JPH10234607A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JPH10234607A
JPH10234607A JP9037572A JP3757297A JPH10234607A JP H10234607 A JPH10234607 A JP H10234607A JP 9037572 A JP9037572 A JP 9037572A JP 3757297 A JP3757297 A JP 3757297A JP H10234607 A JPH10234607 A JP H10234607A
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Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Shigeru Shirai
白井  滋
博明 ▲よし▼田
Hiroaki Yoshida
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴時に座姿勢でシャワーを利用でき、かつ
シャワーをあてたくない例えばギブス装着部分に噴流を
当てないようにすることを可能とする。 【解決手段】着座手段2と、着座した入浴者に対し、温
水を噴出する2つ以上の温水噴出手段3とを備え、各温
水噴出手段3からの温水噴出は個別に停止可能とするこ
とにより、身体の一部分にシャワーをあてたくない入院
患者が入浴する際に、その部分に温水噴出を当てないよ
うにすることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャワー装置で、特
に病院等の医療機関または特別養護老人ホーム等の介護
機関において、入浴時に座姿勢でシャワーを利用する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院等に入院中の入院患者の人々、また
は高齢者のための施設に入居中の障害を有する人々の入
浴介護は、病院・施設等では最も負担が大きい業務の一
つである。通常のバスタブ入浴が可能な入院患者または
施設入居者でも、バスタブ内に入ることが困難な場合、
介護者が被介護者の体をバスタブに入れるため抱き抱え
る等の身体的負担を伴う。また、心負担の影響が大きく
バスタブ入浴そのものができない入院患者または施設入
居者、または外科病棟においてギブスを装着している等
身体拘束要因によりバスタブ入浴が困難な入院患者また
は施設入居者であれば、清拭などにより体の清潔を保つ
必要があり、これも介護者にとって負担となっている。
このように入浴介護は介護者にとっては最も疲労が大き
く、身体的にもさまざまな障害を生じる原因となってい
る業務である。
【0003】しかし一方被介護者にとっては入浴は、入
院中・施設滞在中の最大の楽しみの一つである。在床生
活では床ずれ等を防ぐためにも、通常の生活以上に身体
の清潔を保つことが重要であり、気分をリフレッシュす
るためにも欠かせない。しかし入院前または施設入居前
であれば普通に自宅のバスタブに入ることができていた
人が、入院または施設入居等により制約を受けること
は、その楽しみが奪われることであり、精神的な負担に
も通じる。また特に病院施設内の入浴設備は、本来の治
療等の設備スペースの緊急性・必要性から、入院病棟に
おいても地階など病室からは遠い場所にあることが普通
であり、このことも入浴を負担に感じさせていることの
要因の一つになっている。
【0004】この入院中・施設滞在中の入浴介護を軽減
し、病院・施設等の特殊条件下で、より望ましい入浴を
行おうとするものが従来より提案されている。例えば、
実開平6−29538号公報ではベッドとシャワー入浴
を組み合わせ、寝たきりの病人や老人を視覚によって確
認しながら、楽な姿勢で容易に短時間で洗浄することが
でき、入浴者が圧迫感やのぼせ等の不快感を感じること
がなく、入浴の準備や後始末が簡単な入浴装置が提案さ
れている。
【0005】これは図12に示すとおり、周壁104の
上部に上方に凸に湾曲する覆い部108を設け、覆い部
108の長手方向一端に開口部112を設けた中空カプ
セル102と、開口部112を介して中空カプセル10
2内に挿入されるベッド103とより成り、中空カプセ
ル102はその内部にシャワーノズル115を装設し、
その底部に排水装置を設け、覆い部108はその頂部に
天窓110を設け、その側面に複数の腕挿入孔111を
穿設し、ベッド103の長手方向一端部を開口部112
