JPH10229715A - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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JPH10229715A
JPH10229715A JP3896097A JP3896097A JPH10229715A JP H10229715 A JPH10229715 A JP H10229715A JP 3896097 A JP3896097 A JP 3896097A JP 3896097 A JP3896097 A JP 3896097A JP H10229715 A JPH10229715 A JP H10229715A
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JP
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support
bonnet
fuselage
awning
planting device
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JP3896097A
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Akihiro Sugioka
昭弘 杉岡
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体の後部に苗植付装置を備えた乗用型田植
機において、運転部の上方を覆う日除けの支柱を、機体
の前部を通っての運転者の乗降や苗植付装置への苗の補
給等の邪魔にならないように配置する。 【解決手段】 機体の前部のボンネット18における左
右の横壁部の近傍に沿って、左右一対の支柱21,22
を立設し上方に延出して、運転部7の上方を覆う日除け
23を、支柱21,22の上部に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機体の前部にボンネ
ットを備え、機体の後部に苗植付装置を備えて、ボンネ
ットと苗植付装置との間に運転部を形成した乗用型田植
機に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機において、運転部の上方を
覆う日除けを備えることが提案されている。この場合、
機体の固定部(運転部よりも低い位置の固定部)に左右
一対の支柱を固定し、この支柱を上方に延出して、運転
部の上方を覆う日除けを支柱の上部に取り付けることが
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圃場に入っている乗用
型田植機において、運転者の交代や畦から予備の苗の補
給を行う場合、機体を畦にまで走行させて機体の前端を
畦に当て付ける(例えば畦に対し機体を略直角に当て付
ける)。これにより、運転者が機体の前部におけるボン
ネットの横側部を通って畦に渡ったり、畦から機体の前
部におけるボンネットの横側部を通して予備の苗を補給
したりする。又、圃場での植付作業中において苗のせ台
の苗が少なくなると、機体を一度停止させて、運転部の
運転者が後に向いて苗のせ台への苗の補給を行う。本発
明は以上のような運転者の乗降や予備の苗の補給、苗の
せ台への苗の補給を行う乗用型田植機において、運転部
の上部に日除けを備える場合に、日除けの支柱を適切に
配置することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると、日除けの支柱が運転部
の後側(運転部と苗植付装置との間)ではなく、運転部
の前側(ボンネット)に配置されるので、運転部の運転
者が後に向いて苗のせ台への苗の補給を行う際、日除け
の支柱が苗の補給の邪魔になるようなことがない。
【0005】日除けの支柱を運転部の前側(ボンネッ
ト)に配置する際、請求項1の特徴によると、ボンネッ
トの左右の横壁部の近傍に沿って、日除けの支柱を立設
し上方に延出しているので、ボンネットの左右幅の範囲
から日除けの支柱が大きく横外側に出ると言うような状
態ではない。これにより、運転者が機体の前部における
ボンネットの横側部を通って畦に渡ったり運転部に乗り
込んだり、畦から機体の前部におけるボンネットの横側
部を通して予備の苗を補給したりする際に、日除けの支
柱が邪魔になるようなことがない。
【0006】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、日除けの支柱を運転部の
