JPH10231293A - スルホンアミド置換クロマン、その調製方法、医薬または診断薬としてのその使用およびそれらを含有する医薬 - Google Patents

スルホンアミド置換クロマン、その調製方法、医薬または診断薬としてのその使用およびそれらを含有する医薬

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JPH10231293A
JPH10231293A JP10037116A JP3711698A JPH10231293A JP H10231293 A JPH10231293 A JP H10231293A JP 10037116 A JP10037116 A JP 10037116A JP 3711698 A JP3711698 A JP 3711698A JP H10231293 A JPH10231293 A JP H10231293A
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carbon atoms
formula
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phenyl
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JP10037116A
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Hans Jochen Dr Lang
ハンス・ヨーヘン・ラング
Joachim Brendel
ヨーアヒム・ブレンデル
Uwe Dr Gerlach
ウーヴエ・ゲルラハ
Klaus Dr Weidmann
クラウス・ヴアイトマン
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なスルホンアミド置換クロマンとその調
製方法の提供。 【解決手段】 このスルホンアミド置換クロマンは次の
式I: 【化1】 (式中、R(A)、R(B)およびR(1)〜R(8)は請求項
1に記載の意味を有する)で示される。この化合物は、
環状アデノシンモノホスフェート(cAMP)により開
かれるK+チャンネルをブロックするための医薬の製造
のため;胃酸分泌抑制のための医薬の製造のため;胃お
よび腸の領域、特に十二指腸の潰瘍の治療のため、逆流
性食道炎の治療のため、下痢性疾患の治療のため、心
房、心室および上室性の不整脈を含む全種類の不整脈の
治療および予防のため、再入不整脈の抑制のため、およ
び、心室細動の結果としての突然心臓死を予防するため
に極めて適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、下記式I:
【化2】 〔式中、R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、
CF3、C25、C37、炭素原子1、2、3、4、5
もしくは6個を有するアルキル、またはフェニルであ
り、これは未置換であるか、またはF、Cl、Br、
I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよび
メチルスルホニルよりなる群から選択される置換基1ま
たは2個で置換されているか;または、R(1)およびR
(2)は一緒になって炭素原子2、3、4、5、6、7、
8、9または10個を有するアルキレン鎖であり;
【0002】R(A)はヒドロキシル、炭素原子1、2、
3、4、5もしくは6個を有するアルカノイルオキシ、
または炭素原子1、2、3、4、5もしくは6個を有す
るアルキルスルホニルオキシであり;R(B)は水素であ
るか;または、R(A)およびR(B)は一緒になって結合
であり;R(3)はR(9)−Cn2n〔NR(11)〕m−で
あり;R(9)は水素、または炭素原子3、4、5、6、
7もしくは8個を有するシクロアルキルであり;nは
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10で
あり;mは0または1であり;R(11)は水素、または
炭素原子1、2、3、4、5もしくは6個を有するアル
キルであるか;または、R(11)およびR(9)は一緒に
なって炭素原子1、2、3、4、5、6、7または8個
を有するアルキレン基であり;ここでCn2n基におけ
るCH2基一つは−O−、S(O)q−(qは0、1もしく
は2)または−NR(10)で置き換えられていることが
可能であり;
【0003】R(10)は水素、メチルまたはエチルであ
り;R(4)はR(12)−Cr2rであり;R(12)は水
素、炭素原子3、4、5、6、7または8個を有するシ
クロアルキル、ピペリジル、1−ピロリジニル、N−モ
ルホリノ、N−メチルピペラジノ、CF3、C25、C3
7、ピリジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニ
ルであり、ここでピリジル、チエニル、イミダゾリルま
たはフェニルは、未置換であるか、またはF、Cl、B
r、I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイル、
メチルスルホニルおよびメチルスルホニルアミノよりな
る群から選択される置換基1または2個で置換されてお
り;rは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19または20であり;ここでCr2r基における
CH2基一つは−O−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CO−、−CO−O−、S(O)q−(qは0、1もし
くは2)、または−NR(10)−で置き換えられている
ことが可能であり;
【0004】R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相
互に独立して、水素、F、Cl、Br、I、炭素原子
1、2、3、4、5または6個を有するアルキル、炭素
原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロアル
キル、−CN、−CF3、−C25、−C37、−N3
−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR(1
5)、R(16)−Cs2s−Y−またはフェニルであり、
これらは未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、
CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチ
ルスルホニルよりなる群から選択される置換基1または
2個で置換されており;R(13)およびR(14)は相互
に独立して、水素、または炭素原子1、2もしくは3個
を有するアルキルであり;R(15)は水素、メチル、エ
チル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)R(14)
であり;uは2または3であり;R(16)は水素、炭素
原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロアル
キル、−COOR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピ
リジル、キノリル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピ
ロリジニル、N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ、
CF3、C25、C37またはフェニルであり、これら
は未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、C
3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチル
スルホニルよりなる群から選択される置換基1または2
個で置換されており;sは0、1、2、3、4、5また
は6であり;Yは−S−、−SO−、−SO2−、−C
O−、−SO2−NR(10)−、−O−、−NR(10)
−または−CO−NR(10)であるが;ただし置換基R
(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうち二つは水素で
はない〕のクロマンおよび生理学的に許容されるその塩
に関する。
【0005】好ましい化合物は、式Iにおいて、R(1)
およびR(2)は相互に独立して、水素、炭素原子1、2
もしくは3個を有するアルキル、またはフェニルであ
り、これらは未置換であるか、またはF、Cl、Br、
I、CF3、メチル、メトキシ、スルファモイルおよび
メチルスルホニルよりなる群から選択される置換基1ま
たは2個で置換されているか;または、R(1)およびR
(2)は一緒になって炭素原子4または5個を有するアル
キレン鎖であり;R(A)はヒドロキシルまたはアセトキ
シであり;R(B)は水素であるか;または、R(A)およ
びR(B)は一緒になって結合であり;R(3)はR(9)−
n2n〔NR(11)〕m−であり;R(9)は水素であ
り;nは0、1、2、3、4、5または6であり;mは
0または1であり;
【0006】R(11)は水素、または炭素原子1、2、
3もしくは4個を有するアルキルであり;R(10)は水
素、メチルまたはエチルであり;R(4)はR(12)−C
r2rであり;R(12)は水素、炭素原子3、4、5、
6、7または8個を有するシクロアルキル、CF3、ピ
リジルまたはフェニルであり、ここでピリジルおよびフ
