JPH102286A - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
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- JPH102286A JPH102286A JP17726596A JP17726596A JPH102286A JP H102286 A JPH102286 A JP H102286A JP 17726596 A JP17726596 A JP 17726596A JP 17726596 A JP17726596 A JP 17726596A JP H102286 A JPH102286 A JP H102286A
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- drive
- drive bush
- eccentric
- pin
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
- F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 旋回スクロールに旋回軸受を介してドライブ
ブッシュ21を軸支し、このドライブブッシュ21に設けら
れたスライド孔24に駆動軸の偏心駆動ピン25を摺動可能
に嵌合するとともにドライブブッシュ21と偏心駆動ピン
25との間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整部
材40を介装してなるスクロール型流体機械において、ド
ライブブッシュ21の信頼性、耐久性を損なうことなくそ
の肉厚を低減し、その外径を小径化することによってス
クロール型流体機械の小形化、高速化に資する。 【解決手段】 スクロールの半径方向隙間を調整する調
整部材をコイルスプリング40となし、このコイルスプリ
ング40のバネガイド43を偏心駆動ピン25側に形成した。
ブッシュ21を軸支し、このドライブブッシュ21に設けら
れたスライド孔24に駆動軸の偏心駆動ピン25を摺動可能
に嵌合するとともにドライブブッシュ21と偏心駆動ピン
25との間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整部
材40を介装してなるスクロール型流体機械において、ド
ライブブッシュ21の信頼性、耐久性を損なうことなくそ
の肉厚を低減し、その外径を小径化することによってス
クロール型流体機械の小形化、高速化に資する。 【解決手段】 スクロールの半径方向隙間を調整する調
整部材をコイルスプリング40となし、このコイルスプリ
ング40のバネガイド43を偏心駆動ピン25側に形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮機、膨張機等と
して用いられるスクロール型流体機械に関する。
して用いられるスクロール型流体機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の１例が図５
及び図６に示されている。図５において、１は密閉ハウ
ジングで、カップ状本体２とこれにボルト３によって締
結されたフロントエンドプレート４とこれにボルト５に
よって締結された筒状部材６とからなる。この筒状部材
６を貫通する回転軸７はベアリング８及び９を介してハ
ウジング１に回転自在に支持されている。
及び図６に示されている。図５において、１は密閉ハウ
ジングで、カップ状本体２とこれにボルト３によって締
結されたフロントエンドプレート４とこれにボルト５に
よって締結された筒状部材６とからなる。この筒状部材
６を貫通する回転軸７はベアリング８及び９を介してハ
ウジング１に回転自在に支持されている。
【０００３】ハウジング１の内部には固定スクロール10
及び旋回スクロール14が配設されている。固定スクロー
ル10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12
とを備え、この端板11をボルト13によってカップ状本体
２に締結することによってハウジング１内に固定されて
いる。
及び旋回スクロール14が配設されている。固定スクロー
ル10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12
とを備え、この端板11をボルト13によってカップ状本体
２に締結することによってハウジング１内に固定されて
いる。
【０００４】端板11の外周面とカップ状本体２の内周面
とを密接させることによってハウジング１内が仕切ら
れ、端板11の外側には吐出キャビティ31が限界され、内
側には吸入室28が限界されている。また、端板11の中央
には吐出ポート29が穿設され、この吐出ポート29は吐出
弁30によって開閉されるようになっている。
とを密接させることによってハウジング１内が仕切ら
れ、端板11の外側には吐出キャビティ31が限界され、内
側には吸入室28が限界されている。また、端板11の中央
には吐出ポート29が穿設され、この吐出ポート29は吐出
弁30によって開閉されるようになっている。
【０００５】旋回スクロール14は端板15とその内面に立
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。
【０００６】旋回スクロール14と固定スクロール10とは
相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180 ℃だけ角度
をずらせて図示のように噛み合わされる。かくして、う
ず巻状ラップ12の先端面に埋設されたチップシール17は
端板15の内面に密接し、うず巻状ラップ16の先端面に埋
設されたチップシール18は端板11の内面に密接し、うず
