JPH10226154A - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

Info

Publication number
JPH10226154A
JPH10226154A JP9033665A JP3366597A JPH10226154A JP H10226154 A JPH10226154 A JP H10226154A JP 9033665 A JP9033665 A JP 9033665A JP 3366597 A JP3366597 A JP 3366597A JP H10226154 A JPH10226154 A JP H10226154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording sheet
jet recording
ink jet
starch
white pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9033665A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Torii
宜弘 鳥居
Kenichi Yamada
健一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP9033665A priority Critical patent/JPH10226154A/ja
Publication of JPH10226154A publication Critical patent/JPH10226154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット記録シートの水性インクの吸収
性、印字濃度、濃度の均一性、鮮明性向上を図る。 【解決手段】酸化澱粉或いはリン酸エステル化澱粉水溶
液に合成非晶質シリカを添加して、該シリカ分散液と成
し、その分散比率を該シリカ100重量部に対して該澱
粉3〜30重量部とする。 【効果】該シリカの分散性、安定性向上が図られ、塗布
液の流動性及び塗布適性更に塗布面質は優れ、得られた
該記録シートの品質は優れた水性インクの吸収性、印字
濃度と濃度の均一性、鮮明性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター、コピー
等に使用されるインクジエット記録シートに関し、更に
詳細には特に印字画像の均一性、解像度と鮮明性に優れ
た特性を持つインクジェット記録シート、両面塗布され
たインクジエット記録シート、鏡面を有するインクジェ
ット記録シート、更には裏面に感圧接着剤が塗布された
インクジェット記録シート及びラベル用の接着層を塗布
したインクジェット記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジエット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像、文字等の記録を行うものである
が、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通
性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、漢字を
含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として種々の
用途において急速に普及している。更に多色インクジェ
ット方式により形成される画像は、製版方式による多色
印刷やカラー写真方式による印画に比較して、遜色のな
い記録を得ることが可能である。又、作成部数が少なく
て済む用途においては、写真技術によるよりも安価であ
ることからフルカラー画像記録分野まで広く展開されて
いる。
【0003】具体的には、通常の紙の如き支持体に塗布
層を片面に設けたインクジェット記録シートは、例えば
特開昭55−150395号、同59−185690
号、同64−78877号、特開平1−95092号、
同1−135682号、同2−192984号、同2−
243381号、同3−199081号、同4−267
180号、同5−294057号、同6−72017号
公報等に詳細に記載されている。紙の如き支持体に塗布
層を両面に設けたインクジェット記録シートは、例えば
56−148584号公報に記載されており、代表的な
用途は名刺、葉書用がある。紙の如き支持体に下塗り
層、鏡面層を順次設けたインクジェット記録シートは、
例えば特開平7−89220号、同7−149038号
公報等に記載されている。紙の如き支持体の片面にイン
クジェット記録層、もう一方の面にラベル用粘着層を設
けたインクジェット記録シートは、例えば特開平4−3
41885号、同6−191145号、同7−1712
4号、同7−68924号公報に詳細に記載されてい
る。ところで、上記のインクジェット記録シート即ち該
記録層に対する品質は優れたインク吸収性、印字濃度、
濃度の均一性、鮮明性が要求されている。
【0004】インク吸収性に関するものとしては、例え
ば特開昭52−74340号、同53−49113号、
同56−109783号、同57−191083号、同
58−72495号、同59−95187号、同60−
174684号、同62−83178号、同63−16
2274号、特開平1−108083号、同2−113
84号、同3−13376号、同4−320877号、
同5−131740号公報等が挙げられる。印字濃度と
鮮明性に関するものとしては、例えば特開昭55−14
4172号、同55−150395号、同56−148
586号、同58−151291号、同60−8708
9号、同60−189482号、同62−32078
