JPH10234008A - ベロシティー・エラー補正回路 - Google Patents

ベロシティー・エラー補正回路

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JPH10234008A
JPH10234008A JP9029535A JP2953597A JPH10234008A JP H10234008 A JPH10234008 A JP H10234008A JP 9029535 A JP9029535 A JP 9029535A JP 2953597 A JP2953597 A JP 2953597A JP H10234008 A JPH10234008 A JP H10234008A
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JP
Japan
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signal
clock
circuit
velocity error
video signal
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Application number
JP9029535A
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English (en)
Inventor
Norio Kurashige
規夫 倉重
Naoki Hanada
尚樹 花田
Hiroshi Nishiyama
寛 西山
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生映像信号の時間軸変動を補正するTBC
において、再生映像信号の1H期間内のベロシティー・
エラーを補正する補正回路を提供する。 【解決手段】 入力映像信号の同期信号(Hsync)に基づ
いて該映像信号をメモリ(4)に書き込み、所定のタイミ
ングで読み出すことにより時間軸変動成分を除去する時
間軸変動成分除去手段(1〜7,9〜11)と、時間軸変動成分
除去手段(1〜7,9〜11)から読み出した映像信号を1H期
間遅延する遅延手段(121)と、同期信号(Hsync)とメモリ
(4)の読み出しクロックとに基づいて基準の1H期間に
対するベロシティー・エラーを検出する検出手段(120)
と、検出手段(120)の検出したベロシティー・エラーに
基づいて、所定のタイミングにおける遅延手段(121)か
らの遅延映像信号の値を補間する補間手段(122)とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
型VTR等の再生信号の時間軸変動を補正するTBC(T
ime Base Corrector)において、再生信号の1H(水平
走査)期間に生じる速い周波数変動成分(ベロシティー
・エラー)を補正するベロシティー・エラー補正回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン型VTRの再生映像信
号には、主にVTRの走行系に起因する時間軸変動が伴
う。具体的には、VTRの回転ドラムの回転ムラとキャ
プスタンによる走行速度ムラ(VTRの機械的精度)に
よって再生映像信号に時間軸変動が生じ、再生画面上で
ゆらぎ等の映像乱れあるいは色変動となって現れる。
【0003】この時間軸変動(ジッタともいう)を除去
するものとして時間軸補正回路(いわゆるTBC回路)
がある。このTBC回路は、図6に示すように、VTR
の再生映像信号の余分な高域成分を除去するローパスフ
ィルタ(LPF)1、LPF1の出力信号をディジタル
信号に変換するA/D変換器2、A/D変換器2の出力
信号とクロック発生回路8からのタイミング信号ENとの
位相誤差を検出し可変遅延回路7にフィードバックする
位相誤差検出回路3、A/D変換器2の出力信号をクロ
ックWCKに基づいて書き込み、後述するクロックRCKによ
って読み出しを行うメモリ4、LPF5を介して得られ
たVTRの再生映像信号から同期信号(Hsync)を分離す
る同期分離回路6、信号処理回路全体の特性に応じて同
期分離回路6において分離した水平同期信号Hsyncの位
相を調節する可変遅延回路7、システムクロックを発振
しクロック発生回路8に供給する発振器(Xtal)9、発振
器9の発振クロックXOを分周する分周回路10とから構成
される。
【0004】ここで、可変遅延回路7は、上記したタイ