ェニルは、未置換であるか、またはF、Cl、CF3
スルファモイルおよびメチルスルホニルよりなる群から
選択される置換基1または2個で置換されており;rは
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10で
あり;ここでCr2r基におけるCH2基一つは−O−、
−CO−、−CO−O−、S(O)q−(qは0、1もし
くは2)で置き換えられていることが可能であり;R
(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、
水素、F、Cl、Br、炭素原子1、2、3または4個
を有するアルキル、−CN、−CF3、−NO2、−CO
NR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C
s2s−Y−またはフェニルであり、これらは未置換で
あるか、またはF、ClおよびCF3よりなる群から選
択される置換基1または2個で置換されており;
【0007】R(13)およびR(14)は相互に独立し
て、水素、または炭素原子1、2もしくは3個を有する
アルキルであり;R(15)はメチル、エチル、フェニル
または−Cu2u−NR(13)R(14)であり;uは2
または3であり;R(16)は水素、炭素原子5または6
個を有するシクロアルキル、CF3、C25、C37
たはフェニルであり、これらは未置換であるか、または
F、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシ、スルファ
モイルおよびメチルスルホニルよりなる群から選択され
る置換基1または2個で置換されており;sは0、1、
2、3または4であり;Yは−S−、−SO−、−SO
2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−N
R(10)−または−CO−NR(10)であるが;ただし
置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうち二つ
は水素ではない化合物および生理学的に許容されるその
塩である。
【0008】特に好ましい化合物は、式Iにおいて、R
(1)およびR(2)が相互に独立して、炭素原子1、2ま
たは3個を有するアルキルであるか;または、R(1)お
よびR(2)は一緒になって炭素原子4または5個を有す
るアルキレン鎖であり;R(A)はヒドロキシルであり;
R(B)は水素であるか;または、R(A)およびR(B)は
一緒になって結合であり;R(3)は炭素原子1、2また
は3個を有するアルキル、ジメチルアミノまたはジエチ
ルアミノであり;R(4)はR(12)−Cr2rであり;
R(12)は水素、炭素原子5もしくは6個を有するシク
ロアルキル、またはCF3であり、rは0、1、2、
3、4、5、6、7または8であり;ここでCr2r
におけるCH2基一つは−O−、−CO−、−CO−O
−、S(O)q−(qは0、1もしくは2)で置き換えら
れていることが可能であり;R(5)、R(6)、R(7)お
よびR(8)は相互に独立して、水素、F、Cl、Br、
炭素原子1または2個を有するアルキル、−CN、−N
2、−COOR(15)、R(16)−Cs2s−Y−また
はフェニルであり、これらは未置換であるか、またはF
およびClよりなる群から選択される置換基1または2
個で置換されており;
【0009】R(15)はメチル、エチル、フェニルまた
は−Cu2u−NR(13)R(14)であり;uは2また
は3であり;R(13)およびR(14)は相互に独立し
て、水素、または炭素原子1、2もしくは3個を有する
アルキルであり;R(16)は水素、CF3またはフェニ
ルであり、sは0、1、2、3または4であり;Yは−
S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR
(10)−、−O−、−NR(10)−または−CO−NR
(10)であり;R(10)は水素またはメチルであるが;
ただし置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のう
ち二つは水素ではない化合物および生理学的に許容され
るその塩である。
【0010】化合物Iが酸性または塩基性の基または塩
基性の複素環を含む場合は、本発明はまた相当する薬理
学的および毒性学的に許容される塩にも関する。即ち、
−COOH基一つ以上を有する化合物Iは、例えばアル
カリ金属塩、好ましくはナトリウムまたはカリウム塩と
して使用することができる。プロトン化されることので
きる塩基性の基または塩基性複素環式基を有する化合物
Iはまた、有機または無機の薬理学的および毒性学的に
許容される酸付加塩の形態で、例えば、塩酸塩、メタン
スルホン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル
酸塩、リンゴ酸塩、グルコン酸塩等として使用できる。
化合物Iが同一分子内に酸性および塩基性の基を含む場
合は、本発明はまた、上記したとおり形成される塩の他
に、ベタインと称される内部塩も包含するものとする。
化合物Iの置換基が立体化学的に多様である基を含む場
合は、本発明はまた考えられる個々の立体異性体を包含
する。即ち、化合物Iは、個々の純粋な光学異性体およ
び光学異性物質混合物が本発明の部分を構成するよう
に、クロマン系の3位および4位に不斉中心を有する。
【0011】式Iの化合物は、同様に本発明の部分を構
成する種々の化学的過程により調製することができる。
即ち、式Iの化合物は、 a)それ自体知られた方法で、下記式II:
【化3】 〔式中R(1)、R(2)、R(5)、R(6)、R(7)および
R(8)は前述した意味を有し、Lはアルキル化で慣用的
に用いる逃電子性(nucleofugic)の脱離基、特にC
l、BrまたはIである〕の化合物を下記式III:
【化4】 〔式中R(3)およびR(4)は前述した意味を有し、Mは
水素または金属原子、特に好ましくはリチウム、ナトリ
ウムまたはカリウムである〕のスルホンアミドまたはそ
の塩と反応させること;または、
【0012】b)それ自体知られた方法で、下記式IV:
【化5】 〔式中R(1)、R(2)、R(5)、R(6)、R(7)および
R(8)は前述した意味を有する〕のエポキシドを下記式
III:
【化6】 〔式中R(3)およびR(4)は前述した意味を有し、Mは
水素または金属原子、特に好ましくはリチウム、ナトリ
ウムまたはカリウムである〕のスルホンアミドまたはそ
の塩と反応させること;または、
【0013】c)下記式V:
【化7】 〔式中R(1)、R(2)、R(4)、R(5)、R(6)、R
(7)、R(8)およびR(A)は前述した意味を有し、R
(B)およびR(A)はOHであり、R(B)は水素である〕
の化合物を下記式VI: R(3)−SO2−W VI 〔式中R(3)は前述した意味を有し、Wはnucleofugic
な脱離基、例えば、フッ素、臭素、1−イミダゾリル、
特に塩素である〕のスルホン酸誘導体と反応させるこ
と;または、
【0014】d)アルキル化反応の方法において、下記
式VII:
【化8】 〔式中R(1)、R(2)、R(3)、R(5)、R(6)、R
(7)、R(8)、R(A)、R(B)およびMは前述した意味
を有する〕の化合物を、それ自体知られた方法で、下記
式VIII: R(4)−L VIII 〔式中R(4)は水素を除く前述の意味を有し、Lは前述
した意味を有する〕のアルキル化剤と反応させること;
または、
【0015】e)下記式I:
【化9】 〔式中R(1)〜R(4)は前述の意味を有する〕の化合物
において、R(5)〜R(8)の位置の少なくとも1箇所に
おいて芳香族置換反応を行なうこと;または、 f)R(1)〜R(8)およびR(A)が前述した意味を有
し、R(B)が水素である式Iの化合物を、R(A)および
R(B)を除去することにより、R(A)およびR(B)が結
合であり、残りの置換基が前述した意味を有する式Iの
クロメンに変換すること;により得られる。
【0016】操作法a)は、アルキル化作用を有する式
IIのクロマン誘導体による、式IIIのスルホンアミドま
たはその塩のそれ自体知られたアルキル化を記載するも
のである。スルホンアミドのアルキル化は塩形態を出発
物質として起こるため、遊離のスルホンアミド(式II
I、M=H)を使用した場合、塩基の作用により、親核
性が高いため反応性も高いという特徴を有するスルホン
アミド塩(式III、M=カチオン)を生じさせることが
必要である。遊離のスルホンアミド(M=H)を用いる
場合は、スルホンアミドを、好ましくは本来アルキル化
作用が僅かのみであるか全く無い塩基、例えば、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、高立体障害アミン、例えばジ
シクロヘキシルアミン、N,N,N−ジシクロヘキシルエ
チルアミン、または親核性の低い別の含窒素強塩基、例
えば、DBU、N,N′,N″−トリイソプロピルグアニ
ジン等を用いて容器内で脱プロトン化して塩とする。し
かしながら、反応のために慣用的に用いられる他の塩
基、例えば、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムメト
キシド、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化
物、例えばLiOH、NaOHもしくはKOH、または
アルカリ土類金属水酸化物、例えば、Ca(OH)2も用
いることができる。
【0017】このためには、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、テトラメチル尿素、ヘキサメチル
