JPH10235567A - その一部が切り取られたナット回し工具 - Google Patents

その一部が切り取られたナット回し工具

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JPH10235567A
JPH10235567A JP8430897A JP8430897A JPH10235567A JP H10235567 A JPH10235567 A JP H10235567A JP 8430897 A JP8430897 A JP 8430897A JP 8430897 A JP8430897 A JP 8430897A JP H10235567 A JPH10235567 A JP H10235567A
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JP
Japan
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gear
nipple
shaft
cut
arm
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JP8430897A
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English (en)
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Itsuo Iida
五男 飯田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自転車のニップルとスポークが連結されている
ような場合の、ナットを敏速に回すことのできる装置を
提供する。 【解決手段】その一部が切り取られたナットにはめる部
材がその中心に設けられ、且つその歯の一部が切り取ら
れた歯車Aと、この歯車とかみ合う歯車B及びCと、こ
の2つの歯車B及びCとかみ合う歯車Dを含む部材から
構成してある。又、その一部が切り取られたナットには
める部材がその中心に設けられ、且つその歯の一部が切
り取られた爪車とこの爪車に同時に係合する2つの爪を
含む部材から構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ボルト及びナット回し工具
【0002】
【従来の技術】この発明は、主として例えば自転車のリ
ムの穴にさし込んだニップル(角型のナットで先端には
スポークの入る穴があけてあり、後端には丸い鍔がつけ
てある。又、鍔には広いマイナスの溝が切ってある)と
ハブの穴に挿入したスポークが連結されているような場
合のナットを敏速に回すことができる装置の提供をその
目的としたものである。今日一般に行われているニップ
ルとスポークを連結する方法には、ニップルを10回前
後、そのマイナス溝にはめたドライバーを手動又は電動
によって回す方法と、ニップル回しと呼ばれる工具(外
形が50ミリメートルほどの肉厚の鉄管を10ミリメー
トルくらいの長さに輪切りにして、その切断面の向かい
合わせの位置をニップルにはめることができるように切
り取った形をしている)をニップルにはめて手動によっ
て回す方法の2つがある。しかし、前者にはニップルと
スポークの連結の強さの度合いの細かな調節ができにく
いため、その後に行われるニップル回しを使っての振れ
取りの作業に、より手間がかかる等の欠点があった。
又、後者には面倒で手間がかかりすぎるという欠点があ
った。しかし、スパナではニップルがある角度を回る度
毎にスパナをはめかえねばならないという欠点があっ
た。又、スパナ以外のナット回し用の工具はラチェット
方式のものを含めて、スポークに妨げられていずれもま
ったく使用できなかった。従って、今日までこのような
欠点のないナット回し工具の開発が強く望まれていたの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ナット回し工具をスポ
ークに妨げられることなくどの様にしてニップルにはめ
るか、又そのニップルをどの様にして敏速に回すかとい
う2点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】ナットにはめる部材を、
歯車の軸に固定した装置を設けて、この装置をスポーク
を中心として回転させることができる様に、まずこの装
置の一部を切り取ってスポークの通路を作った。次に、
請求項1においては、その一部を切り取られた歯車を、
この歯車とかみ合う2つの歯車を設けて、この2つの歯
車の連動によって、その切り取られた部分の有無に関係
なく円滑に回転させる様にした。又、請求項2において
は、その一部を切り取られた爪車(歯車)を、この爪車
に同時に係合する2つの爪を設けて、この2つの爪の連
動によってその切り取られた部分の有無に関係なく円滑
に間欠的に回転させる様にした。
【0005】
【発明の実施の形態及び実施例】1 以下、まず請求項1記載の発明の実施の形態を図1及び
図2について、自転車のニップルとスポークを連結する
装置を例として説明する。歯車1及び軸2は一体として
作成してある。ニップル回し3は、ニップルのサイズに
よって交換できるように、軸2に回転できないように挿
入し、抜け出すことがないように固定してある。歯車
1、軸2及びニップル回し3には、太いスポークでもそ
れを中心として回転させることができるように、そのた
めに必要な深さと幅を持った垂直方向の切り取り部分1
A、2A及び3Aが設けてある。又、ニップル回し3に
は、切り取り部分3Aの側に、ニップルにはめるための
切り取り部分3Bが設けてある。
【0006】歯車1と同じ大きさの歯車4は、軸5と一
体として作成してある。又、軸5の上端は両側面をカッ
トして平行に仕上げてある。
【0007】U字型の腕6は、その一端を軸5にかぶせ
るようにはめて、この腕の側面から軸5を貫通して、反
