JPH10229114A - 基板加熱装置 - Google Patents

基板加熱装置

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JPH10229114A
JPH10229114A JP4984497A JP4984497A JPH10229114A JP H10229114 A JPH10229114 A JP H10229114A JP 4984497 A JP4984497 A JP 4984497A JP 4984497 A JP4984497 A JP 4984497A JP H10229114 A JPH10229114 A JP H10229114A
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hot
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Akihiro Hisai
章博 久井
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットプレート上における基板の横滑りを防
止した上で、加熱処理による基板の面内温度分布を均一
として、基板の変形を防止する。 【解決手段】 ホットプレート40のプレート42に
は、その外縁部分の全周囲に上方に張り出したフランジ
部42aを備える。このフランジ部42aの内周壁面の
3箇所(内周に内接する正三角形の各頂点の位置)に
は、三角柱の形の凸状部45、46、47が固着されて
いる。フランジ42aに囲まれた凹部内に基板Wが落と
し込まれて、基板Wがホットプレート上に載置されたと
きには、凸状部45、46、47が基板Wの外縁部に当
接する。このため、凸状部45、46、47により、基
板Wの横滑りを規制することができる。また、フランジ
部42aはプレート42と同様に昇温して、基板Wの外
周部周辺を加熱していることから、基板Wの外周部の温
度を中心部より高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶用ガラス基板などの基板を加熱する基板加熱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記基板加熱装置としては、基板加熱用
に昇温されるホットプレートを備え、このホットプレー
トの上面にスペーサとしての複数のボールを配設し、こ
れらボールの上端に基板をホットプレートの上面から所
定の間隔(プロキシミティギャップと呼ぶ)だけ浮かせ
た状態で支持する構成のものが知られている。この構成
によれば、基板裏面の汚染を防止した上で、基板を加熱
することができる。
【0003】ところで、上記プロキシミティギャップは
小さいほど基板を加熱するための熱効率が良いが、プロ
キシミティギャップを小さくすると、基板をホットプレ
ート上に載置する際に基板の下面とホットプレート上面
間に挟み込まれた空気が外方向に流れる現象により基板
が横滑る不具合が生じた。この不具合を解消するため、
従来、プレート上にガイドピンを立てて基板がホットプ
レート上で横滑りしないよう構成したものが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、基板の横滑りを防ぐことができるが、次
のような問題を解決するに至っていなかった。というの
は、基板加熱処理により加熱される基板の面内温度は、
基板外周部からの放熱により、中央部より外周部の方が
低くなるといった問題があり、従来の装置では、基板の
面内温度が不均一となるといった問題が生じた。
【0005】この発明の基板加熱装置は、ホットプレー
ト上における基板の横滑りを防止した上で、加熱処理に
よる基板の面内温度分布を均一とすることを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】前
述した課題を解決するための手段として、以下に示す構
成をとった。
【0007】第1の発明の基板加熱装置は、ホットプレ
ート上に基板を支持して加熱する基板加熱装置におい
て、前記ホットプレートに、前記基板の外縁と隙間を形
成した状態で前記基板の外縁をほぼ周方向全体にわたっ
て取り囲む壁部を形成し、前記壁部には、前記基板の外
縁と対面する内周壁面の複数箇所に、前記基板の外縁と
当接する凸状部を備えるようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】この構成の発明によれば、基板をホットプ
レート上に支持する際に、基板の下面とホットプレート
上面との間の空気は、基板の外縁とホットプレートに形
成された壁部との間の隙間から逃がされるとともに、ホ
ットプレートに形成された壁部の、その内周壁面の複数