号、同64−9776号、特開平2−139275号、
同3−67685号、同3−218886号、同4−3
31182号、同5−139023号公報等が挙げられ
る。
【0005】公報の中で多くの記載があるように、高品
質を得るには塗布層を設け、塗工層に白色顔料として合
成非晶質シリカを含有することが効果的な手段である。
このように該シリカはインクの吸収速度が速く、インク
吸収容量が大きく、インクの広がりは小さく、ドット形
状が真円に近く、更に染料の発色を損なわないこと等で
最もインクジェット記録に適合している。白色顔料に使
用する該シリカは特開昭61−141584号、同62
−191476号公報に記載されているようにシリカの
酸性ゾルを塩基性硫酸アルミニウムを混合して高温硬化
型のゾルを形成し、このゾルを三次元的なネットワーク
状のゲルに硬化させた後、酸処理、アンモニア処理、水
洗、乾燥等の工程を色々な条件で処理することによって
比表面積、細孔容積、細孔径等を広い範囲でコントロー
ルして製造されるが、インクジェット記録用として好ま
しい一般的な性状は、例えば平均粒子径1〜15μm、
比表面積30〜400m2/g、吸油量120ml/1
00g以上、屈折率1.45以上、湿度90%RH・温
度25℃下200時間での吸湿量20%以上、細孔容積
0.8cc/g以上、細孔径分布は80〜300オング
ストロームの細孔を全細孔の20%以上とする等が挙げ
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】該シリカの吸油量が高
いほど、より優れた水性インクで印字された時のインク
吸収性と耐水性及び印字濃度と鮮明性が得られるが、分
散不良により塗布液の流動性が低下し、高粘度・ゲル化
状となり、塗布面質の悪化にもつながる。そこで、該シ
リカの分散向上を図るため、高速攪拌機で分散すると、
該シリカの三次元的なネットワーク状構造が破壊され、
結着剤、インク定着剤、蛍光染料等を添加して塗布液調
製時に高粘度・ゲル化状となる。分散性向上剤としてピ
ロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ポ
リアクリル酸ナトリウム、アルギン酸、レシチン、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ナフタリンスルホン酸ナトリウ
ム、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド等
を添加及び増量する方法では効果に乏しく、又、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
アルコール等は発泡しやすく、殆ど効果はない。更に炭
酸カルシウム、酸化チタン等の混合は確かに分散性向上
と粘度低下に効果はあるが、印字画像の鮮明性の低下が
大きく、実用的ではない。従って、本発明の目的は優れ
た品質が得られる吸油量の高い該シリカの分散性向上を
図り、塗布液の流動性に優れ、塗布面質、品質共に種々
のニーズに適合するインクジェット記録シートを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは広範な実験
・研究を鋭意進めた結果、酸化澱粉或いはリン酸エステ
ル化澱粉水溶液に該シリカを添加して、該シリカ分散液
と成し、その分散比率を該シリカ100重量部に対して
該澱粉3〜30重量部とすることにより、該シリカの分
散性と安定性向上が図られ、塗布液の流動性及び塗布適
性更に塗布面質は優れ、品質的にも優れた水性インクの
吸収性、印字濃度と濃度の均一性、鮮明性が得られ、目
的は達成されるという知見をもって発明に至った。本発
明の優れた効果は、通常のインクジェット記録シート以
外の記録シート、即ち、両面塗布のインクジェット記録
シート、下塗り層に該シリカ塗布層を設けた鏡面を有す
るインクジェット記録シート、更には感圧接着用、ラベ
ル用インクジェット記録シートにも応用できた。
【0008】本発明で云う水性インクとは、直接染料、
酸性染料、塩基性染料、反応性染料或いは食品用色素等
の着色剤、液媒体、その他の添加剤から成る記録用液体
である。水性インクの溶媒としては、水及び水溶性の各
種有機溶剤、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ル等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、ア
セトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンア
ルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエ
チレングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキ
レングリコール類、グリセリン、エチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等
が挙げられる。これら多くの水溶性有機溶剤の中でも、
好ましくはジエチレングリコール等の多価アルコール、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテルである。その他の添加剤として
pH調節剤、金属封鎖剤、防腐剤、防錆剤、粘度調整
剤、表面張力調整剤、湿潤剤、界面活性剤等が適宜使用
される。
【0009】本発明に使用する澱粉はトウモロコシ、タ
ピオカ、サゴ、小麦、馬鈴薯等の澱粉を加工したもの
で、具体的には、例えばトウモロコシの酸化澱粉、α−
化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉、グラフト化