ホスホロアミド、テトラヒドロフラン等のような非プロ
トン性の極性溶媒を用いることが好ましい。しかしなが
ら、原理的には、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、エチレングリコールまたはそのオリゴマー
および相当するその(モノ)エーテルのような極性プロ
トン性溶媒を用いることも可能である。反応は好ましく
は、20〜140℃、特に好ましくは40〜100℃の
範囲の温度で行なう。操作法a)を2相触媒条件下で行
なうことも可能であり、有益である。
【0018】LがBrである化合物IIは、例えば、文献
既知の方法により、下記式(XI):
【化10】 のクロメンから、NBCを用いてNaOH存在下で得
る。
【0019】上記式(XI)のクロメンは文献既知の方法と
同様にして、例えば、酸、例えば、硫酸の作用により下
記式(XII):
【化11】 の4−クロマノールから水を除去することにより、また
は式(XIII):
【化12】 のアルキンエーテルの、文献既知の熱環化により得る。
【0020】4−クロマノールは、ケトン(XVI):
【化13】 との式(XV):
【化14】 のアセトフェノン誘導体の環化アルドール縮合により知
られた反応で得られる相当するクロマノン(XIV):
【化15】 を還元することによって、文献既知の方法により得る。
式IIIの化合物は、好ましくは相当するスルホニルクロ
リドをアミンと反応させることにより得る。スルホンア
ミドの調製は技術文献および特許文献に十分記載されて
いる。
【0021】方法b)は、それ自体知られ頻繁に使用さ
れている、式IVのエポキシドと式IIIのスルホンアミド
またはその塩の一つとの反応を記載するものである。こ
の目的のためには、スルホンアミドIIIを、スルホンア
ミドの溶液または懸濁液に、十分に強力な塩基、例えば
水素化ナトリウムを少量添加することにより文献記載の
簡単な方法で容器内で好都合に生成できるその塩、例え
ば相当するNa+塩の触媒量の存在下に使用することが
特に好都合であることが解っている。この反応は、操作
法a)に記載した溶媒中、そしてそれに関して記載した
温度範囲で好都合におこなわれる。式IVのエポキシド
は、文献既知の方法により相当する3,4−デヒドロク
ロマンから、エポキシド化により、または、塩基を用い
て式IIの化合物からHLを除去することにより得られ
る。
【0022】操作法c)は、式VIの活性化スルホニル化
合物、特にクロロスルホニル化合物(W=Cl)と式V
のアミノとの、それ自体知られ頻繁に使用されている反
応により、式Iの相当するスルホンアミド誘導体を得る
操作を説明するものである。反応は原理的には溶媒を用
いることなく行なうことができるが、この種の反応は多
くの場合溶媒を使用して行なう。反応は、好ましくは極
性溶媒を用いて、好ましくはそれ自体溶媒として用いる
ことのできる塩基の存在下、例えばトリエチルアミン、
ピリジンおよびその同類物質を使用して行なう。好まし
く使用される溶媒の例は、水、脂肪族アルコール、例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール、s−ブ
チル、エチレングリコール、並びにそのモノマーおよび
オリゴマーのモノアルキルおよびジアルキルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル化アミ
ド、例えばDMF、DMA並びにTMUおよびHMPT
である。このために使用する温度は0〜160℃、好ま
しくは20〜100℃である。式Vのアミンは、それ自
体文献既知の方法で、好ましくは式IIの相当する化合物
または式IVのエポキシドから、それらをアンモニアまた
は下記式IX: R(4)−NH2 IX 〔R(4)は前述の意味を有する〕のアミンの何れかと反
応させることにより得る。
【0023】操作法d)は操作法a)と同様、式VIIIの
アルキル化剤を用いた、スルホンアミドまたはその塩の
一つVIIのそれ自体知られたアルキル化反応を記載する
ものである。反応のこの類似性に従って、操作法a)で
既に詳細に記載した反応条件を操作法d)にも適用す
る。スルホンアミド誘導体VIIおよびその前駆体の調製
は、操作法c)に関して既に記載した通りである。アル
キル化剤VIIは文献記載の、または操作法a)に関して
記載した方法と同様にして、好ましくは、相当するヒド
ロキシ化合物(式VII、Lは−OH)から調製する。
【0024】操作法e)は、例えばR(5)〜R(8)の一
つ以上の位置における親電子置換反応により、本発明の
式Iの化合物を別の式Iの化合物に更に化学変換する操
作を記載するものである。基R(5)〜R(8)の置換基一
つまたは二つが水素である場合は、親電子芳香族置換反
応を文献既知の好ましい方法で行なうことができる。好
ましい親電子置換反応は、1.一つ以上のニトロ基を導
入するための芳香族ニトロ化、次いで、それからNH2
−への還元、2.特に塩素、臭素、ヨウ素を導入するた
めの芳香族ハロゲン化、3.クロロスルホン酸の作用に
よりクロロスルホニル基を導入するためのクロロスルホ
ン化、4.フリーデルクラフツ触媒としてのルイス酸、
好ましくは無水塩化アルミニウムの存在下、相当する酸
クロリドR(16)−Cs2s−CO−ClまたはR(1
6)−Cs2s−SO2−Clの作用によりアシル基R(1
6)−Cs2s−CO−またはスルホニル基R(16)−C
s2s−SO2−を導入するためのフリーデルクラフツア
シル化反応、である。例えば置換基R(5)、R(6)、R
(7)またはR(8)の一つ、例えばアルキニル、アルケニ
ル、アルキル、アニリノ、フェノキシ基等における芳香
族結合ブロミドの置き換えにより、多くの基を導入する
ための文献既知の方法におけるパラジウム有機合成を更
に利用することも可能である。
【0025】操作法f)は、R(A)がOHである式Iの
クロマノールから、R(A)およびR(B)が共に結合を形
成する式Iのクロメンへの変換を記載するものである。
これは酸または塩基の存在下直接、または、例えば炭素
原子3〜12個を有する無水アルカン酸を用いたアシル
化によるヒドロキシル基R(A)の活性化の後、クロマノ
ールから水を除去することにより行なうことができる。
この方法においては、R(1)〜R(5)が記載した意味を
有し、R(B)が水素でありR(A)が炭素原子1〜6個を
有するアルカノイル基である本発明の式Iの化合物を調
製することも可能である。その後R(A)およびR(B)が
一緒になって結合を形成する式Iの型のクロメンを得る
操作は、DBU(ジアザビシクロウンデセン)と共に加
熱する等、塩基触媒条件下で行なうのが好ましい。化合
物Iは構造的には4−アシルアミノクロマン誘導体の分
類に属するものであり、これは過去10年間薬学分野で
集中的に研究されており、特に2,2−ジアルキル−4
−アシルアミノ−3−クロマノールが注目されている。
【0026】このような4−アシルアミノクロマンの最
重要代表例は下記式X:
【化16】 のクロマカリム、および、この物質から誘導された多く
の後続製品(例えば、Edwards and Weston, TIPS 11, 4
17-422(1990), “Structure Activity Relationships
of K+channel openers”参照)である。クロマカリムお
よび他の関連4−アシルアミノクロマン誘導体は平滑筋
組織に対して弛緩作用を有する化合物であるため、高血
圧を血管筋弛緩の結果として低下させるため、および、
気道の平滑筋の弛緩の結果として喘息の治療において使
用される。これらの物質全てに共通な特徴として、これ
らは細胞レベル、例えば平滑筋細胞のレベルで作用し、
特定のATP感受性K+チャンネルを開く。K+イオンの
損失により誘導される細胞内の負電荷の上昇(過剰分
極)は、二次的機序により細胞内Ca2+の上昇と対抗
し、これにより細胞の活性化、例えば、筋肉収縮が起こ
る。
【0027】これらのATP感受性K+チャンネルオー
プナーである4−アシルアミノクロマン誘導体とは対照
的に、4−スルホニルアミノ構造を有する本発明の式I
の化合物は意外にも、環状アデノシンモノホスフェート
(cAMP)により活性化され、上記したK+(AT
P)チャンネルとは基本的に異なるK+チャンネルに対
して強力で特異的な遮断(閉鎖)作用を示す。最近の研
究によれば大腸に存在するこのK+(cAMP)チャン
ネルは心筋上に存在するIKsチャンネルと極めて似てい
るか、同一である可能性が有る。このK+(cAMP)
チャンネル(=IKsチャンネル)ブロッキングの結果と
して、化合物は生体内で高い治療有用性を有する薬理学
的作用を示す。
【0028】即ち、化合物は促進された胃酸分泌の強力
な抑制剤の新しい活性物質類としての特徴を有する。即
ち式Iの化合物は胃および腸の領域、特に十二指腸の潰
瘍の治療のための価値有る薬剤である。これらはまた、
胃液の分泌に対する強力な抑制作用の結果として、逆流
性食道炎を治療するための優れた治療薬としても適して
いる。化合物は更に、抗下痢作用の特性を有し、このた
め、下痢性疾患を治療するための医薬としても適してい
る。化合物Iは更に、心房、心室および上室性の不整脈
を含む全種類の不整脈の治療および予防のための医薬と
して使用できる。これらは再入性不整脈の抑制のため、
および心室細動の結果としての突然心臓死の予防のため
に特に用いることができる。
【0029】Iksチャンネル抑制作用と、例えばβアド
レナリン作用性過剰刺激により誘導された死亡の危険性
の有る心不整脈の抑制との間の相関を記載した文献が存
在する〔例えばT.J. Colatsky, C.H. Follmer and C.F.
