JPH10226070A - ノズル板、インクジェットヘッド、プリンタ、ノズル板の製造方法、及びノズル板の製造装置 - Google Patents
ノズル板、インクジェットヘッド、プリンタ、ノズル板の製造方法、及びノズル板の製造装置Info
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- JPH10226070A JPH10226070A JP9033894A JP3389497A JPH10226070A JP H10226070 A JPH10226070 A JP H10226070A JP 9033894 A JP9033894 A JP 9033894A JP 3389497 A JP3389497 A JP 3389497A JP H10226070 A JPH10226070 A JP H10226070A
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Abstract
ル板に関し、インク粒の飛翔特性の向上を図ることを課
題とする。 【解決手段】 ノズル孔21は、先端がインク吐出孔2
4である円柱孔部25と、環状の曲面部26と、後端が
インク室に対向するテーパ孔部22とよりなる。環状の
曲面部26は、円柱孔部25とテーパ孔部22との間に
存在しており、0.03mmの半径を有する。
Description
トヘッドのノズル板に関する。圧電式インクジェットヘ
ッドの特性、例えば、インクの飛翔特性は、用紙への印
刷品質と密に関連している。また、ノズル板のノズル孔
の形状等が、圧電式インクジェットヘッドの特性を決定
する大きな要因となっている。よって、ノズル板のノズ
ル孔の形状等は、用紙への印刷品質の向上を図るのに重
要である。
ル板は径が0.03mm程度の小さいノズル孔が0.3
mm程度のピッチで数十個程度並んで形成されているも
のであり、製造が難しいものであり、コストも高くなり
やすい。よって、製造し易い製造方法が望まれている。
許公報に開示されている従来の圧電式インクジェットヘ
ッドのノズル板10を示す。ノズル板10のノズル孔1
1は、後端がインク室に対向するテーパ孔部12と、テ
ーパ孔部12に続いており、先端がインク吐出口13で
ある円柱孔部14とよりなり、テーパ孔部12の先端と
円柱孔部14の後端とのつなぎ目は角部15となってい
る。
に、プレス加工によってテーパ孔部12を成形→研磨加
工によってダボ部16を除去→リーマ加工によって円柱
孔部14を形成→研磨加工によってバリを除去、の工程
を経て製造されている。
ている圧電式インクジェットヘッドにあっては、インク
の飛翔が安定しなかった。このため、特に、画数の多い
小さい文字を印字するときに、文字が踊った状態となっ
て、印刷品質が問題となる虞れがあった。また、ノズル
孔11を形成するには、プレス加工とリーマ加工とが必
要となり、即ち、二段階の加工が必要となり、、しか
も、リーマ加工はプレス加工した個所に正確に行う必要
があり、よって、加工工数がかかってしまっていた。
ズル板、インクジェットヘッド、プリンタ、ノズル板の
製造方法、及びノズル板の製造装置を提供することを目
的とする。
クジェットヘッドのノズル板において、ノズル孔が、円
柱孔部とテーパ孔部との間に、環状の曲面部を有し、該
円柱孔部と該テーパ孔部とが上記曲面部を介してつなが
っている形状を有する構成としたものである。
状の曲面部は、半径が0.03〜0.06mmである構
成としたものである。請求項3の発明は、請求項1にお
いて、テーパ孔部は、テーパ角が40度以下である構成
としたものである。請求項4の発明は、請求項1乃至3
のうちいずれか一項記載のノズル板を有する構成とした
ものである。
ジェットヘッドを有する構成としたものである。請求項
6の発明は、先端の円柱部と円錐部と両者を繋ぐ曲面部
とを有するパンチと該パンチの円柱部の径より大きい径
のダイ孔を有する金型とを使用して、テーパ孔部と有底
の円柱孔部とよりなるノズルめくら孔と、上記ダイ孔内
に押し出されたダボを成形するノズルめくら孔成形工程
と、上記ダボを除去してノズルめくら孔を貫通したノズ
ル孔とするダボ除去工程と、上記ノズル孔の開口の縁の
バリを取るバリ取り工程とよりなる構成としたものであ
る。
ノズルめくら孔成形工程は、板材にノズル板のノズル孔
のピッチの2倍のピッチで該ノズル板のノズル孔の数の
半分の数のノズルめくら孔を成形する1回目のノズルめ
くら孔成形工程と、該板材をノズル板のノズル孔のピッ
チ分ずらして行う2回目のノズルめくら孔成形工程とよ
りなる構成としたものである。
と両者を繋ぐ曲面部とを有するパンチと該パンチの円柱
部の径より大きい径のダイ孔を有する金型とを使用し
て、テーパ孔部と有底の円柱孔部とよりなるノズルめく
ら孔と、上記ダイ孔内に押し出されたダボを成形するプ
レス機と、上記ダボを研磨除去してノズルめくら孔を貫
通したノズル孔とする研磨機と、上記ノズル孔の開口の
縁のバリを取る超音波洗浄装置とよりなる構成としたも
のである。
レス機は、該金型の該パンチの数が形成すべきノズル孔
の半分の数であり、該パンチのピッチが形成すべきノズ