澱粉、架橋澱粉等であり、特に好ましくは酸化澱粉、エ
ステル化澱粉である。エステル化澱粉の中でも特にリン
酸エステル化澱粉が好ましい。本発明に使用する該澱粉
は加熱溶解した該澱粉水溶液に白色顔料である合成非晶
質シリカを添加・分散して該シリカ分散液とする。分散
比率は、該シリカ100重量部に対して該澱粉3〜30
重量部であり、特に好ましくは8〜15重量部である。
3重量部未満では分散安定性及び優れた流動性が得られ
ず、30重量部を越えると印字濃度が低下し、又鮮明性
に欠ける。本発明に使用する該シリカは、平均粒子径2
〜15μm、吸油量180〜300ml/100gであ
り、単独或いは異なる粒径、吸油量のものを混合して使
用する。又本発明では印字画像の保存性向上を図るため
に、該シリカ表面に酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化バリウム等のアルカリ土類金属化合物
を薄く均一にコーティングしても本発明の目的を損なう
ものではない。
【0010】本発明の白色顔料層は結着剤、インク定着
剤、ドット調整剤等が混合されて成り、結着剤として
は、カゼイン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等の天然叉は半合成高
分子類、ポリビニルアルコール、シリル変性ポリビニル
アルコール及びその誘導体、ポリエチレンイミン系樹
脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
ル酸叉はその共重合体、無水マレイン酸共重合体、アク
リルアミド系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、(不飽和)ポ
リエステル系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、アル
キッド系樹脂、エポキシ系樹脂、エピクロルヒドリン系
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の合成水溶性樹脂類、
スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート
−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテック
ス、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの重合
体叉は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテック
ス等が挙げられる。
【0011】本発明に使用するインク定着剤としては、
ポリエチレンイミン、ポリジメチルジアリルアンモニウ
ムクロライド、ポリアルキレンポリアミンジシアンジア
ミドアンモニウム縮合物、ポリビニルピリジウムハライ
ド、(メタ)アクリル酸アルキル4級アンモニウム塩、
(メタ)アクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩、
ω−クロロ−ポリ(オキシエチレン−ポリメチレン−ア
ルキル4級アンモニウム塩)、ポリビニルベンジルトリ
メチルアンモニウム塩等が挙げられる。本発明に使用す
るドット調整剤としては、強化ロジンサイズ剤、石油樹
脂系サイズ剤、エマルジョン型ロジンサイズ剤、アルケ
ニルコハク酸型合成サイズ剤、アルキルケテンダイマ
ー、アルケニル無水コハク酸等の反応性サイズ剤や自己
定着型のカチオン性樹脂サイズ剤、アニオン性或いはカ
チオン性のアクリルアミド、ワックスエマルジョンやシ
リコン類、更には結着剤で使用する各種ラテックス等が
挙げられる。
【0012】更に本発明では所望により、炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリン、焼成カオリン、酸化チタン、酸
化亜鉛、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネ
シウム等の白色顔料、ビス(トリアジニルアミノ)スチ
ルベンジスルホン酸誘導体、クマリン誘導体、ピラゾリ
ン誘導体、ナフタルイミド誘導体、ビスベンゾオキサゾ
リル誘導体、ビススチリルビフェニル誘導体等の蛍光増
白剤、脂肪酸石鹸、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル等の湿潤剤、pH調節剤、防腐剤
等が適宜添加されて白色顔料層用塗布液と成し、ブレー
ドコーター、エアーナイフコーター、カーテンコータ
ー、バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター
等の塗布方式で基紙の片面に塗布量が3〜30g/m2
(乾燥重量固形分)、好ましくは5〜15g/m2とな
るように塗布・乾燥して白色顔料層を設けて、インクジ
ェット記録シートを作成する。本発明に使用する基紙と
しては、特に限定されるものではなく、通常塗被紙に使
用される酸性紙、中性紙等が適宜使用される。又印字品
質に合わせてサイズ度や填料を適宜調整する。本発明の
白色顔料層は印字画像の鮮明性或いは耐刷性向上を図る
ためにスーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の平滑
化装置で平滑化処理することが好ましい。
【0013】次に第2の発明として、本発明の白色顔料
層を基紙の両面に設けたインクジェット記録シートを得
る。
【0014】そして第3の発明として、本発明の白色顔
料層を設けた上層に鏡面用塗布層を設け、カレンダー処
理を施して鏡面仕上げをする。又は湿潤塗布層を鏡面を
有する加熱ドラム面に圧着、乾燥、離型することによ