Starmer:“Channel Specificity in Antiarrhythmic
Drug Action;Mechanism of potassium channel block
and its role in suppressing and aggravating cardia
c arrhythmias”, Circulation(1990)82:2235-224
2;A.E. Busch, K. Malloy, W.J. Groh, M.D. Varnum,
J.P. Adelman und J. Maylie;“The novel class III
antiarrhythmicsNE-10064 and NE-10133 inhibit IsK c
hannel in xenopus oocytes and IKs inguinea pig car
diac myocytes”, Biochem. Biophys. Res. Commun.(1
994)202:265-270参照〕。上記したクロマカリムおよ
びアシルアミノクロマン誘導体の他に、最近の文献で
は、4−スルホニルアミノクロマン構造を有する化合
物、および構造的または生物学的作用において本発明の
式Iの化合物とは明らかに異なる化合物も報告されてい
る。即ち、欧州特許315 009号公報は、4−フェ
ニルスルホニルアミノ構造を有し抗トロンビン作用およ
び抗アレルギー作用を有するという特徴のあるクロマン
誘導体を記載している。
【0030】欧州特許370 901号公報は、残存窒
素原子価が水素原子と結合している4−フェニルスルホ
ニルアミノ基を有する3−ヒドロキシクロマン誘導体を
記載している。即ちこれらの化合物は式IまたはIaと
は本質的な基において異なるように置換されている。こ
れに対応して欧州特許370 901号公報の上記化合
物は中枢神経系に作用することが解っており、薬理学的
観点でも異なっている。欧州特許389 861号公報
は、4−スルホニルアミノ基を有する3−ヒドロキシク
ロマン誘導体を記載している。この例では、特許に記載
されているベンゾピラン誘導体は、いわゆるアデノシン
トリホスフェート感受性K+チャンネル〔K+(ATP)チ
ャンネル〕の活性化剤またはオープナーである。K+(A
TP)チャンネルオープナーの薬理作用は、記載したI
Ksチャンネルブロッカーとは全く異なることは現在良く
知られている。即ち、K+(ATP)チャンネルオープナ
ーはこの機序に典型的なものとして血管拡張および降圧
作用を有することが解っている。予測されるとおり、報
告者により記載され合成されたK+(ATP)チャンネル
オープナーはK+チャンネル開放のこの機序に典型的で
あり、特に治療対象となる不整脈の種類に関して式Iの
化合物の抗不整脈作用とは基本的に全く異なる特定の抗
不整脈特性を示す。Lucchesi等の基礎研究(J. Cardiov
asc. Pharmacol. 15, 452-464〔1990〕)における印象
的な報告では、K+(ATP)チャンネルオープナーは酸
素供給不足の疾患心臓に対して、または突然の虚血の事
例においては抗不整脈作用を有さないが、一方で生命に
危険を及ぼす前細動作用を実際誘発する。このような危
険な状態は再分極時におけるK+(ATP)チャンネルの
活性化による還元の結果として誘発される。K+(AT
P)チャンネルオープナーの作用による供給不足疾患心
臓に対するこの生命に危険を及ぼす前細動作用とは対照
的に、このような条件下では、K+(cAMP)チャンネ
ルのブロッカーは抗細動作用を示す。心臓における活動
電位の相当する延長を伴う高度に特異的なIKsまたはI
sKチャンネルブロッカーの例として大部分の最近の文献
に現在記載されている構造的に関連するクロマノールの
明らかな代表例は、6−シアノ−4−(N−エチルスル
ホニル−N−メチルアミノ)−2,2−ジメチル−3−
クロマノールである(Sueβbrich et al., Naunyn Schi
edebergs Arch. Pharm. (1996) 353 (4. Suppl.), R7
2;Pfluegers Arch. -Eur. J. Physiol. 431(6)〔Supp
l〕,R22 (1966), A. Busch et al., Pfluegers Arch. -
Eur. J. Physiol. 432(6)〔Suppl〕, 1094-1096(199
6))。従って本発明はまた、突然心臓死、心室細動およ
び一般的にはIKsチャンネルに起因する疾患心臓の不整
脈を治療するための式Iの化合物の使用に関する。
【0031】本発明に記載する化合物は、EP−A 3
89 861号の請求項に含まれる潜在的に知り得る化
合物および文献(Pfluegers Arch. -Eur. J. Physiol.
(1995)429:517-530、cAMP活性化K+伝導度の低
下により作用するウサギ結腸におけるcAMP媒介Cl
分泌の抑制剤の新しい種類)に記載されたクロマノール
とは、基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の置換基
のうち少なくとも二つが水素ではないという点において
異なっている。調製され、検討された式Iのこれらの特
定の化合物は、優れた薬理学的作用、例えば、高い力
価、および/または高い臓器選択性、および/またはよ
り好ましい薬物動態特性、例えば半減期が延長されてい
る等の特徴を有する。 Bioorg. Med. Chem. Lett.(1994)4:769-773の報告
である「ベンゾピラン関連カリウムチャンネルオープナ
ーのN−スルホンアミド:グリブリド非感受性平滑筋弛
緩剤から強力な平滑筋収縮剤への変換」には、特定のト
リフルオロメチル置換4−スルホニルアミノクロメン誘
導体が記載されているが、これは本明細書に記載した異
なる構造のK+(cAMP)チャンネルブロッカーとは
対照的に、生物学的に異なる薬理作用、即ち、他の治療
適応症を有する。
【0032】最近ではMK−499のような本質的な塩
基性側鎖基を有するスピロ〔2H−1−ベンゾピラン−
2,4′−ピペリジン〕も文献報告されており、「心臓
電気生理学および2種類の長時間作用性スピロベンゾピ
ランピペリジンIII類薬剤、L−702,958およびL
−706,000(MK499)」、J. Pharmacol.Exp.
Ther.(1994)269:541-554;T.J. Colatsky and T.M.
