JPH10231858A - 油圧クラッチの潤滑構造 - Google Patents

油圧クラッチの潤滑構造

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JPH10231858A
JPH10231858A JP3924697A JP3924697A JPH10231858A JP H10231858 A JPH10231858 A JP H10231858A JP 3924697 A JP3924697 A JP 3924697A JP 3924697 A JP3924697 A JP 3924697A JP H10231858 A JPH10231858 A JP H10231858A
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Mizuya Matsufuji
瑞哉 松藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケース内の同一クラッチ軸上に油
圧クラッチとブレーキ装置を配置し、油圧クラッチを作
動し、ブレーキ装置を解除するときに、タイムラグによ
り潤滑が十分行われず、摩擦板が焼けつく恐れがあっ
た。 【解決手段】 油圧クラッチ85を配置したクラッチ軸
33の一端にブレーキ装置Gを配置し、該ブレーキ装置
のブレーキケース130の一端側を閉じる蓋体87との
間にブレーキを制動するアクチュエーター90を配置
し、該蓋体87にブレーキケース130内外を連通する
開口部133を形成するとともに、前記ブレーキケース
をミッションケース内に油溜まりを形成する隔壁10b
に取付け、前記アクチュエーターの制動変位により前記
開口部を開き、制動解除方向の変位により前記開口部を
閉じるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車輌の前輪及
び後輪を走行駆動し、PTO軸より動力を取り出せるよ
うにしたトランスミッションにおいて、PTOへの動力
を断接する油圧クラッチの潤滑構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧式無段変速装置を装備
し、前輪と後輪とPTO軸を駆動するためのトランスミ
ッションは公知となっている。例えば、特開平7−11
7500号の技術である。該技術はエンジン動力が入力
される入力軸により油圧式無段変速装置の油圧ポンプを
駆動し、油圧式無段変速装置の油圧モータの出力軸から
後輪及び前輪を駆動するように構成するとともに、前記
入力軸の後端より歯車を介してPTO油圧クラッチに動
力を伝え、該PTO油圧クラッチからPTO軸に動力を
伝えるようにしていた。また、入力軸の後端より、機体
後部と機体腹部に配置した作業機を駆動するためのドラ
イブトレーンにブレーキを配置し、PTO油圧クラッチ
を作動してPTO軸を駆動させるときには該ブレーキを
解除し、PTO軸の駆動を停止する際にブレーキを制動
させるようにした技術が、特願平8−1007号で本出
願人により提案済みである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、リリーフバルブから排出されるリリーフ油を潤滑油
に用いる構成であったために、PTO油圧クラッチを作
動させるために切換バルブを切り換えても、リリーフバ
ルブからリリーフ油が発生するまでの間に時間がかか
り、PTO油圧クラッチ部の被潤滑部位において焼き付
きが発生する恐れがあったのである。また、ブレーキを
作動させるアクチュエーターをミッションケースに加工
したシリンダー室に収容していたので、シリンダー室は
加工精度を高く保って機械加工する必要があったので、
製作コストが高くなり、また、加工部分に微細孔などの
不良部分が発生すると、ミッションケースを破棄処分せ
ざるを得ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に次の如く構成したものである。即ち、油圧クラ
ッチを配置したクラッチ軸の一端にブレーキ装置を配置
し、該ブレーキ装置のブレーキケース内にクラッチ軸を
制動するアクチュエーターを配置し、該ブレーキケース
に、そのケース内外を連通する開口部を形成するととも
に、前記ブレーキケースをミッションケース内の油溜ま
り中に配設して前記アクチュエーターの制動変位により
前記開口部を開いてブレーキケース内に油を導入させ、
制動解除方向の変位により前記開口部を閉じるようにし
たものである。
【0005】前記ブレーキケースに、前記クラッチ軸に
対し制動力を付与する前記アクチュエーターを進退自在
