れたものを得るた
めに、枚葉状のカードコアを供給して、カードの製造を
行うことが好ましい。
【0015】(接着層転写シート)上記のカードコアと
画像形成されたオーバーシートを熱プレス手段で接着さ
せ、積層一体化させる場合、両者の接着性が低い場合に
は、カードコアのオーバーシートと重ねる面に、予め接
着層転写シート16により接着層を熱転写により形成し
ておくことが好ましい。接着層転写シート16は、基材
17上に接着層18を加熱により剥離可能に設け、ま
た、サーマルヘッドのような加熱デバイスとの熱融着を
防止し、摺動性を向上させる目的で、基材の接着層が設
けられた側の他方の面に背面層を設けてもよい。尚、接
着層転写シートで使用する基材及び背面層は、後記の熱
転写シートで用いる基材と背面層と同様のものが使用で
きる。
【0016】接着層転写シートの接着層に用いられる材
料としては、カードコアや、オーバーシートとの接着性
が良好である熱可塑性樹脂、天然樹脂、ゴム、ワックス
等を用いることができる。例えば、エチルセルロース、
酢酪酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレ
ン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン共重合体、ポ
リメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、
ポリエチルアクリレート等のアクリル系樹脂、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリエス
テル樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、アイオノマー、エチレンアクリル酸共重合体、エ
チレンアクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂や、粘
着付与剤としてのロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、
エステルゴム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、ス
チレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリルニトリルゴ
ム、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン等が挙げら
れ、前記の材料の1種又は2種以上よりなる組成物から
接着層を構成することができる。接着層の厚さは、カー
ドコアとオーバーシートとの接着性能が良好になるよう
に決定されるが、通常は0.1〜20μm程度が好まし
い。また、接着層の基材からの剥離性能を制御するため
に、離型層を設けてもよく、但し、この離型層は加熱時
に基材側に残り、接着層のみが転写されるようにする。
【0017】接着層転写シートとカードコアとを重ね
て、加熱部19で接着層をカードコアに熱転写する際
に、その加熱手段は、サーマルヘッド、ヒートロール、
ホットスタンパ等を用いることができる。以上の接着層
転写シートを用いて、加熱により接着層をカードコアに
転写して、すぐに連続的に画像形成されたオーバーコー
トと積層一体化したり、あるいは接着層転写工程と、次
の積層一体化させる熱プレス工程を連続的ではなく、接
着層転写工程を予め行っておき、接着層の転写されたカ
ードコアを溜めておいて、熱プレス工程が行われる時
に、合わせてカードコアを供給することもできる。カー
ドコアとオーバーシートとの間の接着性を向上させる接
着層を設ける手段は、上記の接着層転写シートを用いる
だけでなく、接着シートとして上記の接着層を構成する
ような樹脂によるシートを両者の間に挿入して熱プレス
工程で熱溶融、接着することも可能である。また、カー
ドコアを用意しておく際に、カードコア上に接着層を予
め塗布しておくことも可能である。
【0018】(オーバーシート)本発明で使用するオー
バーシート4は透明性を有するシートであり、熱転写シ
ートの色材層からの色材を受容し、定着させるために、
オーバーシートは透明基材上に樹脂層を設けることが好
ましい。そして、画像形成後のオーバーシートとカード
コアとが熱接着するように、オーバーシートの画像形成
面には熱接着性をもたせる。その点からも、上記の樹脂
層を設けて、カードコアとの熱接着性と、色材を受容、
定着させる機能も合わせもったものを選定することが好
ましい。但し、オーバーシートの透明基材自体が、カー
ドコアとの熱接着性と、色材を受容し、定着させる機能
を合わせもったものであれば、樹脂層を設ける必要はな
い。
【0019】まず、オーバーシートの透明基材6は、耐
熱性と強度を有するものであれば、いずれのものでも良
く、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエー
テルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリサルホン、アラミド、ポリ
カーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のプラスチックの延伸或いは
未延伸フィルムや、これらの材料を積層したもの等が挙
げられる。このオーバーシートの厚さは、強度、耐熱性
等が適切になるように、材料に応じて適宜選択すること
ができるが、通常は10〜200μm程度のものが好ま