巻状ラップ12と16の側面は複数個所で線接触してうず巻
の中心に対してほぼ点対称をなす複数の圧縮室19a 、19
b が形成されている。
相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180 ℃だけ角度
をずらせて図示のように噛み合わされる。かくして、う
ず巻状ラップ12の先端面に埋設されたチップシール17は
端板15の内面に密接し、うず巻状ラップ16の先端面に埋
設されたチップシール18は端板11の内面に密接し、うず
巻状ラップ12と16の側面は複数個所で線接触してうず巻
の中心に対してほぼ点対称をなす複数の圧縮室19a 、19
b が形成されている。
【０００７】端板15の外面中央部に突設された円筒状ボ
ス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介し
て回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿設
されたスライド孔24内には回転軸７の内端に偏心して突
設された偏心駆動ピン25が摺動可能に嵌合されている。
そして、このドライブブッシュ21には旋回スクロールの
公転旋回運動による動的アンバランスを平衡させるため
のバランスウェイト27が取り付けられている。
ス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介し
て回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿設
されたスライド孔24内には回転軸７の内端に偏心して突
設された偏心駆動ピン25が摺動可能に嵌合されている。
そして、このドライブブッシュ21には旋回スクロールの
公転旋回運動による動的アンバランスを平衡させるため
のバランスウェイト27が取り付けられている。
【０００８】端板15の外面の外周縁とフロントプレート
４の内面との間にはスラストプレート36及びオルダム接
手等からなる自転阻止機構26が介装されている。なお、
37は回転軸７に固定されたバランスウェイトである。
４の内面との間にはスラストプレート36及びオルダム接
手等からなる自転阻止機構26が介装されている。なお、
37は回転軸７に固定されたバランスウェイトである。
【０００９】しかして、回転軸７を回転させると、偏心
駆動ピン25、旋回軸受23、ドライブブッシュ21、ボス20
を介して旋回スクロール14が駆動され、旋回スクロール
14は自転阻止機構26によってその自転を阻止されながら
公転旋回半径、即ち、回転軸７と偏心駆動ピン25との偏
心量を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
駆動ピン25、旋回軸受23、ドライブブッシュ21、ボス20
を介して旋回スクロール14が駆動され、旋回スクロール
14は自転阻止機構26によってその自転を阻止されながら
公転旋回半径、即ち、回転軸７と偏心駆動ピン25との偏
心量を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
【００１０】すると、うず巻状ラップ12と16の側面の線
接触部が次第にうず巻の中心方向へ移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減じながらうず巻の中心
方向へ移動する。これに伴って、図示しない吸入口を通
って吸入室28へ流入したがガスがうず巻状ラップ12と16
の外周端開口部から各圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれ
て圧縮されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポー
ト29を通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐
出され、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
接触部が次第にうず巻の中心方向へ移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減じながらうず巻の中心
方向へ移動する。これに伴って、図示しない吸入口を通
って吸入室28へ流入したがガスがうず巻状ラップ12と16
の外周端開口部から各圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれ
て圧縮されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポー
ト29を通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐
出され、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
【００１１】その間圧縮室19a 、19b 内の圧縮ガスによ
って旋回スクロール14の端板15にはスラスト荷重が作用
し、このスラスト荷重はスラストプレート36を介してフ
ロントエンドプレート４の内面によって支持される。
って旋回スクロール14の端板15にはスラスト荷重が作用
し、このスラスト荷重はスラストプレート36を介してフ
ロントエンドプレート４の内面によって支持される。
【００１２】図６には可変旋回半径機構の詳細が示さ
れ、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) の
Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。ドライブブッシュ21と偏
心駆動ピン25との間には旋回スクロール10の半径方向隙