ル孔のピッチの2倍のピッチであり、且つ、板材を該パ
ンチのピッチの半分の距離移動させるノズル孔形成用送
り機構を備えた構成であり、プレス機は、プレス動作
を、間で該ノズル孔形成用送り機構を動作させて、2回
に分けて行う構成としたものである。
9において、パンチは、超硬合金製であり、チタンナイ
トライド保護膜を有する構成としたものである。
ズル孔21を拡大して示す。
インクジェットヘッドについて説明する。 〔1.プリンタ〕図2はプリンタ40を示す。プリンタ
40は、内部に、圧電式インクジェットヘッド41が、
ガイドロッド42に沿ってZ1,Z2方向(紙面に垂直
の方向)に往復移動可能に設けてある。圧電式インクジ
ェットヘッド41は、本発明の一実施例になるノズル板
20を備えた構成である。圧電式インクジェットヘッド
41にはインクタンク43が装着してある。用紙45
は、圧電式インクジェットヘッド41の下側をX1方向
に通過し、Y1,Y2方向に往復走査する圧電式インク
ジェットヘッド41によって印刷され、その後、排紙ト
レイ47上に排紙される。
は圧電式インクジェットヘッド41の要部を拡大して示
す。圧電式インクジェットヘッド41は、第1の本体5
1と、第2の本体52と、第1の本体51と第2の本体
52とで挟まれて固定された振動板53と、第1の本体
51の下面に固定されたノズル板20と、圧電素子55
とを有する。第1の本体51には、インク供給通路56
と、インク室57が形成してある。一のインク室57に
対して一のノズル孔21が対向している。圧電素子55
は、一のインク室57に対して一つづつ、基部側を第2
の本体52に固定して、先端側を振動板53に固定して
設けてある。インクタンク内のインクがインク供給通路
56に供給されている。
加されると、それまで伸びていた圧電素子55が縮んで
もとの状態に戻るように歪み、振動板53が変形して、
供給通路56内のインクがインク室57に吸引され、続
いて、圧電素子55が伸びるように歪み、振動板53が
圧電素子55によって押されて変形する。このときに、
インク室57内のインクのうち数10ピコリットル(p
l)のインクが、ノズル孔21より、符号58で示す粒
状に吐出され、用紙45に付着される。
いて説明する。図4に示すように、ノズル板20には、
2つの基準孔60、61と、例えば約200個と多数の
ノズル孔21とが形成してある。ノズル孔21は、圧電
式インクジェットヘッド41の走査方向(Y1,Y2方
向)にピッチp1で4列で、各列について54個のノズ
ル孔21がピッチp2で用紙送り方向(X1方向)に整
列している。ピッチp1は約3.7mmであり、ピッチ
p2は約0.3mmである。
1が約0.08mmのステンレス板である。インク粒が
吐出される方向(Z2方向)を先端と言い、インク室側
を後端と言う。ノズル孔21の形状は、後述する本発明
者がインクの飛翔特性について行った実験の結果にもと
づいて、以下に述べる形状としてある。
口28が大きい径を有するテーパ孔部22と、先端(Z
2方向端)がインク吐出口24である円柱孔部25と、
テーパ孔部22の先端と円柱孔部25の後端とをつなぐ
環状の曲面部26とよりなる。テーパ孔部22の後端の
開口28は、ノズル板20が圧電式インクジェットヘッ
ド41に組み込まれた状態で、インク室に対向する。
であり、深さaは約0.01mmであり、ノズル板20
の厚さt1の約8分の1である。テーパ孔部22は、テ
ーパ角αが約40度であり、深さbは約0.06mmで
あり、ノズル板20の厚さt1の約4分の3を占める。
テーパ孔部22は、図1の断面図に表れる線27が直線
である形状を有する。
3mmである。環状の曲面部26が占める角度βは約2
0度であり、Z1、Z2方向の長さcは約0.02mm
である。また、テーパの孔部22、円柱孔部25、及び
曲面部26の面は粗さが1S以下となるように仕上げら
れている。よって、ノズル孔21内でのインクの動きが
良く、これだけでも、インクの飛翔特性は良好となって
いる。
クの飛翔特性〕次に、実験によって得た、圧電式インク
ジェットヘッド41のインクの飛翔特性について説明す
る。図5(A),(B)は、図3の圧電式インクジェッ
トヘッド41のインクの飛翔特性を示す。図6(A),
(B)は、図22に示すノズル孔11(図1中の環状の
曲面部26を有しない)を有する圧電式インクジェット
ヘッドのインクの飛翔特性を示す。
1を有する圧電式インクジェットヘッドの場合には、図
6(A)に示すように、各回のインク粒の吐出が完了し
た(インクを引いた)直後のインクのメニスカス面は、
ノズル孔11内において線70と線71との範囲72内
の不特定の位置に形成され、インクのメニスカス面が形
成される位置はばらついている。吐出されたインク粒が
用紙上に付着した点を×マークでプロットすると、図6
(B)に示すようになった。図6(B)より、吐出され
たインク粒が飛翔する拡がり角度θ2は、±1.3度と
大きいことがわかる。吐出されたインク粒が飛翔する拡
がり角度θ2が大きい原因の一つは、インクのメニスカ
ス面が形成される位置のばらつきにあると考えられる。
また、吐出されたインク粒が飛翔する拡がり角度θ2が
大きい別の原因は、インクを吐出する場合に、ノズル孔
