JPH10234656A - 内視鏡用マウスピース - Google Patents

内視鏡用マウスピース

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Publication number
JPH10234656A
JPH10234656A JP9048209A JP4820997A JPH10234656A JP H10234656 A JPH10234656 A JP H10234656A JP 9048209 A JP9048209 A JP 9048209A JP 4820997 A JP4820997 A JP 4820997A JP H10234656 A JPH10234656 A JP H10234656A
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JP
Japan
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mouthpiece
guide tube
fixing
notched
endoscope
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Pending
Application number
JP9048209A
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English (en)
Inventor
Yutaka Oshima
豊 大島
Nobuyuki Matsuura
伸之 松浦
Hironobu Kono
裕宣 河野
Keiichi Arai
敬一 荒井
Toshiyuki Nakajima
俊之 中島
Yukio Nakajima
幸生 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10234656A publication Critical patent/JPH10234656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後に洗浄する際に、洗浄ブラシを各部にく
まなく当てることができ使用後の洗浄が簡単に行える内
視鏡用マウスピースを提供することにある。 【解決手段】外周部の一端側が被検者にくわえられ、内
視鏡挿入部14を挿通案内する案内管11を挿通する挿
通孔4が設けられたマウスピース本体2と、このマウス
ピース本体2の他端側の外周の一部と前記挿通孔4とが
貫通するように切り欠かれた切欠部5と、この切欠部5
に挿入され前記案内管11の外周を把持する固定具8
と、この固定具8を前記マウスピース本体2に固定する
固定手段とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡を被検者
の体腔内に挿入する際に、使用する内視鏡用マウスピー
スに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、小腸用内視鏡を経口的に挿入し
ていくと胃内で内視鏡の挿入部がたわんでしまわないよ
うに、スライディングチューブ(以下、案内管という)
を介して内視鏡を挿入している。
【0003】患者によって口から小腸までの長さが違う
ので、案内管の挿入長さを調節できて、さらに案内管が
内視鏡を挿入した時に動かないようにするために、マウ
スピースに案内管を固定する方法として、特開昭61−
255629号公報が知られている。
【0004】このマウスピースは、外周部を被検者の口
にくわえられるマウスピース本体と、このマウスピース
本体に設けられ内視鏡挿入部を挿通案内する案内管を挿
通する挿通孔と、この挿通孔の内周上に沿って配設され
一端側が前記マウスピース本体に保持されるとともに、
他端側には操作つまみを取付けた弾性条件からなる締付
けリングとを有し、締付けリングを押し縮めた状態でそ
の締付けリングを係止固定することにより、案内管の途
中を把持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭61
−255629号公報は、締付けリングを押し縮めた状
態でその締付けリングを係止固定するようになってお
り、構造が複雑で、使用後、締付けリングとマウスピー
ス本体の間をブラシ等で洗浄するのが非常に困難であっ
た。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、構造が簡単で、使用
後の洗浄が簡単に行える内視鏡用マウスピースを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、外周部の一端側が被検者にくわえら
れ、内視鏡挿入部を挿通案内する案内管を挿通する挿通
孔が設けられたマウスピース本体と、このマウスピース
本体の他端側の外周の一部を切り欠いた切欠部と、この
切欠部に挿入され前記案内管の外周を把持する固定具
と、この固定具を前記マウスピース本体に固定する固定
手段とを具備したことを特徴とする内視鏡用マウスピー
スにある。マウスピース本体と固定具とは、別体で形成