り、その鏡面を写し取る等の方式で鏡面を有するインク
ジェット記録シートを得る。本発明に使用する鏡面用白
色顔料としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチ
ンホワイト、ケイ酸アルミニウム、ケイソウ土、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、
コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベイマイ
ト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオラ
イト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マ
グネシウム、スチレン系プラスチックピグメント、アク
リル系プラスチックピグメント等が挙げられ、1種又は
2種以上混合使用されるが、特に好ましい白色顔料はコ
ロイダルシリカ、コロイダルアルミナである。
【0015】本発明に使用する鏡面用白色顔料の結着剤
としては、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉
等の澱粉誘導体、、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、、カゼ
イン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコール又は
その誘導体、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレ
ート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラ
テックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラ
テックス或いはこれら各種重合体のカルボキシル基等の
官能基変性重合体ラテックス、メラミン樹脂、尿素樹脂
等の熱硬化合成樹脂等の水性結着剤、ポリメチルメタク
リレート等のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ルの重合体又は共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ
ー、ポリビニルブチル樹脂、アルキッド樹脂等の合成樹
脂系結着剤が使用されるが、特に好ましい結着剤はスチ
レン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブ
タジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテック
ス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重
合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス或い
はこれら各種重合体のカルボキシル基等の官能基変性重
合体ラテックスである。
【0016】更に本発明では所望により、鏡面用塗布層
は白色顔料層と同様のインク定着剤、ドット調整剤、蛍
光増白剤、湿潤剤が適宜添加されて、鏡面用塗布液と成
し、ブレードコーター、エアーナイフコーター、カーテ
ンコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロール
コーター等の塗布方式で白色顔料層の上層に塗布量が2
〜10g/m2(乾燥重量固形分)、好ましくは3〜6
g/m2となるように塗布・乾燥した後、塗抹面を加熱
されたスーパーカレンダーのチルドロール処理を施し、
鏡面を有するインクジェット記録シートを作成する。
【0017】第4の発明として、本発明の白色顔料層を
設けた基紙のもう一方の面に通常の状態では接着性、粘
着性共に示さず、接着剤の塗布面同士を対向させて加圧
することにより、剥離可能に接着し得る感圧接着層を設
けたインクジェット記録シートを得る。本発明に使用す
る感圧接着剤は、剥離可能な感圧接着剤と剥離不能な感
圧接着剤に分けられるが、これらの接着性の制御は、配
合上からも塗布量の制御からも可能である。これらの感
圧接着剤に使用するベースポリマーとしては、天然ゴ
ム、変性天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム等の合成ゴム、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩
化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等の溶液或いは
エマルジョンであり、特に好ましくはアクリル酸エステ
ル樹脂である。本発明では接着性を制御するため、シリ
カ、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、メラミン樹脂粒子、ベンゾグア
ナミン樹脂粒子、澱粉粒子等を混合する。
【0018】本発明に使用する感圧接着剤には粘着付与
剤としてロジン系樹脂及びその誘導体、テルペン系樹
脂、クマロインデン系樹脂、キシレン系樹脂、アルキル
フェノール樹脂、石油系樹脂等を接着性、耐ブロッキン
グ性、耐燃性を損なわない範囲で混合する。又、剥離性
を制御するためにパラフィンワックス、脂肪酸又はその
誘導体、高級アルコール類、金属石鹸類、シリコーン樹
脂類等の離型剤を使用する。更に本発明に使用する感圧
接着剤には、所望により帯電防止剤、増粘剤、紫外線吸
収剤等が適宜混合されて、感圧接着剤用塗布液と成し、
エアーナイフコーター、カーテンコーター、バーコータ
ー、グラビアコーター、ロールコーター等の塗布方式で