Argentieri, 「抗不整脈剤としてのカリウムチャンネ
ルブロッカー」;Drug Develop. Res.(1994)33:235-
249等の報告が有る。しかしながら、これらの「スピロ
ベンゾピラン−ピペリジンIII類薬剤」は文献ではその
作用様式の点で最も明確に記載されている〔P.S. Spect
or, M.E. Curran, M.T. Keating, M.C. Sanguinetti, C
irculation Res.(1996)78:499-503;J.J. Lynch et
al., J. Pharmacol. Exp. Ther.(1994)269:541-55
4〕。この点については、これらの化合物の抗不整脈作
用はHERGチャンネル、および、遅延整流K+チャン
ネルの速活性化成分、IKrチャンネルの抑制によりもた
らされることが引用文献で明確に記載されている。この
ことは、Swordの研究においてこの種の活性物質で示さ
れたとおり、スピロベンゾピランピペリジンが前不整脈
性およびプラセボより高い死亡の危険性を有する物質で
あるという特徴を有することを意味している。これは、
その利点が遅延整流K+チャンネルの遅活性化成分、I
Ksチャンネルのブロッキングよりなるものであり、前述
の前不整脈性を有さない本明細書に記載した化合物とは
極めて対照的である。
【0033】本発明の化合物Iを含有する医薬は経口、
非経腸、静脈内、直腸投与または吸入により投与でき、
好ましい投与経路は特定の罹患状態により異なる。化合
物Iは更に単独でまたは製薬用の補助剤とともに、家畜
用および人間用の薬剤中に使用できる。所望の医薬組成
物のために適する特定の補助物質は、当該分野の専門家
の知るとおりである。溶媒、ゲル形成剤、坐薬基剤、錠
剤補助剤、および他の活性物質担体の他に、例えば抗酸
化剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、マスキングフレーバ
ー、保存料、可溶化剤または染料も添加してよい。経口
用剤形のためには、活性化合物を賦形剤、安定化剤また
は不活性希釈剤のようなこの目的のために適する添加物
と混合し、定法により錠剤、コーティング錠剤、ハード
ゼラチンカプセル、水性、アルコール性、または油性の
溶液のような適当な剤形に変換する。使用できる不活性
担体の例は、アラビアゴム、マグネシア、炭酸マグネシ
ウム、リン酸カリウム、乳糖、グルコースまたは澱粉、
特にコーンスターチである。乾燥または湿潤顆粒として
の製剤も可能である。適当な油性の賦形剤または溶媒の
例は、植物油、動物性油、例えばヒマワリ油または魚肝
油である。皮下または静脈内投与のためには、活性化合
物を、所望により可溶化剤、乳化剤または他の補助物質
のような目的に応じた慣用的な物質と共に、溶液、懸濁
液または乳液の形態にする。適当な溶媒の例は、水、生
理食塩水、アルコール類、例えばエタノール、プロパノ
ール、グリセロール、並びに糖溶液、例えばグルコース
またはマンニトール溶液、あるいは、上記種々の溶媒の
混合物である。
【0034】エアロゾルまたはスプレーの形態で投与す
るために適する医薬組成物は、例えば、医薬的に許容し
うる溶媒、特にエタノールまたは水、またはこれらの溶
媒の混合物中の式Iの活性物質の溶液、懸濁液または乳
液である。製剤は所望により、界面活性剤、乳化剤およ
び安定化剤、並びに高圧ガスのような他の製薬用補助物
質も含有してよい。この種の組成物は通常は約0.1〜
10、特に約0.3〜3重量%の濃度の活性物質を含有
する。投与すべき式Iの活性物質の用量および投与頻度
は、使用する化合物の力価と作用持続時間、更に治療す
べき疾患の性質と重症度、および投与対象の哺乳類の性
別、年齢、体重および個体別応答により異なる。体重約
75kgの患者に対する式Iの化合物の一日当たり用量
は、平均で最低0.001mg、好ましくは最低0.01m
g、特に最低0.1mg、最高1g、好ましくは100mg、
特に最高10mg/kg体重までとする。
【0035】明細書中使用する略記方法は以下の通りで
ある。 DMSO ジメチルスルホキシド NBS N−ブロモスクシンイミド M モル
【0036】
【実施例】
実施例1 6−シアノ−4−〔N−エチルスルホニル−N−メチル
アミノ〕−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−クロ
マノール
【化17】 a)2−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル10
g(0.072M)、3−クロロ−3,3−ジメチルプロ
ピン0.072Mおよびベンジルトリメチルアンモニウ
ムヒドロキシド(メタノール中40%濃度)15g(1
6.3mlまたは0.036M相当)を塩化メチレン80ml
中に懸濁し、水80ml中のNaOH 4.32gの溶液
(0.108M)を添加し、混合物を3日間室温で撹拌
した。相を分離させ、水相を数回塩化メチレンで抽出し
た。有機溶液を10%NaOH次いで水で洗浄し、有機
溶媒を減圧下留去した。4−(1,1−ジメチル−2−
プロピニルオキシ)−2−フルオロベンゾニトリルを赤
色油状生成物として得た。
【0037】b)4−(1,1−ジメチル−2−プロピ
ニルオキシ)−2−フルオロベンゾニトリル9.6g
(0.047M)を6時間磁気撹拌子を使用してアルゴ
ン下170℃で1,2−ジクロロベンゼン約30ml中で
加熱した。溶媒を留去し、不定形の残留物を、溶離剤と
して酢酸エチル1部およびトルエン3部の混合物を用い
たシリカゲル上のクロマトグラフィーに付した。粘稠な
油状物として6−シアノ−7−フルオロ−2,2−ジメ
チル−3,4−クロメンを得た。 c)6−シアノ−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,
4−クロメン2.03g(0.01M)をDMSO 8ml
および水0.3mlの混合物中に溶解し、外部から十分に
冷却しながら、可能であれば温度が20℃未満に、そし
ていかなる場合も30℃未満に維持されるように、N−
ブロモスクシンイミド3.54g(0.02M)を少しず
つ添加した。更に3時間15〜20℃で撹拌し、その
後、氷水の懸濁液に注ぎこみ、酢酸エチルで水相を抽出
し、無水硫酸ナトリウム上に乾燥した。溶媒を留去した
後に、不定形の残留物を、溶離剤としてトルエン/酢酸
エチル混合物(3:1)を用いたシリカゲル上のクロマ
トグラフィーに付した。n−ヘプタンおよび少量のジイ
ソプロピルエーテルから再結晶させた。トランス−4−
ブロモ−6−シアノ−7−フルオロ−3−ヒドロキシ−
2,2−ジメチルクロマンを茶色結晶固体として得た。
融点75〜82℃。
【0038】d)粉砕水酸化ナトリウム1.05g(0.
026M)を無水テトラヒドロフラン40ml中のトラン
ス−4−ブロモ−6−シアノ−7−フルオロ−3−ヒド
ロキシ−2,2−ジメチルクロマン1.2g(0.003
9M)の溶液に添加し、懸濁液を3時間室温で撹拌し
た。沈澱物を濾去し、有機相を塩化ナトリウム水溶液で
洗浄した。真空下有機溶媒を蒸発させ、不定形の残留物
として得られた6−シアノ−7−フルオロ−2,2−ジ
メチル−3,4−エポキシクロマンをn−ヘプタンから
結晶化させた。融点68〜70℃。 e)N−メチルエチルスルホンアミド0.78g(0.0
063M)を無水DMSO 5mlに溶解し、水素化ナト
リウム(油中60%懸濁液)0.045g(0.0015
M)の懸濁液にアルゴン下滴加し、水素発生を伴いなが
ら反応を起こした。このようにして得られた混合物に、
DMSO 10ml中の6−シアノ−7−フルオロ−2,2
−ジメチル−3,4−エポキシクロマン1.17g(0.