間を調整するためのコイルスプリング40が介装され、こ
のコイルスプリング40の一端は偏心駆動ピン25に当接
し、他端はストッパ41によって支承されている。この、
ストッパ41はドライブブッシュ21のスライド孔24の内面
に穿設された凹溝42内に収納されている。
れ、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) の
Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。ドライブブッシュ21と偏
心駆動ピン25との間には旋回スクロール10の半径方向隙
間を調整するためのコイルスプリング40が介装され、こ
のコイルスプリング40の一端は偏心駆動ピン25に当接
し、他端はストッパ41によって支承されている。この、
ストッパ41はドライブブッシュ21のスライド孔24の内面
に穿設された凹溝42内に収納されている。
【００１３】しかして、旋回スクロール14の公転旋回運
動時、偏心駆動ピン25はスライド孔24内をコイルスプリ
ング40の弾発力に抗してスライドし、これに伴って旋回
スクロール14が半径方向に移動することによってそのう
ず巻状ラップ16の側面と固定スクロール10のうず巻状ラ
ップ12の側面との線接触部の隙間が自動的にほぼ一定に
維持される。
動時、偏心駆動ピン25はスライド孔24内をコイルスプリ
ング40の弾発力に抗してスライドし、これに伴って旋回
スクロール14が半径方向に移動することによってそのう
ず巻状ラップ16の側面と固定スクロール10のうず巻状ラ
ップ12の側面との線接触部の隙間が自動的にほぼ一定に
維持される。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、図６に示すように、旋回スクロー
ル14の旋回半径方向隙間を調整するためのコイルスプリ
ング40の他端がストッパ41に支承され、このストッパ41
を収納する凹溝42をドライブブッシュ21に穿設している
ので、ストッパ41の厚さｔだけドライブブッシュ21の肉
厚を増大させなければならなかった。
型圧縮機においては、図６に示すように、旋回スクロー
ル14の旋回半径方向隙間を調整するためのコイルスプリ
ング40の他端がストッパ41に支承され、このストッパ41
を収納する凹溝42をドライブブッシュ21に穿設している
ので、ストッパ41の厚さｔだけドライブブッシュ21の肉
厚を増大させなければならなかった。
【００１５】この結果、ドライブブッシュ21の外径が大
きくなるので、その質量及び周速が増大して偏心荷重が
増大するとともにスクロール型圧縮機の外形寸法が増大
するという問題があった。
きくなるので、その質量及び周速が増大して偏心荷重が
増大するとともにスクロール型圧縮機の外形寸法が増大
するという問題があった。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、旋回スクロールに旋回軸受を介してド
ライブブッシュを軸支し、このドライブブッシュに設け
られたスライド孔に駆動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に
嵌合するとともに上記ドライブブッシュと上記偏心駆動
ピンとの間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整
部材を介装してなるスクロール型流体機械において、上
記調整部材をコイルスプリングとなし、このコイルスプ
リングのバネガイドを上記偏心駆動ピン側に形成したこ
とを特徴とするスクロール型流体機械にある。
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、旋回スクロールに旋回軸受を介してド
ライブブッシュを軸支し、このドライブブッシュに設け
られたスライド孔に駆動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に
嵌合するとともに上記ドライブブッシュと上記偏心駆動
ピンとの間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整
部材を介装してなるスクロール型流体機械において、上
記調整部材をコイルスプリングとなし、このコイルスプ
リングのバネガイドを上記偏心駆動ピン側に形成したこ
とを特徴とするスクロール型流体機械にある。
【００１７】上記バネガイドを上記コイルスプリングの
内径に嵌合するストッパーピンより構成することができ
る。
内径に嵌合するストッパーピンより構成することができ
る。
【００１８】上記バネガイドを上記コイルスプリングの
一端を収容する凹部より構成することができる。
一端を収容する凹部より構成することができる。
【００１９】第２の発明の要旨とするところは、旋回ス
クロールに旋回軸受を介してドライブブッシュを軸支
し、このドライブブッシュに設けられたスライド孔に駆
動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌合するとともに上記
ドライブブッシュと上記偏心駆動ピンとの間にスクロー
ルの半径方向隙間を調整する調整部材を介装してなるス
クロール型流体機械において、上記調整部材を上記ドラ
イブブッシュ及び上記偏心駆動ピンの互いに対向する面
にそれぞれ設置された一対の永久磁石より構成したこと
を特徴とするスクロール型流体機械にある。
クロールに旋回軸受を介してドライブブッシュを軸支
し、このドライブブッシュに設けられたスライド孔に駆
動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌合するとともに上記
ドライブブッシュと上記偏心駆動ピンとの間にスクロー
ルの半径方向隙間を調整する調整部材を介装してなるス