箇所に備えた凸状部が、基板の外縁と当接して基板の横
滑りを規制する。また、ホットプレートに形成された壁
部は、基板の外周部周辺を加熱する。このため、基板の
外周部周辺は、ホットプレートの基板の外周部下部に当
たる部分と上記壁部との双方から熱を受けることにな
り、ホットプレートの外周部周辺の放熱が多くても基板
の面内温度分布は均一なものとなる。
【0009】したがって、この第1の発明は、ホットプ
レート上における基板の横滑りを防止することができる
とともに、加熱処理による基板の面内温度分布を均一に
することができる。
【0010】第2の発明の基板加熱装置は、ホットプレ
ート上に基板を支持して加熱する基板加熱装置におい
て、前記ホットプレートに、前記基板の外縁をほぼ周方
向全体にわたって取り囲む壁部を形成し、前記壁部に
は、その内側から外側に向けて空気が通り抜けるための
切り欠きを形成したことを特徴としている。
【0011】この構成の発明によれば、基板をホットプ
レート上に支持する際に、基板の下面とホットプレート
上面との間の空気は、ホットプレートに形成された壁部
の切り欠きにより、壁部の内側から外側に向けて逃がさ
れる。そのため基板は横滑りすることなくホットプレー
ト上に支持される。また、ホットプレートに形成された
壁部は、基板の外周部周辺を加熱する。このため、基板
の外周部周辺は、ホットプレートの基板の外周部下部に
あたる部分と、上記壁部との双方から熱を受けることに
なり、ホットプレートの外周部周辺の放熱が大きくても
基板の面内温度分布は均一なものとなる。
【0012】したがって、この第2の発明は、ホットプ
レート上における基板の横滑りを防止することができる
とともに、加熱処理による基板の面内温度分布を均一す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。
【0014】A.全体の構成:図1は、この発明の第1
実施例に係わる基板加熱装置が配設された基板処理装置
の全体構成を示す斜視図である。
【0015】図示するように、この基板処理装置は、半
導体ウエハ(以下、基板と呼ぶ)Wに対して、塗布処
理、現像処理、加熱処理および冷却処理を行なうための
装置であり、未処理基板や処理済み基板を保管するイン
デクサ部1と、基板Wに対して前記一連の処理を行なう
基板処理部2とを有している。
【0016】インデクサ部1は、基台3の水平な上面に
一列に配置される4個のカセットCと、カセットCの配
列方向に沿って移動可能な移載ロボット4とを有してい
る。カセットCは、それぞれ基板Wを上下方向に多段で
収納できるようになっている。また、移載ロボット4
は、カセットCに対して基板Wを出し入れし、基板処理
部2との間で基板Wの受け渡しを行なう。
【0017】基板処理部2は、カセットCの配列方向に
対して直交する方向に配列されたスピンコータ10およ
びそれぞれ現像処理を行なう2つのスピンデベロッパ1
1、12と、スピンコータ10および2つのスピンデベ
ロッパ11、12のそれぞれに対向するように配置され
たクーリングユニット15およびホットユニット16と
を有している。そして、スピンコータ10およびスピン
デベロッパ11、12とクーリングユニット15および
ホットユニット16との間には、これらが配列された方
向に移動可能な搬送ロボット17が設けられている。
【0018】スピンコータ10は、基板Wの表面にフォ
トレジスト液等を塗布処理するためのものであり、スピ
ンデベロッパ11、12は現像処理を行なうためのもの
である。また、クーリングユニット15およびホットユ
ニット16は互いに積層されており、それぞれ基板Wの
冷却、加熱を行なうためのものである。搬送ロボット1
7は、水平方向および上下方向に移動可能な移動台20
と、基板Wを支持可能なアーム21とを有している。ア
ーム21は、移動台20に対して進退可能に設けられる
とともに、その進退は、移動台20が水平面内で旋回す
ることによりいずれの方向にも可能となっている。この
ような搬送ロボット17により、スピンコータ10およ
びスピンデベロッパ11、12とクーリングユニット1
5およびホットユニット16との間で、またクーリング
ユニット15とホットユニット16との間で、さらにイ
ンデクサ部1の移載ロボット4との間で基板Wの受け渡
しが可能である。
【0019】このような基板処理装置では、インデクサ
部1にカセットCが搬入されてくると、そのカセットC
内の基板Wが移載ロボット4によって基板処理部2の搬
送ロボット17に引き渡される。搬送ロボット17は、
予めプログラムされた搬送順序に従ってスピンコータ1
0、スピンデベロッパ11、12、クーリングユニット
15およびホットユニット16の間で基板Wを搬送す
る。各処理部で処理された基板Wは、搬送ロボット17