005M)の溶液を滴加し、反応混合物を6〜10時間
60℃で、そして更に14時間室温で撹拌した。水を添
加し、次に数時間室温で撹拌し、6−シアノ−4−〔N
−エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−7−フルオ
ロ−2,2−ジメチル−3−クロマノールを無色固体と
して濾取した。融点179〜182℃。
【0039】実施例2 7−クロロ−6−シアノ−4−〔N−エチルスルホニル
−N−メチルアミノ〕−2,2−ジメチル−3−クロマ
ノール
【化18】 a)4−アセトキシ−2−クロロベンゾニトリル(無水
酢酸中2−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリルを加
熱することにより調製、融点76〜78℃)5.1g
(0.026M)をフリーデルクラフツ触媒としての無
水塩化アルミニウム10.43g(0.078M)と混合
し、2固体の混合物を60〜90分にわたり120〜1
30℃で機械撹拌機で撹拌しながら加熱した。不定形の
残留物を慎重に水で分解し、水性懸濁液を1時間撹拌し
た。4−クロロ−5−シアノ−2−ヒドロキシアセトフ
ェノンを濾過し、酢酸エチルとジイソプロピルエーテル
の混合物から結晶化させた。無色結晶、融点183〜1
87℃。
【0040】b)トルエン100ml中の4−クロロ−5
−シアノ−2−ヒドロキシアセトフェノン2.5g(0.
0127M)の混合物をアセトン1.8g(0.0317
M)およびピロリジン0.23g(0.033M)と混合
し、3時間水を捕捉しながら還流下煮沸した。アセトン
2.3mlおよびピロリジン0.1mlを更に添加し、その
後、6時間水を捕捉しながら煮沸した。溶媒を留去し、
残留物を水と混合し、酢酸エチルで抽出した。有機相を
2N塩酸および水で洗浄し、次に、溶媒を留去し、ジイ
ソプロピルエーテルを用いて不定形の7−クロロ−6−
シアノ−2,2−ジメチル−4−クロマノンを結晶化さ
せた。融点88〜95℃。 c)ナトリウムボラネート1.32g(0.035M)
を、磁気撹拌子で撹拌しながらエタノール120ml中の
7−クロロ−6−シアノ−2,2−ジメチルクロマノン
5.89g(0.025M)の混合物中に少しずつ添加し
た。溶液を4時間室温で撹拌し、溶媒を留去し、残留物
に水を添加し、2N塩酸でpHを6〜7に合せた。懸濁液
を約2時間室温で撹拌し、結晶性の7−クロロ−6−シ
アノ−2,2−ジメチル−4−クロマノールを濾取し
た。融点88〜92℃。
【0041】d)7−クロロ−6−シアノ−2,2−ジ
メチル−4−クロマノール5.1g(0.021M)、p
−トルエンスルホン酸250mgおよびトルエン200ml
の混合物を、7時間水捕捉器および還流コンデンサーを
用いながら煮沸し、溶媒を留去し、7−クロロ−6−シ
アノ−2,2−ジメチル−3,4−クロメンを水を用いて
結晶化させた。融点74〜80℃。 e)7−クロロ−6−シアノ−2,2−ジメチル−3,4
−クロメンをN−ブロモスクシンイミドおよび水と反応
させることにより、1c)に記載した方法と同様にし
て、トランス−4−ブロモ−6−シアノ−7−クロロ−
3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルクロマンを得た。ジ
イソプロピルエーテルから淡黄色結晶を得た。融点15
2〜155℃。
【0042】f)THF中トランス−4−ブロモ−6−
シアノ−7−クロロ−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ルクロマンをNaOHと反応させることにより、実施例
1d)に記載した方法と同様にして、6−シアノ−7−
クロロ−2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンを
得た。結晶性固体、融点129〜132℃。 g)DMSO中NaHを用いて6−シアノ−7−クロロ
−2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンおよびN
−メチルエチルスルホンアミドから、実施例1e)に記
載した方法と同様にして、7−クロロ−6−シアノ−4
−〔N−エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−2,
2−ジメチル−3−クロマノールを得た。ジイソプロピ
ルエーテルおよび少量の酢酸エチルの混合物から無色の
結晶を得た。融点179〜182℃。
【0043】実施例3 3−アセトキシ−7−クロロ−6−シアノ−4−〔N−
エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−2,2−ジメ
チルクロマン
【化19】 無水酢酸1.44g(0.014M)を氷冷しながら無水
ピリジン8ml中の6−シアノ−4−〔N−エチルスルホ
ニル−N−メチルアミノ〕−7−フルオロ−2,2−ジ
メチル−3−クロマノール0.6g(0.0016M)の
溶液に滴加し、アイスバスを外した後、混合物を室温に
戻した。混合物を2日間室温で撹拌し、溶媒を留去し、
残留物を水で結晶化させた。無色の結晶性生成物を得
た。融点157〜160℃。
【0044】実施例4 7−クロロ−4−〔N−エチルスルホニル−N−メチル
アミノ〕−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3−クロ
マノール
【化20】 a)フリーデルクラフツ触媒としての無水塩化アルミニ
ウムとともに加熱することにより、4−アセトキシ−2
−クロロフルオロベンゼン(3−クロロ−4−フルオロ
フェノールを無水酢酸中加熱することにより調製、融点
39〜44℃)から実施例2a)に記載した方法と同様
にして、4−クロロ−5−フルオロ−2−ヒドロキシア
セトフェノンを得た。結晶性物質、融点74〜75℃
(n−ヘプタンとジイソプロピルエーテルの混合物)。
【0045】b)触媒としてのピロリジンの存在下、4
−クロロ−5−フルオロ−2−ヒドロキシアセトフェノ
ンおよびアセトンから実施例2b)に記載の方法と同様
にして、7−クロロ−6−フルオロ−2,2−ジメチル
−4−クロマノンを得た。部分結晶化油状物。 c)7−クロロ−6−フルオロ−2,2−ジメチル−4
−クロマノンをナトリウムボラネートで還元することに
より、実施例2c)に記載した方法と同様にして、7−
クロロ−6−フルオロ−2,2−ジメチル−4−クロマ
ノールを得た。淡色の油状生成物。 d)p−トルエンスルホン酸を用いた7−クロロ−6−
フルオロ−2,2−ジメチル−4−クロマノールからの
酸触媒水除去により、実施例2d)に記載した方法と同
様にして、7−クロロ−6−フルオロ−2H−2,2−
ジメチル−4−クロメンを得た。褐色の油状生成物。
【0046】e)7−クロロ−6−フルオロ−2,2−
ジメチル−4−クロメンをN−ブロモスクシンイミドと
水に反応させることにより、実施例1c)に記載した方
法と同様にして、トランス−4−ブロモ−7−クロロ−
6−フルオロ−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルクロ
マンを得た。淡黄色結晶、融点97〜99℃。 f)THF中トランス−4−ブロモ−7−クロロ−6−
フルオロ−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルクロマン
をNaOHと反応させることにより、実施例1d)に記
載した方法と同様にして、7−クロロ−6−フルオロ−
2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンを得た。油
状生成物。 g)DMSO中NaHを用いながら7−クロロ−6−フ
ルオロ−2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンお
よびN−メチルエチルスルホンアミドから、実施例1
e)に記載した方法と同様にして、7−クロロ−4−
〔N−エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−6−フ
ルオロ−2,2−ジメチル−3−クロマノールを得た。
淡ベージュ色結晶化合物、融点188〜190℃。
【0047】実施例5 DMSO中NaHを用いながら7−クロロ−6−フルオ
ロ−2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンおよび
N−ブチルエチルスルホンアミドから、実施例1e)に
記載した方法と同様にして、4−〔N−ブチル−N−エ
チルスルホニルアミノ〕−7−クロロ−6−フルオロ−
2,2−ジメチル−3−クロマノール:
【化21】 を得た。
【0048】実施例6 ピリジン中7−クロロ−4−〔N−エチルスルホニル−
N−メチルアミノ〕−6−フルオロ−2,2−ジメチル