クロール型流体機械において、上記調整部材を上記ドラ
イブブッシュ及び上記偏心駆動ピンの互いに対向する面
にそれぞれ設置された一対の永久磁石より構成したこと
を特徴とするスクロール型流体機械にある。
【００２０】第３の発明の要旨とするところは、旋回ス
クロールに旋回軸受を介してドライブブッシュを軸支
し、このドライブブッシュに設けられたスライド孔に駆
動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌合するとともに上記
ドライブブッシュと上記偏心駆動ピンとの間にスクロー
ルの半径方向隙間を調整する調整部材を介装してなるス
クロール型流体機械において、上記調整部材を上記ドラ
イブブッシュと上記偏心駆動ピンの互いに対向する面の
間に介装された弾性体より構成したことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
クロールに旋回軸受を介してドライブブッシュを軸支
し、このドライブブッシュに設けられたスライド孔に駆
動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌合するとともに上記
ドライブブッシュと上記偏心駆動ピンとの間にスクロー
ルの半径方向隙間を調整する調整部材を介装してなるス
クロール型流体機械において、上記調整部材を上記ドラ
イブブッシュと上記偏心駆動ピンの互いに対向する面の
間に介装された弾性体より構成したことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
【００２１】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態が図１に
示され、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は
(A) のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。この第１の実施形
態においては、コイルスプリング40のバネガイド43が偏
心駆動ピン25に形成され、このバネガイド43はコイルス
プリング40の内径に嵌合するストッパピンからなる。
示され、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は
(A) のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。この第１の実施形
態においては、コイルスプリング40のバネガイド43が偏
心駆動ピン25に形成され、このバネガイド43はコイルス
プリング40の内径に嵌合するストッパピンからなる。
【００２２】そして、コイルスプリング40の一端は偏心
駆動ピン25に当接し、他端はドライブブッシュ21のスラ
イド孔24の内面に穿設された凹溝42の底に当接してい
る。他の構成は図５及び図６に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省
略する。
駆動ピン25に当接し、他端はドライブブッシュ21のスラ
イド孔24の内面に穿設された凹溝42の底に当接してい
る。他の構成は図５及び図６に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号を付してその説明を省
略する。
【００２３】しかして、バネガイド43が偏心駆動ピン25
に形成されているため、従来のストッパ41を廃止するこ
とができる。従って、ストッパ41の厚み分だけ凹溝42の
深さを浅くすることができ、これに伴ってドライブブッ
シュ21の肉厚を従来のものより薄くしてその小径化を図
ることが可能となる。
に形成されているため、従来のストッパ41を廃止するこ
とができる。従って、ストッパ41の厚み分だけ凹溝42の
深さを浅くすることができ、これに伴ってドライブブッ
シュ21の肉厚を従来のものより薄くしてその小径化を図
ることが可能となる。
【００２４】本発明の第２の実施形態が図２に示されて
いる。この第２の実施形態においては、コイルスプリン
グ40の一端を収容する凹部よりなるバネガイド44が偏心
駆動ピン24に形成されている。
いる。この第２の実施形態においては、コイルスプリン
グ40の一端を収容する凹部よりなるバネガイド44が偏心
駆動ピン24に形成されている。
【００２５】そして、コイルスプリング40はその一端を
凹部44内に収容することによって所定位置に保持され、
その他端はスライド孔24の内面に当接している。かくし
て、ドライブブッシュ21には凹所を形成する必要がなく
なるので、その肉厚を薄くしてその小径化を図ることが
できる。
凹部44内に収容することによって所定位置に保持され、
その他端はスライド孔24の内面に当接している。かくし
て、ドライブブッシュ21には凹所を形成する必要がなく
なるので、その肉厚を薄くしてその小径化を図ることが
できる。
【００２６】本発明の第３の実施形態が図３に示されて
いる。この第３の実施形態においては、ドライブブッシ
ュ21及び偏心駆動ピン25の互いに対向する面にそれぞれ
同極の永久磁石45、46が埋設されている。
いる。この第３の実施形態においては、ドライブブッシ
ュ21及び偏心駆動ピン25の互いに対向する面にそれぞれ
同極の永久磁石45、46が埋設されている。
【００２７】しかして、偏心駆動ピン25がスライド孔24
内をスライドすることによって磁石46が磁石45に接近す
ると、これら一対の磁石46と45との間に発生した反発力
により旋回スクロールの半径方向隙間を調整する。そし
て、ドライブブッシュ21には磁石45が埋設されるのみな
ので、ドライブブッシュ21の肉厚を薄くしてその小径化
を図ることができる。