前側(ボンネット)に配置する際、ボンネットの左右の
横壁部の内側に日除けの支柱が位置することになるの
で、ボンネットの左右の横壁部から外側に日除けの支柱
が露出するようなことがない。これにより、運転者が機
体の前部におけるボンネットの横側部を通って畦に渡っ
たり運転部に乗り込んだり、畦から機体の前部における
ボンネットの横側部を通して予備の苗を補給したりする
際に、日除けの支柱がさらに邪魔になることがない。
【0007】〔III〕請求項3の特徴によると、請求
項2の場合と同様に前項〔II〕に記載の「作用」を備
えており、これに加えて以下のような「作用」を備えて
いる。請求項3の特徴によるとボンネット内に日除けの
支柱を配置する場合、エンジンを機体に支持する支持部
材に日除けの支柱が連結固定される。これにより、日除
けの支柱を連結固定する為の専用の支持部材が不要にな
る。
【0008】〔IV〕請求項4の特徴によると、請求項
1,2,3のうちのいずれか一つの場合と同様に、前項
〔I〕〔II〕〔III〕のうちのいずれか一つに記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。請求項4の特徴によると、運転
部に着座する運転者の身長や作業状態及び天候等に応じ
て、支柱に対する日除けの位置を上下に変更して、日除
けの高さを高低に変更することができる。
【0009】乗用型田植機に日除けを備えた場合、機体
の他の部分や苗植付装置に比べて日除けの方が高くなる
ことが多いので、支柱に対する日除けの位置を大きく下
方に設定できるように構成すれば、乗用型田植機をトラ
ック等の荷台に載せて運搬する場合等に、支柱に対する
日除けの位置を大きく下方に設定することによって、ト
ラック等による乗用型田植機の運搬が支障なく行える。
【0010】〔V〕請求項5の特徴によると、請求項1
〜4のうちのいずれか一つの場合と同様に前項〔I〕〜
〔IV〕のうちのいずれか一つに記載の「作用」を備え
ており、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。乗用型田植機において通常の植付作業の場合、運転
部の運転者は機体前側を向いて着座し機体の操縦を行
う。機体の後部の苗植付装置(苗のせ台)において苗が
少なくなると、運転部に着座する運転者は後を向いて立
ちながら苗を苗のせ台に補給する。
【0011】請求項5の特徴によると、通常の植付作業
の場合には日除けを作業姿勢に設定しておき、機体の後
部の苗植付装置において苗が少なくなると、日除けを作
業姿勢から持ち上げ姿勢に切換操作すればよい。このよ
うに日除けを持ち上げ姿勢に切換操作しておけば、運転
部に着座する運転者が後を向いて立っても、運転者が日
除けに頭を当てると言うようなことがないので、苗のせ
台に苗を支障なく補給することができる。
【0012】〔VI〕請求項6の特徴によると、請求項
1〜5のうちのいずれか一つの場合と同様に前項〔I〕
〜〔V〕のうちのいずれか一つに記載の「作用」を備え
ており、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。乗用型田植機において機体に予備苗のせ台を備える
場合、請求項6の特徴のように運転部と苗植付装置との
間に予備苗のせ台を備えると、機体の前部には予備苗の
せ台を備えなくてもよくなるので、運転者が機体の前部
におけるボンネットの横側部を通って畦に渡ったり運転
部に乗り込んだり、畦から機体の前部におけるボンネッ
トの横側部を通して予備の苗を補給したりすることが、
さらに行い易くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、前輪1及び後
輪2で支持された機体の前部にエンジン3(図4参照)
及びミッションケース4、機体の中央部に運転部7が配
置され、機体の後部に昇降操作自在に備えられたリンク
機構5に苗植付装置6が連結されており、運転部7の運
転席8と苗植付装置6の苗のせ台29とに間に施肥装置
9が配置されて、乗用型田植機が構成されている。
【0014】次に、ミッションケース4及びエンジン3
の支持構造について説明する。図4及び図1に示すよう
に、左右一対の機体フレーム10の前端にミッションケ
ース4が連結されて、ミッションケース4の上部に操縦
ハンドル11及び燃料タンク24が支持されており、操
縦ハンドル11の下部に接続されるステアリング軸16
及び燃料タンク24が、固定の後部ボンネット17によ
って覆われている。
【0015】図4,5,6に示すように、エンジン支持
フレーム30が平面視で四角い枠状に構成されており、
エンジン支持フレーム30の前部に固定されるブラケッ
ト42に、連結ボルト44及び防振ゴム43を介して支
持部材40が取り付けられている。エンジン支持フレー
ム30の後部においても、支持部材41が防振ゴム45
を介して取り付けられている。これにより、エンジン3
の下部前側及び下部後側が支持部材40,41にボルト
連結され、ラジエータ33が支持部材40,41の支持
部40a,41aに防振ゴム12を介して取り付けられ
ている。
【0016】エンジン支持フレーム30におけるミッシ
ョンケース4側に、第1連結部30a,第2連結部30
b及び第3連結部30cが形成されており、ミッション
ケース4の前面下部に第3連結部30cがボルト連結さ
れている。断面コ字状の支持部材13が左右一対備えら
れており、図4及び図7に示すように第1連結部30a
において、支持部材13の背面側がミッションケース4
に当て付けられ、第1連結部30a及び支持部材13が
ボルト15及びカラー14により、ミッションケース4
に連結されている。図5及び図7に示すように第2連結
部30bにおいて、支持部材13の開放側がミッション
ケース4に当て付けられ、第2連結部30b及び支持部
材13がボルト15及びカラー14により、ミッション
ケース4に連結されている。
【0017】以上の構造により図4に示すように、エン
ジン3の出力軸3aが機体左側に突出するように、エン
ジン3が機体左右方向に向いて支持され、出力軸3aと
は反対側にラジエータ33が機体前後方向に向いて支持
されており、エンジン3の出力軸3aとミッションケー
ス4の入力軸4aとに亘り、ベルト式の無段変速装置1
9が設けられている。
【0018】図4に示すように、着脱自在で左右幅の狭
い前部ボンネット18によってエンジン3及びラジエー
タ33等が覆われ、図1及び図3に示すように、前部ボ
ンネット18の機体右側及び機体左側に乗降用のステッ
プ20が設けられている。ステップ20の横外側部にバ
ランスウェイト(図示せず)を内装する支持部51が固
定され、支持部51に支柱52が上向きに固定されてお
り、予備の苗の載置する為の予備苗のせ台53が支柱5
2に横外側向きに固定されている。
【0019】図1及び図3に示すように、運転部7の上
方を覆う樹脂製の日除け23が備えられて、左右一対の
第1支柱21及び第2支柱22により、日除け23が機
体後方に片持ち状に延出されて支持されており、第1及
び第2支柱21,22の間隔が、前部ボンネット18の
左右幅と略同じか少し狭いものに設定されている。ミッ
ションケース4に前進の高速位置(路上走行用)、前進
の低速位置(植付作業用)、中立位置及び後進位置を備
えた副変速装置(図示せず)が備えられており、副変速
装置を変速操作する為の変速レバー54が、機体左側の
第1支柱21の略真後に位置するように配置されてい
る。
【0020】以上のように、日除け23の第1及び第2
支柱21,22の間隔が、前部ボンネット18の左右幅
と略同じか少し狭いものに設定されている点、予備苗の
せ台53及び支柱52が支持部51によりステップ20
から横外側に離れて取り付けられている点、並びに変速
レバー54が機体左側の第1支柱21の略真後に位置し
ている点により、日除け23の第1及び第2支柱21,
22と予備苗のせ台53の支柱52との間隔が、機体右
側及び機体左側の両方において広いものに設定されてい
る。これにより、畦から機体右側又は機体左側のステッ
プ20を通り運転部7に乗り込んだり、運転部7から畦
に渡ったりすることが容易に行える。
【0021】次に、運転部7の上方を覆う樹脂製の日除
け23及び、日除け23を支持する第1及び第2支柱2
1,22について説明する。図4,5,7,8に示すよ
うに、第1支柱21は断面が楕円のパイプ状に構成さ
れ、第1支柱21の下部が正面視においてクランク状に
折り曲げられており、第1支柱21の下部に上下一対の
カラー25が貫通するように溶接固定されている。支持
部材13の上部に上下一対の連結孔(図示せず)が設け
られ、連結孔(図示せず)の背面側にナット26が溶接
固定されており、第1支柱21の下部が支持部材13の
上部に、ボルト27及びナット26によって連結されて
いる。
【0022】図5及び図7に示すように、機体右側の第
1支柱21は支持部材13から上方に延出され、燃料タ
ンク24の底部に沿って機体右横外側に折り曲がり、ラ
ジエータ33の機体後側の上端から上向きに折れ曲がっ
て、前部ボンネット18における機体右側の横壁部18
aと、燃料タンク24の横側部との間を通り上方に延出
され、前部ボンネット18の上端と後部ボンネット17
との間から上方に突出している。
【0023】図4及び図7に示すように、機体左側の第
1支柱21は支持部材13から上方に延出され、燃料タ
ンク24の底部に沿って機体左横外側に折り曲がり再び
上向きに折れ曲がって、前部ボンネット18における機
体左側の横壁部18aと、燃料タンク24の横側部との
間を通り上方に延出され、前部ボンネット18の上端と
後部ボンネット17との間から上方に突出している。前
述のようにして前部ボンネット18の上端と後部ボンネ
ット17との間から上方に突出した左右一対の第1支柱
21が、図1に示すように前部ボンネット18の上端か
ら機体斜め後方上向きに折れ曲がって上方に延出されて
おり、図4,5,7に示すように燃料タンク24の下側
において左右の第1支柱21に亘り、連結部材31がボ
ルト連結されている。
【0024】図1,3,9に示すように、左右一対の第
2支柱22も断面が楕円のパイプ状に構成されて、第1
支柱21の上部にスライド自在に挿入されており、第1
支柱21に対して第2支柱22を固定するノブ付きボル
ト28が、第1支柱21に備えられている。図9に示す
ように第1支柱21の上端に帯板状のストッパー21a
が固定され、第2支柱22にも帯板状のストッパー22
aが固定されており、第2支柱22のストッパー22a
が第1支柱21のストッパー21aに接当することで、
第2支柱22の抜け止め構造が構成されている。
【0025】図2の実線に示す状態は、日除け23を作
業用の最高位置A1に設定している状態であり、この作
業用の最高位置A1において図9に示すように、第2支
柱22のストッパー22aが第1支柱21のストッパー
21aに接当するまで、第2支柱22が上方にスライド
操作されており、この図9に示す状態でノブ付きボルト
28をネジ込んで、第1支柱21に対して第2支柱22
を固定する。
【0026】トラック等に乗用型田植機を載せて運搬す
る場合には、図2の二点鎖線に示すように最も低い運搬
位置A2に日除け23(第2支柱22)を設定して、ノ
ブ付きボルト28により日除け23(第2支柱22)を
固定する。以上のように作業用の最高位置A1及び運搬
位置A2の間において、日除け23(第2支柱22)を
任意の位置に設定して、ノブ付きボルト28により日除
け23(第2支柱22)の位置を固定することができ
る。
【0027】この場合、図2に示すように第1支柱21
が斜め後方上向きに延出されているので、日除け23を
下げて下方の位置に設定するほど、日除け23の位置が
機体前方に移動する状態となる。これにより、図2の二
点鎖線に示すように、日除け23を運搬位置A2に設定
している状態において、苗植付装置6を上限まで上昇操
作しても、苗植付装置6の苗のせ台29の上端は、日除
け23に干渉することはない。
【0028】次に第2支柱22と日除け23との取付構
造について説明する。図9,10,11に示すように、
平面視で四角状に構成された支持部材35が日除け23
の下面に固定されて、支持部材35の左右部分に支持ブ
ラケット36が固定され、支持ブラケット36にボス部
材37が固定されている。左右の第2支柱22の上端に
亘りパイプ状の支持軸32が固定されて、支持軸32の
両端にナット34が溶接されており、カラー39が外嵌
されたボルト38がボス部材37に挿入されて、ナット
34に取り付けられている。これにより、支持軸32の
横軸芯P1周りに日除け23が上下揺動自在に支持され
ている。
【0029】図9,10,11,12に示すように、機
体右側の支持ブラケット36に支持板46が固定され、
支持板46に固定された支持部46aの軸芯P2周りに
ロックレバー47が揺動自在に支持されている。機体右
側の第2支柱22から固定部48が延出されており、機
体左側において第2支柱22の支持軸32と日除け23
の支持部材35とに亘り、日除け23を上方側に付勢す
るガススプリング49が取り付けられている。ロックレ
バー47に係合部47aが固定され、固定部48に凹部
48aが形成されており、ロックレバー47を図10の
紙面反時計方向に付勢するつる巻きバネ50が備えられ
ている。
【0030】図2の実線に示す状態は、日除け23を作
業用の最高位置A1に設定している状態であり、図12
に示すようにつる巻きバネ50の付勢力により、ロック
レバー47の係合部47aを固定部48の凹部48aに
入り込ませて、日除け23を略水平な作業姿勢B1に固
定している状態である。この日除け23の作業姿勢B1
において、苗植付装置6による通常の植付作業を行う。
【0031】前述の通常の植付作業において苗のせ台2
9の苗が少なくなると、機体を一時停止させて、ロック
レバー47の係止部47aを凹部48aから抜く。これ
により、ガススプリング49の付勢力により日除け23
が横軸芯P1周りに上方に持ち上げられて、図2の二点
鎖線に示す持ち上げ姿勢B2に達する。以上のように日
除け23を持ち上げ姿勢B2に設定することにより、運
転席8に着座する運転者が立ち上がって後を向き、予備
苗のせ台53の苗を苗のせ台29に補給する。
【0032】〔発明の実施の別形態〕図1〜図12に示
す日除け23を、図13に示すような乗用型田植機に備
えてもよい。図13に示す乗用型田植機では、施肥装置
9を苗のせ台29の機体後側に位置するように苗植付装
置6に支持させ、予備苗のせ台53を運転部7の運転席
8と苗植付装置6の苗のせ台29との間に配置し、ステ
ップ20には予備苗のせ台53を備えない。これによ
り、日除け23の第1及び第2支柱21,22の横外側
が大きく開放される状態となるので、運転者は図1及び
図3に示すような予備苗のせ台53及び支柱52に邪魔
されることなく、畦から運転部7に乗り込むことができ
る。
【0033】図8に示す構成では、第1支柱21を支持
部材13に固定するボルト27が機体左右方向に向くよ
うに構成されているが、図14に示すように第1支柱2
1を支持部材13に固定するボルト27が、機体前後方
向に向くように構成してもよい。図1〜図8及び図1
3,図14に示す構成において、第1支柱21を前部ボ
ンネット18における横壁部18aの外面に沿って、上
方に延出するように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、運転部の上方
を覆う日除けを乗用型田植機に備える場合、苗植付装置
の苗のせ台に苗を補給する際や、運転者が機体の前部に
おけるボンネットの横側部を通って畦に渡ったり運転部
に乗り込んだり、畦から機体の前部におけるボンネット
の横側部を通して予備の苗を補給したりする際に、日除
けの支柱が邪魔にならないように構成することができ
て、乗用型田植機の作業性を高めることができた。
【0035】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、ボンネットの左右の横壁
部から外側に日除けの支柱が露出するようなことがな
く、運転者が機体の前部におけるボンネットの横側部を
通って畦に渡ったり運転部に乗り込んだり、畦から機体
の前部におけるボンネットの横側部を通して予備の苗を
補給したりする際、日除けの支柱がさらに邪魔になるこ
とがないので、乗用型田植機の作業性をさらに高めるこ
とができた。
【0036】請求項3の特徴によると、請求項2の場合
と同様に前述の請求項2の「発明の効果」を備えてい
る。請求項3の特徴によると、ボンネット内に日除けの
支柱を配置する場合、エンジンを機体に支持する支持部
材を日除けの支柱の支持部材に兼用して、日除けの支柱
を連結固定する為の専用の支持部材を不要にすることが
できるので、構造の簡素化の面において有利なものとな
った。
【0037】請求項4の特徴によると、請求項1,2,
3のうちのいずれか一つの場合と同様に請求項1,2,
3のうちのいずれか一つの「発明の効果」を備えてい
る。請求項4の特徴のように、運転部に着座する運転者
の身長や作業状態及び天候等に応じて、日除けの高さを
高低に変更することができるように構成することによ
り、乗用型田植機の作業性をさらに高めることができ
た。
【0038】請求項5の特徴によると、請求項1〜4の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜4のうち
のいずれか一つの「発明の効果」を備えている。請求項
5の特徴のように、日除けを持ち上げ姿勢に切換操作で
きるように構成することによって、運転者が後を向いて
立ちながら苗を苗植付装置に支障なく補給することがで
きるようになるので、乗用型田植機の作業性をさらに高
めることができた。
【0039】請求項6の特徴によると、請求項1〜5の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜5のうち
のいずれか一つの「発明の効果」を備えている。請求項
6の特徴のように、運転部と苗植付装置との間に予備苗
のせ台を備えると、機体の前部には予備苗のせ台を備え
なくてもよくなって、運転者が機体の前部におけるボン
ネットの横側部を通って畦に渡ったり運転部に乗り込ん
だり、畦から機体の前部におけるボンネットの横側部を
通して予備の苗を補給したりすることがさらに行い易く
なるので、乗用型田植機の作業性をさらに高めることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】日除けにおける作業用の最高位置及び運搬位
置、作業姿勢及び持ち上げ姿勢を示す側面図
【図3】乗用型田植機の正面図
【図4】支持部材及び第1支柱付近の側面図
【図5】支持部材及び第1支柱付近の縦断側面図
【図6】エンジン支持フレームを示す分解斜視図
【図7】支持部材及び第1支柱付近の縦断正面図
【図8】支持部材及び第1支柱の連結部分の横断平面図
【図9】日除け及び第2支柱付近の縦断側面図
【図10】日除け及び支持部材付近の平面図
【図11】日除けの支持部材と第2支柱との連結部分の
縦断正面図
【図12】日除けのロックレバー及び固定部の背面図
【図13】発明の実施の別形態における乗用型田植機の
全体側面図
【図14】発明の実施の別形態における支持部材及び第
1支柱の連結部分の横断平面図
【符号の説明】
6 苗植付装置 7 運転部 13 固定部 18 ボンネット 18a ボンネットの横壁部 21,22 支柱 23 日除け 30 支持部材 53 予備苗のせ台 B1 日除けの作業姿勢 B2 日除けの持ち上げ姿勢
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 49/00 B62D 49/00 D // A47C 7/66 A47C 7/66

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の前部にボンネットを備え、機体の
    後部に苗植付装置を備えて、前記ボンネットと苗植付装
    置との間に運転部を形成すると共に、 前記ボンネットの左右の横壁部の近傍に沿って、左右一
    対の支柱を立設し上方に延出して、前記運転部の上方を
    覆う日除けを前記支柱の上部に取り付けてある乗用型田
    植機。
  2. 【請求項2】 機体の前部にボンネットを備え、機体の
    後部に苗植付装置を備えて、前記ボンネットと苗植付装
    置との間に運転部を形成すると共に、 前記ボンネット内の固定部に左右一対の支柱を連結固定
    し、前記支柱を前記ボンネット内を通して前記ボンネッ
    トの上部から上方に突出させ上方に延出して、前記運転
    部の上方を覆う日除けを前記支柱の上部に取り付けてあ
    る乗用型田植機。
  3. 【請求項3】 機体の前部にボンネットを備え、機体の
    後部に苗植付装置を備えて、前記ボンネットと苗植付装
    置との間に運転部を形成すると共に、 前記エンジンの機体への支持部材に左右一対の支柱を連
    結固定し、前記支柱を前記ボンネット内を通して前記ボ
    ンネットの上部から上方に突出させ上方に延出して、前
    記運転部の上方を覆う日除けを前記支柱の上部に取り付
    けてある乗用型田植機。
  4. 【請求項4】 前記日除けの位置を、上下に変更自在に
    構成してある請求項1,2,3のうちのいずれか一つに
    記載の乗用型田植機。
  5. 【請求項5】 前記支柱から機体後方に片持ち状に延出
    するように、前記日除けを前記支柱に取り付けると共
    に、 前記支柱への前記日除けの取付位置を支点として、前記
    日除けを作業姿勢及び後部を持ち上げた持ち上げ姿勢と
    に、切換操作自在に構成してある請求項1〜4のうちの
    いずれか一つに記載の乗用型田植機。
  6. 【請求項6】 前記運転部と苗植付装置との間に、予備
    苗のせ台を備えてある請求項1〜5のうちのいずれか一
    つに記載の乗用型田植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094640A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Rice transplanter
JP2020124164A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社クボタ 圃場作業機

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WO2002094640A1 (en) * 2001-05-22 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Rice transplanter
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