JPH1023397A - ドアホン装置 - Google Patents

ドアホン装置

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JPH1023397A
JPH1023397A JP8178294A JP17829496A JPH1023397A JP H1023397 A JPH1023397 A JP H1023397A JP 8178294 A JP8178294 A JP 8178294A JP 17829496 A JP17829496 A JP 17829496A JP H1023397 A JPH1023397 A JP H1023397A
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call
voice
signal
output signal
circuit
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JP8178294A
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Takeshi Sasaki
健 佐々木
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼出スイッチ(呼出ボタン)を操作しなくて
も、訪問者の発声によってドアホン装置を起動して、呼
出を行なえるようにする。 【解決手段】 室外子機10内の音声検知回路14は、
マイクロホン13の出力信号に常時監視しており、人の
音声の周波数帯域成分の信号が予め設定した監視時間以
上継続した場合に音声検知出力信号14aを発生する。
子機制御装置12は、音声検知出力信号14aが供給さ
れると呼出信号を生成し、生成した呼出信号を多重・分
離回路19ならびにケーブル30を介してモニタ装置2
0側へ送出する。モニタ装置20内の親機制御装置22
は、呼出信号を受信すると報知音発生指令信号22cを
報知音発生回路23へ供給して報知音23aを発生さ
せ、通話回路24を介してスピーカ26を鳴音させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はドアホン装置に係
り、詳しくは、訪問者が発する音声を検出して訪問者に
よる呼出がなされたことを報知できるようにしたドアホ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内に設けられたテレビドアホンモニタ
(以下モニタと記す)と室外に設けられた室外カメラ子
機(以下子機と記す)とからなるテレビドアホン装置を
起動させる方法として、室内の人(在宅者)が特に来客
がない場合でも任意の時に、室外の様子を見るためにモ
ニタに設けられたモニタボタンを押して、テレビドアホ
ン装置を動作させる方法と、訪問者(来客者)が子機に
設けられている呼出ボタンを押してテレビドアホン装置
を動作させ、在宅者に訪問を知らせる方法とがある。
【0003】図4は従来のテレビドアホン装置で在宅者
が室外を監視する場合の動作を示す説明図である。在宅
者Zが単に室外の様子を監視するためにモニタ装置10
1に設けられたモニタスイッチ(モニタボタン)101
aを押すとテレビドアホン装置100が動作状態にな
り、モニタ装置101のモニタ画面101bには室外子
機102に設けられたテレビカメラ102aで撮像した
室外の様子が表示される。この場合、訪問者(来客者)
との応対(インターホン通話)は行なわないので、モニ
タ装置101に設けられたマイクロホン101cで集音
された音声信号が室外子機102に設けられたスピーカ
102bから再生されないようにしている。なお、この
場合、室外子機102に設けられたマイクロホン102
cを利用して室外の音を集音し、モニタ装置101に設
けられたスピーカ101dで再生するようにしてもよ
い。なお、符号103はケーブルであり、モニタ装置1
01と室外子機102との間で各種信号の送受を行なう
とともに、室外機器102へ電源を供給するためのもの
である。
【0004】図5は従来のテレビドアホン装置で訪問者
が呼出スイッチ(呼出ボタン)を操作した場合の動作を
示す説明図である。訪問者Hが訪問を知らせるために室
外子機102に設けられた呼出スイッチ(呼出ボタン)
102dを押すと、呼出スイッチ(呼出ボタン)102