されているので、使用後に洗浄消毒する際に、洗浄ブラ
シを各部にくまなく当てることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1および図2は第1の実施
形態を示し、図1に示すように、マウスピース1はマウ
スピース本体2と、固定部3よりなり、マウスピース本
体2と固定部3は、耐薬品性のある医療用プラスチック
(ポリサルフォン、ポリメチルペンテン、TPX等)の
材質で形成されている。
【0009】マウスピース本体2と、固定部3の軸方向
を貫通して挿通孔4が設けられている。固定部3は円筒
形状をなしており、その中央部には、軸に対して直角方
向に切り欠いた円弧状の切欠部5が互いに対向して設け
られ、挿通孔4は、切欠部5を介して外部に開口してい
る。また、固定部3は、切欠部5によって固定部6aと
固定部6bに分かれており、接続部7によって固定部6
aと固定部6bは接続されている。
【0010】前記固定部3に設けられる固定具8は、中
央部の一端が切り欠かれた切欠溝9が形成されており、
略コ字型の形状をしている。固定具8の材質は、マウス
ピース1と同様の材質またはステンレス等の金属よりな
る弾性体で形成されている。また、切欠溝9の中央部に
は、円形に切り欠かれた把持部10が形成されており、
この把持部10の内径は、スライディングチューブとし
ての案内管11の外径よりも少し小さくなっている。し
たがって、固定具8を切欠部5に挿入した時に把持部1
0の付勢力によって案内管11を固定することができる
ようになっている。また、固定具8の挿入口8aは、固
定具8が切欠部5に挿入しやすいように面取りされてい
る。また、固定具8の幅aは、切欠部5の幅よりも少し
小さくなっており、固定具8によって案内管11を固定
した時に固定具8がマウスピース1に対して動かないよ
うになっている。さらに、マウスピース本体2の一端と
固定具8の一端は紐12で接続されている。
【0011】次に、本実施形態の作用について説明す
る。図2に示すように、まず、患者13に内視鏡を挿入
する前に、内視鏡の挿入部14に案内管11を挿入し、
マウスピース1を患者13の口13aにくわえさせる。
次に内視鏡の挿入部14をマウスピース1の挿通孔4よ
り挿入しながら案内管11も挿入していき、目的部位に
内視鏡の挿入部14の先端部が達したところで、案内管
11をマウスピース1に固定する。
【0012】固定方法としては、まず固定具8を切欠部
5の溝に沿って挿入口8aより押し込むと、固定具8の
弾性力によって案内管11が変形し、固定具8の把持部
10が案内管11にきたところで止まり、この把持部1
0の付勢力によって、案内管11が固定される。このよ
うに、切欠部5の溝に固定具8を挿入すると、固定具8
は案内管11を固定し、さらに固定具8はマウスピース
1の切欠部5に固定されるため、案内管11はマウスピ
ース1に固定される。
【0013】また、使用後、マウスピース1を洗浄消毒
する際には、マウスピース本体2と固定具8とを分離す
ることができるため、洗浄ブラシがマウスピース1の各
部にくまなく行き届くような構造なので、洗浄性が容易
である。
【0014】図3は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図3に示すように、固定具20は、把持部21とば
ね部23よりなり、ばね部23には取手部24が形成さ
れている。把持部21の材質は、ステンレスまたは医療
用プラスチック(ポリサルホン、TPX等)で形成され
ており、ばね部23は、ステンレス等の金属で形成され
ている。また、把持部21は、上把持部21aと、下把
持部21bよりなり、上把持部21a、下把持部21b
の中央には円弧状に切り欠いた上円弧22aと下円弧2
2bが形成されている。上把持部21aの一端は、ばね
部23の一端に接続されており、そこから出たばね部2
3は、一回転して下把持部21bに接続されている。こ
のばね部23は、一回転することによって、上把持部2
1aと下把持部21bとを閉じる方向の付勢力を把持部
21に持たせている。
【0015】次に、作用について説明するが、作用につ
いても、第1実施形態と同様のところは省略して、把持
部21をマウスピース1の切欠部5に接続する部分につ
いてのみ説明する。
【0016】まず、固定具20の取手部24を手で握
り、上把持部21aと下把持部21bの間の間隔を切欠
部5に挿入できる程度開ける。上把持部21aと下把持
部21bの間を開けたまま、マウスピース1の切欠部5
に挿入し、上円弧22aと下円弧22bが切欠部5の位
置にきたときに、取手部24の握りを徐々にゆるめてい
く。このとき、上把持部21aと下把持部21bは、ば
ね部23の付勢力によって切欠部5,5間に位置する案
内管11を把持する。このように案内管11が把持部2
1によって付勢される力は、ばね部23の弾性力を変え
ることによって調整することができる。
【0017】したがって、片手で固定具20を操作でき
るので操作性がよく、また固定具20で案内管11を固
定するのに、マウスピース1を触らなくても操作できる
ので術者が汚物で汚れることがない。
