JPH10226237A - 自動車のバックドア開閉構造 - Google Patents

自動車のバックドア開閉構造

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JPH10226237A
JPH10226237A JP7259097A JP7259097A JPH10226237A JP H10226237 A JPH10226237 A JP H10226237A JP 7259097 A JP7259097 A JP 7259097A JP 7259097 A JP7259097 A JP 7259097A JP H10226237 A JPH10226237 A JP H10226237A
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hinge
back door
opening
glass hatch
female
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JP7259097A
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Tetsuya Yano
哲也 矢野
Sachio Nakajima
左千生 中嶋
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスハッチが車体ルーフ上の荷物と干渉す
るのを防止することを課題とする。 【解決手段】 ヒンジ部材4を車体1後部の開口部11
上縁に固着されるヒンジヒメール41と、該ヒンジヒメ
ール41にヒンジピン42により連結されて上記バック
ドア本体2の上縁部に固定される第1のヒンジメール4
3と、上記ヒンジヒメール41に上記ヒンジピン42に
より第1のヒンジメール43と同軸連結されるととも
に、第1のヒンジメール43の上方にオフセットされて
上記ガラスハッチ3の上縁部に固定される第2のヒンジ
メール44とで構成し、かつ第2のヒンジメール44
に、ヒンジメール41に当接して車体1に対するガラス
ハッチ3の回動角度を制限するストッパー443を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバックド
ア開閉構造に関する。
【0002】
【従来技術】車体後部の開口部上縁に、バックドア本体
と該バックドア本体の開口部に配設されるガラスハッチ
とをヒンジ部材を介して開閉自在に枢着するとともに、
車体とバックドア本体間およびバックドア本体とガラス
ハッチ間にそれぞれ、バックドア本体およびガラスハッ
チを開方向へ付勢するダンパステーを設けた自動車のバ
ックドア開閉構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造では、
ガラスハッチを開けた状態でバックドア本体を開ける
と、ガラスハッチがバックドア本体と一体に回転して車
体ルーフ上に積載した荷物に干渉するという問題があ
る。そこで本発明は、ガラスハッチが車体ルーフ上の荷
物と干渉するのを防止することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体1後部の
開口部11上縁に、バックドア本体2と該バックドア本
体2の開口部21に配設されるガラスハッチ3とをヒン
ジ部材4を介して開閉自在に枢着するとともに、上記車
体1とバックドア本体2間およびバックドア本体2とガ
ラスハッチ3間にそれぞれ、バックドア本体2およびガ
ラスハッチ3を開方向へ付勢するダンパステー8,9を
設けた自動車のバックドア開閉構造において、上記ヒン
ジ部材4を車体1後部の開口部11上縁に固着されるヒ
ンジヒメール41と、該ヒンジヒメール41にヒンジピ
ン42により連結されて上記バックドア本体2の上縁部
に固定される第1のヒンジメール43と、上記ヒンジヒ
メール41に上記ヒンジピン42により第1のヒンジメ
ール43と同軸連結されるとともに、第1のヒンジメー
ル43の上方にオフセットされて上記ガラスハッチ3の
上縁部に固定される第2のヒンジメール44とで構成
し、かつ第2のヒンジメール44に、ヒンジヒメール4
1に当接して、車体1に対するガラスハッチ3の回動角
度を制限するストッパー443を設けたことを特徴とす
る。
【0005】本発明によれば、ガラスハッチ3を開けた
状態でバックドア本体2を開けると、第2のヒンジメー