内をスライドすることによって磁石46が磁石45に接近す
ると、これら一対の磁石46と45との間に発生した反発力
により旋回スクロールの半径方向隙間を調整する。そし
て、ドライブブッシュ21には磁石45が埋設されるのみな
ので、ドライブブッシュ21の肉厚を薄くしてその小径化
を図ることができる。
【００２８】本発明の第４の実施形態が図４に示されて
いる。この第４の実施形態においては、ドライブブッシ
ュ21及び偏心駆動ピン25の互いに対向する面の間にゴム
等からなる弾性体47が介装されている。この弾性体47は
偏心駆動ピン25側に位置決め固定されているが、ドライ
ブブッシュ21側に位置決め固定することもできる。
いる。この第４の実施形態においては、ドライブブッシ
ュ21及び偏心駆動ピン25の互いに対向する面の間にゴム
等からなる弾性体47が介装されている。この弾性体47は
偏心駆動ピン25側に位置決め固定されているが、ドライ
ブブッシュ21側に位置決め固定することもできる。
【００２９】しかして、偏心駆動ピン25がスライド孔24
内を上方に移動すれば、弾性体47が圧縮されその弾発力
によって旋回スクロールの半径方向隙間が調整される。
そして、ドライブブッシュ21の肉厚を薄くできるので、
その小径化を図ることができる。
内を上方に移動すれば、弾性体47が圧縮されその弾発力
によって旋回スクロールの半径方向隙間が調整される。
そして、ドライブブッシュ21の肉厚を薄くできるので、
その小径化を図ることができる。
【００３０】
【発明の効果】請求項１記載の第１の発明においては、
調整部材をコイルスプリングとなし、このコイルスプリ
ングのバネガイドを偏心駆動ピン側に形成したため、ド
ライブブッシュの信頼性、耐久性を損なうことなく、そ
の肉厚を薄くしてこれを小径化することができ、従っ
て、偏心荷重を低減できるとともにスクロール型流体機
械の小形化、高速化に資することができる。
調整部材をコイルスプリングとなし、このコイルスプリ
ングのバネガイドを偏心駆動ピン側に形成したため、ド
ライブブッシュの信頼性、耐久性を損なうことなく、そ
の肉厚を薄くしてこれを小径化することができ、従っ
て、偏心荷重を低減できるとともにスクロール型流体機
械の小形化、高速化に資することができる。
【００３１】上記バネガイドをコイルスプリングの内径
に嵌合するストッパーピンより構成すれば、コイルスプ
リングをストッパピンによって位置決め固定することが
できる。
に嵌合するストッパーピンより構成すれば、コイルスプ
リングをストッパピンによって位置決め固定することが
できる。
【００３２】上記バネガイドをコイルスプリングの一端
を収容する凹部より構成すれば、コイルスプリングを凹
部によって所定位置に保持することができるとともにド
ライブブッシュを更に小径化できる。
を収容する凹部より構成すれば、コイルスプリングを凹
部によって所定位置に保持することができるとともにド
ライブブッシュを更に小径化できる。
【００３３】請求項４記載の第２の発明においては、調
整部材をドライブブッシュ及び偏心駆動ピンの互いに対
向する面にそれぞれ設置された一対の永久磁石より構成
したため、一対の永久磁石の反発力によってスクロール
の半径方向隙間を調整することができるとともにドライ
ブブッシュの肉厚を低減することができる。
整部材をドライブブッシュ及び偏心駆動ピンの互いに対
向する面にそれぞれ設置された一対の永久磁石より構成
したため、一対の永久磁石の反発力によってスクロール
の半径方向隙間を調整することができるとともにドライ
ブブッシュの肉厚を低減することができる。
【００３４】請求項５記載の第３の発明においては、調
整部材をドライブブッシュと偏心駆動ピンの互いに対向
する面の間に介装された弾性体より構成したため、この
弾性体の反発力によってスクロールの半径方向隙間を調
整することができるとともにドライブブッシュの肉厚を
低減することができる。
整部材をドライブブッシュと偏心駆動ピンの互いに対向
する面の間に介装された弾性体より構成したため、この
弾性体の反発力によってスクロールの半径方向隙間を調
整することができるとともにドライブブッシュの肉厚を
低減することができる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示し、(A) は(B) の
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
【図２】本発明の第２の実施形態を示し、(A) は(B) の
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
【図３】本発明の第３の実施形態を示し、(A) は(B) の
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
【図４】本発明の第４の実施形態を示し、(A) は(B) の
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
Ａ−Ａ線に沿う断面図、(B) は(A) のＢ−Ｂ線に沿う断
面図である。
【図５】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【図６】従来のスクロール型圧縮機の可変旋回半径機構
を示し、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は
(A) のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
を示し、(A) は(B) のＡ−Ａ線に沿う断面図、(B) は
(A) のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