内をメニスカス面が吐出口の方向に移動する際に屈曲部
でメニスカス面が乱れて非対称になり、飛翔方向のばら
つきが大きくなるためと考えられる。
テーパ孔部12Aのテーパ角αが50度のノズル孔11
Aを有する圧電式インクジェットヘッドのインクの飛翔
特性を示す。吐出されたインク粒が用紙上に付着した点
を×マークでプロットすると、図7(B)に示すように
なった。図7(B)より、吐出されたインク粒が飛翔す
る拡がり角度θ3は、上記の角度θ2よりも大きいこと
がわかる。
θ3が大きい原因の一つは、インクを吐出する場合に、
ノズル孔内を吐出口の方向に移動するインクの指向性が
α=40度の場合より悪いためと考えられる。これに対
して、図3の圧電式インクジェットヘッド41の場合に
は、図5(A)に示すように、各回のインク粒の吐出が
完了した(インクを引いた)直後のインクのメニスカス
面は、符号75で示すように、ノズル孔21内におい
て、略、同じ位置に形成される。吐出されたインク粒が
用紙上に付着した点を×マークでプロットすると、図5
(B)に示すようになった。図5(B)より、吐出され
たインク粒が飛翔する拡がり角度θ1は、約0.4度と
従来に比べて相当に小さくなっていることがわかる。こ
のため、画数の多い小さい文字も良好に印字出来る。
θ1が、約0.4度と従来に比べて相当に小さいのは、
インクのメニスカス面が形成される位置が一定であるこ
と、及び、インクを吐出する場合に、ノズル孔内を吐出
口の方向に移動するインクの指向性がα=40度と小さ
いことで良くなったためであると考えられる。 〔5.ノズル板20の製造〕次に、上記のノズル板20
の製造について説明する。
を示す。ステンレス製のフープ材100が、レベラ10
1を使用して行う平坦化工程121、プレス機102を
使用して行う基準孔抜き工程122、プレス機103を
使用して行ってノズルめくら孔140を形成するととも
にダボ141を出すノズルめくら孔成形工程123(図
9(A)参照)、超音波洗浄機104を使用して行って
加工油を除去する洗浄工程124、テープ研磨機105
を使用して行ってダボ141を研磨して除去すると共に
テーパ孔部の周囲の盛り上がり部142を除去するダボ
取り工程125(図9(B)参照)、バフ研磨機106
を使用して行ってフープ材100の表面面粗度を向上さ
せる両面研磨工程126(図9(C)参照)、アルミナ
砥粒入り超音波洗浄機107を使用して行ってノズル孔
21の開口の縁のバリ143、144を除去するバリ取
り工程127(図9(D)参照)、バフ研磨機108を
使用して行ってフープ材100の表面面粗度を向上させ
る両面研磨工程128、レベラ109を使用して行う平
坦化工程129、プレス機110を使用して行ってノズ
ル孔21が形成されたフープ材100をノズル板の大き
さの小片に切断する小片切断工程130、超音波洗浄機
111を使用して行って加工油を除去する洗浄工程13
1、最後の検査工程132を経て製造される。
要な製造設備及び製造工程について説明する。〔ノズル
めくら孔成形工程123及びこの工程に使用するプレス
機103〕図10は、基準孔抜き工程122に使用する
プレス機102と、ノズルめくら孔成形工程123に使
用するプレス機103とを示す。
A方向に送られる。プレス機102は、パンチを有する
上金型151と、下金型152と、上金型151を上下
動させる上下動駆動ユニット153とよりなり、フープ
材100に基準孔60、61をあける。プレス機103
は、図11に併せて示すように、上金型155と、下金
型156と、フープ材保持板157と、上金型155を
上下動させる上下動駆動ユニット158と、後述するノ
ズル孔成形用送り機構250とを有する。
台158に、多数のパンチ160が植設されており、前
記のノズル孔21の配置に対応して7列に整列している
構成である。各列の間のピッチは、前記のピッチp1と
同じであるピッチp1であり、約3.7mmである。各
列のパンチ160のピッチは、p3である。ピッチp3
は、前記のピッチp2の2倍であり、約0.6mmであ
る。ノズル孔21のp1基台158の四隅には、下金型
156の四隅に固定してあるガイド柱に嵌合するガイド
孔161が形成してある。
7には、上金型155のパンチ160の配列に対応し
て、多数のガイド孔162が形成してある。同じく、図
11に示すように、下金型156には、上金型155の
パンチ160の配列に対応して、パンチ160のピッチ
p3の2分の1のピッチ、即ち、形成すべきノズル孔の
ピッチと同じピッチp2で、多数のダイ孔163が形成
してある。一つおきのダイ孔163とガイド孔162と
が整列している。ガイド孔162とが整列しているダイ
孔163は、ダボが形成されるためのものであり、ガイ
ド孔162とずれているダイ孔163aは、後述する2
回目のプレスのときに、1回目のプレスで形成されたダ
ボを受け入れるためのものである。
下反転した姿勢で、ガイド孔161をガイド柱に嵌合さ
せて組み込んであり、各パンチ160がフープ材保持板
157の対応するガイド孔162に嵌合している。パン
チ160は、図13に示すように、径d10が約0.4
mmである本体部170と、先端の円柱部171と、本