に案内支持する部分と、クラッチ軸の軸端に重合するボ
ス部であって、クラッチ軸の軸端に係止された回転摩擦
板に対する固定摩擦板を係止させた前記ボス部とを一体
的に設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に添付の図面に示した本発明の
実施例の構成を説明する。図1は作業車両の全体側面図
である。
【0007】図1において、本発明の油圧クラッチの潤
滑構造を有するトランスミッションを搭載したミッドマ
ウントモア型の作業車両の全体構成から説明する。機体
前部上のボンネット1内にエンジンEを収納し、該ボン
ネット1後部にダッシュボード2を配置し、該ダッシュ
ボード2上にハンドル3を配置している。該ダッシュボ
ード2下部の両側方にステップ4を配置し、左側のステ
ップ4にブレーキペダル5L・5Rを配置し、右側のス
テップに図示しない主変速ペダルを配置している。前記
ダッシュボードの後方には座席6を配置し、該座席6の
側方に副変速レバー7、PTO切換レバー9が配置され
ている。
【0008】前記座席6下方に本発明のトランスミッシ
ョンが配置されており、該トランスミッションは、前ケ
ース10と後ケース11からなるハウジング内に油圧式
無段変速装置と走行伝動装置とPTO伝動装置とを収納
して構成されている。該前ケース10から前方に入力軸
12と前輪駆動軸の第一軸部13とミッドPTO軸14
を突出し、入力軸12には前記エンジンEのクランク軸
が、機体フレーム15内のダンパー、伝動軸16を介し
て連動連結されている。前記前輪駆動軸の第一軸部13
にはユニバーサルジョイント17を介してフロントアク
スルケース18より突出した入力軸19が連結され、該
入力軸19に動力が伝えられて、フロントアクスルケー
ス18の左右両側に軸支した前輪20を駆動できるよう
にしている。22は、ハンドル3の操作により前輪20
を操舵するための油圧シリンダーである。前記ミッドP
TO軸14にはユニバーサルジョイント23を介して、
モア24のギアボックス25より突出した入力軸26と
連動連結されている。該モア24は図示しない昇降装置
によって、前輪20と後輪21との間の下腹部空間内で
昇降可能に吊下げ支持されている。
【0009】前記後ケース11の後部両側面からは車軸
27を左右側方へ突出して後輪21を軸支して駆動でき
るようにしている。後ケース11上面には、油圧昇降装
置用のシリンダーケース29を載置し、該ケース29よ
り左右一対のリフトアーム30を後方へ突出している。
後ケース11の後面には、ロアリンク31・31の前部
を枢支し、下端にドローバーヒッチ32を備えたプレー
トを装着している。そして、前記リフトアーム30とロ
アリンク31と図示しないトップリンクに作業機を昇降
自在に装着できるようにし、また、ドローバーヒッチ3
2に牽引作業機を装着できるようにしている。
【0010】次にトランスミッションの構成を説明す
る。図2は走行系及びPTO系の動力伝達のスケルトン
図、図3は前ケース部分の側面断面図、図4は第二の部
屋内の走行伝動装置とミッドPTO軸への動力伝達機構
を示す側面断面図、図5は第一の部屋と第二の部屋の上
部の側面断面図、図6は後ケースの後上部の側面断面
図、図7は図3におけるX−X矢視断面図、図8は走行
系及びPTO系の伝動軸の配置を示す正面断面図、図9
はブレーキ装置とPTOクラッチとPTO切換機構の平
面断面図、図10は同じくPTOクラッチ「切」時の拡
大断面図、図11は同じくPTOクラッチ「入」時の拡
大断面図、図12はブレーキ装置の分解斜視図、図13
はアキュムレータを配置した側板の断面図である。
【0011】前記ハウジングは、前後に分割可能に接合
された前ケース10と後ケース11とで成り、該前ケー
ス10は前面に前壁10aを、後面に軸受壁(以下後
壁)10bを形成して、前壁10aの外周線にフランジ
部10hが形成されて、ここに該前ケース10の前壁1
0aの一部に設けた開口部を閉塞するために基板(以下
センタセクション)40が固設され、後壁10bとセン
タセクション40との間で前ケース10の中に第一の部
屋R1を形成している。該センタセクション40は後述
する油圧ポンプP1とモーターMを装着支持し前壁10
aの一部を構成している。
【0012】そして、後ケース11の機体前後方向略中
央部に隔壁11aを設けて、後ケース11内を前後に仕
切り、前記前ケース10の後壁10bと前記隔壁11a
との間に第二の部屋R2を形成し、該隔壁11aと後ケ
ース11の後壁11cとの間に第三の部屋R3を形成し
ている。更に、後ケース11の後壁11cの外面には凹
部を形成し蓋体79によって閉塞することで第四の部屋
R4を形成している。