から中空カプセル102の外方に露出するものであり、
ここで病人や老人を視覚によって確認しながら、楽な姿
勢で入浴させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】入院中・施設滞在中の
入浴介護を軽減し、病院・施設等の特殊条件下で、より
望ましい入浴を行おうとする前述の従来例は、前述の利
点を有しているが、より望ましい入院中・施設滞在中の
入浴という観点からすると同時に次のような課題を有し
ている。
【0007】従来例ではベッドとシャワー入浴を組み合
わせ、寝たきりの病人や老人を視覚によって確認しなが
ら、楽な姿勢で容易に短時間で洗浄することができる
が、全身がシャワーにあたるため外科病棟においてギブ
スを装着している等の部分的にシャワーをあてたくない
入院患者・施設滞在者には対応できていない。
【0008】また従来例では装置自身が大型になり、病
院施設内の入浴設備は、本来の治療等の設備スペースの
緊急性・必要性から、入院病棟においても地階など病室
からは遠い場所にあることが普通であり、入院中・施設
滞在中の入浴を負担に感じさせる課題に対しては解決で
きていない。
【0009】本発明ではこのような課題に対して、身体
の一部分にシャワーをあてたくない入院患者・施設滞在
者が入浴する際に、その部分にシャワー噴流を当てない
ようにするシャワー装置を提供するものである。
【0010】また同時に入院病棟において、トイレ等の
病室近傍のスペースを利用できるような省スペース型の
入浴設備として提供し、地階など病室からは遠い場所に
ある入浴設備にわざわざ出向き、入院中・施設滞在中の
入浴を負担に感じるという課題を解決しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、入浴者が着座する着座手段と、着座した入浴
者に対し、温水を噴出する2つ以上の温水噴出手段とを
備えたシャワー装置本体において各温水噴出手段からの
温水噴出は任意に開閉制御できる構造としたもので、入
浴者が着座手段に着座し入浴する際、各温水噴出手段か
らの温水噴出を個別に停止することにより、身体の一部
分にシャワーをあてたくない入院患者・施設滞在者が入
浴する際に、その部分に温水噴出を当てないようにする
ことができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、シャワー装置本体と、
入浴者が着座する着座手段と、着座した入浴者に対し、
温水を噴出する2つ以上の温水噴出手段とを備え、各温
水噴出手段からの温水噴出は任意に開閉制御できる構造
としたシャワー装置である。
【0013】そして入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、各温水噴出手段からの温水噴出を個別に停止するこ
とにより、入浴者への温水噴出を当てる範囲を制限する
ことができるものである。
【0014】さらに上記に加えて、シャワー装置本体に
支持されたアームを備え、アームは移動可能とし、着座
した入浴者に温水を噴出する温水噴出手段の少なくとも
一つはアームに取り付け、アームの移動に合わせて、ア
ームに取り付けられた温水噴出手段からの温水噴出を開
閉制御できる構造としたものである。
【0015】そして、入浴者が着座手段に着座し入浴す
る際、入浴者自ら又は入浴介護者がアームを移動するこ
とにより、アームの移動に合わせて、アームに取り付け
られた温水噴出手段からの温水噴出を個別に停止させ、
入浴者への温水噴出を当てる範囲を制限することが、ア
ームの操作と兼ねてできるものである。
【0016】さらに、温水噴出手段は入浴者の下肢に向
かって温水を噴出する構造としたものである。
【0017】そして入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、温水噴出手段が下肢に向かって温水を噴出し下肢を
暖め、上半身への部分的な温水噴出停止による温熱感の
不足を補うものである。
【0018】さらに、加熱手段を備え、入浴者の下肢を
加熱手段による輻射熱で暖める構造としたものである。
【0019】そして入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、加熱手段が輻射熱により下肢を暖め、上半身への部
分的な温水噴出停止による温熱感の不足を補うものであ
る。
【0020】さらに、加熱手段はシャワー装置本体に備
えた赤外線放出手段として、入浴者の下肢を赤外線放出