体部170の先端側の円錐部172と、円柱部171と
円錐部172の間の曲面部173とを有する。
mmであり、長さl10は約0.02mmである。円錐
部172は、テーパ角α10が約40度である。曲面部
173は積極的に形成されているものであり、半径r1
0が約0.03mmである。曲面部173が占める角度
β10は約20度であり、Z1、Z2方向の長さl11
は約0.02mmである。曲面部173を積極的に形成
しない場合には、円錐部172と円柱部171とがつな
がっている部分は角となる。角を形成しようとしても、
この角の個所に機械加工上自然に出来てしまう丸みの半
径は0.01mm程度である。よって、曲面部173の
半径r10である約0.03mmは、機械加工上自然に
出来てしまう丸みの半径である0.01mm程度より相
当に大きい。半径r10が約0.03mmの曲面部17
3が存在することによって、パンチ160の先端側部の
強度が向上している。
である。パンチ160はセンタレス研削で加工されて製
造されたものである。円柱部171と、円錐部172
と、曲面部173との表面には、チタンナイトライド
(TiN)保護膜174が形成してある。図13におい
ては、図示の便宜上、チタンナイトライド(TiN)保
護膜174の厚みは誇張して示してある。チタンナイト
ライド(TiN)保護膜174は、イオンプレーティン
グによって形成されたものである。
4を形成することによって、チタンナイトライド(Ti
N)保護膜を形成しない場合に比べて、パンチ160と
フープ材100との間の摩擦係数が低下する。また、パ
ンチ160の先端側はラップ仕上げ等がされており、円
柱部171と、円錐部172と、曲面部173との表面
は粗さが1S以下となるように仕上げられている。
は、約0.2mmである。この径d12は、上記の円柱
部171の径d11(約0.03mm)より相当に大き
い。円柱部171の径d11とダイ孔163の径d12
とは、後述するようにダボが形成されるように、且つ、
パンチ160の先端がフープ材を押し退ける体積と形成
されるダボの体積とが同じになるように定めてある。円
柱部171の径d11が0.02〜0.05mmである
場合に、ダイ孔163の径d12は、0.07〜0.2
mmであることがよい。
が、パンチ160の先端が、図11中二点鎖線で示すよ
うに、ダイ孔163に下金型156の上面156aより
下方に図1中の円柱孔部25の深さaが確保できる寸法
iだけ入り込んだ最終位置まで降下して止まるようにし
てある。寸法iは約0.01mmである。次に、上記構
成のプレス機103の動作、及びプレス機103による
ノズルめくら孔の成形について説明する。
図11に示す状態から上金型155とフープ材保持板1
57とが同時に一定の速度で降下し、先ず、図14
(A)に示すように、フープ材保持板157が下金型1
56との間でフープ材100をクランプする。続いて、
上金型155が更に降下し最終位置まで降下する。この
過程で、図14(B)に示すように、パンチ160の先
端がフープ材100に食い込み、フープ材100の一部
がダイ孔163内に押し出される。
(C)に示すように、パンチ160の先端が、フープ材
保持板157と下金型156との間でクランプされてい
るフープ材100から離れる。この後、フープ材保持板
157が上動し、図11に示す元の状態に戻る。図14
(C)に示すように、フープ材100には、ノズルめく
ら孔140とダボ141が成形される。ノズルめくら孔
140は、パンチ160の先端の形状に対応した形状を
有し、大略、テーパ孔部22Aと、有底の円柱孔部25
Aと、テーパ孔部22Aと有底の円柱孔部25Aとをつ
なぐ環状の曲面部26とよりなる。
ルめくら孔140の体積に相当する体積分がダイ孔16
3内に押し出されて、フープ材100の下面100bに
突き出ている。フープ材100の上面100aには、テ
ーパ孔部22Aの周囲に盛り上がり部142が形成され
る。盛り上がり部142は、パンチ160の先端がフー
プ材100に食い込むときに、パンチ160の先端によ
って押し退けられたフープ材100の材料の一部が、図
13(B)中、矢印Qで示すように、パンチ160の円
錐部172を擦りつつ流れて、フープ材100の上面1
00aに盛り上がることによって形成される。
0の先端側の表面の状態がそのまま転写された状態とな
る。ここで、パンチ160の先端側は表面粗さが1S以
下となるように仕上げられているため、ノズルめくら孔
140の内面の表面粗さも1S以下となっている。ま
た、パンチ160の先端側は表面粗さが1S以下となる
ように仕上げられているため、及び、チタンナイトライ
ド(TiN)保護膜174を有するため、パンチ160
の先端がフープ材100に食い込む動作は滑らかに行わ
れる。このことが、約100個と多くのノズルめくら孔
が精度良く同時に形成可能である理由の一つである。
るように、一回のプレス動作で、図4中、黒塗りの円で
示すノズル孔21に対応する約100個のノズルめくら
孔が同時に形成される。上下動駆動ユニット158の一
回の動作が完了したのちに、図22(A),(B)に示
すノズル孔成形用送り機構250によって、フープ材1
00がその長手方向にパンチ160のピッチp3の半分