ミング信号ENとA/D変換器2からのディジタル信号に
含まれる水平同期信号HSYNCとの位相誤差情報がフィー
ドバックされて、メモリ4から読み出されたVTRの再
生映像信号の位相と水平同期信号Hsyncの位相とを合わ
せるようにその遅延量が調整されると共に、このTBC
回路の各素子の応答のばらつきを吸収するように分離さ
れた水平同期信号Hsyncを出力する。
【0005】クロック発生回路8は、可変遅延回路7か
らの水平同期信号Hsyncの後縁の立ち上がり(あるいは
立ち下がり)のタイミングで生成されたタイミング信号
ENを生成し、位相誤差検出回路3に供給する。また、こ
のクロック発生回路8は、発振器9からの安定したクロ
ックXOと可変遅延回路7からの水平同期信号Hsyncとに
基づいて、クロックWCKを生成出力する。このクロックW
CKはA/D変換器2のサンプリングクロックとなると共
にメモリ4の書き込みクロックともなる。
【0006】クロック発生回路8は、図7に示すよう
に、発振器9からのクロックXOをカウントするカウンタ
81、カウンタ81からの出力81aを所定の位相にシフトし
て夫々出力するレジスタ82A〜82C、インバータ83を介し
て反転されたクロックXOをカウントするカウンタ84、カ
ウンタ84からの出力84aを所定の位相にシフトして夫々
出力するレジスタ85A〜85C、レジスタ82A〜82C,85A〜85
Cが生成する種々の位相のクロック(82Aa,82Ba,82Ca,85A
a,85Ba,85Ca)を水平同期信号Hsyncに基づいて選択する
選択回路86とから構成される。
【0007】選択回路86は、図8に示すように、レジス
タ82A〜82C,85A〜85Cからのクロック(82Aa,…,85Ca)の
内、例えば、水平同期信号Hsyncの1周期内でその立ち
下がりと最も近いタイミングで立ち下がるクロック82Aa
を選択出力する。そして、次の水平同期信号Hsyncの立
ち下がりと最も近いタイミングで立ち上がるクロック85
Caを選択出力する。こうしてクロック発生回路8は水平
同期信号Hsyncの位相に最も近いクロックWCKを出力する
ことができる。選択回路86からのクロックWCKはA/D
変換器2、位相誤差検出回路3及びメモリ4に供給され
る。
【0008】A/D変換器2はこのクロックWCKによっ
て再生映像信号のサンプリングを行ってこれをディジタ
ル変換し、位相誤差検出回路3は変換されたディジタル
信号とクロックとの位相比較をクロック発生回路8にフ
ィードバックし、メモリ4はこのクロックWCKによって
ディジタル信号に変換された再生映像信号を書き込む。
また、メモリ4は発振器9の発振する安定なクロックRC
Kに基づいて再生映像信号の読み出しを行う。このとき
発振器9からのクロックRCKは分周回路10により整数倍
に分周されている。こうして、図9に示すように、メモ
リ4から読み出される再生映像信号はクロックRCKによ
り映像信号の水平走査開始点に完全に追従することがで
きる。
【0009】上記したTBCは再生映像信号の同期信号
Hsyncのタイミングを揃えることにより1H毎のジッタ
に完全に追従することが可能となるが、1H期間内の時
間軸変動成分であるベロシティー・エラーには追従しな
い。即ち、再生画面上の右端に残留ジッタが最大となっ
て現れるという問題がある。
【0010】例えば、従来のヘリカルスキャン型VTR
のように、映像信号の1水平期間の情報が1トラックの
情報として記録された磁気テープを再生するとき、VT
Rの機械的精度による磁気テープの走行速度ムラ、回転
ドラムの回転ムラによって、回転ドラム上の磁気ヘッド
が再生するトラック情報が時間軸方向に圧縮あるいは伸
長したりするため、図9に示すように、残留ジッタ(ベ
ロシティー・エラー)が発生するということがあり、再
生画面上で右端画面に揺らぎが現れる。
【0011】そこで、再生される1Hの情報が基準時間
に対して得られるようにベロシティー・エラーを補正す
るベロシティー・エラー補正回路として、テレビジョン
学会技術報告(1989年10月18日)発表の「小型カセット
ハイビジョンVTRのビデオ信号処理」において高性能
時間軸誤差補正を行い、このベロシティー・エラーを補
正することが提案されていた(ITEJ Technical Report
Vol.13,No.50,pp.7〜12.,VTR89)。この時間軸補正は、
TBCのメモリ読み出しクロックの位相を順次シフトさ
せた補正変調クロックを用いて読み出された信号をD/
A変換することによりベロシティー・エラーを打ち消す
ものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た高性能時間軸誤差補正は、ベロシティー・エラーに追
従するクロック(補正変調クロック)と全体のシステム
クロックとを個別に設ける必要があり、構成が煩雑にな
るという問題があった。
【0013】また、ベロシティー・エラーが除去された
後の再生信号は上記した補正変調クロックと位相が合っ
ているので、後段の通常の信号処理を行う際、この補正
変調クロックの位相と信号処理回路のシステムクロック
の位相とを調整する構成が必要になり、構成が更に煩雑
になるという不都合があった。
【0014】具体的には、例えば、補正変調クロックで
A/D変換された再生信号を一度D/A変換して、安定
なシステムクロックに基づいて再度A/D変換する(こ
の時点でベロシティー・エラーが除去される)という処
理が必要になるため、煩雑な処理を行う複雑な回路を用
いることになる。このため簡易な構成によりVTRの再
生信号のベロシティー・エラーを補正することが望まれ
ていた。
【0015】
【発明を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を解決するため以下の構成を提供する。
【0016】(1) 第1の発明は、時間軸変動成分を
有する入力映像信号に対して1H期間に生じる速い周波
数変動成分に起因するベロシティー・エラーを補正する
ベロシティー・エラー補正回路において、前記入力映像
信号の同期信号(Hsync)に基づいて該映像信号をメモリ
(4)に書き込み、所定のタイミングで読み出すことによ
り前記した時間軸変動成分を除去する時間軸変動成分除
去手段(1〜7,9〜11)と、前記時間軸変動成分除去手段(1
〜7,9〜11)から読み出した映像信号を1H期間遅延する
遅延手段(121)と、前記同期信号と前記メモリ(4)の読み
出しクロックとに基づいて基準の1H期間に対するベロ
シティー・エラーを検出する検出手段(120)と、前記検
出手段(120)の検出したベロシティー・エラーに基づい
て、所定のタイミングにおける前記遅延手段(121)から
の遅延映像信号の値を補間する補間手段(122)とを備え
ることを特徴とするベロシティー・エラー補正回路を提
供する。
【0017】(2) 第2の発明は、前記補間手段(12
2)は、前記遅延手段(121)からの遅延映像信号を前記検
出手段(120)の検出したベロシティー・エラーに基づい
て基準の1H期間に応じた情報として出力するために、
基準の1H期間に対応するサンプリング値を補間するこ
とによって前記した遅延映像信号を圧縮又は伸長するこ
とを特徴とする上記(1)記載のベロシティー・エラー
補正回路を提供する。
【0018】(3) 第3の発明は、前記入力映像信号
は、信号が記録された記録媒体を機械的に駆動して再生
されたことにより時間軸変動成分が生じた再生信号であ
ることを特徴とする上記(1)記載のベロシティー・エ
ラー補正回路を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態を図面と共に説明す
る。図1は本発明の時間軸補正回路を説明するブロック
図、図2は本発明の要部であるベロシティー・エラー補
正回路を説明するブロック図、図3は補間回路の動作を
説明する図、図4は補間の原理を説明する図、図5は補
正された信号を説明する図である。尚、上記したものと
同一の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0020】本発明のベロシティー・エラー補正回路
は、図1に示すように、図6の構成に対して、新たなク
ロック発生回路11と、ベロシティー・エラー補正回路12
とを夫々設けたことを特徴とする。
【0021】VTRからの再生映像信号は、上記したL
PF1を介してA/D変換器2に供給される。A/D変
換器2はこの再生映像信号をディジタル信号に変換して
位相誤差検出回路3及びメモリ4に夫々供給する。クロ
ック発生回路11は、VTRからの再生映像信号をLPF
5、同期分離回路6、可変遅延回路7を夫々介して分離
供給された水平同期信号Hsyncと、発振器9からのクロ
ックXOとに基づいてメモリ4の書き込みクロックWCKを
生成してメモリ4に供給する。このクロックはA/D変
換器2のサンプリングクロックとしてA/D変換器2に
も供給される。
【0022】クロック発生回路11は、上記した選択回路
86の後段に分周器を設けて構成され、上記したように水
平同期信号Hsyncと発振器9からのクロックXOとに基づ
いてメモリ4の書き込みクロックWCKを生成する。ま
た、このクロック発生回路11は上記した発振器9からの
クロックXOを所定の周波数に分周する分周器を備えてお
り、その出力が分周クロックJCKとしてベロシティー・
エラー補正回路12に供給される。
【0023】またここで、このクロック発生回路11はク
ロック発生回路8と同様に、可変遅延回路7からの水平
同期信号Hsyncに基づいたタイミング信号ENを位相誤差
検出回路3に供給している。このタイミング信号ENとデ
ィジタル変換された再生映像信号の水平同期信号HSYNC
との位相誤差情報は可変遅延回路7に供給され、遅延回
路7の遅延量が制御される。こうすることによって再生
信号と分離された水平同期信号Hsyncとのタイミング補
正が行われている。
【0024】メモリ4は、発振器9の発振するクロック
XOを整数倍で分周する分周器10からの読み出しクロック
RCKに基づいて書き込まれた再生信号を読み出しベロシ
ティー・エラー補正回路12に供給する。この読み出しク
ロックRCKはベロシティー・エラー補正回路12にも供給
される。
【0025】ベロシティー・エラー補正回路12は、図2
に示すように、クロック発生回路11からの分周クロック
JCKと水平同期信号Hsyncとに基づいて1H期間のジッタ
を検出するジッタ検出回路120、メモリ4から読み出さ
れた再生信号4aを分周回路10からの分周クロックRCKに
基づいて1H期間遅延する遅延回路121、ジッタ検出回
路120の検出結果に基づいて遅延回路121の遅延信号の補
間を行う補間回路122とから構成される。
【0026】ジッタ検出回路120は、例えば、図示しな
いカウンタによって構成され、水平同期信号Hsyncの入
力とともにリセットされ、クロックJCKをカウントす
る。即ち、1H期間の長さをカウントすることになり、
これによって再生信号の1H期間のジッタを検出する。
再生信号にベロシティー・エラーが含まれているとこの
カウンタの計数結果が基準の1H期間に対応した理想値
に対して増減することになる。ジッタ検出回路120の検
出結果は後段の補間回路122に供給される。
【0027】メモリ4から読み出された再生信号は遅延
回路121に供給される。遅延回路121は分周回路10からの
クロックRCKに基づいてメモリ4から供給された再生信
号4aを1H期間遅延して補間回路122に供給する。ここ
で、上記したジッタ検出回路120は1H期間のクロック
を計数してジッタを検出するため、検出結果が得られる
のは1H期間終了した後となるため、遅延回路121は供
給された再生信号を1H遅延することにより、補間回路
122に供給されるジッタ検出結果と再生信号4aのタイミ
ングを合わせている。
【0028】補間回路122は、供給されたジッタ検出結
果に基づいて、1H期間の基準クロック数と再生信号の
1H期間のクロック数との比率を求め、これに応じてベ
ロシティー・エラーの存在する再生信号の1H期間のク
ロック数が基準クロック数となるように再生信号を出力
する。このとき、基準クロック数に応じた再生信号のサ
ンプリング値を、供給された再生信号のサンプリング値
から補間する。
【0029】例えば、図3に示すように、再生信号の1
H期間と基準の1H期間との差が残留ジッタとして得ら
れたとする。このとき再生信号は基準の1H期間に対し
て+(プラス)の残留ジッタを有しているので、再生信
号を基準の1H期間に圧縮して出力する。−(マイナ
ス)の残留ジッタの場合は再生信号を伸長することにな
る。この圧縮/伸長を、例えば、スプライン補間を用い
て行う。
【0030】再生信号は1Hのライン情報であるため、
圧縮の補正を行うために情報を削除(間引き等)した
り、伸長の補正を行うために情報を任意の情報を繰り返
したりするとライン情報の精度が損なわれる。このため
得られた再生信号の情報を基に、基準の1H期間の情報
に当てはまるようにサンプリング値を補間する。
【0031】上記したスプライン補間は、例えば、図4
に示すように、連続するX0,X1,X2,X3のサンプリング値
から値Xtを求める方法であり、サンプリング期間を1
として値X1からXtまでの距離をt、値X2からXtまで
の距離を1−tとすると、Xtは次式で表される。
【0032】
【数1】
【0033】上記した数1は3次自然スプライン補間の
計算式である。この3係数をtが変数であるロムテーブ
ル化して予め補間回路122に記憶させておく。上記した
残留ジッタの値によって再生信号の圧縮/伸長すべき比
率が決まるので、基準のクロックに対して補間すべき値