ル44に設けたストッパー443がヒンジヒメール41
に当接して車体1に対するガラスハッチ3の回動を規制
する。したがってバックドアドア本体2のみが回転する
ため、ガラスハッチ3が車体1ルーフ上に積載した荷物
と干渉することはない。また車体1に対するガラスハッ
チ3の回動角度を制限する手段は、ヒンジ部材4の第2
ヒンジメール44にストッパー443を設けるだけのも
のであるので構造が簡単である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように、車体1後部の
開口部11上縁に、左右一対のヒンジ部材4を介して、
バックドア本体2と該バックドア本体2の開口部21に
配設されるガラスハッチ3とが上下方向に開閉自在に枢
着されている。また図3および図4に示すように、車体
1とバックドア本体2間およびバックドア本体2とガラ
スハッチ3間にそれぞれダンパステー8,9が設けられ
ており、このダンパステー8,9によってバックドア本
体2およびガラスハッチ3が開方向へ付勢されるととも
に、車体1に対するバックドア本体2の回動角度および
バックドア本体2に対するガラスハッチ3の回動角度が
制限されている。またバックドア本体2の上端部には上
記ヒンジ部材4およびガラスハッチ3の上縁部を覆うカ
バー部材5が設けられている。
【0007】図5に示すように、開口部11上縁を構成
するルーフパネル12の後端部121はルーフパネル1
2の一般面より一段低く形成されており、このルーフパ
ネル後端部121にヒンジ部材4がボルトB1により固
定されている。図2に示すように、ヒンジ部材4はボル
トB1が溶着され、ルーフパネル12の後端部121に
固着されるヒンジヒメール41と、ヒンジヒメール41
によって水平に支持されたヒンジピン42と、ヒンジピ
ン42によりヒンジヒメール41に回転自在に互いに同
軸連結された第1および第2のヒンジメール43,44
とで構成されている。ヒンジヒメール41は底壁411
と、底壁411の左右両側に立設されヒンジピン42が
架設される側壁412と、底壁411と側壁412の後
ろ側のコーナー部に形成された当接部413とより構成
されている。第1のヒンジメール43前端にはロール巻
き状の軸受け部431が形成されており、この軸受け部
431にヒンジピン42が挿通され第1のヒンジメール
43がヒンジヒメール41に回動自在に連結されてい
る。
【0008】第2のヒンジメール44の左右両側には下
方に突出する断面U字状の補強部441が形成され、補
強部441の前端に挿通孔442が形成されおり、この
挿通孔442にヒンジピン42が挿通され第2のヒンジ
メール44がヒンジヒメール41に回動自在に連結され
ている。また補強部441の前端はさらに下方に突出し
ており、その底部は、第2のヒンジ部材44がヒンジヒ
メール41に対して所定角度回動したときにヒンジヒメ
ール41の当接部413に当接するストッパー443と
なっている。
【0009】図5に示すように、第1のヒンジメール4
3は後方に傾斜して延出し、その後端にバックドア本体
2がボルトB2により固定されている。バックドア本体
2は、アウタパネル22とインナパネル23で構成され
ており、両パネル22,23はその外周縁と開口部21
の周縁で結合されている。バックドア本体2の上端部に
は、両パネル22,23間においてバックドア本体2上
縁と開口部21の上縁に結合されたリインフォースメン
ト24が設けられており、ボルトB2はインナパネル2
3とリインフォースメント24を貫通している。開口部
11の周縁にはウェザーストリップW1が装着されてお
り、開口部11上縁におけるウェザーストリップW1は
第1のヒンジメール43より下方でバックドア本体2に
当接している。
【0010】第2のヒンジメール44は第1のヒンジメ
ール43の上方にオフセットされ、バックドア本体2の
アウタパネル22に沿って後方に延出しており、その後
端にガラスハッチ3がボルトB3により固定されてい
る。ガラスハッチ3はバックドア本体2の上端部および
側端部を覆うようにバックドア本体2の開口部21より
大きく形成されている。ガラスハッチ3の上端部には貫
通孔31が形成され、貫通孔31に樹脂製のカラー32
が装着されており、ボルトB3がカラー32を貫通して
いる。バックドア本体2の開口部21周縁にはウェザー
ストリップW2が装着されており、開口部21上縁にお