しく用いられる。
【0020】上記の樹脂層7としては色材を受容し、定
着しやすく、熱接着性を有する樹脂をバインダーとして
使用することが好ましく、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等
のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エ
ステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン
やプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーと
の共重合体、アイオノマーセルロース誘導体等を用いる
ことができ、これらの中でもビニル系樹脂及びポリエス
テル系樹脂が特に好ましく用いられる。
【0021】樹脂層は、熱転写シートとの熱融着を防止
するために、前記バインダー樹脂に離型剤を配合するこ
とが好ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リ
ン酸エステル系界面活性剤、フッ素系化合物等を用いる
ことができるが、この中でも特にシリコーンオイルが好
ましく用いられる。該離型剤の添加量は、樹脂層を形成
するバインダー樹脂100質量部に対し0.2〜30質
量部が好ましい。樹脂層は、前記透明基材上に、前記バ
インダー樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加え、水又は
有機溶剤等の溶媒に溶解させたインキを、バーコータ
ー、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を
用いたリバースロールコーティング法等の通常の方法で
塗布して形成することができる。その塗布量は、塗布乾
燥後の膜厚が0.1〜10μm程度になるようにするの
が望ましい。
【0022】また、オーバーシートは、透明基材の上に
上記樹脂層を設け、可変情報記録手段において、サーマ
ルヘッドのような加熱デバイスを用いた場合、サーマル
ヘッドとの熱融着を防止し、摺動性を向上させる目的
で、透明基材の樹脂層が設けられた側の他方の面に背面
層を設けてもよい。尚、その背面層は、後記の熱転写シ
ートで用いる背面層と同様のものが使用できる。但し、
オーバーシートは、その上に熱転写画像が形成され、カ
ードコアと積層一体化されて、熱転写画像を外部から保
護する機能と、また熱転写画像を観察する際に、支障の
無いような透明性を有する機能が必要である。したがっ
て、オーバーシートを構成する基材が透明性を有するだ
けでなく、オーバーシートに設ける樹脂層及び背面層も
透明性を有するように材料選択及び厚さ調整等を行う必
要がある。
【0023】(熱転写シート)本発明に用いる熱転写シ
ート5は、基材8の一方の面に色材を含有する色材層9
が設けられたものである。また、基材の他方の面に、可
変情報記録手段として、サーマルヘッドのような加熱デ
バイスを用いた場合、サーマルヘッドとの熱融着を防止
し、摺動性を向上させる目的で、背面層を設けること
が、多く行われている。感熱昇華転写方式においては、
色材層として昇華性染料とバインダー樹脂からなる染料
層が用いられた公知の染料熱転写シートが使用される。
但し、染料熱転写シートにおいて、オーバーシートの樹
脂層と染料層を接触させて、熱転写する時に、オーバー
シートの樹脂層側に熱離型性が不足している場合は、染
料層側に熱離型性を付与することになる。熱離型性のあ
るバインダー樹脂を用いたり、熱離型剤を添加したりす
ることができる。熱離型性のあるバインダー樹脂として
は、シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂等が
使用でき、更にアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等の樹脂分子中にポリシロキサンセグメン
ト、フッ化炭素セグメント等の離型性セグメントがグラ
フトしたグラフトポリマーを使用することができる。
【0024】また感熱溶融転写方式においては、色材層
として顔料又は染料等の色材とワックス又は熱可塑性樹
脂からなる熱溶融転写層が用いられた公知の溶融熱転写
シートが使用される。尚、熱転写シートで使用する基材
8は、従来の熱転写シートに使用されているものと同じ
基材をそのまま用いることが出来ると共に、その他のも
のも使用することが出来、特に制限されない。
【0025】好ましい基材の具体例としては、例えば、
ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボ
ネイト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、
パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを
複合した基材であってもよい。この基材の厚さは、その
強度及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて適宜
変更することが出来るが、その厚さは、好ましくは、例
えば、3〜10μm程度である。
【0026】背面層に用いる樹脂としては、例えば、エ
チルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロース系樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリド
ン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリ
ル/スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリアミド
樹脂、ビニルトルエン樹脂、クマロンインデン樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
ウレタン、フッ素変性ウレタン等を用いることができ
る。また、これらの樹脂は混合して用いてもよい。背面
層の耐熱性をより高めるために前記樹脂のうち、水酸基
等の反応性基を有している樹脂を使用し、架橋剤として
ポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層としても
よい。
【0027】さらに、サーマルヘッドのような加熱デバ
イスとの摺動性を付与するために、背面層に固形或いは
液状の離型剤又は滑剤を加えて耐熱滑性を持たせてもよ
い。離型剤又は滑剤としては、例えば、ポリエチレンワ
ックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、高級
脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオン
系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性
剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、有機
カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シリコーン
系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等を用
いることができる。背面層への滑剤の好ましい添加量は
背面層の全固形分に対し5〜50質量%であり、特に好
ましくは10〜30質量%程度である。該背面層は、前
記の樹脂層と同様の方法で形成することができ、その厚
みは0.1〜10μm程度が好ましい。
【0028】次に、本発明におけるカード製造方法及び
製造装置の一つの実施形態について説明する。但し、本
発明はこの内容に限定されるものではなく、特許請求の
範囲の内容であれば、その他のものでも適用することが
できる。熱転写シートとして、基材上に3色の染料層
Y,M,Cが面順次に繰り返し設けられたものを使用
し、透明基材上の全面に樹脂層が設けられたオーバーシ
ートを用いる。まず、オーバーシートの樹脂層と熱転写
シートの染料層を重ね合わせた状態で、サーマルヘッド
による熱エネルギーを、5〜100mJ/mm2程度で
加える。そのエネルギーを調整してサーマルヘッドで加
熱することにより、オーバーシートにおける樹脂層上に
熱転写シートから染料を移行させてYMCの3色による
画像を印字する。
【0029】さらに、上記とは別の熱転写シートとし
て、黒色の熱溶融性インキを色材層として基材上に設け
たものと、上記で使用したオーバーシートを用いて、オ
ーバーシートの樹脂層と熱転写シートの色材層を重ね合
わせた状態で、サーマルヘッドによる熱エネルギーを、
0.1〜1mJ/dot程度で加え、オーバーシートに
おける樹脂上に黒色の文字の記録を行う。尚、上記の可
変情報記録手段として、サーマルヘッドを用いたが、上
記染料層の染料転写の場合と、熱溶融性インキの色材層
を熱転写する場合、サーマルヘッドを同一のものを使用
したり、あるいはそれぞれ異なるサーマルヘッドを用い
たり、適宜選択することができる。
【0030】次に、枚葉状のカードコアと上記の熱転写
記録されたオーバーシートを、オーバーシートの熱転写
記録面がカードコアと向き合うようにして、さらにその
カードコアとオーバーシートとの間に接着シートを挿入
する。尚、カードコアは枚葉で、オーバーシートと接着
シートは巻取りで供給する形態であり、オーバーシート
と接着シートの長尺体の上に、カードコアが一枚ずつ供
給され、置かれる。そして、表面温度が50〜200℃
のヒートローラを2本で一対の形態で熱プレスができる
手段で、上記のオーバーシート、接着シート、カードコ
アの順に積層された状態で、熱プレスして、オーバーシ
ート、接着シート、カードコアを一体化する。但し、熱
プレス手段は、上記のヒートローラを5〜100mm/
秒の搬送速度で、圧力条件は1〜15kg/m2程度
で、回転させた。
【0031】次に、上記の積層一体化されたものの中に
有するカードコアの大きさに相当する打ち抜き刃によ
り、切断して、本発明のカード製造方法及び製造装置に
よりオーバーシートで保護された可変情報記録が施され
た、所定サイズの枚葉のカードを得た。上記のように得
られた本発明のカード製造方法及び製造装置により形成
したカードは、テーバー型摩耗試験機により、荷重10
00gで、回転数1000回で、可変情報の記録部に摩
耗による変化(人が目視して、判読できないような変
化)が無く、また保護層であるオーバーシートとカード
コアとの接着性も問題無かった。
【0032】それに対し、カードコアに受容層(上記の
樹脂層と同様)を形成したものに、上記と同様の熱転写
シートを用いて画像形成、文字形成を行い、その後に、
従来からある保護層転写シートを用いて、カードコア上
の画像、文字の記録部に保護層を熱転写して、保護層付
きの可変情報記録が施されたカードを得た。このカード
に対し、上記と同様にテーバー型摩耗試験機により、荷