【0013】前記センタセクション40と後壁10bと
の間の第一の部屋R1内において、上部に入力軸12を
支持する一方、センタセクション40の内面に油圧ポン
プP1を装着して、該入力軸12により油圧ポンプP1
を駆動している。前記センタセクション40a外面に
は、チャージポンプP2を収容したポンプケース105
を装着し、入力軸12によりチャージポンプP2を駆動
している。また、第一の部屋R1内の上下方向略中央に
位置させるように、後壁10bとセンタセクション40
の内面との間に走行第一伝動軸41を軸受支持してい
る。センタセクション40の外面には、走行伝動第一軸
41と同一軸心上に油圧モータMを装着している。セン
タセクション40内に穿設した油路を通じて油圧ポンプ
P1と油圧モータMとを流体接続することによりHST
式変速装置が構成されている。
【0014】前記油圧ポンプP1は次のように構成され
る。即ち、図3、図5に示すように、センターセクショ
ン40の上部内面に設けたポンプ付設面50にシリンダ
ブロック51が回転自在に配置され、該シリンダブロッ
ク51の回転中心に入力軸12が貫通して係合されてい
る。該シリンダブロック51の複数のシリンダ孔内に、
付勢バネを介してピストン52・52・・・が往復動自
在に嵌合され、該ピストン52・52・・・の頭部には
可動斜板53のスラストベアリング53aを当接してい
る。該可動斜板53は左右側方へ突出したトラニオン軸
53b・53bを中心として傾倒させることができ、図
7に示すように、トラニオン軸53b・53bの一方は
前ケース10の左側壁内面に回転自在に支持され、他方
は、前ケース10の右側壁に形成した開口部を閉塞する
側板60に回転自在に支持されている。また、この他方
のトラニオン軸53b上には中立戻しバネ59が外嵌さ
れて、可動斜板53を中立位置へ戻すように付勢し、こ
のトラニオン軸53bは更に延長して側板60より突出
し、この突出部分に速度制御アーム61を固定してい
る。該速度制御アーム61にはロッド等を介して前記ス
テップ4上に配置した主変速ペダル(図示せず)と連動
連結され、該ペダルの前後踏み込み方向に応じて可動斜
板53が中立位置をはさんで上下に傾動するようになっ
ている。
【0015】油圧モータMは図3に示すように構成され
る。即ち、前記センターセクション40の下部外面には
モータ付設面54が形成されており、該モータ付設面5
4に、シリンダブロック55が回転自在に配置され、該
シリンダブロック55の回転中心に出力軸45が貫通し
て係合されている。該シリンダブロック55の複数のシ
リンダ孔内に付勢バネを介して複数のピストン56・5
6・・・が往復動自在に嵌装されている。該ピストン5
6の頭部は固定斜板57に接当している。固定斜板57
及びシリンダブロック55はセンタセクション40の前
面に装着したモーターケース58内に収納されている。
【0016】また、図7に示すように、前ケース10の
下部右側壁外面には油フィルター46が設置され、該油
フィルター46の入口孔は第二の部屋R2と連通し、油
フィルター46の出口孔は前ケース10の右側壁の肉厚
内に設けた油路等を通じて前記チャージポンプP2の吸
入ポートに導かれる。
【0017】また、図2、図4、図5に示すように前記
前ケース10の後壁10bと後ケース11の隔壁11a
との間に、PTOカウンター軸39、PTO伝動軸3
3、走行伝動第二軸42、走行伝動第三軸43が軸受を
介して回転自在に前後方向に沿って平行に横架されてい
る。更に前ケース10と後ケース11との接合部におい
て下斜め側方へ突出形成した膨出部10i・11bの中
にカウンター軸99及びミッドPTO軸14が軸受を介
して回転自在に前後方向に横架されている。
【0018】また、図6に示すように前記後ケース11
の隔壁11aと後ケース11の後壁11cの間の第三の
部屋R3内には、上部に伝動軸34とリアPTO駆動軸
35とを結合して前後方向に横架して設け、底部にデフ
ギア装置Dと油圧リフト用の油フィルター38とを並置
している。該リアPTO駆動軸35の後端は前記第四の
部屋R4に挿入され、該第四の部屋R4内のリアPTO
駆動軸35上に歯車35aを設け、更に、後壁11cと
蓋体79との間の第4の部屋R4内にリアPTO軸36
を回転自在に横架して、第四の部屋R4内のリアPTO
軸36上に歯車37を固設して、該歯車37を前記歯車
35aと噛合させている。そして、蓋体79より後方へ
リアPTO軸36の後端を突出させている。
【0019】次に、図2〜図7よりトランスミッション
の動力伝達機構を説明する。前記入力軸12には前述の
ようにエンジンEよりダンパー、伝動軸16を介して動