白色顔料層を設けた基紙のもう一方の面に塗布量が3〜
20g/m2(乾燥重量固形分)、好ましくは5〜10
g/m2となるように塗布・乾燥し、感圧接着性を有す
るインクジェット記録シートを作成する。
【0019】更に第5の発明として、本発明の白色顔料
層を設けた基紙のもう一方の面にラベル用粘着層を設け
たインクジェット記録シートを得る。本発明に係わる粘
着層は、剥離紙の剥離剤塗布面に粘着剤を設け、粘着剤
面と白色顔料層を設けた基紙のもう一方の面を重ねて、
プレスロール等で圧着する方法が一般的に行われるが、
基紙に粘着剤を塗布して剥離紙と貼り合わせることもで
きる。粘着剤には、ゴム系又はアクリル樹脂系の粘着剤
を使用する。ゴム系の主原料は天然ゴムであり、ロジン
系樹脂や可塑剤等が混合され、一般的にはノルマルヘキ
サンを溶媒として塗布する。アクリル樹脂系は、2−エ
チルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、アクリル酸、β−ヒドロキシエチルア
クリレート等のモノマーを酢酸エチル、トルエン等の有
機溶剤中で重合或いは界面活性剤を使用して水中で乳化
重合により製造したエマルジョンを塗布する。
【0020】又、粘着剤の耐燃性や耐溶剤性等の物性を
向上させるために、該原料にイソシアネート系、メラミ
ン系、金属キレート系等の架橋剤を使用して架橋反応さ
せるか、或いはシリカ、カオリン、酸化亜鉛等の白色顔
料、水溶性高分子、石油系樹脂、各種パラフィンワック
ス、脂肪酸又はその誘導体、高級アルコール類、シリコ
ーン類、更に所望により帯電防止剤、酸化防止剤等を適
宜混合されて粘着剤用塗布液と成し、ブレードコータ
ー、エアーナイフコーター、カーテンコーター、バーコ
ーター、グラビアコーター、ロールコーターの他、スロ
ットノズル、スロットダイ、ロータリースクリーンプリ
ンター、ホットメルトホイール、スパイラルスプレー等
の塗布方式で白色顔料層を設けた基紙のもう一方の面或
いはシリコーン樹脂を塗布した上質紙、クラフト紙、グ
ラシン紙、プラスチックフィルム等の剥離紙のシリコー
ン樹脂層上に8〜30g/m2(乾燥重量固形分)とな
るように塗布・乾燥した後、プレスロールで貼り合わせ
てラベル用粘着層を有するインクジェット記録シートを
作成する。
【0021】
【実施例】以下、最も代表的な実施例により本発明の好
適態様と優れた効果を具体的に説明する。尚、以下の部
はすべて重量部であり、%はすべて重量%である。
【0022】実施例1 〔基紙の作成〕 LBKP 80部 NBKP 20部 タルク 5部 ロジンエマルジョンサイズ 0.5部 (ディックハーキュレス製:ニューホー100) 硫酸バンド 3部 両性澱粉 0.5部 (王子ナショナル製:Cato3210) 上記配合の1%スラリーをTAPPIスタンダードマシ
ンで抄造し、得られた湿紙を5Kg/cm2でプレスを
行い、次いで90℃で2分間乾燥し、坪量80g/m2
の基紙を得た。この基紙に6%酸化澱粉(日本食品化工
製:MS3800)水溶液でサイズプレスを行い、付着
量1.2g/m2(乾燥重量固形分)のインクジェット
記録用基紙を作成した。
【0023】〔片面塗布インクジェット記録シートの作
成方法〕0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液50
0部に合成非晶質シリカ(徳山曹達(株)製:ファイン
シールX−37B、平均粒子径3.8μm、吸油量29
0ml/100g)100部を分散機T.K.ホモデス
パー(特殊機化工業(株)モデルSL)で攪拌しながら
除々に添加し、添加終了後、攪拌速度を最高速(900
0rpm)で10分攪拌して白色顔料分散液とした後、
攪拌速度を中速(4500rpm)として10%ポリビ
ニルアルコール(クラレ(株)製:PVA117)水溶
液300部、8%アクリルアミドジアリルジメチルアン
モニウムクロライド(共栄社化学(株)製:プロコート
505)水溶液250部、50%エチレン・酢酸ビニル
共重合体(クラレ(株)製:パンフレックスOM200
0)エマルジョン20部を順次・添加して白色顔料層用
塗布液と成し、エアーナイフコーターで該基紙のオモテ
面に塗布量が8g/m2(乾燥重量固形分)となるよう
に塗布・乾燥して白色顔料層を設けた後、スーパーカレ
ンダー処理して片面塗布のインクジェット記録シートを
作成した。
【0024】実施例2 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を1.9%酸化澱粉(MS3800)水溶液50
0部と希釈水140部に置き換えた以外は実施例1と同
様の方法で片面塗布のインクジェット記録シートを作成
した。
【0025】実施例3 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を6.2%酸化澱粉(MS3800)水溶液50
0部と希釈水280部に置き換えた以外は実施例1と同
様の方法で片面塗布のインクジェット記録シートを作成
した。
【0026】実施例4 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を1.9%リン酸エステル化澱粉(日本食品化工
製:MS4600)水溶液500部と希釈水140部に
置き換えた以外は実施例1と同様の方法で片面塗布のイ
ンクジェット記録シートを作成した。
【0027】実施例5 〔両面塗布インクジェット記録シートの作成方法〕実施
例2の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造した該基紙
のオモテ面、次いでウラ面にエアーナイフコーターで塗
布量が8g/m2(乾燥重量固形分)となるように順次
塗布・乾燥して白色顔料層を設けた後、スーパーカレン