dが押されたことを示す呼出信号がケーブル103を介
してモニタ装置101側へ伝送され、モニタ装置101
側のスピーカ101dから報知音(呼出音)Tが鳴音さ
れるとともに、モニタ画面101bに訪問者Hの姿が映
し出される。在宅者Zは、モニタスイッチ(モニタボタ
ン)101aを押すことによって、訪問者Hとの間でイ
ンターホン通話を行なうことができ、あるいは、受話器
タイプのドアホンであれば受話器を使う事によって訪問
者Hと通話を行う事ができる。
【0005】特開平3−117193号公報には、玄関
子機に訪問者の存在を検出して呼出信号を出力するスペ
ースセンサを備えることで、訪問者が呼出ボタンを押圧
しない場合でも呼出音を鳴動させ映像信号をモニタでき
るようにしたテレビドアホン装置が記載されている。
【0006】特開平5−292182号公報には、ドア
ホン側からの呼出しに対して、電話機(モニタ)側の使
用者(在宅者)が、例えば「はい」等の特定のパスワー
ドを音声入力することで、電話機(モニタ)側の音声認
識回路がパスワードとなっている音声を認識して、自動
的に通話状態にするようにしたハンズフリー電話機が記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビドアホン
装置100では、図5に示したように、訪問者は室外子
機102に設けられた呼出スイッチ(呼出ボタン)10
2dを押して訪問を知らせる必要がある。ところが、訪
問者が呼出スイッチ(呼出ボタン)102dを押せない
ような状態にあるときは不都合が生ずる。例えば、訪問
者が荷物配達人で、大きな荷物を届けにきた場合、荷物
を両手で抱えていると呼出スイッチ(呼出ボタン)10
2dを押すことができない。この場合、訪問者自身が荷
物を両手で抱えながら両手以外の体の一部を使って、無
理な体勢で呼出スイッチ(呼出ボタン)102dを押し
たり、抱えている荷物を一旦下に置き、室内の人と応対
した後に荷物を再び持ち上げて、室内の人に荷物を渡す
といったことをしなければならない。
【0008】また、体の一部が不自由な人、例えば手の
不自由な人にとっては、呼出スイッチ(呼出ボタン)1
02dを押すことが困難な場合もあり得るし、例えば目
の不自由な人にとっても呼出スイッチ(呼出ボタン)1
02dの所在を確認するのに煩わしさを伴ってしなう可
能性がある。このように、呼出スイッチ(呼出ボタン)
102dを押さないとテレビドアホン装置100が動作
せず、在宅者Zと応対できないというには得策ではな
い。また、室内にいる人にとっても、いち早く認知した
い訪問者Hがあるときに、訪問者H自身が呼出スイッチ
(呼出ボタン)102dを押すことが困難であるが故に
その訪問者Hを認知するのが遅れてしまうのは不都合で
ある。
【0009】そこで、特開平3−117193号公報で
提案されているように、訪問者の存在を検出して呼出信
号を自動的に発生できるようにすれば、呼出スイッチ
(呼出ボタン)が押されなくても訪問を報知することが
できる。しかしながら、特開平3−117193号公報
で提案されているテレビドアホン装置は、訪問者を検出
するために専用のセンサを用いているため、ドアホン装
置の構成が複雑になる。特開平5−292182号公報
で提案されたハンズフリー電話機は、ドアホン側から呼
出しがあったときに、在宅者の手がふさがっていてもモ
ニタボタン等を操作せずに音声で応答できる。そこで、
特開平5−292182号公報で提案された技術を室外
子機側に応用して、特定のパスワード等が発声されたこ
とを音声認識によって検知して、呼出信号を発生させる
ようにすることが考えられる。しかしながら、訪問者に
特定のパスワードを事前に教えておかなければならず、
パスワードを知らない不特定の訪問者に対応することが
できない。また、訪問の意思がない人が通りすぎただけ
でセンサが人を検出する可能性もありその度にドアホン
装置が作動するのは不都合である。
【0010】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、呼出スイッチを操作できない状況でも
訪問者の発声に基づいて呼出を行なえるようにしたドア
ホン装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係るドアホン装置は、室外子機に設けられた
マイクロホンと、このマイクロホンの出力信号に基づい
て人の発した音声を検知して音声検知出力信号を発生す