力が伝えられる。該入力軸12により油圧ポンプP1と
チャージポンプP2が駆動され、該油圧ポンプP1から
の圧油が油圧モータMに送油されて出力軸45が駆動さ
れる。図2、図4に示すように、該出力軸45の後端に
はスプラインを形成して、走行伝動装置の入力回転体と
なる前記走行第一伝動軸41の前端に固設したスプライ
ンボス41aがスプライン嵌合されて、相対回転不能
で、かつ、軸方向摺動自在に係合して一体的に回動する
ように構成し、該走行第一伝動軸41の後部に歯車62
を固設している。
【0020】次にギア式の走行伝動装置について説明す
る。図2、図4に示すように、前記走行第一伝動軸41
上の歯車62は走行第二伝動軸42上に固設した歯車6
3と噛合しており、第二の部屋R2内では走行第二伝動
軸42上に大径歯車46と小径歯車64が設けられ、該
大径歯車46は走行第三伝動軸43上に回転自在に遊嵌
した小径歯車65aと常時噛合し、該小径歯車64は走
行第三伝動軸43上に回転自在に遊嵌した大径歯車66
aと常時噛合している。該小径歯車65aと大径歯車6
6aとの間の軸43上にスプラインカラー67が固定さ
れ、該スプラインカラー67上にスライダー68が相対
回転不能でかつ軸方向摺動自在に嵌合されている。前記
スライダー68の外周に形成した環状凹部にはシフター
が嵌合され、アーム、リンク等を介して前述の副変速レ
バー7と連結されている。
【0021】そして、前記歯車65a・66aに夫々備
わる係合子65b・66bは前記スライダー68の内歯
と噛合可能に構成され、副変速レバー7を操作すると、
スライダー68が軸方向に摺動されて、前記歯車65
a、66aのうちの一方が択一的に走行第三伝動軸43
に係止されて高低の二段変速を可能としている。
【0022】従って、前記副変速レバー7を高速位置へ
操作すると、スライダー68の内歯が前記小径歯車65
aの係合子65bと噛合し、前記出力軸45からの動力
が、走行第一伝動軸41→歯車62→歯車63→走行伝
動第二軸42→大径歯車46→小径歯車65a→係合子
65b→スライダー68→スプラインカラー67→走行
第三伝動軸43と伝えられて、走行第三伝動軸43の後
端に設けたベベルピニオン69からデフギア装置Dを介
して車軸27に高速回転の動力を伝える。
【0023】また、副変速レバー7を低速位置へ操作す
ると、スライダー68の内歯が前記大径歯車66aの係
合子66bと噛合し、前記出力軸45からの動力が、走
行第一伝動軸41→歯車62→歯車63→走行第二伝動
軸42→小径歯車64→大径歯車66a→係合子66b
→スライダー68→スプラインカラー67→走行第三伝
動軸43と伝えられて、前記同様に車軸27に低速回転
の動力を伝える。
【0024】なお、前記副変速レバー7を高速位置に操
作したときには、図7に示すシフター軸107が前方に
摺動されて、該シフター軸107に係合した牽制アーム
111の一端が押されて前後軸芯まわりに回動し、該牽
制アーム111の他端が側板60に支持された牽制ピン
114の内端を押し、牽制ピン114の外端が側板60
より突出させるように構成している。よって、副変速レ
バー7が高速位置の状態で速度制御アーム61を中立位
置から後進側へ回動しようとするときには、後進側の回
動範囲の略中間位置にさしかかった時点で、速度制御ア
ーム61の端面が牽制ピン114の外周面に当たり、そ
れ以上の増速操作が制限され、後進側変速回動範囲は縮
小されて、高速後進ができないようにしている。
【0025】次に前輪駆動のための動力伝達機構を説明
する。図2、図3、図4に示すように、前記走行第三伝
動軸43上の前端側にスプライン嵌合した歯車71は、
前記走行第二伝動軸42の前部側に回転自在に遊嵌した
歯車70と噛合し、該歯車70は前輪駆動第二軸部44
上に固設した歯車72と噛合している(図8)。前輪駆
動軸は図3に示すように、前側の第一軸部13と後側の
第二軸部44とからなり、前輪駆動第一軸部13は前ケ
ース10の前壁10aに設けた前記貫通孔にベアリング
を介して回転自在に支持され、前輪駆動第二軸部44は
後壁10bにベアリングを介して回転自在に支持され、
前輪駆動第一軸部13の後端に軸心を一致させて前輪駆
動第二軸部44の前端を遊嵌支持している。
【0026】該前輪駆動第二軸部44の前端と前輪駆動
軸の第一軸部13の後端との間に前輪駆動の入・切を行
うクラッチ機構Cが設けられている。即ち、該前輪駆動
第二軸部44の前端と前輪駆動軸の第一軸部13の後端
との夫々の外周にはスプライン溝を形成し、前輪駆動第
一軸部13の後端上にはスライダー73を相対回転不能
でかつ軸方向摺動自在にスプライン嵌合している。な
お、スライダー73と前輪駆動第一軸部13との間には