ダー処理して両面塗布のインクジェット記録シートを作
成した。
【0028】実施例6 〔鏡面を有するインクジェット記録シートの作成方法〕
実施例2の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造した該
基紙のオモテ面にエアーナイフコーターで塗布量が10
g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布・乾燥し
て白色顔料層を設けて鏡面下塗り層とした。次いで、2
0%コロイダルシリカ(日産化学(株)製:スノーテッ
クス−20、粒子径20mμ)500部と50%スチレ
ン−ブタジエン共重合体(日本合成ゴム(株)製:06
93)ラテックス10部を混合して鏡面用塗布液と成
し、エアーナイフコーターで該下塗り層上に塗布量が5
g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布・乾燥し
た後、該塗布面を表面温度が60℃のスーパーカレンダ
ーチルド面(表面温度60℃、線圧100kg/cm)
処理して鏡面インクジェット記録シートを作成した。
【0029】実施例7 〔感圧接着層を有するインクジェット記録シートの作成
方法〕実施例2の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造
した該基紙のオモテ面にエアーナイフコーターで塗布量
が8g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布・乾
燥して白色顔料層を設けた後、スーパーカレンダー処理
して感圧接着層用インクジェット記録シートとした。次
いで、添加水250部を攪拌しながら合成非晶質シリカ
(日本シリカ工業(株)製:ニップシールE200)4
0部、平均粒子径10μmの小麦澱粉45部を順次添加
・分散した後、53%カルボキシル変性アクリル酸エス
テル重合体(日本合成ゴム(株)製:AE924)エマ
ルジョン130部を混合して感圧接着層用塗布液と成
し、該感圧接着用インクジェット記録シートのウラ面に
エアーナイフコーターで塗布量が10g/m2(乾燥重
量固形分)となるように塗布・乾燥して感圧接着層を有
するインクジェット記録シートを作成した。
【0030】実施例8 〔ラベル用粘着層を有するインクジェット記録シートの
作成方法〕実施例7の感圧接着層用インクジェット記録
シートをラベル用粘着層用インクジェット記録シートと
した。次いで、グラシン紙に30%シリコーンポリマー
(東芝シリコーン(株)製:TPR6700)溶液をグ
ラビアコーターで塗布量が1.0g/m2(乾燥重量固
形分)となるように塗布・乾燥した後、該シリコーン塗
布層上に粘着剤である60%ポリアクリル酸エステル重
合体(大日本インキ化学工業(株)製:VONCOAT
PS−378)エマルジョンをグラビアコーターで塗
布量が20g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗
布・乾燥し、該粘着層と該ラベル用インクジェット記録
シートのウラ面とをプレスロールで貼り合わせてラベル
用粘着層を有するインクジェット記録シートを作成し
た。
【0031】比較例1 〔片面塗布インクジェット記録シートの作成方法〕実施
例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液500
部を1.9%変性ポリビニルアルコール(日本合成化学
工業(株)製:ゴーセランL−3266)水溶液500
部と希釈水140部に置き換えた以外は実施例1と同様
の方法で片面塗布のインクジェット記録シートを作成し
た。尚、調液時、発泡しやすく、又インク定着剤である
プロコート505を添加したところで増粘し、ゲル化状
の塗布液となった。
【0032】比較例2 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を1.9%ポリビニルアルコール(日本合成化学
工業(株)製:ゴーセノールGL−05)水溶液500
部と希釈水140部に置き換えた以外は実施例1と同様
の方法で片面塗布のインクジェット記録シートを作成し
た。尚、調液時、発泡しやすく、又インク定着剤である
プロコート505を添加したところで増粘し、ゲル化状
の塗布液となった。
【0033】比較例3 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を0.1%ポリアクリル酸ナトリウム(東亜合成
化学工業(株)製:T−40)水溶液500部に置き換
えた以外は実施例1と同様の方法で片面塗布のインクジ
ェット記録シートを作成した。尚、調液時、インク定着
剤であるプロコート505を添加したところで増粘し、
ゲル状の塗布液となった。
【0034】比較例4 実施例1の0.6%酸化澱粉(MS3800)水溶液5
00部を0.1%ポリアクリル酸ナトリウム(T−4
0)水溶液500部に炭酸カルシウム(白石カルシウム
(株)製:PZ)15部した後、希釈水90部とした以
外は実施例1と同様の方法で片面塗布のインクジェット
記録シートを作成した。尚、調液時、インク定着剤であ
るプリコート505を添加したところで増粘し、ゲル化
状の塗布液となった。
【0035】比較例5 〔両面塗布インクジェット記録シートの作成方法〕比較
例3の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造した該基紙
のオモテ面、次いでウラ面にエアーナイフコーターで塗
布量が8g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布
・乾燥して白色顔料層を設けた後、スーパーカレンダー