−3−クロマノールおよび無水酢酸から、実施例3に記
載した方法と同様にして、3−アセトキシ−7−クロロ
−4−〔N−エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−
6−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン:
【化22】 を得た。無色の結晶性物質、融点143〜144℃。
【0049】実施例7 7−クロロ−4−〔N−エチルスルホニル−N−メチル
アミノ〕−6−フルオロ−2,2−ジメチル−2H−ク
ロメン
【化23】 3−アセトキシ−7−クロロ−4−〔N−エチルスルホ
ニル−N−メチルアミノ〕−6−フルオロ−2,2−ジ
メチルクロマン0.6g、DBU 1.2mlおよびトルエ
ン15mlの混合物を2時間還流コンデンサを用いて加熱
し、溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、次
に有機相を2N塩酸、水、次いで飽和重炭酸ナトリウム
溶液で洗浄し、溶媒を留去した。粘稠な油状物をn−ヘ
プタンを用いて結晶化させた。融点83〜84℃。
【0050】実施例8 6,8−ジクロロ−4−〔N−エチルスルホニル−N−
メチルアミノ〕−2,2−ジメチル−3−クロマノール
【化24】 a)ピロリジンによる触媒作用を用いて3,6−ジクロ
ロ−2−ヒドロキシアセトフェノンおよびアセトンか
ら、実施例2b)に記載した方法と同様にして、6,8
−ジクロロ−2,2−ジメチル−4−クロマノンを得
た。暗色粘稠油状物。 b)ナトリウムボラネートを用いて6,8−ジクロロ−
2,2−ジメチル−4−クロマノンを還元することによ
り、実施例2c)に記載した方法と同様にして、6,8
−ジクロロ−2,2−ジメチル−4−クロマノールを得
た。茶色油状生成物。 c)p−トルエンスルホン酸を用いながら6,8−ジク
ロロ−2,2−ジメチル−4−クロマノールから酸触媒
水除去により、実施例2d)に記載した方法と同様にし
て、6,8−ジクロロ−2H−2,2−ジメチル−3−ク
ロメンを得た。
【0051】d)6,8−ジクロロ−2H−2,2−ジメ
チル−3−クロメンをN−ブロモスクシンイミドおよび
水と反応させることにより、実施例1c)に記載した方
法と同様にして、トランス−4−ブロモ−6,8−ジク
ロロ−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルクロマンを得
た。ベージュ色結晶物質、融点46℃。 e)THF中トランス−4−ブロモ−6,8−ジクロロ
−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルクロマンをNaO
Hと反応させることにより、実施例1d)に記載した方
法と同様にして、6,8−ジクロロ−2,2−ジメチル−
3,4−エポキシクロマンを得た。暗色油状生成物。 f)DMSO中NaHを用いながら6,8−ジクロロ−
2,2−ジメチル−3,4−エポキシクロマンおよびN−
メチルエチルスルホンアミドから、実施例1e)に記載
した方法と同様にして、6,8−ジクロロ−4−〔N−
エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−2,2−ジメ
チル−3−クロマノールを得た。油状生成物。
【0052】実施例9 ピリジン中6,8−ジクロロ−4−〔N−エチルスルホ
ニル−N−メチルアミノ〕−2,2−ジメチル−3−ク
ロマノールおよび無水酢酸から、実施例3に記載した方
法と同様にして、3−アセトキシ−6,8−ジクロロ−
4−〔N−エチルスルホニル−N−メチルアミノ〕−
2,2−ジメチルクロマン:
【化25】 を得た。無色結晶性物質、融点136〜137℃。
【0053】実施例10 DMSO中NaHを用いながら6,8−ジクロロ−2,2
−ジメチル−3,4−エポキシクロマンおよびN−ブチ
ルエチルスルホンアミドから、実施例1e)に記載した
方法と同様にして、4−〔N−ブチル−N−エチルスル
ホニルアミノ〕−6,8−ジクロロ−2,2−ジメチル−
3−クロマノール:
【化26】 を得た。油状生成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーヴエ・ゲルラハ ドイツ連邦共和国65795ハテルスハイム. イム・ハイデク30 (72)発明者 クラウス・ヴアイトマン ドイツ連邦共和国61476クロンベルク.シ ヤイベンブシユヴエーク2

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式I: 【化1】 〔式中、 R(1)およびR(2)は相互に独立して、水素、CF3
    25、C37、炭素原子1、2、3、4、5もしくは
    6個を有するアルキル、またはフェニルであり、これは
    未置換であるか、またはF、Cl、Br、I、CF3
    メチル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホ
    ニルよりなる群から選択される置換基1または2個で置
    換されているか;または、 R(1)およびR(2)は一緒になって炭素原子2、3、
    4、5、6、7、8、9または10個を有するアルキレ
    ン鎖であり;R(A)はヒドロキシル、炭素原子1、2、
    3、4、5もしくは6個を有するアルカノイルオキシ、
    または炭素原子1、2、3、4、5もしくは6個を有す
    るアルキルスルホニルオキシであり;R(B)は水素であ
    るか;または、 R(A)およびR(B)は一緒になって結合であり;R(3)
    はR(9)−Cn2n〔NR(11)〕m−であり;R(9)は
    水素、または炭素原子3、4、5、6、7もしくは8個
    を有するシクロアルキルであり;nは0、1、2、3、
    4、5、6、7、8、9または10であり;mは0また
    は1であり;R(11)は水素、または炭素原子1、2、
    3、4、5もしくは6個を有するアルキルであるか;ま
    たは、 R(11)およびR(9)は一緒になって炭素原子1、2、
    3、4、5、6、7または8個を有するアルキレン基で
    あり;ここでCn2n基におけるCH2基一つは−O−、
    S(O)q−(qは0、1もしくは2)、または−NR(1
    0)で置き換えられていることが可能であり;R(10)
    は水素、メチルまたはエチルであり;R(4)はR(12)
    −Cr2rであり;R(12)は水素、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルキル、ピペリ
    ジル、1−ピロリジニル、N−モルホリノ、N−メチル
    ピペラジノ、CF3、C25、C37、ピリジル、チエ
    ニル、イミダゾリルまたはフェニルであり、ここでピリ
    ジル、チエニル、イミダゾリルまたはフェニルは、未置
    換であるか、またはF、Cl、Br、I、CF3、メチ
    ル、メトキシ、スルファモイル、メチルスルホニルおよ
    びメチルスルホニルアミノよりなる群から選択される置
    換基1または2個で置換されており;rは0、1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
    3、14、15、16、17、18、19または20で
    あり;ここでCr2r基におけるCH2基一つは−O−、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CO−、−CO−O
    −、S(O)q−(qは0、1もしくは2)、または−N
    R(10)−で置き換えられていることが可能であり;R
    (5)、R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、
    水素、F、Cl、Br、I、炭素原子1、2、3、4、
    5または6個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、
    6、7または8個を有するシクロアルキル、−CN、−
    CF3、−C25、−C37、−N3、−NO2、−CO
    NR(13)R(14)、−COOR(15)、R(16)−C
    s2s−Y−またはフェニルであり、これらは未置換で
    あるか、またはF、Cl、Br、I、CF3、メチル、
    メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルより
    なる群から選択される置換基1または2個で置換されて
    おり;R(13)およびR(14)は相互に独立して、水
    素、または炭素原子1、2もしくは3個を有するアルキ
    ルであり;R(15)は水素、メチル、エチル、フェニル
