JPH10230515A - グラウト材の製造方法 - Google Patents

グラウト材の製造方法

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JPH10230515A
JPH10230515A JP3727897A JP3727897A JPH10230515A JP H10230515 A JPH10230515 A JP H10230515A JP 3727897 A JP3727897 A JP 3727897A JP 3727897 A JP3727897 A JP 3727897A JP H10230515 A JPH10230515 A JP H10230515A
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cement
admixture
calcium carbonate
reducing agent
grout material
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Isao Kobayashi
功 小林
Kouichi Nakata
厚一 名方
Yoshio Tanaka
義男 田中
Masaki Hirose
正樹 廣瀬
Hiroshi Ushijima
比呂志 牛島
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Mitsubishi Materials Corp
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00034Physico-chemical characteristics of the mixtures
    • C04B2111/00086Mixtures with prolonged pot-life

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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレミックス型より保存性に優れ、均一混合物
が得られ、施工が簡単に行え、更に運搬費を軽減するこ
と 【解決手段】本発明のグラウト材の製造方法は、セメン
トと混和材とを別々に1単位として袋に充填し、該混和
材が、珪砂を含むと共にフライアッシュ、炭酸カルシウ
ム又はセメントから選択された少なくとも一種を含み、
更に再乳化粉末樹脂、減水剤、消泡剤、膨張剤、収縮低
減剤、増粘剤、繊維又はスラグ微粉末から選択された少
なくとも1種を配合したものであり、前記1単位以上の
セメントを袋から取り出し、水で混練した後、該混和材
を添加して混合することであり、袋が水可溶性物質でも
よい。また混和材が珪砂と炭酸カルシウム又はセメン
トのいずれか1種、再乳化粉末樹脂及び減水剤、珪砂
と炭酸カルシウム、セメント又はスラグ微粉末の少なく
とも一種、炭酸カルシウム、セメント又はスラグ微粉
末の少なくとも一種である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラウト材の製造
方法に関し、更に詳しくは均一分散され、全体での配合
時間が短縮され、かつ全成分配合型より保存性に優れた
グラウト材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント固化材は、セメントに混和材を
混合してグラウト材を製造し、各種の用途、例えば半た
わみ性舗装、無収縮グラウト、補修用モルタル等に使用
されている。このようなグラウト材は、セメント、再乳
化粉末樹脂(樹脂エマルジョン)、珪砂、減水剤、消泡
材等を配合して1単位として袋に詰めて保存かつ使用さ
れている。このようなグラウト材は、従来、プレミック
ス型と呼ばれているが、このプレミックス型のグラウト
材の場合、施工に際してグラウト材を現場まで運搬し、
ここで該グラウト材を水で混練して施工に供する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
プレミックス型のグラウト材は、全成分配合型であるた
め、長期間保存されると成分中のセメントが漸次固化し
つつあり、この固まりかけたセメントが、使用時の混合
において十分解体されず、製品に悪影響を与える。この