によってインデクサ部1の移載ロボット4に引き渡さ
れ、カセットC内に収納される。
【0020】B.基板加熱装置の構成:次に、基板加熱
装置としてのホットユニット16の構成を説明する。図
2は、ホットユニット16の主要部であるホットプレー
ト40の平面図であり、図3は、ホットプレート40を
図2のA−A′線で破断した断面図である。
【0021】これら図に示すように、ホットユニット1
6は、基板Wを所望の温度で加熱するためのホットプレ
ート40を備える。また、ホットユニット16は、基板
Wの熱処理時にホットプレート40上に降下して熱処理
雰囲気を保つための半密閉空間を形成する図示しないホ
ットプレートカバーを備えている。
【0022】ホットプレート40は、図3に示すよう
に、基台41と、基台41の上方に配置されアルミニウ
ムなどの金属材料で形成された放熱板としてのプレート
42と、基台41とプレート42との間に挟持される面
ヒータ43とから構成される。基台41、プレート42
および面ヒータ43は、それぞれ円盤状の形状をしてい
るが、プレート42に限っては、その外縁部分の全周囲
に上方に張り出した壁部としてのフランジ42aが設け
られている。なお、このフランジ42aはプレート42
と同じ金属材料で形成されている。
【0023】さらに、図2に示すように、そのフランジ
42aの基板外縁に対面する内周壁面の3箇所(内周に
内接する正三角形の各頂点の位置)には、プレート42
の中心方向に向けて下る傾斜面TP1が形成された三角
柱の形の凸状部45、46、47が固着されている。凸
状部45、46、47は、例えばフッ素樹脂等の熱伝導
率の低い耐熱性樹脂により形成されており、ホットプレ
ートのフランジ42aに囲まれた凹部内に基板Wが落と
し込まれた際に、これら凸状部45、46、47の先端
が基板Wの外縁部に接するようなサイズとなっている。
このとき、前記ホットプレート40のフランジ42аの
内周壁面と基板の外縁との間には、5[mm]程度の隙
間が形成されるようになっている。
【0024】なお、凸状部45、46、47に傾斜面T
P1を形成しているので、もし搬送ロボットによる搬送
に多少ズレがあったような場合にも、この傾斜面TP1
によって確実にフランジ42aに囲まれた凹部内に基板
Wを落とし込むことができる。
【0025】図3に示す面ヒータ43には図示しない電
力供給装置が電気的に接続されており、電力供給装置か
ら面ヒータ43に電力が供給されてプレート42の上面
温度が昇温される。なお、面ヒータ43は、内部にヒー
タ線を等密度に配置したもので、その表面において一様
に熱を発するようになされている。
【0026】また、図2に示すように、ホットプレート
40には、外部から搬入された基板Wを3点支持によっ
て受け取るリフタピン51、52、53と、このリフタ
ピン51、52、53から基板Wを受け取ってホットプ
レート40上に浮かせて支持する3個のプロキシミティ
ギャップ用ボール54、55、56とを備える。各リフ
タピン51、52、53は、図示を省略するアクチュエ
ータによって昇降自在となっており、アクチュエータを
動作させることにより基板Wを水平に保って昇降させる
ことが可能になる。各プロキシミティギャップ用ボール
54、55、56は、プレート42上に埋め込まれてお
り、このプロキシミティギャップ用ボール54、55、
56の上端はプレート42の上面から若干突出してい
る。なお、この突出量d(図3)に比べてプレート42
のフランジ42aの高さhは高くなっている。
【0027】リフタピン51、52、53の下降に伴っ
て下降してきた基板Wを、ホットプレート40のフラン
ジ42aに囲まれた凹部内に収容する。図4は、基板W
が載置された状態のホットプレート40の一部破断図で
ある。図示するように、プロキシミティギャップ用ボー
ル55(53,56)によって基板Wはホットプレート
40上面と平行になるように浮かして支持される。この
基板Wの下降時には、基板Wの下降にともなって基板W
の下面とホットプレート40上面との間の空気は、基板
Wの外縁部とホットプレート40のフランジ42aの内
周壁面との間の隙間から逃がされるとともに、基板Wの
外縁部は、図4および図2に示すように、プレート42
のフランジ42aの内周壁面に設けられた凸状部45、
46、47の先端と当接し、これら凸状部45、46、
47により基板Wの横滑り(水平方向の移動)が規制さ
れる。
【0028】次にホットユニット16の動作について、
ホットプレート40を所定の設定温度、例えば、90℃
で加熱する処理を例にとり説明する。まず、ホットプレ
ート40の面ヒータ43の出力を上げ、ホットプレート
40自身の温度を90℃まで昇温させて、ホットプレー
ト40にて基板Wの加熱処理を行なえる状態となる。