【0018】図4は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態のマウスピース1の切欠部5を薄膜35で覆い、挿
通孔4が切欠部5を介して開口しないようにしたもの
で、接続部37にOリング溝36が設けられているだけ
で、その他のマウスピース1の構造は第1の実施形態と
同様である。
【0019】本実施形態のマウスピース31は、マウス
ピース本体32と固定部33よりなり、固定部33の中
央部に切欠部34が設けられている。その切欠部34は
薄膜35で覆われており、薄膜35と固定部33の間に
は段差が形成されている。薄膜35は、医療用に適合し
たゴム(シリコン、フッ素等)材料で形成されている。
固定具33としてはOリング38を用いている。
【0020】次に、作用について説明するが、第1実施
形態と同様な部分は省略し、マウスピース31を案内管
11に接続する部分についてのみ説明する。固定部33
の一端にOリング38をまず固定しておいて、マウスピ
ース31の挿通孔4に挿入されている案内管11を患者
に挿入して固定したい位置にきたら、Oリング38をO
リング溝36と切欠部34に移動させて、Oリング38
の付勢力により薄膜35を介して案内管11を固定す
る。
【0021】したがって、薄膜35を介して接続してい
るために、切欠部34より汚物等の漏れがなく、Oリン
グ38を接続したときに、術者の手等が汚れないという
効果がある。
【0022】図5は第4の実施形態を示し、本実施形態
は第3の実施形態のマウスピース31に用いているOリ
ング38を、第4の実施形態の固定具45に置き換えた
ものであり、その他の案内管11、マウスピース31
は、第3の実施形態と同様である。
【0023】前記固定具45は、円弧状の上把持部41
aと下把持部41bよりなり、上把持部41aと下把持
部41bは一端で接続されている。また、他端は接続具
44および止め部43が設けられている。固定具45の
中央部には、円形に切り抜いた上円弧42aと下円弧4
2bが上把持部41aと下把持部41bに形成されてい
る。前記接続具44と止め部43の接続構造は、図5
(b)に示すように、接続具44の引掛け部46を止め
部43の切欠溝47に留めると、上把持部41aと下把
持部41bの平面部分が密着して接続できるようになっ
ている。また、上把持部41aと下把持部41bの両端
は、マウスピース31に固定したときに、接続部37に
接しないように切り欠いた凹部45aが設けられてい
る。
【0024】固定具45の幅bは、切欠部34の幅より
も小さくなっているので、固定具45で案内管11を固
定したときに固定具45が切欠部34に固定できるよう
になっている。
【0025】次に、作用について説明する。マウスピー
ス31の切欠部34に、この固定具45を止める際に、
上把持部41aと下把持部41bを開いて広げ、マウス
ピース31の切欠部34の所に持っていく。次に上把持
部41aと下把持部41bを閉じて、引掛け部46を切
欠溝47に留めることによって上把持部41aと下把持
部41bの平面部分を密着させる。
【0026】これによって、案内管11は薄膜35を介
して上円弧42aと下円弧42bによって固定具45に
固定され、さらに固定具45が切欠部34に固定される
ため、案内管11とマウスピース31が固定される。
【0027】したがって、上把持部41aと下把持部4
1bによって、案内管11が確実に固定されるために、
案内管11に多少の力が加わっても、マウスピース31
が案内管11より外れることがない。
【0028】図6は開示例1としてのマウスピース50
を示し、このマウスピース50は、マウスピース本体5
1と固定部52よりなり、その材質は、医療用プラスチ
ック(ポリサルホン、TPX等)で形成されている。マ
ウスピース50の中央軸に沿って挿通孔4が貫通してい
る。また、固定部52の外周には雄ねじ53が形成され
ている。固定具54は、円筒状をしたステンレスまたは
医療用プラスチックで形成されており、その外周にはロ
ーレット54aが設けられている。
【0029】固定具54の内周の一端には雌ねじ部55
が設けられており、他端は壁56になっている、その壁
56の中央には開口部57が開口しており、その内径
は、案内管58の外径よりも大きくなっている。また、
雄ねじ53と雌ねじ55は螺合している。
【0030】固定部52と、壁56の間には、円筒形を
した固定リング59が設けられており、その材質はゴム
(シリコン、フッ素等)で形成されている。固定リング
59が変形していない状態では、この固定リング59の
内周面は、案内管58の外径よりも、多少大きくなって
おり、また、その外周は、固定具54の雌ねじ55の内
径よりも小さくなっている。
【0031】次に、作用について説明する。案内管58
にマウスピース50を固定する方法についてのみ説明す
る。まず、マウスピース50に対して、案内管58の固
定位置が決まったならば、固定具54をマウスピース本
体51を保持しながら回転し固定リング59を変形させ
る。固定リング59は変形して内径が小さくなり案内管
58を付勢する。この付勢力によって、固定リング59