スライダー73を「4WD」位置と「2WD」位置とに
保持できるようにボールデデント機構が設けられてい
る。
【0027】このような構成において、前輪駆動入・切
用操作アームが「4WD」側に操作されると、スライダ
ー73が、前輪駆動第二軸部44と前輪駆動第一軸部1
3との両者を係合し、前記走行第三伝動軸43に伝えら
れた動力が、歯車71→遊嵌歯車70→歯車72→前輪
駆動第二軸部44→スライダー73→前輪駆動第一軸部
13→ユニバーサルジョイント17→入力軸19→フロ
ントアクスルケース18と伝えられて前輪20を駆動
し、同時に前記走行第三伝動軸43からデフギア装置D
を介して後輪21が駆動されて四輪駆動(4WD)とな
る。前輪駆動入・切用操作アームが「2WD」側に操作
されると、スライダー73が前輪駆動第二軸部44と前
輪駆動第一軸部13との動力伝達を断って後輪21のみ
が駆動され二輪駆動(2WD)となる。
【0028】次にPTO伝動装置について説明する。図
2、図5に示すように、前記入力軸12の後端にはスプ
ラインが形成され、このスプライン部は後壁10bにベ
アリングを介して回転自在に支持された、PTO伝動装
置の入力回転体となる伝動軸76の前端に設けたスプラ
インボス76aに挿入されてスプライン嵌合されてい
る。伝動軸76の後端が後壁10bを貫通して第二の部
屋R2内に突出されている。その伝動軸76の端部上に
歯車80が固設されている。該歯車80は前記PTOカ
ウンター軸39上に固設した歯車81と噛合し、該歯車
81は、PTO伝動軸33上にベアリング83を介して
回転自在に遊嵌した歯車82と噛合している。該歯車8
2の側面にはボス部が設けられ、該ボス部と、PTO伝
動軸33上に固設したクラッチケース84との間に摩擦
板を交互に介装して摩擦多板式の油圧作動型PTOクラ
ッチ85を構成している。該摩擦板は後述する油圧供給
によってピストン86がクラッチケース84内で軸方向
に摺動されると摩擦板を圧接して歯車82をPTO伝動
軸33に係合し、入力軸12からPTO伝動軸33へ動
力を伝えるようにしている。89はピストン86を摩擦
板押圧解除方向へ付勢するバネである。
【0029】前記PTO伝動軸33の中途部上にはミッ
ドPTO駆動歯車91を遊嵌し、その後部にスプライン
カラー92(図5)をPTO伝動軸33に固定し、PT
O伝動軸33の後端に互いの軸心を一致させて、リアP
TO駆動軸35に連結する伝動軸34の前端を遊嵌支持
している。前記ミッドPTO駆動歯車91の側面上には
係合子93を形成し、伝動軸34の前端上にも係合子9
4を形成し、スプラインカラー92上にはスライダー9
5が相対回転不能でかつ軸方向摺動自在に外嵌されてい
る。該スライダー95の外周に形成した環状凹部には図
示しないシフターが挿入され、該シフターはシフター軸
やアーム、リンク等を介して前記運転席側部に配置した
PTO切換レバー9と連結される。
【0030】前記ミッドPTO駆動歯車91は、図2、
図4に示すように、前記走行第三伝動軸43の軸方向中
途部上にベアリング96・96を介して回転自在に遊嵌
されたアイドル歯車97と噛合し、該アイドル歯車97
はカウンター軸99上に固設した歯車98と噛合し、該
歯車98はミッドPTO軸14上に固設した歯車100
と噛合して、ミッドPTO駆動歯車91からミッドPT
O軸14に動力を伝達するように構成している。
【0031】従って、前記運転席側部に配置したPTO
切換レバー9を操作して、スライダー95を後方(図5
の紙面右向)へ摺動させると、スプラインカラー92と
伝動軸34上の歯車94とがスライダー95を介して連
結して、動力はPTO伝動軸33→スプラインカラー9
2→スライダー95→係合子94→伝動軸34→リアP
TO駆動軸35と伝えられ、リアPTO軸36のみが駆
動される。スライダー95を一段前方(左向)へ摺動さ
せると、スライダー95は、ミッドPTO駆動歯車91
の係合子93とスプラインカラー92と伝動軸34の係
合子94とを連結して、前述したリアPTO軸36を駆
動すると共に、動力はPTO伝動軸33→スプラインカ
ラー92→スライダー95→係合子93→ミッドPTO
駆動歯車91と伝えられ、PTO伝動ギアトレーンを介
してミッドPTO軸14を駆動し、ミッドPTO軸14
とリアPTO軸36の両方が駆動される。更にスライダ
ー95を前方向へ摺動させると、スライダー95はミッ
ドPTO駆動歯車91の係合子93のみをスプラインカ
ラー92に連結して、動力はPTO伝動軸33→スプラ
インカラー92→スライダー95→係合子93→ミッド
PTO駆動歯車91と伝えられ、ミッドPTO軸14の
みが駆動される。