重250gで、回転数1000回を摩擦したところ、可
変情報の記録部の、人が目視にて判読出来ないものとな
った。
【0033】上記のテーバー型摩耗試験機による試験
は、回転する水平円盤上に試料であるカードを取り付
け、規定接触圧力を加えた一対の摩耗輪との間で摩耗を
起こさせる試験であり、その圧力を加える荷重を250
g、500g、1000gの適当なものを選び、回転数
1000回分の単位で摩耗状態を調べる。摩耗状態につ
いては、今回の試験方法は目視にて記録部が判読可能か
どうかを調べた。(通常の摩耗試験では1000回の回
転摩擦当たりの損失質量(mg)を求める。)なお、本
発明で最終的に得られるカード形態における画像は、オ
ーバーシートに形成した画像と鏡像関係となるので、オ
ーバーシート上に形成する画像は、最終画像に対して、
予め逆転像として形成しておく必要がある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード製
造方法及び製造装置では、カードコアと透明性を有する
オーバーシートから構成されるカードの製造方法におい
て、該オーバーシートのカードコアと接着させる面に、
基材上に色材層を有する熱転写シートを用いて、可変情
報記録手段により記録し、その後に、前記のカードコア
とオーバーシートを積層して一体化し、所定サイズに切
断してカードを製造するものであり、該オーバーシート
が透明基材と樹脂層から構成することが好ましく、該樹
脂層が熱転写シートとの記録時には適度な離型性を有
し、カードコアとの積層一体化の熱プレス時には適度な
接着性を有し、転写された印字部が読取機や人による判
読性に優れ、形成された印字部に、オーバーシートの保
護層が設けられ、カードコアと保護層との接着性が良好
である、耐久性に優れたカードが得られる。また、上記
のカード製造方法及び製造装置では、前記のカードコア
が枚葉で供給され、かつオーバーシートが巻取りで供給
されることで、連続的にカードを製造できる、単純な装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカード製造装置の一つの実施形
態を示す概略図である。
【図2】本発明におけるカード製造装置の他の実施形態
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 製造装置 2 カード 3 カードコア 4 オーバーシート 5 熱転写シート 6 透明基材 7 樹脂層 8 基材 9 色材層 10 可変情報記録手段 11 熱プレス手段 12 切断手段 13 供給部 14 供給用巻取り 15 排出部 16 接着層転写シート 17 基材 18 接着層 19 加熱部 20 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 貴之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA10 HA17 HA18 HB01 HB09 JA09 JB02 KA26 KA27 KA37 LA03 LA14 LA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードコアとオーバーシートから構成さ
    れるカードの製造方法において、該オーバーシートのカ
    ードコアと接着させる面に、基材上に色材層を有する熱
    転写シートを用いて、可変情報記録手段により記録し、
    その後に、前記のカードコアとオーバーシートを積層し
    て一体化し、所定サイズに切断してカードを製造するこ
    とを特徴とするカード製造方法。
  2. 【請求項2】 前記のオーバーシートが透明基材上に樹
    脂層を設け、該樹脂層とカードコアとを接着させること
    を特徴とする上記請求項1に記載するカード製造方法。
  3. 【請求項3】 前記のカードコアが枚葉で供給され、か
    つオーバーシートが巻取りで供給されることを特徴とす
    る上記請求項1または2に記載するカード製造方法。
  4. 【請求項4】 カードコアとオーバーシートから構成さ
    れるカードの製造装置において、該オーバーシートのカ
    ードコアと接着させる面と、基材上に色材層を有する熱
    転写シートの色材層面とを重ね合わせて、記録する可変
    情報記録手段と、前記のカードコアとオーバーシートを
    積層して一体化させる熱プレス手段と、該一体化された
    オーバーシートを所定サイズに切断する手段を有し、そ
    れらの手段を順次行って、カードを製造することを特徴
    とするカード製造装置。
  5. 【請求項5】 前記のオーバーシートが透明基材上に樹
    脂層を設け、該樹脂層とカードコアとを接着させること
    を特徴とする上記請求項4に記載するカード製造装置。
  6. 【請求項6】 前記のカードコアが枚葉で供給され、か
    つオーバーシートが巻取りで供給されることを特徴とす
    る上記請求項4または5に記載するカード製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064145A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 大日本印刷株式会社 プリント装置、保護シートおよび印画物の製造方法

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