JPH1023221A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1023221A
JPH1023221A JP8177918A JP17791896A JPH1023221A JP H1023221 A JPH1023221 A JP H1023221A JP 8177918 A JP8177918 A JP 8177918A JP 17791896 A JP17791896 A JP 17791896A JP H1023221 A JPH1023221 A JP H1023221A
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Masakatsu Yamada
昌克 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿及び記録シートをセットするときの表裏
の使い分けの煩わしさをなくし、且つ画像形成装置本体
の構成を簡単にして、小型化、低コスト化すること。 【解決手段】 原稿と記録シートを搬送するための搬送
経路と、前記原稿の画像情報を読み取る読取手段と、前
記記録シートに画像を記録する記録手段と、を有し、前
記読取手段に原稿の読取面を押圧するとともに、原稿の
画像情報を読み取るタイミングに合わせて原稿を搬送す
る搬送手段が、記録シートに画像を記録するタイミング
に合わせて記録シートを搬送する搬送手段として機能
し、前記原稿の読取面と前記記録シートの記録面が前記
搬送経路の同一面側になるように、前記読取手段と前記
記録手段を配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ、プリン
タ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等の画像形成装置に
おいて、装置本体を小型化し、かつ低コスト化する目的
で、原稿と記録シートの搬送経路を1つにした提案がさ
れている(特開平6−189062号公報)。この従来
のファクシミリを図2に示す。同図のファクシミリにお
いては、原稿の搬送系と記録シートの搬送系が共通化さ
れている。
【0003】原稿と記録シートは、ファクシミリ本体10
1 内に形成された傾斜状の搬送経路102 を搬送されるよ
うになっている。この搬送経路102 は、上側ガイド102a
と下側ガイド102bとからなる。この搬送経路102 には、
搬送方向上流側から分離手段としての分離ローラ103 と
摩擦片104 、搬送手段としての搬送ローラ対105 ,106
、排出手段としての排出ローラ対107 とが順次配設さ
れている。
【0004】原稿G又は記録シートSは傾斜状の積載台
108 上に積載されると、分離ローラ103 と摩擦片104 に
より最下紙から一枚ずつ分離給送され、続いて搬送ロー
ラ対105 ,106 により下流へ搬送され、その後、排出ロ
ーラ対107 により矢印のように機外へ排出されるように
なっている。
【0005】前記搬送経路102 中の搬送ローラ対105 ,
106 間には、短焦点結像レンズを用いた密着型の読取セ
ンサ109 が設置され、搬送ローラ対106 と排出ローラ対
107の間には、インクジェット記録方式の記録手段110
が設置されている。前記読取センサ109 は搬送経路102
を読取面を下側にして搬送される原稿Gを下面側から読
み取るようになっている。この場合、原稿Gはポリエス
テルフィルムよりなる押圧部材111 よって読取センサ10
9 に密着状態とされる。前記記録手段110 は搬送経路10
2 を搬送される記録シートSの上面側に画像を記録する
ようになっている。
【0006】本ファクシミリにおいては、原稿Gと記録
シートSが同一の搬送経路102 を搬送されるようになっ
ているので、相手ファクシミリからCPU(ファクシミ
リ全体の動作を制御する制御手段)112 に送信された情
報を一時的にメモリ(記憶手段)113 に記憶し、記録手
段110 がメモリ113 に記憶されている情報を記録シート
Sに記録するようになっている。また、本ファクシミリ
においては、読取センサ109 によって画像読取後の原稿
Gが記録手段110 上を通過するので、記録手段110 を用
いて画像読取後の原稿Gの裏面(読取面とは反対側の
面)に読取済のマークを記録することができる。
【0007】尚、図2中、114 はファクシミリ本体101
の上部に設けられた操作部であり、115 は記録手段110
に用いるインクカートリッジを交換するための開閉可能
な蓋部材であり、116 はCPU112 等を組み込んだ電装
基板であり、117 はファクシミリ本体101 の外部からの
電力を供給する電源である。
【0008】次に本ファクシミリにおける情報送信時と
情報記録時の動作を説明する。情報送信を行う場合、原
稿Gを読取面を裏側にして積載台108 上に積載する。こ
のようにすると、積載台108 上に積載された原稿Gは、
矢印方向に回転する分離ローラ103 と摩擦片104 により
最下紙から一枚ずつ分離給送される。そして、分離給送
された原稿Gは矢印方向に回転する搬送ローラ対105 に
より読取センサ109 へ搬送され、読取センサ109 により
順次情報が読み取られる。この読取センサ109によって
読み取られた原稿の情報は相手ファクシミリへ送信され
る。
【0009】前述の如くして情報の読み取りを終えた原
稿Gは、矢印方向に回転する搬送ローラ対106 により記
録手段110 へ搬送され、記録手段110 により裏面側の所
定部分に読取済のマークが記録される。この読取済のマ
ークが記録された原稿Gは、矢印方向に回転する排出ロ
ーラ対107 により機外へ排出される。
【0010】情報記録を行う場合、記録シートSを積載
台108 上に積載する。このようにすると、積載台108 上
に積載された記録シートSは、矢印方向に回転する分離
ローラ103 と摩擦片104 により最下紙から一枚ずつ分離
給送される。そして、分離給送された記録シートSは、
矢印方向に回転する搬送ローラ対105 ,106 により記録
手段110 へ搬送され、記録手段110 によりメモリ113 に
記憶されている情報が順次記録される。情報の記録を終
えた記録シートSは、矢印方向に回転する排出ローラ対
107 により機外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例の画像形成装置においては、原稿G又は記録シ
ートSを積載台108 上にセットする際に、原稿Gは読取
面を下向きにしてセットし、記録シートSは記録面(記
録がなされる面)を上向きにしてセットする構成になっ
ているため、原稿Gと記録シートSとでセットする向き
が異なり、操作を間違え易いという問題があった。
【0012】また、原稿Gを読取センサ109 へ搬送する
搬送ローラ対105 や、原稿Gを読取センサ109 に密着さ
せる押圧部材111 、更には記録シートSを記録位置へ搬
送する搬送ローラ対106 等の多数の部品が必要なため、
画像形成装置本体の構成が複雑となり、コストアップの
要因になっていた。
【0013】また、読取済のマークを原稿Gの裏面(読
取面とは反対側の面)に記録するため、複数枚の原稿が
重なった状態で搬送された場合に、情報が読み取られた
最下位の原稿には読取済マークが記録されず、情報が読
み取られなかった最上位の原稿に読取済マークが記録さ
れてしまうという問題があった。
【0014】そこで、本発明の目的は、原稿及び記録シ
ートをセットするときの表裏の使い分けの煩わしさをな
くし、且つ画像形成装置本体の構成を簡単にして、小型
化、低コスト化することにある。
【0015】更には、情報が読み取られなかった原稿に
読取済マークが記録されることなく、しかも読取済マー
クが記録された原稿を再度送信した場合にも、読取面に
記録された読取済マークが情報として相手ファクシミリ
へ送信されることのない画像形成装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、原稿と記録シートを搬送す
るための搬送経路と、前記原稿の画像情報を読み取る読
取手段と、前記記録シートに画像を記録する記録手段
と、を有し、前記読取手段に原稿の読取面を押圧すると
ともに、原稿の画像情報を読み取るタイミングに合わせ
て原稿を搬送する搬送手段が、記録シートに画像を記録
するタイミングに合わせて記録シートを搬送する搬送手
段として機能し、前記原稿の読取面と前記記録シートの
記録面が前記搬送経路の同一面側になるように、前記読
取手段と前記記録手段を配置したことを特徴とする。
【0017】上記構成にあっては、原稿の読取面と記録
シートの記録面とが1つの搬送経路の同一面側になるよ
うに前記読取手段と前記記録手段を配置しているため、
前記原稿の読取面と前記記録シートの記録面とを同じ向
きにセットすることができる。従って、原稿をセットす
る場合と記録シートをセットする場合とで表裏を使い分
けることなく、同じ向きにセットすればよいので、原稿
と記録シートで表裏を間違えてセットしてしまう確率を
減らすことができる。また、単一の搬送手段で、原稿の
搬送、原稿の読取手段への押圧、記録シートの搬送が行
えるため、原稿の搬送、原稿の読取手段への押圧、記録
シートの搬送をそれぞれの機能を有する部材で構成した
ものに比べ、部品点数を減らすことができ、画像形成装
置本体を小型化し、かつ低コスト化できる。
【0018】また、前記読取手段と前記記録手段を、前
記原稿の読取面と前記記録シートの記録面が前記搬送経
路の上面側になるように配置し、且つ前記読取手段を前
記記録手段よりも搬送方向上流側に配置したことを特徴
とする。また、前記読取手段によって画像情報が読み取
られた原稿に対して、前記記録手段で読取済マークを記
録することを特徴とし、更に前記記録手段は、少なくと
もシアン、イエロー、マゼンタの減法混色による3原色
を有し、該3原色のうちイエローだけで読取済マークを
記録することを特徴とする。
【0019】上記構成にあっては、情報が読み取られた
原稿の読取面に読取済マークを記録するため、複数枚の
原稿が重なって搬送されてしまった場合でも、必ず情報
が読み取られた原稿に読取済マークを記録できる。しか
も、イエロー色で読取済マークを記録することにより、
イエロー色は一般にファクシミリ等の読取手段に使用さ
れる2値の読み取りではドロップアウトカラーとなるた
め、読取済マークが記録された原稿を再度送信した場合
に、読取面に記録された読取済マークが情報として相手
ファクシミリへ送信されることがなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明を適用した画像形成
装置の一実施形態について図面を参照して具体的に説明
する。尚、以下の実施形態では画像形成装置として、フ
ァクシミリを例示している。
【0021】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るファ
クシミリについて図1を参照して説明する。図1は本フ
ァクシミリの概略構成を模式的に示す主要断面図であ
る。
【0022】本ファクシミリにおいて、原稿Gと記録シ
ートSは、ファクシミリ本体1内に形成された傾斜状の
搬送経路2を搬送されるようになっている。この搬送経
路2は、上側ガイド2aと下側ガイド2bとからなる。
この搬送経路2には、搬送方向上流側から分離手段とし
ての分離ローラ3と摩擦片4、搬送手段としての搬送ロ
ーラ5、排出手段としての排出ローラ対6、が順次配設
されている。
【0023】原稿G又は記録シートSは傾斜状の積載台
7上に積載されると、分離ローラ3と摩擦片4により最
下紙から一枚ずつ分離給送され、続いて搬送ローラ5に
より下流へ搬送され、その後、排出ローラ対6により矢
印のように機外へ排出されるようになっている。
【0024】前記摩擦片4は支軸4aを中心として上下
方向に回転可能に取り付けられており、押圧バネ4bの
付勢により分離ローラ3に所定圧で接触している。
【0025】前記搬送経路2中の搬送ローラ5と対向す
る位置には、読取手段として短焦点結像レンズを用いた
密着型の読取センサ8が設置され、該読取センサ8の読
取位置に原稿Gを密着させるようになっている。この搬
送ローラ5は、読取センサ8の読取位置に原稿Gを密着
させるだけでなく、読取センサ8の読取位置8aで原稿
Gの情報を読み取りながら、所定のタイミングで原稿G
を搬送するようになっている。更には、記録シートSを
記録手段9の記録位置へ搬送するとともに、記録手段9
のヘッド9aにより記録シートSに記録を行いながら所
定のタイミングで記録シートSを搬送するようになって
いる。尚、図中、S1 ,S2 は原稿G又は記録シートS
の位置を検知するセンサである。
【0026】このように、1本の搬送ローラ5で、原稿
Gの搬送、原稿Gの読取センサ8への押圧、記録シート
Sの搬送の3つの機能を果たすようにして、部品点数を
削減し、装置本体を小型化するとともに低コスト化して
いる。
【0027】前記搬送ローラ5と排出ローラ対6の間に
は、インクジェット記録方式の記録手段9が設置されて
いる。このインクジェット記録方式の記録手段9は、減
法混色の3原色であるシアン、マゼンタ、イエローの各
色のインクを備えており、パーソナルコンピュータ等の
情報処理装置と接続することにより、カラープリンタと
して使用することも可能となっている。尚、ファクシミ
リの記録手段としては、シアン、マゼンタ、イエローの
各色のインクを重ねて打つことにより、黒をつくりだし
て記録を行うことも可能となっている。
【0028】尚、インクジェット記録の場合、インクの
液滴を記録シートSに向けて吐出させて記録を行う方式
であることから、重力の影響を受けるため、重力に逆ら
わず下に向けてインクを吐出させるのが自然であり、装
置の構造もシンプルにすることができる。
【0029】更に、インクジェット記録の場合、記録直
後の記録面はインクがすぐには乾かず濡れた状態となっ
ていることがあるため、排出ローラ対6の記録面側は、
撥水性の高い材料で作られた、記録シートSの記録面と
刃状の円周部のみで接触する拍車6aで構成され、記録
直後の未定着インクに接触しても画像に影響を与えずに
記録シートSが搬送できるようになっている。
【0030】従って、記録手段9にインクジェット記録
方式を用いた場合には、搬送経路2中、前記記録手段9
よりも搬送方向下流側に読取センサ8を配設すると、未
定着のインクで読取センサ8の読取面を汚してしまうお
それがあるので、本発明では読取センサ8を記録手段9
よりも搬送方向上流側に配設している。
【0031】そして、前記読取センサ8は搬送経路2を
読取面を上側にして搬送される原稿Gを上面側より読み
取るようになっている。また、前記記録手段9も前記読
取センサ8と同様に、搬送経路2を搬送される記録シー
トSの上面に画像を記録するようになっている。
【0032】本ファクシミリにおいては、原稿Gと記録
シートSが同一の搬送経路2を搬送されるようになって
いるので、相手ファクシミリから図1(b)に示すCP
U(ファクシミリ全体の動作を制御する制御手段)14に
送信された情報を一時的に図1(b)に示すメモリ(記
憶手段)15に記憶し、記録手段9が前記メモリ15に記憶
されている情報を記録シートSに記録するようになって
いる。また、本ファクシミリにおいては、読取センサ8
によって情報読取後の原稿Gが記録手段9を通過するの
で、記録手段9を用いて情報読取後の原稿Gの表面(読
取面)に読取済のマークを記録することができる。
【0033】尚、図2中、10はファクシミリ本体1の上
部に設けられた操作部であり、11は記録手段9に用いる
インクカートリッジを交換するための開閉可能な蓋部材
(カバー)であり、12はCPU14等を組み込んだ電装基
板であり、13はファクシミリ本体1の外部からの電力を
供給する電源である。
【0034】次に、本ファクシミリにおける情報送信時
と情報記録時の動作について説明する。情報送信を行う
場合、原稿Gを読取面を上面側にして積載台7上に積載
する。すると、積載台7上に積載された原稿Gは、矢印
方向に回転する分離ローラ3と摩擦片4により最下紙か
ら一枚ずつ分離給送される。そして、分離給送された原
稿Gは、矢印方向に回転する搬送ローラ5と読取センサ
8とがニップする読取位置へ搬送され、該搬送ローラ5
に搬送されながら読取センサ8により順次情報が読み取
られる。そして、前記読取センサ8によって読み取られ
た情報は相手ファクシミリへ送信される。
【0035】前述の如くして情報の読み取りを終えた原
稿Gは、矢印方向に回転する搬送ローラ5により記録手
段9へ搬送され、記録手段9により上面(読取面)側の
所定部分に読取済のマークが記録される。
【0036】このとき、読取済のマークは、シアン、マ
ゼンタ、イエローの各色のインクのうち、イエロー色だ
けで記録される。なぜなら、このイエロー色は、2値で
読み取りを行う一般の読み取りモードにおいては情報が
読み取られないドロップアウトカラーであるからであ
る。従って、この原稿Gを再び送信した場合でも、読取
済のマークが情報として相手ファクシミリに送信される
ことはない。
【0037】前述の如くして読取済のマークが記録され
た原稿Gは、矢印方向に回転する排出ローラ対6により
機外へ排出される。
【0038】情報記録を行う場合、記録シートSを記録
面(記録がなされる面)を上面側にして積載台7上に積
載する。すると、積載台7上に積載された記録シートS
は、矢印方向に回転する分離ローラ3と摩擦片4により
最下紙から一枚ずつ分離給送される。そして、分離給送
された記録シートSは、矢印方向に回転する搬送ローラ
5により記録手段9へ搬送され、記録手段9により不図
示のメモリに記憶されている情報が順次記録される。そ
して、情報の記録を終えた記録シートSは、矢印方向に
回転する排出ローラ対6により機外へ排出される。
【0039】以上説明したように、本発明によれば、原
稿Gの読取面と記録シートSの記録面とが1つの搬送経
路2の同一面側になるように、前記読取センサ8と前記
記録手段9を搬送経路2の同一面側に配置しているた
め、前記原稿Gの読取面と前記記録シートSの記録面と
を同じ向きにセットすることができる。従って、原稿G
をセットする場合と記録シートSをセットする場合とで
表裏を使い分けることなく、同じ向きにセットすればよ
いので、原稿Gと記録シートSで表裏を間違えてセット
してしまう確率を減らすことができる。
【0040】また、単一の搬送ローラ5で、原稿Gの搬
送、原稿Gの読取センサ8への押圧、記録シートSの搬
送が行えるため、部品点数を減らすことができ、ファク
シミリ本体1を小型化し、かつ低コスト化できる。
【0041】また、情報が読み取られた原稿Gの読取面
に読取済マークを記録するため、複数枚の原稿が重なっ
て搬送されてしまった場合でも、必ず情報が読み取られ
た原稿Gに読取済マークを記録できる。しかも、イエロ
ー色で読取済マークを記録することにより、イエロー色
は一般にファクシミリの読取手段に使用される2値の読
み取りではドロップアウトカラーとなるため、読取済マ
ークが記録された原稿Gを再度送信した場合に、読取面
に記録された読取済マークが情報として相手ファクシミ
リへ送信されることがなくなる。
【0042】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
本発明を適用した画像形成装置としてファクシミリを例
示したが、これに限定されるものではなく、例えばスキ
ャナ、プリンタ、複写機等の他の画像形成装置に本発明
を適用しても同様の効果が得られる。
【0043】また前述した実施形態では、記録方式とし
てインクジェット方式を例示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば電子写真方式、熱転写方
式、感熱方式、ワイヤードット方式等の記録方式、或い
はそれ以外の記録方式であっても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、原
稿の読取面と記録シートの記録面とが1つの搬送経路の
同一面側になるように、前記読取手段と前記記録手段を
搬送経路の同一面側に配置しているため、前記原稿の読
取面と前記記録シートの記録面とを同じ向きにセットす
ることができる。従って、原稿をセットする場合と記録
シートをセットする場合とで表裏を使い分けることな
く、同じ向きにセットすればよいので、原稿と記録シー
トで表裏を間違えてセットしてしまう確率を減らすこと
ができる。
【0045】また、単一の搬送手段で、原稿の搬送、原
稿の読取手段への押圧、記録シートの搬送が行えるた
め、部品点数を減らすことができ、画像形成装置本体を
小型化し、かつ低コスト化できる。
【0046】また、情報が読み取られた原稿の読取面に
読取済マークを記録するため、複数枚の原稿が重なって
搬送されてしまった場合でも、必ず情報が読み取られた
原稿に読取済マークを記録できる。しかも、イエロー色
で読取済マークを記録することにより、イエロー色は一
般にファクシミリ等の読取手段に使用される2値の読み
取りではドロップアウトカラーとなるため、読取済マー
クが記録された原稿を再度送信した場合に、読取面に記
録された読取済マークが情報として相手ファクシミリへ
送信されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るファクシミリの概略構成を
示す主要断面図である。
【図2】従来例のファクシミリの主要断面図である。
【符号の説明】
G…原稿 S…記録シート S1 ,S2 …センサ 1…ファクシミリ本体 2…搬送経路 2a…上側ガイド 2b…下側ガイド 3…分離ローラ 4…摩擦片 4a…支軸 4b…押圧バネ 5…搬送ローラ 6…排出ローラ対 6a…拍車 7…積載台 8…読取センサ 8a…読取位置 9…記録手段 9a…ヘッド 10…操作部 11…蓋部材 12…電装基板 13…電源 14…CPU 15…メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿と記録シートを搬送するための搬送
    経路と、 前記原稿の画像情報を読み取る読取手段と、 前記記録シートに画像を記録する記録手段と、 を有し、 前記読取手段に原稿の読取面を押圧するとともに、原稿
    の画像情報を読み取るタイミングに合わせて原稿を搬送
    する搬送手段が、記録シートに画像を記録するタイミン
    グに合わせて記録シートを搬送する搬送手段として機能
    し、 前記原稿の読取面と前記記録シートの記録面が前記搬送
    経路の同一面側になるように、前記読取手段と前記記録
    手段を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記読取手段と前記記録手段を、前記原
    稿の読取面と前記記録シートの記録面が前記搬送経路の
    上面側になるように配置し、且つ前記読取手段を前記記
    録手段よりも搬送方向上流側に配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記読取手段によって画像情報が読み取
    られた原稿に対して、前記記録手段で読取済マークを記
    録することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、少なくともシアン、イ
    エロー、マゼンタの減法混色による3原色を有し、該3
    原色のうちイエローだけで読取済マークを記録すること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、信号に応じてインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録方式である請求
    項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記読取手段の上流に直ちに分離給送手
    段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記読取手段は密着読取センサであり、
    前記搬送手段はローラである請求項1に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 操作部を備えたカバーは開閉可能であ
    り、前記記録手段の交換が可能である請求項1に記載の
    画像形成装置。
JP8177918A 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置 Pending JPH1023221A (ja)

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JP8177918A JPH1023221A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置

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