21 ドライブブッシュ 24 スライド孔 25 偏心駆動ピン 40 コイルスプリング( 調整部材) 43 ストッパピン( バネガイド)
Claims (5)
- 【請求項１】 旋回スクロールに旋回軸受を介してドラ
イブブッシュを軸支し、このドライブブッシュに設けら
れたスライド孔に駆動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌
合するとともに上記ドライブブッシュと上記偏心駆動ピ
ンとの間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整部
材を介装してなるスクロール型流体機械において、 上記調整部材をコイルスプリングとなし、このコイルス
プリングのバネガイドを上記偏心駆動ピン側に形成した
ことを特徴とするスクロール型流体機械。 - 【請求項２】 上記バネガイドを上記コイルスプリング
の内径に嵌合するストッパーピンより構成したことを特
徴とする請求項１記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項３】 上記バネガイドを上記コイルスプリング
の一端を収容する凹部より構成したことを特徴とする請
求項１記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項４】 旋回スクロールに旋回軸受を介してドラ
イブブッシュを軸支し、このドライブブッシュに設けら
れたスライド孔に駆動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌
合するとともに上記ドライブブッシュと上記偏心駆動ピ
ンとの間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整部
材を介装してなるスクロール型流体機械において、 上記調整部材を上記ドライブブッシュ及び上記偏心駆動
ピンの互いに対向する面にそれぞれ設置された一対の永
久磁石より構成したことを特徴とするスクロール型流体
機械。 - 【請求項５】 旋回スクロールに旋回軸受を介してドラ
イブブッシュを軸支し、このドライブブッシュに設けら
れたスライド孔に駆動軸の偏心駆動ピンを摺動可能に嵌
合するとともに上記ドライブブッシュと上記偏心駆動ピ
ンとの間にスクロールの半径方向隙間を調整する調整部
材を介装してなるスクロール型流体機械において、 上記調整部材を上記ドライブブッシュと上記偏心駆動ピ
ンの互いに対向する面の間に介装された弾性体より構成
したことを特徴とするスクロール型流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17726596A JPH102286A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | スクロール型流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17726596A JPH102286A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | スクロール型流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH102286A true JPH102286A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=16028045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17726596A Withdrawn JPH102286A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | スクロール型流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH102286A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370140C (zh) * | 2006-02-07 | 2008-02-20 | 南京奥特佳冷机有限公司 | 涡旋式车用空调压缩机的小型化方法及其结构 |
| JP2009127524A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロール圧縮機 |
| WO2015190195A1 (ja) * | 2014-06-11 | 2015-12-17 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
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| CN109519372A (zh) * | 2017-09-19 | 2019-03-26 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 单向轴承组件、油刹车装置、涡旋压缩机 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP17726596A patent/JPH102286A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US10208750B2 (en) | 2014-06-11 | 2019-02-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Posture control of a balance weight in a scroll compressor |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |