JP2000245687A - 内視鏡用マウスピース - Google Patents

内視鏡用マウスピース

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JP2000245687A
JP2000245687A JP11050533A JP5053399A JP2000245687A JP 2000245687 A JP2000245687 A JP 2000245687A JP 11050533 A JP11050533 A JP 11050533A JP 5053399 A JP5053399 A JP 5053399A JP 2000245687 A JP2000245687 A JP 2000245687A
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JP
Japan
Prior art keywords
mouthpiece
guide tube
fixing member
endoscope
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP11050533A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fujikura
哲也 藤倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ガイドチューブ16をマウスピース
本体12に固定する固定部材14を、縮径方向に付勢さ
れたリング部14Aと該リング部14Aを拡径するつま
み部14B、14Bで形成し、該つまみ部14B、14
Bを押圧するだけで簡単にガイドチューブ16をマウス
ピース本体12に固定できる内視鏡用マウスピースを提
供する。 【解決手段】本発明の内視鏡用マウスピース10は、固
定部材14がマウスピース本体12に係合され、この固
定部材14は、縮径方向に付勢されたリング部14A
と、該リング部14Aを拡径するつまみ部14B、14
Bとから構成されている。このつまみ部14B、14B
をリング部14Aに働く付勢力に抗して押圧すると、リ
ング部14Aが拡径されるので該リング部14Aにガイ
ドチューブ16を挿入することができる。また、前記押
圧したつまみ部14B、14Bを離すと、リング部14
Aが付勢力により縮径されるので該リング部14Aでガ
イドチューブ16を固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡用マウスピー
スに係り、特に経口的に小腸内視鏡検査する際に使用さ
れる内視鏡用マウスピースに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−234656号公報に開示
されているように、小腸を内視鏡検査する際に使用され
るマウスピースには、内視鏡の挿入部を体腔内に挿入案
内するためのガイドチューブ(ガイド管)が取り付けら
れている。このガイドチューブは、被検者の口から小腸
にかけて挿入され、その挿入長さが調節された後、マウ
スピース本体に固定する必要がある。
【0003】前記特開平10−234656号公報に開
示されたマウスピースは、マウスピース本体に形成され
た挿通孔にガイドチューブを挿入し、そして、挿通孔に
連通された切欠溝に、弾性力を有する固定部材を係合さ
せることにより、ガイドチューブをマウスピース本体に
固定するように構成されている。また、同公報には、マ
ウスピース本体にリング状の固定部材を螺合連結し、こ
の固定部材をマウスピース本体に締め込むことにより、
ガイドチューブをマウスピース本体に固定する例も開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマウスピースは、ガイドチューブを固定する度に、
固定部材をマウスピース本体の切欠溝に係合させたり、
固定部材をマウスピース本体に締め込んだりしなければ
ならないので、ガイドチューブを簡単にマウスピース本
体に固定することができないという欠点があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ガイド管をマウスピース本体に簡単に固定する
ことができる内視鏡用マウスピースを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内視鏡挿入部を挿入案内するガイド管が挿
通される挿通孔が形成されたマウスピース本体と、前記
マウスピース本体に設けられ、縮径方向に付勢された環
状の固定部材と、から成り、前記固定部材は、付勢方向
に抗して拡径した状態でガイド管を挿通可能であるとと
もに、付勢力によってガイド管を保持することを特徴と
する。
【0007】本発明によれば、前記固定部材を付勢力に
抗して押圧することにより固定部材の環状部分を拡径さ
せてガイド管を挿入することができる。また、前記環状