の距離送られ、その位置に位置決めされ、この状態で上
下動駆動ユニット158が動作する。上下動駆動ユニッ
ト158の二回目の動作で、一回目の動作で形成された
ノズルめくら孔の隣合うノズルめくら孔の間の位置に、
図4中、白抜きの円で示すノズル孔21に対応する約1
00個のノズルめくら孔が同時に形成される。一回目の
動作で形成されたダボは、ガイド孔162とずれている
ダイ孔163a(図11参照)内に収まり、二回目の動
作で一回目の動作で形成されたノズルめくら孔が潰され
ることはない。
がたった二回のプレス動作で形成される。よって、ノズ
ル孔を一個づつ加工している従来に比べて、格段に少な
い加工工数で、ノズル板20を製造出来る。また、プレ
ス動作は、ノズルめくら孔が形成された場所には行わな
いため、パンチする位置の芯ずれの問題は起きず、芯ず
れが原因でのパンチ160の先端の破損は起きない。
ダボ141(ノズルめくら孔140)であるため、抜き
かすは発生せず、よって、抜きかすが原因でのトラブル
は起きない。ここで、図22を参照して、ノズル孔成形
用送り機構250について説明する。ノズル孔成形用送
り機構250は、プレス機103に関連して設けてあ
り、フープ材クランプ機構251と、フープ材クランプ
機構251を往復移動させるアクチュエータ252とを
有する構成である。フープ材クランプ機構251は、下
側クランパ253と上側クランパ254とよりなり、プ
レス機103が動作するときには、フープ材100をク
ランプする。下側クランパ253は、下金型156より
大きい枠形状を有し、下金型156を囲んでおり、ガイ
ドレール255上に載っており、アクチュエータ252
により移動される。下側クランパ253の内側と下金型
156との間には、寸法sの隙間255がある。この隙
間255の寸法sは、上記ピッチp2と等しい寸法に定
めてある。よって、アクチュエータ252が駆動される
と、フープ材クランプ機構251が上記隙間255の範
囲内でY2方向、次いでY1方向に、ピッチp3の半分
の距離(ピッチp2の距離)往復移動される。
ンプ機構251は、図22(A)に示すように、Y2方
向に移動しており、面253aが面156aに突き当た
った状態にある。一回目のプレス動作が完了すると、図
22(B)に示すように、アクチュエータ252が駆動
され、フープ材クランプ機構251がY1方向に、面2
53bが面156bに突き当たるまで移動される。即
ち、ピッチp3の半分の距離移動される。フープ材10
0はフープ材クランプ機構251と共にピッチp3の半
分の距離移動される。二回目のプレス動作が完了と、上
側クランパ254が上動し、フープ材100のクランプ
が解除され、アクチュエータ252が駆動され、フープ
材クランプ機構251がY1方向に移動され、図22
(A)に示す元の状態となる。
る。本発明者は、先端の形状を少しづつ変えた複数種類
のパンチを用意し、これを使用してプレス動作を行っ
て、パンチ160の寿命についての実験を行った。この
結果、以下の結果を得た。ここで、パンチの寿命とは、
所望の表面粗さのノズルめくら孔が形成出来なくなった
とき、又は、パンチが欠けたときまでのプレス動作の回
数をいう。
て。 円錐部のテーパ角α10を、20度、30度、40度、
50度、60度としたパンチを使用してプレス動作を繰
り返し行なう実験を行った。ダイ孔163は径が0.2
mmである。この実験の結果、図15に示す結果を得
た。図15より、円錐部のテーパ角α10が20度であ
るパンチは使用後間もなく寿命となってしまい、円錐部
のテーパ角α10が30度であるパンチの寿命は大幅に
増えて約6,000回、円錐部のテーパ角α10が40
度であるパンチの寿命は更に増えて約10,000回、
円錐部のテーパ角α10が50度であるパンチの寿命は
更に増えて約12,000回であり、円錐部のテーパ角
α10が更に大きくなって60度であるパンチの寿命は
少し減って約7,500であることが分かる。これよ
り、パンチの寿命の点から、円錐部のテーパ角α10
は、30度〜60度の範囲内の角度が良好な角度である
ことが分かる。
2のテーパ角α10が40度であるため、パンチ160
は十分に長い寿命を有する。 曲面部173の半径r10について。 曲面部の半径r10を、0.01mm(曲面部173を
積極的に形成していないもの)、0.03mm、0.0
6mmとしたパンチを使用してプレス動作を繰り返し行
なう実験を行った。ダイ孔163は径が0.2mmであ
る。この実験の結果、図16に示す結果を得た。 図1
6より、曲面部の半径r10が0.01mmであるパン
チは使用後間もなく寿命となってしまい、曲面部の半径
r10が0.02mmであるパンチの寿命は大幅に増え
て約50,000回、曲面部の半径r10が0.06m
mであるパンチの寿命は更に増えて約100,000回
であることが分かる。これより、パンチの寿命の点か
ら、曲面部の半径r10は、0.02〜0.06mm程
度あれば良好であることが分かる。
3の半径r10が約0.02mmであるため、パンチ1
60は十分に長い寿命を有する。 ダイ孔163の径d12について。 ダイ孔の径d12を0.07mm、0.10mm、0.