けるウェザーストリップW2は第2のヒンジメール44
より下方でガラスハッチ3に当接している。
【0011】第2のヒンジメール44にはカバー部材5
がボルトB4により固定されている。カバー部材5はル
ーフパネル12と連続した形状で、略水平の上壁部53
と上壁部53の後端より下方に傾斜する後壁部54を有
しており、ヒンジ部材4およびガラスハッチ3の上縁部
を覆っている。図1に示すように、カバー部材5後壁部
54の下縁部と、ガラスハッチ3の上縁部を除く周縁部
には連続的にモール6,7が装着されている。
【0012】次に本実施の形態のバックドア開閉構造の
作用を説明する。図6に示すように、ガラスハッチ3の
みを開けるとガラスハッチ3はダンパステー9によって
バックドア本体2に対する回動角度が制限される。ガラ
スハッチ3を開けた状態でバックドア本体2を開ける
と、バックドア本体2と一体にガラスハッチ3も若干回
動し、図7に示すように第2のヒンジメール44のスト
ッパー443がヒンジヒメール41の当接部413に当
接してガラスハッチ3がこれ以上回動するのを規制す
る。さらにバックドア本体2を開けると、図8に示すよ
うにバックドア本体2のみ回転し、ガラスハッチ3に近
付く。したがってガラスハッチ3がルーフパネル12上
に積載した荷物に干渉するのが防止される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガラスハ
ッチを開けた状態でバックドア本体を開けても、第2の
ヒンジヒメールに設けたストッパーがヒンジヒメールに
当接し、車体に対するガラスハッチの回動角度を制限す
るため、ガラスハッチが車体ルーフ上に積載した荷物に
干渉することはない。また車体に対するガラスハッチの
回動角度を制限する手段は、ヒンジ部材の第2ヒンジメ
ールにストッパーを設けるだけのものであるので構造が
簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックドア開閉構造を適用した車
両の後部斜視図である。
【図2】本発明に係るバックドア開閉構造のヒンジ部材
の斜視図である。
【図3】本発明に係るバックドア開閉構造のダンパステ
ーの作用説明図である。
【図4】本発明に係るバックドア開閉構造のダンパステ
ーの作用説明図である。
【図5】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図6】本発明に係るバックドア開閉構造の作用説明図
である。
【図7】本発明に係るバックドア開閉構造の作用説明図
である。
【図8】本発明に係るバックドア開閉構造の作用説明図
である。
【符号の説明】
1 …車体 12 …ルーフパネル 2 …バックドア本体 21 …開口部 3 …ガラスハッチ 4 …ヒンジ部材 41 …ヒンジヒメール 42 …ヒンジピン 43 …第1のヒンジメール 44 …第2のヒンジメール 443…ストッパー 8 …ダンパステー 9 …ダンパステー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部の開口部上縁に、バックドア本
    体と該バックドア本体の開口部に配設されるガラスハッ
    チとをヒンジ部材を介して開閉自在に枢着するととも
    に、上記車体とバックドア本体間およびバックドア本体
    とガラスハッチ間にそれぞれ、バックドア本体およびガ
    ラスハッチを開方向へ付勢するダンパステーを設けた自
    動車のバックドア開閉構造において、 上記ヒンジ部材
    を車体後部の開口部上縁に固着されるヒンジヒメール
    と、該ヒンジヒメールにヒンジピンにより連結されて上
    記バックドア本体の上縁部に固定される第1のヒンジメ
    ールと、上記ヒンジヒメールに上記ヒンジピンにより第
    1のヒンジメールと同軸連結されるとともに、第1のヒ
    ンジメールの上方にオフセットされて上記ガラスハッチ
    の上縁部に固定される第2のヒンジメールとで構成し、
    かつ第2のヒンジメールに、ヒンジヒメールに当接して
    車体に対するガラスハッチの回動角度を制限するストッ
    パーを設けたことを特徴とする自動車のバックドア開閉
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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