対側側面まであけた穴に挿入したノックピン6Aを介し
て軸5に連結し、他端は天板に設けた支持台11Bにか
ぶせるようにして支持させてある。腕6を介して軸5を
回すためのつまみ6Bは、腕の他端に固定した鍔のある
軸6Cに回転できるように支持させてある。又、腕6に
は、腕6が支持台11Bに支持されている時、文字板
(この装置のカバーに軸5を中心として描かれているも
の)の0位置を支持する指針6Dが設けてある。
【0008】歯車1及び歯車4は、軸8に固定した歯車
7及び軸10に固定した歯車9を介して相互にかみ合わ
せてある。従って、つまみ6Bを持って腕6を介して軸
5を回せば、歯車1の切り取り部分1Aが歯車7の位置
にある時には歯車9が、歯車9の位置にある時には歯車
7が、歯車の1とかみ合っているので、歯車1は歯車
7、歯車4及び歯車9の連動によって歯車4と同じ方向
に同じ速度で回転させられ、その回転角度は指針6Dに
よって文字板上に表示される。
【0009】尚、前記の指針6Dが文字板の0の位置を
指示する時、歯車1の切り取り部分1Aが、歯車の連動
によって天板及び地板に設けたスポークのための切り取
り部分11A及び12Aの位置に復帰するように関係部
材が調整してある。
【0010】前記の各歯車の軸は、天板11及び地板1
2にあけたそれぞれの軸穴に挿入して支持させてある。
天板11及び地板12には、軸2の軸穴に続く切り取り
部分11A及び12Aが同じ位置に設けてある。又、天
板11には、腕の支持台11Bと、点線11Cの所から
下向けに曲げた、この装置の持つ部分(図面では省略)
が設けてある。天板11及び地板12は、間隔棒13に
よって連結してある。以上の如く構成してある。
【0011】
【発明の効果】従って、つまみ6Bをもって腕6を介し
て、軸5を指針6Dが文字板の0位置に到達するまで回
して、腕6を支持台11Bに支持させておけば、この装
置をスポークが軸2の中心に位置するまで前方に動かす
か、又は前方に動かしてのち、上方に動かしてニップル
回しの切り取り部分3Bをニップルにはめておけば、つ
まみ6Bを持って腕6を介して軸5を回す時、歯車1は
歯車7、歯車4及び歯車9の連動によって、歯車4と同
じ方向に同じ速度でニップルと共に回転させられ、その
回転角度は指針6Dによって文字板上に表示される。
【0012】又、この装置をニップルから離れるまで下
方に動かしてのち、歯車1の切り取り部分1Aを前示の
方法によって元の位置に復帰させておけば、この装置を
スポークから離れるまで容易に手前に引くことができる
ので、引き続いて次の作業に移ることができる。従っ
て、請求項1記載のこの発明は、ニップルとスポークを
連結する装置としても甚だ有用なものである。しかし、
この発明の形状、構造等は前述のものに限定されるもの
ではなく、例えば、この装置をモーターによって動かす
ように設計できる。又、軸5に45度に傾斜させた部材
を固定して、この部材とこの部材に垂直方向の上向けの
力を加えて、これを水平方向に動かすための棒とこの棒
を動かすための部材を含む部材から構成した装置によっ
て、前記の棒の動きが前記の傾斜させた部材によって阻
止されるまで軸5を回動させ、歯車の連動によって歯車
の切り取り部分1Aを元の位置に復帰させるように設計
できる。以上からして明らかな如く、この発明は、例え
ば鉄骨の柱にあけた穴に鍔のあるナットを挿入して、こ
のナットと筋交い用の鉄棒等を連結する装置等としても
甚だ有用なものである。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】2 以下、次に請求項2記載の発明の実施の形態を図3及び
図4について、前記のニップルとスポークを連結する装
置を例として説明する。爪車15は軸16と一体として
作成してある。軸16にはニップル回し17が、ニップ
ルのサイズによって交換できるように固定してある。
(但し、ニップル回し17は図面が複雑となって解りに
くいので単独で描いてある。)爪車15、軸16及びニ
ップル回し17には、スポークを中心として回転させる
ことができるように、そのために必要な深さと幅をもっ
た垂直方向の切り取り部分15A、16A及び17Aが
設けてある。又、ニップル回し17の上部には、中心に
あけた円形の穴の内壁に4本のキー溝17Bが設けてあ
る。更に、軸16は腕18の一端にあけた軸穴に挿入し
て、抜け出すことのないように軸16の切り取り部分1
6Aと同じ位置を切り取ったリングが固定してある。腕
18には、軸穴に続くスポークのための切り取り部分1
8Aが設けてある。
【0014】ラチェット部材19及び20には、それぞ
れ先端の左右に2つの爪19A、19B及び20A、2
0Bを設け、中間に軸穴19C及び20Cを設け、後端
に腕19D、及び20Dが設けてある。ラチェット部材
19及び20は、それぞれ腕18に固定した鍔のある軸
21及び22を支点として動かすことができるように、
又、腕19D及び20Dを右方向に動かした時には、爪
19B及び20Bが爪車15に係合し、左方向に動かし
た時には、爪19A及20Aが爪車15に係合するよう
に軸穴19C及び20Cをそれぞれ軸21及び22に挿
入して支持させてある。腕19D及び20Dは、同時に
同じ方向に動かすことができるように、連結板23によ
って連結してある。連結板23の中央部には、低い三角
形の形をした部分23Aが設けてある。
【0015】爪車15に2つの爪を同時に軽く係合させ
ておくためのコイルスプリングとボール24Aを内蔵し
た筒24は腕18に固定して、ボール24Aを連結板の
三角形をした部分23Aに圧着させてある。以上の如く
構成してある。但し、爪車並びにラチェット部材の露出
を避けるための部材についての記述は省略してある。
【0016】
【発明の効果】従って、ニップル回し17を、その切り
取り部分17Aが腕の切り取り部分18Aに到達するま
で回しておけば、この装置をスポークが軸16の中心に