ような悪影響を避けるためグラウト材の保存期間は、2
〜3ヵ月と短く問題となっていた。またセメント自体
は、どの地域でも近場から入手可能であるところ、従来
のプレミックス型は、一か所から主成分であるセメント
も含めて近距離乃至遠距離の現場まで配送するため、運
搬に際し重量が嵩み遠距離へ運搬する場合は、運搬コス
トが高く、大量に運搬すると運搬費が膨大になり経済的
負担が大きくなるという問題があった。
【0004】そこで、本発明者等は、これらの問題点を
種々検討した結果、従来のプレミックス型の全成分配合
型より保存性に優れ、均一混合物が得られ、施工に対す
る経済的負担を軽くすることができることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明はなされたものである。したが
って、本発明が解決しようとする課題は、プレミックス
型より保存性に優れ、均一混合物が得られ、施工が簡単
に行え、更に運搬費を軽減することができるグラウト材
の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記の各発明によりそれぞれ達成される。
【0006】(1)セメントに混和材を加えてグラウト
材を製造する方法において、セメントと混和材とを別々
に1単位として袋に充填し、該混和材が、珪砂を含むと
共にフライアッシュ、炭酸カルシウム又はセメントから
選択された少なくとも一種を含み、更に再乳化粉末樹
脂、減水剤、消泡剤、膨張剤、収縮低減剤、増粘剤、繊
維又はスラグ微粉末から選択された少なくとも1種を配
合したものであり、前記1単位以上のセメントを袋から
取り出し、水で混練した後、該混和材を添加して混合す
ることを特徴とするグラウト材の製造方法。 (2)袋が水可溶性物質からなり、使用時に袋ごと水に
投入することを特徴とする前記第1項に記載のグラウト
材の製造方法。 (3)混和材が珪砂を含み、炭酸カルシウム又はセメン
トのいずれか1種、再乳化粉末樹脂及び減水剤からな
り、半たわみ性舗装に用いることを特徴とする前記第1
項又は第2項に記載のグラウト材の製造方法。 (4)混和材が珪砂を含み、炭酸カルシウム、セメント
又はスラグ微粉末から選択された少なくとも一種からな
り、無収縮グラウトに用いることを特徴とする前記第1
項又は第2項に記載のグラウト材の製造方法。 (5)混和材が炭酸カルシウム、セメント又はスラグ微
粉末から選択された少なくとも一種からなり、補修用モ
ルタルに用いることを特徴とする前記第1項又は第2項
に記載のグラウト材の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のグラウト材の製造方法に
おいて、セメントに混和材を加えてグラウト材を製造す
る方法において、セメントと混和材とを別々に1単位と
して袋に充填し、該混和材が、珪砂を含むと共にフライ
アッシュ、炭酸カルシウム又はセメントから選択された
少なくとも一種を含み、更に再乳化粉末樹脂、減水剤、
消泡剤、膨張剤、収縮低減剤、増粘剤、繊維又はスラグ
微粉末から選択された少なくとも1種を配合したもので
あり、前記1単位以上のセメントを袋から取り出し、水
で混練した後、該混和材を添加して混合することを特徴
とするもので、これにより従来のプレミックス型の全成
分配合型より保存性に優れ、均一混合物が得られ、施工
が簡単に行え、更に運搬費を軽減することができるとい
う優れた効果を奏するものである。
【0008】また本発明のグラウト材の製造方法で製造
されたグラウト・モルタル材は、その成分を適宜組み合
わせることにより半たわみ性舗装、無収縮グラウト、補
修用モルタル等の用途に使用するこができる。更に本発
明のグラウト材の製造方法は、フライアッシュ、炭酸カ
ルシウム又はセメントから選択された少なくとも一種を
混合したので、混和材が均一に混合されると共にセメン
トとの混合も容易に行えるものである。更にまた本発明
のグラウト材の製造方法では、袋が水可溶性物質からな
る場合には、使用時に袋ごと水に投入することが可能と
なり、作業時間を短縮することができる。
【0009】本発明のグラウト材の製造方法に用いられ
る混和材は、従来のプレミックス型の全成分配合型と同
様に、珪砂及びフライアッシュ、炭酸カルシウム又はセ
メントから選択された少なくとも一種を必須成分として
含み、更にその用途に応じて再乳化粉末樹脂、減水剤、
消泡剤、膨張剤や収縮低減剤の単独又は併用、増粘剤、
繊維等を含むものであり、この用途に応じたこれらの成
分としては、半たわみ性舗装では、再乳化粉末樹脂及び
減水剤が必須成分であるが、好ましくは再乳化粉末樹
脂、減水剤及び消泡剤を含み、また無収縮グラウトで
は、膨張剤又は収縮低減剤の単独又は併用、減水剤、増
粘剤、消泡剤を含み、更に補修用モルタルでは、膨張剤
又は収縮低減剤の単独又は併用、減水剤、増粘剤、再乳
化粉末樹脂、消泡剤、繊維を含むのが、それぞれ好まし
い。
【0010】本発明のグラウト材の製造方法に用いられ
る各成分であるセメントとしては、特に制限されるもの
ではなく各種のものが用いられ、例えば普通ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルト
ランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメン
ト、シリカセメント、アルミナセメント、白色セメント
等が挙げられる。混和材の成分として用いられる再乳化
粉末樹脂(樹脂エマルジョン)としては、アクリル系、
アクリル−ベオバ系、EVA(エチレン・酢酸ビニル共
重合体)系、SBR(スチレン・ブタジエン)系等の、
一般に再乳化粉末樹脂と呼ばれるものが好ましい。珪砂
は、特にその種類や製造方法には限定されるものではな
く、いかなるものでもよい。更に混和材に混合されるフ
ライアッシュ、炭酸カルシウム又は前記セメントから選
択された少なくとも一種を混合するもので、これにより
混和材を十分均一に混合することができる。好ましくは
炭酸カルシウムである。本発明に用いられる減水剤とし
ては、特に限定されるものではないが、一例として、リ
グニンスルホン酸塩又はその誘導体、アルキルアリルス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーレ
ル系物質、ポリオール複合体系物質、高級多価アルコー
ルのスルホン酸塩等が挙げられる。本発明に用いられる
消泡剤としては、非イオン系、シリコーン系界面活性剤
等が挙げられ、いずれもこの術分野において周知のもの
である。
【0011】本発明のグラウト材の製造方法で製造され
たグラウト材は、各種の用途、例えば、半たわみ性舗
装、無収縮グラウト、補修用モルタル等に使用される。
ここで、これらの用途に使用する際のグラウト材の形態
を更に詳しく説明する。本発明に係るグラウト材を半た
わみ性舗装に使用する場合は、セメントと混和材との混
合比は、80:20〜75:25であり、混和材の配合
比は、珪砂100重量部に対して、炭酸カルシウム又は
セメント5〜40重量部、再乳化粉末樹脂5〜30重量
部、減水剤1〜10部及び消泡剤0〜5重量部が挙げら
れる。また炭酸カルシウム又はセメントに代えてスラグ
微粉末やフライアッシュを用いることもできる。スラグ
微粉末の配合比は、5〜40重量部が好ましく、またフ
ライアッシュは配合してしなくてもよいが、配合する場
合には、その配合比は、40重量部までがよい。
【0012】本発明において、無収縮グラウトとして使
用する場合には、セメントと混和材の混合比は、25:
50〜75〜50であり、混和材の配合比は、珪砂10
0重量部に対して、炭酸カルシウム、セメント又はスラ
グ微粉末5〜100重量部、膨張剤又は収縮低減剤0〜
10重量部、減水剤0〜10重量部、増粘剤0〜5重量
部及び消泡剤0〜5重量部である。これらのうち、膨張
剤又は収縮低減剤、減水剤、増粘剤、消泡剤は加えなく
ても加えなくてもよいが、加えることにより好ましい結
果が得られる。この他フライアッシュを加える場合に
は、40重量部までが好ましい。更に膨張剤と収縮低減
剤は併用することができる。この無収縮グラウトとして
使用する場合には、珪砂とセメントとを入れ換えて用い
ることもでき、この場合には、珪砂を1単位として包装
し、また別に混和材を1単位として包装しておき、使用
に際してこの珪砂と混和材とを混合するもので、この時
の混和材の成分として、セメント、収縮低減剤、膨張
剤、減水剤、消泡剤、炭酸カルシウムが1単位として包
装される。
【0013】本発明において、補修用モルタルに使用す
る場合には、セメントと混和材の混合比は、25:50
〜75〜50であり、混和材の配合比は、珪砂100重
量部に対して、炭酸カルシウム、セメント又はスラグ微
粉末20〜70重量部、膨張剤又は収縮低減剤0〜10
重量部、減水剤0〜2重量部、再乳化粉末樹脂0〜20
重量部、消泡剤0〜2重量部、増粘剤0〜5重量部及び
繊維0〜2重量部である。この他フライアッシュを40
重量部まで加えてもよい。
【0014】〔作用〕本発明のグラウト材の製造方法に
おいて、混和材にフライアッシュ、炭酸カルシウム又は
前記セメントを添加することにより、混和材が均一に混
合されると共にセメントとの混合においても容易に混合
される。本発明のグラウト材の製造方法においては、セ
メントと混和材とが別々に隔離されていることによりセ
メントが固結すないので、混和材の機能低下を防止する
作用を有する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて更に詳しく
説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるも
のではない。
【0016】〔実施例1〕ポルトランドセメントに対し
て、混和材の各成分を混合して配合物を次のように形成
した。混和材として、珪砂100重量部に対して、炭酸
カルシウム20重量部、再乳化粉末樹脂(エチレン・酢
酸ビニル共重合体)11.9重量部、減水剤(リグニン
スルホン酸カルシウム、ポゾリス系、(株)エヌ・エム
・ビー製)3.3重量部、消泡剤(非イオン系界面活性
剤、サンノプコ(株)製)0.2重量部を配合して十分
混合し、均一な混合物を得た。これを袋詰めにして保存
した。この混和材は、セメントが配合されていないの
で、長期保存に耐え、1年以上保存することができた。
ついで、この混和材を現場に運搬した後、袋詰めセメン
トは現場からできるだけ近いところで調達した。
【0017】この混和材とセメントとを混合してグラウ
ト材を製造した。セメント80重量部に混和材20重量
部及び水50重量部とを混合し、混練した。この混練物
を道路(半たわみ性舗装)工事現場で施工した。混練時
間が短いので、作業効率よく施工することができた。ま
た従来のプレミックス型の全成分配合型では2〜3ヶ月
しか保存できなかったが、本発明では、1年間保存して
も性能に変化はなく、更にセメントは現地調達が可能で
あるので、安価に購入でき経済的であった。また炭酸カ
ルシウムに代えてセメント又はスラグ微粉末を用いても
好ましい均一分散性が得られた。
【0018】〔実施例2〕無収縮グラウトとして使用す
るために、実施例1に記載のセメント:混和材の混合比
を重量部で50:50にし、混和材として、珪砂100
重量部に対して、炭酸カルシウム50重量部、膨張剤
(デンカCSA#20、電気化学(株)製)4重量部、
減水剤(リグニンスルホン酸カルシウム)2重量部、増
粘剤(商品名、セルクリート、ダイセル化学(株)製)
0.02重量部、消泡剤(非イオン系界面活性剤、サン
ノプコ(株)製)0.2重量部を用いた以外は、実施例
1と同様にしてグラウト材を製造した。従来のプレミッ
クス型の全成分配合型では2〜3ヶ月しか保存できなか
ったが、本発明では、1年間保存しても性能に変化はな
く、更にセメントは現地調達が可能であるので、安価に
購入でき経済的であった。
【0019】〔実施例3〕補修用モルタルとして使用す
るために、実施例1に記載のセメント:混和材の混合比
を重量部で25:25にし、混和材として、珪砂100
重量部に対して、炭酸カルシウム30重量部、収縮低減
剤(ネオペンチルグリコール、ヘキスト合成(株)製)
5重量部、減水剤(リグニンスルホン酸カルシウム)
0.2重量部、再乳化粉末樹脂(エチレン・酢酸ビニル
共重合体)6重量部、消泡剤(非イオン系界面活性剤、
サンノプコ(株)製)0.2重量部、増粘剤(商品名、
セルクリート、ダイセル化学(株)製)0.01重量部
及び繊維0.2重量部を用いた以外は、実施例1と同様
にしてグラウト材を製造した。従来のプレミックス型の
全成分配合型では2〜3ヶ月しか保存できなかったが、
本発明では、1年間保存しても性能に変化はなく、更に
セメントは現地調達が可能であるので、安価に購入でき
経済的であった。なお、収縮低減剤にかえて膨張剤を用
いても良好な結果が得られた。
【0020】〔実施例4〕実施例1に記載の各袋とし
て、水溶性のアルカリ水解性のセルロース系繊維で形成
された袋を用いた以外は、実施例1と同様にして袋詰め
