JPH08132682A - カラー記録装置 - Google Patents

カラー記録装置

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JPH08132682A
JPH08132682A JP27787894A JP27787894A JPH08132682A JP H08132682 A JPH08132682 A JP H08132682A JP 27787894 A JP27787894 A JP 27787894A JP 27787894 A JP27787894 A JP 27787894A JP H08132682 A JPH08132682 A JP H08132682A
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JP
Japan
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recording
color
paper
sheet
cassette
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Withdrawn
Application number
JP27787894A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nagahara
英明 永原
Akio Okubo
明夫 大久保
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
Noriyuki Aoki
典之 青木
Atsushi Saito
篤 斉藤
Masakatsu Yamada
昌克 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ,複写機やファクシミリ装置等カラ
ー記録装置において、記録(印字)すべき内容がそれぞ
れモノクロまたはカラーの場合により、記録用紙2をそ
れぞれ普通紙またはカラー記録専用紙を自動的に選択し
て給紙し、それぞれに適した低コスト性と高画質記録を
実現し得る手段を提供する。 【構成】 このため、複数の給紙カセット1a,1b
に、記録用紙2としてそれぞれ普通紙またはカラー記録
専用紙を装填し、記録内容によりそのいずれか適した記
録用紙2を所定のプロトコルにより選択して、自動的に
給紙するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ,複写機,フ
ァクシミリ装置など、カラー画像の記録可能な記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ち、プリンタや複写機やファクシミリ装置等の記録装置
は、オフィスのみならず一般家庭においても広く使用さ
れている。
【0003】さらに近年、インクジェットを用いた記録
(印字)技術も格段に技術革新を遂げ、カラー記録装置
も小型化が進み広く普及されつつある。
【0004】図10に従来のインクジェットにより記録
するファクシミリ装置の一例の外観図を、また、図11
に、図10のファクシミリ装置の中央断面図を示す。図
11において、Eは原稿読取部であり、Fは記録部であ
る。
【0005】記録部Fは、記録用紙102を装填させる
ための各カセット101が、装置本体の所定位置に装着
されており、記録用紙102を、給送ローラ103と爪
部材104とにより一枚づつ分離し、搬送ローラ105
により搬送し、記録部Fで印字した後、排紙ローラ11
0b,拍車110a,排出ローラ111a・111bに
より排紙させることで一枚の印字動作が終了する。
【0006】この従来例では、カセット101が2段装
着されており、異なった2種類のサイズの記録用紙10
2をセットすることで送信原稿サイズに最適な記録用紙
を自動的に選択して記録を行う。あるいは、2種類共同
一サイズの記録用紙をセットすることで記録用紙容量を
増加させ、大量受信に対応していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例にあっては、カラー記録(印字),モノク
ロ記録(印字)の区分によらず、同一種類の記録用紙を
給紙し印字を行っていたため、以下のような欠点があっ
た。
【0008】1)“普通紙”と呼ばれる記録用紙を給紙
して印字した場合では、印字密度が高く微妙な色合いが
要求されるカラー記録画像においては、フェザーリング
と呼ばれる紙の繊維に沿ったインクのヒゲ状のものがで
きたり、インクが横に広がるために記録用紙面のインク
1ドットの大きさが大きくなり、隣接ドットと重なっ
て、滲んだ画像となるため画像品位を低下させていた。
また、 2)カラー記録専用紙を用いた場合では、記録用紙一枚
当りのコストが高く、稼働コストを押し上げていた。
【0009】本発明は、以上のような局面に鑑みてなさ
れたもので、記録内容がモノクロの場合には、記録用紙
として比較的低コストの普通紙を、またカラーの場合に
は、カラー記録専用紙を自動的に選択給紙得る手段の提
供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、 1)複数の給紙口を有するカラー記録装置において、複
数種類の記録媒体をそれぞれ前記複数の給紙口から供給
し得るよう構成すると共に、記録内容がモノクロかカラ
ーかにより前記記録媒体の種類を自動的に選択して供給
するよう構成し、また、 2)上記カラー記録装置を、電話回線等の電送手段によ
り送信された画像情報を記録するためのファクシミリ装
置に装備し、あるいはまた、 3)カセットに記録用紙を装着して行う給紙方法におい
て、前記カセットを装置本体に装着することにより、前
記装置本体が前記記録用紙の種類を自動的に識別し、記
録内容により給紙すべき記録用紙を選択するよう構成す
ることにより、それぞれ前記目的を達成しようとするも
のである。
【0011】
【作用】以上のような、本発明構成により、例えば記録
すべき内容がモノクロの場合には、安価である普通紙
を、またカラーの場合には、カラー記録専用紙を選択し
て給紙することにより、高い印字品位が特に要求される
カラー記録において高画質印字を可能にする一方、通常
モノクロ画像記録が多くの割合を占めるビジネスユース
において、低稼働コストを可能にすることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係るカラー記録装置を複数
の実施例に基づいて説明する。
【0013】(第1実施例)この第1の実施例に係るフ
ァクシミリ装置に構成される記録系としては、一般にイ
ンクジェット記録装置と称されるものである。図1は、
ファクシミリ装置の中央断面図、図2は、装置の全体構
造説明図、図3は外観斜視図、図4は、記録制御の構成
ブロック図、図5は、給紙動作シーケンスフローチャー
ト、図6は、カセットの識別子を示した斜視図、図7は
カセットの平面図をそれぞれ示す。
【0014】(ファクシミリ全体説明)先ず、図1及び
図2により、この第1実施例のファクシミリ装置の全体
構成を説明する;このファクシミリ装置は、図1に示す
ように、記録用紙を供給する給紙系Aと、記録装置とし
ての記録系Bと、原稿に記載された画像を読み取るため
の読取系Cと、操作部Dとによって構成されている。
【0015】給紙系Aは、給紙カセット1(1a及び1
b)に載置された記録紙2(2a,2b)を、給送ロー
ラ3(3a,3b)と、これと対向する爪部材4(4
a,4b)とから成る給紙部で、1枚づつ分離給送し、
その記録紙2を、フィードローラ対5a,5bによって
搬送し、後述する記録系Bに給送する。さらに、記録系
Bの手前近傍には、記録用紙2の先端位置を検出するた
めのフォトセンサ・マイクロスイッチ等の先端センサ6
が設けられている。
【0016】給紙カセット1は、本体7に対して脱着可
能に設けられており、また、給送ローラ3,フィードロ
ーラ5a・5b,先端センサ6は、本体7に配設されて
いる。
【0017】記録系Bは、他機から伝送された画像信
号、あるいは後述する読取系Cから伝送された画像信
号、あるいは後述するコンピュータ等から出力されるデ
ータに応じて、給紙系Aより供給された記録用紙2に画
像を記録するものである。
【0018】詳細には、記録系Bのプラテンローラ8に
より、記録用紙2を搬送し、前記画像信号あるいはデー
タに応じて、インクジェットカートリッジ9より吐出さ
れたインク滴が記録用紙2に付着することにより、画像
が形成されるものである。
【0019】そして、所定の画像を形成した記録用紙2
を、排紙ローラ10a,拍車10bによりさらに矢印a
方向に搬送し、排出ローラ対11a・11bによって搬
送して装置外へ排出し積載される。
【0020】前記排紙ローラ10a,拍車10b,排出
ローラ対11a・11bはそれぞれ装置本体7に設けら
れている。また、インクジェットカートリッジ9は、記
録カバー12を図2に示す矢印c方向に開放すること
で、矢印d方向に装置本体7より脱着可能に構成されて
いる。
【0021】一方、読取系Cは、原稿13に光を照射し
てその反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モー
ドに応じて他機に伝送し、あるいは自己の記録系Bに伝
送するものである。
【0022】詳細には、原稿トレー15に原稿13を複
数枚載置し、この原稿13を分離ローラ16a及びこれ
に圧接する圧接片16bによって一枚づつ分離給送し、
その原稿13を搬送ローラ対17a,17b及び排出ロ
ーラ対18a,18bによって搬送して装置外に排出す
るように構成されている。
【0023】そして前記原稿13が搬送される間に、コ
ンタクトセンサ等の光電変換素子19で構成される読取
部Cにて画像情報を読み取り、その画像信号を、コピー
モードの場合には自己の記録系に伝送し、送信モードの
場合は他機の記録系に伝送するように構成されている。
前記原稿トレー15,分離ローラ16a,搬送ローラ1
7a,排出ローラ18a,光電変換素子19は、それぞ
れ装置本体7に設けられている。
【0024】操作部Dは、前記モード切り換え操作,コ
ピー操作,送信操作,プリンタ操作等の諸操作を行うた
めのものであり、各種操作に応じたキーが設けられてい
る。この操作部Dは、読取系Cにおける原稿搬送機構の
上部に設けられており、装置本体7に対して図2に示す
矢印e方向に回動可能に構成され、読取系の原稿が搬送
不良を起こしたとき、容易にジャム解除ができる構成に
なっている。なお、操作部Dの一方端側には、送信・受
信を行う図示しない電話機のハンドセットが装備されて
いる。図3は、この第1実施例装置の外観斜視図を示す
ものである。
【0025】次に本装置について具体的に説明する; (記録用紙)記録用紙2としては、普通紙やプラスチッ
クシート等、及びその他の材質であって、インクを転写
し得るものを用いることが可能である。本実施例では、
A4サイズにカットされた普通紙を記録用紙2aとし
て、カラー記録専用紙を記録用紙2bとして用いる。そ
して記録用紙2a・2bをそれぞれ載置した各給紙カセ
ット1a・1bは装置本体7の所定位置(図1の位置)
に収納している。
【0026】(給紙部) 1.上段カセット 給送ローラ3aは、シリコンゴムなどの摩擦係数の高い
材質から成るローラで、図1矢印方向に回転することで
上段給紙カセット1a最上部の記録用紙2aを繰り出
す。
【0027】不図示の駆動源により給送ローラ3aが回
転すると、給送ローラ3aが記録用紙2aに接すること
で最上部の記録用紙2aを1枚繰り出す。しかし、記録
用紙2aの左右端付近に備えられている爪部材4a(図
1,図7)により記録用紙2aは搬送を阻止され、上側
に変形して盛り上がる。この状態でさらに給送ローラ3
aにより搬送されると、変形した部分がはじけ、最上部
の記録用紙2aのみ1枚を確実に分離した後、フィード
ローラ対5a・5bへと送られ、以後記録用紙2aは、
フィードローラ対5a・5bにより搬送される。
【0028】2.下段カセット 給送ローラ3bは、給送ローラ3aと同様、シリコンゴ
ムなどの摩擦係数の高い材質から成るローラで、図1矢
印方向に回転することにより下段給紙カセット1b最上
部の記録用紙2bを繰り出す。
【0029】不図示の駆動源により給送ローラ3bが回
転すると、給送ローラ3bが記録用紙2bに接し、最上
部の記録用紙2bを1枚繰り出す。しかし、記録用紙2
bの左右端付近に備えられている爪部材4bが、記録用
紙2bの搬送を阻止し、記録用紙2bを上側に変形、は
じけさせることにより最上部の記録用紙2bのみの1枚
を確実に分離し、フィードローラ対5c・5dを経て、
フィードローラ対5a・5bへと送られ、以後、記録シ
ート2bは、フィードローラ対5a・5bにより記録系
Bにまで搬送される。
【0030】カセット1に普通紙を装填させた場合に
は、カセット1の下流側の壁(図7)に識別子20を図
6(a)のように取付け、カラー専用紙を装填させた場
合には、カセット1の下流側の壁に識別子20を図6
(b)のように取付ける。この状態で装置本体にカセッ
ト1を装着させると、装置本体に取り付けられている不
図示のセンサが、前記識別子20の凸の位置を識別し、
記録用紙の種類を装置本体が認識する。
【0031】(制御系の説明)次に、本発明の特徴を示
す本装置の制御系の構成について、図4に示すブロック
図を参照して説明する;図4において、21は、前記フ
ァクシミリの制御部を示しており、装置全体に電力を供
給する電源ユニット21b、モデム基板ユニット、電話
機を接続するNCU基板ユニット21e、操作部21C
から入力した内容等を表示する表示部、さらには周辺の
コンピュータからのデータを得るためのプリンタインタ
フェース21f1等が配置されている。
【0032】前記制御部21は、本装置全体の制御を行
うCPU21a1と、各種プログラムや各種データ等を
格納したROM21a2と、上記CPU21a1のワー
クエリアとして使用されると共に、記録枚数等の各種デ
ータの一時保存を行うRAM21a3、またファクシミ
リとプリンタとの切り分けを行う入出力切換インタフェ
ース21a7等を有する。
【0033】また、21a4は、画像データの各ライン
のイメージを格納するラインメモリであって、原稿の送
信もしくはコピーの場合は、原稿読取系Cからの1ライ
ン分のイメージデータが格納され、画像データの受信の
場合には複号された1ライン分のデータが格納される。
そして上記ラインメモリ21a4に格納された画像デー
タは、CPU21a1を通り、記録系制御コードを追加
して入出力切換インタフェース21a7から記録系Bの
有するCPUB1に出力され、CPUB1が前記記録系
制御コードを解読することによって、画像記録が行われ
る。
【0034】また、21a5は、送信する画像情報をM
H符号化等により符号化したり、受信した符号化画像デ
ータを複合化してイメージデータに変換するための符号
化/複合化部である。21a6は、送受信された符号化
画像データを格納するためのバッファメモリである。
【0035】次にプリント機能の制御について説明す
る;まず、周辺コンピュータからデータ及び記録系制御
コードがプリンタインタフェース21f1より本装置に
取り込まれる。そして入出力切換インタフェース21a
7から記録系Bの有するCPUB1に出力され、CPU
B1が前記記録系制御コードを解読することによって、
プリント記録が行われる。このとき、制御部21の有す
るCPU21a1は、プリント記録の制御は行わないよ
う構成されている。こうすることで、ファクシミリとプ
リンタとの切り分けを単純にしている。
【0036】次に、実際のファクシミリ画像の通信時の
動作シーケンスについて説明する。ファクシミリでは、
画像を通信する前に通信手順等を送信側と受信側とで互
いに認識する手順を踏んでいる。そうしないと、通信速
度が送信側と受信側とで一致しないため通信が正常に行
われなかったり、受信側の用意が整っていない状態で送
信が始まってしまうことを防止している。この通信手順
のことを“プロトコル”と呼んでいる。このプロトコル
の中には、送信画像がモノクロ画像かカラー画像かを識
別する信号が含まれている。
【0037】図5に、記録用紙2の給紙動作シーケンス
に関するフローチャートを示す。画像を受信すると、そ
の受信画像がモノクロ画像かカラー画像かを前記プロト
コルにて識別する(ステップS1)。その後、受信画像
がモノクロであるならば、ステップS2において普通紙
が装填されている図1のカセット1a側の給送ローラ3
aを回転させて普通紙を給紙し、一方、それがカラー画
像であるならば、ステップS3において、カラー記録紙
が装填されているカセット1b側の給送ローラ3bを回
転させ、カラー記録専用紙を給紙する。その後、フィー
ドローラ対5c・5dを経て記録系Bに給紙した後、そ
れぞれの画像を印字する。
【0038】(第2実施例)つぎに、第2の実施例とし
て、インクジェット記録方式を用いたカラープリンタに
おける実施例を示す。図8は装置本体の中央断面図であ
る。
【0039】(カラープリンタ全体説明)このプリンタ
装置は図8に示すように記録用紙を供給する給紙系A
と、記録装置としての記録系Bと、操作部Dとによって
構成されている。
【0040】給紙系Aは、カセット51(51a,51
b)に載置された記録用紙52(52a,52b)を、
各給送ローラ53(53a,53b)とこれと対向する
各爪部材54(54a,54b)とから成る給紙部で1
枚づつ分離給送し、その記録用紙52をフィードローラ
対55a,55bによって搬送し、後述する記録系Bに
供給する。さらに、記録系Bの手前近傍には、記録用紙
52の先端位置を検出するためのフォトセンサ・マイク
ロスイッチ等の先端センサ56が設けられている。給紙
カセット51は、本体57に対して脱着可能に設けられ
ており、また、各給送ローラ53、フィードローラ対5
5a・55b、先端センサ56は、本体57に設けられ
ている。
【0041】記録系Bは、コンピュータ等から伝送され
たデータに応じて、給紙系Aより供給された記録用紙5
2に画像を記録するものである。
【0042】詳細には、記録系Bのプラテンローラ58
により、記録用紙52を搬送し、前記データに応じて、
インクジェットカートリッジ59より吐出されたインク
滴が記録用紙52に付着することにより画像が形成され
るものである。
【0043】そして所定の画像を形成した記録用紙52
を、さらに矢印a方向に搬送し、排紙ローラ60a,拍
車60b,排出ローラ対61a・61bによって搬送し
て装置外へ排出し一連の動作を終了する。
【0044】またインクジェットカートリッジ59は、
記録カバー62を矢印c方向に開放させた後、矢印d方
向に取り外すことにより、装置本体57より脱着可能に
構成されている。操作部Dは、前記プリンタ操作等の操
作を行うためのものであり、各種操作に応じたキーが設