る音声検知回路と、この音声検知回路の音声検知出力信
号に基づいて呼出がなされたことを報知する報知器とを
備えて構成される。
【0012】訪問者が、例えば「こんにちは」,「ごめ
んください」等の訪問を知らせる発声を行なうと、その
訪問者の発声は音声検知回路で検知される。音声検知回
路の音声検知出力信号に基づいて報知器は訪問者による
呼出がなされたことを報知する。
【0013】音声検知回路は、人の音声の周波数帯域成
分の信号が予め設定した監視時間以上継続した場合に音
声検知出力信号を発生する構成とするのが望ましい。検
出する周波数帯域を制限しかつ継続時間を監視すること
で、室外の騒音等による誤検出を軽減することができ
る。
【0014】この発明に係るドアホン装置は、室外子機
に設けられたマイクロホンと、このマイクロホンの出力
信号に基づいて人の発した音声を検知して音声検知出力
信号を発生する音声検知回路と、この音声検知回路の音
声検知出力信号に基づいて室外に設けたテレビカメラ、
ならびに、室内に設けたモニタテレビを動作状態に制御
する制御装置とを備えて構成される。訪問者が、例えば
「こんにちは」,「ごめんください」等の訪問を知らせ
る発声を行なうと、室内のモニタテレビに訪問者を自動
的に映し出すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
るテレビドアホン装置の模式構造図、図2は同テレビド
アホン装置のブロック構成図である。図1に示すよう
に、この発明に係るテレビドアホン装置1は、室外に設
けられた室外子機10と、室内に設けられた親機に相当
するモニタ装置20と、室外子機10とモニタ装置20
とを接続するケーブル30とからなる。図中の符号Hは
訪問者、符号Zは在宅者、符号Tは報知音(呼出音)を
示す。
【0016】図2に示すように、室外子機10は、呼出
スイッチ11と、子機制御装置12と、マイクロホン1
3と、音声検知回路14と、スピーカ15と、通話回路
16と、テレビカメラ17と、電源回路18と、多重・
分離回路19とからなる。
【0017】呼出スイッチ11は、呼出ボタンを備えた
ノンロック型のスイッチで構成している。子機制御装置
12は、呼出スイッチ11が押下されたことを検出する
と、呼出信号を生成し、生成した呼出信号を多重・分離
回路19を介してモニタ装置20側へ送出する。
【0018】マイクロホン13の出力信号は、音声検知
回路14ならびに通話回路16へ供給される。音声検知
回路14は、人の音声の周波数帯域成分の信号が予め設
定した監視時間以上継続した場合に音声検知出力信号1
4aを発生する。音声検知回路14の音声検知出力信号
14aは、子機制御装置12へ供給される。子機制御装
置12は、音声検知回路14から音声検知出力信号14
aが供給されると、呼出信号を生成し、生成した呼出信
号を多重・分離回路19を介してモニタ装置20側へ送
出する。この子機制御装置12は、モニタ装置20側と
の間で各種の制御信号の送受信を行ないながら室外子機
10の動作を制御する。
【0019】子機制御装置12ならびに音声検知回路1
4には、常時電源を供給している。通話回路16は、子
機制御装置12から通話指令信号12aが供給される
と、この通話回路16への給電がなされて動作状態とな
る。動作状態になるところの通話回路16は、多重・分
離回路19を介して供給されるモニタ装置20側からの
音声信号を増幅してスピーカ15を鳴音させる。この通
話回路16は、マイクロホン13の出力信号を増幅して
多重・分離回路19を介してモニタ装置20側へ送出す
る。
【0020】テレビカメラ17は、子機制御装置12か
ら映像指令信号12bが供給されると、このテレビカメ
ラ17への給電がなされて動作状態となる。動作状態に
なるとこのテレビカメラ17は、撮像した映像信号を多
重・分離回路19を介してモニタ装置20側へ送出す
る。
【0021】電源回路18は、多重・分離回路19から
供給される直流電源に基づいて各回路部へ電源を供給す
る。多重・分離回路19は、呼出信号等の各種の制御信
号、、2系統の音声信号、映像信号の多重・分離を行な
うとともに、各種の信号と電源との分離を行なう。
【0022】モニタ装置20は、モニタスイッチ21
と、親機制御装置22と、報知音発生回路23と、通話
回路24と、マイクロホン25と、スピーカ26と、画
像表示装置27と、電源回路28と、多重・分離回路2
9とからなる。
【0023】モニタスイッチ21は、モニタボタンを備
えたノンロック型のスイッチで構成している。親機制御
装置22は、室外子機10側から呼出信号が供給されて
いない状態(待機状態)で、モニタスイッチ21が押下
されたことを検出すると、室外の監視要求が入力された
ものと判断する。この場合、親機制御装置22は、監視
指令信号を多重・分離回路29を介して室外子機10側
へ供給する。また、親機制御装置22は、画像表示指令
信号22aを画像表示装置27へ供給して、画像表示装
置27を動作状態に制御する。さらに、親機表示装置2
2は、音声監視指令信号22bを通話回路24へ供給し
て、通話回路24内の受信信号増幅系を動作状態に制御
する。
【0024】画像表示装置27は、画像表示指令信号2
2aが供給されると、この画像表示装置27への電源供
給がなされ、画像表示ができる動作状態になる。通話回
路24は、音声監視指令信号22bならびに後述する通
話指令信号22dが供給されると、この通話回路24へ
の電源供給がなされ、各指令信号に応じた動作状態にな
る。
【0025】室外子機10側の子機制御装置12は、モ
ニタ装置20側から監視指令信号が供給されると、テレ
ビカメラ17ならびに通話回路16を動作状態に制御す
る。これによって、テレビカメラ17で撮像した室外の
映像がモニタ装置20側へ供給される。また、マイクロ
ホン13で集音された室外の音声信号がモニタ装置20
側へ供給される。
【0026】モニタ装置20側では、室外子機10側か
ら供給された室外の映像を画像表示装置27に表示させ
る。また、モニタ装置20側では、室外子機10側から
供給された室外の音声信号を通話回路24内の受信信号
増幅系で増幅してスピーカ26を鳴音させる。よって、
在宅者は、室外の様子を映像と音声とで確認することが
できる。なお、この室外監視状態でモニタスイッチ21
が押下されると、親機制御装置22は待機状態へ戻るた
めの指令を出力し、子機側を含めて動作状態にした各回
路部を待機状態へ制御する。また、あるいは、予め設定
した時間を経過すると親器制御装置22は待機状態へ戻
るための指令を出力し、子器側を含めて待機状態へ制御
する。
【0027】親機制御装置22は、室外子機10側から
送出された呼出信号を検出すると、報知音発生指令信号
22cを報知音発生回路23へ供給するとともに、画像
表示指令信号22aを画像表示装置27へ供給し、さら
に、音声監視指令信号22bを通話回路24へ供給す
る。また、親機制御装置22は、監視指令信号を室外子
機10側へ供給する。
【0028】報知音発生回路23は、報知音発生指令信
号22cが供給されると室外子機からの呼出を可聴表示
するための報知音信号23aを生成して、生成した報知
音信号23aを通話回路24へ供給する。通話回路24
は、報知音信号23aを多重・分離回路29を介して室
外子機10側へ送出するとともに、報知音信号23aを
受信信号増幅系で増幅してスピーカ26を鳴音させる。
【0029】なお、室内への報知音の鳴音は、通話回路
24を介することなく、報知音発声回路23内に設けた
電力増幅器等を介してスピーカ26を直接駆動すること
で行なってもよい。また、スピーカ26を鳴音させず
に、他の発音体(電気−音響変換器)を鳴動させるよう
にしてもよい。
【0030】これにより、モニタ装置20のスピーカ2
6から呼出があったことを可聴表示する報知音が鳴音さ
れる。また、室外子機10側のスピーカ15から呼出中
を可聴表示する報知音が鳴音される。これにより、訪問
者は呼出状態にあることを知ることができる。
【0031】さらに、室外子機10側のテレビカメラ1
7で撮像した映像が、モニタ装置20側の画像表示装置
27に表示されるとともに、室外子機10のマイクロホ
ン13で集音された音声がモニタ装置20側のスピーカ
26から再生される。これにより、在宅者は訪問者を画
像表示装置27で確認することができる。また、訪問者
が話をしている内容をスピーカ26を介して聞くことが
できる。
【0032】親機制御装置22は、室外子機10からの
呼出がなされた状態で、モニタスイッチ21が押下され
たことを検出すると、報知音発生指令信号22cの供給
を停止するとともに、通話回路24に対して通話指令信
号22dを供給する。
【0033】通話回路24は、通話指令信号22dが供
給されると、マイクロホン25の出力信号を送信信号増
幅系で増幅し、多重・分離回路29を介して室外子機1
0側へ送出するとともに、室外子機10側から供給され
る音声信号を受信信号増幅系で増幅してスピーカ26で
再生させる。これにより、モニタ装置20側のマイクロ
ホン25とスピーカ26、ならびに、室外子機10側の
マイクロホン13とスピーカ15とによってインターホ
ン通話が可能となる。さらに、モニタ装置20側の画像
表示装置27には訪問者等の映像が表示される。
【0034】親機制御装置22は、このインターホン通
話状態でモニタスイッチ21が押下されたことを検出す
ると、待機状態へ戻るための指令を出力し、子機側を含
めて動作状態にした各回路部を待機状態へ制御する。
【0035】親機制御装置22は、室外子機10側から
呼出信号が供給された時点から予め設定した時間内にモ
ニタスイッチ21が押下されない場合は、予め設定した
時間が経過した時点で報知音発生指令信号22cの供給
を停止するとともに、待機状態へ戻るための指令を出力
し、子機側を含めて動作状態にした各回路部を待機状態
へ制御する。
【0036】なお、親機制御装置22は、室外子機10
側から呼出信号が供給された時点または呼出信号が供給
された時点から所定時間経過後に、図示しないVTR装
置等を起動して、室外子機10側のテレビカメラ17で
撮像した映像信号、ならびに、室外子機10側のマイク
ロホン13で集音された音声信号を録画・録音するよう
にしてもよい。
【0037】なお、図2では室外子機10側とモニタ装
置20側にそれぞれ多重・分離回路19,29を設け
て、1対または小対のケーブルで、送受の音声信号、各
種の制御信号の伝送、ならびに、電源の供給を行なう構
成を示したが、多重・分離回路19,29を用いずに、
多対ケーブルを用いて各種の信号、電源の供給を行なう
ようにしてもよい。また、モニタ装置20側から室外子
機10側へ電源を供給せずに、室外子機10側に商用電
源を供給する構成としてもよい。さらに、ケーブルを用
いずに、無線伝送等によって室外子機10側とモニタ装
置20側との間で各種の信号を送受するようにしてもよ
い。
【0038】図3の音声検知回路14は、マイクロホン
13の出力信号を増幅する低周波増幅器41と、低周波
増幅出力信号41aから人の音声の主要スペクトル成分
を抽出する帯域通過フィルタ42と、フィルタ出力信号
42aのレベルが予め設定した判定レベルを越えている
場合にレベル検出信号43aを出力するレベル監視回路
43と、レベル検出信号43aの継続時間を計時して予
め設定した継続監視時間を越えた場合に音声検知出力信
号14aを発生する継続時間監視回路44とから構成し
ている。
【0039】人の音声の主要周波数帯域成分を抽出し、
抽出した帯域成分のレベルが判定レベルを越えている状
態が一定時間継続したことをもって、訪問者等の発声と
判断する構成としているので、室外の騒音等による誤検
出を軽減することができる。
【0040】なお、音声検知回路14は、不特定話者の
音声を認識する音声認識装置を用いて、有効な単語や単
語列からなる文が認識された場合に、例えば訪問を知ら
せる「こんにちは」や「ごめんください」等の文が認識
された場合に、出力信号14aを発生する構成としても
よい。音声認識装置を用いることで、より確度の高い音
声検知が可能になる。
【0041】図2では、室外子機10側に音声検知回路
14を設ける構成を示したが、マイクロホン13の出力
信号をモニタ装置20側へ常時伝送する回路構成とし
て、音声検知回路14をモニタ装置20側に設けるよう
にしてもよい。音声検知回路14をモニタ装置20側に
設けることで、室外子機10側の回路構成を簡略化し、
室外子機10を小型化することができる。
【0042】以上説明したようにこの発明に係るテレビ
ドアホン装置1では、室外子機10側に設けられている
インターホン通話のためのマイクロホン13を利用し
て、訪問者の発声を検知して、呼出スイッチ11が操作
された場合と同様な呼出動作を行なう構成としてので、
訪問者の手がふさがっているような場合であっても、テ
レビドアホン装置1を起動して訪問を知らせることがで
きる。訪問者の存在を検出するために例えば赤外線セン
サ、焦電センサ、反射式の光電センサ等のセンサを新た
に設けることなく、室外子機10側に設けられているマ
イクロホン13を利用して訪問者の発声に基づいて訪問
者の訪問を検知して、呼出スイッチが操作された場合と
同様に呼出信号を発生させるようにしたので、室外子機
10側の構成を複雑にすることなく、テレビドアホン装