部分が縮径方向に付勢されているので、該環状部分によ
って前記ガイド管を固定することができる。即ち、本発
明によれば、前記固定部材の押圧操作だけで、簡単にガ
イドチューブをマウスピース本体に固定することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡用マウスピースの好ましい実施の形態について
詳述する。図1は、小腸用内視鏡検査に使用される第1
の実施の形態の内視鏡用マウスピース10を示す全体斜
視図であり、図2は、図1に示した内視鏡用マウスピー
ス10の組立図である。
【0009】これらの図に示すように、前記マウスピー
ス10は、筒状のマウスピース本体12とα字状の固定
部材14とからなり、このマウスピース本体12と固定
部材14とにガイドチューブ16が図1の如く挿通され
る。前記マウスピース本体12は、その外周面にフラン
ジ18が形成され、このフランジ18を挟んで一方側に
歯当て部20、他方側に固定部22が形成されている。
また、マウスピース本体12には、歯当て部20から固
定部22にかけて挿通孔12Aが貫通して形成されてい
る。この挿通孔12Aは、ガイドチューブ16が挿通さ
れる孔であり、ガイドチューブ16の外径よりも若干大
きめに形成されている。
【0010】前記歯当て部20は、被検者にくわえられ
る部分であり、外周面の対向する位置に一対のフラット
面(Dカット面)20A、20Aが形成されている。ま
た、前記固定部22の外周面には、固定部材14のつま
み部14B、14Bを突出させるための矩形状開口部2
4が形成されている。さらに、固定部材14の端部に
は、前記開口部24に連通されたスリット25が形成さ
れ、このスリット25を介してつまみ部14B、14B
が開口部24に挿入される。
【0011】前記固定部材14は、リング部14Aとつ
まみ部14B、14Bとからなるα字状のバネ部材で形
成されている。このリング部14Aは、自身のバネ付勢
力により縮径方向に付勢されている。また、リング部1
4Aは、前記付勢力に抗してつまみ部14B、14Bを
両外側から押圧することにより拡径される。前記固定部
材14は、自然状態(つまみ部14B、14Bに負荷を
与えない状態)で、ガイドチューブ16を外側から挟持
できるように構成される。また、固定部材14は、リン
グ部14Aを拡径させた状態で、ガイドチューブ16を
リング部14Aに挿通でき、且つ、マウスピース本体1
2の挿通孔12Aにリング部14Aを挿通できるように
構成される。
【0012】前記マウスピース10は、消毒・滅菌可能
な材質で作られている。例えば、オートクレーブ滅菌
(2気圧、132℃の加温加圧した水蒸気による滅菌方
法)ができるように、マウスピース本体12がポリエー
テルイミド樹脂等、耐熱性のある樹脂で作られている。
また、固定部材14は、ステンレス等の金属で作られて
いる。
【0013】一方、ガイドチューブ16は、ウレタン等
の樹脂からなるチューブを耐薬コートで被覆し、内側を
潤滑コートで保護した3重構造のチューブであり、外周
面から外力を加えると復元力を発揮するように構成され
る。このガイドチューブ16は、耐薬コートで被覆され
ているので、消毒液等や胃液等の体液に侵されることが
なく、また、潤滑コートで保護されているので、内視鏡
挿入部を挿入しやすい。
【0014】次に上記の如く構成された内視鏡用マウス
ピース10の作用を図1及び図3に基づいて説明する。
まず、図3に示す小腸用内視鏡100を被検者1に挿入
する前に、内視鏡挿入部102を前記ガイドチューブ1
6に予め挿入しておく。そして、前記ガイドチューブ1
6を内視鏡挿入部102に沿って手元操作部104側に
引き寄せる。
【0015】次に、前記マウスピース10を被検者1に
くわえさせた状態で、内視鏡挿入部102をマウスピー
ス10を介して被検者の体腔内の所定位置まで挿入す
る。このとき、固定部材14のリング部14Aの内径
は、自然状態において内視鏡挿入部102の外径よりも
大きいので、前記内視鏡挿入部102は支障なく挿入す
ることができる。
【0016】次いで、ガイドチューブ16を内視鏡挿入
部102に沿わせて体腔内に挿入する。このとき、図1
に示したマウスピース10のつまみ部14Bを外側から
押圧して、リング部14Aを拡径する。そして、ガイド
チューブ16の先端16Bが十二指腸下行脚2内に位置
したところで、ガイドチューブ16の挿入を停止し、押
圧したつまみ部14B、14Bを離す。これにより、リ
ング部14Aが付勢力により縮径し、該リング部14A
がガイドチューブ16を把持するので、ガイドチューブ
16がマウスピース本体12に固定される。次いで、図
3の内視鏡挿入部102をさらに挿入することにより、
前記内視鏡100による小腸深部までの内視鏡検査が可
能になる。
【0017】このように、本実施の形態のマウスピース
10は、固定部材14のつまみ部14B、14Bを押圧
したり離したりするだけで、ガイドチューブ16をマウ
スピース本体12に固定することができる。また、マウ