【0032】次に本発明の要部であるPTOクラッチ8
5とブレーキ装置Gの作動構成について説明する。図9
に示すように、前記PTO伝動軸33の前端は前ケース
10の後壁10bを突き抜けて第一の部屋R1内に突出
され、そこにブレーキ装置Gが構成されている。即ち、
PTO伝動軸33前端の外周にスプライン溝33aを形
成し、該PTO伝動軸33前端を前ケース10の後壁1
0bの前面に形成した凹部内に臨ませる一方、該凹部に
ブレーキケース130のボス部130aを挿入し、該ボ
ス部130aの内周部分に複数の固定摩擦板135を係
止し、前記スプライン溝33aに係止した回転摩擦板1
36と交互に重合させている。
【0033】そして、ブレーキケース130の前面開口
を閉鎖するべく蓋体87がボルト等によって固定され、
該蓋体87の後面とブレーキケース130との前面の間
にアクチュエーター90が軸心方向摺動自在に収容され
ている。該アクチュエータ90は円板状に構成されて、
その中心と同心に突出形成された筒状の押圧部90a
と、その押圧部90aをとり囲むように同心円状で同じ
方向に突出形成した環状のピストン部90bを有し、ア
クチュエータ90の中心側には前後方向に貫通する連通
孔90c・90c・・・が開口され、前記押圧部90a
は前記摩擦板の前端に当接され、前記ピストン部90b
は前記ブレーキケース130の前面の外周に凹リング状
に形成したシリンダー室に挿入している。該シリンダー
室は後述する油路10cと連通されている。
【0034】このようにアクチュエータ90の押圧部9
0aの外周にピストン部90bを設けることによって、
アクチュエータ90の軸方向寸法を小さくし、ブレーキ
装置Gの全長を短くしてトランスミッションの小型化を
図っており、ブレーキケース130は前ケース10の後
壁10bと別体としてその内部にアクチュエータ90を
収容し、シリンダー室を設けるとによって、後壁10b
には機械加工してシリンダー室を形成する必要がなく、
前ケース10の型成形時の鋳抜き加工でブレーキ装置G
を取り付けるための凹部を形成するだけで良い。
【0035】そして、前記アクチュエータ90は蓋体8
7内に配置したバネ88によって、回転側摩擦板136
及び固定側摩擦板135を押圧する向きに付勢されてお
り、該バネ88は、その中心に孔を設けた受プレート1
31を介して係止リング132によって蓋体87内で張
設された状態でブレーキケース130に組み付けられ
る。ここで受プレート131はアクチュエータ90の中
心部に設けた突起に接当し、図示の如く係止リング13
2が受プレート131が離れることで、バネ88の付勢
力が受プレート131を介してアクチュエータ90に作
用するようになっている。そして、図12に示すよう
に、蓋体87のフランジ部87aの形状によりブレーキ
ケース130の前面の一部が外部に露出して開口部13
3を複数箇所形成し、アクチュエーター90がバネ88
によって後方へ押されている状態では、図10に示すよ
うにブレーキケース130の内部空間は開口部133及
び連通孔90cを介して第一の部屋R1と連通する。
【0036】そして、図10に示すように、前記PTO
伝動軸33の軸内には油路33b・33cを平行に軸方
向に沿って穿設し、該油路33bの一端は前記PTOク
ラッチ85のピストン86を収納したシリンダー室に開
口して、該油路33bの他端は、PTO伝動軸33の外
周に形成した環状溝33dを通じて、前ケース10の後
壁10bにおいて前記側板77方向に穿設した油路10
fと連通しており、更に前ケース10の左側面と側板7
7との間に形成された油路77aを介して側板77に装
着したPTOクラッチ・ブレーキ制御弁101の第一出
力ポートVbと接続している。
【0037】前記油路33cの一端がPTO伝動軸33
の前端面に開口し、他側がPTOクラッチ85の摩擦板
収納空間やミッドPTO駆動歯車91の軸受部や伝動軸
34の嵌合部に連通して潤滑できるようにしている。そ
して、スプライン溝33aに連通する油路10eは、前
ケース10の左側面と側板77との間に形成された油路
77bを介して側板77に装着した、PTOクラッチ8
5の作動油圧設定用のリリーフ弁119のドレーンポー
ト側と連通されている。
【0038】そして、前記側板77には図13に示すよ
うに、PTOクラッチ・ブレーキ制御弁101、リリー
フバルブ119の他に、PTOクラッチ85を緩接合す
るためのアキュムレータ117が配置されており、該ア
キュムレータ117は、側板77の肉厚部内に凹状に穿
設したケース内にピストン117aとバネ117bと収
納することで構成して、アキュムレータ117を簡単で
安価に製作し、設ける位置も制限されない構成としてい
る。