13mm、0.20mmとした下金型を使用し、円錐部
のテーパ角α10が30度であるパンチを使用してプレ
ス動作を繰り返し行なう実験を行った。この実験の結
果、図17に示す結果を得た。
mmの下金型、ダイ孔の径d12が0.10mmの下金
型を使用した場合には、パンチは使用後間もなく寿命と
なってしまい、ダイ孔の径d12が0.13mmの下金
型を使用した場合には、パンチの寿命は500回程度と
なり、ダイ孔の径d12が0.20mmの下金型を使用
した場合には、パンチの寿命は更に増えて1,000回
程度であることが分かる。これより、パンチの寿命の点
から、下金型のダイ孔の径d12は0.13〜0.20
mm程度は必要であることことが分かる。
3の径d12は、0.13〜0.20mmであり、パン
チ160は長い寿命を有する。 チタンナイトライド(TiN)保護膜174につい
て。 チタンナイトライド(TiN)保護膜を有しないパンチ
とチタンナイトライド(TiN)保護膜をイオンプレー
ティングによって形成したパンチとを比較した結果、チ
タンナイトライド(TiN)保護膜を有するパンチの寿
命が、チタンナイトライド(TiN)保護膜を有しない
パンチの寿命より長いことが分かった。
イトライド(TiN)保護膜174を有しており、長い
寿命を有する。。 〔ダボ取り工程125及びこの工程に使用するテープ研
磨機105〕図18(A),(B)は、ダボ取り工程1
25のためのテープ研磨機105を示す。
を中心にB方向に回転する回転テーブル組立体181
と、研磨テープ182と、フープ材押さえ板183とを
有する。回転テーブル組立体181は、正方形の回転テ
ーブル185と、回転テーブル185の両側より張り出
ている二つのフランジ対186、187と、その一のフ
ランジ対186の間に取り付けてあり、回転テーブル1
85の一の辺側に配してある研磨テープ供給リール18
8、ガイドロール189、190と、別のフランジ対1
87の間に取り付けてあり、回転テーブル185の反対
側の辺側に配してある研磨テープ巻取リール191、ガ
イドロール192、193と、フランジ対187に固定
してあり、研磨テープ巻取リール191を研磨テープを
巻き取る方向に回転させる研磨テープ巻取機構194
と、回転テーブル185の幅と同じ幅の研磨テープ18
2とを有する。
リール188より出てガイドロール189、190によ
って案内されたのち、回転テーブル185の上面に出
て、回転テーブル185の上面を横切り、ガイドロール
193、192によって案内され、研磨テープ巻取リー
ル191に到っている。フープ材押さえ板183は、フ
ープ材の長手方向に長い長方形を有し、図18(B)に
示すように、平面図上、垂直中心軸180よりずれた位
置に設けてある。フープ材押さえ板183は、通常は、
図18(A)に示すように、回転テーブル185より上
方に離れており、ダボ取り動作時に下降する。フープ材
押さえ板183は、3枚のノズル板が打ち抜かれる部分
に対向する大きさを有する。また、フープ材押さえ板1
83の両側の位置には、テンションローラ195、19
6が配設してある。
成されたフープ材100Aは、図18(A)に示すよう
に、テンションローラ195とテンションローラ196
とに案内されており、フープ材押さえ板183の下側を
通っている。ダボ141は、フープ材100Aの下面側
にある。ダボを除去するときには、フープ材押さえ板1
83が下降し、回転テーブル組立体181がB方向に回
転し、研磨テープ巻取機構194が動作する。研磨テー
プ182は、回転テーブル185の上面を矢印C方向に
微速で送られつつ、回転テーブル185と共にB方向に
回転している。フープ材押さえ板183がフープ材10
0Aを回転テーブル185上に押さえつける。これによ
って、3枚のノズル板分のダボ141が回転している研
磨テープ182によって、図9(B)に示すように、一
度に研磨除去される。また、図9(B)に示すように、
テーパ孔部の周囲の盛り上がり部142が除去される。
ここで、研磨テープ182については、研磨テープ供給
リール188より引き出された未使用の部分が使用され
るため、ダボ取りは効率良く行われる。研磨テープ18
2に代えて、研磨布でもよい。
するバフ研磨機106〕図19(A),(B)は、両面
研磨工程126に使用するバフ研磨機106を示す。バ
フ研磨機106は、回転テーブル200と一体に回転す
るポリッシングシート201と、下動するフープ材押さ
え板202と、フープ材100Bを案内するテンション
ローラ203、204とを有する。フープ材押さえ板2
02が下動し、移動しつつあるフープ材100Bが、研
磨材205を供給されて回転しているポリッシングシー
ト201上に押しつけられ、研磨される。これによっ
て、フープ材100Bの上面及び下面の面粗度が向上さ
れる。
するアルミナ砥粒入り超音波洗浄機107〕図20及び
図21は、バリ取り工程127に使用するアルミナ砥粒
入り超音波洗浄機107を示す。アルミナ砥粒入り超音
波洗浄機107は、外側槽210と、外側槽210の底
板上に設けてある超音波発振子211と、外側槽210
より一回り小さいサイズであり、外側槽210の内側に
設けてある内側槽212と、内側槽211内のガイドロ
ール213、214と、外側槽210内の水215と、
内側槽212内の純水216とを有する。内側槽212
は、水215がはられた外側槽210内に浮いた状態に
ある。内側槽212内の純水216には、無数の(図2
1では、図示の便宜上、数個が示してある)アルミナ砥
粒217が分散されている。
で、テーパ孔部の周囲の盛り上がり部142が除去され
たフープ材100Cが、ガイドロール213、214に
案内されて内側槽212内を移動される。超音波発振子
211の駆動によって発生した超音波振動が水215を
介して内側槽212に伝わって内側槽212が超音波振
動し、内側槽212が超音波振動することによって、ア
ルミナ砥粒217が純水216と共に超音波振動し、超
音波振動しているアルミナ砥粒217によって、図9
(C)に示すバリ143、144が図9(D)に示すよ
うに除去される。
ることによって、バリ143、144は良好に除去され
る。バリが除去されたフープ材100Dは、次のシャワ
ーリンスエアーブロウ槽220に入って、洗浄される。 〔両面研磨128〕両面研磨126と同じで、前工程に
て傷が付いた場合に行う。
のインクジェットヘッドにも適用可能である。また、上
記の各部の寸法は一つの例であって、インクジェットヘ
ッドの仕様の変更等に伴って適宜変更されるものであ
る。また、例えばノズル孔のピッチが広い場合には、上
金型155を全部のノズル孔に対応する数のパンチを有
する構成とすることによって、一度のパンチ動作で、全
部のノズルめくら孔を形成するようにすることも可能で
ある。
よれば、ノズル孔が、円柱孔部とテーパ孔部との間に、
環状の曲面部を有し、円柱孔部とテーパ孔部とが曲面部
を介してつながっている構成としたため、インク粒が吐
出する方向のバラツキを0.4度程度と従来に比べて小
さく抑えることが出来、インク粒の飛翔特性を向上させ
ることが出来、よって、例えば、画数の多い小さい文字
も良好に印字出来、印字品質の向上を図ることが出来
る。また、プレス加工で円柱孔部とテーパ孔部とを同時
に成形する場合に、パンチは先端側に上記の曲面部に対
応する曲面部を有することになり、強度が向上してパン
チの寿命を長くすることが出来る。
は、半径が0.02〜0.06mmである構成であるた
め、インク粒が吐出する方向のバラツキを0.4度程度
と従来に比べて小さく抑えることが出来、インク粒の飛
翔特性を向上させることが出来、よって、例えば、画数
の多い小さい文字も良好に印字出来、印字品質の向上を
図ることが出来る。また、プレス加工で円柱孔部とテー
パ孔部とを同時に成形する場合に、パンチは先端側に上
記の曲面部に対応する曲面部を有することになり、強度
が向上してパンチの寿命を長くすることが出来る。
テーパ角が40度以下である構成であるため、インク粒
が吐出する方向のバラツキを0.4度程度と従来に比べ
て小さく抑えることが出来、インク粒の飛翔特性を向上
させることが出来、よって、例えば、画数の多い小さい
文字も良好に印字出来、印字品質の向上を図ることが出
来る。また、プレス加工で円柱孔部とテーパ孔部とを同
時に成形する場合に、パンチの先端側の円錐部はテーパ
角が40度以下であるものとなり、パンチの寿命を長く
することが出来る。
のうちいずれか一項記載のノズル板を有する構成とした
ため、優れたインク粒の飛翔特性を有し、よって、例え
ば、画数の多い小さい文字も良好に印字出来るインクジ
ェットヘッドを実現出来る。請求項5の発明によれば、
請求項4記載のインクジェットヘッドを有する構成とし
たため、例えば、画数の多い小さい文字も良好に印字出
来るプリンタを実現出来る。
円錐部と両者を繋ぐ曲面部とを有するパンチと該パンチ
の円柱部の径より大きい径のダイ孔を有する金型とを使
用して、テーパ孔部と有底の円柱孔部とよりなるノズル
めくら孔と、上記ダイ孔内に押し出されたダボを成形す
るノズルめくら孔成形工程と、上記ダボを除去してノズ
ルめくら孔を貫通したノズル孔とするダボ除去工程と、
上記ノズル孔の開口の縁のバリを取るバリ取り工程とよ
りなる構成としたため、一度パンチした個所にもう一度
加工を行う必要は無く、よって、ノズル板を従来に比べ
て少ない加工工数で、即ち、従来に比べて安い製造コス
トで製造することが出来、しかも、円柱孔部とテーパ孔
部とが曲面部を介してつながっており優れたインク粒の
飛翔特性を有するノズル孔を精度良く形成出来る。
成形工程は、板材にノズル板のノズル孔のピッチの2倍
のピッチで該ノズル板のノズル孔の数の半分の数のノズ
ルめくら孔を成形する1回目のノズルめくら孔成形工程
と、該板材をノズル板のノズル孔のピッチ分ずらして行
う2回目のノズルめくら孔成形工程とよりなる構成とし
たため、ピッチの狭いノズルめくら孔の成形を無理なく
合理的に行うことが出来る。
円錐部と両者を繋ぐ曲面部とを有するパンチと該パンチ
の円柱部の径より大きい径のダイ孔を有する金型とを使
用して、テーパ孔部と有底の円柱孔部とよりなるノズル
めくら孔と、上記ダイ孔内に押し出されたダボを成形す
るプレス機と、上記ダボを研磨除去してノズルめくら孔
を貫通したノズル孔とする研磨機と、上記ノズル孔の開
口の縁のバリを取る超音波洗浄装置とよりなる構成とし
たため、一度パンチした個所にもう一度加工を行う必要
は無く、よって、ノズル板を従来に比べて少ない加工工
数で、即ち、従来に比べて安い製造コストで製造するこ
とが出来、しかも、円柱孔部とテーパ孔部とが曲面部を
介してつながっており優れたインク粒の飛翔特性を有す
るノズル孔を精度良く形成出来る。また、パンチは、先
端の円柱部と円錐部と両者を繋ぐ曲面部とを有する形状
を有するため、パンチの寿命を長くすることが出来る。
ンチの数が形成すべきノズル孔の半分の数であり、パン
チのピッチが形成すべきノズル孔のピッチの2倍のピッ
チであり、且つ、板材を該パンチのピッチの半分の距離
移動させるノズル孔形成用送り機構を備えた構成であ
り、プレス機は、プレス動作を、間で該ノズル孔形成用
送り機構を動作させて、2回に分けて行う構成としたた
め、パンチのピッチが広くできるため、パンチを十分に
太くて強度の大きいものとし得、金型を頑丈であり、寿
命が長いものと出来る。また、ピッチの狭いノズルめく
ら孔をの成形を無理なく合理的に行うことが出来る。
製であり、チタンナイトライド保護膜を有する構成とし
たため、パンチの寿命を長くすることが出来る。
孔を拡大して示す図である。
る。
ヘッドの要部を拡大して示す図である。
の飛翔特性を示す図である。
の飛翔特性を示す図である。
孔のインク粒の飛翔特性を示す図である。
ある。
拡大して示す図である。
図である。
する図である。
角とパンチの寿命との関係を示す図である。
パンチの寿命との関係を示す図である。
命との関係を示す図である。
る。
7を示す図である。
07を概略的に示す図である。
示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 インクジェットヘッドのノズル板におい
て、 ノズル孔が、円柱孔部とテーパ孔部との間に、環状の曲
面部を有し、該円柱孔部と該テーパ孔部とが上記曲面部
を介してつながっている形状を有する構成としたことを
特徴とするノズル板。 - 【請求項2】 上記環状の曲面部は、半径が0.02〜
0.06mmである構成としたことを特徴とする請求項
1記載のノズル板。 - 【請求項3】 上記テーパ孔部は、テーパ角が40度以
下である構成としたことを特徴とする請求項1記載のノ
ズル板。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
のノズル板を有する構成としたことを特徴とするインク
ジェットヘッド。 - 【請求項5】 請求項4記載のインクジェットヘッドを
有する構成としたことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項6】 先端の円柱部と円錐部と両者を繋ぐ曲面
部とを有するパンチと該パンチの円柱部の径より大きい
径のダイ孔を有する金型とを使用して、テーパ孔部と有
底の円柱孔部とよりなるノズルめくら孔と、上記ダイ孔
内に押し出されたダボを成形するノズルめくら孔成形工
程と、 上記ダボを除去してノズルめくら孔を貫通したノズル孔
とするダボ除去工程と、 上記ノズル孔の開口の縁のバリを取るバリ取り工程とよ
りなる構成としたことを特徴とするノズル板の製造方
法。 - 【請求項7】 該ノズルめくら孔成形工程は、板材にノ
ズル板のノズル孔のピッチの2倍のピッチで該ノズル板
のノズル孔の数の半分の数のノズルめくら孔を成形する
1回目のノズルめくら孔成形工程と、該板材をノズル板
のノズル孔のピッチ分ずらして行う2回目のノズルめく
ら孔成形工程とよりなる構成としたことを特徴とする請
求項6記載のノズル板の製造方法。 - 【請求項8】 先端の円柱部と円錐部と両者を繋ぐ曲面
部とを有するパンチと該パンチの円柱部の径より大きい
径のダイ孔を有する金型とを使用して、テーパ孔部と有
底の円柱孔部とよりなるノズルめくら孔と、上記ダイ孔
内に押し出されたダボを成形するプレス機と、 上記ダボを研磨除去してノズルめくら孔を貫通したノズ
ル孔とする研磨機と、 上記ノズル孔の開口の縁のバリを取る超音波洗浄装置と
よりなる構成としたことを特徴とするノズル板の製造装
置。 - 【請求項9】 上記プレス機は、該金型の該パンチの数
が形成すべきノズル孔の半分の数であり、該パンチのピ
ッチが形成すべきノズル孔のピッチの2倍のピッチであ
り、且つ、板材を該パンチのピッチの半分の距離移動さ
せるノズル孔形成用送り機構を備えた構成であり、 該プレス機は、プレス動作を、間で該ノズル孔形成用送
り機構を動作させて、2回に分けて行う構成としたこと
を特徴とする請求項8記載のノズル板の製造装置。 - 【請求項10】 上記パンチは、超硬合金製であり、チ
タンナイトライド保護膜を有する構成としたことを特徴
とする請求項8又は請求項9記載のノズル板の製造装
置。
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DE1997630405 DE69730405T2 (de) | 1997-02-18 | 1997-09-19 | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung einer Düsenplatte für Tintenstrahldrucker |
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