手段による赤外線輻射で暖める構造としたものである。
【0021】そして入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、入浴者の下肢を赤外線放出手段による赤外線輻射で
暖め、上半身への部分的な温水噴出停止による温熱感の
不足を補うものである。
【0022】さらに、加熱手段は着座手段に組み込んで
入浴者の下肢を熱伝導により暖める構造としたものであ
る。
【0023】そして入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、入浴者の下肢を熱伝導により暖め、上半身への部分
的な温水噴出停止による温熱感の不足を補うものであ
る。
【0024】さらに、着座手段は温水噴出手段から入浴
者の陰部または臀部に向かって温水を噴出するものであ
る。
【0025】そして、着座姿勢のために温水噴出が届き
にくい入浴者の陰部または臀部を暖め易く、洗い易くす
ることができる。
【0026】さらに、水質変換手段を備え、温水噴出手
段は前記水質変換手段により生成された酸性イオン水ま
たはアルカリイオン水を噴出する構造としたものであ
る。
【0027】そして単なる温水噴出に加えて、酸性水を
噴出することにより被噴出部に対する消毒ができる。
【0028】さらに、温水噴出手段は、薬剤を温水に混
入して噴出する構造としたものである。
【0029】そして単なる温水噴出に加えて、薬剤混入
温水を噴出することにより被噴出部に対する薬効が付加
できる。
【0030】さらに本発明のシャワー装置は、シャワー
装置本体と、入浴者が着座する着座手段と、着座した入
用者に対し温水を噴出する温水噴出手段とを備え、入浴
者の陰部または臀部に向かって温水を噴出する温水噴出
手段、あるいは入浴者の下股を輻射熱で暖房する加熱手
段、あるいは温水噴出手段から噴出する温水を酸性水ま
たはアルカリイオン水に変換する水質変換手段、あるい
は温水噴出手段から噴出する温水に薬剤を混入する混入
手段とを備えた構成としてあり、入浴者の陰部または臀
部を暖房及び温めたり、温熱感の不足を補ったり、消毒
したり、薬効をきかしたりすることができる。
【0031】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)本発明の実施例1について、図1、図2を
参照しながら説明する。図1は実施例1の構成図、図2
は実施例1の温水噴出手段の詳細断面図である。
【0032】図1において、1はシャワー装置本体で、
適所に設置してある給湯熱源(図示せず)と配管(図示
せず)を介して接続してある。2はシャワー装置本体に
より支持された入浴者が着座する着座手段、3は着座し
た入浴者に温水を噴出する温水噴出手段、4は温水噴出
手段3を有しシャワー装置本体1により支持されたアー
ムであり、入浴者の左右両側に各々設けてある。着座手
段2はシャワー装置本体1に固定または可動に支持され
ている。温水噴出手段3はシャワー装置本体1またはア
ーム4に合計で複数個が取り付けられている。
【0033】図2において13は温水噴出手段3の主体
をなすノズル、14は水封のためのOリング、15はノ
ズル押え板、16はノズル固定板、17はニードル弁で
ある。ノズル押え板15およびノズル固定板16はシャ
ワー装置本体1またはアーム4の構成部材の一部を挟み
込む形で支持されている。Oリング14はノズル押え板
15とノズル固定板16によりノズル13の水封ができ
るよう取り付けられている。ノズル13はノズル押え板
15によりノズル固定板16に圧着されている。ニード
ル弁17はノズル13の温水流路途中に設けてあり、ニ
ードル弁17の上下動によって温水流路を遮断できる構
造としてある。
【0034】次に動作、作用について説明する。入浴者
が着座手段2に着座し、入浴者または介護者の操作によ
り、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴出される。こ
の際入浴者が外科病棟において右腕部にギブスを装着し
ている場合、入浴者の右側のアームに配置された温水噴
出手段3のノズル13の流路に設けたニードル弁17を
閉止し、入浴者の右側のアーム側からの温水噴出を停止
させる。
【0035】なお実施例1では、右腕部にギブスを装着
した人に対する人体左右アームに配置された温水噴出手
段の個別閉止について説明したが、着座した入浴者に対
する温水を噴出する2つ以上の温水噴出手段の配置とそ
の個別閉止によるメリットがある対象疾患は、他にも例