【0039】また、前記PTOクラッチ・ブレーキ制御
弁101は3ポート2位置切換式の電磁弁に構成され、
運転席近傍に配置したPTO切換スイッチのON・OF
F操作により切換えることができる。そしてまた、前記
油路10fは分岐されて、後壁10bの前面に開口する
油路10cより前記ブレーキケース130内に設けたシ
リンダー室と連通され、ブレーキ装置Gのピストン部9
0bを摩擦板押圧解除方向に摺動させることを可能とし
ている。前記PTOクラッチ・ブレーキ制御弁101が
側板77の上部に配置され、該PTOクラッチ・ブレー
キ制御弁101の第一出力ポートVbにアキュムレータ
117とリリーフバルブ119が並列に接続され、アキ
ュムレータ117は油路77aに、リリーフバルブ11
9のドレーンポートは油路77bに接続されている。前
記PTOクラッチ・ブレーキ制御弁101の第二出力ポ
ートVcは第一の部屋R1と連通され、入力ポートVa
は、側板77と前ケース10との接合面において形成さ
れた油路を介してチャージポンプP2の吐出ポートと接
続されている。
【0040】一方、図5、図7に示すように、後壁10
bで仕切られた第一の部屋R1内には油が充填されてお
り、そのオイルレベルLは油圧ポンプP1やブレーキ装
置Gを浸し、また、後壁10bの上部にはオーバーフロ
ー孔10gが開口され、油圧式無段変速装置が漏出した
作動油が第一の部屋R1に溜められて、所定量溜まる
と、その余剰油が第二の部屋R2内へオーバーフローす
るようにしている。そして、前ケース10の下部外側面
には油フィルター46が配置され、該油フィルター46
の入口孔は第二の部屋R2と連通し、油フィルター46
の出口孔は前ケース10の側壁に設けた油路を通じて前
記チャージポンプP2の吸入ポートに導かれ、該チャー
ジポンプP2より油圧式無段変速装置へ作動油が補給さ
れ、油圧ポンプP1や油圧モータMの回転摺動部分から
漏れた作動油は第一の部屋R1内に流れ出て油溜まりを
形成する。
【0041】そして、PTO切換スイッチがOFFの状
態では、図10に示すように、PTOクラッチ・ブレー
キ制御弁101はその入力ポートVaを第二出力ポート
Vcに連通して、チャージポンプP2からの圧油を第一
の部屋R1の油溜まりに排出するため、油路10fには
圧油が送油されず、PTOクラッチ85のピストン86
はバネ89の付勢力を受けてPTOクラッチ85は非係
合となりPTO伝動軸33に動力を伝えない。またこの
とき油路10cにも圧油が送油されないのでブレーキ装
置Gのアクチュエータ90はバネ88の付勢力を受けて
ブレーキ装置Gを作動させてPTO伝動軸33を制動
し、リア・ミッド両方のPTO軸36・14を制動して
全ての作業機を停止させる。一方、PTOクラッチ85
の歯車82は常時回転しているので、摩擦板は回転さ
れ、その回転による遠心力でPTO伝動軸33内の油路
33cには負圧が生じる。このときブレーキ装置Gのア
クチュエータ90はバネ88の付勢力を受けて前進して
いるのでブレーキケース130の開口部133が開いて
おり、前記第一の部屋R1の油溜まりの油が前記開口部
133、連通孔90cを介してブレーキケース130内
に導入され油路33cに吸引されて、ブレーキ装置G及
びPTOクラッチ85等の被潤滑部位が自然潤滑方式で
潤滑される。
【0042】そして、PTO切換スイッチをON操作す
ると、図11に示すように、PTOクラッチ・ブレーキ
制御弁101の入力ポートVaと第一出力ポートVbと
が通じてチャージポンプP2から吐出された圧油は油路
77a、油路10f、油路33d、油路33bを介して
クラッチケース84のシリンダ室に供給され、その中の
ピストン86が摩擦板を押圧する向きに摺動されPTO
クラッチ85が係合し、歯車82からクラッチケース8
4を介してPTO伝動軸33に、入力軸12からの動力
が伝えられる。そして同時に、油路10fに流れた圧油
は油路10cを通じてブレーキ装置Gのアクチュエータ
90のピストン部90bを押し、アクチュエータ90を
バネ88に抗して摺動させて、PTO伝動軸33に対す
るブレーキ装置Gの制動力を解除し、PTO伝動軸33
が回動されて、リア・ミッドのPTO軸36・14を駆
動可能とする。
【0043】そして、このPTOクラッチ85が非係合
の状態から係合状態となり、ブレーキ装置Gが制動の状
態から制動解除状態となるまでの過渡期においては、歯
車82は回転しており、前述のように、その遠心力によ
って、前記第一の部屋R1から前記開口部133、連通
孔90cを介して油路33cに吸引して、ブレーキ装置
Gの摩擦板やPTOクラッチ85の摩擦板やミッドPT
O駆動歯車91の軸受部や伝動軸34の嵌合部等を潤滑