処理して両面塗布のインクジェット記録シートを作成し
た。
【0036】比較例6 〔鏡面を有するインクジェット記録シートの作成方法〕
比較例3の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造した該
基紙のオモテ面にエアーナイフコーターで塗布量が10
g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布・乾燥し
て白色顔料層を設けて鏡面下塗り層とした以外は実施例
6と同様の方法で鏡面インクジェット記録シートを作成
した。
【0037】比較例7 〔感圧接着層を有するインクジェット記録シートの作成
方法〕比較例3の白色顔料層用塗布液を実施例1で抄造
した該基紙のオモテ面にエアーナイフコーターで塗布量
が8g/m2(乾燥重量固形分)となるように塗布・乾
燥して白色顔料層を設けた後、スーパーカレンダー処理
して感圧接着層用インクジェット記録シートとした以外
は実施例7と同様の方法で感圧接着用インクジェット記
録シートを作成した。
【0038】比較例8 〔ラベル用粘着層を有するインクジェット記録シートの
作成方法〕比較例7の感圧接着層用インクジェット記録
シートをラベル用粘着層用インクジェット記録シートと
した以外は実施例8と同様の方法でラベル用粘着層を有
するインクジェット記録シートを作成した。
【0039】評価方法 [塗布液の固形分]塗布液を10g採取して105℃熱
風乾燥機中で3時間乾燥後の重さから固形分を換算し
た。 [塗布液の粘度と流動性]粘度はB形粘度計(東京計器
製:BM型)60rpm1分後(液温20℃)の値を示
した。流動性は攪拌した時の液の流れ度合いを優れる、
劣ると判定。 [インクジェット記録シートの印字濃度] キャノン(株)製:インクジェットプリンターBJC4
10によりブラック、シアン、マゼンタ、イエローの単
色ベタ印字した記録画像の光学濃度(マクベス濃度計R
D918)を測定した。数値は大きい方が濃度は高く優
れていることを示す。 [インクジェット記録シートのインク吸収性] キャノン(株)製:インクジェットプリンターBJC4
10により印字したインクが乾燥するまでの秒数を目視
で測定した。5秒以内の乾燥は優れる、10秒までは標
準、11秒以上は劣ると判定。 [インクジェット記録シート印字画像の均一性(印字ム
ラ)] キャノン(株)製:インクジェットプリンターBJC4
10により印字した重色(シアン+マゼンタ)ハーフト
ーン部の印字均一性を目視判定した。○印は優れる、×
印は劣る。 [インクジェット記録シート印字画像の鮮明性] キャノン(株)製:インクジェットプリンターBJC4
10によりブラック、シアン、マゼンタ、イエローの単
色ベタ及び重色(シアン+マゼンタ、マゼンタ+イエロ
ー)ベタ印字部の鮮やかさを目視判定した。○印は優れ
る、△印は普通、×印は劣る。 [鏡面インクジェット記録シートの光沢度]JIS Z
8741に基づき、白紙部の75度の鏡面光沢度を光沢
計(日本電色工業(株)製:VGS1001DP)で測
定した。数値は大きい方が優れる。
【0040】以上の評価結果をまとめて、表1、2、3
に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】本発明から明かなように、酸化澱粉或い
はリン酸エステル化澱粉水溶液に吸油量の大きな合成非
晶質シリカを添加して、該シリカ分散液と成し、その分
散比率を該シリカ100部に対して該澱粉3〜30部と
することにより、該シリカの分散性と安定性が図られ、
塗布液の流動性及び塗布適性更に塗布面質は優れ、品質
的にも優れた水性インクの吸収性、印字濃度と濃度の均
一性、鮮明性が得られ、その優れた効果は通常のインク
ジェット記録シート以外の該記録シート、即ち、両面塗
布のインクジェット記録シート、下塗り層に該シリカ塗
布層を設けた鏡面を有するインクジェット記録シート、
更には感圧接着用、ラベル用インクジェット記録シート
にも応用できた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D21H 27/00 D21H 5/00 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙の表面に酸化澱粉或いはリン酸エス
    テル化澱粉を含有する白色顔料層を設けて成るインクジ
    ェット記録シートにおいて、該澱粉水溶液に白色顔料を
    添加・分散して白色顔料分散液と成し、その分散比率は
    白色顔料100重量部に対して該澱粉3〜30重量部で
    あることを特徴とするインクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 該澱粉を含有する白色顔料層を両面に設
    けて成る請求項1記載のインクジェット記録シート。
  3. 【請求項3】 該澱粉を含有する白色顔料層上に鏡面層
    を順次設けて成る請求項1記載のインクジエット記録シ
    ート。
  4. 【請求項4】 該澱粉を含有する白色顔料層を設け、更
    に基紙のもう一方の面に通常の状態では接着性、粘着性
    共に示さず、接着剤の塗布面同士を対向させて加圧する
    ことにより、剥離可能に接着し得る感圧接着層を順次設
    けた請求項1記載のインクジエット記録シート。
  5. 【請求項5】 該澱粉を含有する白色顔料層を設け、更
    に基紙のもう一方の面にラベル用粘着層を順次設けた請
    求項1記載のインクジェット記録シート。