えば頚椎損傷時の頚椎保護ギプスに対して、上半身への
温水噴出範囲を限定する等、特に外科疾患を中心として
様々な例が考えられる。さらにその様々な例に対応した
位置に全て温水噴出手段を設け、その個別閉止、すなわ
ち個別開閉制御により対象疾患ごとの温水噴出パターン
を作成することも可能である。
【0036】また個別開閉制御は、温水噴出手段3のノ
ズル13の流路に設けたニードル弁17を閉止する例で
説明したが、他にも電子制御によるもの等が考えられ
る。この場合遠隔操作が可能で、温水噴出パターンのワ
ンタッチ選択など開閉以外の制御もできる等利点が多
い。
【0037】(実施例2)本発明の実施例2について、
図3、図4、図5を参照しながら説明する。図3は実施
例2の構成図、図4は実施例2のアーム取り付け部分の
詳細図、図5(a)、(b)はバルブ操作の動作説明図
である。
【0038】図3において、アーム4はシャワー装置本
体1に回転可動に支持されている。図4において、21
はボールバルブユニット、22はシャワー装置本体1に
設けたバルブ操作用溝部、23はアーム4に取り付けら
れた温水噴出手段3への温水流路で、シャワー装置本体
内の温水流路(図示せず)と接続されている。ボールバ
ルブユニット21はアーム4に設けた温水流路23の流
路途中に設けてある。図5(a)において、25はボー
ルバルブユニット21の中のボールバルブで、温水流路
23を開放する位置にセットしてある。26はボールバ
ルブ25に接続された操作用レバーで、バルブ操作用溝
部22を貫通するように設けてある。操作用レバー26
の回転に伴ってボールバルブユニット21は流路に対し
て回転可能に構成してある。
【0039】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。入浴者が着座手段2に着座し、入浴者または介護
者の操作により、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴
出される。この際入浴者が外科病棟において右腕部にギ
ブスを装着している場合、入浴者の右側のアーム4を回
転させる。アーム4の回転に伴って操作用レバー26が
バルブ操作用溝部22を通ってゆき、バルブ操作用溝部
22の軌道が単円からそれてゆくに伴って、操作用レバ
ー26が固定されたボールバルブ25が回転し、図5
(b)に示すようにアーム4の回転が終了したところで
温水流路23を完全閉止する。
【0040】なお温水流路停止は、ボールバルブ25、
操作用レバー26、溝部22による機構的な例で説明し
たが、他にもアーム角度を検出する角度検出手段とその
検出信号により温水流路に設けた電子制御バルブを用い
るもの等が考えられる。
【0041】(実施例3)本発明の実施例3について、
図6を参照しながら説明する。図6は実施例3の構成図
である。
【0042】図6において、30は着座した入浴者の下
肢に向かって温水を噴出する温水噴出手段、31は温水
噴出手段30への温水流路、32は温水流路31の流路
途中に設けてある流路開閉装置で、ここでは実施例2で
示したボールバルブおよびバルブ開閉レバーからなるボ
ールバルブユニットとしてある。
【0043】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。入浴者が着座手段2に着座し、入浴者または介護
者の操作により、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴
出される。入浴者が下肢の冷えを感じた際には流路開閉
装置32の操作用レバーを操作し温水流路31を開放す
る。温水が温水噴出手段30に供給され、入浴者の下肢
に向かって温水を噴出する。
【0044】なお温水流路停止は、実施例2で説明した
ボールバルブ、操作用レバー、溝部による機構的な例で
説明したが、他にも電子制御バルブを用いるもの等が考
えられる。この場合遠隔操作可能、身体への温水噴出と
合わせた温水パターンのワンタッチ選択など利点が多
い。
【0045】(実施例4)本発明の実施例4について、
図7を参照しながら説明する。図7は実施例4の構成図
である。
【0046】図7において、37は加熱手段としてのシ
ャワー装置本体壁面に備えた赤外線放出ランプであり、
入浴者の下肢に向かって赤外線輻射を行う方向で、着座
手段2に設けてある。38は加熱手段37への通電路、
39は通電路38の途中に設けたスイッチである。
【0047】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。入浴者が着座手段2に着座し、入浴者または介護
者の操作により、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴
出される。入浴者が下肢の冷えを感じた際にはスイッチ
39を操作し、加熱手段37への通電を開始する。通電
によって加熱手段37から赤外線が入浴者の下肢に向か
って輻射される。
【0048】なお加熱手段37は着座手段2に備えた赤
外線放出ランプとして説明したが、他にも被覆電熱線等
による熱線輻射も考えられる。
【0049】(実施例5)本発明の実施例5について、
図8を参照しながら説明する。図8は実施例5の構成図
である。
【0050】図8において、41は着座手段2の入浴者
の下肢大腿部に接触する座面に埋設した被覆電熱線、4
2は着座手段2の入浴者の下肢すね部に接触する座面に
埋設した被覆電熱線、43は被覆電熱線41および被覆
電熱線42への通電路、44は通電路43の途中に設け
たスイッチである。
【0051】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。入浴者が着座手段2に着座し、入浴者または介護
者の操作により、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴
出される。入浴者が下肢の冷えを感じた際にはスイッチ
44を操作し被覆電熱線41および被覆電熱線42への
通電を開始する。通電によって被覆電熱線41および被
覆電熱線42により着座手段2の着座面が暖められる。
【0052】なお上記被覆電熱線41、42はそれぞれ
個別に通電制御可能とすれば好みに応じて暖房可能であ
る。
【0053】(実施例6)本発明の実施例6について、
図9を参照しながら説明する。図9は実施例6の構成図
である。
【0054】図9において、45は着座した入浴者の陰
部または臀部に向かって温水を噴出する温水噴出手段、
46は温水噴出手段45への温水流路、47は温水流路
46の流路途中に設けてある流路開閉装置で、ここでは
実施例2で示したボールバルブおよびバルブ開閉レバー
からなるボールバルブユニットとしてある。48は着座
手段2の座面に設けてある孔で、温水噴出手段45から
の温水噴出が通る様に設けてある。
【0055】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。入浴者が着座手段2に着座し、入浴者または介護
者の操作により、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴
出される。入浴者が臀部の冷えを感じた際、または陰部
を洗おうとした際には、入浴者または介護者が流路開閉
装置47の操作用レバーを操作し温水流路46を開放す
る。温水が温水噴出手段45に供給され、着座面の孔4
8を通って入浴者の陰部または臀部に向かって温水を噴
出する。
【0056】なお温水流路停止は、実施例2で説明した
ボールバルブ、操作用レバー、溝部による機構的な例で
説明したが、他にも電子制御バルブを用いるもの等が考
えられる。この場合遠隔操作可能、身体への温水噴出と
合わせた温水パターンのワンタッチ選択など利点が多
い。
【0057】(実施例7)本発明の実施例7について、
図10を参照しながら説明する。図10は実施例7の構
成図である。
【0058】図10において、51は温水流路46の流
路途中に設けてある水質変換手段で、ここでは流路に流
れる温水に触れるように電極を設けた水イオン交換器で
構成してあり、酸性イオン水、アルカリイオン水を生成
し、酸性イオン水は温水流路46に戻し、アルカリイオ
ン水は排出路53から排出する構造としてある。52は
電気分解手段51を動作させるスイッチレバーである。
【0059】なお実施例1および実施例6と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0060】次に動作、作用について説明する。入浴者
が着座手段2に着座し、入浴者または介護者の操作によ
り、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴出される。入
浴者が陰部を洗おうとした際には、入浴者または介護者
が流路開閉装置47の操作用レバーを操作し温水流路4
6を開放する。また同時にスイッチレバー52を操作
し、電気分解手段51を動作させる。これにより酸性水
が温水噴出手段45から、着座面の孔48を通って入浴
者の陰部または臀部に向かって噴出する。
【0061】なお酸性水は人体臀部および陰部に噴出す
る例として説明したが、他の温水噴出手段3から全身ま
たは身体の一部にを噴出することも考えられる。アトピ
ー性皮膚炎などの場合に対応する場合にはこのような展
開が必要である。
【0062】(実施例8)本発明の実施例8について、
図11を参照しながら説明する。図11は実施例8の構
成図である。
【0063】図11において、55は温水に溶解できる
形態の例えば液状皮膚消毒剤等の薬剤を貯蔵する貯蔵手
段、56は温水流路46の流路に貯蔵手段55からの薬
剤を操作レバーにより自在に混入する混入手段、57は
混入手段56を動作させる操作レバーである。
【0064】なお実施例1および実施例6と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0065】次に動作、作用について説明する。入浴者
が着座手段2に着座し、入浴者または介護者の操作によ
り、温水噴出手段3から温水が入浴者に噴出される。入
浴者が陰部を洗おうとした際には、入浴者または介護者
が流路開閉装置47の操作用レバーを操作し温水流路4
6を開放する。また同時にスイッチレバー57を操作
し、混入手段56を動作させる。これにより薬剤が貯蔵
手段55から温水流路46に混入し、温水噴出手段45
から着座面の孔48を通って入浴者の陰部または臀部に
向かって温水を噴出する。
【0066】なお皮膚消毒剤等の薬剤を混入した温水を
人体臀部および陰部に噴出する例として説明したが、他
の温水噴出手段3から全身または身体の一部に他の薬剤
例えば皮膚保湿剤等を混入して噴出することも考えられ
る。乾燥性皮膚などの場合に対応する場合にはこのよう
な展開が必要である。
【0067】なお実施例1から実施例8まで、特に病院
等に入院中の入院患者の人々の入浴、または高齢者のた
めの施設に入居中の障害を有する人々の入浴を例として
記述したが、この他にも一般家庭においても同様に、部
分的に温水噴出を当てないようにしたい、下肢を暖めた
い、陰部または臀部を暖め易く、洗い易くしたい、被噴
出部に対する消毒または薬効が欲しいケースは、在宅療
養を始めとして数多く考えられる。本発明は病院等に限
定されるものではなく一般家庭等、広く適応するもので
ある。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入浴者が
着座手段に着座し入浴する際、各温水噴出手段からの温
水噴出を任意に制御することにより、身体の一部分にシ
ャワーをあてたくない入院患者・施設滞在者が入浴する
際に、その部分に温水噴出を当てないようにすることが
できるという有利な効果を有する。
【0069】また入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、入浴者自ら又は入浴介護者がアームを移動すること
により、アームの移動に合わせて、アームに取り付けら
れた温水噴出手段からの温水噴出を停止させ、入浴者へ
の温水噴出を当てる範囲を制限することが、アームの操
作と兼ねてできるので、操作の手間が軽減できるという
有利な効果を有する。
【0070】また、入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、温水噴出手段が下肢に向かって温水を噴出し下肢を
暖めるので、温熱感の不足を補うという有利な効果を有
する。
【0071】また、入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、加熱手段が輻射熱により下肢を暖めるので、温熱感
の不足を補うという有利な効果を有する。
【0072】また、入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、入浴者の下肢を赤外線放出手段による赤外線輻射で
暖めるので、温熱感の不足を補うという有利な効果を有
する。
【0073】また、入浴者が着座手段に着座し入浴する
際、入浴者の下肢を熱伝導により暖めるので、温熱感の
不足を補うという有利な効果を有する。
【0074】また、着座姿勢のために温水が届きにくい
入浴者の陰部または臀部に温水を噴出するようにしてい
るので、この部分も暖め易く、洗い易くすることができ
るという有利な効果を有する。
【0075】また、単なる温水噴出に加えて、酸性水等
を噴出することにより被噴出部に対する消毒ができると
いう有利な効果を有する。
【0076】また、単なる温水噴出に加えて、薬剤混入
温水を噴出することにより被噴出部に対する薬効が付加
できるという有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシャワー装置の構成図
【図2】同実施例1のシャワー装置の温水噴出手段を示
す詳細断面図
【図3】本発明の実施例2のシャワー装置の構成図
【図4】同実施例2のアーム取り付け部分の詳細図
【図5】(a)同実施例2のバルブ操作の開時の動作説
明図 (b)同実施例2のバルブ操作の閉時の動作説明図
【図6】本発明の実施例3のシャワー装置の構成図
【図7】本発明の実施例4のシャワー装置の構成図
【図8】本発明の実施例5のシャワー装置の構成図
【図9】本発明の実施例6のシャワー装置の構成図
【図10】本発明の実施例7のシャワー装置の構成図
【図11】本発明の実施例8のシャワー装置の構成図
【図12】従来の入浴装置の説明図
【符号の説明】
1 シャワー装置本体 2 着座手段 3 温水噴出手段 4 アーム 13 ノズル 17 ニードル弁 21 ボールバルブユニット 22 バルブ操作用溝部 30 温水噴出手段(下肢用) 37 加熱手段 41 被覆電熱線(大腿部用) 42 被覆電熱線(すね部用) 45 温水噴出手段(臀部用) 48 座面孔 51 電気分解手段 55 薬剤貯蔵部 56 薬剤混入手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャワー装置本体と、入浴者が着座する着
    座手段と、着座した入浴者に対し温水を噴出する2つ以
    上の温水噴出手段とを備え、各温水噴出手段からの温水
    噴出を任意に制御可能としたシャワー装置。
  2. 【請求項2】シャワー装置本体に支持されたアームを備
    え、前記アームは移動可能とし、着座した入浴者に温水
    を噴出する温水噴出手段の少なくとも一つは前記アーム
    に取り付け、前記アームの移動に合わせて、前記アーム
    に取り付けられた前記温水噴出手段からの温水噴出を制
    御可能とした請求項1記載のシャワー装置。
  3. 【請求項3】温水噴出手段の少なくとも一つは入浴者の
    下肢に向かって温水を噴出する構成とした請求項1また
    は2記載のシャワー装置。
  4. 【請求項4】入浴者の下肢を輻射熱で暖房する加熱手段
    を備えた請求項1ないし3のいずれか1項記載のシャワ
    ー装置。
  5. 【請求項5】加熱手段は赤外線放出手段で構成するとと
    もに、シャワー装置本体に設けて入浴者の下肢を温める
    構成とした請求項4記載のシャワー装置。
  6. 【請求項6】加熱手段は着座手段に組み込んで入浴者の
    下肢を暖める構成とした請求項4記載のシャワー装置。
  7. 【請求項7】温水噴出手段の少なくとも一つは入浴者の
    陰部または臀部に向かって温水を噴出する構成とした請
    求項1ないし6のいずれか1項記載のシャワー装置。
  8. 【請求項8】温水噴出手段から噴出する温水を酸性水ま
    たはアルカリイオン水に変換する水質変換手段を設けた
    請求項1ないし7のいずれか1項記載のシャワー装置。
  9. 【請求項9】温水噴出手段から噴出する温水に薬剤を混
    入する混入手段を設けた請求項1ないし8のいずれか1
    項記載のシャワー装置。
  10. 【請求項10】シャワー装置本体と、入浴者が着座する
    着座手段と、着座した入浴者に対し温水を噴出する温水
    噴出手段と、入浴者の陰部または臀部に向かって温水を
    噴出する温水噴出手段とを備えたシャワー装置。
  11. 【請求項11】シャワー装置本体と、入浴者が着座する
    着座手段と、着座した入浴者に対し温水を噴出する温水
    噴出手段と、入浴者の下股を輻射熱で暖房する加熱手段
    とを備えたシャワー装置。
  12. 【請求項12】シャワー装置本体と、入浴者が着座する
    着座手段と、着座した入浴者に対し温水を噴出する温水
    噴出手段と、温水噴出手段から噴出する温水を酸性水ま
    たはアルカリイオン水に変換する水質変換手段とを備え
    たシャワー装置。
  13. 【請求項13】シャワー装置本体と、入浴者が着座する
    着座手段と、着座した入浴者に対し温水を噴出する温水
    噴出手段と、温水噴出手段から噴出する温水に薬剤を混
    入する混入手段とを備えたシャワー装置。
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