【0029】そこで、搬送ロボット17により基板Wを
ホットユニット16に搬入し、基板Wの加熱処理を行な
う。基板Wをホットユニット16へ搬入するにあたって
は、予めホットプレートカバーおよびリフタピン51、
52、53を上昇させておき、搬送ロボット17のアー
ム21に支持された未処理基板をリフタピン51、5
2、53に載せる。そして、リフタピン51、52、5
3を降下させてホットプレート40のフランジ42aに
囲まれた凹部内に基板Wを収容して、プロキシミティギ
ャップ用ボール54、55、56上に基板Wを載せ替え
る。こうして基板Wをホットプレート40上に載置し
て、所定時間加熱する処理を行なう。加熱処理が終了す
ると、リフタピン51、52、53を上昇させて再び基
板Wをリフタピン51、52、53上に支持し、搬送ロ
ボット17のアーム21によりホットユニット16から
基板Wの搬出を行なう。このようにして基板Wの加熱処
理が行なえるようになった以降は、順次基板がホットユ
ニット16に搬入されて基板Wの加熱処理が行なわれて
いく。
【0030】以上詳述したように、この第1実施例のホ
ットプレート40では、プレート42のフランジ42a
の内周壁面に設けられた凸状部45、46、47の先端
が基板Wの外縁部と当接して、基板Wの横滑りを規制し
ている。また、プレート42の外縁部分に張り出したフ
ランジ42aは面ヒータ43の発熱によりプレート42
の上面と同様に昇温して、基板Wの外周部周辺を加熱し
ていることから、基板Wの外周部周辺は、プレート42
の基板Wの外周部下部に当たる部分とフランジ42aと
の双方から熱を受けることになる。このため、放熱によ
り加熱される基板の面内温度は、中央部より外周部の方
が低くなっていたが、この実施例のホットプレート40
では、基板の外周部周辺の放熱が多くても基板の面内温
度分布を均一なものにしている。
【0031】したがって、この第1の発明は、ホットプ
レート40上における基板Wの横滑りを防止することが
できる。このため、加熱処理が終了後、リフタピン5
1、52、53により基板Wを上昇させて搬送ロボット
17のアーム21により基板Wをハンドリングしようと
する際に、基板Wが所定位置よりずれてハンドリングで
きなくなる等の不具合を解消することができる。さらに
は、加熱処理による基板Wの面内温度分布を均一とする
ことができる。
【0032】なお、前記第1実施例では、プレート42
のフランジ42aに設けられた凸状部45、46、47
を熱伝導率の低い耐熱性樹脂により形成していたが、こ
れに換えて、凸状部45、46、47をプレート42と
同じ金属材料から形成して、基板Wの外縁部と当接する
凸状部45、46、47の先端部分だけを上記樹脂によ
り形成する構成としてもよい。あるいは、凸状部45、
46、47全体をプレート42と同じ金属材料から形成
する構成とすることもできる。
【0033】また、前記第1実施例では、フランジ42
aに設けられた凸状部45、46、47は、3個とした
が、これに替えて3個より多い数としてもよい。なお、
基板の横滑りを規制するには、3個以上の凸状部を設け
るのが好ましい。さらに、横滑りの量を最小にするに
は、均等に凸状部を配置することが好ましい。
【0034】次に、この発明の第2実施例について説明
する。この発明の第2実施例は、第1実施例と比較し
て、ホットプレートに備えられプレートの構成が相違
し、その他の構成、すなわち、基台、面ヒータ、リフタ
ピン、プロキシミティギャップ用ボール等は同一であ
る。
【0035】図5は、この第2実施例のホットプレート
140の平面図であり、図6は、ホットプレート140
を図5のB−B′線で破断して基板Wを載置した状態の
断面図である。両図において、第1実施例と同一の構成
には第1実施例と同一の番号を付した。両図に示すよう
に、プレート142の外縁部分の全周囲には、上方にフ
ランジ142aが張り出している。フランジ142aに
は、第1実地例の凸状部45、46、47に傾斜面TP
1を形成したのと同様の効果を期するためにプレート1
42の中心方向に向けて下る傾斜面TP2を形成するよ
うにしている。このフランジ142aはプレート142
と同じ金属材料で形成されており、その高さhは、プロ
キシミティギャップ用ボール54、55、56のプレー
ト42の上面からの突出量dに比べて高くなっている
(図6参照)。なお、フランジ142aが形成されてい
る点では第1実施例と同じであるが、このフランジ14
2aの幅wdは第1実施例と比べて広いものとなってお
り、そのフランジ142aのサイズは、そのフランジ1
42aの内周の大きさが基板Wの外周の大きさとほぼ同
じ、好ましくは、基板Wの外縁とフランジ142aの内
周壁面との間の隙間が1[mm]程度となっている。
【0036】なお、図5に示すように、そのフランジ1
42aの3箇所(内周に内接する正三角形の各頂点の位
置)には、その内側から外側に向けて溝状の切り欠き部
145、146、147が設けられている。この切り欠
き部145、146、147の深さは、プレート142
の上面に達する深さである。
【0037】こうした構成のホットプレート140にお
いては、第1実施例と同様に、リフタピン51、52、
53を使ってプレート142のフランジ142aに囲ま
れた凹部内に基板Wを落とし込ませて、プロキシミティ
ギャップ用ボール54、55、56上に基板Wを載せ替
えて、基板Wをプレート142上に載置している。な
お、このとき、基板Wの外縁部は、プレート142のフ
ランジ142aの内周壁面の一部と当接している。
【0038】また、基板Wをプレート上に載置した際
に、プレート142の上面と基板Wの下面との間隙に溜
まった空気は、フランジ142aに囲まれた凹部の内側
から切り欠き部145、146、147を介して外側に
排出される。このため、その空気によって基板Wが不安
定な載置状態になる不具合を解消することができる。
【0039】なお、第2実施例における切欠き部14
5、146、147を第1実施例のフランジ42aに設
けるように構成することもできる。この構成によれば、
フランジ42aの内周壁面とホットプレート40上に載
置された基板の外縁との隙間が小さい場合にも、プレー
ト142の上面と基板Wの下面との間隙に溜まった空気
を充分に外側に逃がすことができる。
【0040】また、第2実施例では、フランジ142a
に3つの切り欠き部145、146、147が設けられ
ているが、これに替えて、1つ、2つ、あるいは3より
大きい数だけ設ける構成としてもよい。
【0041】前記第1および第2実施例では、支持部材
として、球状のプロキシミティギャップ用ボールを用い
ていたが、これに替えて、ピン状のものとしてもよい。
また、支持部材としてのプロキシミティギャップ用ボー
ルを3個備えていたが、これに替えて、4個、5個、6
個等、他の複数個としてもよい。さらには、プロキシミ
ティギャップ用ボールを用いてホットプレート上に基板
を浮かせて載置する構成に替えて、ホットプレートに基
板を直接接触させて載置する構成としてもよい。
【0042】以上、この発明の一実施例を詳述してきた
が、この発明は、こうした実施例に何等限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様にて実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係わる基板加熱装置が
配設された基板処理装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】ホットユニット16の主要部であるホットプレ
ート40の平面図である。
【図3】ホットプレート40を図2のA−A′線で破断
した断面図である。
【図4】基板Wが載置された状態のホットプレート40
の一部破断図である。
【図5】第2実施例に係わるホットプレート140の平
面図である。
【図6】ホットプレート140を図5のB−B′線で破
断して基板Wを載置した状態の断面図である。
【符号の説明】
1…インデクサ部 2…基板処理部 3…基台 4…移載ロボット 10…スピンコータ 11…スピンデベロッパ 15…クーリングユニット 16…ホットユニット 17…搬送ロボット 20…移動台 21…アーム 40…ホットプレート 41…基台 42…プレート 42a…フランジ部 43…面ヒータ 45…凸状部 51…リフタピン 54…プロキシミティギャップ用ボール 140…ホットプレート 142…プレート 142a…フランジ 145…切り欠き部 W…基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットプレート上に基板を支持して加熱
    する基板加熱装置において、 前記ホットプレートに、前記基板の外縁と隙間を形成し
    た状態で前記基板の外縁をほぼ周方向全体にわたって取
    り囲む壁部を形成し、 前記壁部には、前記基板の外縁と対面する内周壁面の複
    数の箇所に、前記基板の外縁と当接する凸状部を備える
    ようにしたことを特徴とする基板加熱装置。
  2. 【請求項2】 ホットプレート上に基板を支持して加熱
    する基板加熱装置において、 前記ホットプレートに、前記基板の外縁をほぼ周方向全
    体にわたって取り囲む壁部を形成し、 前記壁部には、その内側から外側に向けて空気が通り抜
    けるための切り欠きを形成したことを特徴とする基板の
    加熱装置。
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