JP9033665A 1997-02-18 1997-02-18 インクジェット記録シート Pending JPH10226154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033665A JPH10226154A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 インクジェット記録シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033665A JPH10226154A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 インクジェット記録シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10226154A true JPH10226154A (ja) 1998-08-25

Family

ID=12392763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9033665A Pending JPH10226154A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 インクジェット記録シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10226154A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100329975B1 (ko) * 1999-11-18 2002-03-27 윤복노 잉크내수 정착성을 보유한 포토잉크젯 용지 및 그 제조방법
JP2007302001A (ja) * 1999-11-12 2007-11-22 Seiko Epson Corp 複合記録媒体及びその製造方法、記録媒体セット並びにドット記録装置及びドット記録方法
JP2009513843A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 インターナショナル・ペーパー・カンパニー 高印刷濃度を有する紙基材
JP2010255136A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Daio Paper Corp 塗工紙
US10036123B2 (en) 2005-11-01 2018-07-31 International Paper Company Paper substrate having enhanced print density

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302001A (ja) * 1999-11-12 2007-11-22 Seiko Epson Corp 複合記録媒体及びその製造方法、記録媒体セット並びにドット記録装置及びドット記録方法
KR100329975B1 (ko) * 1999-11-18 2002-03-27 윤복노 잉크내수 정착성을 보유한 포토잉크젯 용지 및 그 제조방법
JP2009513843A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 インターナショナル・ペーパー・カンパニー 高印刷濃度を有する紙基材
US10036123B2 (en) 2005-11-01 2018-07-31 International Paper Company Paper substrate having enhanced print density
JP2010255136A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Daio Paper Corp 塗工紙

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5472757A (en) Ink jet recording sheet
KR100625273B1 (ko) 잉크젯 프린터 기록용 매체
JPH11123867A (ja) インクジェット記録シート
JPS63265680A (ja) インクジエツト記録用紙
JPH0698824B2 (ja) インクジェット記録用紙
JPH10226154A (ja) インクジェット記録シート
JP3204878B2 (ja) 圧着記録用紙および折り畳み圧着記録用紙の製造方法
JP2007261034A (ja) インクジェット記録用シート
JP3186271B2 (ja) インクジェット記録シート
JPH1158934A (ja) インクジェット記録シート
JP2995637B2 (ja) 粘着シート
JP2004300245A (ja) 疑似接着可能な記録用紙
JP3580919B2 (ja) 感圧接着性記録シート
JP2003108007A (ja) インクジェット記録用ラベル
JP4310527B2 (ja) インクジェット用光沢記録紙、並びにその製造方法
JP2007268922A (ja) インクジェット記録用圧着葉書用紙
JP2004091989A (ja) 擬似接着可能な記録用紙
JP3037007B2 (ja) ラベル用インクジェット記録シート
JP4195765B2 (ja) インクジェット印字用シート
JP3693356B2 (ja) ラベル用インクジェット記録シート
JP3087751B2 (ja) 粘着シート
JP3078425B2 (ja) ラベル用インクジェット記録シート
JP2004083790A (ja) 感圧接着シート
JP2004114487A (ja) 擬似接着可能な記録用紙
JP2001277703A (ja) インクジェット記録シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041026