けられている。
【0045】(記録用紙)記録用紙52としては、前記
第1の実施例で示したものと同様、普通紙やカラー記録
用専用紙等である。本実施例では、A4サイズにカット
された普通紙を記録用紙52aとして、カラー記録専用
紙を記録用紙52bとして用いる。そしてそれぞれの記
録用紙52a・52bを載置した各給紙カセット51a
・51bは、装置本体57の所定位置(図8の位置)に
収納している。
【0046】(給紙部) 1.上段カセット 給送ローラ53aは、シリコンゴムなどの摩擦係数の高
い材質から成るローラで、図8矢印方向に回転すること
により、上段給紙カセット51a最上部の記録用紙52
aを繰り出す。
【0047】不図示の駆動源により給送ローラ53aが
回転すると、給送ローラ53aが記録用紙52aに接す
ることにより、最上部の記録用紙52aを1枚繰り出
す。しかし、記録用紙52aの左右端付近に備えられて
いる爪部材54aにより、記録用紙52aは搬送を阻止
され、上側に変形して盛り上がる。この状態で、さらに
給送ローラ53aにより搬送されると、変形した部分が
はじけ、最上部の記録シート52aのみ1枚を確実に分
離した後、フィードローラ対55a・55bへと送ら
れ、以後、記録用紙52aは、フィードローラ対55a
・55bにより搬送される。
【0048】2.下段カセット 給送ローラ53bは、給送ローラ53aと同様、シリコ
ンゴムなどの摩擦係数の高い材質から成るローラで、図
8矢印方向に回転することにより、下段給紙カセット5
1b最上部の記録用紙52bを繰り出す。
【0049】不図示の駆動源により、給送ローラ53b
が回転すると、給送ローラ53bが記録用紙52bに接
し、最上部の記録用紙52bを1枚繰り出す。しかし、
記録用紙52bの左右端付近に備えられている爪部材5
4bが、記録用紙52bの搬送を阻止し、記録用紙52
bを上側に変形、はじけさせることで、最上部の記録用
紙52bのみ1枚を確実に分離し、フィードローラ対5
5c・55dを経て、フィードローラ対55a・55b
へと送られ、以後、記録シート52bは、フィードロー
ラ対55a・55bにより搬送される。
【0050】前記第1実施例に示したように、記録用紙
の種類に応じた識別子をカセットに設けることにより、
装置本体にカセット51を装着させると、装置本体に取
付けられている不図示のセンサが、前記識別子の位置を
識別することにより、それぞれのカセットに装填されて
いる記録用紙の種類が何であるか装置本体が認識する。
【0051】記録画像が、モノクロであるならば、普通
紙が装填されているカセット51a側の給送ローラ53
aを回転させて普通紙を給紙し、一方、カラー画像であ
るならば、カラー記録紙が装填されているカセット51
b側の給送ローラ53bを回転させて、カラー専用紙を
給紙する。その後、フィードローラ対55c・55dを
経て、記録系Bに給紙した後、それぞれの画像を記録す
る。
【0052】(第3の実施例)前述した第1の実施例、
第2の実施例では、いずれも2段カセットの給紙系にお
ける寸法を示したが、無論それ以上の段数の給紙口を持
つ記録装置でも差支えない。
【0053】例えば、第3の実施例として4段カセット
を持つ装置では、 1段目のカセット:A4サイズ 普通紙、 2段目のカセット:B4サイズ 普通紙、 3段目のカセット:A4サイズ カラー記録専用紙、 4段目のカセット:B4サイズ カラー記録専用紙、 のように記録用紙の種類毎に別々のカセットに記録用紙
をセットしておく。
【0054】記録用紙サイズの検出に関しては、左右前
後の幅規制板の位置を検出する機構を構成しても構わな
いし、前述したようにカセットに識別子を設けても差支
えない。このようにすることで、装置本体がどのカセッ
トにどんな記録用紙が装填されているのかを識別するこ
とができる。
【0055】記録画像の種類,サイズに応じて、それぞ
れ適切な記録用紙を給紙し、記録を行う。図9に上記給
紙動作シーケンスのフローチャートを示す。
【0056】画像を受信すると、まずステップS11で
その受信画像がモノクロ画像かカラー画像かをプロトコ
ルで識別する。その画像がモノクロである場合は、ステ
ップS12でその画像サイズがA4以下か否かを判定
し、以下の場合はステップS13でA4サイズの普通紙
をフィードローラ対により選択的に給紙し、それ以上の
場合は、ステップS14でB4サイズの普通紙を選択的
に給紙する。
【0057】一方、前記ステップS11において受信画
像がカラー画像である場合には、ステップS15でその
画像サイズがA4サイズ以上か否かを判定し、その結果
によって、ステップS16及びステップS17に移っ
て、A4またはB4サイズのカラー専用紙のいずれかを