位置するまで前方に動かしてのち、上方に動かして、ニ
ップル回しのキー溝17Bをニップルにはめておけば、
腕18を左右に動かす時、連結板23が左方向に動かさ
れて、ボール24Aが連結板の三角形をした部分23A
の右側に圧着し、爪19A及び20Aが爪車15に係合
している時には、爪車15は右方向に又連結板23が右
方向に動かされて、ボール24Aが三角形をした部分2
3Aの左側に圧着し、爪19B及び20Bが爪車15に
係合している時には、爪車15は左方向にニップルと共
に円滑に間欠的に回転させられる。
【0017】尚、この時、例えば爪19Aが爪車15の
切り取られた部分15Aの位置にあったとしても、連結
板23を介して間接的に連結されている爪20Aが爪車
15の歯の切り取られていない箇所に係合しているの
で、爪19Aが爪車15の切り取られた部分15Aには
まり込むようなことはない。従って、爪車15はその切
り取られた部分の有無に関係なく、2つの爪19A及び
20Aの連動によって、ニップルと共に円滑に間欠的に
回転させられる。
【0018】この装置をニップルから離れるまで下方に
動かしてのち、前示の方法によってニップル回しの切り
取り部分17Aを元の位置に復帰させておけば、この装
置をスポークから離れるまで容易に手前に引くことがで
きる。従って、直ちに次の作業に移ることができるの
で、この装置はニップルとスポークを連結する装置とし
ても有用なものである。しかし、この発明の形状、構造
等は上述のものに限定されるものではなく、例えばニッ
プル回し17のかわりに、軸16に直接ニップルにはめ
るための切り取り部分を設けるように設計できる。又、
爪車並びにラチェット部材等を上下の腕で支持させるよ
うに設計できる。更に又、1つのラチェット部材の先端
の左右にそれぞれ2つの爪を設け、支点から遠い方の爪
を長くする等して、この2つの爪を同時に爪車に係合さ
せるように設計できる。以上からして明らかな如く、こ
の発明は機構が簡単でその取り扱いが容易であるので、
甚だ有用なものである。
【図面の簡単な説明】
図1及び図2は、請求項1に関するもので、図1はこの
装置のカバーを除いた平面図、図2は主として歯車の配
列の状態を示す平面図、図3及び図4は請求項2に関す
るもので、図3は2つのラチェット機構の爪が爪車に係
合していない時の状態を示す平面図、図4はニップル回
しの平面図。
【符号の説明】
1 歯車 1A 歯車の切り取り部分 2 軸 2A 軸の切り取り部分 3 ニップル回し 3A ニップル回しの切り取り部分 3B ニップル回しのニップルにはめる部分 4 歯車 5 軸 6 腕 6A ノックピン 6B つまみ 6C 軸 6D 指針 7 歯車 8 軸 9 歯車 10 軸 11 天板 11A 切り取り部分 11B 支持台 11C 点線 12 地板 12A 切り取り部分 13 間隔棒 15 爪車 15A 爪車の切り取り部分 16 軸 16A 軸の切り取り部分 17 ニップル回し 17A ニップル回しの切り取り部分 17B ニップル回しのキー溝 18 腕 18A 腕の切り取り部分 19 ラチェット部材 19A 爪 19B 爪 19C 軸穴 19D 腕 20 ラチェット部材 20A 爪 20B 爪 20C 軸穴 20D 腕 21 軸 22 軸 23 連結板 23A 連結板の三角形をした部分 24 筒 24A ボール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一部が切り取られたナットにはめる
    部材がその中心に設けられ、且つその歯の一部が切り取
    られた歯車Aと、この歯車とかみ合う歯車B及びCと、
    この2つの歯車B及びCとかみ合う歯車Dを含む部材か
    ら構成した歯車Aを、歯車B、D及びCの連動によっ
    て、その切り取られた部分の有無にかかわらず円滑に回
    転させてナットを回す装置の構造。
  2. 【請求項2】 その一部が切り取られたナットにはめる
    部材が、その中心に設けられ、且つその歯の一部が切り
    取られた爪車(歯車)とこの爪車に同時に係合する2つ
    の爪を含む部材から構成した爪車を、2つの爪の連動に
    よって、切り取られた部分の有無に関係なく、円滑に間
    欠的に回転させてナットを回す装置の構造。
JP8430897A 1997-02-25 1997-02-25 その一部が切り取られたナット回し工具 Pending JPH10235567A (ja)

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JP8430897A JPH10235567A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 その一部が切り取られたナット回し工具

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JPH10235567A true JPH10235567A (ja) 1998-09-08

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JP8430897A Pending JPH10235567A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 その一部が切り取られたナット回し工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7082636B1 (en) 2005-03-10 2006-08-01 Trek Bicycle Corporation Bladed spoke wrench

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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