配合物を製造し、現場で施工した。現場の半たわみ性舗
装の施工に際し、水に袋詰め配合物をそのまま投入でき
るので、作業時間が短縮でき、作業効率がよかった。ま
た他の本発明の効果は実施例1と同様であった。
【0021】
【発明の効果】本発明のセメントに混和材を加えてグラ
ウト材を製造する方法において、セメントと混和材とを
別々に1単位として袋に充填し、該混和材が、珪砂を含
むと共にフライアッシュ、炭酸カルシウム又はセメント
から選択された少なくとも一種を含み、更に再乳化粉末
樹脂、減水剤、消泡剤、膨張剤、収縮低減剤、増粘剤、
繊維又はスラグ微粉末から選択された少なくとも1種を
配合したものであり、前記1単位以上のセメントを袋か
ら取り出し、水で混練した後、該混和材を添加して混合
することにより従来のプレミックス型の全成分配合型よ
り保存性に優れ、均一混合物が得られ、施工が簡単に行
え、更に運搬費を軽減することができるという優れた効
果を奏するものである。
【0022】また本発明のグラウト材の製造方法で製造
されたグラウト材は、その成分を適宜組み合わせること
により半たわみ性舗装、無収縮グラウト、補修用モルタ
ル等の用途に使用するこができる。更に本発明のグラウ
ト材の製造方法は、フライアッシュ、炭酸カルシウム又
はセメントから選択された少なくとも一種を混合したの
で、混和材が均一に混合されると共にセメントとの混合
も容易に行えるものである。更にまた本発明のグラウト
材の製造方法では、袋が水可溶性物質からなる場合に
は、使用時に袋ごと水に投入することが可能となり、作
業時間を短縮することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 111:70 (72)発明者 田中 義男 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社セメント研究所内 (72)発明者 廣瀬 正樹 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアル株式会社セメント・建材事業 本部内 (72)発明者 牛島 比呂志 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアル株式会社セメント・建材事業 本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントに混和材を加えてグラウト材を製
    造する方法において、セメントと混和材とを別々に1単
    位として袋に充填し、該混和材が、珪砂を含むと共にフ
    ライアッシュ、炭酸カルシウム又はセメントから選択さ
    れた少なくとも一種を含み、更に再乳化粉末樹脂、減水
    剤、消泡剤、膨張剤、収縮低減剤、増粘剤、繊維又はス
    ラグ微粉末から選択された少なくとも1種を配合したも
    のであり、前記1単位以上のセメントを袋から取り出
    し、水で混練した後、該混和材を添加して混合すること
    を特徴とするグラウト材の製造方法。
  2. 【請求項2】袋が水可溶性物質からなり、使用時に袋ご
    と水に投入することを特徴とする請求項1に記載のグラ
    ウト材の製造方法。
  3. 【請求項3】混和材が珪砂を含み、炭酸カルシウム又は
    セメントのいずれか1種、再乳化粉末樹脂及び減水剤か
    らなり、半たわみ性舗装に用いることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のグラウト材の製造方法。
  4. 【請求項4】混和材が珪砂を含み、炭酸カルシウム、セ
    メント又はスラグ微粉末から選択された少なくとも一種
    からなり、無収縮グラウトに用いることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のグラウト材の製造方法。
  5. 【請求項5】混和材が炭酸カルシウム、セメント又はス
    ラグ微粉末から選択された少なくとも一種からなり、補
    修用モルタルに用いることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のグラウト材の製造方法。
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