置1を起動して訪問を知らせることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るドア
ホン装置は、室外子機に設けられたマイクロホンの出力
信号に基づいて訪問者の発声を検出し、ドアホン装置を
起動して訪問を報知する構成としたので、訪問者が呼出
スイッチ(呼出ボタン)を操作できない場合でも、訪問
者が例えば「こんにちは」,「ごめんください」等の訪
問を知らせる発声をすることで、ドアホン装置を起動さ
せて訪問者の存在を在宅者に知らせることができる。
【0044】この発明に係るドアホン装置は、音声検知
回路の音声検知出力信号に基づいて室外に設けたテレビ
カメラ、ならびに、室内に設けたモニタテレビを動作状
態に制御する制御装置とを備えたので、訪問者が訪問を
知らせる発声を行なうと、室内のモニタテレビに訪問者
を自動的に映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテレビドアホン装置の模式構造
図である。
【図2】この発明に係るテレビドアホン装置のブロック
構成図である。
【図3】音声検知回路の一具体例を示すブロック構成図
である。
【図4】従来のテレビドアホン装置で在宅者が室外を監
視する場合の動作を示す説明図である。
【図5】従来のテレビドアホン装置で訪問者が呼出スイ
ッチ(呼出ボタン)を操作した場合の動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 テレビドアホン装置、10 室外子機、11 呼出
スイッチ(呼出ボタン)、12 子機制御装置、13
マイクロホン(子機側)、14 音声検知回路、15
スピーカ(子機側)、17 テレビカメラ、20 モニ
タ装置、21モニタスイッチ(モニタボタン)、22
親機制御装置、23 報知音発生回路、25 マイクロ
ホン(モニタ装置側)、26 スピーカ(モニタ装置
側)、27 画像表示装置(モニタ画面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外子機に設けられたマイクロホンと、 このマイクロホンの出力信号に基づいて人の発した訪問
    を知らせる音声を検知して音声検知出力信号を発生する
    音声検知回路と、 この音声検知回路の音声検知出力信号に基づいて呼出が
    なされたことを報知する報知器とを備えたことを特徴と
    するドアホン装置。
  2. 【請求項2】 前記音声検知回路は、人の音声の周波数
    帯域成分の信号が予め設定した監視時間以上継続した場
    合に音声検知出力信号を発生する構成としたことを特徴
    とする請求項1記載のドアホン装置。
  3. 【請求項3】 室外子機に設けられたマイクロホンと、 このマイクロホンの出力信号に基づいて人の発した音声
    を検知して音声検知出力信号を発生する音声検知回路
    と、 この音声検知回路の音声検知出力信号に基づいて室外に
    設けたテレビカメラ、ならびに、室内に設けた画像表示
    装置を動作状態に制御する制御装置とを備えたことを特
    徴とするドアホン装置。
JP8178294A 1996-07-08 1996-07-08 ドアホン装置 Withdrawn JPH1023397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8178294A JPH1023397A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 ドアホン装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088815A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Yamaha Corp 放収音システム
JP2012182543A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Panasonic Corp 集合住宅インターホンシステム
JP2016012921A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド 妨害拒否システムおよび装置

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