している。PTOクラッチ85が係合しブレーキ装置G
が制動解除されると、アクチュエータ90が前方へ摺動
することによってアクチュエータ90の背面が前記開口
部133を閉じて、ブレーキケース130内を密閉する
と共にリリーフバルブ119がリリーフ作動した後のリ
リーフ油が油路77b、油路10eを介してブレーキケ
ース130内から油路33cに送油されて、強制潤滑方
式に切り換わってPTOクラッチ等の被潤滑部位に対す
る潤滑は続行されるのである。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、油圧クラッチの係合時と非係合時に変位す
るブレーキ装置のアクチュエーターの動きを利用して、
非係合時には油圧クラッチに対する潤滑方式を自然潤滑
方式とし、係合時には強制潤滑方式として、自動的に切
り換えられるようになり、油圧クラッチを常時潤滑する
ことができて、焼きつく恐れがなくその耐久性を向上す
ることができた。
【0045】請求項2の如く構成したので、ブレーキ装
置の分解、組立が簡単に行えるようになり、ブレーキを
設置するための機械加工をミッションケースに施す必要
がなく、ミッションケースの製造コストを低減でき、ミ
ッションケースの加工不良をなくして歩留りを向上する
ことかでできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両の全体側面図である。
【図2】走行系及びPTO系の動力伝達のスケルトン図
である。
【図3】前ケース部分の側面断面図である。
【図4】第二の部屋内の走行伝動速装置とミッドPTO
軸への動力伝達機構を示す側面断面図である。
【図5】第一の部屋と第二の部屋の上部の側面断面図で
ある。
【図6】後ケースの後上部の側面断面図である。
【図7】図3におけるX−X矢視断面図である。
【図8】走行系及びPTO系の動力伝動軸の配置を示す
正面断面図である。
【図9】ブレーキ装置とPTOクラッチとPTO切換機
構の平面断面図である。
【図10】同じくPTOクラッチ「切」時の拡大断面図
である。
【図11】同じくPTOクラッチ「入」時の拡大断面図
である。
【図12】ブレーキ装置の分解斜視図である。
【図13】アキュムレータを配置した側板の断面図であ
る。
【符号の説明】
G ブレーキ装置 P 油圧ポンプ M 油圧モータ R1 第一の部屋 L オイルレベル 10 前ケース 11 後ケース 33 PTO伝動軸 85 PTOクラッチ 87 蓋体 90 アクチュエーター 130 ブレーキケース 130a ボス部 133 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧クラッチを配置したクラッチ軸の一
    端にブレーキ装置を配置し、該ブレーキ装置のブレーキ
    ケース内にクラッチ軸を制動するアクチュエーターを配
    置し、該ブレーキケースに、そのケース内外を連通する
    開口部を形成するとともに、前記ブレーキケースをミッ
    ションケース内の油溜まり中に配設して、前記アクチュ
    エーターの制動変位により前記開口部を開いてブレーキ
    ケース内に油を導入させ、制動解除方向の変位により前
    記開口部を閉じるようにしたことを特徴とする油圧クラ
    ッチの潤滑構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキケースに、前記クラッチ軸
    に対し制動力を付与する前記アクチュエーターを進退自
    在に案内支持する部分と、クラッチ軸の軸端に重合する
    ボス部であって、クラッチ軸の軸端に係止された回転摩
    擦板に対する固定摩擦板を係止させた前記ボス部とを一
    体的に設けてある請求項1及び請求項2記載の油圧クラ
    ッチの潤滑構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6360421B1 (en) * 1999-07-16 2002-03-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Automotive manufacturing system for frame component
JP2016074295A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車輌
CN113364196A (zh) * 2021-05-12 2021-09-07 张腾达 一种新型防水节能电机

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