と案内管58は固定され、さらに固定部52と固定具5
4は、固定リング59によって固定されているので、マ
ウスピース50と案内管58は固定される。
【0032】図7は開示例2を示し、マウスピース50
は、固定部52と固定具54が開示例1と異なるだけ
で、その他は全て開示例1と同様である。まず、マウス
ピース本体51の一端に設けられた固定部52は雄ねじ
53と円錐状をした斜面部62より形成されている。マ
ウスピース本体51、固定部52の中央軸に沿って挿通
孔4が設けられており、固定部52の内径は、固定具5
4が接続される前は、案内管58の外径よりも多少大き
くなっている。次に固定具54については、開示例1の
固定具54と同様の材質のものを使用する。
【0033】固定具54の外周にはローレット54aが
設けられており、内周には雌ねじ55と円錐状に切り取
られた斜面部61が設けられている。この斜面部61
は、斜面部62よりも角度が急になっている。
【0034】また、図7(b)で示すように、固定部5
2は、固定具54で締められたときに、斜面部62が変
形しやすくなるように周方向に等間隔に切欠き部63が
設けられている。従って、固定具54を回転させると、
斜面部61の角度に斜面部62が倣おうとして固定部5
2の内径は案内管58の外径よりも小さくなる。
【0035】次に、作用について説明する。案内管58
にマウスピース50を固定する方法についてのみ説明す
る。患者にマウスピース50をくわえさせて内視鏡と案
内管58を挿入しているときは、斜面部61が斜面部6
2に接して斜面部62の内径を変形させない程度に固定
具54を回転させてマウスピース50に固定する。次に
案内管58にマウスピース50を固定するときは、マウ
スピース本体51を手で把持しながら、固定具54を回
転させる。これによって、斜面部61は斜面部62を変
形させ固定部52の内径は、案内管58の外径より多少
小さくなりマウスピース50を案内管58に固定する。
マウスピース50を案内管58に固定する力は、固定具
54の回転量によって調節することができる。
【0036】図8は開示例3を示し、マウスピース70
の内周面にはバルーン71が円周上に設けられており、
マウスピース70とバルーン71の間には空間が設けら
れており、その空間70aの一端は接続口77に接続さ
れている。なお、マウスピース70は、開示例1で示し
たように、医療用のプラスチックで形成されている。ま
た、バルーン71は、医療用に適合したゴム(シリコ
ン、フッ素等)で形成されている。
【0037】また、マウスピース70にはバルーン71
が密着固定されている。次に接続口77にはチューブ7
2が接続されており、チューブ72の途中には空気抜き
チューブ73が開口している。チューブ72の他端には
注射器接続口76が設けられている。空気抜きチューブ
73の一端にはゴムキャップ74が設けられており、こ
のゴムキャップ74を空気抜きチューブ73に押し込む
ことによって、この空気抜きチューブ73は密閉され
る。また、チューブ72の途中で注射器接続口76と空
気抜きチューブ73の間には逆止弁75が設けられてい
る。
【0038】次に、作用について説明する。案内管58
にマウスピース70を固定する方法であるが、まず、注
射器接続口76に注射器(図示しない)を接続し注射器
から空気を送ると、逆止弁75が開いて空気が接続口7
7を介してマウスピース70の空間70aに送られる。
このとき、キャップ74は空気抜きチューブ73に固定
されている。この注射器接続口76を介して送られた空
気はバルーン71を膨張させ、バルーン71はマウスピ
ース70の内側に向け膨らむため、案内管58を圧迫
し、マウスピース70と案内管58が固定される。この
時注射器を外しても逆止弁75によってバルーン71を
膨らませている空気は外部に漏れることがない。
【0039】次に、マウスピース70を案内管58から
着脱する方法であるが、まず、キャップ74を空気抜き
チューブ73から外すと、バルーン71内にあった空気
は、この空気抜きチューブ73を介して外部に放出され
る。したがって、バルーン71は縮まり、案内管58に
対して圧迫しなくなりマウスピース70を案内管58か
ら引き離すことができる。
【0040】図9は開示例4を示し、マウスピース81
の先端側には固定具82が入る四角の溝89が設けられ
ており、その溝89には斜面84が設けられている。な
お、この溝89は固定具82の幅と同じ長さで形成され
ている。また、固定具82についてはこの斜面84と同
じ斜面を持った斜面86を有しており、この内周は円弧
88になっており、この円弧88は案内管58の外径と
ほぼ同じ形状をなしている。
【0041】固定具82の一端は把持部87が形成され
ており、この把持部87を押し込むことによって、溝8
9に沿って固定具82が挿入されて挿通孔90の径が小
さくなる。
【0042】次に、作用について説明する。まず、マウ
スピース81に案内管83を固定する方法であるが、案
内管83を固定する位置が決まったならば、固定具82
をマウスピース81の溝89に挿入する。更に、固定具
82を押し込むことにより、案内管83に対して固定具
82は径方向と軸方向に移動して挿通孔90の径が小さ