スピース10は、つまみ部14B、14Bを押圧したり
離したりするだけでガイドチューブ16の固定位置を微
調節することもできる。
【0018】また、第1の実施の形態のマウスピース1
0は、固定部材14をマウスピース本体12から簡単に
取り外すことができるので、固定部材14及びマウスピ
ース本体12の洗浄をブラシ等により簡単に行うことが
できる。さらに、マウスピース10は、マウスピース本
体12、固定部材14の両方が簡単な構造であり、容易
に加工することができる。
【0019】図4は、第2の実施の形態のマウスピース
30の全体斜視図である。また、図5は、マウスピース
30の取り扱い方法を示す説明図であり、図5(a)は
一対の挟持部32A、32Aの自然な状態を、図5
(b)は一対の挟持部32A、32Aを拡径させた状態
を、図5(c)は一対の挟持部32A、32Aでガイド
チューブ16を把持した状態を示している。
【0020】これらの図に示すマウスピース30は、固
定部材14が一対の線状体32、32で構成されてい
る。この一対の線状体32、32は剛性を有し、矢印3
4方向に付勢されて、マウスピース本体12のフランジ
18に形成された切欠溝36に係合されている。また、
一対の線状体32、32にはそれぞれ、円弧状の挟持部
32A、32Aが形成され、この挟持部32A、32A
が矢印38方向(縮径方向)に付勢されてガイドチュー
ブ16を把持できるように構成されている。即ち、前記
一対の線状体32、32は、フランジ18側近辺を矢印
38方向の付勢力に抗して矢印40方向に押圧すること
により、一対の挟持部32A、32Aが、図5(a)に
示す自然状態(矢印38方向の付勢力に対する抗力を与
えない状態)から拡径して図5(B)に示す状態にな
り、ガイドチューブ16を挿通することができる。そし
て、この状態で前記一対の線状体32A、32Aを離す
ことにより、該一対の挟持部32A、32Aが矢印38
方向に縮径して、ガイドチューブ16を把持することが
できる。このように、第2の実施の形態のマウスピース
30は、一対の線状体32、32を押圧したり離したり
するだけで、ガイドチューブ16を簡単にマウスピース
本体12に着脱することができる。
【0021】さらに、第2の実施の形態のマウスピース
30は、固定部材14が一対の線状体32、32で形成
されているので、簡単に加工することができる。また、
前記一対の線状体32、32がマウスピース本体12と
別体で形成されているので、線状体32、32及びマウ
スピース本体12を容易に洗浄することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
用マウスピースによれば、環状の固定部材を付勢力に抗
して拡径させることによりガイド管を挿入することがで
きるとともに、付勢力によって縮径させてガイド管を保
持することができるので、固定部材によって簡単にガイ
ドチューブをマウスピース本体に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の内視鏡用マウ
スピースの全体斜視図
【図2】図1に示した内視鏡用マウスピースの組立図
【図3】図1に示した内視鏡用マウスピースの取り扱い
を示す説明図
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の内視鏡用マウ
スピースの全体斜視図
【図5】図4に示した内視鏡マウスピースの取り扱い方
法を示す説明図
【符号の説明】
10…内視鏡用マウスピース、12…マウスピース本
体、14…固定部材、14A…リング部、14B…つま
み部、16…ガイドチューブ、22…固定部、24…開
口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡挿入部を挿入案内するガイド管が挿
    通される挿通孔が形成されたマウスピース本体と、 前記マウスピース本体に設けられ、縮径方向に付勢され
    た環状の固定部材と、 から成り、前記固定部材は、付勢方向に抗して拡径した
    状態でガイド管を挿通可能であるとともに、付勢力によ
    ってガイド管を保持することを特徴とする内視鏡用マウ
    スピース。
JP11050533A 1999-02-26 1999-02-26 内視鏡用マウスピース Pending JP2000245687A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015122474A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 株式会社工販 内視鏡用オーバーチューブデバイス
JP7515211B1 (ja) 2023-03-06 2024-07-12 厚 玉城 マウスピース用アタッチメント及びマウスピースシステム

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