    または−Cu2u−NR(13)R(14)であり;uは2
    または3であり;R(16)は水素、炭素原子3、4、
    5、6、7または8個を有するシクロアルキル、−CO
    OR(15)、チエニル、イミダゾリル、ピリジル、キノ
    リル、イソキノリル、ピペリジル、1−ピロリジニル、
    N−モルホリノ、N−メチルピペラジノ、CF3、C2
    5、C37またはフェニルであり、これらは未置換であ
    るか、またはF、Cl、Br、I、CF3、メチル、メ
    トキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニルよりな
    る群から選択される置換基1または2個で置換されてお
    り;sは0、1、2、3、4、5または6であり;Yは
    −S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−SO2−N
    R(10)−、−O−、−NR(10)−または−CO−N
    R(10)であるが;ただし置換基R(5)、R(6)、R
    (7)およびR(8)のうち二つは水素ではない〕のクロマ
    ン誘導体および生理学的に許容されるその塩。
  2. 【請求項2】 式Iにおいて、R(1)およびR(2)は相
    互に独立して、水素、炭素原子1、2もしくは3個を有
    するアルキル、またはフェニルであり、これらは未置換
    であるか、またはF、Cl、Br、I、CF3、メチ
    ル、メトキシ、スルファモイルおよびメチルスルホニル
    よりなる群から選択される置換基1または2個で置換さ
    れているか;または、 R(1)およびR(2)は一緒になって炭素原子4または5
    個を有するアルキレン鎖であり;R(A)はヒドロキシル
    またはアセトキシであり;R(B)は水素であるか;また
    は、 R(A)およびR(B)は一緒になって結合であり;R(3)
    はR(9)−Cn2n〔NR(11)〕m−であり;R(9)は
    水素であり;nは0、1、2、3、4、5または6であ
    り;mは0または1であり;R(11)は水素、または炭
    素原子1、2、3もしくは4個を有するアルキルであ
    り;R(10)は水素、メチルまたはエチルであり;R
    (4)はR(12)−Cr2rであり;R(12)は水素、炭
    素原子3、4、5、6、7または8個を有するシクロア
    ルキル、CF3、ピリジルまたはフェニルであり、ここ
    でピリジルおよびフェニルは、未置換であるか、または
    F、Cl、CF3、スルファモイルおよびメチルスルホ
    ニルよりなる群から選択される置換基1または2個で置
    換されており;rは0、1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10であり;ここでCr2r基におけるC
    2基一つは−O−、−CO−、−CO−O−、S(O)q
    −(qは0、1もしくは2)で置き換えられていること
    が可能であり;R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)は
    相互に独立して、水素、F、Cl、Br、炭素原子1、
    2、3または4個を有するアルキル、−CN、−C
    3、−NO2、−CONR(13)R(14)、−COOR
    (15)、R(16)−Cs2s−Y−またはフェニルであ
    り、これらは未置換であるか、またはF、ClおよびC
    3よりなる群から選択される置換基1または2個で置
    換されており;R(13)およびR(14)は相互に独立し
    て、水素、または炭素原子1、2もしくは3個を有する
    アルキルであり;R(15)はメチル、エチル、フェニル
    または−Cu2u−NR(13)R(14)であり;uは2
    または3であり;R(16)は水素、炭素原子5または6
    個を有するシクロアルキル、CF3、C25、C37
    たはフェニルであり、これらは未置換であるか、または
    F、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシ、スルファ
    モイルおよびメチルスルホニルよりなる群から選択され
    る置換基1または2個で置換されており;sは0、1、
    2、3または4であり;Yは−S−、−SO−、−SO
    2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、−O−、−N
    R(10)−または−CO−NR(10)であるが;ただし
    置換基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうち二つ
    は水素ではない請求項1記載の式Iの化合物。
  3. 【請求項3】 式Iにおいて、R(1)およびR(2)は相
    互に独立して、炭素原子1、2または3個を有するアル
    キルであるか;または、 R(1)およびR(2)は一緒になって炭素原子4または5
    個を有するアルキレン鎖であり;R(A)はヒドロキシル
    であり;R(B)は水素であるか;または、 R(A)およびR(B)は一緒になって結合であり;R(3)
    は炭素原子1、2または3個を有するアルキル、ジメチ
    ルアミノまたはジエチルアミノであり;R(4)はR(1
    2)−Cr2rであり;R(12)は水素、炭素原子5もし
    くは6個を有するシクロアルキル、またはCF3であ
    り、 rは0、1、2、3、4、5、6、7または8であり;
    ここでCr2r基におけるCH2基一つは−O−、−CO
    −、−CO−O−、S(O)q−(qは0、1もしくは
    2)で置き換えられていることが可能であり;R(5)、
    R(6)、R(7)およびR(8)は相互に独立して、水素、
    F、Cl、Br、炭素原子1または2個を有するアルキ
    ル、−CN、−NO2、−COOR(15)、R(16)−
    s2s−Y−またはフェニルであり、これらは未置換
    であるか、またはFおよびClよりなる群から選択され
    る置換基1または2個で置換されており;R(15)はメ
    チル、エチル、フェニルまたは−Cu2u−NR(13)
    R(14)であり;uは2または3であり;R(13)およ
    びR(14)は相互に独立して、水素、または炭素原子
    1、2もしくは3個を有するアルキルであり;R(16)
    は水素、CF3またはフェニルであり、 sは0、1、2、3または4であり;Yは−S−、−S
    O−、−SO2−、−CO−、−SO2−NR(10)−、
    −O−、−NR(10)−または−CO−NR(10)であ
    り;R(10)は水素またはメチルであるが;ただし置換
    基R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)のうち二つは水
    素ではない請求項1または2記載の式Iの化合物。
  4. 【請求項4】 環状アデノシンモノホスフェート(cA
    MP)により開かれるK+チャンネルをブロックするた
    めの医薬を製造するための請求項1記載の式Iの化合物
    の使用。
  5. 【請求項5】 胃酸分泌を抑制するための医薬を製造す
    るための請求項1記載の式Iの化合物の使用。
  6. 【請求項6】 胃および腸の領域、特に十二指腸の潰瘍
    の治療のための医薬を製造するための請求項1記載の式
    Iの化合物の使用。
  7. 【請求項7】 逆流性食道炎の治療のための医薬を製造
    するための請求項1記載の式Iの化合物の使用。
  8. 【請求項8】 下痢性疾患の治療のための医薬を製造す
    るための請求項1記載の式Iの化合物の使用。
  9. 【請求項9】 心室性および上室性の不整脈を含む全種
    類の不整脈の治療および予防のための医薬を製造するた
    めの請求項1記載の式Iの化合物の使用。
  10. 【請求項10】 心房性の不整脈を含む全種類の不整脈
    の治療および予防のための医薬を製造するための請求項
    1記載の式Iの化合物の使用。
  11. 【請求項11】 再入不整脈を抑制するため、および、
    心室細動の結果としての突然心臓死を予防するための医
    薬を製造するための請求項1記載の式Iの化合物の使
    用。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4の何れかに記載の式Iの
    化合物有効量を含有する医薬。
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