くなる。従って案内管83と固定具82の間の摩擦が大
きくなりマウスピース81を案内管83に固定する。ま
た、マウスピース81を案内管83から抜くときには、
固定具82を溝89から抜けばよい。
【0043】前述した実施の形態によれば、次の構成が
得られる。 (付記1)外周部の一端側が被検者にくわえられ、内視
鏡挿入部を挿通案内する案内管を挿通する挿通孔が設け
られたマウスピース本体と、このマウスピース本体の他
端側の外周の一部と前記挿通孔とが貫通するように切り
欠かれた切欠部と、この切欠部に挿入され前記案内管の
外周を把持する固定具と、この固定具を前記マウスピー
ス本体に固定する固定手段とを具備したことを特徴とす
る内視鏡用マウスピース。
【0044】(付記2)前記固定具は、略コ字型をした
弾性部材よりなり、中心部に前記案内管の外径より小さ
い円形の把持部を設け、この把持部により案内管を把持
することを特徴とする付記1記載の内視鏡用マウスピー
ス。
【0045】(付記3)前記固定具は、円弧状の把持部
とばね部よりなり、ばね部の付勢力によって把持部で案
内管を把持できるようにしたことを特徴とする付記1記
載の内視鏡用マウスピース。
【0046】(付記4)前記固定具は、Oリングである
ことを特徴とする付記1記載の内視鏡用マウスピース。 (付記5)前記切欠部は、薄膜で覆われていることを特
徴とする付記1記載の内視鏡用マウスピース。
【0047】付記1,2によれば、使用後、マウスピー
スを洗浄消毒する際には、マウスピース本体と固定具と
を分離することができるため、洗浄ブラシがマウスピー
スの各部にくまなく行き届くような構造なので、洗浄性
が容易である。
【0048】付記3によれば、片手で固定具を操作でき
るので操作性がよく、また固定具で案内管を固定するの
に、マウスピースを触らなくても操作できるので術者が
汚物で汚れることがない。
【0049】付記4によれば、構造が簡単で、操作が容
易であるという効果がある。付記5によれば、薄膜を介
して接続しているために、切欠部より汚物等の漏れがな
く、術者の手等が汚れないという効果がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、構造が簡単で、しかもマウスピース本体と固定具と
が別体で形成されているので、使用後に洗浄消毒する際
に、洗浄ブラシを各部にくまなく当てることができ、使
用後の洗浄が簡単に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、(a)は内
視鏡用マウスピースの斜視図、(b)は固定具の斜視
図。
【図2】同実施形態の使用状態の縦断側面図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示し、(a)は固
定具の斜視図、(b)は内視鏡用マウスピースの斜視
図。
【図4】この発明の第3の実施形態を示し、(a)はマ
ウスピース本体の斜視図、(b)は内視鏡用マウスピー
スの斜視図。
【図5】この発明の第4の実施形態を示し、(a)は固
定具の斜視図、(b)は内視鏡用マウスピースの横断面
図。
【図6】開示例1の内視鏡用マウスピースの半断面図。
【図7】開示例2を示し、(a)は内視鏡用マウスピー
スの半断面図、(b)は固定部の横断面図。
【図8】開示例3の内視鏡用マウスピースの縦断面図。
【図9】開示例4を示し、(a)はマウスピースの斜視
図、(b)はマウスピースの縦断面図。
【符号の説明】
1…マウスピース 2…マウスピース本体 3…固定部 4…挿通孔 5…切欠部 8…固定具 11…案内管 14…挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 敬一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中島 俊之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中島 幸生 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部の一端側が被検者にくわえられ、
    内視鏡挿入部を挿通案内する案内管を挿通する挿通孔が
    設けられたマウスピース本体と、このマウスピース本体
    の他端側の外周の一部を切り欠いた切欠部と、この切欠
    部に挿入され前記案内管の外周を把持する固定具と、こ
    の固定具を前記マウスピース本体に固定する固定手段と
    を具備したことを特徴とする内視鏡用マウスピース。
JP9048209A 1997-03-03 1997-03-03 内視鏡用マウスピース Pending JPH10234656A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9048209A JPH10234656A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 内視鏡用マウスピース

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