Xtの変数tが夫々決まる。
【0034】補間すべきポイント毎に変数tが決まるの
で、後はロムテーブルで予め設定された計算を行うこと
により補間すべきサンプリング値Xtが求まる。こうし
て、基準の1Hのクロックに応じて補間されたサンプリ
ング値(図3の補正後の信号)を出力することによっ
て、図5に示すように、ベロシティー・エラーが補正さ
れた再生信号を得ることができる。
【0035】尚、上記した補間の方法はスプライン補間
に限定されず、ライン補間等、種々の補間方法を用いる
ことができるのは勿論である。
【0036】尚、本発明ではVTRの再生映像信号に生
じるベロシティー・エラーを補正することを述べたが、
例えば、ディスク状記録媒体から信号を再生する再生装
置等、走行系を有する再生装置であって、再生映像信号
に時間軸変動成分が生じるものであれば、本補正回路を
用いて再生映像信号の時間軸変動成分と共に生じるベロ
シティー・エラーを補正することができるのは勿論であ
る。
【0037】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、再生
信号に生じるベロシティー・エラーを補正するためのク
ロックと、システムクロックとを個別に設ける必要がな
いので、簡易な構成により再生信号に生じるベロシティ
ー・エラーを補正することができるという効果がある。
【0038】また、本発明によれば、上記した効果に加
え、ベロシティー・エラーが生じた再生信号の情報を用
いてこのベロシティー・エラーを打ち消すように再生信
号を補間するので、再生信号の情報を損なうことなく、
ベロシティー・エラーを除去し、再生映像信号のカラー
バースト、水平/垂直同期信号の絶対位相のずれを防ぐ
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時間軸補正回路を説明するブロック図
である。
【図2】本発明の要部であるベロシティー・エラー補正
回路を説明するブロック図である。
【図3】補間回路の動作を説明する図である。
【図4】補間の原理を説明する図である。
【図5】補正された信号を説明する図である。
【図6】従来のTBC回路を説明するブロック図であ
る。
【図7】クロック発生回路を説明する図である。
【図8】クロック発生回路の動作を説明する図である。
【図9】従来のTBC回路により補正された信号を説明
する図である。
【符号の説明】
1,5…ローパスフィルタ、2…A/D変換器、3…位
相誤差検出回路、4…メモリ、6…同期分離回路、7…
可変遅延回路、9…発振器、10…分周回路、11…ク
ロック発生回路、12…ベロシティー・エラー補正回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間軸変動成分を有する入力映像信号に対
    して1H期間に生じる速い周波数変動成分に起因するベ
    ロシティー・エラーを補正するベロシティー・エラー補
    正回路において、 前記入力映像信号の同期信号に基づいて該映像信号をメ
    モリに書き込み、所定のタイミングで読み出すことによ
    り前記した時間軸変動成分を除去する時間軸変動成分除
    去手段と、 前記時間軸変動成分除去手段から読み出した映像信号を
    1H期間遅延する遅延手段と、前記同期信号と前記メモ
    リの読み出しクロックとに基づいて基準の1H期間に対
    するベロシティー・エラーを検出する検出手段と、前記
    検出手段の検出したベロシティー・エラーに基づいて、
    所定のタイミングにおける前記遅延手段からの遅延映像
    信号の値を補間する補間手段とを備えることを特徴とす
    るベロシティー・エラー補正回路。
  2. 【請求項2】前記補間手段は、前記遅延手段からの遅延
    映像信号を前記検出手段の検出したベロシティー・エラ
    ーに基づいて基準の1H期間に応じた情報として出力す
    るために、基準の1H期間に対応するサンプリング値を
    補間することによって前記した遅延映像信号を圧縮又は
    伸長することを特徴とする請求項1記載のベロシティー
    ・エラー補正回路。
  3. 【請求項3】前記入力映像信号は、信号が記録された記
    録媒体を機械的に駆動して再生されたことにより時間軸
    変動成分が生じた再生信号であることを特徴とする請求
    項1記載のベロシティー・エラー補正回路。
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