フィードローラ対により選択的に給紙する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば記録すべき内容がモノクロの場合には安価である
普通紙を用い、一方、カラー印字の場合にのみカラー記
録専用紙を用いることで、通常、モノクロ画像記録が多
くの割合を示すビジネスユースにおいて、記録の稼働コ
ストを高めることなく、また、高い印字品位が特に要求
されるカラー記録においては高画質印字が可能である。
【0059】さらにまた、この発明装置をカラーファク
シミリ装置に設けることにより、画像により記録させる
記録用紙の種類を選択することで高画質印字が必要な画
像に関しては高画質記録を実現させる一方、モノクロ画
像記録が多くの割合を示すビジネスユースにおいて、低
稼働コストを実現させることができる。
【0060】また、カセットに装填させた記録用紙を装
置本体が自動的に認識するため、操作上の煩わしさを軽
減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の中央断面図
【図2】 第1実施例の全体構造説明図
【図3】 第1実施例の外観斜視図
【図4】 第1実施例の記録制御構成ブロック図
【図5】 第1実施例の給紙動作シーケンスフローチャ
ート
【図6】 第1実施例のカセットの斜視図
【図7】 第1実施例のカセットの平面図
【図8】 第2実施例の中央断面図
【図9】 第3実施例の給紙動作シーケンスフローチャ
ート
【図10】 従来のファクシミリ装置の一例の外観図
【図11】 図10のファクシミリ装置の中央断面図
【符号の説明】
A 給紙系 B 記録系 B1 CPU C 読取系 D 操作部 1,1a,1b,51,51a,51b 給紙カセット 2,2a,2b,52,52a,52b 記録用紙 3,3a,3b,53,53a,53b 給送ローラ 4,4a,4b,54,54a,54b 爪部材 5a,5b,5c,5d フィードローラ 6,56 先端センサ 7,57 本体 8,58 プラテンローラ 9,59 インクカートリッジ 10,60a 排紙ローラ 11a,11b,61a,61b 排出ローラ 13 原稿 20 カセットの識別子 21 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/44 310 8712−3F (72)発明者 杉山 茂行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 青木 典之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 斉藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 昌克 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給紙口を有するカラー記録装置に
    おいて、複数種類の記録媒体をそれぞれ前記複数の給紙
    口から供給し得るよう構成すると共に、記録内容がモノ
    クロかカラーかにより前記記録媒体の種類を自動的に選
    択して供給することを特徴とするカラー記録装置。
  2. 【請求項2】 電話回線等の電送手段により送信された
    画像情報を記録するためのファクシミリ装置に装備され
    たことを特徴とする請求項1記載のカラー記録装置。
  3. 【請求項3】 カセットに記録用紙を装填して行う給紙
    方法において、前記カセットを装置本体に装着すること
    により、前記装置本体が前記記録用紙の種類を自動的に
    識別し、記録内容により給紙すべき記録用紙を選択する
    よう構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか
    に記載のカラー記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、インクジェット方式に
    よることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のカラー記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、レーザビームプリンタ
    方式によることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のカラー記録装置。
JP27787894A 1994-11-11 1994-11-11 カラー記録装置 Withdrawn JPH08132682A (ja)

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